JP2014199920A - 電子部品用金属薄膜および金属薄膜形成用Mo合金スパッタリングターゲット材 - Google Patents

電子部品用金属薄膜および金属薄膜形成用Mo合金スパッタリングターゲット材 Download PDF

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Abstract

【課題】 耐湿性や耐酸化性を改善し、低抵抗な主導電膜であるAlやCuと積層した際に、加熱工程を経ても低い電気抵抗値を維持できる電子部品用金属薄膜およびこれを形成するためのMo合金スパッタリングターゲット材を提供する。【解決手段】 原子比における組成式がMo100−x−y−Nix−Wy、10≰x≰50、10≰y≰40、x+y≰65で表され、残部が不可避的不純物からなる電子部品用金属薄膜、および原子比における組成式がMo100−x−y−Nix−Wy、10≰x≰50、10≰y≰40、x+y≰65で表され、残部が不可避的不純物からなる金属薄膜形成用Mo合金スパッタリングターゲット材。【選択図】 図1

Description

本発明は、耐湿性、耐酸化性が要求される電子部品用金属薄膜およびこの金属薄膜を形成するためのスパッタリングターゲット材に関するものである。
液晶ディスプレイ(以下、LCDという)、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPという)、電子ペーパー等に利用される電気泳動型ディスプレイ等の平面表示装置(フラットパネルディスプレイ、以下、FPDという)に加え、各種半導体デバイス、薄膜センサー、磁気ヘッド等の薄膜電子部品においては、低い電気抵抗の配線膜が必要である。例えば、ガラス基板上に薄膜デバイスを作製するLCD、PDP、有機ELディスプレイ等のFPDは大画面、高精細、高速応答化に伴い、その配線膜には低抵抗化が要求されている。さらに近年、FPDに操作性を加えるタッチパネルや樹脂基板を用いたフレキシブルなFPD等の新たな製品が開発されている。
近年、FPDの駆動素子として用いられている薄膜トランジスタ(TFT)の配線膜には、低抵抗化が必要であり、主配線材料をAlから、より低抵抗なCuを用いる検討が行われている。また、FPDの画面を見ながら直接的な操作性を付与するタッチパネル基板画面も大型化が進んでおり、低抵抗化のためにCuを主配線材料に用いる検討が進んでいる。
現在、TFTにはSi半導体膜が用いられているところ、Si半導体膜に主配線材料であるCuが直接触れると、TFT製造中の加熱工程によりCuがSi半導体膜中に熱拡散して、TFTの電気特性を劣化させる。このため、CuとSi半導体膜の間に耐熱性に優れたMoやMo合金をバリア膜として形成した積層配線膜が用いられている。
また、TFTからつながる画素電極や携帯型端末やタブレットPC等に用いられているタッチパネルの位置検出電極には、一般的に透明導電膜であるITO(インジュウム−スズ酸化物)が用いられている。Cuは、ITOとのコンタクト性は得られるが、基板との密着性が低いことにより、基板との密着性を確保するためにCuをMoやMo合金で被覆した積層配線膜とする必要がある。
さらに、近年、非晶質Si半導体より高速駆動に適すると考えられている酸化物を用いた透明な半導体膜の適用検討が盛んに進んでおり、これら酸化物半導体の配線膜にもCuと純Moを用いた積層配線膜が検討されている。
本出願人は、ガラス等との密着性の低いCuやAgと、Moを主体としてVおよび/またはNbを含有するMo合金とを積層した積層配線膜とすることで、CuやAgの持つ低い電気抵抗値を維持しつつ耐食性、耐熱性や基板との密着性を改善できることを提案している。(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−140319号公報
