JP2014196619A - 建物の外壁構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁開口部を有する外壁部において、壁開口部に設けられた開口枠を外壁下地により好適に支持することができる外壁構造を提供する。【解決手段】外壁部11は複数の外壁パネル14を有しており、外壁パネル14は、外壁面材17と外壁下地18とを有している。外壁部11には窓部12が設けられており、窓部12にはサッシ枠41が設けられている。複数の外壁パネル14には、窓部12が設けられた外壁パネル14Aが含まれており、外壁パネル14Aの外壁下地18にはサッシ枠41が取り付けられている。外壁下地18は、サッシ枠41の縦枠部41aに沿って延びている側方スタッド22Bと、サッシ枠41の上枠部41b、下枠部41cに沿って延びている中間ランナ21C,21Dとを有している。側方スタッド22Bは、スタッド本体とスタッド突出部とを有しており、中間ランナ21C,21Dは、ランナ本体とランナ突出部とを有している。【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の外壁構造に関するものである。
住宅等の建物において、外壁部が外壁パネルを含んで構成されている場合、その外壁パネルは、外壁面材とその外壁面材に取り付けられた外壁下地とを有している。また、外壁部に窓部等の壁開口部が形成され、その壁開口部に開口枠としてのサッシ枠が取り付けられている場合、そのサッシ枠は外壁下地に固定されている。サッシ枠が外壁下地に固定されている構成としては、サッシ枠の外周面に沿って上下や左右に延びているフレーム材を外壁下地が有しており、そのフレーム材にサッシ枠が取り付けられた構成がある(例えば特許文献1参照)。
特開2005−320741号公報
しかしながら、外壁下地のフレーム材にサッシ枠が固定されている構成では、サッシ枠からの荷重によりフレーム材が上下方向や左右方向に撓むことが懸念される。例えば、フレーム材が上下方向に延びるスタッドである場合、サッシ枠からの荷重によりフレーム材が壁幅方向に撓むことが懸念される。また、フレーム材が左右方向に延びているランナである場合、サッシ枠からの荷重によりランナが壁高さ方向に撓むことが懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、壁開口部を有する外壁部において、壁開口部に設けられた開口枠を外壁下地により好適に支持することができる外壁構造を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。
第1の発明の建物の外壁構造は、外壁パネルを含んで構成された外壁部に壁開口部が設けられている建物の外壁構造であって、前記外壁パネルは、外壁面材と、該外壁面材の屋内側面に取り付けられている外壁下地とを有しており、前記壁開口部には、当該壁開口部に沿って延びている開口枠が設けられており、前記外壁下地は、前記開口枠の外周面に沿って延びている開口沿いフレーム材を有しており、前記開口沿いフレーム材は、当該開口沿いフレーム材の長手方向に沿って延びた状態で、前記開口枠に固定されているフレーム本体と、前記フレーム本体から前記開口枠に向けて突出し、且つ該フレーム本体の長手方向に沿って延びている撓み規制部と、を有していることを特徴とする。
第1の発明によれば、開口沿いフレーム材においては、開口枠からの荷重が加えられていても、開口枠と開口沿いフレーム材とが並ぶ方向にフレーム本体が撓むことを撓み規制部により抑制できる。例えば、開口沿いフレーム材が上下方向に延びているスタッドである場合には、そのスタッドが壁幅方向に撓むことを撓み規制部により抑制できる。また、開口沿いフレーム材が左右方向に延びているランナである場合には、そのランナが壁高さ方向に撓むことを撓み規制部により抑制できる。しかも、撓み規制部が開口枠に向けて突出しているため、フレーム本体及び撓み規制部の両方に開口枠を固定することが可能になり、その結果、開口沿いフレーム材に対する開口枠の固定強度を高めることができる。したがって、壁開口部を有する外壁部において、壁開口部に設けられた開口枠を外壁下地により好適に支持することができる。
第2の発明では、第1の発明において、前記フレーム本体は、壁厚み方向において板面同士が対向する一対の対向板部を有しており、前記撓み規制部は、前記一対の対向板部のうち一方から前記開口枠に向けて突出している。
第2の発明によれば、フレーム本体の対向板部が壁厚み方向と直交する方向に延びているため、開口沿いフレーム材においては、撓み規制部に加えてフレーム本体の対向板部によっても、開口枠と開口沿いフレーム材とが並ぶ方向にフレーム本体が撓むことに対する抑止力が発揮される。しかも、撓み規制部がフレーム本体の対向板部から延びているため、撓み規制部と対向板部とが個別に有する撓み抑止力を、足し合わせた状態でまとめて発揮させることができる。これにより、開口枠と開口沿いフレーム材とが並ぶ方向に開口沿いフレーム材が撓むことをより確実に抑制できる。
第3の発明では、第2の発明において、前記撓み規制部は、前記開口枠に向けて延びている突出板部と、前記フレーム本体から前記開口枠側に離間した位置に設けられ、前記突出板部に前記開口枠の外周面に沿って該突出板部に直交する方向に延びている直交板部と、を有しており、前記突出板部及び前記直交板部は、いずれもフレーム本体の長手方向に沿って延びている。
第3の発明によれば、撓み規制部においては直交板部が壁厚み方向に延びているため、開口沿いフレーム材が壁厚み方向に撓むことを直交板部により抑制できる。したがって、撓み規制部は、開口沿いフレーム材が撓むことに対する抑止力を2方向について発揮できる。
第4の発明では、第3の発明において、前記突出板部は、壁厚み方向において所定間隔で一対設けられており、前記直交板部は、前記フレーム本体から前記開口枠側に離間した位置に設けられ、前記一対の突出板部を連結している連結板部であり、前記一対の突出板部のうち一方が、前記一対の対向板部のうち一方から突出しており、前記一対の突出板部のうち他方が、前記一対の対向板部の間の位置に配置されている。
第4の発明によれば、撓み規制部が一対の突出板部及び直交板部により断面矩形状に形成されているため、開口沿いフレーム材が撓むことに対する抑止力を2方向に対してより効果的に発揮できる。しかも、一対の突出板部のうち一方が壁厚み方向においてフレーム本体の中間位置に配置されているため、フレーム本体と開口枠との間の領域において、撓み規制部と開口枠の一部とを壁厚み方向に重ねて配置できる。つまり、サッシ枠の外周面の凹凸形状に合わせて撓み規制部を適正に配置することができる。
第5の発明では、第4の発明において、前記一対の突出板部のうち屋内側に配置された突出板部は、前記一対の対向板部のうち屋内側に配置された対向板部から延びており、前記一対の突出板部のうち屋外側に配置された突出板部は、前記一対の対向板部の間に設けられている。
第5の発明によれば、壁厚み方向において撓み規制部の屋外側に開口枠の一部を配置することで、撓み規制部を開口枠により覆い隠すことが可能となる。このため、屋外側からの外壁部の外観が撓み規制部により損なわれることを抑制できる。
第6の発明では、第5の発明において、前記開口枠には、サッシ戸が取り付けられており、前記開口枠は、前記サッシ戸の外周面に対向している主枠体と、前記外壁下地の屋外側において当該開口枠の仕上面を形成している仕上枠体と、前記主枠体と前記仕上枠体とを連結する枠状の連結枠体と、を有しており、前記開口枠の外周面では、壁厚み方向において、前記連結枠体の外周面が前記主枠体の外周面と前記仕上枠体の外周面との間に配置されており、前記撓み規制部は、前記壁厚み方向において前記連結枠体の屋内側に配置されている。
第6の発明のように、主枠体、仕上枠体及び連結枠体の各外周面が組み合わされた状態で開口枠の外周面が形成されている構成では、開口枠の外周面が壁厚み方向において凹凸が形成されやすくなる。そこで、開口枠の外周面の凹凸に合わせて撓み規制部を配置することで、開口枠の凹凸部によりその開口枠の外周側に生じたデッドスペースを、開口沿いフレーム材の強度を高めるために有効利用することができる。しかも、撓み規制部が連結枠体の屋内側に配置されているため、撓み規制部を連結枠体や仕上枠体により覆い隠すことができる。
第7の発明では、第1乃至第6のいずれかの発明において、前記壁下地は、壁幅方向に沿って延びた状態で設けられている複数のランナと、前記複数のランナに掛け渡された状態で設けられている複数のスタッドと、を有しており、前記複数のランナには、前記開口沿いフレーム材として開口沿いランナが含まれており、前記開口沿いランナは、前記開口枠を上下に挟んで一対設けられている。
第7の発明によれば、開口沿いランナにおいて、壁幅方向に延びているフレーム本体が壁高さ方向に撓むことを撓み規制部により好適に抑制できる。
第8の発明では、第1乃至第7のいずれかの発明において、前記フレーム本体は、壁厚み方向において所定間隔で互いに対向している一対のフランジと、前記一対のフランジを連結しているウェブとを有しており、前記フランジの自由端を前記開口枠とは反対側に向けて設けられており、前記ウェブにおいては、壁厚み方向において当該ウェブの一部が前記開口枠側に向けて突出している部分が前記撓み規制部である。
