JP2014200622A - 液体容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体を収容しかつ収容した液体を注出し得る液体容器において、液体の漏出を有効に抑制できる液体容器を提供する。
【解決手段】液体容器1は、容器本体2と、蓋体3と、連通管4とを備える。前記連通管は、前記容器本体の内部と外部とを連通させるためのものであり、吸入部21、注出部22および液溜部23を有している。前記蓋体は、外力の作用に応じて、前記容器本体の内部空間10と連通する空間11が内部に形成された通常状態、および前記蓋体の内部空間の体積が前記通常状態に比べて減少する注出状態の一方から他方へ変形可能に構成されている。前記蓋体は、前記蓋体の内部空間と外部空間とを連通させる通気孔13を有し、前記通常状態のときに前記通気孔が開放され、前記注出状態のときおよび前記通常状態と前記注出状態との間で変化するときに前記通気孔が閉塞されるように構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体を収容しかつ収容した液体を注出し得る液体容器に関する。
従来、液体を収容しかつ収容した液体を注出し得る液体容器として、例えば、特許文献1に記載の醤油さしが知られている。この醤油さしは、密閉容器と、前記密閉容器の上面に着脱自在に螺合された弾力性蓋とを備えるとともに、前記密閉容器に取り付けられた予備タンクと、排水管と、曲管とを備えている。
前記醤油さしにおいて、前記予備タンクは、前記密閉容器内の底板に設けられている。前記排水管は、前記予備タンクに内装され、外端口を前記底板から下方に突出している。前記曲管は、前記密閉容器の内部に設けられ、排水側を前記予備タンクに連通し、吸水側を前記底板に近接開口している。
また、前記曲管は、その屈曲部が醤油の液面よりも上方に位置するように配置されている。前記屈曲部には、前記弾力性蓋に臨むように上端口が設けられている。そして、前記曲管の上端口に対向するように前記弾力性蓋にパツキングが設けられ、このパツキングにて前記曲管の上端口が開閉され得るようになっている。
このような構成により、前記密閉容器の内部に醤油が収容されている場合、前記弾力性蓋が弾性変形するように押圧されると、前記パツキングにて前記曲管の上端口が閉塞されつつ、その弾性変形による空気圧にて前記密閉容器の内部の醤油の液面に圧力が加えられて、醤油が所定量だけ前記密閉容器から前記曲管、前記予備タンクおよび前記排出管を介して前記醤油さしの外部に排出されるようになっている。
そして、醤油の排出後に、前記弾力性蓋の押圧状態が解除されると、前記弾力性蓋が元の形に復元し始めることから、前記密閉容器の内外の気圧が同一となるように前記密閉容器の内部に外気が前記排出管、前記予備タンクおよび前記曲管を介して吸入されることとなり、吸入される外気と共に前記排出管などの内部に残存している醤油が流れて前記容器本体の内部に収容されるようになっている。
また、醤油さしが収納されるなどして使用されていない場合には、前記上端口が開放した状態に維持される。これにより、このような場合に前記密閉容器の周囲の環境の変化により前記密閉容器内の空気が膨張したときには、前記密閉容器内の空気の一部が前記上端口から前記曲管に入り、前記予備タンクおよび前記排水管などを介して外部に排出されるようになっている。
実公平2―35264号公報
しかしながら、特許文献1に記載の醤油さしにおいては、前記醤油さしによる醤油の注出後に弾力性蓋の押圧状態が解除される際、パツキングにより閉塞されている曲管の上端口が比較的早い時期に開放されて、密閉容器内の空気の一部が前記上端口から前記曲管内に入り込み、前記曲管の内部に残存している醤油が密閉容器内の空気の一部により排出管側へ押し流され、その結果、醤油が前記予備タンクに収まりきらずに前記排出管から外部へ漏出することがあった。