上述の特許文献1で提案したMo−V、Mo−Nb合金等は、純Moより耐食性、耐熱性や基板との密着性に優れるため、ガラス基板上に形成するFPD用途では広く使用されている。
しかし、FPDを製造する場合において、基板上に積層配線膜を形成した後に、次工程に移動する際に長時間大気中に放置される場合がある。また、利便性を向上させるために樹脂フィルムを用いた軽量でフレキシブルなFPD等においては、樹脂フィルムがこれまでのガラス基板等に比較して透湿性があるため、金属薄膜には高い耐湿性が求められている。
さらに、FPDの端子部等に信号線ケ−ブルを取り付ける際に大気中で加熱される場合があるため、金属薄膜には耐酸化性の向上も要求されている。加えて、酸化物を用いた半導体膜においては、特性向上や安定化のために、酸素を含有した雰囲気や、酸素を含む保護膜を形成した後に350℃以上の高温での加熱処理を行う場合がある。このため、主配線膜の上に金属薄膜をキャップ膜として用いた積層配線膜にも、これらの加熱処理を経た後にも安定した特性を維持できるように、耐酸化性向上の要求が高まっている。
本発明者の検討によると、上記のMo−V、Mo−Nb合金等や純Moの金属薄膜では、上述した環境での耐湿性や耐酸化性が十分でなく、FPDの製造工程中で変色してしまう問題が発生する場合があることを確認した。
また、本発明者の検討によると、CuはAlより密着性、耐湿性や耐酸化性が大きく劣るため、密着性を確保するための下地膜や、Cuの表面を保護するキャップ膜となる金属薄膜を形成する場合がある。上述したMo−V、Mo−Nb合金等や純Moでは耐湿性や耐酸化性が十分でなく、FPDの製造工程中でCuのキャップ膜とした際に変色してしまうとともに酸素が透過し、Cuの電気抵抗値が大きく増加するという問題が発生する場合がある。キャップ膜の変色は、電気的コンタクト性を劣化させ、電子部品の信頼性低下に繋がる。
また、FPDの大画面化や高速駆動のために、TFT製造工程中の加熱温度は上昇する傾向にあり、より高い温度での加熱工程を経ると、キャップ膜である金属薄膜に含まれる合金元素が低抵抗なAlやCuの主配線膜に拡散してしまい、電気抵抗値が増加する場合があることを確認した。
このように、AlやCuの主導電膜と積層する金属薄膜には、新たに様々な環境に対応できる高い耐湿性や耐酸化性と低い電気抵抗値の維持が要求されている。
本発明の目的は、耐湿性や耐酸化性を改善し、低抵抗な主導電膜であるAlやCuと積層した際に、加熱工程を経ても低い電気抵抗値を維持できる電子部品用金属薄膜およびこれを形成するためのMo合金スパッタリングターゲット材を提供することにある。
本発明者は、上記課題に鑑み、新たにMoに添加する元素の最適化に取り組んだ。その結果、Moに特定量のNiとWを複合で添加した電子部品用金属薄膜とすることで、耐湿性、耐酸化性を向上できるとともに、加熱工程を経ても低い電気抵抗値を維持できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、原子比における組成式がMo100−x−y−Ni−W、10≦x≦50、10≦y≦40、x+y≦65で表され、残部が不可避的不純物からなる電子部品用金属薄膜の発明である。
本発明では、前記組成式のx、yが、それぞれ20≦x≦35、15≦y≦30とすることが好ましい。
また、本発明は、前記電子部品用金属薄膜を形成するためのMo合金スパッタリングターゲット材であって、原子比における組成式がMo100−x−y−Ni−W、10≦x≦50、10≦y≦40、x+y≦65で表され、残部が不可避的不純物からなる金属薄膜形成用スパッタリングターゲット材の発明である。
