JP2014196919A - 液体検知センサー - Google Patents

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亮彦 小山
崇 森田
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Abstract

【課題】接着剤による液体の不検知領域をなくして絶縁シート全面を使った液体の検知が可能な液体検知センサーを提供する。
【解決手段】液体検知センサー1は、液体の介在により導電性を発揮する絶縁シート14と、基材17と、基材17に接合され互いに電気的に分離された複数の電極部材15(電極部材15a・15b)とを有する電極部5と、を有している。絶縁シート14と電極部5とは面ファスナー機構50により接合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、水や油等の液体を検知する液体検知センサーに関する。
従来、漏液を検知するセンサーとして、特許文献1のようなものがある。特許文献1には、離間並行する少なくとも2枚以上の箔状電極を、合成樹脂テープと合成樹脂製不織布テープとにより挟持しこれらを互いに固着するとともに、前記合成樹脂製不織布テープが肌に接触する面に任意形状の粘着材層を設けた柔軟漏液検知装置、が開示されている。
このような漏液検知装置では、漏液していない正常状態のときは電極部材(箔状電極)間の抵抗が無限大であり、漏液状態のときは濡れた絶縁シート(合成樹脂製不織布)によって電極部材間が電気的に接続されるため低い抵抗となる。従って、電極部材(箔状電極)間の抵抗を検出する検出装置を接続して、抵抗の変化により漏液状態が検知されるようになっている。
実開平5−79468号公報
しかしながら、上記従来では、基材(合成樹脂テープ)上に設けられた電極部材(箔状電極)を絶縁シート(合成樹脂製不織布)で覆い、絶縁シートに含浸させた接着剤を基材に接着し、絶縁シートを電極部材に押し付けて間接的に接合している。しかしながら、絶縁シートに接着剤を含侵させた箇所では検知すべき液体が浸透しないため、この接着剤が塗布された接着領域が不検知領域となり漏液状態の時の電極部材同士の導通を阻害する要因となる虞がある。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、絶縁シートと電極部材を接着剤を使用しないことによって接合し、接着剤による液体の不検知領域をなくして絶縁シート全面を使った液体の検知が可能な液体検知センサーを提供することを目的とする。
本発明の液体検知センサーは、液体の介在により導電性を発揮する絶縁シートと、基材と、前記基材に接合され互いに電気的に分離された複数の電極部材とを有する電極部と、を有し、前記絶縁シートと前記電極部とが面ファスナー機構により接合されている。
上記の構成によれば、電極部と絶縁シートとを面ファスナー機構により接合することによって、基材に設けられた電極部材と絶縁シートとを接触状態にしている。従って、従来のように、接着剤で接着した固定部分の押圧力を利用し、固定部分以外の領域を接触状態にするという構成よりも、面ファスナー機構により接触状態を実現できるので、接着剤による液体の不検知領域をなくして絶縁シート全面を使った液体の検知が可能になる。これにより、液体検知センサーの検知性能を高めることが可能になっている。
さらに、面ファスナー機構による接合の場合には、絶縁シートと電極部とを分離した状態から任意のタイミングで接合することができる。これにより、先に、所望の検知場所に絶縁シートを取り付け、その後、絶縁シートに電極部を押し付けることにより液体検知センサーとして組み上げることができる。この結果、最初から絶縁シートと電極部とを組み上げた液体検知センサーとして取り扱うことができることに加えて、絶縁シートと電極部とを別個に取り扱って最終的に液体検知センサーとすることができる。従って、様々な用途や検知場所に応じて、先に液体検知センサーとして組み立てたり、後で液体検知センサーとして組み立てるという柔軟な取り扱いが可能になる。
また、本発明の液体検知センサーにおいて、前記面ファスナー機構は、前記電極部の前記絶縁シートが接合される面に設けられていてもよい。
上記の構成によれば、面ファスナー機構が、電極部の絶縁シートが接合される面に設けられているので、当該面を絶縁シートに接触させることで電極部と絶縁シートとを接合させることができる。
また、本発明の液体検知センサーにおいて、前記面ファスナー機構は、複数の鈎状素子であってもよい。
上記の構成によれば、面ファスナー機構として複数の鈎状素子が設けられていることにより、一般的に表面が各繊維で構成される隙間のある不織布、ガーゼ等の絶縁シートに対し、前記隙間に鈎状素子を入り込ませて、絶縁シートと電極部材の接触状態を保つことができる。
また、本発明の液体検知センサーにおいて、前記複数の鈎状素子は、前記電極部における前記基材の少なくとも一部に形成されていてもよい。
