JP2014196020A - ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被操舵部の操舵に用いられる移動軸から被操舵部への回転力の伝達を抑える。
【解決手段】駆動機構100には、第1タイロッド48Aと移動軸24の一方の端部とを連結するとともに移動軸24に付随して移動する第1移動ユニット61、第2タイロッド48Bと移動軸24の他方の端部とを連結するとともに移動軸24に付随して移動する第2移動ユニット62が設けられている。移動軸24が軸方向に移動する際に移動軸24は周方向への回転も行なう。第1移動ユニット61および第2移動ユニット62は、タイロッドと移動軸24とを接続する機能に加え、吸収部としても機能し、移動軸24から伝わってくる回転力を吸収する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステアリング装置に関する。
公報記載の従来技術として、例えば特許文献1には、軸方向への移動が可能なラック軸がこの軸方向に移動することで、被操舵部の操舵が行われるパワーステアリング装置が開示されている。
特開2007−223541号公報
ところで、移動軸を軸方向に移動させて被操舵部の操舵を行うステアリング装置にて、移動軸が回転しながら軸方向に移動すると、被操舵部に対し回転力が伝達され、被操舵部の操舵に支障をきたすおそれがある。
本発明の目的は、被操舵部の操舵に用いられる移動軸から被操舵部への回転力の伝達を抑えることにある。
かかる目的のもと、本発明が適用されるステアリング装置は、被操舵部の操舵に用いられ、回転しながら軸方向に移動する移動軸と、前記移動軸と前記被操舵部とを接続するとともに、当該移動軸から伝わってくる回転力を吸収する吸収部を備えた接続機構と、を備えるステアリング装置である。
ここで、前記接続機構の前記吸収部は、前記軸方向へ移動する前記移動軸に付随して当該軸方向に移動するとともに、当該軸方向への移動を行いながら回転力の前記吸収を行うことを特徴とすることができる。この場合、移動軸が軸方向に移動している最中でも移動軸から伝わってくる回転力の吸収を行うことができるようになる。
また、前記軸方向に沿って配置され、当該軸方向に移動する前記吸収部の案内を行う案内部を更に備え、前記吸収部のうちの前記案内部に対峙する箇所には、当該案内部に接触する回転体が取り付けられていることを特徴とすることができる。この場合、吸収部が移動する際に吸収部に作用する抵抗を低減できる。
また、外周面が前記移動軸に接触配置され、回転駆動を行い、当該移動軸を回転させながら前記軸方向に移動させる回転部材を更に備え、前記回転部材は、ウォームホイールにより構成されていることを特徴とすることができる。この場合、移動軸に沿って配置されたウォームギアと移動軸に設けられたラック状ギアとを用いて移動軸の移動を行う場合に比べ、ステアリング装置の小型化を図ることができる。
また、前記接続機構には、前記移動軸側および前記被操舵部側のうちの一方に接続された内輪と当該移動軸側および当該被操舵部側のうちの他方に接続された外輪とを備えたベアリングが設けられ、前記接続機構の前記吸収部による回転力の前記吸収は、前記ベアリングによって行われることを特徴とすることができる。この場合、移動軸から伝わってくる回転力を簡易な構成で吸収できるようになる。
他の観点から捉えると、本発明が適用されるステアリング装置は、被操舵部の操舵に用いられ、ウォーム状の歯部が外周面に形成された軸部材と、前記軸部材の前記歯部に接続され、回転駆動を行うウォームホイールと、前記軸部材と前記被操舵部とを接続するとともに、当該軸部材から伝わってくる回転力を吸収する吸収部を備えた接続機構と、を備えるステアリング装置である。
本発明によれば、被操舵部の操舵に用いられる移動軸から被操舵部への回転力の伝達を抑えることができる。
本実施形態が適用されるステアリング装置の全体構成図である。 駆動モータの周辺の構造を説明するための図である。 第1移動ユニットを説明するための図である。 接続部材、ハウジングの他の構成例を示した図である。 図4におけるV−V線における断面図である。 接続部材およびハウジングの他の構成例を示した図である。 駆動機構の比較例を示した図である。 駆動モータの周辺の他の構成例を示した図である。
〔パワーステアリング装置の全体構成〕
図1は、本実施形態が適用されるステアリング装置1の全体構成図である。
本実施形態のステアリング装置1には、操舵部(ステアリングホイール)11、操舵部11に接続されこの操舵部11とともに回転するステアリングシャフト12が設けられている。また、本実施形態では、操舵トルクセンサ51、操舵角センサ52、および、車速センサ53が設けられている。