また、前記醤油さしが使用されていない場合に、前記曲管および前記予備タンクの少なくとも一方の内部に醤油が残存していることがある。この場合には、前記密閉容器の周囲の環境の変化により前記密閉容器内の空気が膨張したとき、前述の残存している醤油が、前記上端口から入り込んだ前記密閉容器内の空気の一部により前記排出管側へ押し流されて、前記密閉容器内の空気の一部とともに前記排出管から外部へ排出されることがあった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、液体を収容しかつ収容した液体を注出し得る液体容器において、液体の漏出を有効に抑制できる液体容器の提供を目的とする。
請求項1に係る発明は、開口部を有し、前記開口部を介して内部に液体を収容し得る容器本体と、前記容器本体の開口部に開閉可能に取り付けられ、前記容器本体をほぼ密閉し得る蓋体と、前記容器本体の内部と外部とを連通させるための連通管であって、前記容器本体の内部に開口する吸入口を含みかつ前記容器本体の内部に収容した液体を前記吸入口を介して吸入し得る吸入部、前記容器本体の外部に開口する注出口を含みかつ前記吸入口側から流れてくる液体を前記注出口を介して前記容器本体の外部に注出し得る注出部、および前記吸入口と前記注出口との間で液体を一時的に溜め得る液溜部を有する連通管とを備え、前記蓋体が、外力の作用に応じて、前記容器本体の内部空間と連通する空間が内部に形成された通常状態、および前記蓋体の内部空間の体積が前記通常状態に比べて減少する注出状態の一方から他方へ変形可能に構成されるとともに、前記蓋体が、前記蓋体の内部空間と外部空間とを連通させる通気孔を有し、前記通常状態のときに前記通気孔が開放され、前記注出状態のときおよび前記通常状態と前記注出状態との間で変化するときに前記通気孔が閉塞されるように構成されていることを特徴とする液体容器である。
請求項1に係る発明によれば、液体を収容しかつ収容した液体を適宜注出することができる。そのうえ、液体の注出後に前記蓋体が前記注出状態から前記通常状態に戻る間において、比較的遅い時期まで前記蓋体の通気孔を閉塞したままの状態に維持できるので、前記連通管を介してのみ前記液体容器の内部に外気を吸入することが可能となる。つまり、この際に、前記通気孔を介して前記液体容器の内部に外気を吸入してしまうことは阻止できる。したがって、前記連通管内において外気を前記注出口側から前記吸入口側へ流れるだけのものとし、この外気を用いて前記連通管に残存している液体を前記液体容器の内部に戻して収容することができる。よって、このようなときに液体が前記連通管を介して前記液体容器の外部に漏出することを防止できる。
また、前記液体容器が非使用状態にあるときには、前記蓋体が前記通常状態に維持されて、前記蓋体の通気孔が開放状態に維持される。そのため、この際に前記液体容器の周囲の環境の変化により前記液体容器の内部の空気が膨張したとしても、前記液体容器内の空気の一部が前記通気孔を介して外部に逃げ出し、空気の膨張による空気圧にて前記容器本体内の液体の液面に加わる圧力が弱められることとなる。したがって、この圧力の付加により前記容器本体内の液体が前記連通管に流れ込んだとしても、前記連通管内において液体が前記注出部の注出口に至らないように液体を前記液溜部に溜めることが可能となる。よって、このようなときに液体が前記連通管を介して前記液体容器の外部に漏出することを防止できる。
請求項2に係る発明は、開口部を有し、前記開口部を介して内部に液体を収容し得る容器本体と、前記容器本体の開口部に開閉可能に取り付けられ、前記容器本体をほぼ密閉し得る蓋体と、前記容器本体の内部と外部とを連通させるための連通管であって、前記容器本体の内部に開口する吸入口を含みかつ前記容器本体の内部に収容した液体を前記吸入口を介して吸入し得る吸入部、前記容器本体の上部側方で外部に開口する注出口を含みかつ前記吸入口側から流れてくる液体を前記注出口を介して前記容器本体の外部に注出し得る注出部を有し、液体を前記容器本体の下部側から前記吸入部を介して上方へ送り前記注出部の注出口に導くように構成された連通管とを備え、前記蓋体は、外力の作用に応じて、前記容器本体の内部空間と連通する空間が内部に形成された通常状態、および前記蓋体の内部空間の体積が前記通常状態に比べて減少する注出状態の一方から他方へ変形可能に構成されるとともに、前記蓋体は、前記蓋体の内部空間と外部空間とを連通させる通気孔を有し、前記通常状態のときに前記通気孔が開放され、前記注出状態のときおよび前記通常状態と前記注出状態との間で変化するときに前記通気孔が閉塞されるように構成されていることを特徴とする液体容器である。