本発明では、前記組成式のx、yが、それぞれ20≦x≦35、15≦y≦30であることが好ましい。
本発明の電子部品用金属薄膜は、従来の電子部品用金属薄膜に比べて耐湿性、耐酸化性に優れている。また、主導電膜のAlやCuと積層する際の加熱工程おいても、電気抵抗値の増加を抑制し、低い電気抵抗値を維持できる。これにより、種々の電子部品、例えば樹脂基板上に形成するFPD等の配線膜に用いることで、電子部品の安定製造や信頼性向上に大きく貢献できる利点を有するものであり、電子部品の製造に有用な技術となる。特に、タッチパネルや樹脂基板を用いるフレキシブルなFPDに対して非常に有用な金属薄膜となる。これらの製品では、特に耐湿性、耐酸化性が非常に重要なためである。
本発明の電子部品用金属薄膜の適用例を示す断面模式図である。
本発明の電子部品用金属薄膜(以下、単に金属薄膜という。)の適用例を図1に示す。本発明の金属薄膜は、例えば基板1の上に形成され、主導電膜3の下地膜2やキャップ膜4に用いることができる。図1では主導電膜3の両面に金属薄膜2、4を形成しているところ、下地膜2またはキャップ膜4のいずれか一方の面のみを覆ってもよく、適宜選択できる。尚、主導電膜の一方の面のみを本発明の金属薄膜で覆う場合には、主導電膜3の他方の面には電子部品の用途に応じて、本発明とは別の組成の金属薄膜で覆うことができる。
本発明の重要な特徴は、Moに対してNiを10〜50原子%、Wを10〜40原子%、且つ両者合計で65原子%以下の範囲で添加することにより、耐湿性、耐酸化性を向上させ、例えば主導電膜を形成するCuやAl等との積層時の加熱工程において、低い電気抵抗値を維持できる新たな金属薄膜を見出した点にある。以下、本発明の金属薄膜について詳細に説明する。尚、以下の説明において「耐湿性」とは、高温高湿環境下における配線膜の電気抵抗値の変化のしにくさをいうものとする。また、「耐酸化性」とは、高温環境下における電気的コンタクト性の劣化のしにくさをいい、配線膜の変色により確認でき、例えば反射率によって定量的に評価することができる。
本発明の金属薄膜において、Mo合金にNiを添加する理由は、耐酸化性を向上させるためである。純Moは、大気中で加熱すると容易に酸化して金属薄膜表面が変色してしまい、電気的コンタクト性が劣化してしまう。本発明の金属薄膜は、Moに特定量のNiを添加することで、耐酸化性が向上する。その効果は、Niの添加量が10原子%以上で顕著になる。
また、主導電膜を形成するCuは、大気中で加熱すると非常に酸化しやすい元素である。本発明の金属薄膜をCuからなる主導電膜のキャップ膜として用いる場合は、300℃以上の高温まで十分な耐酸化性と、低い電気抵抗値を確保するために、Niの添加量を20原子%以上にすることが好ましい。
一方、Niは、MoよりCuに対して熱拡散しやすい元素である。MoへのNiの添加量が50原子%を越えると、FPD等の電子部品を製造する際の加熱工程において、金属薄膜に含まれるNiが容易に主導電膜のCuに拡散してしまい、低い電気抵抗値を維持しづらくなる。このため、Niの添加量は10〜50原子%とする。
また、Cuからなる主導電膜とNiの添加量が35原子%を越える金属薄膜とを積層し、350℃より高温で加熱する場合は、金属薄膜に含まれるNiが主導電膜のCuに拡散しやすくなり、電気抵抗値が上昇する場合がある。本発明の金属薄膜において、低い電気抵抗値と耐酸化性を維持するためは、Niの添加量は20〜35原子%が好ましい。
また、主導電膜を形成するAlは、大気中に暴露すると、その表面に薄い不動態膜を生成して内部を保護するため、Cuに比較して、耐酸化性、耐湿性に優れた元素である。しかし、NiはAlに対して熱拡散しやすい元素であるため、その添加量は耐酸化性を改善できる最小限とする必要がある。
