JP2014195034A - 3dnandフラッシュメモリ - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性のある小さなメモリ素子を含む3次元集積回路メモリ構造の製造コストを低くする。
【解決手段】メモリデバイスがメモリセルのNANDストリングアレイを含む。デバイスは、導電性ストリップの底部プレーンと、導電性ストリップの複数の中間プレーンと、導電性ストリップの上部プレーンを含む、絶縁材料によって分離された導電性ストリップの複数のスタックと、導電性ストリップの底部プレーンと集積回路基板との間のレベルに配置された基準導体(CS)を備える。スタックの複数の中間プレーン内の導電性ストリップの側面と、複数のビット線構造のスタック間半導体本体素子との間の界面領域における交差点にある電荷蓄積構造を備える。基準線構造がスタックに渡り直交し、スタック間にあり、導電性ストリップの底部プレーンと集積回路基板との間の基準導体と電気通信する垂直導電性素子と、スタック上の垂直導電性素子を接続する連結素子を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、高密度メモリデバイスに関し、特に、メモリセルの複数のプレーンが3次元の3Dアレイを提供するように配置されているメモリデバイスに関する。
集積回路内のデバイスの限界寸法は、一般的なメモリセル技術の限界にまで小さくなっているので、設計者は、メモリセルの複数のプレーンを積重してより大きな記憶容量を達成するとともに、ビット当たりのコストをより低く達成するための技法を目指してきた。例えば、非特許文献1及び非特許文献2では、薄膜トランジスタ技法が電荷トラッピングメモリ技術に適用されている。
また、非特許文献3では、交差点(cross-point:クロスポイント)アレイ技法がアンチヒューズメモリ用に適用されてきた。非特許文献3に記載されている設計では、ワード線及びビット線の複数の層が設けられ、それらの交差点にメモリ素子がある。これらのメモリ素子は、ワード線に接続されたp+ポリシリコンアノードと、ビット線に接続されたn−ポリシリコンカソードとを備え、これらのアノード及びカソードは、アンチヒューズ材料によって分離されている。
非特許文献1、非特許文献2及び非特許文献3に記載されているプロセスでは、メモリ層ごとに幾つかのクリティカルリソグラフィーステップがある。したがって、デバイスを製造するのに必要とされるクリティカルリソグラフィーステップ数は、実装される層の数だけ倍増する。そのため、密度がより高くなるという利点は、3次元(3D)アレイを用いて達成されるが、製造コストがより高くなることによって、この技術の使用が制限される。
電荷トラッピングメモリ技術において垂直NANDセルを提供する別の構造が、非特許文献4に記載されている。非特許文献4に記載されている構造は、NANDゲートのように動作する垂直チャネルを有するマルチゲート電界効果トランジスタ構造を含み、シリコン酸化物窒化物酸化物シリコンSONOSの電荷トラッピング技術を用いて、各ゲート/垂直チャネル界面に記憶場所が作製される。このメモリ構造は、マルチゲートセルのための垂直チャネルとして配置された半導体材料の柱に基づいており、基板に隣接した下側選択ゲートと最上部の上側選択ゲートとを有する。複数の水平制御ゲートが、それらの柱と交差する平面電極層を用いて形成されている。制御ゲートに用いられる平面電極層は、クリティカルリソグラフィーを必要とせず、それによって、コストを節減する。しかしながら、多くのクリティカルリソグラフィーステップが、垂直セルのそれぞれについて必要とされる。また、このようにして層状化することができる制御ゲートの数には限界があり、その数は、垂直チャネルの導電性、用いられるプログラムプロセス及び消去プロセスのような要因によって決まる。
Lai他「A Multi-Layer Stackable Thin-Film Transistor (TFT) NAND-Type Flash Memory」(IEEE Int'l Electron Devices Meeting, 11-13 Dec. 2006) Jung他「Three Dimensionally Stacked NAND Flash Memory Technology Using Stacking Single Crystal Si Layers on ILD and TANOS Structure for Beyond 30nm Node」(IEEE Int'l Electron Devices Meeting, 11-13 Dec. 2006) Johnson他「512-Mb