請求項2に係る発明によれば、液体を収容しかつ収容した液体を適宜注出することができる。そのうえ、請求項1に係る発明と同様に、液体の注出後に前記蓋体が前記注出状態から前記通常状態に戻るときに、液体が前記連通管を介して前記液体容器の外部に漏出することを防止できる。
また、前記液体容器が非使用状態にあるときには、前記蓋体が前記通常状態に維持されて、前記蓋体の通気孔が開放状態に維持される。そのため、この際に前記液体容器の周囲の環境の変化により前記液体容器の内部の空気が膨張したとしても、前記液体容器内の空気の一部が前記通気孔を介して外部に逃げ出し、空気の膨張による空気圧にて前記容器本体内の液体の液面に加わる圧力が弱められることとなる。したがって、この圧力の付加により前記容器本体内の液体が前記連通管に流れ込んだとしても、前記連通管内において液体が上方へ流れて前記注出部の注出口に至らないように液体を前記吸入部内にとどめておくことが可能となる。よって、このようなときに液体が前記連通管を介して前記液体容器の外部に漏出することを防止できる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の液体容器において、前記通気孔が、前記蓋体内で屈曲又は湾曲するように形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明によれば、前記容器本体内の液体が前記蓋体の内部に浸入したときに、浸入した液体が前記通気孔から外部へ流出し難くなる。したがって、この際に浸入した液体が前記通気孔から即座に外部へ排出されることを回避でき、前記液体容器の向きの速やかに変えるなどして液体が前記通気孔を介して漏出することを阻止できる。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の液体容器において、前記連通管が、前記吸入部が前記容器本体の壁面に沿って延びるように設けられていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明によれば、例えば、空になった前記容器本体を前記蓋体を外して前記開口部を介して洗浄する際に、前記連通管が邪魔にならない。したがって、洗浄時の作業性を向上させることができるとともに、作業にともなって前記連通管を破壊してしまうことも抑制できる。
本発明によれば、液体を収容しかつ収容した液体を注出し得る液体容器において、液体の漏出を有効に抑制できる液体容器を提供できる。
本発明の一実施形態に係る液体容器の側面図。 本発明の一実施形態に係る液体容器の平面図。 本発明の一実施形態に係る液体容器の底面図。 本発明の一実施形態に係る液体容器の側面断面図。 本発明の一実施形態に係る液体容器の蓋体部分の拡大側面断面図。(a)蓋体が通常状態である場合の図。(b)蓋体が注出状態である場合の図。 図4におけるA矢視図。 図4におけるB−B矢視断面図。 本発明の別の実施形態に係る液体容器の側面図。 本発明の別の実施形態に係る液体容器の底面図。 本発明の別の実施形態に係る液体容器の側面断面図。 本発明のさらに別の実施形態に係る液体容器の側面図。 本発明のさらに別の実施形態に係る液体容器の底面図。 本発明のさらに別の実施形態に係る液体容器の側面断面図。 本発明に係る液体容器における蓋体の別の例の側面断面図。 本発明に係る液体容器における蓋体のさらに別の例の側面断面図。 本発明に係る液体容器における蓋体のまた別の例の平面図。