上記の構成によれば、基材に複数の鈎状素子が形成されているため、基材と絶縁シートが接合された結果、絶縁シートに複数の電極部材を接触させることができる。
また、本発明の液体検知センサーにおいて、前記複数の鈎状素子は、前記電極部における前記複数の電極部材の少なくとも一部に形成されていてもよい。
上記の構成によれば、電極部材に複数の鈎状素子が形成されているため、絶縁シートに複数の電極部材を直接的に接合させることができる。
また、本発明の液体検知センサーは、さらに、前記電極部材同士間に接続された抵抗部材を有し、前記抵抗部材は、前記絶縁シートが導電性を発揮したときの抵抗値よりも大きな抵抗値であって、且つ、前記抵抗部材による前記電極部材同士の接続が解除されたときの抵抗値よりも小さな抵抗値を有していてもよい。
上記の構成によれば、電極部材間の抵抗値を測定することによって、絶縁シートが導電性を発揮する漏液状態と、抵抗部材による電極部材同士の接続が解除された解除状態(液体検知センサーをセットした後で、電極部材と漏液検知測定器との接続が解除され測定できなくなった状態)と、これらの状態以外の正常状態(測定準備完了状態)とを検知することができる。これにより、例えば、電極部材と測定器との接続(装着)が解除(脱落)になった場合、電極部材と抵抗部材とが絶縁シートから剥がれて電極部材と抵抗部材の接続が解除になった場合等のように正常な検知が行えなくなったときに、抵抗値に基づいて解除状態を検知することができるため、正常な検知が不可能になった旨を外部に報知し、ひいては早急に正常状態に復旧することが可能になる。
また、本発明の液体検知センサーは、さらに、前記液体検知センサーの前記電極部を接合する絶縁シート面に配置され、粘着性を有した粘着部材を有していてもよい。
上記の構成によれば、設置対象に粘着部材を粘着させることによって、液体検知センサーを設置対象に固定することができる。これにより、設置対象が振動や移動した場合でも、設置対象と液体検知センサーとの位置関係を維持することができる。この結果、従来のように、液体検知センサーを載置していただけの場合と比較して、位置ずれが起こり難いため、漏液を高い信頼性で検知することができる。
接着剤による液体の不検知領域をなくして絶縁シート全面を使った液体の検知を行うことができる。
液体検知センサーの概要を示す説明図である。 液体検知センサーの断面構造を示す説明図である。 液体検知センサーの一部分解斜視図である。 液体検知センサーの使用形態を示す説明図である。 液体検知センサーの変形例を示す説明図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(液体検知センサーの概要)
図1に示すように、本実施形態に係る液体検知センサー1は、液体の介在により導電性を発揮する絶縁シート14と、基材17と、基材17に接合され互いに電気的に分離された複数の電極部材15(電極部材15a・15b)とを有する電極部5と、を有している。液体検知センサー1は、絶縁シート14と電極部5とが面ファスナー機構50により接合されている。
液体検知センサー1を設置する際には、電極部材15a・15bに計測装置2が電気的に接続される。計測装置2は、電極部材15a・15b間の抵抗値を測定する。これにより、液体の介在により絶縁シート14が導電性を発揮し、電極部材15aと電極部材15bとが導通された場合には、計測装置2によって絶縁シート14による抵抗値が検出されることになる。即ち、計測装置2は、絶縁シート14による抵抗値を検出することによって、漏液を検知することができる。
液体検知センサー1は、電極部材15a・15b同士間を接続する抵抗部材18を有している。この抵抗部材18は、絶縁シート14が導電性を発揮したときの漏液状態の抵抗値よりも大きな抵抗値であって、且つ、抵抗部材18による電極部材15a・15b同士の接続が解除されたときの抵抗値よりも小さな抵抗値を有している。従って、絶縁シート14が導電性を発揮していないような漏液のない正常な状態(測定準備完了状態)の場合には、絶縁シート14が導電性を発揮したときの抵抗値よりも大きな抵抗値が検出される。これにより、漏液状態であるか否かが抵抗値の違いによって検出される。さらに、例えば、電極部材15a・15bと計測装置2との接続(装着)が解除(脱落)になった場合等には、電極部材15a・15b間の抵抗値は計測装置2では測定不能(抵抗値が無限大)となる。即ち、計測装置2は、電極部材15a・15b間の抵抗値が測定不能である場合に、接続解除状態も検知することができる。
ここで、『液体』は、液体検知センサー1による液状の検知対象物であり、液状であれば、材質や物性に限定されるものではない。液状は、絶縁シート14に捕捉・溜液される程度の流動性を有することを意味する。『液体』の種類としては、体液、薬液、純水や不純物を含む水の他、酸、アルカリ、油、有機溶剤等の有機物であってもよい。また、『液体』の物性は、液体検知センサー1が使用される環境温度下で液化している物質であれば良い。