PROM With a Three-Dimensional Array of Diode/Anti-fuse Memory Cells」(IEEE J. of Solid-State Circuits, vol. 38, no. 11, Nov. 2003) Tanaka他「Bit Cost Scalable Technology with Punch and Plug Process for Ultra High Density Flash Memory」(2007 Symposium on VLSI Technology Digest of Technical Papers, 12-14 June 2007, pages14-15)
信頼性のある非常に小さなメモリ素子を含む3次元集積回路メモリのための構造を低い製造コストで提供することが望ましい。
メモリデバイスが、メモリセルのNANDストリングアレイを含む。デバイスは、
集積回路基板と、
導電性ストリップの底部プレーンと、導電性ストリップの複数の中間プレーンと、導電性ストリップの上部プレーンとを少なくとも含む、絶縁材料によって分離された導電性ストリップの複数のスタックと、を備える。
複数のビット線構造が前記複数のスタックにわたって直交して配置されるとともに前記複数のスタックとコンフォーマルな表面を有し、前記スタック間にあるスタック間半導体本体素子と、前記スタックの上にあり前記スタック間半導体本体素子を接続する連結素子とを含む。メモリデバイスは、前記導電性ストリップの上部プレーンとの界面領域にあるストリング選択スイッチ及び前記導電性ストリップの底部プレーンとの界面領域にある基準選択スイッチを備える。
メモリデバイスは、前記スタックの前記複数の中間プレーン内の前記導電性ストリップの側面と、前記複数のビット線構造の前記スタック間半導体本体素子との間の界面領域における交差点にある電荷蓄積構造を含む。
本明細書で説明する技術の一態様では、前記複数のスタックにわたって直交して配置された少なくとも1つの基準線構造であって、前記スタック間にあり前記基準導体に接続されたスタック間垂直導電性素子と、前記スタックの上にあり前記スタック間垂直導電性素子を接続する連結素子とを含み、前記スタック間垂直導電性素子は、前記スタック間半導体本体素子よりも高い導電性を有する、少なくとも1つの基準線構造と、
を備える、メモリセルのNANDストリングアレイを含むメモリデバイス。
本明細書で説明する技術の別の態様では、前記複数のスタックにおける前記導電性ストリップのうちの少なくとも幾つかは、前記電荷蓄積構造が配置される前記側面の反対側のシリコン本体の側部にシリサイド層を有するシリコン本体を含む。
本明細書で説明するようなメモリデバイスを製造するための方法も提供される。
本技術の他の態様及び利点は、以下の図面、詳細な説明及び特許請求の範囲を検討することで分かる。
3Dメモリデバイスの概略図である。 図1の3D概略図の上面図に対応するレイアウト概略図である。 復号構造を含む3Dメモリデバイスの概略図である。 図3の3D概略図の上面図に対応するレイアウト概略図である。 図4に示すレイアウト概略図の代替的なレイアウト概略図である。 サイドウォールワード線シリサイド形成部を示すレイアウト概略図である。 二重ゲート垂直チャネル構造のサイドウォールワード線シリサイド形成部を示す3D概略図である。 垂直チャネル構造を示す3D概略図である。 本発明の一実施形態による集積回路の簡略ブロック図である。 二重ゲート垂直チャネル構造を製造するための方法を示すフローチャートである。 二重ゲート垂直チャネル構造のための一例のプロセスフローを示す図である。 二重ゲート垂直チャネル構造のための一例のプロセスフローを示す図である。 二重ゲート垂直チャネル構造のための一例のプロセスフローを示す図である。 二重ゲート垂直チャネル構造のための一例のプロセスフローを示す図である。 二重ゲート垂直チャネル構造のための一例のプロセスフローを示す図である。 二重ゲート垂直チャネル構造のための一例のプロセスフローを示す図である。 二重ゲート垂直チャネル構造のための一例のプロセスフローを示す図である。 