本発明の好ましい実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る液体容器1は、醤油または酒などの液体を収容しかつ収容した液体を注出し得るものである。前記液体容器1は、図1に示すように立てた状態のままで使用または収納される。図1、図2、図3および図4に示すように、前記液体容器1は、容器本体2と、蓋体3と、連通管4とを備えている。
前記容器本体2は、開口部5を有し、前記開口部5を介して内部に液体を収容し得るものである。本実施形態において、前記容器本体2は、上下方向に延びる有底筒状のものであり、上方に向かって開口する前記開口部5を上端部に備えるように構成されている。
前記容器本体2は、環状側壁部6と底壁部7とを有し、前記環状側壁部6の上端部が前記開口部5をなし、前記環状側壁部6の下部が前記底壁部7で閉塞されるように構成されている。前記容器本体2は、上部が縮径部となり、かつこれに連続する下部が拡径部となるように形成されている。
また、前記底壁部7の下方には、前記環状側壁部6の下端部6aと前記底壁部7とによって囲まれ、かつ下方に向かって開放された収納空間8が形成されている。そして、前記収納空間8に、前記連通管4の一部が設けられるようになっている。この点については後述する。
前記蓋体3は、前記容器本体2の開口部5に開閉可能に取り付けられ、前記容器本体2をほぼ密閉し得るものである。図4に示すように、前記蓋体3は、内部空間11と、前記内部空間11を前記容器本体2の内部空間10と連通させるための開口部12とを有し、当該蓋体3に作用する外力に応じて前記内部空間11の体積が変化するように変形可能に構成されている。
具体的には、前記蓋体3は、外力に応じて、通常状態および注出状態の一方から他方へ変形可能に構成されている。ここで、前記通常状態とは、図5(a)に示すように、前記蓋体3に所定体積の前記内部空間11が形成された状態である。前記注出状態とは、図5(b)に示すように、前記内部空間11の体積が前記通常状態の場合における前記所定体積に比べて減少した状態である。
また、前記蓋体3は、図2および図4に示すように、前記蓋体3の内部空間11と外部空間(即ち、前記液体容器1の外部空間)とを連通させる少なくとも一つの通気孔13を有している。そして、前記蓋体3は、前記通常状態のときに前記通気孔13が開放され、前記注出状態のときおよび前記通常状態と前記注出状態との間で変化するときに前記通気孔13が閉塞されるように構成されている。
なお、本発明における通気孔の開閉時期は、前述の時期に厳密に限定されるものではなく、蓋体が注出状態から通常状態へ変形を開始した後、前記通気孔が比較的早い時期に開放されないように設定されたものであればよい。したがって、本発明は、前記蓋体が通常状態となるよりも若干早い時期に前記通気孔が閉塞状態から開放状態に変化するような構成をとり得る。
本実施形態においては、前記蓋体3は、可撓性を備えつつ、図4に示すように、前記開口部12を備える底壁部15と、前記底壁部15から上方へ延設された環状の側壁部16と、前記側壁部16の上端部を閉塞するように設けられた頂部17とを有し、これらから上方へ突出する略半球状の中空体に構成されている。
前記蓋体3は、弾性変形する部材(合成樹脂など)で構成されている。前記蓋体3は、前記頂部17に外力が加えられるようになっており、ここに外力が加えられない場合、図5(a)に示すように、膨張した形をとる通常状態となり、前記頂部17に外力が加えられた場合、図5(b)に示すように、前記頂部17が内側へ凹んだ形をとる注出状態となるように設けられている。
なお、本発明における蓋体は、本実施形態においては弾性変形する部材からなる前記蓋体3としているが、これに限定されるものではなく、例えば、バネを有し、前記バネに抗して外力が加えられたときに注出状態となり、外力が加えられないときに前記バネの復元力により通常状態となるように変形可能に構成された蓋体であってもよい。