このように、電極部5と絶縁シート14とを面ファスナー機構50により接合することによって、基材17に設けられた電極部材15と絶縁シート14とを接触状態にしている。従って、従来のように、接着剤で接着した固定部分の押圧力を利用し、固定部分以外の領域を接触状態にするという構成よりも、面ファスナー機構50により接触状態を実現できるので、接着剤による液体の不検知領域をなくして絶縁シート全面を使った液体の検知が可能になる。その結果、液体検知センサー1の検知性能を高めることが可能になっている。
さらに、絶縁シート14と電極部5とが面ファスナー機構50によって接合されているので、絶縁シート14と電極部5とを分離した状態から任意のタイミングで接合することができる。これにより、先に所望の検知場所に絶縁シート14を取り付け、その後、絶縁シート14に電極部5を押し付けることにより液体検知センサー1として組み上げることができる。この結果、最初から絶縁シート14と電極部5とを組み上げた液体検知センサーとして取り扱うことができることに加えて、絶縁シート14と電極部5とを別個に取り扱って最終的に液体検知センサー1とすることができる。従って、様々な用途や検知場所に応じて、先に液体検知センサー1として組み立てたり、後で液体検知センサー1として組み立てるという柔軟な取り扱いが可能になる。
具体的に、面ファスナー機構50は、電極部5の絶縁シート14が接合される面に設けられており、電極部5に設けられたフック状の複数の鈎状素子50aで構成されている。このように、液体検知センサー1の電極部5に複数の鈎状素子50aが設けられているため、電極部5を絶縁シートに接合させることで、一般的に繊維14b間に隙間14aを有する不織布、ガーゼ等の絶縁シート14に対し、複数の隙間14aに鈎状素子50aを入り込ませて、絶縁シート14と電極部材15の接触状態を保つことができる。
尚、面ファスナー機構は、上記に限定されず、絶縁シートに複数のループ状素子を設けてもよいし、電極部に複数のループ状素子を設け、絶縁シートに複数の鈎状素子を設けるものであってもよいし、電極部及び絶縁シートの何れにも、複数の鈎状素子及び複数のループ状素子の両方を設けるものであってもよい。
また、複数の鈎状素子50aは、電極部5における基材17の少なくとも一部に形成されているが、これに限定されない。例えば、基材及び電極部材の両方に複数の鈎状素子を設けてもよい。また、複数の鈎状素子は、電極部の基材及び/又は電極部材と一体的に形成されているものであってもよいし、複数の鈎状素子が表面に形成されたシートを電極部に貼り付けるものであってもよい。
また、液体検知センサー1の電極部5を接合する面には、粘着性を有した粘着部材16が配置されている。粘着部材16は、中央部分またはその近辺に開口16aを有しており、絶縁シート14を一部露出状態にして液体検知センサー1を設置対象に貼り付けることができるようになっている。粘着部材16によって一部が露出された絶縁シート14に電極部5が接合される。
(液体検知センサー:絶縁シート)
液体検知センサー1のより具体的な構成について図2及び図3を参照して説明する。
絶縁シート14は、液体の介在により導電性を発揮する。即ち、絶縁シート14は、液体が捕捉等されていない場合は絶縁状態であり、液体が介在する場合は導電可能な状態となる。従って、絶縁シート14に液体が含侵等されていない場合には、複数の電極部材15は絶縁シート14による電気的な接続がない状態となる。また、複数の電極部材15は、絶縁シート14に液体が介在する場合には、絶縁シート14によって電気的に接続される状態となる。
絶縁シート14は、平面視四角形状の外形を有しているが、これに限定されるものではなく、三角形状や五角形状等の多角形状であっても良いし、楕円形状や円形状であっても良い。
絶縁シート14は、液体の介在により導電性を発揮すると共に、液体を吸液及び保持させる構造を有している。即ち、絶縁シート14は、液体の捕捉により絶縁性から導電性に変化するように構成されている。
絶縁シート14が備える『吸液・保持構造』は、検知対象物である液体が捕捉される構造であれば、材質や形状に限定されるものではない。例えば、不織布構造、連続気泡等を有した多孔性構造、無孔性材料に1以上の孔が形成された構造、無孔性材料に1以上のスリットが形成された構造が例示される。絶縁シート14が不織布や紙である場合には、僅かな液体であっても毛細管現象により絶縁シート14に捕捉して絶縁状態から導電状態に変化することになるため、高い検知精度の液体検知センサー1とすることができる。
また、絶縁シート14は、少なくとも電極部5と接触する面が、電極部5の面ファスナー機構50に接合可能に形成されている。具体的に、本実施形態の絶縁シート14は、複数の繊維14bが格子状にされた一般的な不織布であり、各繊維14bによって隙間14aが形成されている。これにより、面ファスナー機構50としての鈎状素子50aが、絶縁シート14の隙間14aに入り込んで、絶縁シート14と電極部材15の接触状態を保つことができるようになっている(図1参照)。
