JP2014199981A - 作業管理支援装置及び作業管理システム - Google Patents

作業管理支援装置及び作業管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014199981A
JP2014199981A JP2013074043A JP2013074043A JP2014199981A JP 2014199981 A JP2014199981 A JP 2014199981A JP 2013074043 A JP2013074043 A JP 2013074043A JP 2013074043 A JP2013074043 A JP 2013074043A JP 2014199981 A JP2014199981 A JP 2014199981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beacon
communication device
mobile terminal
work
received
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013074043A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5902120B2 (ja
Inventor
三浦 敬典
Takanori Miura
敬典 三浦
田中 勲
Isao Tanaka
勲 田中
安久 魚谷
Yasuhisa Uotani
安久 魚谷
和央 阪口
Kazuo Sakaguchi
和央 阪口
尚大 西條
Hisahiro Saijo
尚大 西條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2013074043A priority Critical patent/JP5902120B2/ja
Publication of JP2014199981A publication Critical patent/JP2014199981A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5902120B2 publication Critical patent/JP5902120B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】携帯端末(携帯端末を所持した作業者)と、作業を行う作業機との対応関係を求めることができるようにする。【解決手段】作業管理支援装置は、移動可能な作業機に搭載された通信装置から作業者が所有する携帯端末に送信されたビーコンに関して当該携帯端末が受信したビーコンの受信情報を取得する情報取得部と、取得したビーコンの受信情報に基づいて前記携帯端末と前記作業機との対応関係を求める演算処理部とを備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、作業場での作業を管理する作業管理支援装置及び作業管理システムに関する。
近年、圃場などの作業場で作業を行う作業者(農作業者)の作業を把握したいという要望が高まってきている。作業者の動きから作業を把握しようとする技術として、特許文献1に示すものがある。
特許文献1では、作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを取得する行動記録データ取得部と、行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の位置に応じて、作業者が作業を行っている圃場候補を選択する圃場候補選択部と、行動記録データ取得部によって取得された作業者の動きデータから特徴量を抽出する特徴量抽出部と、特徴量抽出部によって抽出された特徴量を用いて、前記作業者が行った作業種別を特定する作業種別特定部と、作業種別特定部によって特定された作業種別に基づいて、圃場候補選択部によって選択された前記圃場候補のなかから前記作業者が作業を行った圃場を特定する圃場特定部と、作業種別特定部によって特定された作業種別と、圃場特定部によって特定された圃場とを対応付けて作業記録として記録する作業記録部とを備えている。
特開2010−161991号公報
即ち、特許文献1は、作業者の位置や動きに関するデータを用いて圃場を特定して、特定した圃場と、作業とを関連付けることにより作業記録を付けようとするものである。しかしながら、この特許文献1は、圃場と作業とを関連付ける技術であるため、作業者と作業を行った作業機とを関連付けることはできない。
そこで本発明は、上記問題に鑑み、携帯端末、即ち、携帯端末を所持した作業者と、作業を行う作業機との対応関係を求めることができる作業管理支援装置及び作業管理システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、次の手段を講じた。
即ち、請求項1に係る作業管理支援装置では、移動可能な作業機に搭載された通信装置から作業者が所有する携帯端末に送信されたビーコンに関して当該携帯端末が受信したビーコンの受信情報を取得する情報取得部と、取得したビーコンの受信情報に基づいて前記携帯端末と前記作業機との対応関係を求める演算処理部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る作業管理支援装置では、前記情報取得部は、前記受信情報としてビーコンを受信した通信装置の識別情報を取得するものとされ、前記演算処理部は、取得した識別情報に対応する通信装置が搭載された作業機と、前記ビーコンを受信した携帯端末とが対応していると判断することを特徴とする。
請求項3に係る作業管理支援装置では、前記演算処理部は、所定の携帯端末が複数の通信装置から識別情報を受信している場合には、前記所定の携帯端末が前記識別情報を受信した前後の受信時刻に基づいて、前記所定の携帯端末と通信装置が搭載された作業機との対応関係を判断することを特徴とする。
請求項4に係る作業管理支援装置では、前記情報取得部は、前記受信情報として携帯端末が受信したビーコンの電波強度を取得するものとされ、前記演算処理部は、前記ビーコンの電波強度が所定以上である通信装置を搭載した作業機と、前記ビーコンを受信した携帯端末とが対応していると判断することを特徴とする。
請求項5に係る作業管理システムでは、移動可能な作業機に搭載された通信装置と、作業者が所持し且つ前記通信装置から送信されたビーコンを受信可能な携帯端末と、前記携
帯端末と作業機との対応関係を管理する作業管理支援装置とを備え、前記作業管理支援装置は、携帯端末が受信したビーコンの受信情報を取得する情報取得部と、取得したビーコンの受信情報に基づいて前記携帯端末と前記作業機との対応関係を求める演算処理部とを備えていることを特徴とする。
請求項6に係る作業管理システムでは、前記情報取得部は、前記受信情報としてビーコンを受信した通信装置の識別情報を取得するものとされ、前記演算処理部は、前記識別情報に対応する通信装置が搭載された作業機と、前記ビーコンを受信した携帯端末とが対応していると判断することを特徴とする。
請求項7に係る作業管理システムでは、前記演算処理部は、所定の携帯端末が複数の通信装置から識別情報を受信している場合には、前記所定の携帯端末が前記識別情報を受信した前後の受信時刻に基づいて、前記所定の携帯端末と通信装置が搭載された作業機との対応関係を判断することを特徴とする。