操舵トルクセンサ51は、ドライバーが操舵部11を操作することにより入力される入力トルクであってステアリングシャフト12に作用する入力トルクを操舵トルクTとして検出する。また、操舵角センサ52は、ドライバーによる操舵部11の操作によって生じるステアリングシャフト12の回転角度に基づいて、操舵部11の操舵角θを検出する。また、車速センサ53は、ステアリング装置1が搭載されている車両(不図示)の車速Vを検出して出力する。
また、本実施形態のステアリング装置1には、駆動モータMを有し、被操舵部の一例であるタイヤ(不図示)の駆動を行う駆動機構100が設けられている。さらに、本実施形態では、駆動機構100に設けられた上記駆動モータMの制御を行う制御部54、駆動モータMの駆動を行う駆動回路55が設けられている。
ここで、制御部54は、操舵トルクセンサ51、操舵角センサ52、および、車速センサ53からの出力に基づき、駆動回路55を介して駆動モータMの制御を行う。なお、制御部54は、CPU、ROM、RAMなどからなるマイクロコンピュータを主要構成部品とし、操舵を実行するための制御プログラムを実行することにより、駆動回路55を介して駆動モータMを制御する。また、駆動回路55は、制御部54によって指定される駆動電流を駆動モータMに供給する。
次に、駆動機構100について説明する。
本実施形態の駆動機構100には、駆動モータM、この駆動モータMからの駆動力を受けて軸方向に移動する移動軸24、駆動モータMからの駆動力をこの移動軸24に伝達する伝達機構30が設けられている。さらに、駆動モータM、移動軸24、伝達機構30を内部に収容するハウジング10が設けられている。また、本実施形態では、移動軸24の両端部に、第1タイロッド48A、第2タイロッド48Bが連結されている。第1タイロッド48A、第2タイロッド48Bは、ナックルアーム(不図示)を介しタイヤ(不図示)に連結されている。
また、本実施形態では、第1タイロッド48Aと移動軸24の一方の端部とを連結するとともに移動軸24に付随して移動する第1移動ユニット61、第2タイロッド48Bと移動軸24の他方の端部とを連結するとともに移動軸24に付随して移動する第2移動ユニット62が設けられている。ここで、第1タイロッド48Aおよび第1移動ユニット61が設けられている部分は、移動軸24と上記タイヤ(不図示)と接続する接続機構として捉えることができる。また、第2タイロッド48Bおよび第2移動ユニット62が設けられている部分も、移動軸24とタイヤと接続する接続機構として捉えることができる。
詳細は後述するが、本実施形態では、移動軸24が軸方向に移動する際に移動軸24は周方向への回転も行なう。ここで、第1移動ユニット61および第2移動ユニット62は、タイロッド(第1タイロッド48A、第2タイロッド48B)と移動軸24とを接続する機能に加え、移動軸24からタイロッドへの回転力の伝達を遮断する機能を有している。付言すると、第1移動ユニット61および第2移動ユニット62は、タイロッドと移動軸24とを接続する機能に加え、吸収部としても機能し、移動軸24から伝わってくる回転力を吸収する。
図2は、駆動モータMの周辺の構造を説明するための図である。付言すると、図1における矢印II方向から駆動モータM等を眺めた場合の図である。
本実施形態では、上記のとおり、また、図2に示すように、駆動モータM、移動軸24、および、伝達機構30が設けられている。
ここで、移動軸24の外表面には、ギアとして機能する歯部が設けられている。ここで、この歯部は、ウォーム状(ねじ歯車状)に形成されており、歯部に含まれる複数の歯の各々は、螺旋を描くように斜めに配置されている。付言すると、歯部に含まれる複数の歯の各々は、移動軸24の軸方向および移動軸24の周方向に対し、傾斜した状態で配置されている。
次に、伝達機構30について説明する。
本実施形態の伝達機構30には、ウォームホイール(はすば歯車)31が設けられている。ここで、このウォームホイール31は、外周面が移動軸24に接触配置された状態で回転駆動を行い、この移動軸24を移動軸24の軸方向に移動させる。ここで、回転部材の一例としてのこのウォームホイール31は、円盤状に形成されるとともに外周面に形成された歯が移動軸24の上記歯部(に含まれる歯)に噛み合うように設けられている。