絶縁シート14の材質は、液体を捕捉していない状態において電気抵抗が大きく、表面の繊維間に隙間があれば、特に限定されるものではない。例えば、絶縁シート14には、不織布、ガーゼ、包帯等を用いることができる。
具体的に、絶縁シート14の材質としては、布(綿、麻など)や紙等の植物繊維(セルロース繊維)、化学繊維(レーヨン、キュプラなど)、セラミック、エンジニアリングプラスチック、多孔質素材(スポンジなど)が例示される。エンジニアリングプラスチックとしては、ポリプロピレン、架橋ポリエチレン、ポリエステル、ポリベンツイミダゾール、アラミド、ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などが挙げられる。
絶縁シート14の厚みは、10〜3000μmが好ましい。また、絶縁シート14は、検知対象物である液体に対して親液性を有していることが好ましい。例えば、検知対象とする液体が水であれば、親水性であることが好ましい。親液性を有した構成であると、僅かな液体であっても絶縁シート14内に捕捉して絶縁状態から導電状態に変化する。従って、少量の液体でも検知することができると共に、検知までの時間を短縮することができる。
尚、絶縁シート14は、材質自体が親液性を有しているものでもよいし、疎液性の材質の表面に親液性の層が形成されたものでも良い。例えば、絶縁シート14は、吸液・保持構造における液体との接触部の少なくとも一部に、液体に対して界面活性を有する界面活性剤が付着されていても良い。この場合には、検知対象の液体の種類に応じて界面活性剤の種類を使い分けることによって、水、油など検知対象を選択可能な液体検知センサー1とすることができる。
さらに、絶縁シート14は、液体により色が変化する着色部材を有していても良い。着色部材としては、水や油等の溶媒からなる液体に溶解するカプセル内に染料等の着色剤を密封した構成を例示することができる。この場合には、液体によりカプセルが溶けたときに、密封されていた着色剤が流れ出ることによって、絶縁シート14の色が変化するため、視覚により漏液を検知可能な液体検知センサー1とすることができる。
さらに、絶縁シート14は、液体に溶解してイオン化する溶解材料(無機塩類:塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化カルシウム、水酸化マグネシウムなど)が付着されていても良い。この場合には、液体自体に導電性がない液体(純水、油等)でも、該液体によりイオン化した溶解材料が絶縁シート14を導電性に変化させることが可能になる。
(液体検知センサー:粘着部材)
粘着部材16は、粘着剤61と、粘着用フィルム62とが積層されて形成されている。粘着部材16は、絶縁シート14よりも大きい平面視四角形状の外形を有している。また、粘着部材16は、中央部分に絶縁シート14よりも小さい平面視四角形状の開口16aが形成されている。開口16aは前記平面視四角形状には限定されず長方形、多角形、円形、楕円形などであってもよい。粘着部材16の粘着剤61側の面の中央には、絶縁シート14が貼り付けられる。換言すれば、液体検知センサー1における電極部5を接合する面に配置される。これにより、粘着部材16は、絶縁シート14が貼り付けられない粘着剤61の余白部分によって、絶縁シート14を液体検知センサー1の設置対象に接着可能となる。また、粘着部材16は、形成された開口16aによって、絶縁シート14の一部を粘着用フィルム62側に露出させるようになっている。この絶縁シート14の露出箇所に電極部5が接合される。このように、粘着部材16は、絶縁シート14を所望箇所に取り付けることができるため、液体検知センサー1を検知対象となる設置箇所に容易に固設することが可能となる。
尚、図示しないが、液体検知センサー1には、粘着部材16の外形状と同一形状である剥離シートが設けられていても良い。剥離シートは、粘着剤61の粘着性を長期に亘って維持することを可能にすると共に、必要なときにだけ液体検知センサー1の設置対象に対する粘着性を発揮させることを可能にする。これにより、剥離シートは、液体検知センサー1の設置前状態において、粘着部材16とで絶縁シート14を保護することを可能にしている。
また、粘着部材16を設けない場合には、絶縁シート14の設置対象側に粘着剤が積層されていてもよい。また、設置対象によっては、粘着剤61の代わりに接着剤を用いてもよいし、粘着部材16を設けずにバンドのような締着具で絶縁シート14を固定してもよい。
(液体検知センサー:電極部)
上述のように、電極部5は、基材17と、電極部材15と、抵抗部材18とを有している。電極部5は、基材17上に、電極部材15と、抵抗部材18とが積層されて形成されている。即ち、電極部5は、基材17の電極部材15と抵抗部材18とが積層された面が、絶縁シート14に接合される。