また、前記蓋体3において、前記通気孔13は、前記蓋体3に外力が加えられた場合に図5(b)に示すように当該通気孔13の少なくとも一部が押し潰されて閉塞するように、少なくとも一部が前記蓋体3に加えられる外力の作用方向(押圧方向)と交差する方向に延びるように設けられている。これにより、外力に応じた前記蓋体3の状態変化にともなって、前記通気孔13が開閉されるようになっている。
本実施形態において、前記通気孔13は、前記側壁部16の内周面から外周面に向かって延び、この外周面に至る前に屈曲して前記側壁部16の外周面に沿って延び、湾曲しかつ押圧方向と交差する方向(ほぼ径方向)に延びつつ前記頂部17を通過した後、外部に臨むように前記蓋体3に穿設されている。前記通気孔13は、前記蓋体3内で複数回(2回)屈曲又は湾曲するように形成されている。
また、本実施形態においては、前記蓋体3を前記容器本体2に取り付けるための取付補助具19が備えられている。前記取付補助具19は、内周部に雌ネジを有する筒状部材からなり、前記蓋体3の底壁部15に一体的に連結されている。そして、前記取付補助具19は、その雌ネジを前記容器本体2の上端部の雄ネジに螺合させることで、前記蓋体3を前記容器本体2に取り付け得るようになっている。
なお、本発明において、蓋体を容器本体に取り付けるための構造は、前述のものに限定されるものではなく、例えば、蓋体を容器本体の開口部に着脱可能に嵌め込むだけのものであってもよい(図13参照)。
前記連通管4は、前記容器本体2の内部と外部とを連通させるためのものである。図4に示すように、前記連通管4は、吸入部21と、注出部22と、液溜部23とを有し、前記容器本体2における前記環状側壁部6および前記底壁部7の少なくとも一方を貫通するように設けられている。
前記吸入部21は、前記連通管4の長手方向の一端側に設けられている。図6に示すように、前記吸入部21は、前記容器本体2の内部に開口する吸入口25を含み、前記容器本体2の内部に収容した液体を前記吸入口25を介して吸入し得るように構成されている。
前記注出部22は、前記連通管4の長手方向の他端側に設けられている。図4に示すように、前記注出部22は、前記容器本体2の外部に開口する注出口26を含み、前記吸入口25側から流れてくる液体を前記注出口26を介して前記容器本体2の外部に注出し得るように構成されている。
前記液溜部23は、前記連通管4の長手方向の中途部に設けられている。前記液溜部23は、前記連通管4における前記吸入部21の吸入口25と前記注出部22の注出口26との間を流れる液体を一時的に溜め得るように構成されている。前記液溜部23は、上方へ向かって開口する凹形状に形成されている。
本実施形態においては、図4に示すように、前記連通管4は、前記容器本体2の内側(前記環状側壁部6の径方向内側)に設けられている。前記吸入部21は、前記容器本体2の壁面(前記環状側壁部6の内周面)に沿って設けられている。前記注出部22および前記液溜部23は、前記収納空間8に設けられている。
なお、前記連通管4は、本実施形態においては前記容器本体2と一体に構成しているが、これに代えて、前記容器本体2と別体に構成することも可能であり、また、前記吸入部21、前記注出部22および前記液溜部23を含む前記連通管4の少なくとも一部のみを別体に構成することも可能である。
前記吸入部21は、前記吸入口25が前記容器本体2の底壁部7近傍に位置するように前記容器本体2の内部に配置されている。前記吸入部21は、長手方向を上下方向とする略逆U字状の流路21aを有し、その一端側の開口が前記吸入口25とされている。前記吸入部21の流路21aの屈曲部分は、前記容器本体2の内部における上限高さの液面28よりも上方に配置されている。
前記注出部22は、前記容器本体2の下部側に配置され、前記収納空間8において前記注出口26が下方に向かって開口しつつ前記容器本体2の環状側壁部6の下端縁よりも上方に位置するように設けられている。前記注出部22は、長手方向を上下方向とする直線状の流路22aを有し、その下端側の開口が前記注出口26とされている。