本発明の金属薄膜をAlからなる主導電膜のキャップ膜として用いる場合は、Niの添加量が25原子%を越えると、FPD等の電子部品を製造する際の350℃程度の加熱工程において、キャップ膜に含まれるNiが主導電膜のAlに拡散してしまい、低い電気抵抗値を維持しづらくなる。このため、本発明の金属薄膜をAlからなる主導電膜のキャップ膜として用いる場合は、Niの添加量を25原子%以下にすることが好ましい。
本発明の金属薄膜を形成するMo合金にWを添加する理由は、耐湿性を向上させるためである。Wは、Moより耐食性の高い元素であり、本発明の金属薄膜に特定量のWを添加することで耐湿性が向上する。この効果は、10原子%から明確となる。長時間の高温高湿環境下における配線膜の電気抵抗値の変化を抑えるためには、Wの添加量を15原子%以上にすることが好ましい。
一方、Wの添加量が40原子%を越えると、エッチング速度が低下し、Cuとの積層膜のエッチング時に残渣が生じたり、エッチングができなくなったりする。このため、本発明ではWの添加量を10〜40原子%とする。より容易にエッチングするためには、Wの添加量を30原子%以下にすることが好ましい。
また、本発明の金属薄膜は、NiとWの合計量を65原子%以下にする。その理由は、NiとWの合計量が65原子%を越えると、耐湿性と耐酸化性を改善することができるものの、本来Moの持つ優れたバリア性やエッチング性を維持できなくなるためである。好ましくは、NiとWの合計量は60原子%以下である。
また、本発明の金属薄膜に添加されるNiとWは、原子比でNi/Wが1以上であることが好ましい。上述したように、Wは、耐湿性の向上に寄与する元素であるものの、耐酸化性の改善効果は低い。本発明者の検討によれば、金属薄膜中のNiの添加量よりWの添加量が多い場合は、耐酸化性の向上効果を得にくくなることを確認した。このため、本発明の金属薄膜は、原子比でNi/Wが1以上となるように、それぞれ添加することが好ましく、これにより金属薄膜の耐湿性と耐酸化性を安定的に得ることが可能となる。好ましくは、原子比でNi/Wは3以下である。
本発明の金属薄膜の膜厚は、20〜100nmにすることが好ましい。金属薄膜の膜厚が20nm未満では、Mo合金膜の連続性が低くなってしまい、耐湿性と耐酸化性を十分に得ることができない場合がある。一方、膜厚が100nmを越えると、金属薄膜の電気抵抗値が高いために、主導電膜のAl膜やCu膜と積層した際に、積層配線膜として低い電気抵抗値を得にくくなる。
また、本発明の金属薄膜の膜厚は、30nm以上がより好ましい。これにより、350℃以上の高温で加熱しても、主導電膜のCuの酸化に伴う電気抵抗値の上昇を抑制することができる。また、本発明の金属薄膜の膜厚は、70nm以下がさらに好ましい。これにより、350℃以上の高温で加熱しても、主導電膜のCuへの原子拡散による電気抵抗値の増加を抑制することができる。
本発明の金属薄膜を形成するには、スパッタリングターゲットを用いたスパッタリング法が最適である。金属薄膜の組成と同一組成のMo合金スパッタリングターゲットを使用して成膜する方法や、例えば、Mo−Ni合金スパッタリングターゲットとMo−W合金またはNi−W合金のスパッタリングターゲットを使用してコスパッタリングによって成膜する方法等が適用できる。スパッタリングの条件設定の簡易さや、所望組成の金属薄膜を得やすいという点からは、金属薄膜の組成と同一組成のMo合金スパッタリングターゲットを使用してスパッタリング成膜することが最も好ましい。
本発明の金属薄膜形成用Mo合金スパッタリングターゲット材は、原子比における組成式がMo100−x−y−Ni−W、10≦x≦50、10≦y≦40、x+y≦65で表され、残部が不可避的不純物からなる。また、Niを20〜35原子%、Wを10〜30原子%含有させることが好ましい。