第8の発明によれば、開口沿いフレーム材のフレーム本体と撓み規制部とを1つの部材により形成することができる。この場合、例えばフレーム本体と撓み規制部とが別々の部材により形成された構成とは異なり、開口沿いフレーム材を組み立てる必要がないため、施工現場での作業負担を低減できる。
第9の発明では、第1乃至第7のいずれかの発明において、前記フレーム本体は、長尺状の溝形鋼であり、溝部を前記開口枠とは反対側に向けて配置されており、前記撓み規制部は、前記フレーム本体から前記開口枠に向けて突出した状態で該フレーム本体に固定された突出部材により形成されており、前記突出部材は、長尺状の溝形鋼であり、溝部を前記開口枠とは反対側に向けた状態で、前記フレーム本体における前記溝部とは反対側の外側面に固定されている。
第9の発明によれば、開口沿いフレーム材が、フレーム本体及び突出部材という2つの部材により構成されているため、開口枠の種類や形状に合わせて突出部材だけを変更することが可能になっている。この場合、開口沿いフレーム材をまるごと取り替えなくても、フレーム本体はそのままで残して、突出部材だけを変更するという容易な作業により、開口枠の種類や形状に合わせた上で、開口沿いフレーム材の強度を高めることができる。また、外壁下地において開口沿いフレーム材が負担するべき荷重をフレーム本体が支えることができる構成にしておくことで、突出部材を変更しても外壁下地の構造を大きく変更する必要がない。以上により、開口沿いフレーム材の強度を好適に確保することができる。
外壁部の正面図 図1のA−A線断面図 図1のB−B線断面図 図1のC−C線断面図 下側中間ランナと側方スタッドとの接続部分の構成を示す図 サッシ枠及び側方スタッドの構成を示す分解図 サッシ枠及び中間ランナの分解図 別の側方スタッドの構成を示す横断面図 別の上側中間ランナの構成を示す縦断面図 別の下側中間ランナの構成を示す縦断面図 別の中間ランナの構成を示す図
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、本発明の外壁構造を窓部が設けられた外壁部において具体化している。図1は外壁部11の正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4は図1のC−C線断面図、である。なお、図1は、外壁部11を屋外側から見た図であり、外壁部11の内部構造を部分的に示す破断図になっている。また、図1においては、サッシ戸43の図示を省略している。
図1に示すように、建物の外壁部11には、壁開口部としての窓部12が設けられている。外壁部11は、建物の外周部に沿って並べられた複数の外壁パネル14を有している。これら外壁パネル14は、上下左右に並べられており、上下又は左右に隣り合う外壁パネル14の間の隙間が目地15とされている。
外壁パネル14は、外壁面を形成する外壁面材17と、外壁面材17を支持する外壁下地18とを有している。外壁面材17は、窯業系サイディングボード等の外装材により形成されており、外壁下地18の屋外側に配置されている。外壁下地18は、外壁面材17の裏面(屋内側面)に沿って延びている外壁フレームであり、外壁面材17の裏面に取り付けられている。
外壁下地18は、外壁部11の壁幅方向(左右方向)に延びている外壁ランナ21と、壁高さ方向(上下方向)に延びている外壁スタッド22とを有している。外壁ランナ21は、壁高さ方向に沿って複数並べられた横フレーム材であり、それぞれ水平方向に延びている。外壁スタッド22は、壁幅方向に沿って複数並べられた縦フレーム材であり、それぞれ鉛直方向に延びている。外壁スタッド22は、上下に隣り合う外壁ランナ21に掛け渡された状態で設けられている。
複数の外壁パネル14には、窓部12が設けられた外壁パネル14Aが含まれている。窓部12は、横長形状になっており、上下方向において外壁パネル14Aの中間位置に配置されている。窓部12においては、その幅寸法が外壁パネル14Aの幅寸法よりも若干小さくされており、その側端部は外壁パネル14Aの側端部に近接している。
図2に示すように、建物は屋内空間としての居室25を有しており、外壁部11において居室25と屋外空間とを仕切っている部分に窓部12が設けられている。建物は、屋内空間を仕切る間仕切壁部26を有しており、居室25は、建物内において間仕切壁部26により区画されている。間仕切壁部26は、外壁部11から屋内側に向けて延びている。
建物においては、複数の柱27が外壁部11に沿って所定間隔で設けられており、窓部12は、隣り合う柱27の間に配置されている。外壁部11は、外壁パネル14に加えて、外壁パネル14の屋内側に設けられた内壁パネル31を有しており、それら外壁パネル14と内壁パネル31とは柱27を屋内外から挟んだ状態になっている。
内壁パネル31は、石膏ボード等の内装材により形成された内壁面材32と、内壁面材32を支持する内壁下地33とを有している。内壁下地33は、外壁部11の幅方向に延びる下地横材としての内壁ランナ35と、外壁部11の高さ方向に延びる下地縦材としての内壁スタッド36とを有している。内壁面材32は、内壁下地33の屋内側に配置されており、内壁下地33の屋内側面に取り付けられている。
外壁部11においては、外壁面材17と内壁面材32とが互いに対向する一対の壁面材となっている。また、外壁部11は、外壁面材17と内壁面材32との間に設けられた壁断熱部38を有している。壁断熱部38は、内壁面材32の屋外側面に沿って延びており、壁断熱部38と外壁面材17との間には壁内空間39が設けられている。壁内空間39は、外壁面材17の屋内側面に沿って延びており、外壁下地18は壁内空間39に設置されていることになる。
外壁部11においては、外壁面材17と内壁面材32との間に柱27が配置されている。柱27は、壁内空間39よりも屋内側に配置されており、壁断熱部38により屋外側から覆われた状態になっている。
窓部12には、開口枠としてのサッシ枠41と、そのサッシ枠41の屋内側に配置された窓枠42とが設けられている。この場合、サッシ枠41を屋外側枠と称し、窓枠42を屋内側枠と称することもできる。サッシ枠41は、外壁下地18に固定されており、窓枠42は、内壁下地33に固定されている。サッシ枠41には、サッシ戸43が開閉可能に取り付けられており、サッシ枠41及びサッシ戸43が建具を構成している。サッシ戸43は、引き違い式で複数設けられており、壁幅方向に沿ってスライド移動することが可能なガラス戸になっている。
図1の説明に戻り、サッシ枠41及び窓枠42は、いずれも矩形枠状に形成されており、壁厚み方向に並べて配置されている。サッシ枠41及び窓枠42は、壁高さ方向に延びている一対の縦枠部41a,42aと、各縦枠部41a,42aの上端部同士を連結する上枠部41b,42bと、下端部同士を連結する下枠部41c,42cとを有している。なお、窓枠42においては、下枠部42cを窓台と称することができ、縦枠部42a及び上枠部42bを額縁と称することができる。
外壁パネル14Aにおいて、複数の外壁ランナ21には、一対のランナ21A,21Bが含まれている。一対のランナ21A,21Bのうち、上側に配置された上ランナ21Aは、外壁パネル14Aの上端に沿って延びており、下側に配置された下ランナ21Bは、外壁パネル14Aの下端に沿って延びている。上ランナ21A及び下ランナ21Bは、いずれも断面コ字状の軽量溝形鋼により形成されており、上ランナ21Aは、溝部を下方に向けた状態で設けられ、下ランナ21Bは、溝部を上方に向けた状態で設けられている。この場合、上ランナ21Aの溝部と下ランナ21Bの溝部とは互いに向かい合っている。
なお、建物は、基礎の上に設置された二階建て建物であり、居室25は一階部分に設けられている。この場合、上ランナ21Aは、一階部分と二階部分との境界部に沿って延びており、下ランナ21Bは、基礎と一階部分との境界部に沿って延びている。
また、複数の外壁ランナ21には、上ランナ21Aと下ランナ21Bとの間に設けられた一対の中間ランナ21C,21Dが含まれている。窓部12は、一対の中間ランナ21C,21Dの間に配置されており、これら中間ランナ21C,21Dは、サッシ枠41に沿って延びている。この場合、中間ランナ21C,21Dは、開口沿いランナ及び開口沿いフレーム材に相当する。
中間ランナ21C,21Dは、軽量溝形鋼により形成されている。中間ランナ21C,21Dのうち、サッシ枠41の上側に配置された上側中間ランナ21Cは、サッシ枠41の上枠部41bに沿って延びている。上側中間ランナ21Cは、溝部を上方に向けた状態で設けられており、上枠部42bは、上側中間ランナ21Cの下面に固定されている。この場合、上側中間ランナ21Cの溝部と上ランナ21Aの溝部とは互いに向かい合っている。なお、上側中間ランナ21Cは「まぐさ」と称することもできる。
中間ランナ21C,21Dのうち、サッシ枠41の下側に配置された下側中間ランナ21Dは、サッシ枠41の下枠部41cに沿って延びている。下側中間ランナ21Dは、溝部を下方に向けた状態で設けられており、下枠部42cは、下側中間ランナ21Dの上面に固定されている。この場合、下側中間ランナ21Dの溝部と下ランナ21Bの溝部とは互いに向かい合っている。一対の中間ランナ21C,21Dについては、それぞれの溝部が互いに反対側を向いている。
外壁スタッド22は、長尺状の形鋼により形成されている。外壁スタッド22は、壁幅方向に沿って所定間隔で複数並べて設けられており、それら外壁スタッド22には、窓部12に上下に並ぶ位置に設けられた短尺スタッド22Aと、サッシ枠41の側方に設けられそのサッシ枠41に沿って延びている側方スタッド22Bとが含まれている。なお、側方スタッド22Bが開口沿いスタッド及び開口沿いフレーム材に相当する。