前記液溜部23は、前記容器本体2の下部側に配置され、前記収納空間8において前記注出部22(前記流路22a)の側方に位置し、かつ当該液溜部23の底部が前記容器本体2の環状側壁部6の下端縁よりも上方に位置するように設けられている。そして、前記液溜部23は、当該液溜部23よりも上方に位置する前記吸入部21の流路21aの他端および前記注出部22の流路22aの上端にそれぞれ流体連結されている。
このような構成により、前記容器本体2の内部に液体を収容した前記液体容器1を使用する際に、前記液体容器1を立てた状態のままで前記注出口26を目標物の上方まで移動させたうえ、図5(a)に示す前記通常状態にある前記蓋体3において前記頂部17を下方へ押圧して当該蓋体3に外力を加え、前記蓋体3を前記通常状態から図5(b)に示す前記注出状態に変形させることで、前記蓋体3の通気孔13の少なくとも一部を押し潰して閉塞させつつ、その前記内部空間11の体積を減少させた変形による空気圧にて前記容器本体2内の液体の液面に圧力を加えることが可能となる。これにより、前記容器本体2内の液体を所定量だけ前記連通管4を介して前記液体容器1の外部に注出し、前記目標物に供給できる。
そして、液体の注出後には、前記頂部17の押圧状態を解除して前記蓋体3に外力を加えることを止め、前記蓋体3を弾性変形による復元力で前記注出状態から前記通常状態に戻すことで、前記蓋体3が前記注出状態から前記通常状態に戻る間において、比較的遅い時期まで前記蓋体3の通気孔13を閉塞した状態のままとして、前記液体容器1の内外の気圧が同一となるように前記連通管4を介して外気を前記液体容器1の内部に吸入させることが可能となる。これにより、吸入される外気と共に前記連通管4内に残存している液体を前記液溜部23又は前記容器本体2の内部まで流し、そこに収容することができる。その結果、このようなときに液体が前記連通管4を介して前記液体容器1の外部に漏出することを防止できる。
しかも、このような液体の注出後に前記蓋体3が前記注出状態から前記通常状態に戻る間において、比較的遅い時期まで前記蓋体3の通気孔13を閉塞したままの状態に維持できるので、前記連通管4を介してのみ前記液体容器1の内部に外気を吸入することが可能となる、つまり、この際に、前記通気孔13を介して前記液体容器1の内部に外気を吸入することは阻止できる。したがって、前記連通管4内において外気を前記注出口26側から前記吸入口25側へ流れるだけのものとし、この外気を用いて前記連通管4に残存している液体を前記液体容器1の内部に戻して収容することができる。よって、このようなときに液体が前記連通管4を介して前記液体容器1の外部に漏出することを防止できる。
また、前記液体容器1が卓上に載置されるなどして収納状態(非使用状態)にあるときには、前記蓋体3に外力が加えられないので、前記蓋体3が前記通常状態となり、前記蓋体3の通気孔13が開放状態に維持される。そのため、この際に前記液体容器1の周囲の環境の変化により前記液体容器1内の空気が膨張したとしても、前記液体容器1内の空気の一部が前記通気孔13を介して外部に逃げ出し、空気の膨張による空気圧にて前記容器本体2内の液体の液面に加わる圧力が弱められることとなる。したがって、この圧力の付加により前記容器本体2内の液体が前記連通管4に流れ込んだとしても、前記連通管4内において液体が前記注出部22の注出口26に至らないように液体を前記液溜部23に溜めることが可能となる。よって、このようなときに液体が前記連通管4を介して前記液体容器1の外部に漏出することを防止できる。
以上のことから、本実施形態によれば、液体を収容しかつ収容した液体を注出し得る前記液体容器1において、前記液体容器1の外部への液体の漏出を有効に抑制できる。