また、本実施形態では、ウォームホイール31と同軸上に設けられ且つウォームホイール31に連動して回転するように設けられた第1傘歯車32が設けられている。さらに、ウォームホイール31および第1傘歯車32を支持する支持軸33が設けられている。さらに、第1傘歯車32の軸方向と直交する回転軸を中心に回転する第2傘歯車34が設けられている。ここで、この第2傘歯車34は、第1傘歯車32に接続されるとともに、モータ回転軸35を介して駆動モータMに接続されている。
駆動機構100の動作について説明する。
ここで、まず、移動軸24が図中矢印C1方向(図中右方に)に移動する際には、モータ回転軸35が図中矢印C2方向に回転するように駆動モータMが駆動される。これにより、ウォームホイール31が矢印C3に示す方向に回転するようになり、この回転に伴い、図中矢印C1方向(図中右方に)に移動軸24が移動する。
また、移動軸24が図中矢印D1方向(図中左方に)に移動する際には、モータ回転軸35が図中矢印D2方向に回転するように駆動モータMが駆動される。これにより、ウォームホイール31が矢印D3に示す方向に回転するようになり、この回転に伴い、図中矢印D1方向(図中左方に)に移動軸24が移動する。
なお、本実施形態では、上記のように、移動軸24の歯部に含まれる各々の歯が螺旋を描くように斜めに配置されている。また、ウォームホイール31も、はすば歯車で構成されウォームホイール31の外表面に形成された歯も斜めに配置されている。かかる場合、移動軸24とウォームホイール31との噛み合い部における両者の接触面積が増大し、個々の歯に作用する荷重が減る。そして、この場合、歯の損傷などが生じにくくなる。また、この場合、移動軸24とウォームホイール31との接触に起因する異音や騒音なども生じにくくなる。
ところで、本実施形態のように、移動軸24に形成される歯を斜めに配置し、また、ウォームホイール31に形成される歯も斜めに配置した場合、ウォームホイール31から駆動力を受けて移動軸24が軸方向に移動する際に、移動軸24は、周方向への回転を行いながら軸方向へ移動する。具体的に説明すると、ウォームホイール31が矢印C3方向に回転し移動軸24が矢印C1方向に移動する際には、矢印C4方向に移動軸24が回転する。また、ウォームホイール31が矢印D3方向に回転し移動軸24が矢印D1方向に移動する際には、矢印D4方向に移動軸24が回転する。
ところで、本実施形態では、移動軸24に対して、タイロッド(第1タイロッド48A、第2タイロッド48B)およびタイヤが接続されており、移動軸24からの回転力がこれらに伝達されてしまうと、部材の破損や損傷などを招き、タイヤの操舵に支障をきたすおそれがある。
そこで、本実施形態では、移動軸24と第1タイロッド48A、第2タイロッド48Bとの間に、第1移動ユニット61(図1参照)、第2移動ユニット62を設けるようにし、これにより、移動軸24からの回転力を吸収するようにしている。付言すると、本実施形態では、第1タイロッド48A、第2タイロッド48Bに対する移動軸24の相対回転がなされるようし、第1タイロッド48A、第2タイロッド48Bに対し回転力が伝わらないようにしている。
なお、図2にて示した構成例では、駆動モータMのモータ回転軸35と移動軸24とが平行となるように駆動モータMを配置し、そして、第1傘歯車32、第2傘歯車34、および、ウォームホイール31を用いて、駆動モータMからの駆動力を移動軸24に伝達した。ところで、図8(駆動モータの周辺の他の構成例を示した図)に示すような構成としてもよい。この図8に示す構成例では、駆動モータMのモータ回転軸35と移動軸24とが垂直となるように(直交する関係となるように)、駆動モータMを配置し、また、モータ回転軸35に対してウォームホイール31を取り付けている。この構成例の場合、モータ回転軸35と同軸上にウォームホイール31を設けることができ、図2にて示した第1傘歯車32、第2傘歯車34を省略できるようになる。
図3は、第1移動ユニット61を説明するための図である。付言すると、図3は、図1におけるIII―III線における断面図である。なお、図3では、図を見やすくするため、ハウジング10の部分を除き、断面であることを示すハッチングを省略している。また、本実施形態における構成では、第1移動ユニット61と第2移動ユニット62とは同様に構成されており、以下では、第1移動ユニット61について説明し、第2移動ユニット62についての説明は省略する。
図3に示すように、第1移動ユニット61には、軸受け(ボールベアリング)611が設けられている。ここで、この軸受け611は、移動軸24の一方の端部に取り付けられている。また、この軸受け611には、移動軸24の外周面に固定された内輪611Aと、接続部材612(後述)を介して第1タイロッド48Aに接続され内輪611Aに対する相対回転を行う外輪611Bと、内輪611Aと外輪611Bとの間に配置された回転体(ボール)611Cとが設けられている。