二重ゲート垂直チャネル構造のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における一実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における一実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における一実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における一実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における一実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における一実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における代替的な実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における代替的な実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における代替的な実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における代替的な実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における代替的な実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における代替的な実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における代替的な実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における代替的な実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。 垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における代替的な実施形態のための一例のプロセスフローを示す図である。
本発明の実施形態の詳細な説明を、図1〜図33を参照して提供する。
図1は、3次元(3D)メモリデバイス100の概略図である。メモリデバイス100は、メモリセルのNANDストリングアレイを含み、二重ゲート垂直チャネルメモリアレイ(DGVC)とすることができる。メモリデバイス100は、集積回路基板と、絶縁材料によって分離された導電性ストリップの複数のスタックとを備える。この複数のスタックは、導電性ストリップの底部プレーン(GSL)と、導電性ストリップの複数の中間プレーン(WL)と、導電性ストリップの上部プレーン(SSL)とを少なくとも含む。図1に示す例では、スタック110は、導電性ストリップの底部プレーン(GSL)と、WL〜WLN−1の導電性ストリップの複数の中間プレーン(WL)と、導電性ストリップの上部プレーン(SSL)とを含み、ここで、Nは8、16、32、64等とすることができる。
複数のビット線構造は、複数のスタックにわたって直交して配置され、複数のスタックとコンフォーマルな(conformal:等角の)表面を有する。これらの複数のビット線構造は、スタック間にあるスタック間半導体本体素子120と、スタックの上にありスタック間半導体本体素子120を接続する連結素子130とを含む。この例における連結素子130は、比較的高いドーピング濃度を有するポリシリコン等の半導体を含み、そのため、これらの連結素子は、スタック間半導体本体素子120よりも高い導電性を有する。スタック間半導体本体素子120は、スタック内のセル用のチャネル領域を提供するように構成されている。
メモリデバイスは、スタック内の複数の中間プレーン(WL)における導電性ストリップの側面と複数のビット線構造のスタック間半導体本体素子120との間の界面領域における交差点180に電荷蓄積構造を備える。図示した例では、交差点180のメモリセルは、垂直二重ゲートNANDストリングに構成され、ここで、単一のスタック間半導体本体素子の両側部にある導電性ストリップは、二重ゲートとして振る舞い、読み出し動作、消去動作及びプログラム動作のために協調して動作させることができる。
基準導体160は、導電性ストリップの底部プレーン(GSL)と集積回路基板(図示せず)との間に配置されている。少なくとも1つの基準線構造が、複数のスタックにわたって直交して配置されている。この少なくとも1つの基準線構造は、スタック間にあり基準導体160と電気通信するスタック間垂直導電性素子140と、スタック110の上にありスタック間垂直導電性素子140を接続する連結素子150とを含む。スタック間垂直導電性素子140は、スタック間半導体本体素子120よりも高い導電性を有することができる。