短尺スタッド22Aは、断面コ字状の軽量溝形鋼により形成されており、窓部12の上方及び下方のそれぞれにおいて複数設けられている。窓部12の上方に設けられた短尺スタッド22Aは、上ランナ21Aと上側中間ランナ21Cとに掛け渡されており、それら上ランナ21A及び上側中間ランナ21Cの各溝部に入り込んだ状態で溶接等により固定されている。一方、窓部12の下方に設けられた短尺スタッド22Aは、下ランナ21Bと下側中間ランナ21Dとに掛け渡されており、それら下ランナ21Bと下側中間ランナ21Dの各溝部に入り込んでいる。なお、短尺スタッド22Aは、断面長方形状に形成されており、その長辺が壁幅方向に沿って延びる向きで設置されている。
側方スタッド22Bは、窓部12の両側方にそれぞれ設けられており、それら一対の側方スタッド22Bの間にサッシ枠41が挟まった状態になっている。側方スタッド22Bは、上ランナ21Aと下ランナ21Bとに掛け渡されており、それら上ランナ21A及び下ランナ21Bの各溝部に入り込んだ状態で溶接等により固定されている。なお、側方スタッド22Bは、断面長方形状に形成されており、その長辺が壁幅方向に沿って延びる向きで設置されている。
側方スタッド22Bは、外壁パネル14Aの側端部に沿って延びており、この外壁パネル14の隣の外壁パネル14は、側方スタッド22Bに隣り合う隣接スタッド22Cを有している。この場合、隣接スタッド22Cは、側方スタッド22Bを挟んで窓部12とは反対側に配置されていることになる。
サッシ枠41は、外壁下地18に固定されている。サッシ枠41の縦枠部41aは、側方スタッド22Bに沿って延びており、その側方スタッド22Bに固定されている。上枠部41bは、上側中間ランナ21Cに沿って延びており、その上側中間ランナ21Cに固定されている。下枠部41cは、下側中間ランナ21Dに沿って延びており、その下側中間ランナ21Dに固定されている。
図2〜図4に示すように、サッシ枠41は、サッシ戸43の外周面に対向している主枠体51と、サッシ枠41における屋外側の仕上面を形成している仕上枠体52と、主枠体51と仕上枠体52とを連結する連結枠体53とを有している。主枠体51、仕上枠体52及び連結枠体53は、いずれもアルミニウム等の金属材料により矩形枠状に形成されている。主枠体51は、サッシ枠41の内周面を形成している。連結枠体53は、主枠体51の外周側に配置されており、その主枠体51の外周面に沿って延びている。仕上枠体52は、連結枠体53の屋外側に配置されており、その連結枠体53の屋外側面に沿って延びている。サッシ枠41においては、主枠体51、仕上枠体52及び連結枠体53は、それぞれ少なくとも一部が外周側に露出しており、サッシ枠41の外周面は、主枠体51、仕上枠体52及び連結枠体53の各外周面により形成されている。
主枠体51は、外壁下地18よりも大きい厚み寸法を有している。連結枠体53は、壁厚み方向において、主枠体51の外周面のうち屋外側部分に対向する位置に配置されており、主枠体51の外周面のうち屋内側部分に対向する位置には存在していない。主枠体51は、連結枠体53が固定された主枠固定部51aを有している。主枠固定部51aは、主枠体51から外周側に向けて突出しており、連結枠体53は、主枠固定部51aに屋外側から重ねられた状態でビス54により固定されている。この場合、連結枠体53は、主枠固定部51aよりも屋外側に配置されており、主枠固定部51aよりも屋内側の領域は、連結枠体53が設置されていない非設置領域になっている。また、主枠固定部51aは、主枠体51の一部として矩形枠状に形成されている。
主枠固定部51aは、主枠体51の外周面において屋外側端部と屋内側端部との中間位置に配置されており、外壁下地18に向けて延びていることになる。連結枠体53においては、その屋内側面が主枠固定部51aの屋外側面に重ねられており、その状態で、ビス54が主枠固定部51aを貫通して連結枠体53に羅着されている。この場合、サッシ枠41の外周面は、壁厚み方向において平坦面になっておらず、主枠固定部51aを含む屋外側部分が、主枠固定部51aよりも屋内側部分よりサッシ枠41の外周側に突出していることになる。
なお、連結枠体53は、主枠体51に対しては、主枠固定部51aに加えて、主枠体51の屋外側端部にパッキン等の防水部材を介して固定されている。
サッシ枠41は、窓枠42の屋外側端部を位置保持している。サッシ枠41は、屋内側に向けて突起した一対の突起部55を有しており、窓枠42の屋外側端部が一対の突起部55の間に嵌合されている。これにより、窓枠42はサッシ枠41に固定された状態になっている。サッシ枠41は、一対の突起部55のうち一方の突起部55を形成している突起部材56を有しており、突起部材56は主枠体51に取り付けられている。他方の突起部55は主枠体51が有している。一対の突起部55は、枠部41a〜41cのそれぞれが有しており、縦枠部41aにおいては壁幅方向に並べて配置され、上枠部41b及び下枠部41cにおいては壁高さ方向に並べて配置されている。
サッシ枠41は、主枠体51、仕上枠体52、連結枠体53及び突起部材56が互いに重ね合わされることで形成されている。また、これら主枠体51、仕上枠体52、連結枠体53及び突起部材56の各縦部分が縦枠部41aを構成しており、各横部分が上枠部41b及び下枠部41cを構成している。
枠部41a〜41cのうち縦枠部41aは、主枠体51に対する突起部材56の取付部分を覆うカバー部材57を有している。カバー部材57は、主枠体51及び突起部材56に掛け渡された状態でそれら主枠体51及び突起部材56の両方に取り付けられている。
サッシ枠41は、サッシ戸43の移動方向を案内する上下一対のレール部58を有している。上側のレール部58は上枠部41bの主枠体51に含まれており、下側のレール部58は下枠部41cの主枠体51に含まれている。各レール部58は、それぞれサッシ枠41の内周側に向けて延びている。つまり、上側のレール部58は、上枠部41bにおいて下方に向けて延びており、下側のレール部58は、下枠部41cにおいて上方に向けて延びている。
サッシ戸43は、一対のレール部58が入り込んでいる一対の受け溝部59を有している。上側の受け溝部59は、サッシ戸43の上端面が下方に向けて凹むことで形成されており、下側の受け溝部59は、サッシ戸43の下端面が上方に向けて凹むことで形成されている。
ここで、外壁下地18において、サッシ枠41が固定された中間ランナ21C,21Dや側方スタッド22Bは、サッシ枠41から荷重が加えられることや長尺部材であることに起因して、壁面が延びている方向(壁幅方向や壁高さ方向)や壁厚み方向に撓むことが懸念される。また、サッシ枠41の外周面が平坦面になっていないことに起因して、中間ランナ21C,21Dや側方スタッド22Bに対するサッシ枠41の固定強度が低下すること懸念される。
そこで、本実施形態では、側方スタッド22B及び中間ランナ21C,21Dが、サッシ枠41側に向けて突出し且つ長尺状の突出部61,71を有しており、それら突出部61,71により、中間ランナ21C,21Dや側方スタッド22Bの撓みが規制されるとともに、それら中間ランナ21C,21Dや側方スタッド22Bに対するサッシ枠41の固定強度の低下が抑制される。なお、側方スタッド22B及び中間ランナ21C,21Dの突出部61,71は撓み規制部に相当する。
中間ランナ21C,21D及び側方スタッド22Bについて、図2〜図7を参照しつつ説明する。図5は下側中間ランナ21Dと側方スタッド22Bとの接続部分の構成を示す図、図6はサッシ枠41及び側方スタッド22Bの構成を示す分解図、図7はサッシ枠41及び中間ランナ21C,21Dの分解図である。なお、図5においては、(a)に斜視図を示し、(b)に下側中間ランナ21Dを上方から見た平面図を示す。図6においては、サッシ枠41の縦枠部41a及び側方スタッド22Bの横断面を示している。図7においては、(a)にサッシ枠41の上枠部41b及び上側中間ランナ21Cの縦断面を示し、(b)にサッシ枠41の下枠部41c及び下側中間ランナ21Dの縦断面を示す。
まず、側方スタッド22Bについて図2、図5、図6を参照しつつ説明する。
図2、図5に示すように、側方スタッド22Bは、スタッド本体63と、そのスタッド本体63からサッシ枠41側に向けて突出した状態で設けられた突出部材64とを有している。この場合、突出部材64が、スタッド本体63から窓部12側に向けて突出したスタッド突出部61を形成している。スタッド本体63は、リップ付きの軽量溝形鋼により横断面C字状に形成されており、溝部をサッシ枠41側に向けて設けられている。突出部材64は、リップ無しの軽量溝形鋼により横断面コ字状に形成されており、溝部を屋外側に向けて設けられている。壁厚み方向において、突出部材64の厚み寸法は、スタッド本体63の厚み寸法よりも小さくされており、それによって、壁厚み方向において、スタッド本体63とサッシ枠41の縦枠部41aとの間には、突出部材64が設置されている設置領域と、突出部材64が設置されていない非設置領域とが存在していることになる。
突出部材64は、壁厚み方向においてスタッド本体63に対して屋内寄りの位置に配置されている。この場合、スタッド本体63と縦枠部41aとの間において、突出部材64が設置された設置領域は、突出部材64が設置されていない非設置領域よりも屋内側に配置されており、これら設置領域と非設置領域とは壁厚み方向に並んでいることになる。ここで、スタッド本体63と突出部材64とは、それぞれの屋内側面が面一になっている。