尚、本実施形態では、1つの基材17上に複数の電極部材15を積層した構成であるがこれに限定されない。例えば、1つの基材に電極部材を1列積層した電極部を絶縁シートに複数並行配置してもよいし、さらにその電極部材間を抵抗部材で接続してもよい。
(液体検知センサー:電極部:基材)
基材17は、平面視長方形状に形成されている。基材17の長手方向の一端側には抵抗部材18が積層される。また、基材17の長手方向に、対向する一対の電極部材15(電極部材15a・15b)が延在するように積層される。さらに、基材17の一端部領域において、抵抗部材18及び電極部材15が積層されていない箇所を覆うように面ファスナー機構50が形成されている。具体的に、基材17の表面が、絶縁シート14が接合される側へ突出するように形成されたフック状の鈎状素子50aによって覆われている。この面ファスナー機構50の鈎状素子50aが、粘着部材16の開口16aから露出する絶縁シート14の複数の繊維14bの隙間14aに入り込むことで、電極部5と絶縁シート14とが接合される。なお、抵抗部材18は、前記一端側に限定されず、基材17の任意の位置に積層されてもよい。
基材17は、電極部材15と、抵抗部材18とが転写印刷可能な材料で生成されることが好ましいが特に限定されない。また、これに限定されない。また、鈎状素子50aについては、絶縁シート14の隙間14aに入り込ませるために、弾性を有する材料で形成されることが好ましい。
例えば、基材17の材料としては、布(綿、麻など)や紙等の植物繊維(セルロース繊維)、化学繊維(レーヨン、キュプラなど)、セラミック、エンジニアリングプラスチックが例示される。エンジニアリングプラスチックとしては、ポリプロピレン、架橋ポリエチレン、ポリエステル、ポリベンツイミダゾール、アラミド、ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などが挙げられる。
また、鈎状素子50aの弾性を有する材料としては前記記載のエンジニアリングプラスチック、金属(ステンレス、バネ材など)などが挙げられる。
ここで、図1、図2、及び、後に説明する図4において説明を簡易にすべく、本実施形態では基材17に透過性を有する材料を用いることとし、電極部5において基材17を透過させて図示している。即ち、電極部材15と抵抗部材18とは、基材17の設置対象側に積層されるものであるが、実線で図示している。
尚、これに限定されず、基材17は、透過しない部材で形成されていてもよい。
(液体検知センサー:電極部:抵抗部材)
抵抗部材18は、電極部材15a・15bが積層されたときに、電極部材15同士を結び付けるように積層されている。具体的に、抵抗部材18は、2つの電極部材15a・15bにまたがって両方と接触状態となるように積層される。即ち、抵抗部材18は、基材17と電極部材15a・15bとの間に挟持されるように積層される。これとは逆に、基材17に積層された電極部材を15a・15bの上に抵抗部材18を積層してもよい。抵抗部材18は、電極部材15同士を電気的に接続すればよく配設位置や態様は限定されない。
抵抗部材18は、『漏液状態』では、絶縁シート14が導電性を発揮したときの絶縁シート14の抵抗値よりも大きな抵抗値に設定される。加えて、抵抗部材18は、『測定準備完了状態』では、電極部材15と計測装置2との接続が解除されたときの抵抗値よりも小さな抵抗値に設定される。
また、『接続解除状態』では、計測装置2で測定される抵抗値は、『測定準備完了状態』よりも高い値となる。
このように、計測装置2では、「漏液状態の抵抗値」<「測定準備状態の抵抗値」<「接続解除状態の抵抗値」の関係である抵抗値が検出される。従って、計測装置2は、これらの抵抗値に基づいて、絶縁シート14が導電性を発揮する『漏液状態』と、電極部材と抵抗値検出部との接続が解除された『接続解除状態』と、これらの状態以外の『測定準備完了状態』とが判別可能となる。
抵抗部材18は、導電性を有し、絶縁シート14が導電性を発揮したときの抵抗値よりも大きい値に設定することが可能であれば、どのような材質であっても構わないが、カーボンであることが好ましい。カーボンブラックを用いたカーボンインクを、基材17に直接印刷してもよいし、ベースとなる部材に印刷したあと接着剤で接着することにより形成されてもよい。
また、ニッケル、アルミ等の金属粒子を絶縁シート14に付着させ、付着させた箇所に複数の電極部材15を接触させる構成でもよい。
また、抵抗部材18は、樹脂と導電性粒子とを含む薄膜層であってもよい。これにより、樹脂と導電性粒子とを含む導電性接着剤を薄膜状に基材17に塗布するのみで抵抗部材18を容易に形成することができる。