メモリデバイスは、導電性ストリップの上部プレーンとの界面領域にストリング選択スイッチ190を備え、導電性ストリップの底部プレーン(GSL)との界面領域に基準選択スイッチ170を備える。電荷蓄積構造の誘電体層は、幾つかの例では、スイッチ170、190用のゲート誘電体層として機能することができる。
メモリデバイスは、複数のビット線構造に接続された第1の上に重なるパターニングされた導電性層(図示せず)を含み、この導電性層は、検知回路に結合された複数のグローバルビット線を含む。メモリデバイスは、第2の上に重なる導電性層(図示せず)も含み、この導電性層は、パターニングすることができ、第1のパターニングされた導体体層よりも上又は下にすることができる。第2の上に重なる導電性層は、連結素子150に接触すること等によって少なくとも1つの基準線構造に接続される。第2のパターニングされた導体体層は、少なくとも1つの基準線構造を基準電圧源に接続することもできるし、基準電圧を提供するために回路部に接続することもできる。
図1に示す例では、ビット線構造の連結素子130はN+ドープ半導体材料を含む。ビット線構造のスタック間半導体本体素子120は低濃度ドープ半導体材料を含む。図1に示す例では、基準導体160はN+ドープ半導体材料を含み、少なくとも1つの基準線構造の連結素子150はN+ドープ半導体材料を含む。少なくとも1つの基準線構造のスタック間垂直導電性素子140もN+ドープ半導体材料を含む。代替的な実施態様では、ドープ半導体の代わりに金属又は金属化合物を用いることができる。
1つの実施形態では、基準導体160の抵抗を低減するために、メモリデバイスは、基準導体160の近くに底部ゲート101を含むことができる。読出し動作中、底部ゲート101を、基板内の単数若しくは複数の下に横たわるドープウェル、又は他の下に横たわるパターニングされた導体構造に印加される好適なパス電圧によってオンにして、基準導体160の導電性を増加させることができる。
図2は、図1の3D概略図の上面図に対応するレイアウト概略図である。ビット線231〜234及びビット線235〜238が、複数のビット線構造の連結素子130(図1)に対応する。ソース線240が、少なくとも1つの基準線構造の連結素子150(図1)に対応し、他のソース線は、アレイに沿って間隔をおいて配置することができる。これらのビット線(BL)及びソース線(SL)は、ワード線(WL)211〜216の上に直交して配置されている。これらのワード線は、導電性ストリップの複数の中間プレーンにある。ソース線240の両側にはそれぞれ4本のビット線しか示されていないが、ソース線240の両側にはそれぞれ任意の本数のビット線が存在することができる。例えば、ソース線240の両側にはそれぞれ8本又は16本のビット線が存在することができる。
図2に示す例では、メモリデバイスは、第1の上に重なる層を含み、この第1の上に重なる層は、第1の上に重なる線281〜288を含む。この第1の上に重なる導電性層は、金属、ドープ半導体、又は材料の組合せを含むことができる。第1の上に重なる線281〜288は、ビット線コンタクト251を介してビット線231〜238に直接接続されて、ビット線負荷抵抗を最小にしている。本明細書で説明したように、ビット線231〜238は、複数のビット線構造の連結素子130(図1)に対応し、上述のように、第1の上に重なる導電性層は、複数のビット線構造に接続されている。第1の上に重なる導電性層は、検知回路(図示せず)に結合された複数のグローバルビット線を含むことができる。ビット線コンタクト251の位置は一例を表している。ビット線コンタクトの物理的なレイアウトは、周期的又は非周期的とすることができ、より規則的なレイアウトは、より良好なリソグラフィー露光を提供することができる。
図2に示す例では、メモリデバイスは、第2の上に重なる層290を含む。この第2の上に重なる導電性層は、金属、ドープ半導体、又は材料の組合せを含むことができる。第2の上に重なる層290は、ソース線コンタクト255を介してビット線240に直接接続されて、ソース線負荷抵抗を最小にしている。本明細書で説明したように、ソース線240は、少なくとも1つの基準線構造の連結素子150(図1)に対応し、上述のように、第2の上に重なる導電性層は、少なくとも1つの基準線構造に接続されている。第2の上に重なる導電性層は、基準電圧源(図示せず)に結合することができる。ソース線コンタクト255の位置は一例を表している。ソース線コンタクトの物理的なレイアウトは、周期的又は非周期的とすることができ、より規則的なレイアウトは、より良好なリソグラフィー露光を提供することができる。
少なくとも1つの基準線構造のスタック間垂直導電性素子140(図1)は、ビット線構造のスタック間半導体本体素子120(図1)よりも大きな断面積を有することができる。それに対応して、ソース線コンタクト255は、ビット線コンタクト251よりも大きな断面積を有することができる。