また、本実施形態では、軸受け611の外輪611Bに対して取り付けられ、軸受け611と第1タイロッド48Aとを接続する接続部材612が設けられている。
接続部材612には、円盤状の基体612Aが設けられている。なお、この基体612Aは、軸受け611を挟み移動軸24が設けられている側とは反対側に配置されている。また、接続部材612には、基体612Aの外周縁に接続されるともに筒状に形成され且つ軸受け611の外輪611Bに対して取り付けられた筒状部612Bが設けられている。さらに、接続部材612には、円柱状に形成されるとともに基体612Aから突出した状態で設けられ、第1タイロッド48Aと基体612Aとを接続する接続部612Cが設けられている。
ここで、本実施形態では、移動軸24が図中矢印3Aで示すように周方向に回転すると、軸受け611の内輪611Aがこの移動軸24に付随して回転する。その一方で、外輪611Bについては、内輪611Aとの間に回転体611Cがあるために回転を行わない。そして、この場合、移動軸24のみが回転し、接続部材612については回転を行わないようになる。付言すると、本実施形態では、移動軸24から伝わってきた回転力が第1移動ユニット61内にて吸収されるようになり、第1タイロッド48Aに対し回転力が伝わらないようになる。
なお、移動軸24が軸方向へ移動する際には、軸受け611および接続部材612もこの軸方向に移動する。これにより、第1タイロッド48Aも移動するようになり、これに伴い、タイヤの向きが変わるようになる。また、本実施形態では、移動軸24からの回転力が第1移動ユニット61内にて吸収される際、第1移動ユニット61は、移動軸24の軸方向への移動を行っている。付言すると、本実施形態では、第1移動ユニット61は、移動軸24の軸方向への移動を行いながら回転の吸収を行う。
図4は、接続部材612、ハウジング10の他の構成例を示した図であり、図5は、図4におけるV−V線における断面図である。なお、上記と同様、図4、図5では、図を見やすくするため、ハウジング10の部分を除き、断面であることを示すハッチングを省略している。
ここで、図3にて示した上記構成では、移動軸24が軸方向へ移動する際、接続部材612の外周面(筒状部612Bの外周面)と、ハウジング10の内壁とが擦れるようになり、接続部材612に対し抗力が作用するようになる。ここで、この抗力は小さい方が好ましい。付言すると、本実施形態では、案内部として機能する、ハウジング10の内壁によって、接続部材612が案内される構成となっているが、この案内がなされる際には、接続部材612に作用する抗力を小さくすることが好ましい。
図4、図5にて示す構成例では、接続部材612の外周面(筒状部612Bの外周面)とハウジング10の内壁との間に、回転体(ボール)70を設けた構成としている。付言すると、接続部材612のうちの、ハウジング10の内壁に対峙する箇所に、回転体70を設けた構成としている。この場合、接続部材612とハウジング10の内壁との擦れに起因する移動軸24への抵抗を減じることができるようになる。
なお、この構成例では、図5に示すように、接続部材612の周方向において、120°おきに回転体70を配置しており、接続部材612が3点で支持される構成となっている。なお、接続部材612の支持を行う箇所の個数は特に限定されず3点以外としてもよい。
また、図4、図5にて示した構成例では、図4、図5に示すように、ハウジング10の内壁に、移動軸24の軸方向に沿った溝18を形成し、この溝18内に回転体70を配置するようにしている。これにより、接続部材612の周方向への回転体70の移動が規制されるようになる。また、本実施形態では、接続部材612の外周面に形成した凹部612D内に回転体70を配置することで、接続部材612からの回転体70の脱落を防止するようにしている。
接続部材612およびハウジング10の他の構成例をさらに説明する。
図6は、接続部材612およびハウジング10の他の構成例を示した図である。なお、図5と同様、図6は、移動軸24の軸方向と直交する面における断面の状態を示している。また、本図でも、ハウジング10の部分を除きハッチングを省略している。
上記にて説明した構成では、ハウジング10の内壁および接続部材612の外周面の断面形状を何れも円形としていたが、この構成例では、ハウジング10の内壁、および、接続部材612の外周面の断面形状を何れも矩形としている。このように、ハウジング10の内壁および接続部材612の外周面の断面形状は、円形以外の形状としてもよい。