樹脂の材料の例としては、アクリル系樹脂、シリコン系樹脂、熱可塑性エラストマ系樹脂、ゴム系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。具体的には、日本カーバイド社製のKP−1581、KP−1104、KP−2074、及びSZ−6153、ビッグテクノス社製のAR−2172−M3が挙げられる。導電性粒子は、金属材料により一部又は全部が形成されている。
導電性粒子の材料の例としては、銅粉、銀粉、ニッケル粉、銀コ−ト銅粉(AgコートCu粉)、金コート銅粉、銀コートニッケル粉(AgコートNi粉)、金コートニッケル粉があり、これら金属粉は、水アトマイズ法、カーボニル法等により作製することができる。また、上記以外にも、金属粉に樹脂を被覆した粒子、樹脂に金属粉を被覆した粒子を用いることもできる。尚、導電性粒子は、AgコートCu粉、又はAgコートNi粉であることが好ましい。この理由は、安価な材料により導電性の向上した導電性粒子を得ることができるからである。
抵抗部材18の抵抗値の下限は、検知対象の液体の抵抗値によって適宜設定する必要があり、絶縁シート14が導電性を発揮して漏液を検知する抵抗値よりも大きい値に設定される。
(液体検知センサー:電極部:電極部材)
電極部材15a・15bは、抵抗部材18が積層された基材17に積層される。電極部材15a・15bは、長手方向が並行となるように配置される。電極部材15と絶縁シート14とは、基材17に形成された鈎状素子50aが絶縁シート14の隙間14aに入り込むことにより、接合されると共に接合状態が維持される。また、電極部材15a・15bは、所定の間隔を有して配置される。これにより、複数の電極部材15は、互いに電気的に分離される。所定の間隔とは、液体検知センサー1を設置する雰囲気の湿度に反応して誤動作しない程度の間隔を意味する。したがって、並行配置でなく櫛状、柵状などであってもよい。
電極部材15は、印刷により形成されている。例えば、銀インク等を基材17に印刷して容易に電極部材15を形成することができる。
尚、電極部材15a・15bは、金属層と、導電性接着剤層とが積層された構成であってもよい。この場合、金属層は、導電性を有すれば、どのような材質であっても構わない。即ち、金属層を形成する金属材料としては、ニッケル、銅、銀、錫、金、パラジウム、アルミニウム、クロム、チタン、及び、亜鉛の何れか、またはこれらの2つ以上を含む合金等が使用できる。その中でもアルミや銅等の金属であることが好ましい。
導電性接着剤層は、樹脂と導電性粒子とを含む。樹脂の材料の例としては、アクリル系樹脂、シリコン系樹脂、熱可塑性エラストマ系樹脂、ゴム系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。具体的には、日本カーバイド社製のKP−1581、KP−1104、KP−2074、及びSZ−6153、ビッグテクノス社製のAR−2172−M3が挙げられる。導電性粒子は、金属材料により一部又は全部が形成されている。
導電性粒子の材料の例としては、銅粉、銀粉、ニッケル粉、銀コ−ト銅粉(AgコートCu粉)、金コート銅粉、銀コートニッケル粉(AgコートNi粉)、金コートニッケル粉があり、これら金属粉は、水アトマイズ法、カーボニル法等により作製することができる。また、上記以外にも、金属粉に樹脂を被覆した粒子、樹脂に金属粉を被覆した粒子を用いることもできる。尚、導電性粒子は、AgコートCu粉、又はAgコートNi粉であることが好ましい。この理由は、安価な材料により導電性の向上した導電性粒子を得ることができるからである。
(液体検知センサーの適用例)
液体検知センサー1は、複数枚が一括された積層状態にまとめられる。そして、これらの液体検知センサー1が作業員のポケットや道具ケース等の収納手段に保管される。即ち、液体検知センサー1は、ガーゼ付き絆創膏のように、作業員に携帯された状態で保管することが可能になっている。
また、液体検知センサー1は、電極部5と、絶縁シート14とを、面ファスナー機構50を用いて容易に脱着可能であるため、別々に保管することも可能である。また、面ファスナー機構50は、表面に繊維の隙間14aを有するような一般的な不織布、ガーゼ、包帯等に接合可能であるため、既に検知対象に設置される絶縁シート14に、電極部5を接合させるのみで、液体検知の測定を即時に開始することが可能となっている。
また、別々に保管する場合には、電極部5の電極部材15側の面に、使用時に剥離可能な保護層が積層されていてもよい。
また、電極部5は設置対象と接触しないため、漏液が発生しなかった場合などに電極部5を再利用してもよい。
図4に示すように、計測装置2は、電極コネクタ21によって液体検知センサー1に接続される。具体的に、電極コネクタ21は、液体検知センサー1の電極部5を挟持すると共に、挟持した電極部5の電極部材15a・15bを、計測装置2のコード2aと電気的に接続する。図示しないが、コード2aは、電気的に分離する1対の信号線を有しており、夫々が電極部材15a・15bに接続される。これにより、計測装置2は、電極部材15a・15b間に対して電圧を付加し、電流を計測することによって、電極部材15a・15b間の抵抗値を計測することができる。