図3は、上に重なる復号回路への階段状(staircase)コンタクト用に構成された、水平ワード線構造及びGSL線構造のための導電性ストリップにおけるパッドエリアの説明図を含む3Dメモリデバイスの概略図である。導電性ストリップの上部プレーン内のストリング選択線は、ストリング選択線復号回路に独立に結合されるとともに、ストリング選択線復号回路によって制御される。
中間プレーン(WL)内の導電性ストリップ及び底部プレーン(GSL)内の導電性ストリップは、互いに接続されて、デコーダーの面積が低減され、その結果、メモリデバイスの全体サイズが低減される。上部プレーン(SSL)内の導電性ストリップは、ビット線復号の訂正を可能にするために個別に復号される。
メモリデバイスは、中間プレーン(WL)内のワード線のセットを接続するパッドエリアを提供する連結素子361及び362等の連結素子と、連結素子361及び362内のランディングエリア(landing areas)に結合された層間コネクタ371及び372等の層間コネクタとを備えることができ、ここで、これらの連結素子は、下側の中間プレーン内のランディングエリアに結合された層間コネクタが貫通して延在する開口を含む。ランディングエリアは、層間コネクタの底面と連結素子の上面との間の界面領域にある。
図3に示すように、複数の中間プレーン内の複数の層におけるワード線のセット用の層間コネクタは、階段状構造に配置されている。したがって、層間コネクタ371及び372は、複数の中間プレーン内の2つの異なる層におけるランディングエリアに接続されている。階段状構造は、ワード線デコーダー領域内において、メモリセルのNANDストリングアレイ用の領域と周辺回路用の領域との境界の近くに形成することができる。
図3に示す例では、メモリデバイスは、導電性ストリップの底部プレーン(GSL)内の接地選択線のセットを接続する連結素子363等の連結素子と、底部プレーンにおいて連結素子のランディングエリアに結合された層間コネクタ373等の層間コネクタとを備え、ここで、これらの層間コネクタは、中間プレーン(WL)内の連結素子の開口を貫通して延在している。ランディングエリアは、層間コネクタ373等の層間コネクタの底面と連結素子363等の連結素子の上面との間の界面領域にある。
図4は、図3の3D概略図の上面図に対応するレイアウト概略図である。図4に示す例では、ビット線構造の連結素子431〜438のグループ430と、少なくとも1つの基準線構造の少なくとも連結素子440とが、中間プレーン(WL)内のワード線の第1のセット410と、中間プレーン(WL)内のワード線の第2の隣接したセット420との上に直交して配置されている。ビット線構造の連結素子431〜438は、ビット線として機能する。少なくとも1つの基準線構造の連結素子440は、ソース線として機能する。図4に示す例では、ビット線コンタクト451が、ビット線構造の連結素子431〜438を第1の上に重なる線(例えば図2の281〜288)に直接接続する。ソース線コンタクト455が、少なくとも1つの基準線構造の連結素子440を第2の上に重なる層(例えば図2の290)に直接接続する。ビット線コンタクト及びソース線コンタクトの位置は、一例を説明するためのものである。ワード線に対するビット線コンタクト及びソース線コンタクトの実際の物理的なレイアウトは、周期的又は非周期的とすることができる。なお、より規則的なレイアウトは、より良好なリソグラフィー露光を提供することができる。
グループ430は、中間プレーン(WL)内のワード線411〜416の第1のセット410と、中間プレーン(WL)内のワード線421〜426の第2の隣接したセット420とを含む。第1のセット410の構成要素は、層間コネクタ471〜474のそれぞれがランディングエリアに接触するパッドを提供する連結素子によって互いに結合されている。同様に、第2のセット420の構成要素は、層間コネクタ491〜494のそれぞれがランディングエリアに接触するパッドを提供する連結素子によって互いに結合されている。
第1のセット410用の層間コネクタ471〜474は、グループ430の側部に、グループ430のビット線に対して平行に配置されている。第2のセット420用の層間コネクタ491〜494は、グループ430の同じ側に配置されている。第1のセット410及び第2のセット420に対応する導電性ストリップの上部プレーン内のストリング選択線は、層間コネクタがある側部とは反対側にあるグループ430の側部からストリング選択線復号回路(図示せず)に結合されている。