スタッド本体63は、壁厚み方向に延びているウェブ63aと、そのウェブ63aを挟んで対向している一対のフランジ63bと、フランジ63bの先端から溝開放側に向けて延びているリップ63cとを有している。突出部材64は、壁幅方向に延びているウェブ64aと、そのウェブ64aを挟んで対向している一対のフランジ64bとを有している。突出部材64においては、一対のフランジ64bのうち一方のフランジ64bの外側面が、スタッド本体63の屋内側のリップ63cの外側面に当接しており、その当接部分が溶接等により固定されている。この場合、スタッド本体63と突出部材64との固定部分は、側方スタッド22Bの長手方向のほぼ全体に延びている。
なお、突出部材64においては、一対のフランジ64bのうちスタッド本体63に固定されているフランジ64bが第1固定部に相当し、サッシ枠41に当接しているフランジ64bが第2固定部に相当し、壁幅方向に延びているウェブ64aが延出部に相当する。スタッド突出部61としての、突出部材64においては、ウェブ64aがサッシ枠41に向けて突出した突出板部に相当し、サッシ枠41側のフランジ64bが突出板部に直交する直交板部に相当する。
側方スタッド22Bでは、壁幅方向において、スタッド本体63の幅寸法と突出部材64の幅寸法とが同じにされている(例えば30mm)。また、壁厚み方向において、突出部材64の厚み寸法(例えば15mm)は、スタッド本体63の厚み寸法(例えば70mm)の1/2よりも小さくなっている。
なお、側方スタッド22Bにおいては、スタッド本体63がフレーム本体に相当し、スタッド本体63の一対のフランジ63bが一対の対向板部に相当する。また、突出部材64のウェブ64aが、スタッド本体63の屋内側のフランジ63bからサッシ枠41に向けて突出している突出板部に相当する。この場合、スタッド突出部61が、フレーム本体の一対の対向板部のうち一方の対向板部から開口枠に向けて突出していることになる。
ちなみに、スタッド本体63におけるフランジ63bからのリップ63cの突出寸法と、突出部材64におけるウェブ64aからのフランジ64bの突出寸法とは同じにされており、それらリップ63cの端面とフランジ64bの端面とは面一になっている。
図2、図6に示すように、突出部材64には、サッシ枠41の主枠体51が固定されている。壁厚み方向において、突出部材64は、連結枠体53よりも屋内側に配置されており、主枠体51が連結枠体53を介さずに突出部材64に直接固定されている。主枠体51の主枠固定部51aは、突出部材64の屋外側に配置されており、これら主枠固定部51aと突出部材64とは壁厚み方向に並んでいる。この場合、主枠固定部51a及び連結枠体53は、スタッド本体63と主枠体51との間の領域について、突出部材64が設置されていない非設置領域に窓部12側から入り込んだ状態になっている。換言すれば、突出部材64は、主枠体51を挟んで窓部12とは反対側の領域について、連結枠体53が設置されていない非設置領域に屋内側から入り込んだ状態になっている。
主枠体51は、ビス66により突出部材64に固定されている。この場合、主枠体51の外周面は突出部材64のフランジ64bの外側面に対向しており、ビス66が主枠体51を貫通して突出部材64のフランジ64bに羅着されている。また、ビス66は、縦枠部41aにおいて突起部材56を主枠体51に固定している。この場合、突起部材56は、主枠体51を挟んで突出部材64とは反対側に配置されており、ビス66が、主枠体51だけでなく突起部材56も貫通している。
スタッド本体63には、サッシ枠41の連結枠体53が固定されている。連結枠体53は、スタッド本体63の屋外側のフランジ63bを壁厚み方向に跨いだ状態になっており、そのフランジ63bに屋外側から重ねられている重ね部53aを有している。重ね部53aは、その屋内側面が防水シート67を挟んでフランジ63bの屋外側面に重ねられた状態で、ビス68により固定されている。ビス68は、屋外側から重ね部53aを貫通してフランジ63bに羅着されており、屋外側から仕上枠体52により覆い隠されている。なお、重ね部53aは連結枠体53の一部として矩形枠状に形成されている。
側方スタッド22Bにおいては、スタッド本体63及び突出部材64が側方スタッド22Bの全体に亘って延びている。この場合、スタッド本体63及び突出部材64の長さ寸法は側方スタッド22Bの長さ寸法と同じになっており、それらスタッド本体63及び突出部材64の上下両端面が側方スタッド22Bの上下両端面を形成している。ここで、スタッド突出部61を形成している突出部材64においては、そのウェブ64aが、スタッド本体63から窓部12に向けて延びている(壁幅方向に延びている)突出板部に相当するため、側方スタッド22Bが壁幅方向に撓むことが抑制されている。また、突出部材64においては、そのフランジ64bが壁厚み方向に延びているため、側方スタッド22Bが壁厚み方向に撓むことが抑制されている。
なお、側方スタッド22Bと上ランナ21A及び下ランナ21Bとの接続部分においては、スタッド本体63及び突出部材64の両方がランナ21A,21Bの各溝部内に入り込んだ状態になっている。この場合、スタッド本体63においては、各フランジ63bがランナ21A,21Bの各フランジに溶接等によりそれぞれ固定されており、突出部材64においては、屋内側のフランジ64bがランナ21A,21Bの屋内側のフランジに溶接等によりそれぞれ固定されている。
外壁パネル14Aと隣の外壁パネル14との間の目地15には、防水部材としてのガスケット69a,69bが設けられている。ガスケット69a,69bは、いずれも定形のシーリング材であり、ガスケット69bがガスケット69aよりも屋内側に配置されている。外壁パネル14Aにおいては、サッシ枠41の外周面が外壁パネル14Aの側面を形成しており、屋外側のガスケット69aは、外壁パネル14Aのサッシ枠41と隣の外壁パネル14の外壁面材17との間に入り込んだ状態になっている。この場合、連結枠体53の外周面がサッシ枠41の外周面を形成しており、屋外側のガスケット69aは、連結枠体53の外周面に密着していることになる。
外壁パネル14Aにおいては、側方スタッド22Bの側面が外壁下地18の外周面を形成しており、隣の外壁パネル14においては、隣接スタッド22Cの側面が外壁下地18の外周面を形成している。隣接スタッド22Cは、断面コ字状の軽量溝形鋼により形成されており、溝部を窓部12とは反対側に向けて配置されている。この場合、側方スタッド22Bのスタッド本体63と隣接スタッド22Cとは、それぞれのウェブの外側面が対向しており、それらウェブの間にガスケット69bが入り込んだ状態になっている。
次に、中間ランナ21C,21Dについて図3〜図5、図7を参照しつつ説明する。
図3〜図5に示すように、中間ランナ21C,21Dは、窓部12に向けて突出しているランナ突出部71を有している。中間ランナ21C,21Dは、ランナ突出部71に加えてランナ本体73を有しており、ランナ突出部71はランナ本体73から突出しているが、中間ランナ21C,21Dは、側方スタッド22Bのように複数の部材が組み合わされて形成されているのではなく、軽量溝形鋼のような1つの長尺部材により形成されている。上側中間ランナ21Cにおいては、ランナ突出部71が下方に向けて突出しており、下側中間ランナ21Dにおいては、ランナ突出部71が上方に向けて突出している。
ランナ本体73は、壁厚み方向に延びているウェブ73aと、そのウェブ73aを挟んで対向している一対のフランジ73bとを有している。ランナ本体73においては、ウェブ73aが溝部とは反対側に向けて突出しており、その突出した部分がランナ突出部71になっている。上側中間ランナ21Cにおいては、ランナ本体73が溝部を上方に向けた状態で設けられており、下側中間ランナ21Dにおいては、ランナ本体73が溝部を下方に向けた状態で設けられている。
なお、一対のフランジ73bのうち、屋外側のフランジ73bの先端は屋内側のフランジ73bの先端よりも窓部12から遠い位置にある。つまり、屋外側のフランジ73bの方が屋内側のフランジ73bよりも長くなっている。また、上側中間ランナ21Cと下側中間ランナ21Dとでは、屋外側のフランジ73bの高さ寸法が互いに同じになっている(例えば50mm)とともに、屋内側のフランジ73bの高さ寸法も互いに同じになっている(例えば40mm)。
ランナ突出部71は、ウェブ73aからサッシ枠41に向けて延びている一対の突出板部71aと、それら突出板部71aの先端同士を連結する連結板部71bとを有している。この場合、連結板部71bは、ランナ本体73のウェブ73aから窓部12側に離間した位置に配置されている。ランナ突出部71においては、突出板部71a及び連結板部71bのそれぞれがランナ突出部71と同じ長さ寸法を有している。なお、ランナ突出部71においては、連結板部71bが突出板部71aに直交している直交板部に相当する。
中間ランナ21C,21Dでは、壁高さ方向において、ランナ突出部71の高さ寸法がランナ本体73の高さ寸法よりも小さくされている。また、上側中間ランナ21Cと下側中間ランナ21Dとを比較すると、下側中間ランナ21Dのランナ突出部71の高さ寸法(例えば32.5mm)が、上側中間ランナ21Cのランナ突出部71の高さ寸法(例えば22mm)よりも大きくなっている。