請求項8に係る作業管理システムでは、前記情報取得部は、前記受信情報として携帯端末が受信したビーコンの電波強度を取得するものとされ、前記演算処理部は、前記ビーコンの電波強度が所定以上である通信装置を搭載した作業機と、前記ビーコンを受信した携帯端末とが対応していると判断することを特徴とする。
請求項1及び5に係る発明によれば、作業機に搭載された通信装置から携帯端末に送信されたビーコンの受信情報に基づいて、携帯端末(携帯端末を所持した作業者)と、作業を行う作業機との対応関係を簡単に求めることができる。
請求項2及び6に係る発明によれば、通信装置の識別情報を用いることによって、簡単に作業機と携帯端末との対応関係を求めることができる。
請求項3及び7に係る発明によれば、複数の通信装置の識別情報を携帯端末が受信したとしても、作業機と携帯端末との対応関係を求めることができる。
請求項4及び8に係る発明によれば、ビーコンの電波強度によって携帯端末を所持する作業者が作業機に近いかどうかを判別することができる。
第1実施形態における作業管理システムの全体図である。 農作業を行っている状況を示した図である。 携帯端末が受信した受信情報の一例を示す図である。 作業者Aが所持する第1携帯端末の受信情報を示したものである。 対応関係テーブルの一例を示す図である。 作業者Aの周りを農業機械が通過したときの状態を示す図である。 作業者とトラクタとの対応を表示する表示部の一例を示す図である。 携帯端末が受信したビーコンの電波強度の一例を示す図である。 電波強度に基づく作業機と作業者との関係を説明する説明図である。 第2実施形態における作業管理システムの全体図である。 電波強度に基づいて乗車を判定する説明図である。 第3実施形態における作業管理システムの全体図である。 所定の携帯端末がSSIDを受信したときの位置を示す図である。 SSID毎に位置を整理した図である。 第4実施形態における作業管理システムの全体図である。 作業管理支援装置を携帯端末で構成したときの作業管理システムの全体図である。 トラクタの全体構成を示す概略図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態による作業管理支援装置及び作業管理支援装置を備えて作業管理システムを説明する。
[第1実施形態]
本発明の作業管理システムは、作業場において作業を行った作業者や作業機の作業を管
理することができるシステムである。この作業管理システムは、例えば、農作物等を栽培する圃場(作業場)で、農作業を行った作業者、或いは、圃場で農作業を行った農業機械(作業機)の様々な管理を行うものである。以下、説明の便宜上、作業場を圃場、作業を農作業、作業機を農業機械とし、作業管理システムについて説明する。
農作業を行うにあたっては、圃場内で作業者が農業機械を動かしながら農作業を行うのが一般的であり、1つの圃場に着目した場合、複数の作業者が農業機械の回りで農作業を行うこともある。農作業後、どの農業機械をどの作業者が操作したかという関係を把握したり、どの作業者がどの圃場で作業を行ったかを把握するために、従来では農作業をノート等に記録したが、この方法では記録自体が大変であるばかりか、正確に農作業を記録することは難しい。
そこで、本発明の作業管理システムでは、農業機械側と、作業者が農作業時に所持する携帯端末側との間で無線通信が行えるようにし、この無線通信によって少なくとも農業機械と作業者との関係が農作業後に確認できるようにしたものである。
図1に示すように、作業管理システム1は、トラクタ、コンバイン、田植機などの農業機械2に搭載された通信装置31と、作業者が農作業のときに所持する携帯端末4と、作業管理支援装置5を備えている。
1台の農業機械2には、1台の通信装置31が搭載されるようになっていて、農業機械2と通信装置31とは、「1対1」の関係となっている。通信装置31は、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(登録商標)などの無線通信によって、携帯端末4に向けてビーコンを送信する。さらに詳しくは、通信装置31から送信されたビーコンには、通信装置31を特定するためのSSIDなどの識別情報が含まれており、携帯端末4がビーコンを受信した場合は、識別情報によって、どの通信装置31のビーコンであるかを認識することができる。識別情報は、SSIDの他、MACアドレスであってもよい。なお、識別情報は、SSIDやMACアドレスに限定されない。
一方、携帯端末4は、例えば、比較的演算能力の高いスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレットPC等の携帯型コンピュータなどである。携帯端末4は、無線通信を行う通信装置41と、記憶部43とを備えている。
通信装置41は、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(登録商標)などの無線通信を行うもので、通信装置31から送信されたビーコンを受信することができる。記憶部43は、通信装置31から送信されたビーコンに関して、当該携帯端末4(通信装置41)が受信したビーコンの受信に関する受信情報を記憶する。なお、携帯端末4の通信装置41は、移動体通信網(例えば、携帯電話通信網)によって携帯端末4の様々なデータを外部に送信することもできる。
次に、通信装置31と携帯端末4との無線通信について詳しく説明する。
通信装置31は、農業機械2のバッテリーから電源が供給されていて、例えば、農業機械2のエンジンを始動後、所定の間隔で外部にビーコンを送信する。なお、通信装置31は、農業機械2のエンジンの始動の有無に関わらず、所定の間隔でビーコンを送信してもよい。
携帯端末4は、作業者が農作業を行うときに所持され、図1に示すように、携帯端末4の通信装置41が、農業機械2に搭載した通信装置31の通信エリア内にある場合は、ビーコンを受信することができる。一方、携帯端末4の通信装置41が、通信装置31の通信エリア外であるときはビーコンを受信することができない。なお、携帯端末4(通信装置41)と通信装置31との無線通信の通信距離は近距離であって、例えば、0〜20mの範囲に設定されている(通信距離の最大値が20m)。
ここで、携帯端末4は、ビーコンを受信すると、受信したビーコンに含まれる識別情報を受信時刻と共に、記憶部43に記憶する。即ち、携帯端末4の記憶部43は、受信情報として、ビーコンに含まれる識別情報及び受信時刻を、ビーコンを受信するごとに記憶する。
図3は、作業者Aが所持する1台の携帯端末(第1携帯端末という)に関して、ビーコンの受信時刻とビーコンの識別情報(SSID)との関係を示したものである。説明の便
宜上、SSIDが「35,33,7C、8W、N5」の通信装置31を「第1通信装置31a」、SSIDが「35,33,7C、8W、N6」の通信装置31を「第2通信装置31b」、SSIDが「35,33,7C、8W、N7」の通信装置31を「第3通信装置31c」という。また、3台の通信装置31a〜31cにおいて、記憶部43の受信情報(識別情報、ビーコンの受信時刻)は、図3に示した関係になっているものとする。図3の「○」はSSIDを記憶していることを示し、「×」はSSIDを記憶していないことを示している。