連結素子460は、メモリセルのブロックの或るレベル用の単一のパターニングされたワード線構造の第1のセット410内のワード線を接続する。層間コネクタ471〜474は、連結素子460内のランディングエリアと、ワード線復号回路(図示せず)とに結合されている。同様に、連結素子480は、第2のセット420内のワード線を接続する。層間コネクタ491〜494は、連結素子480内のランディングエリアと、ワード線復号回路とに結合されている。これらのランディングエリアは、層間コネクタの底面と連結素子の上面との間の界面領域にある。
図3について本明細書で説明したように、複数の中間プレーン内の複数の層におけるワード線のセット用の層間コネクタは、階段状構造でパッド(例えば連結素子460、480)に接触するように配置されている。したがって、層間コネクタ471〜474は、複数の中間プレーン内の4つの異なる層におけるランディングエリアに接続することができ、層間コネクタ491〜494は、複数の中間プレーン内の同じ4つの異なる層又はそれらの4つの異なる層のうちの異なるものにおけるランディングエリアに接続することができる。
図4に示すように、第1のセット410及び第2のセット420は、それぞれ6本のワード線を含むが、より多くのワード線が各セットに存在することができる。例えば、第1のセット410及び第2のセット420のそれぞれは、8本、16本又は32本のワード線を含むことができる。同様に、少なくとも1つの基準線構造の連結素子440の両側にはそれぞれ4本のビット線しか示されていないが、連結素子440の両側にはそれぞれより多くのビット線が存在することができる。例えば、連結素子440の両側にはそれぞれ8本又は16本のビット線が存在することができる。
図4に示す回路レイアウトは、水平方向及び垂直方向に繰り返すことができる。
図5は、代替的なレイアウト概略図である。図4の説明は図5に概ね当てはまる。図5に示す例では、ビット線構造の連結素子531〜538のグループ530と、少なくとも1つの基準線構造の少なくとも連結素子540とが、中間プレーン(WL)内のワード線511〜516の第1のセット510と、中間プレーン(WL)内のワード線521〜526の第2の隣接したセット520との上に直交して配置されている。ビット線構造の連結素子531〜538は、ビット線として機能する。少なくとも1つの基準線構造の連結素子540は、ソース線として機能する。
第1のセット510用の層間コネクタ571〜574は、グループ530の1つの側部において連結素子560に配置されている。第2のセット520用の層間コネクタ591〜594は、グループ530のもう1つの反対側の側部において連結素子580に配置されている。
第1のセット510に対応する導電性ストリップの上部プレーン内のストリング選択線は、ワード線の第2のセット520用の層間コネクタがある側部と同じグループ530の側部からストリング選択線復号回路に結合されている。ワード線の第2のセット520に対応する導電性ストリップの上部プレーン内のストリング選択線は、ワード線の第1のセット510用の層間コネクタがある側部と同じグループ530の側部からストリング選択線復号回路に結合されている。
図5に示す代替的なレイアウトは、ワード線復号回路及びストリング選択線復号回路のためのより大きなプロセスウィンドウを提供し、ワード線方向に鏡像で繰り返すことができ、それによって、連結素子は、グループ間で共有することができ、連結素子へのコンタクトは1つおきのセット内に作製され、隣接したワード線構造について示すようなオフセット形式(offset fashion)で配置される。
図6は、サイドウォールワード線シリサイド形成部を示すレイアウト概略図である。サイドウォールワード線シリサイド形成部は、ワード線構造の抵抗を低減することができ、その結果、大規模アレイにわたるワード線RC遅延を低減することができる。メモリデバイスは、中間プレーン(WL)内のワード線のセットを接続する連結素子と、連結素子内のランディングエリアに結合された層間コネクタとを含むブロックを備えることができ、ここで、隣接したブロックのワード線の端部は、連結素子を介して接続され、連結素子は、下側の中間プレーン内のランディングエリアに結合された層間コネクタが貫通して延在する開口を含む。メモリデバイスは、隣接したブロックの少なくとも1つの側部に、それらの隣接したブロックのワード線に対して平行に配置されたサイドウォールシリサイド形成部を更に備えることができる。