本発明の金属薄膜形成用Mo合金スパッタリングターゲット材の製造方法としては、例えば粉末焼結法が適用可能である。粉末焼結法では、例えば溶解可能な組成をガスアトマイズ法で合金粉末を製造して原料粉末とすることや、複数の合金粉末や純金属粉末を本発明の最終組成となるように混合した混合粉末を原料粉末とすることが可能である。原料粉末の焼結方法としては、熱間静水圧プレス、ホットプレス、放電プラズマ焼結、押し出しプレス焼結等の加圧焼結を用いることが可能である。
本発明の金属薄膜を形成するMo合金において、耐酸化性、耐湿性を確保するために必須元素であるNi、W以外の残部を占めるMo以外の不可避的不純物の含有量は少ないことが好ましい。本発明の作用を損なわない範囲で、ガス成分である酸素、窒素や炭素、遷移金属であるFe、Cu、半金属のAl、Si等の不可避的不純物を含んでもよい。例えば、ガス成分の酸素、窒素は各々1000質量ppm以下、炭素は200質量ppm以下、Fe、Cuは200質量ppm以下、Al、Siは100質量ppm以下であり、ガス成分を除いた純度として99.9質量%以上であることが好ましい。
先ず、電子部品用金属薄膜を形成するための各スパッタリングターゲット材を作製した。平均粒径が6μmのMo粉末と平均粒径100μmのNi粉末と平均粒径8μmのW粉末を準備した。次に、Mo−30原子%Ni合金、Mo−35原子%W合金となるようにそれぞれ上記の粉末を混合し、軟鋼製の缶に充填した後、加熱しながら真空排気して缶内のガス分を除いた後に封止した。次に、封止した缶を熱間静水圧プレス装置に入れて、1000℃、120MPa、5時間の条件で焼結させた後に、機械加工により、直径100mm、厚さ5mmの各スパッタリングターゲット材を作製した。
また、Mo−10原子%Nb合金、Mo−15原子%Ni合金、Mo−15原子%Wからなるスパッタリングターゲット材も同様に作製した。
また、Ni−20原子%W合金のスパッタリングターゲット材は、電解Niと塊状のW原料を所定量に秤量した後、真空誘導加熱炉にて溶解してインゴットを作製し、機械加工を施して作製した。
また、純Wのスパッタリングターゲット材は、株式会社高純度化学研究所製のものを用いた。
上記で得た各スパッタリングターゲット材を銅製のバッキングプレートにろう付けしてスパッタリング装置に取り付けた。スパッタリング装置は、キヤノンアネルバ株式会社製のSPF−440Hを用いた。
25mm×50mmのガラス基板上に、表1に示す各組成の金属薄膜を200nm形成し、試料を得た。尚、Mo−Ni−W合金からなる金属薄膜の形成は、上記で作製したスパッタリングターゲット材を同時にスパッタするコスパッタ法により形成した。スパッタ条件はAr雰囲気で圧力0.3Paとし、各々のスパッタリングターゲット材に加える電力を変化させて成膜した。得られた金属薄膜の組成分析は、株式会社島津製作所製のICP(誘導結合プラズマ発光分析装置)ICPV−1017で分析した。
耐酸化性の評価は、上記で得た各試料を大気中にて250℃、300℃、350℃で1時間加熱した後の反射率の変化を測定した。また、参考として、上記で得た各試料を85℃×85%の高温高湿雰囲気に100時間、200時間、300時間放置した後の反射率の変化も測定した。反射率の測定は、コニカミノルタ株式会社製の分光測色計CM−2500dを用いて可視光域の反射特性を測定した。
エッチング性の評価は、上記で得た各試料を関東化学株式会社製のAl用エッチャントに10分間浸漬して、基板上に金属薄膜の残りがあるかを評価した。エッチング可能であった試料および残渣はあったがエッチングされた試料を○、エッチングされず残った試料を×とし、その状況を表記した。その結果を表1に示す。