図3に示すように、受信時刻が「2012年12月10日10:00:00」〜「2012年12月10日10:20:00」までの間は、第1携帯端末4aは、第1通信装置31aのビーコンを受信したため、受信した第1通信装置31aのSSIDを、受信時刻に対応させて記憶部43に記憶する(SSIDの欄「○」)。
また、受信時刻が「2012年12月17日13:05:00」、「2012年12月17日13:06:00」、「2012年12月17日13:08:00」、「2012年12月17日13:09:00」のとき、第1携帯端末4aは、第1通信装置31aのビーコンを受信したため、受信した第1通信装置31aのSSIDを、受信時刻に対応させて記憶部43に記憶する(SSIDの欄「○」)。また、受信時刻が「2012年12月17日13:07:00」のとき、第1携帯端末4aは、第1通信装置31a及び第2通信装置31bのビーコンを受信したため、受信した第1通信装置31a及び第2通信装置31bのSSIDを、受信時刻に対応させて記憶部43に記憶する(SSIDの欄「○」)。なお、上述した実施形態では、各通信装置31のSSIDを直接記憶しているが、予め携帯端末4に複数の通信装置31のSSIDを記憶させておき、各SSIDの取得の有無(受信の有無)を示す受信フラグをSSIDの代わりに記憶部43に記憶してもよい。
このように、携帯端末4は、通信装置31から送信されたビーコンを受信する毎に、受信した通信装置31の識別情報及びビーコンの受信時刻を記憶する。携帯端末4の通信装置41は、移動体通信網によって所定の間隔で、記憶部43に記憶した識別情報及びビーコンの受信時刻を外部に送信する。携帯端末4の通信装置41は、携帯端末4(作業者)を特定するための作業者特定情報(例えば、電話番号、固有ID番号など)を、識別情報及びビーコンの受信時刻と共に外部に送信する。
図1に示すように、作業管理支援装置5は、ネットワーク上に配置されたサーバにより構成され、情報取得部51と、記憶部52と、演算処理部53とを備えている。
情報取得部51は、携帯端末4から送信された情報、特に、ビーコンの受信に関する受信情報を取得する。具体的には、所定の携帯端末4からサーバ5にアクセスがあり、サーバ5が携帯端末4のアクセスを許可すると、情報取得部51は、接続した携帯端末4から送信された受信情報(識別情報、ビーコンの受信時刻)を受信(取得)する。また、情報取得部51は、携帯端末4から取得した受信情報の他に、携帯端末4を識別するための作業者特定情報も受信する。
サーバ5の記憶部52は、情報取得部51が取得した識別情報、ビーコンの受信時刻及び作業者特定情報を記憶する。また、サーバ5の記憶部52は、農業機械2を識別(特定)するための作業機特定情報を通信装置31の識別情報(SSID)と関連付けて記憶している。これにより、通信装置31の識別情報(SSID)が分かると、当該通信装置31を搭載した農業機械2を把握することができる。作業機特定情報は、農業機械などの作業を行う作業機を特定するものであればどのようなものであってもよく、例えば、製造番号、機種、型式番号等である。
演算処理部53は、記憶部52に記憶された受信情報(識別情報、ビーコンの受信時刻)に基づいて、携帯端末4と農業機械2との対応関係を求めるものである。
図2及び4を用いて、演算処理部53について説明する。
図2に示すように、農作業を行うにあたって、作業者Aの周りには、3台の農業機械2a、2b、2cが存在するとし、農業機械2aには第1通信装置31aが搭載され、農業機械2bには第2通信装置31bが搭載され、農業機械2cには第3通信装置31cが搭
載されているとする。
図4は、作業者Aが所持する第1携帯端末4aの受信情報(識別情報、ビーコンの受信時刻)を示したものである。図4に示した第1携帯端末4aの受信情報は、サーバ5に送信され当該サーバ5の記憶部52に記憶されいるものとする。図5の「○」はSSIDを記憶していることを示し、「×」はSSIDを記憶していないことを示している。
図4(a)に示すように、受信時刻が「2012年12月10日10:00:00」から「2012年12月10日10:20:00」となる期間では、複数の通信装置(第1通信装置31a、第2通信装置31b、第3通信装置31c)のうち、作業者Aの第1通信装置31aのみのSSIDが記憶部52に記憶されていることから、演算処理部53は、第1通信装置31aを搭載した農業機械2と、第1携帯端末4aとが対応していると判断する。
即ち、演算処理部53は、作業者と農業機械との対応付けの処理を行う際は、まず、所定の作業者(例えば、作業者A)の携帯端末4aに対応する受信情報を記憶部52から読み込み、受信情報において所定時間の間に連続して受信したSSIDを検索する。そして、検索後のSSIDが1つである場合には、そのSSIDを有する通信装置31(例えば、第1通信装置31a)を抽出し、この通信装置31を搭載した農業機械2と、携帯端末4とが対応していると判断する。言い換えれば、演算処理部53は、所定の携帯端末4において、ビーコンの受信時の受信時刻の1つ1つにつき、当該受信時刻と関連付けられているSSIDを順番に検索していき、「受信時刻」と「当該受信時刻に関連付けて記憶されたSSID」とが「1対1」となる関係が連続して続いている場合には、所定の携帯端末4と、受信時刻に関連付けられたSSIDとは対応しているとする。そして、演算処理部53は、SSIDと対応していると判断した携帯端末4を所持している作業者と、当該SSIDを有する通信装置31aを搭載した作業機とは対応しているものとする。
演算処理部53は、判断した結果を記憶部52に記憶する。図4(a)に示すように、第1携帯端末4aと第1通信装置31aとの対応関係があると判断した場合、第1携帯端末4aに対応する作業者特定情報(3729−8360−5591)と、第1通信装置31aのSSID(35,33,7C、8W、N5)と、対応関係があるとした受信時刻(2012年12月10日10:00:00〜2012年12月10日10:20:00)とを記憶部52の対応関係テーブルに関連付けて記憶する。
これによれば、「2012年12月10日10:00:00」から「2012年12月10日10:20:00」の期間では、第1携帯端末4aを所持する作業者が、第1通信装置31を搭載した農業機械2の近くで農作業を行ったとすることができる。
さて、第1携帯端末4aにおいて、「2012年12月17日13:05:00」から「2012年12月17日13:09:00」の期間では、図4(b)に示す受信情報(識別情報、ビーコンの受信時刻)が記憶部52に記憶されているとする。この場合は、図4(a)とは異なり、演算処理部53は、次に示すように、作業者Aと通信装置31とが対応付けられたものと判断する。
図4(b)に示すように、「2012年12月17日13:07:00」では、複数の通信装置31のうち、第1通信装置31aのSSIDと第2通信装置31bとのSSIDが記憶部52に記憶されているため、第1通信装置31a及び第2通信装置31bの2つの通信装置31が、第1携帯端末4aと対応関係にある可能性がある。