また、中間ランナ21C,21Dでは、壁厚み方向において、ランナ突出部71の厚み寸法(例えば37.5mm)が、ランナ本体73の厚み寸法(73mm)の1/2より大きくなっている。
壁厚み方向において、ランナ突出部71の厚み寸法はランナ本体73の厚み寸法よりも小さくされており、それによって、壁厚み方向において、ランナ本体73と上枠部41b又は下枠部41cとの間には、ランナ突出部71が設置されている設置領域と、ランナ突出部71が設置されていない非設置領域とが存在していることになる。
ランナ突出部71は、壁厚み方向においてランナ本体73に対して屋内寄りの位置に配置されている。この場合、ランナ本体73とサッシ枠41との間において、ランナ突出部71が設置された設置領域は、ランナ突出部71が設置されていない非設置領域よりも屋内側に配置されており、これら設置領域と非設置領域とは壁厚み方向に並んでいることになる。ここで、ランナ本体73とランナ突出部71とは、それぞれの屋内側面が面一になっている。
なお、中間ランナ21C,21Dにおいては、ランナ本体73がフレーム本体に相当し、ランナ本体73の一対のフランジ73bが一対の対向板部に相当する。また、ランナ突出部71の屋内側の突出板部71aが、ランナ本体73の屋内側のフランジ73bからサッシ枠41に向けて突出している構成は、ランナ突出部71が、フレーム本体の一対の対向板部のうち一方の対向板部から開口枠に向けて突出していることになる。
図3、図4、図7に示すように、中間ランナ21C,21Dの各ランナ本体73には、サッシ枠41の連結枠体53が固定されている。連結枠体53は、その屋内側面がランナ本体73に屋外側面に重ねられた状態で、ビス75により固定されている。ビス75は、屋外側から連結枠体53を貫通してランナ本体73の屋外側のフランジ73bに羅着されている。ビス75が羅着されている位置は、サッシ枠41と外壁面材17との目地であり、その目地に充填されたシーリング材によりビス75が屋外側から覆い隠されている。
中間ランナ21C,21Dは、サッシ枠41の主枠体51を支持している。サッシ枠41の上枠部41bにおいては、主枠体51がビス76により上側中間ランナ21Cに固定されている。この場合、ビス76は、下方から主枠体51を貫通してランナ突出部71の連結板部71bに羅着されており、それによって、上側中間ランナ21Cが主枠体51を上方から支持している。また、ビス76は、上枠部41bにおいて突起部材56を主枠体51に固定している。この場合、突起部材56は、主枠体51を挟んでランナ突出部71とは反対側に配置されており、ビス76が、主枠体51だけでなく突起部材56も貫通している。
サッシ枠41の下枠部41cにおいては、主枠体51が下側中間ランナ21Dの上に載せられた状態で固定されており、それによって、下側中間ランナ21Dが主枠体51を下方から支持している。また、下枠部41cにおいては、突起部材56が主枠体51に係合した状態で取り付けられている。
中間ランナ21C,21Dについては、主枠体51の主枠固定部51aがランナ突出部71の屋外側に配置されており、これら主枠固定部51aとランナ突出部71とは壁厚み方向に並んでいる。この場合、主枠固定部51a及び連結枠体53は、ランナ本体73と主枠体51との間の領域について、ランナ突出部71が設置されていない非設置領域に窓部12側から入り込んだ状態になっている。換言すれば、ランナ突出部71は、主枠体51を挟んで窓部12とは反対側の領域について、連結枠体53が設置されていない非設置領域に屋内側から入り込んだ状態になっている。また、この場合、ランナ突出部71の屋外側面と主枠固定部51aの屋内側面とが重ねられている。
中間ランナ21C,21Dは、窓部12を挟んで配置された一対の側方スタッド22Bに掛け渡された状態になっており、それら側方スタッド22Bにより支持されている。上述したように、短尺スタッド22Aは中間ランナ21C,21Dの溝部内に入り込んだ状態で固定されているが、側方スタッド22Bは、中間ランナ21C,21Dを超えて上方及び下方に向けて延びており、中間ランナ21C,21Dが壁高さ方向における側方スタッド22Bの中間部分に固定されている。
ここでは、側方スタッド22Bと中間ランナ21C,21Dとの接続構造について説明する。ここで、側方スタッド22Bに対する上側中間ランナ21Cの接続構造と、下側中間ランナ21Dの接続構造とは、上下が逆になっているだけで同じ構成になっているため、側方スタッド22Bと下側中間ランナ21Dとの接続構造について説明し、側方スタッド22Bと上側中間ランナ21Cとの接続構造についての説明は省略する。
図5(a),(b)に示すように、下側中間ランナ21Dには、その端面が凹んだ凹部78が形成されており、側方スタッド22Bが凹部78内に入り込んでいる。ランナ本体73においては、ウェブ73aが凹部78により切り欠かれている一方で、一対のフランジ73bはいずれも切り欠かれていない。壁厚み方向(一対のフランジ73bの並び方向)において、凹部78の幅寸法は一対のフランジ73bの離間距離と同じになっており、ランナ本体73における凹部78が設けられている部分では、一対のフランジ73bの間にウェブ73aが存在していない。この場合、一対のフランジ73bにおけるウェブ73aよりも側方スタッド22B側に突出した各部分が、凹部78(側方スタッド22B)を挟んで対向しており、側方スタッド22Bは、一対のフランジ73bにより屋内外側から挟まれた状態になっている。
壁厚み方向において、側方スタッド22Bの厚み寸法は、ランナ本体73の一対のフランジ73bの離間距離と同じになっている。この場合、側方スタッド22Bの屋外面及び屋内面は、各フランジ73bの内側面に重なっており、その重なっている部分において、フランジ73bが側方スタッド22Bに溶接等により固定されている。
壁幅方向(下側中間ランナ21Dの長手方向)において、凹部78の凹み寸法は、側方スタッド22Bの幅寸法(スタッド本体63の幅寸法と突出部材64の幅寸法との合計)より小さい一方で、突出部材64の幅寸法より大きくなっている。この場合、下側中間ランナ21Dの一対のフランジ73bは、側方スタッド22Bの反対側に突出していない一方で、側方スタッド22Bにおけるスタッド本体63と突出部材64との境界部を壁幅方向に跨いでいる。この場合、フランジ73bは、スタッド本体63及び突出部材64の両方に重なっており、それらスタッド本体63及び突出部材64の両方に溶接等により固定されている。
ランナ突出部71においては、ランナ本体73のウェブ73aに上下に重なっている部分(屋外側の突出板部71a及び連結板部71b)と、その部分に壁幅方向に並んでいる部分(屋内側の突出板部71a)とが凹部78により切り欠かれている。つまり、凹部78に上下に重なっている部分よりも先端側の全てが切り欠かれている。
平面視において凹部78は矩形状になっている。また、壁厚み方向において、側方スタッド22Bの突出部材64の厚み寸法は、下側中間ランナ21Dのランナ突出部71の厚み寸法より小さくなっている。この場合、ランナ突出部71の端面のうち連結板部71bの端面が、突出部材64のフランジ64bの外側面に重なっており、その重なっている部分において、ランナ突出部71が突出部材64に溶接等により固定されている。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
側方スタッド22Bがスタッド本体63及び突出部材64という2つの部材により形成されているため、サッシ枠41の種類や形状に合わせて突出部材64だけを取り替えることが可能になっている。例えば、サッシ枠41の幅寸法や高さ寸法が設計変更等により変更された場合、そのサッシ枠41とスタッド本体63との離間距離が増減することになるが、その離間距離に合わせた仕様の突出部材64を使用することで、側方スタッド22Bをまるごと専用品に変更しなくても、サッシ枠41を突出部材64により支持することができる。ちなみに、サッシ枠41においてスタッド本体63の屋外側に配置された部分は、サッシ枠41の外周面とスタッド本体63との壁幅方向における離間距離が多少変更されても、壁厚み方向においてスタッド本体63に重なっている部分があれば、その部分をスタッド本体63に固定することが可能である。
また、外壁下地18において側方スタッド22Bが負担するべき荷重をスタッド本体63が支えることができる構成にしておくことで、突出部材64を変更しても外壁下地18の構造を大きく変更する必要がない。
以上により、窓部12を有する外壁部11において、窓部12に設けられたサッシ枠41を外壁下地18により好適に支持することができる。
壁厚み方向において、スタッド本体63よりも突出部材64の方が厚み寸法が小さくされているため、突出部材64をサッシ枠41の外周面のうち凹んだ部分に合わせて設置することができる。この場合、その凹んだ部分をデッドスペースとせずに突出部材64の設置スペースとして有効利用することができる。また、この場合、壁厚み方向においてサッシ枠41の外周面のうち側方スタッド22Bに対向する部分の全体を、スタッド本体63及び突出部材64により支持することができる。これにより、側方スタッド22Bに対するサッシ枠41の固定強度を高めることができる。
側方スタッド22Bの突出部材64が、壁厚み方向においてサッシ枠41の連結枠体53の屋内側に配置されているため、突出部材64をサッシ枠41により屋外側から覆い隠すことができる。これにより、屋外側からの外壁部11の外観が突出部材64により損なわれることを抑制できる。