表1に示すように、純Moや比較例となる本発明とは別のMo合金からなる金属薄膜を大気中で加熱したり、高温高湿雰囲気に放置したりすると、反射率が低下する傾向にあり、添加元素により反射率の低下に大きな差があることを確認した。
Mo−10原子%Nb合金からなる金属薄膜の反射率は、大気中で加熱すると300℃で大きく低下し、350℃では金属薄膜が酸化物となって透過した。また、Mo−15原子%WおよびMo−35原子%W合金からなる金属薄膜の反射率は、350℃で急激に低下してしまい、耐酸化性が低いことを確認した。また、Mo−15原子%Ni合金からなる金属薄膜は、高温高湿雰囲気に放置した際の反射率が100時間放置すると大きく低下し、耐酸化性が低いことを確認した。
また、比較例となるMo−20原子%Ni−45原子%Wからなる金属薄膜は、耐酸化性は改善しているが、エッチングすることができなかった。
これらに対して、本発明のMoに特定範囲のNiとWを加えたMo合金からなる金属薄膜は、大気中の加熱、高温高湿雰囲気に放置しても反射率の低下は少なく、耐酸化性および耐酸化性に優れ、Al用エッチャントでのエッチングも可能であることが確認できた。
このため、本発明の金属薄膜は、Alを主導電膜とする積層膜の金属薄膜に適用することも可能である。
図1に示す積層配線膜の構成を想定し、25mm×50mmのガラス基板上に表2に示す組成の下地膜を形成し、その上面に主導電膜であるCu膜、さらにその上面に表2に示す組成のキャップ膜を、それぞれ表2に示す膜厚構成で、実施例1と同じスパッタリング装置を用いて形成し、積層配線膜の試料を得た。尚、Cuのスパッタリングターゲット材は日立電線株式会社の無酸素銅の板材を機械加工して作製した。
耐酸化性の評価は、実施例1と同じ条件で測定した。また、耐湿性の評価は、上記で得た各試料を85℃×85%の高温高湿雰囲気に100時間、200時間放置した後の電気抵抗値の変化を測定した。電気抵抗値の測定は、株式会社ダイヤインスツルメント製の4端子薄膜抵抗率測定器MCP−T400を用いて測定した。
エッチング性の評価は、上記で得た各試料を関東化学株式会社製のCu用エッチャントCu02に10分間浸漬して、基板上に金属薄膜の残りがあるかを評価した。エッチング可能であった試料および残渣はあったがエッチングされた試料を○、エッチングされず残った試料を×とし、その状況を表記した。その結果を表2に示す。
表2に示すように、主導電膜のCu膜単体では、大気中で250℃以上加熱すると、酸化してしまい、反射率は大きく低下し、電気抵抗値の測定ができなかった。また、比較例となる本発明とは別のMo合金とCuの積層配線膜の反射率は、大気中で加熱すると、低下する傾向にあった。特に、純MoやMo−10原子%NbおよびMo−35原子%Wの金属薄膜を用いた積層配線膜の反射率は、大気中で300℃加熱すると、大きく低下し、耐酸化性が低いことを確認した。また、Mo、Mo−10原子%Nbからなる金属薄膜を用いた積層配線膜の電気抵抗値は、300℃以上の加熱で大きく増加した。これは、酸素が金属薄膜を透過してしまい、主導電膜のCu膜が酸化していると考えられる。
また、表2に示すように、比較例となるMo−15原子%Niからなる金属薄膜を用いた積層配線膜は、高温高湿雰囲気に放置すると、純Mo同様に100時間で反射率が大きく低下し、電気抵抗値も増加し、耐湿性および耐酸化性が低いことを確認した。
また、比較例となるWの添加量が40原子%を越える金属薄膜を用いた積層配線膜は、エッチングできなくなることが確認された。