演算処理部53は、受信時刻に基づいて、第1通信装置31aと第2通信装置31bとの候補を1つに絞る処理を行う。具体的には、演算処理部53は、まず、2つ(複数)のSSIDを受信した受信時刻「2012年12月17日13:07:00」(重複時刻という)の前後において、受信時刻とSSIDとの関係がどのようになっているか分析(解析)する。重複時刻の前後の受信時刻(2012年12月17日13:06:00、2012年12月17日13:08:00)において、第2通信装置31bに対応するSSIDは記憶部52に記憶されていない。一方で、第1通信装置31aに対応するSSIDは記憶されているため、演算処理部53は、重複時刻の前後の受信時刻にSSIDが存在しない第2通信装置31bを候補から外し、第1通信装置31aを携帯端末4との対応関係
があると判断する。
言い換えれば、演算処理部53は、受信時刻の1つ1つにつき、各受信時刻に関連付けられて記憶されているSSIDを順番に検索していき、「受信時刻」と「当該受信時刻に関連付けて記憶されたSSID」とが「1対多」の関係であるときは、同一受信時刻以外(重複受信時刻以外)の受信時刻とSSIDとの関係を検索する。そして、演算処理部53は、重複受信時刻以外の受信時刻中で、連続的して記憶されているSSIDを検索し、そのSSIDを有する通信装置31が携帯端末4と関連付けられていると判断する。つまり、演算処理部53は、所定の携帯端末4が複数の通信装置31からのSSIDを受信していて「1対多」の関係にあるときは、重複する受信時刻の前後に、受信したSSIDに対応する通信装置31を抽出して、この通信装置31と携帯端末4とが対応関係であると判断している。
このように、「2012年12月17日13:05:00」から「2012年12月17日13:09:00」の期間において、第1携帯端末4aと第1通信装置31aとの対応関係があると判断した場合、図5(b)に示すように、第1携帯端末4aに対応する作業者特定情報と、第1通信装置31aのSSIDと、対応関係があるとした受信時刻とを関連付けて記憶部52の対応関係テーブルに関連付けて記憶する。
以上のように、サーバ5は、ビーコンの受信情報に基づいて、携帯端末4と、通信装置31、即ち、農業機械2との対応関係を求めることができる。また、求めた携帯端末4と農業機械2との関係は、サーバ5の記憶部52に記憶することができる。なお、作業者の携帯端末4と農業機械2(通信装置31)との対応関係は、サーバ5に設けた表示部54に表示することが望ましい。例えば、図7に示すように、作業者Aと、農業機械である「トラクタM135」とが関連していることを受信時刻と共に表示することが望ましい。なお、サーバ5にアクセスした設置型のコンピュータの表示部や携帯端末4の表示部に、携帯端末4と農業機械2(通信装置31)との対応関係を表示してもよい。
本発明によれば、例えば、図6(a)に示すように、第1携帯端末4aを所持する作業者Aが、第1通信装置31aを搭載した農業機械2aを用いて農作業を行っている最中に、他の作業者Bが運転する農業機械2bが作業者Aの側を横切ったとしても、適正に農業機械2aと作業者Aとを関連付けることができる。
また、図6(b)に示すように、第1携帯端末4aを所持する作業者A及び農業機械2aと、第2携帯端末(第1携帯端末4aとは異なる)を所持する作業者B及び農業機械2bとが隣接して農作業を行う状況下であって、圃場が隣接する隣接区間において、隣の農業機械2bの第2通信装置31bのSSIDを作業者Aの第1携帯端末4aが受信してしまったとしても、隣接区間外で第1携帯端末4aが受信するSSIDは、農業機械2aの第1通信装置31aのみとなるため、このような状況でも作業者Aの携帯端末4aと農業機械2a(第1通信装置31a)との関係を適正に判断することができる。
さて、上述した実施形態では、携帯端末4が通信装置31から受信したSSIDの有無に基づいて、携帯端末4と通信装置31との対応関係を求めるようにしているが、ビーコンの電波強度に基づいて、携帯端末4と通信装置31との対応関係を求めるようにしてもよい。次に、この変形例について説明する。変形例では、上述した実施形態と異なる点について説明する。
通信装置41の記憶部31は、ビーコンを受信した際、受信情報として、受信したビーコンに含まれる識別情報(SSID)と、ビーコン受信時の電波強度を記憶する。
図8は、1台の携帯端末(第1携帯端末という)において、ビーコンの受信時刻、ビーコンの識別情報(SSID)及び電波強度を記憶部43に記憶した例を示したものである。図8に示すように、受信時刻が「2012年12月13日8:00:00」から「2012年12月13日10:00:00」の期間に、第1通信装置31、第2通信装置及び第3通信装置31から送信されたビーコンの電波強度を、それぞれの通信装置31のSSIDに対応付けて記憶している。図8に示すように、ビーコンを受信できなかった場合は、電波強度は測定不能である。説明の便宜上、ビーコンを受信できず電波強度は測定不能である場合を「−dem」として表現する。
携帯端末4は、通信装置31から送信されたビーコンを受信する毎に、受信した通信装置31の識別情報、ビーコンの受信時刻及び電波強度を記憶する。そして、携帯端末4の通信装置41は、移動体通信網によって所定の間隔で、記憶部43に記憶した識別情報、ビーコンの受信時刻及び電波強度をサーバ5に送信する。
サーバ5の情報取得部51は、携帯端末4から送信された受信情報(識別情報、ビーコンの受信時刻、電波強度)及び作業者特定情報も受信する。サーバ5の記憶部52は、情報取得部51が取得した識別情報、ビーコンの受信時刻、電波強度及び作業者特定情報を記憶する。演算処理部53は、記憶部52に記憶された受信情報(識別情報、ビーコンの受信時刻、電波強度)に基づいて、携帯端末4と農業機械2との対応関係を求める。
サーバ5の記憶部52には、第1携帯端末4aに関し、図8で示した記憶部43と同じ受信情報(識別情報、ビーコンの受信時刻、電波強度)が記憶されているとし、演算処理部53について説明する。
図9は、記憶部52に記憶されている受信時刻と電波強度との関係を示したものである。図9に示すように、演算処理部53は、同一時間、即ち、同一の受信時刻において、各通信装置31におけるビーコンの電波強度がどのように変化をしているか分析を行う。
図9(a)に示すように、第1通信装置31の電波強度を見てみると、「2012年12月13日8:00:00」から「2012年12月13日9:00:00」の期間での電波強度は高く、2012年12月13日9:00:00」以降は、測定不可能であり、受信できていない。
また、図9(b)に示すように、第2通信装置31の電波強度を見てみると、「2012年12月13日8:00:00」から「2012年12月13日9:00:00」の期間は、電波強度が測定不可能であり、2012年12月13日9:00:00」以降は電波強度が高くなる。さらに、図9(c)に示すように、第3通信装置31の電波強度を見てみると、全ての受信時刻で電波強度は測定不能であり受信できていない。
演算処理部53は、「2012年12月13日8:00:00」から「2012年12月13日9:00:00」の期間において、第1通信装置31の電波強度は、所定値以上(−60dbm)であるため、この期間では、第1通信装置31の近くに第1携帯端末4aが居たとみなし、第1携帯端末4aと第1通信装置31を搭載した農業機械2とは対応関係があると判断する。