壁厚み方向においては、サッシ枠41の外周面に対して、主枠体51、連結枠体53及び仕上枠体52の各外周面による凹凸に合わせて突出部材64が配置されているため、突出部材64及びスタッド本体63に対して主枠体51、連結枠体53及び仕上枠体52の全てを固定することが可能になっている。このため、側方スタッド22Bに対するサッシ枠41の固定強度が連結枠体53の存在によって低下するということを抑制できる。
側方スタッド22Bにおいて突出部材64がスタッド本体63に沿って上下方向に延びているため、スタッド本体63が壁厚み方向や壁幅方向に撓むことを抑制できる。これは、側方スタッド22Bの強度を高めることになる。しかも、突出部材64は、スタッド本体63と共に上ランナ21A及び下ランナ21Bのそれぞれに固定されているため、側方スタッド22Bの合成を突出部材64により高めることができる。このため、サッシ枠41などから側方スタッド22Bに加えられる荷重を、スタッド本体63及び突出部材64の両方により好適に支持できる。
外壁下地18において、中間ランナ21C,21Dが側方スタッド22Bに溶接固定されている構成では、溶接が側方スタッド22Bの反り(撓み)の原因になることがある。これに対して、側方スタッド22Bにおいては、突出部材64によりスタッド本体63の撓みを抑制することができる。しかも、突出部材64が上ランナ21A及び下ランナ21Bの両方に固定されているため、突出部材64によるスタッド本体63の撓み抑制効果が高められている。
側方スタッド22Bと中間ランナ21C,21Dとの接続部分において、側方スタッド22Bは中間ランナ21C,21Dの凹部78に入り込んだ状態になっているため、中間ランナ21C,21Dの一部(ランナ本体73のフランジ73b)を側方スタッド22Bに壁厚み方向に重ねた状態で、それら中間ランナ21C,21Dを側方スタッド22Bに固定することができる。これにより、中間ランナ21C,21Dと側方スタッド22Bとの連結強度を高めることができる。しかも、この場合、中間ランナ21C,21Dと側方スタッド22Bとの境界部を壁幅方向に跨ぐように取り付ける専用の固定部材を使用する必要がないため、コスト負担を低減できる。
側方スタッド22Bの突出部材64においては、一対のフランジ64bのうち一方がスタッド本体63に固定され、他方がサッシ枠41に固定されているため、スタッド本体63がサッシ枠41を適正な状態で支持することができる。また、スタッド本体63及び突出部材64が溝形鋼という汎用部材によりそれぞれ形成されているため、コスト負担を低減できる。しかも、突出部材64がスタッド本体63のリップ63cに固定されているため、突出部材64がスタッド本体63のフランジ63bの外側面に固定されている構成とは異なり、突出部材64がスタッド本体63に対する仕上枠体52や壁断熱部38などの固定の支障になることを回避できる。
中間ランナ21C,21Dにおいては、ランナ本体73のサッシ枠41側にランナ突出部71が設けられているため、サッシ枠41からの荷重が加えられていても、壁高さ方向にランナ本体73が撓むことを撓み規制部としてのランナ突出部71により規制できる。同様に、側方スタッド22Bにおいては、スタッド本体63のサッシ枠41側にスタッド突出部61が設けられているため、サッシ枠41からの荷重が加えられていても、壁幅方向にスタッド本体63が撓むことを撓み規制部としてのスタッド突出部61により規制できる。しかも、ランナ本体73やスタッド本体63に加えて、ランナ突出部71及びスタッド突出部61がサッシ枠41を支持しているため、中間ランナ21C,21Dや側方スタッド22Bに対するサッシ枠41の固定強度を高めることができる。したがって、窓部12を有する外壁部11において、窓部12に設けられたサッシ枠41を外壁下地18により好適に支持することができる。
中間ランナ21C,21Dにおいては、ランナ本体73が壁高さ方向に延びているフランジ73bを有しているため、ランナ突出部71に加えてフランジ73bによっても、壁高さ方向にランナ本体73が撓むことに対する抑止力を発揮できる。しかも、ランナ突出部71は、ランナ本体73の一対のフランジ73bのうち一方から上下方向に延びているため、ランナ突出部71とフランジ73bとが個別に有する撓み抑止力を、足し合わせた状態でまとめて発揮させることができる。これにより、壁高さ方向に中間ランナ21C,21Dが撓むことをより確実に抑制できる。
ランナ突出部71においては、壁厚み方向に延びている連結板部71bにより、中間ランナ21C,21Dが壁厚み方向に撓むことを抑制できる。したがって、ランナ突出部71は、中間ランナ21C,21Dが撓むことに対する抑止力を2方向について発揮できる。しかも、ランナ突出部71は、一対の突出板部71aと連結板部71bとにより断面矩形状に形成されているため、撓み抑止力を2方向についてより効果的に発揮できる。
中間ランナ21C,21Dは、ランナ本体73からランナ突出部71が突出した形状の1つの部材によりそれぞれ形成されているため、例えばランナ本体73とランナ突出部71とが別々の部材により形成されている構成とは異なり、中間ランナ21C,21Dを組み立てる必要がないため、施工現場や工場での作業負担を低減できる。
側方スタッド22Bにおいては、スタッド本体63が壁幅方向に延びているフランジ63bを有しているため、スタッド突出部61(突出部材64)に加えてフランジ63bによっても、壁幅方向にスタッド本体63が撓むことに対する抑止力を発揮できる。しかも、突出部材64のウェブ64aは、スタッド本体63の一対のフランジ63bのうち一方から壁幅方向に延びているため、突出部材64とフランジ63bとが個別に有する撓み抑止力を、足し合わせた状態でまとめて発揮させることができる。これにより、壁幅方向において側方スタッド22Bが撓むことをより確実に抑制できる。
スタッド突出部61においては、壁厚み方向に延びているフランジ64bにより、側方スタッド22Bが壁厚み方向に撓むことを抑制できる。したがって、スタッド突出部61は、側方スタッド22Bが撓むことに対する抑止力を2方向について発揮できる。
側方スタッド22Bにおいては、突出部材64が、サッシ枠41の固定対象になっているとともに、スタッド本体63の補強手段にもなっているため、サッシ枠41の固定対象とスタッド本体63の補強手段とを別々に側方スタッド22Bに付加した場合に比べて、側方スタッド22Bの構成を簡易化できる。これは、中間ランナ21C,21Dについても同様であり、ランナ突出部71が、サッシ枠41の固定対象になっているとともに、ランナ本体73の補強手段にもなっているため、サッシ枠41の固定対象とランナ本体73の補強手段とを別々に中間ランナ21C,21Dに付加した場合に比べて、中間ランナ21C,21Dの構成を簡易化できる。
[他の実施形態]
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、側方スタッド22Bにおいて、突出部材64がスタッド本体63のリップ63cに固定されていたが、突出部材64は、スタッド本体63のフランジ63bに固定されていてもよい。例えば、図8(a)に示すように、スタッド本体63が、リップ無しの軽量溝形鋼により断面コ字状に形成されており、突出部材64が、断面L字状の軽量山形鋼(軽量アングル材)により形成されている構成とする。突出部材64は、互いに直交する第1板部81a及び第2板部81bを有しており、一方の板部が壁幅方向に延び、他方の板部が壁厚み方向に延びた状態でスタッド本体63に取り付けられている。ここでは、第1板部81aが壁幅方向に延び、第2板部81bが壁厚み方向に延びた状態で配置されている。
突出部材64において、第1板部81aは、スタッド本体63の屋内側のフランジ63bに固定されている。この場合、第1板部81aの屋外側面がフランジ63bの屋内側面に重ねられた状態で、その重ねられた部分が溶接等により固定されている。突出部材64においては、第2板部81bがスタッド本体63から窓部12側に離間した位置に配置されており、その第2板部81bには、サッシ枠41の主枠体51がビス66により固定されている。
第1板部81aにおいては、スタッド本体63に固定された部分が第1固定部に相当し、スタッド本体63と第2板部81bとの間において壁幅方向に延びている部分が延出部に相当する。また、第2板部81bは、サッシ枠41に固定された第2固定部に相当する。さらに、第1板部81aがサッシ枠41に向けて突出した突出板部に相当し、第2板部81bが、突出板部に直交する直交板部に相当する。
したがって、突出部材64が軽量溝形鋼ではなく軽量山形鋼により形成された構成でも、上記実施形態と同様に、突出部材64により形成されたスタッド突出部61においては、側方スタッド22Bが壁幅方向に撓むことを第1板部81aにより抑制することができ、側方スタッド22Bが壁厚み方向に撓むことを第2板部81bにより抑制することができる。
ちなみに、側方スタッド22Bにおいては、壁幅方向において、スタッド本体63のフランジ63bの幅寸法(例えば40mm)が、突出部材64の第1板部81aの幅寸法(例えば30mm)よりも大きくなっており、第1板部81aがスタッド本体63のフランジ63bから突出している幅寸法(例えば20mm)は、そのフランジ63bの幅寸法の1/2になっている。また、突出部材64においては、第2板部81bからの第1板部81aの延出寸法(例えば30mm)が、第1板部81aからの第2板部81bの延出寸法(例えば15mm)の2倍になっている。
