JPH063534Y2 - 粘着性シート電極 - Google Patents

粘着性シート電極

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JPH063534Y2
JPH063534Y2 JP1988004087U JP408788U JPH063534Y2 JP H063534 Y2 JPH063534 Y2 JP H063534Y2 JP 1988004087 U JP1988004087 U JP 1988004087U JP 408788 U JP408788 U JP 408788U JP H063534 Y2 JPH063534 Y2 JP H063534Y2
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electrode
conductive
adhesive sheet
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JP1988004087U
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真之 今野
伸太郎 和田
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Nitto Denko Corp
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Nitto Denko Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は粘着性シート電極に関するものである。
<従来の技術> 従来から被検者の生体皮膚表面に密着状態で固定して生
体からの電気信号を医療診断装置に伝達させるために用
いる電極や、被着体表面の静電気を除去するために用い
る電極としては接着能を有する電極にホックやクリップ
を接続するための端子を設けたものが各種提案されてい
る。
<考案が解決しようとする課題> 上記ホックを設けた電極としては、第5図に示すような
形状の電極が提案されているが、接続用の端子7を特別
な形状とする必要があるので、製造工程の煩雑さや製造
コストの点で決して実用的なものではなかった。
また、クリップにより接続する電極としては第6図
(a)、(b)および第7図に示されるような電極が提案され
ている。第6図の電極は導電性を有する支持体1の端部
に導電性粘着剤層2を設けずにクリップ8接続用の端子
(摘み部)としたものであって、構造が簡単であるため
に製造工程が簡素化でき、また、クリップ8の接続にお
いても上記ホックタイプと比べて優れた操作性を有する
ものである。しかし、この電極は被着体に貼着しクリッ
プ8を接続する際、またはクリップ8接続後のモニター
中に第6図(b)に示すように導電性粘着剤層2がその接
続端部から引き上げられ、被着体表面から電極が剥離脱
落しやすく、得られる電気信号が極めて不安定なものと
なる。このような欠点は長時間にわたるモニタリングに
おいて顕著に現れるものである。
また、第7図の電極は支持体1に切れ目9を設けること
によってクリップ接続用の端子を形成しているので、上
記第6図の電極のような欠点はないが、接続時または接
続後に過大の応力が加わると切れ目9端部から支持体1
が裂ける可能性がある。
<課題を解決するための手段> 本考案者らは上記欠点を有さない電極を案出すべく検討
を重ねた結果、支持体と導電性粘着剤層との積層構造で
あって、該支持体の片端部の導電性粘着剤層との当接面
に非粘着性層を介在させることによって、支持体の全幅
にわたる片端部がクリップを接続するための端子として
利用でき、且つこの端部にクリップを接続しても電極と
被着体との貼着界面(端子の根元部分)に加わる劈開応
力による剥離作用は、端子の根元部分周囲の粘着剤層と
被着体面との剪断方向に働くために、電極の剥離脱落が
なくモニタリング用電極として長時間にわたって使用し
ても安定な電気信号の伝達が保証できることを見い出し
た。
即ち、本考案の粘着性シート電極は導電性を有する支持
体の片面に導電性粘着剤を設けてなる電極であって、端
部に位置する支持体と導電性粘着剤層との当接面に全幅
にわたって前記支持体が起立可能となるように非粘着性
層が介在することを特徴とするものである。
また、他の粘着性シート電極としては支持体の片面に導
電性粘着剤を設けてなる電極であって、端部に位置する
支持体と導電性粘着剤層との当接面に全幅にわたって前
記支持体が起立可能となるように二つ折り状態にて導電
性非粘着性シートを介在することを特徴とするものであ
る。
以下、本考案を図面を用いて具体的に説明する。
第1図(a)は本考案の粘着性シート電極の一実施例を示