また、演算処理部53は、「2012年12月13日9:00:00」から「2012年12月13日10:00:00」の期間において、第2通信装置31の電波強度は、所定値以上(−60dbm)であるため、この期間では、第2通信装置31の近くに第1携帯端末4aが居たとみなし、第1携帯端末4aと、第2通信装置31を搭載した農業機械2とは対応関係があると判断する。
このように、演算処理部53は、ビーコンの電波強度が所定以上である通信装置31を搭載した農業機械2と、ビーコンを受信した携帯端末4とが対応していると判断することができる。このように、ビーコンの受信時の電波強度によって、農業機械2の近傍での作業者の有無を把握することができるが、特に、農業機械2に作業者が乗車している場合は、作業者が所持した携帯端末4が受信するビーコンの電波強度が高くなるため、農業機械2に作業者が乗車しているか否かを判別することも可能である。
図10に示すように、サーバ5の演算処理部53は、ビーコンの受信時の電波強度に基づいて、農業機械2へ作業者の乗車を判定する乗車判定部57を備えている。乗車判定部57は、1台の農業機械2に対して対応付けと判断した携帯端末4(作業者)が複数存在する場合、どの携帯端末4を所持した作業者が農業機械2に乗車しているかを判断するものである。
図11を用いて乗車判定部について説明する。
図11に示すように、「2012年12月13日13:00:00」から「2012年12月13日15:00:00」の期間では、作業者Aが所持する第1携帯端末4aの電波強度と、作業者Bが所持する第2携帯端末4bの電波強度は、農業機械2との対応関係を判断するための所定値(−60dbm)を超えている。それゆえ、「2012年12月
13日13:00:00」から「2012年12月13日15:00:00」の期間では、作業者A及び作業者Bの2名の作業者が農業機械2の近くで農作業を行ったことになる。
さて、乗車判定部57は、「2012年12月13日13:00:00」から「2012年12月13日15:00:00」の期間において、第1携帯端末4aの電波強度と、第3携帯端末4cの電波強度とを比較し、電波強度が高い第1携帯端末4aの作業者特定情報を抽出する。そして、乗車判定部57は、第1携帯端末4aを所持している作業者Aが、農業機械2に乗車しているとする。図1に示すように、作業者が第1携帯端末4aを所持して農業機械2に乗車した場合、第1携帯端末と農業機械2に搭載した通信装置31とは非常に近いため、第1携帯端末4aの電波強度は、第2携帯端末4bの電波強度に比べて非常に高くなる。このように、1台の農業機械2に対して複数の携帯端末4が対応付けられている場合、乗車判定部57は、対応付けられている携帯端末4の中で最も電波強度の高い携帯端末4を抽出して、当該携帯端末4を所持する作業者が農業機械2に乗車しているものとする。
以上のように、乗車判定部57を設けることによって、ビーコンの受信時の電波強度に基づいて農業機械2に乗車した作業者を特定することができる。また、作業者が農業機械2に乗車した乗車時刻を、受信時刻から把握することもできる。
[第2実施形態]
第2実施形態は、携帯端末に、衛星測位システム(Global Positioning System,Galileo、GLONASSなど)によって自己の位置(自己位置)を検出する位置検出装置を設けたものである。上述した実施形態と異なる点について説明する。
図12に示すように、位置検出装置40は、測位衛星(例えば、GPS衛星)6から送信された信号(GPS衛星の位置、送信時刻、補正情報等)を受信し、受信した信号に基づいて自己位置(例えば、緯度、経度)を検出する。また、位置検出装置40は、GPS衛星6から送信された送信時刻等に基づいて自己位置を検出した時の検出時刻も求める。このようなことから、携帯端末4では、作業者が農作業を行うときに携帯端末4を所持して農業機械2に乗車することにより、農業機械の位置(作業機位置という)と、作業機位置を検出したときの検出時刻を取得することができる。なお、携帯端末4は、農業機械2からビーコンを受信している間は、ビーコンを受信している受信時刻と、位置検出装置40で自己位置(作業機位置)を検出した検出時刻とを同期(一致)させることが望ましい。
携帯端末4は、作業機位置を検出すると、作業機位置を検出時刻と共に記憶部43に記憶する。また、携帯端末4の通信装置41は、記憶部43に記憶した受信情報(識別情報、ビーコンの受信時刻等)や位置情報(作業機位置、検出時刻)をサーバ5に送信する。サーバ5の情報取得部51は、携帯端末4から送信された受信情報や位置情報を取得し、記憶部52は受信情報及び位置情報を記憶する。
サーバ5の記憶部52に記憶した複数のSSID(通信措置31)、ビーコンの受信時刻、作業機位置、検出時刻を用いて、サーバ5はSSID毎に、ビーコンの受信時刻(検出時刻)及び作業機位置を整理する。
図13(a)は、所定の携帯端末4が、第1通信装置31のSSIDを受信したときのビーコンの受信時刻(検出時刻)及び作業機位置を示したものである。図13(b)は、所定の携帯端末4が、第2通信装置31のSSIDを受信したときのビーコンの受信時刻(検出時刻)及び作業機位置を示したものである。図14は、図13の作業機位置を圃場A及び圃場Bにプロットしたものである。
図14(a)に示すように、第1通信装置31aのSSIDに対応する作業機位置と、図14(b)に示すように、第2通信位置31bのSSIDに対応する作業機位置とを比較すると、圃場Aでは、位置P1、P2、P3が重複しているものの、第1通信装置31の作業機位置は、作業機位置が圃場Aに対応するエリアに集中している。また、第2通信装置31の作業機位置は、作業機位置が圃場Bに対応するエリアに集中している。
このように、ビーコンの受信時刻、作業機位置及び検出時刻をSSID毎に整理し、S
SID毎の作業機位置を圃場上にプロットした場合、ほとんどの作業機位置は、圃場A或いは圃場B内に入ることになる。それゆえ、演算処理部53は、SSID毎に作業機位置を整理し、SSID毎の作業機位置と圃場との重複度合いに基づいて、農業機械と圃場との対応関係を求めることとしている。この実施形態では、演算処理部53は、第1通信装置31、即ち、第1通信装置31を搭載した農業機械は「圃場A」、第2通信装置31を搭載した農業機械は「圃場B」で作業したと推定する。
なお、SSID毎に整理した作業機位置を、サーバ5が有する表示部54に表示してもよい。この場合、作業機位置と、圃場マップとを重ねて表示することが望ましい。また、SSID毎に整理した作業機位置は、サーバ5の表示部54だけでなく、設置型のコンピュータの表示部や携帯端末4の表示部に表示してもよい。
以上によれば、農業機械2の作業機位置を取得できるようにしておき、SSID毎での作業機位置と圃場との重複度合いにより、農業機械2と、圃場との対応関係を求めることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態は、農業機械で農作業したときの農作業データを当該農業機械から携帯端末を経てサーバに送信するようにしたものである。上述した実施形態と異なる点について説明する。
図15に示すように、農業機械2は、データ収集装置3を備えている。データ収集装置3は、農業機械2が稼働したときの稼働情報を収集するもので、例えば、農業機械の負荷情報(速度、エンジン回転数)、施肥量、収穫量などの農作業に関する稼働情報を、農作業データとして収集する。なお、農作業データとして収集する内容(項目)は、予めデータ収集装置3等に設定されている。通信装置31は、SSIDを送信するだけでなく、データ収集装置3が収集した農作業データも携帯端末4に送信する。