なお、突出部材64がスタッド本体63のフランジ63bの外側面に取り付けられている構成では、スタッド本体63がリップ63cを有するリップ付きの軽量溝形鋼により形成されていてもよい。また、スタッド本体63がリップ63cを有していない構成では、突出部材64の第1板部81aがスタッド本体63のフランジ63bの外側面ではなく内側面に取り付けられていてもよい。
(2)上記実施形態では、側方スタッド22Bにおいてスタッド突出部61が突出部材64により形成されていたが、スタッド突出部61は、ランナ突出部71と同様に、スタッド本体63の一部が窓部12に向けて突出していることで形成されていてもよい。例えば、図8(b)に示すように、側方スタッド22Bが1つの鋼材82により形成された構成とする。この構成では、鋼材82は、ウェブ82aと、そのウェブ82aを挟んで対向している一対のフランジ82bと、フランジ82bの先端から溝開放側に向けて延びているリップ82cとを有している。
鋼材82においては、一対のフランジ82bはウェブ82aからの延出寸法が異なっており、屋内側のフランジ82bが屋外側のフランジ82bよりも延出寸法が大きくなっている。鋼材82においては、壁幅方向において、屋外側のリップ82cを含んでサッシ枠41とは反対側の部分(図8(b)の右側部分)がスタッド本体63を形成しており、屋外側のリップ82cよりもサッシ枠41側に突出した部分(図8(a)の左側部分)がスタッド突出部61を形成している。
鋼材82により形成された側方スタッド22Bにおいては、屋内側のフランジ82bにおける屋外側のリップ82cよりも窓部12側に突出した部分が突出板部に相当し、屋内側のリップ82cが、突出板部に直交する直交板部に相当する。
したがって、側方スタッド22Bが2つの部材ではなく、1つの鋼材82により形成された構成でも、上記実施形態と同様に、スタッド突出部61においては、側方スタッド22Bが壁幅方向に撓むことを屋内側のフランジ82bにより抑制することができ、側方スタッド22Bが壁厚み方向に撓むことを屋内側のリップ82cにより抑制することができる。
(3)上記実施形態では、側方スタッド22Bのスタッド本体63が、その溝部を窓部12に向けて設けられていたが、スタッド本体63は、中間ランナ21C,21Dのランナ本体73と同様に、その溝部を窓部12とは反対側に向けて設けられていてもよい。例えば、スタッド本体63のウェブ63aの外側面がサッシ枠41の主枠体51の外周面に対向しており、突出部材64が、スタッド本体63のウェブ63aの外側面に取り付けられた構成とする。この構成でも、突出部材64が、スタッド本体63から窓部12側に向けて突出したスタッド突出部61を形成することになる。
(4)上記実施形態では、側方スタッド22Bにおいて、突出部材64が溝形鋼により形成されていたが、突出部材64は、スタッド本体63に固定された第1固定部と、第1固定部から窓部12に向けて延びている延出部と、延出部から延びサッシ枠41に固定されている第2固定部とを有していれば、壁幅方向に延びる板材や、リップ付きの溝形鋼、矩形筒状の鋼材などにより形成されていてもよい。
(5)上記実施形態では、中間ランナ21C,21Dがそれぞれ1つの長尺部材により形成されていたが、中間ランナ21C,21Dは、側方スタッド22Bと同様に、それぞれ2つの部材を組み合わせて形成されていてもよい。例えば、図9、図10に示すように、中間ランナ21C,21Dのランナ突出部71が、ランナ本体73に取り付けられた突出部材84により形成されている構成とする。この構成では、ランナ本体73は、断面コ字状の軽量溝形鋼により形成されており、ウェブ73aと、そのウェブ73aを挟んで対向している一対のフランジ73bとを有している。
突出部材84は、断面コ字状の溝形鋼により形成されており、ウェブと、そのウェブを挟んで対向している一対のフランジとを有している。ランナ突出部71においては、突出板部71aが突出部材84のフランジにより形成されており、連結板部71bが突出部材84のウェブにより形成されている。突出部材84の屋内側のフランジは、ランナ本体73の屋内側のフランジ73bに上下に重ねて配置されており、ランナ突出部71が突出部材84により形成されている構成においても、ランナ突出部71の屋内側の突出板部71aが、ランナ本体73の屋内側のフランジ73bから窓部12に向けて延びている。
ちなみに、下側中間ランナ21Dにおいては、突出部材84が、フランジから溝部側に突出したリップを有している。突出部材84においては、屋内側のフランジにリップが設けられており、屋外側のフランジにはリップが設けられていない。この場合、リップの外側面がランナ本体73のウェブ73aの外側面に重ねられており、フランジにリップが設けられていない場合に比べて、突出部材84とランナ本体73との当接面積が大きくなっている。このため、突出部材84とランナ本体73との当接部分が溶接等により接続されていれば、ランナ本体73に対する突出部材84の固定強度を高めることができる。
また、ランナ突出部71が突出部材84により形成されている中間ランナ21C,21Dにおいては、突出部材84の屋内側のフランジが、ランナ本体73の屋内側面に対して取り付けられていてもよい。例えば、図11(a)に示すように、下側中間ランナ21Dの突出部材84において、屋内側のフランジが屋外側のフランジよりもウェブからの突出寸法が大きくなっており、屋内側のフランジがランナ本体73の上面よりも下方に向けて延び、このフランジの屋外側面がランナ本体73のフランジ73bの屋内側面に重ねられている。この場合でも、突出部材84のフランジによりランナ突出部71の突出板部71aが形成されており、屋内側の突出板部71aはランナ本体73の屋内側のフランジ73bから窓部12に向けて延びていることになる。
さらに、側方スタッド22Bと中間ランナ21C,21Dとの接続部分においては、ランナ突出部71が中間ランナ21C,21Dに壁厚み方向に重ねられていてもよい。例えば、図11(b)に示すように、下側中間ランナ21Dにおいて、凹部78が、壁厚み方向においてランナ突出部71の全ての切り欠くのではなく、ランナ突出部71における側方スタッド22Bに壁幅方向に重なっている部分だけを切り欠いている構成とする。
この構成では、側方スタッド22Bの屋内側に、ランナ突出部71の屋内側の突出板部71aと連結板部71bの一部とが配置されており、連結板部71bの一部は側方スタッド22Bの屋内側面に溶接等により固定されている。この場合、連結板部71bの一部及び屋内側の突出板部71aは、側方スタッド22Bについてスタッド本体63と突出部材64との境界部を壁幅方向に跨いだ状態になっている。
(6)中間ランナ21C,21Dのランナ突出部71には、図11(c)に示すように、屋外側に向けて延びた凸部86が設けられていてもよい。この構成では、断面L字状の軽量山形鋼により形成された凸部材87が、ランナ突出部71の屋内側面に取り付けられている。凸部材87は、互いに直交する一対の板部を有し、一方の板部がランナ突出部71の屋内側面に重ねられ、他方の板部が屋内側に突出した状態で設けられており、屋内側に突出している方の板部が凸部86を形成している。この場合、凸部材87においては、一方の板部が壁厚み方向に延び、他方の板部が壁高さ方向に延びているため、ランナ本体73が壁厚み方向や壁高さ方向に撓むことに対する抑止力を凸部材87により高めることができる。
(7)上記実施形態では、中間ランナ21C,21Dのランナ本体73が、その溝部を窓部12とは反対側に向けて設けられていたが、ランナ本体73は、側方スタッド22Bのスタッド本体63と同様に、その溝部を窓部12側に向けて設けられていてもよい。例えば、ランナ本体73のフランジ73bがウェブ73aから窓部12に向けて延びており、ランナ突出部71がフランジ73bの窓部12側に設けられた構成とする。この構成では、ランナ突出部71の屋内側の突出板部71aが、ランナ本体73の屋内側のフランジ73bに接続されており、この場合でも、ランナ突出部71は、突出部材としての役割と、ランナ本体73の撓みを抑制する補強材としての役割との両方を果たすことができる。
(8)上記実施形態では、中間ランナ21C,21Dのランナ突出部71が一対の側方スタッド22Bに掛け渡された状態になっていたが、ランナ突出部71は、一対の側方スタッド22Bに掛け渡されていなくてもよい。例えば、中間ランナ21C,2Dにおいて、短尺状のランナ突出部71が所定間隔で横並びに複数設けられている構成とする。この構成でも、ランナ突出部71にサッシ枠41の上枠部41b又は下枠部41cを固定することは可能であり、中間ランナ21C,21Dに対する上枠部41bや下枠部41cの固定強度を高めることができる。
また、上記実施形態では、側方スタッド22Bのスタッド突出部61(突出部材64)が上ランナ21Aと下ランナ21Bとに掛け渡された状態になっていたが、スタッド突出部61は、一対の側方スタッド22Bに掛け渡されていなくてもよい。例えば、側方スタッド22Bにおいて、短尺状のスタッド突出部61が所定間隔で横並びに複数設けられている構成とする。この構成でも、ランナ突出部71にサッシ枠41の縦枠部41aを固定することは可能であり、側方スタッド22Bに対する縦枠部41aの固定強度を高めることができる。