また、本実施形態においては、前記通気孔13が、前記蓋体3内で屈曲又は湾曲するように形成されているので、前記液体容器1が倒れるなどして、前記容器本体2内の液体が前記蓋体3の内部に浸入したときに、浸入した液体が前記通気孔13から外部へ流出し難くなる。したがって、浸入した液体が前記通気孔13から即座に外部へ排出されることを回避でき、前記液体容器1の向きを速やかに変えるなどして液体が前記通気孔13を介して外部へ漏出することを阻止できる。
また、本実施形態においては、前記連通管4は、前記吸入部21が前記容器本体2の壁面(内周面)に沿って延びるように設けられているので、例えば、空になった前記容器本体2を前記蓋体3を外して前記開口部5を介して洗浄する際に、前記連通管4が邪魔にならない。したがって、洗浄時の作業性を向上させることができるとともに、作業にともなって前記連通管4を破壊してしまうことも抑制できる。
また、本発明における連通管は、本実施形態においては前記容器本体2の内側に設けられた前記連通管4としているが、これに代えて、例えば、図8、図9および図10に示すように、吸入口31を含む吸入部32、注出口33を含む注出部34および液溜部35を有し、容器本体36の外側(前記容器本体36の環状側壁部37の径方向外側)に設けられた連通管38とすることも可能である。
この場合の液体容器30において、前記連通管38は、前記容器本体2と一体または別体に構成することも可能であるし、前記吸入部32、前記注出部34および前記液溜部35を含む前記容器本体36の少なくとも一部のみを別体に構成することも可能である。ここで別体の構成を選択すれば、別体にした物の汚れがひどくなったときなどに、これを新しいものに容易に交換することができる。
さらに、本発明における連通管は、液体を前記容器本体6の上部側から前記吸入部21の一部を通じて下方へ送り前記貯溜部23を介して前記注出部22の注出口26に導くように構成された前記連通管4に代えて、例えば、図11、図12および図13に示すように、吸入口41を含む吸入部42、および容器本体46の上部側方で外部に開口する注出口43を含む注出部44を有し、液体を前記容器本体46の下部側から前記吸入部42を介して上方へ送り前記注出部44の注出口43に導くように構成された連通管48とすることも可能である。
この場合の液体容器40によれば、前述と同様に、液体の注出後に蓋体45が注出状態から通常状態に戻るときに、液体が前記連通管48を介して前記液体容器40の外部に漏出することを防止できる。
また、前記液体容器40が卓上に載置されるなどして収納状態(非使用状態)にあるときには、前記蓋体45に外力が加えられないので、前記蓋体45が前記通常状態となり、前記蓋体45の通気孔49が開放状態に維持される。そのため、この際に前記液体容器40の周囲の環境の変化により前記液体容器40内の空気が膨張したとしても、前記液体容器40内の空気の一部が前記通気孔49を介して外部に逃げ出し、空気の膨張による空気圧にて前記容器本体46内の液体の液面に加わる圧力が弱められることとなる。したがって、この圧力の付加により前記容器本体46内の液体が前記連通管48に流れ込んだとしても、前記連通管48内において液体が上方へ流れて前記注出部44の注出口43に至らないように液体を前記吸入部42内にとどめておくことが可能となる。よって、このようなときに液体が前記連通管48を介して前記液体容器1の外部に漏出することを防止できる。
また、本発明における蓋体は、本実施形態においては前記通気孔13を有する前記蓋体3としているが、これに限定されるものではなく、前述のように蓋体の状態変化にともなって開閉する通気孔を有するものであればよい。本発明における蓋体は、例えば、前記蓋体3に代えて、図14に示す通気孔51を有する蓋体52としてもよいし、図15に示す通気孔56を有する蓋体57としてもよい。
図14に示すように、前記蓋体52において、前記通気孔51は、前記蓋体52の頂部53の内周面から外周面に向かって押圧方向(上下方向)に沿って延び、この外周面に至る前に屈曲して前記頂部53の外周面に沿って前記蓋体57の押圧方向と交差する方向に延びた後に、外部に臨むように前記頂部53に穿設されている。また、図15に示すように、前記蓋体57において、前記通気孔56は、前記蓋体57の押圧方向と交差する方向に延びるように前記蓋体57の側壁部58に貫設されている。