次に、農業機械2(データ収集装置3)から携帯端末4を介してサーバ5にデータ(情報)を送信する流れについて、トラクタを例にあげ詳しく説明する。
図17に示すように、トラクタ2は、前後に車輪が取り付けられた走行車両(走行車体)10に、エンジン11、変速装置12等を搭載して構成されている。エンジン11の後方には、独立搭載型のキャビン13が設けられており、キャビン13内には運転席14が設けられている。また、走行車両10の後部には、3点リンク機構15が昇降可能に設けられると共に、エンジン11からの動力を伝達するPTO軸が設けられている。3点リンク機構15には、肥料散布装置、耕耘装置、農薬散布装置、播種散布装置、収穫装置などの作業装置16が着脱自在となっている。なお、図17は、肥料散布装置を3点リンク機構15に取り付けた例を示している。
トラクタ2には、データ収集装置3の他に、制御装置8が搭載されている。この制御装置8は、トラクタ2の走行系制御や作業系制御等を行うものであって、走行系制御として、エンジンの動作を制御したり、作業系制御として、運転席の周囲に設けられた操作レバーや操作スイッチなどの操作具からの入力を受けると、入力値に従って3点リンク機構15の昇降、PTO軸の出力(回転数)などの動作を制御する。トラクタ2の走行系制御や作業系制御を行うときの制御信号や制御を行うための各種検出信号(例えば、センサが検出した信号)は、車両用通信ネットワークに出力されて、トラクタ2の各部に伝達される。なお、制御装置8による走行系制御や作業系制御は、上述したものに限定されない。
データ収集装置3は、トラクタ2が動作しているときの農作業に関する様々なデータを各種センサや制御装置8等が接続された車両用ネットワーク等を介して自動的に収集する。例えば、トラクタ2の後部に作業装置16として耕耘装置が連結されてトラクタ2が動作したときは、ロータリーの回転数、ロータリーの負荷、エンジン回転数、車速、耕深などのデータが車両用通信ネットワークに出力される。データ収集装置3は、ロータリーの回転数、ロータリーの負荷、エンジン回転数、車速、耕深などを農作業データとして取得する。
また、作業装置16が肥料散布装置、農薬散布装置、播種散布装置である場合は、車速、エンジン回転数、散布量(肥料散布量、農薬散布量、播種散布量)などのデータが車両
通信ネットワーク上に出力され、データ収集装置3は、車速、エンジン回転数、肥料散布量(施肥量)、農薬散布量、播種散布量を農作業データとして取得する。或いは、作業装置16が収穫装置である場合は、車速、エンジン回転数、収穫量などのデータが車両通信ネットワーク上に出力され、データ収集装置3は、車速、エンジン回転数、収穫量を農作業データとして取得する。なお、この他に、農作業データは、コンバインであるときは、例えば、刈り取りクラッチのON又はOFF、田植機であるときは、植え付けクラッチのON又はOFF、トラクタであるときは、PTO軸の出力(回転数)、3点リンク機構15の昇降の高さなどである。また、農作業データは、農業機械2が稼働しているかしていないかを示す稼働フラグであってもよい。
また、データ収集装置3は、様々な情報を一時的に記憶する第1記憶部(バッファ)33を備えている。この第1記憶部33には、農作業データ、作業機特定情報が記憶される。農作業データは、トラクタ2が移動する毎、又は、トラクタ2が動作する毎に、逐次、第1記憶部33に記憶される。また、データ収集装置3は、時間を計時する計時部34が設けられている。農作業データの検出時に計時部34が計時した時間を、データ検出時間として第1記憶部33に記憶する。なお、計時部34で計時する時間は、トラクタ2が稼働した稼働時間を累積した稼働累積時間(アワメータ)であってもよいし、時刻(時、分)であってもよいし、日付(月、日)であってもよいし、トラクタ2が作動状態となってからの経過時間を計時するもの(カウンタ)であってもよい。
通信装置31は、携帯端末4との接続が確立すると、第1記憶部33に記憶された農作業データ(ロータリーの回転数、ロータリーの負荷、エンジン回転数、車速、耕深等)及び作業機特定情報等の作業機側情報を携帯端末4に送信する。なお、通信装置31は、データ検出時間も農作業データとして携帯端末4に送信する。
以上によれば、農業機械2で農作業したときのデータ収集装置3で収集した農作業データをサーバ5(作業管理支援装置)に送信することができ、農作業データを用いて、例えば、農作業終了後の作業日報の作成、作業計画の作成、農作業の分析、経営計画等を作成することができる。
なお、作業管理支援装置5を作業者が所持する携帯端末で構成してもよい。この場合、図16に示すように、携帯端末5は、通信装置41と、記憶部43と、情報取得部71と、演算処理部73とを備えている。演算処理部73は、上述したサーバ5の演算処理部53と同様の動作を行うため説明を省略する。情報取得部71は、上述したように、農業機械2に搭載された通信装置31からビーコンの受信に関する受信情報(識別情報、ビーコンの受信時刻)を受信(取得)するものである。記憶部43は、情報取得部71が取得した受信情報を記憶するものである。即ち、記憶部43は、サーバ5の記憶部52と同様に受信情報を記憶する。まとめると、サーバの機能を携帯端末に持たせることによって携帯端末を作業管理支援装置とすることができる。
携帯端末5によれば、演算処理部73などを動作させることにより、農業機械と携帯端末を所持する作業者との関連付けを簡単に把握することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。上述した実施形態では、農業機械の一例としてトラクタを例にあげ説明したが、コンバインであってもよい。コンバインには、収穫した穀物のタンパク質を検出するセンサや収穫量を検出する計量器等が設けられており、コンバインに適用した場合には、収穫量、タンパク質などを農作業データとして取得することができ、圃場毎の収穫量やタンパク質などを整理することが可能となる。或いは、トラクタやコンバインだけでなく、農業機械は、田植機であってもよい。
なお、ビーコンとは、通信装置31の発信元を携帯端末4(通信装置41)に知らせるための電波であるが、上述したビーコン(携帯端末4と農業機械2との対応関係を求めるためのビーコン)は、所定の通信装置が自己以外の携帯端末4に送信した電波も含むものであってもよい。つまり、自己の携帯端末4に向けて発信した電波(ビーコン)だけでな
く、当該携帯端末4の近くで他の携帯端末4に向けて発信した電波(ビーコン)を受信して、そのビーコン(SSID)などの受信情報を用いて、携帯端末4と農業機械2との対応関係を求めてもよい。
1 作業管理システム
4 携帯端末
5 作業管理支援装置
6 測位衛星
10 走行車両
11 エンジン
12 変速装置
13 キャビン
14 運転席
15 3点リンク機構
16 作業装置
30 位置検出装置
31 通信装置
33 記憶部
34 計時部
41 通信装置
40 位置検出装置
43 記憶部
51 情報取得部
52 記憶部
53 演算処理部
54 表示部

Claims (8)