測定時において、先ず、絶縁シート14が準備される。具体的に、剥離シートを備えた絶縁シート14であれば剥離シートを剥がし漏液の有無を検知したい機器や箇所の設置対象に貼り付ける。また、剥離シートを備えない絶縁シート14であればそのままの状態で設置対象に貼り付ける。また、既に設置対象に、液体の介在により導電性を発揮するとともに、面ファスナー機構50が接合可能な部材が設置されている場合は、これを絶縁シート14として利用することができる。
次に、電極部5を絶縁シート14に面ファスナー機構50を用いて接合させると共に、電極部5を電極コネクタ21によって挟持する。電極部5の絶縁シート14への接合は、電極コネクタ21による電極部5の挟持の前後の何れでもよい。これにより、電極部5の電極部材15a・15bが絶縁シート14に接触された状態が維持されると共に、電極部材15a・15bが計測装置2に接続されて測定準備完了状態となる。この結果、設置対象が移動や振動した場合でも、液体検知センサー1が位置ずれを起こすことなく漏液を検知し続けることとなる。
設置対象において漏液が起こると、絶縁シート14は、液体が介在することによって導電性を発揮する。これにより、抵抗部材18のみによって導通されていた電極部材15a・15bが、絶縁シート14を介して電気的に接続されることになる。導電性を発揮した絶縁シート14は、抵抗部材18よりも低い抵抗値になるため、計測装置2が示す電気抵抗も低い抵抗値に変化することになる。これにより、漏液状態が検出されることになる。
また、何らかの原因により、面ファスナー機構50による電極部5と絶縁シート14との接合や、電極部材15と計測装置2との接続が解除された場合、計測装置2による電極部材15a・15b間の抵抗測定が不能となる。これにより、液体検知センサー1の接続解除状態が検出されることになる。
このような漏液による異常が発生した場合、液体を検知した液体検知センサー1は作業員により設置対象から剥がされ、測定作業を終了する。そして、再度測定作業をする場合は、測定準備完了状態に戻すために、未使用の液体検知センサー1に交換される。尚、絶縁シート14(及び粘着部材16)のみを交換し、電極部5を継続して使用してもよい。このように、液体検知センサー1がガーゼ付き絆創膏のような使い捨ての使用形態で用いることが可能になる。尚、使用済みの液体検知センサー1の絶縁シート14(及び粘着部材16)は、捕捉された液体が乾燥されることによって、再使用されても良い。また、接続解除状態の場合は作業員により液体検知センサー1の電極部材15が電極コネクタ21を介して接続され、液体検知センサー1が測定準備完了状態に再度設置される。
図4に示すように、液体検知センサー1は、設置対象として、穿刺具31(留置針、翼状針等)を穿刺する穿刺部30(人体の腕や足等の穿刺箇所)に適用可能である。この例において、透析や輸血、点滴等の治療中に穿刺具31が抜け、穿刺具31や穿刺部30から血液・薬液が漏れる場合が起こり得る。この場合、穿刺部30に液体検知センサー1が貼り付けられているため、血液・薬液の液漏れや液体検知センサー1の設置異常を検知することができる。この際、穿刺部30に液体検知センサー1を直接貼り付けるため、少量の液漏れでも液体検知センサー1に接続される計測装置2によって検知することができる。また、腕や足等の穿刺部30に液体検知センサー1が直接貼り付けられているので、腕や足等の動きで留置針等の穿刺具31が抜けた場合、液体検知センサー1の電極部材15と計測装置2の接続に使用されている電極コネクタ21が一緒に外れるので、液体検知センサー1の設置状態のエラーが検出されるとともに、抜針も検知することができる。
(変形例)
以上のように、本実施形態の液体検知センサー1について説明したがこれに限定されるものではない。
例えば、図5に示す液体検知センサー101は、上記の実施形態と同様に、液体の介在により導電性を発揮する絶縁シート114と、基材117と、基材117に接合され互いに電気的に分離された複数の電極部材115(電極部材115a・115b)とを有する電極部105と、を有し、絶縁シート114と電極部105とが面ファスナー機構150により接合されている。また、液体検知センサー1は、電極部材115a・115b同士間に接続された抵抗部材118を有している。この抵抗部材は、絶縁シート114が導電性を発揮したときの抵抗値よりも大きな抵抗値であって、且つ、抵抗部材118による電極部材115a・115b同士の接続が解除されたときの抵抗値よりも小さな抵抗値を有している。さらに、液体検知センサー101は、電極部105が接合される絶縁シート114面に配置された粘着部材116を有している。