(9)上記実施形態では、側方スタッド22Bが上ランナ21A及び下ランナ21Bの両方に固定されていたが、側方スタッド22Bは、中間ランナ21C,21Dに固定されていれば、上ランナ21A及び下ランナ21Bに固定されていなくてもよい。また、側方スタッド22Bは、ランナ21A〜21Dのいずれにも固定されていなくてもよい。
(10)上記実施形態では、中間ランナ21C,21Dが側方スタッド22Bにより支持されていたが、側方スタッド22Bが中間ランナ21C,21Dにより支持されていてもよい。例えば、側方スタッド22Bが一対の中間ランナ21C,21Dの間に設けられており、それら中間ランナ21C,21Dが隣接スタッド22Cに固定されている構成とする。この場合、側方スタッド22Bは、中間ランナ21C,21Dの各溝部内に入り込んだ状態でそれら中間ランナ21C,21Dのそれぞれに溶接等により固定されている。この場合、突出部材64が中間ランナ21C,21Dのそれぞれに固定されていることが好ましい。また、中間ランナ21C,21Dのランナ突出部71が側方スタッド22Bに固定されていることが好ましい。
(11)上記実施形態では、側方スタッド22Bや中間ランナ21C,21Dといった開口沿いフレーム材において、スタッド突出部61やランナ突出部71といったフレーム突出部に、サッシ枠41の主枠体51が固定されていたが、主枠体51は、スタッド本体63やランナ本体73といったフレーム本体に固定されていてもよい。また、連結枠体53がフレーム突出部に固定されていてもよい。さらに、仕上枠体52がフレーム本体やフレーム突出部に固定されていてもよい。
(12)上記実施形態では、壁厚み方向において、開口沿いフレーム材のフレーム突出部の屋外側にサッシ枠41の一部(例えば連結枠体53)が入り込んだ状態になっていたが、サッシ枠41の一部は、フレーム突出部の屋内側に入り込んでいてもよい。つまり、サッシ枠41の外周面が、壁厚み方向に並ぶ凹凸を有している場合に、その凹部に入り込んだ状態でフレーム突出部が設けられていればよい。
(13)上記実施形態では、開口沿いフレーム材において、フレーム本体及びフレーム突出部の各屋内側面が面一にされていたが、フレーム本体の屋内側面とフレーム突出部の屋内側面とのうち一方が他方よりも屋内側に突出していてもよい。つまり、フレーム本体の屋内側面とフレーム突出部の屋内側面との境界部に段差が生じていてもよい。また、壁厚み方向において、フレーム突出部はフレーム本体の中間位置に配置されていてもよく、フレーム突出部の屋外側面とフレーム本体の屋外側面とが面一になっていてもよい。
さらに、上記実施形態では、壁厚み方向において、フレーム突出部の厚み寸法がフレーム本体の厚み寸法よりも小さくされていたが、フレーム突出部の厚み寸法は、フレーム本体の厚み寸法と同じ又はそれよりも大きくされていてもよい。この場合は、フレーム突出部がフレーム本体よりも屋内側や屋外側に向けて突出していることで、フレーム本体とサッシ枠41との間にフレーム突出部が設置されていない非設置領域が確保されていることが好ましい。
(14)上記実施形態では、主枠体51や連結枠体53といった複数の枠体が組み合わされることでサッシ枠41が形成されていたが、サッシ枠41の外周面が壁厚み方向において凹凸を有していれば、サッシ枠41は1つの枠体により形成されていてもよい。
(15)窓部12が壁開口部とされているのではなく、玄関口等の出入口が壁開口部とされていてもよい。この場合でも、出入口に出入口枠等の開口枠が取り付けられていることで、その開口枠の縦枠部と柱との間に隙間スタッドを設けた構成を実現できる。
11…外壁部、12…壁開口部としての窓部、14…外壁パネル、17…外壁面材、18…外壁下地、21…ランナ、21C…開口沿いフレーム及び開口沿いランナとしての上側中間ランナ、21D…開口沿いフレーム及び開口沿いランナとしての下側中間ランナ、22…スタッド、22B…開口沿いフレーム及び開口沿いスタッドとしての側方スタッド、41…開口枠としてのサッシ枠、43…サッシ戸、51…主枠体、52…仕上枠体、53…連結枠体、61…撓み規制部としてのスタッド突出部、63…フレーム本体としてのスタッド本体、63a…ウェブ、63b…対向板部としてのフランジ、64…突出部材、64a…突出板部及び延出部としてのウェブ、64b…直交板部としてのフランジ、フレーム本体側にある第1固定部としてのフランジ、開口枠側にある第2固定部としてのフランジ、71…撓み規制部としてのランナ突出部、71a…突出板部、71b…直交板部としての連結板部、73…フレーム本体としてのランナ本体、73a…ウェブ、73b…対向板部としてのフランジ、78…凹部。

Claims (9)

  1. 外壁パネルを含んで構成された外壁部に壁開口部が設けられている建物の外壁構造であって、
    前記外壁パネルは、外壁面材と、該外壁面材の屋内側面に取り付けられている外壁下地とを有しており、
    前記壁開口部には、当該壁開口部に沿って延びている開口枠が設けられており、
    前記外壁下地は、前記開口枠の外周面に沿って延びている開口沿いフレーム材を有しており、
    前記開口沿いフレーム材は、
    当該開口沿いフレーム材の長手方向に沿って延びた状態で、前記開口枠に固定されているフレーム本体と、
    前記フレーム本体から前記開口枠に向けて突出し、且つ該フレーム本体の長手方向に沿って延びている撓み規制部と、
    を有していることを特徴とする建物の外壁構造。
  2. 前記フレーム本体は、壁厚み方向において板面同士が対向する一対の対向板部を有しており、
    前記撓み規制部は、前記一対の対向板部のうち一方から前記開口枠に向けて突出していることを特徴とする請求項1に記載の建物の外壁構造。
  3. 前記撓み規制部は、
    前記開口枠に向けて延びている突出板部と、
    前記フレーム本体から前記開口枠側に離間した位置に設けられ、前記突出板部に前記開口枠の外周面に沿って該突出板部に直交する方向に延びている直交板部と、
    を有しており、
    前記突出板部及び前記直交板部は、いずれもフレーム本体の長手方向に沿って延びていることを特徴とする請求項2に記載の建物の外壁構造。
  4. 前記突出板部は、壁厚み方向において所定間隔で一対設けられており、
    前記直交板部は、前記フレーム本体から前記開口枠側に離間した位置に設けられ、前記一対の突出板部を連結している連結板部であり、
    前記一対の突出板部のうち一方が、前記一対の対向板部のうち一方から突出しており、前記一対の突出板部のうち他方が、前記一対の対向板部の間の位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の建物の外壁構造。
  5. 前記一対の突出板部のうち屋内側に配置された突出板部は、前記一対の対向板部のうち屋内側に配置された対向板部から延びており、
    前記一対の突出板部のうち屋外側に配置された突出板部は、前記一対の対向板部の間に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の建物の外壁構造。
  6. 前記開口枠には、サッシ戸が取り付けられており、
    前記開口枠は、
    前記サッシ戸の外周面に対向している主枠体と、
    前記外壁下地の屋外側において当該開口枠の仕上面を形成している仕上枠体と、
    前記主枠体と前記仕上枠体とを連結する枠状の連結枠体と、
    を有しており、
    前記開口枠の外周面では、壁厚み方向において、前記連結枠体の外周面が前記主枠体の外周面と前記仕上枠体の外周面との間に配置されており、
    前記撓み規制部は、前記壁厚み方向において前記連結枠体の屋内側に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の建物の外壁構造。
  7. 前記壁下地は、
    壁幅方向に沿って延びた状態で設けられている複数のランナと、
    前記複数のランナに掛け渡された状態で設けられている複数のスタッドと、
    を有しており、
    前記複数のランナには、前記開口沿いフレーム材として開口沿いランナが含まれており、
    前記開口沿いランナは、前記開口枠を上下に挟んで一対設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の建物の外壁構造。
  8. 前記フレーム本体は、壁厚み方向において所定間隔で互いに対向している一対のフランジと、前記一対のフランジを連結しているウェブとを有しており、前記フランジの自由端を前記開口枠とは反対側に向けて設けられており、
    前記ウェブにおいては、壁厚み方向において当該ウェブの一部が前記開口枠側に向けて突出している部分が前記撓み規制部であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の建物の外壁構造。
  9. 前記フレーム本体は、長尺状の溝形鋼であり、溝部を前記開口枠とは反対側に向けて配置されており、
    前記撓み規制部は、前記フレーム本体から前記開口枠に向けて突出した状態で該フレーム本体に固定された突出部材により形成されており、
    前記突出部材は、長尺状の溝形鋼であり、溝部を前記開口枠とは反対側に向けた状態で、前記フレーム本体における前記溝部とは反対側の外側面に固定されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の建物の外壁構造。
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