  1. 移動可能な作業機に搭載された通信装置から作業者が所有する携帯端末に送信されたビーコンに関して当該携帯端末が受信したビーコンの受信情報を取得する情報取得部と、
    取得したビーコンの受信情報に基づいて前記携帯端末と前記作業機との対応関係を求める演算処理部と、
    を備えたことを特徴とする作業管理支援装置。
  2. 前記情報取得部は、前記受信情報としてビーコンを受信した通信装置の識別情報を取得するものとされ、前記演算処理部は、取得した識別情報に対応する通信装置が搭載された作業機と、前記ビーコンを受信した携帯端末とが対応していると判断することを特徴とする請求項1に記載の作業管理支援装置。
  3. 前記演算処理部は、所定の携帯端末が複数の通信装置から識別情報を受信している場合には、前記所定の携帯端末が前記識別情報を受信した前後の受信時刻に基づいて、前記所定の携帯端末と通信装置が搭載された作業機との対応関係を判断することを特徴とする請求項2に記載の作業管理支援装置。
  4. 前記情報取得部は、前記受信情報として携帯端末が受信したビーコンの電波強度を取得するものとされ、前記演算処理部は、前記ビーコンの電波強度が所定以上である通信装置を搭載した作業機と、前記ビーコンを受信した携帯端末とが対応していると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業管理支援装置。
  5. 移動可能な作業機に搭載された通信装置と、
    作業者が所持し且つ前記通信装置から送信されたビーコンを受信可能な携帯端末と、
    前記携帯端末と作業機との対応関係を管理する作業管理支援装置とを備え、
    前記作業管理支援装置は、携帯端末が受信したビーコンの受信情報を取得する情報取得部と、取得したビーコンの受信情報に基づいて前記携帯端末と前記作業機との対応関係を求める演算処理部とを備えていることを特徴とする作業管理システム。
  6. 前記情報取得部は、前記受信情報としてビーコンを受信した通信装置の識別情報を取得するものとされ、前記演算処理部は、前記識別情報に対応する通信装置が搭載された作業機と、前記ビーコンを受信した携帯端末とが対応していると判断することを特徴とする請求項5に記載の作業管理システム。
  7. 前記演算処理部は、所定の携帯端末が複数の通信装置から識別情報を受信している場合には、前記所定の携帯端末が前記識別情報を受信した前後の受信時刻に基づいて、前記所定の携帯端末と通信装置が搭載された作業機との対応関係を判断することを特徴とする請求項6に記載の作業管理システム。
  8. 前記情報取得部は、前記受信情報として携帯端末が受信したビーコンの電波強度を取得するものとされ、前記演算処理部は、前記ビーコンの電波強度が所定以上である通信装置を搭載した作業機と、前記ビーコンを受信した携帯端末とが対応していると判断することを特徴とする請求項5又は6に記載の作業管理システム。
JP2013074043A 2013-03-29 2013-03-29 作業管理支援装置及び作業管理システム Active JP5902120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013074043A JP5902120B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 作業管理支援装置及び作業管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013074043A JP5902120B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 作業管理支援装置及び作業管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014199981A true JP2014199981A (ja) 2014-10-23
JP5902120B2 JP5902120B2 (ja) 2016-04-13

Family

ID=52356664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013074043A Active JP5902120B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 作業管理支援装置及び作業管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5902120B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016085667A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 株式会社Nvc 動線情報処理システム及び方法、並びにプログラム
JP2017059967A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 ソフトバンク株式会社 情報収集システム
JP2017510861A (ja) * 2015-02-13 2017-04-13 小米科技有限責任公司Xiaomi Inc. デバイスバインドの方法および装置
JP2018074941A (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 ヤンマー株式会社 作業内容設定システム
JP2018180971A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 シスメックス株式会社 位置管理方法、位置管理システム、位置管理プログラムおよび携帯通信機器
JP6439060B1 (ja) * 2018-02-02 2018-12-19 株式会社プライムセキュリティー 入退室管理システム
JP2019128642A (ja) * 2018-01-22 2019-08-01 理研産業株式会社 作業員状況収集システム、作業員状況収集装置及び作業員状況収集方法
JP2021073605A (ja) * 2021-02-01 2021-05-13 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 作業内容設定システム
JP7469922B2 (ja) 2020-03-16 2024-04-17 矢崎エナジーシステム株式会社 管理システム、管理方法及びプログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7026489B2 (ja) * 2017-11-16 2022-02-28 株式会社クボタ 作業車および芝生管理システム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003324777A (ja) * 2002-05-08 2003-11-14 Kobe Steel Ltd 無線データ収集システム,その基地局装置,その無線端末
JP2004282301A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Toyota Motor Corp 現在位置検出システム