そして、本変形例の液体検知センサー101は、面ファスナー機構150として、電極部105の絶縁シート114が接合される面における電極部材115a・115b上に、複数の鈎状素子150aが形成されている。即ち、電極部材115a・115bが、絶縁シート114に直接的に接合されることになる。また、図5に示すように、絶縁シート114は、電極部105が接合される表面に、隙間114aを形成するように設けられた複数のループ状素子114bを有している。これにより、電極部105と絶縁シート114とを接触させた際に複数の鈎状素子150aがループ状素子114bの隙間114aに入り込み、電極部105と絶縁シート114とが接合される。
液体検知センサー101の設置対象において、漏液が発生した場合には、絶縁シート114に液体が捕捉され、絶縁シート114に接触する密集した鈎状素子150aにおいては毛細管現象によって液体が電極部材115a・115bへ進行し、電極部材115a・115b同士が電気的に接続される。
尚、鈎状素子150aは、電極部材115の表面に形成されていてもよいし、電極部材115の表面に鈎状素子150aを有したシート等が貼り付けられるものであってもよい。また、鈎状素子150aを電極部材115上に形成するためのシートおよび鈎状素子150a等は導電性を有していてもよい。また、上記のシートには、鈎状素子150aを進行する液体が電極部材115へ通過するための1以上の孔が形成されていてもよい。
以上の詳細な説明では、本発明をより容易に理解できるように、特徴的部分を中心に説明したが、本発明は、以上の詳細な説明に記載する実施形態に限定されず、その他の実施形態にも適用することができ、その適用範囲は可能な限り広く解釈されるべきである。
たとえば、液体検知センサーは、配管からの漏液、結露のセンサーとしても利用できる。
また、本明細書において用いた用語及び語法は、本発明を的確に説明するために用いたものであり、本発明の解釈を制限するために用いたものではない。また、当業者であれば、本明細書に記載された発明の概念から、本発明の概念に含まれる他の構成、システム、方法等を推考することは容易であると思われる。従って、請求の範囲の記載は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で均等な構成を含むものであるとみなされるべきである。また、本発明の目的及び本発明の効果を充分に理解するために、すでに開示されている文献等を充分に参酌することが望まれる。
1・101 液体検知センサー
2 計測装置
2a コード
5・105 電極部
14・114 絶縁シート
14a・114a 隙間
14b 繊維
15・115 電極部材
16・116 粘着部材
17・117 基材
18・118 抵抗部材
21 電極コネクタ
30 穿刺部
31 穿刺具
50・150 面ファスナー機構
50a・150a 鈎状素子
61 粘着剤
62 粘着用フィルム
114b ループ状素子

Claims (7)

  1. 液体の介在により導電性を発揮する絶縁シートと、
    基材と、前記基材に接合され互いに電気的に分離された複数の電極部材とを有する電極部と、
    を有し、
    前記絶縁シートと前記電極部とが面ファスナー機構により接合されていることを特徴とする液体検知センサー。
  2. 前記面ファスナー機構は、前記電極部の前記絶縁シートが接合される面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体検知センサー。
  3. 前記面ファスナー機構は、複数の鈎状素子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体検知センサー。
  4. 前記複数の鈎状素子は、前記電極部における前記基材の少なくとも一部に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の液体検知センサー。
  5. 前記複数の鈎状素子は、前記電極部における前記複数の電極部材の少なくとも一部に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の液体検知センサー。
  6. さらに、前記電極部材同士間に接続された抵抗部材を有し、
    前記抵抗部材は、前記絶縁シートが導電性を発揮したときの抵抗値よりも大きな抵抗値であって、且つ、前記抵抗部材による前記電極部材同士の接続が解除されたときの抵抗値よりも小さな抵抗値を有していることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の液体検知センサー。
  7. さらに、前記液体検知センサーの前記電極部を接合する絶縁シート面に配置され、粘着性を有した粘着部材を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の液体検知センサー。
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