す斜視図、第1図(b)は第1図(a)のA−A′線での断面
図、第1図(c)はこの電極の支持体の片端部を起立させ
たときの状態を示す断面図である。
第1図(a)〜(c)において導電性を有する支持体1の片面
には導電性粘着剤層2が設けられており、該支持体1と
導電性粘着剤層2との当接面には該支持体幅と同幅の非
粘着性層3が介在されている。このような構成によって
第1図(c)のように導電性を有する支持体1と導電性粘
着剤層2とは接着せず、全幅にわたって支持体の端部を
上方に起立させることができ、クリップ等の接続端子と
容易に接続することができるのである。なお、本考案で
いう「全幅」とは粘着性シート電極の有する最大幅を示
すものではなく、支持体周縁部の二点を結ぶ全幅を示す
ものである。
第2図(a)は本考案の粘着性シート電極の他の実例を示
す断面図、第2図(b)はこの電極の支持体端部を起立さ
せたときの状態を示す断面図である。第2図(a),(b)に
おいて非粘着性層3にはシート状物が用いられて、かつ
二つ折り状態で介在されているので、支持体1の片端部
を容易に上方へ起立させることができる。
また、第2図(a),(b)のように非粘着性層3としてのシ
ート状物を二つ折り状態にて介在させることで、支持体
1端部を起立させた際に支持体1の片端部の導電性粘着
剤層2接触部(二つ折れ部)に加わる劈開応力を緩和
し、支持体1と導電性粘着剤層2との層間剥離を防止す
ることができるものである。
また、第2図では支持体1の他面には絶縁性補強シート
4が積層されている。該シート4を積層することによっ
て電極を補強することができると共に、電極上面に外的
異物が接触しても伝達すべき電気信号にノイズが入るこ
ともなく、安定した電気信号を得ることができるもので
ある。
なお、本考案の粘着性シート電極において支持体1が導
電性を有する場合は、非粘着性層3としてのシート状物
が導電性を有することは必須条件ではなく、一方、第2
図のように二つ折り状態で介在される非粘着性層3とし
てのシート状物が導電性を有する場合は、支持体1が導
電性を有することは必須条件ではないことは電気信号の
導通経路から明らかである。
第3図および第4図は本考案の粘着性シート電極の他の
実例を示す断面図であり、第3図は非粘着性層3として
のシート状物に隣接して公知の接着剤や熱融着性のシー
トを用いた層間(支持体1と導電性粘着剤層2との層
間)剥離防止層5を介在させたものである。このように
層間剥離防止層5を設けることによって、支持体1の端
部を全幅にわたって起立させてクリップ等を接続した場
合に該端部の根元部分から支持体1が導電性粘着剤層2
から剥離しがたくなるのである。
一方、第4図は起立する支持体1端部の上面に該片端部
以外の支持体上面と識別可能なように着色シート6を貼
着積層したものである。この他識別可能を手段としては
着色塗料を塗布することもでき、このように支持体1の
片端部の上面に識別可能な手段を施すことによって、ク
リップ等を接続する部位が一目瞭然となり極めて便利で
ある。
本考案に用いる支持体1としては、被着体表面の形状や
動きに追従する柔軟性を有するものであれば特に限定さ
れるものではない。なお、導電性粘着剤層2と支持体1
端部とは電気的に導通している必要があるので、前記し
たように非粘着性層3としてのシート状物が二つ折り状
態で介在され、かつ導電性を有する場合は支持体1は導
電性を有する必要はなく、一方、非粘着性層3としての
シート状物が導電性を有さない場合は支持体1は導電性
を有する必要があるのである。
このような支持体1としては具体的には紙、織布、不織
布、各種プラスチックシート、金属箔、およびこれらの
積層シート、金属蒸着したシートなどが用いられる。
上記支持体1の上面に積層される絶縁性補強シート4は
絶縁性を有し、電極を補強できるだけの強度を有するも
のであればその材質には特に限定はなく、例えば紙、織
布、不織布、各種プラスチックシートなどを使用するこ
とができる。また、この絶縁性補強シート4に熱や照射
線に感応して収縮する材料を用いることによって、支持
体1の片端部を手などでめくる必要がなく、加熱操作や
照射線照射操作によって自然に上方に起立させることが
できて好ましいものである。このような熱収縮性の材料
としては、たとえばポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルホルマール、
アクリル樹脂、ポリウレタンなどが挙げられる。また、
紫外線や各種放射線に感応して収縮する材料としては、
例えばアクリル樹脂、ポリエステル、ポリウレタンおよ
びこれらのオリゴマーなどが挙げられる。
上記収縮性を有する絶縁性補強シート4に1軸延伸フィ
ルムのような収縮性が一方向であるものを用いると、支