なお、本実施形態では、ハウジング10の内壁および接続部材612の外周面の断面形状を矩形とした結果、接続部材612の外周面には4つの側面SK1が設けられ、また、ハウジング10の内壁には、この4つの側面SK1の各々に対向する4つの対向面SK2が設けられている。そして、本実施形態では、この4つの側面SK1の個々の側面SK1と、この側面SK1に対向する対向面SK2との間に、円柱状の回転体70を配置している。
図7は、駆動機構100の比較例を示した図である。
この比較例では、駆動モータMと、外周にウォーム201が形成され駆動モータMにより回転する駆動軸202と、移動軸24と、移動軸24に取り付けられ駆動軸202のウォーム201と噛み合うラック状部材203とが設けられている。ここで、この比較例では、駆動モータMを駆動し駆動軸202を回転させると、ラック状部材203が駆動軸202の軸方向に沿って移動するようになる。そして、ラック状部材203が移動すると、これに伴い、移動軸24が軸方向に移動するようになる。
ところで、この比較例では、移動軸24の移動量に対応する長さを有したウォーム201を形成する必要が生じ、装置の大型化を招きやすい。より具体的には、中立位置にある操舵部11(図1参照)を一方向に回転させた際の移動軸24の最大の移動量をLとした場合、ウォーム201は、その長さを2L(2×L)とする必要が生じる。
一方で、本実施形態の構成では、ウォームホイール31(図2参照)の大きさに応じてではなく、ウォームホイール31の回転量に応じて移動軸24の移動量が決まる。かかる場合、上記のような不具合(ウォーム201を長くすることによる装置の大型化)が避けられるようになる。
なお、上記にて説明した実施形態では、操舵部11と移動軸24との機械的な接続がされていない場合を一例に説明した。ところで、このような態様に限られず、操舵部11からの駆動力がピニオンギアなどを介して移動軸24に伝達される構成としてもよい。なお、この場合は、上記駆動モータMを、メインの駆動源としてではなく、移動軸24の移動をアシストする駆動源として用いることができるようになる。
1…ステアリング装置、10…ハウジング、24…移動軸、31…ウォームホイール、48A…第1タイロッド、48B…第2タイロッド、61…第1移動ユニット、62…第2移動ユニット、70…回転体、611…軸受け、611A…内輪、611B…外輪

Claims (6)

  1. 被操舵部の操舵に用いられ、回転しながら軸方向に移動する移動軸と、
    前記移動軸と前記被操舵部とを接続するとともに、当該移動軸から伝わってくる回転力を吸収する吸収部を備えた接続機構と、
    を備えるステアリング装置。
  2. 前記接続機構の前記吸収部は、前記軸方向へ移動する前記移動軸に付随して当該軸方向に移動するとともに、当該軸方向への移動を行いながら回転力の前記吸収を行うことを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記軸方向に沿って配置され、当該軸方向に移動する前記吸収部の案内を行う案内部を更に備え、
    前記吸収部のうちの前記案内部に対峙する箇所には、当該案内部に接触する回転体が取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のステアリング装置。
  4. 外周面が前記移動軸に接触配置され、回転駆動を行い、当該移動軸を回転させながら前記軸方向に移動させる回転部材を更に備え、
    前記回転部材は、ウォームホイールにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  5. 前記接続機構には、前記移動軸側および前記被操舵部側のうちの一方に接続された内輪と当該移動軸側および当該被操舵部側のうちの他方に接続された外輪とを備えたベアリングが設けられ、
    前記接続機構の前記吸収部による回転力の前記吸収は、前記ベアリングによって行われることを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  6. 被操舵部の操舵に用いられ、ウォーム状の歯部が外周面に形成された軸部材と、
    前記軸部材の前記歯部に接続され、回転駆動を行うウォームホイールと、
    前記軸部材と前記被操舵部とを接続するとともに、当該軸部材から伝わってくる回転力を吸収する吸収部を備えた接続機構と、
    を備えるステアリング装置。
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