これらに対して、本発明の金属薄膜を用いた積層配線膜は、350℃の大気中で加熱したり、高温高湿雰囲気に長時間放置したりしても、反射率の低下、電気抵抗値の増加も少なく、耐湿性、耐酸化性ともに大きく改善することを確認した。これにより、本発明の金属薄膜は、主導電膜の下地膜やキャップ膜として有用であることが確認できた。
実施例2と同様に、25mm×50mmのガラス基板上に、表3に示す組成の下地膜を形成し、その上面に主導電膜であるAl膜、さらにその上面にキャップ膜を、それぞれ表3に示す膜厚構成で、実施例1と同じスパッタリング装置を用いて形成し、積層配線膜の試料を得た。尚、Alのスパッタリングターゲット材は、住友化学株式会社より購入した板材を機械加工して作製した。
耐酸化性の評価は、実施例1と同じ条件で測定した。また、耐湿性の評価は、上記で得た各試料を85℃×85%の高温高湿雰囲気に100時間、200時間、300時間放置した後の電気抵抗値の変化を測定した。電気抵抗値の測定は、株式会社ダイヤインスツルメント製の4端子薄膜抵抗率測定器MCP−T400を用いて測定した。
エッチング性の評価は、上記で得た各試料を関東化学株式会社製のAl用エッチャントに10分間浸漬して、基板上に金属薄膜の残りがあるかを評価した。エッチング可能であった試料および残渣はあったがエッチングされた試料を○、エッチングされず残った試料を×とし、その状況を表記した。その結果を表3に示す。
表3に示すように、主導電膜のAl膜単体は、耐酸化性、耐湿性が高く反射率、抵抗値の変化は少ないが、上述したように半導体膜であるSiとの熱拡散やITO膜とのコンタクト性に課題があるため、Moとの積層膜とする必要がある。表3に示す比較例となる純MoやMo−10原子%NbおよびMo−35原子%Wの金属薄膜を用いた積層配線膜の反射率は、大気中で加熱すると大きく低下し、耐酸化性が低いことを確認した。
また、Mo、Mo−35原子%W、Mo−15原子%Niの金属薄膜を用いた積層配線膜は高温高湿雰囲気に放置すると、純Mo同様に100時間で反射率が大きく低下し、電気抵抗値も増加し、耐湿性が低いことを確認した。また、MoにNiが60原子%含有した合金膜と積層すると350℃で加熱すると反射率の増加は少ないが、電気抵抗値が大きく増加することも確認した。
これに対して、本発明の金属薄膜を用いた積層配線膜は、350℃の大気中で加熱したり、高温高湿雰囲気に長時間放置したりしても、反射率の低下も少なく、耐湿性および耐酸化性が大きく改善されることを確認した。また、本発明の金属薄膜は、主導電膜の下地膜やキャップ膜として有用であることが確認できた。そして、本発明の金属薄膜は、電気抵抗値の増加をより抑制するには、Niの含有量を25原子%以下にすることが望ましいことがわかる。
1 基板
2 金属薄膜(下地膜)
3 主導電膜
4 金属薄膜(キャップ膜)

Claims (4)

  1. 原子比における組成式がMo100−x−y−Ni−W、10≦x≦50、10≦y≦40、x+y≦65で表され、残部が不可避的不純物からなることを特徴とする電子部品用金属薄膜。
  2. 前記組成式のx、yが、それぞれ20≦x≦35、15≦y≦30であることを特徴とする請求項1記載の電子部品用金属薄膜。
  3. 請求項1に記載の電子部品用金属薄膜を形成するためのMo合金スパッタリングターゲット材であって、原子比における組成式がMo100−x−y−Ni−W、10≦x≦50、10≦y≦40、x+y≦65で表され、残部が不可避的不純物からなることを特徴とする金属薄膜形成用Mo合金スパッタリングターゲット材。
  4. 前記組成式のx、yが、それぞれ20≦x≦35、15≦y≦30であることを特徴とする請求項3記載の金属薄膜形成用Mo合金スパッタリングターゲット材。
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