持体1の片端部の起立を容易にするために好ましいもの
である。
導電性粘着剤層2は被着体からの電気信号を上記支持体
1の片端部に伝達して該端部に接続するクリップ等を介
して医療診断装置等の測定機器に送ったり、逆に被着体
へ外部からの電気信号を伝達する役割を果たすものであ
る。
このような導電性粘着剤層2は、例えば各種金属粉末や
各種塩の水溶液(電解液)の如き導電性付与剤を含有す
る粘着剤から形成されるものであって、粘着剤としては
カラヤゴムの如き多糖類、各種セルロース類の如き半合
成高分子物質、ポリアクリル酸類、ポリビニルアルコー
ル類などの親水性高分子物質のホモポリマーあるいはコ
ポリマーの如き合成高分子物質などが挙げられる。
本考案に用いる非粘着性層3としてのシート状物は導電
性粘着剤層2と支持体1とを接着させないものであれ
ば、前記したように導電性を有するものでも有さないも
のでもよく、例えば紙、織布、不織布、各種プラスチッ
ク、各種金属箔などを用いることができる。また、非粘
着性層3は上記材料以外による以外にもシリコーン樹脂
やフッ素樹脂などからなる剥離処理剤を塗布して形成す
ることもできる。
<考案の効果> 本考案の粘着性シート電極は上記のように比較的簡単を
構造であるので、製造工程が簡素化できるものである。
また、導電性粘着剤層と支持体との全幅にわたって非粘
着性層を介在させて該シートに接触する支持体端部をク
リップ等の接続用端子としているので、この端部にクリ
ップを接続しても電極と被着体との貼着界面に加わる劈
開応力による剥離作用は、端子の根元部分周囲の粘着剤
層と被着体面との剪断方向に働くために、電極の剥離脱
落がないものである。従って、本考案の電極を使用中も
被着体からの剥離や脱落が起こらず、モニタリング用電
極として長時間にわたって使用しても安定的に電気信号
を伝達できるという効果を発揮するものである。
また、本考案では支持体の全幅を端子として利用してい
るので集中応力による支持体の裂けなどが生じないとい
う利点も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の粘着性シート電極の一実例を示す
斜視図、第1図(b)は第1図(a)のA−A′線での断面
図、第1図(c)はこの電極の支持体の片端部を起立させ
たときの状態を示す断面図、第2図(a)は本考案の他の
粘着性シート電極の他の実例を示す断面図、第2図(b)
は第2図(a)の電極の支持体端部を起立させたときの状
態を示す断面図、第3図および第4図は本考案の粘着性
シート電極の他の実例を示す断面図、第5図および第6
図(a)は従来の粘着性電極の斜視図、第6図(b)は第6図
(a)の電極の使用状態を示す断面図、第7図は従来の粘
着性電極の他の例の斜視図である。 1…支持体、2…導電性粘着剤層、3…非粘着性層、4
…絶縁性補強シート、5…層間剥離防止層、6…着色シ
ート

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性を有する支持体の片面に導電性粘着
    剤を設けてなる電極であって、端部に位置する支持体と
    導電性粘着剤層との当接面に全幅にわたって前記支持体
    が起立可能となるように非粘着性層が介在することを特
    徴とする粘着性シート電極。
  2. 【請求項2】非粘着性層がシート状物であって、かつ支
    持体の端部を起立可能とするように二つ折り状態にて介
    在されている請求項1記載の粘着性シート電極。
  3. 【請求項3】支持体の片面に導電性粘着剤を設けてなる
    電極であって、端部に位置する支持体と導電性粘着剤層
    との当接面に全幅にわたって前記支持体が起立可能とな
    るように二つ折り状態にて導電性非粘着性シートを介在
    することを特徴とする粘着性シート電極。
  4. 【請求項4】支持体の他面に絶縁性補強シートが積層さ
    れてなる請求項1または3記載の粘着性シート電極。
  5. 【請求項5】支持体端部の上面には支持体の他の上面と
    識別可能な手段が施されている請求項1〜4のいずれか
    に記載の粘着性シート電極。
  6. 【請求項6】識別可能な手段が着色テープの貼着である
    請求項5記載の粘着性シート電極。
JP1988004087U 1988-01-16 1988-01-16 粘着性シート電極 Expired - Lifetime JPH063534Y2 (ja)

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JPH01110705U JPH01110705U (ja) 1989-07-26
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