また、本発明における蓋体は、本実施形態においては前記通気孔13を一つ有する前記蓋体3としているが、これに限定されるものではなく、通気孔を複数有する蓋体であってもよい。本発明における蓋体は、例えば、前記蓋体3に代えて、図16に示す複数(ここでは2つ)の通気孔61・62を有する蓋体63としてもよい。ここで、前記通気孔61・62は、それぞれ、前記通気孔13と同様に穿設されたものとされ得る。
1 液体容器
2 容器本体
3 蓋体
4 連通管
5 開口部
10 容器本体の内部空間
11 蓋体の内部空間
13 通気孔
21 吸入部
22 注出部
23 液溜部
25 吸入口
26 注出口
32 吸入部
38 連通管
42 吸入部
45 蓋体
48 連通管
49 通気孔
52 蓋体
57 蓋体
63 蓋体

Claims (4)

  1. 開口部を有し、前記開口部を介して内部に液体を収容し得る容器本体と、
    前記容器本体の開口部に開閉可能に取り付けられ、前記容器本体をほぼ密閉し得る蓋体と、
    前記容器本体の内部と外部とを連通させるための連通管であって、前記容器本体の内部に開口する吸入口を含みかつ前記容器本体の内部に収容した液体を前記吸入口を介して吸入し得る吸入部、前記容器本体の外部に開口する注出口を含みかつ前記吸入口側から流れてくる液体を前記注出口を介して前記容器本体の外部に注出し得る注出部、および前記吸入口と前記注出口との間で液体を一時的に溜め得る液溜部を有する連通管とを備え、
    前記蓋体は、外力の作用に応じて、前記容器本体の内部空間と連通する空間が内部に形成された通常状態、および前記蓋体の内部空間の体積が前記通常状態に比べて減少する注出状態の一方から他方へ変形可能に構成されるとともに、
    前記蓋体は、前記蓋体の内部空間と外部空間とを連通させる通気孔を有し、前記通常状態のときに前記通気孔が開放され、前記注出状態のときおよび前記通常状態と前記注出状態との間で変化するときに前記通気孔が閉塞されるように構成されていることを特徴とする液体容器。
  2. 開口部を有し、前記開口部を介して内部に液体を収容し得る容器本体と、
    前記容器本体の開口部に開閉可能に取り付けられ、前記容器本体をほぼ密閉し得る蓋体と、
    前記容器本体の内部と外部とを連通させるための連通管であって、前記容器本体の内部に開口する吸入口を含みかつ前記容器本体の内部に収容した液体を前記吸入口を介して吸入し得る吸入部、前記容器本体の上部側方で外部に開口する注出口を含みかつ前記吸入口側から流れてくる液体を前記注出口を介して前記容器本体の外部に注出し得る注出部を有し、液体を前記容器本体の下部側から前記吸入部を介して上方へ送り前記注出部の注出口に導くように構成された連通管とを備え、
    前記蓋体は、外力の作用に応じて、前記容器本体の内部空間と連通する空間が内部に形成された通常状態、および前記蓋体の内部空間の体積が前記通常状態に比べて減少する注出状態の一方から他方へ変形可能に構成されるとともに、
    前記蓋体は、前記蓋体の内部空間と外部空間とを連通させる通気孔を有し、前記通常状態のときに前記通気孔が開放され、前記注出状態のときおよび前記通常状態と前記注出状態との間で変化するときに前記通気孔が閉塞されるように構成されていることを特徴とする液体容器。
  3. 前記通気孔は、前記蓋体内で屈曲又は湾曲するように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体容器。
  4. 前記連通管は、前記吸入部が前記容器本体の壁面に沿って延びるように設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の液体容器。
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