JP2007026212A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業情報管理システムおよび携帯端末装置
JP2013003047A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Yokosuka Telecom Research Park:Kk 被災者救助支援システム、情報処理方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003324777A (ja) * 2002-05-08 2003-11-14 Kobe Steel Ltd 無線データ収集システム,その基地局装置,その無線端末
JP2004282301A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Toyota Motor Corp 現在位置検出システム
JP2007026212A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業情報管理システムおよび携帯端末装置
JP2013003047A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Yokosuka Telecom Research Park:Kk 被災者救助支援システム、情報処理方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016085667A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 株式会社Nvc 動線情報処理システム及び方法、並びにプログラム
JP2017510861A (ja) * 2015-02-13 2017-04-13 小米科技有限責任公司Xiaomi Inc. デバイスバインドの方法および装置
US10020943B2 (en) 2015-02-13 2018-07-10 Xiaomi Inc. Method and apparatus for binding device
JP2017059967A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 ソフトバンク株式会社 情報収集システム
JP2018074941A (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 ヤンマー株式会社 作業内容設定システム
JP2018180971A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 シスメックス株式会社 位置管理方法、位置管理システム、位置管理プログラムおよび携帯通信機器
JP7112707B2 (ja) 2018-01-22 2022-08-04 理研産業株式会社 作業員状況収集システム、作業員状況収集装置及び作業員状況収集方法
JP2019128642A (ja) * 2018-01-22 2019-08-01 理研産業株式会社 作業員状況収集システム、作業員状況収集装置及び作業員状況収集方法
JP6439060B1 (ja) * 2018-02-02 2018-12-19 株式会社プライムセキュリティー 入退室管理システム
JP2019134388A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社プライムセキュリティー 入退室管理システム
JP7469922B2 (ja) 2020-03-16 2024-04-17 矢崎エナジーシステム株式会社 管理システム、管理方法及びプログラム
JP2021073605A (ja) * 2021-02-01 2021-05-13 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 作業内容設定システム
JP7162086B2 (ja) 2021-02-01 2022-10-27 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 作業内容設定システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5902120B2 (ja) 2016-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5902120B2 (ja) 作業管理支援装置及び作業管理システム
JP6027933B2 (ja) 作業管理支援装置
US10885481B2 (en) Agricultural work management system and agricultural crop harvester
JP6332896B2 (ja) 作業情報抽出システム及び作業情報抽出システムの動作方法
US9715231B2 (en) Agriculture support system
US8417534B2 (en) Automated location-based information recall
US20180084716A1 (en) Farm Work Machine, Farm Work Management Method, Farm Work Management Program, and Recording Medium Recording the Farm Work Management Program
EP2902984A1 (en) Ground work vehicle, ground work vehicle management system, and ground work information display method
WO2013168483A1 (ja) 農作業支援システム
JP2014194604A (ja) 農業管理支援システム
JP6021718B2 (ja) 農業管理支援システム
JP5972820B2 (ja) 作業管理支援装置
JP6021717B2 (ja) 作業管理支援装置及び作業管理システム
JP2021114334A (ja) 作業支援方法
JP2015208244A (ja) 農作業管理方法およびコンピュータプログラム
JP5997564B2 (ja) 農業機械のデータ通信システム
JP2014199518A (ja) 農業管理支援装置及び農業管理支援システム
JP5972818B2 (ja) 作業管理支援装置及び作業管理システム
JP5972819B2 (ja) 作業管理支援装置及び作業管理システム
JP5897493B2 (ja) 農作業データの通信システム
JP6013253B2 (ja) 農作業データ管理システム
JP6222961B2 (ja) 農業管理支援システム
JP5840097B2 (ja) 農作業管理装置、農作業管理方法及びコンピュータプログラム
JP2013210692A (ja) 農業機械及び農業機械の圃場データ収集システム
WO2014156940A1 (ja) 作業管理支援装置及び作業管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5902120

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150