図6に示す例では、メモリデバイスは、中間プレーン(WL)内のワード線のセット610を接続する連結素子660と、連結素子660内のランディングエリアに結合された層間コネクタ671〜674とを含む隣接したブロック615及び617を備える。隣接したブロック615及び617のワード線の端部は、連結素子660を介して接続されている。
メモリデバイスは、中間プレーン(WL)内のワード線のセット620を接続する連結素子680と、連結素子680内のランディングエリアに結合された層間コネクタ691〜694とを含む隣接したブロック625及び627も備える。隣接したブロック625及び627のワード線の端部は、連結素子680を介して接続されている。
連結素子は、下側の中間プレーン内のランディングエリアに結合された層間コネクタが貫通して延在する開口を含む。図3に示す例では、連結素子361及び362が、それぞれ、下側の中間プレーン内のランディングエリアに結合された層間コネクタ372及び373が貫通して延在する開口を含む。
この実施形態における連結素子660を含むワード線構造は、最も外側の導電性ストリップ611及び613の側部に配置されたサイドウォールシリサイド形成部602及び604を含む。また、この実施形態における連結素子680を含むワード線構造も、最も外側の導電性ストリップ621及び623の側部に配置されたサイドウォールシリサイド形成部606及び608を含む。これらのシリサイド形成部は、大規模アレイにおけるワード線電圧の分配用のワード線構造の導電性を改善することができる。
図6のエリア609は、図7の3D概略図を参照すると、より詳細に理解することができる。
図7は、図6のエリア609に対応する、二重ゲート垂直チャネル構造のサイドウォールワード線シリサイド形成部を示す3D概略図である。ワード線の2つの層が示されている。これらの2つの層のうちの第1の層は、ワード線722及びワード線752を含む。これらの2つの層のうちの第2の層は、ワード線724及びワード線754を含む。これらの4本のワード線は、ワード線のセット(例えば図6の610)に存在する。ワード線722及び724は、ワード線のセット610内にある。ワード線752及び754はそれぞれ、図6の最も外側の導電性ストリップ611、613に対応し、ワード線のセット610の側部にあるそれらのサイドウォールにサイドウォールシリサイド形成部762及び764を有する。
図7に示す例では、ONO(酸化物窒化物酸化物)材料等の誘電体電荷蓄積層710及び730が、電荷蓄積構造を形成するために、ワード線722及びワード線724の両側部のサイドウォールに形成されている。誘電体電荷蓄積層740を、サイドウォールシリサイド形成部を有するワード線のサイドウォールとは反対側にあるワード線752及びワード線754のサイドウォールに形成することができる。ワード線は、絶縁酸化物材料770によって上又は下の他のワード線から分離されている。
代替的な実施形態では、図33に示すように、メモリデバイスは、導電性ストリップの複数のスタックに隣接したスタックの対を備えることができ、多層誘電体電荷蓄積構造を含むことができるメモリ層2990が、中間プレーン(WL)内の3131及び3133等の導電性ストリップの第1の側部の側面と、複数のビット線構造の2791等のスタック間半導体本体素子との間の界面領域における交差点に配置されている。メモリデバイスは、隣接したスタックの対における導電性ストリップの中間プレーン(WL)内に、第1の側部の反対側にある、3131及び3133等の導電性ストリップの第2の側部の側面に配置された3132及び3134等のサイドウォールシリサイド形成部を更に備えることができる。
サイドウォールシリサイド形成部は、導電性ストリップの中間プレーン(WL)内のワード線に対して平行であるとともに、複数のビット線構造のスタック間半導体本体素子に対して直交している。この代替的な実施形態の更なる説明は、図25〜図33に関連して提供される。
図8は、垂直チャネル構造を示す3D概略図である。図8に示す例では、二重ゲート垂直チャネル構造は、水平ゲート812の側面と垂直チャネル820との間の電荷蓄積構造832及び水平ゲート814の側面と垂直チャネル820との間の電荷蓄積構造834として配置された誘電体層を含む。電流の流れは、垂直チャネル820を通る矢印840によって表されるように垂直である。ゲート812及び814は、スタックにおける中間プレーン(WL)内の導電性ストリップの部分である。これらの導電性ストリップは、Si、Ge、SiGe、SiC、TiN、TaN、W及びPtのようなドープ半導体、金属及び導電性化合物を含む様々な材料を含むことができる。垂直チャネル820は、メモリデバイス内のビット線構造の一部であり、Si、Ge、SiGe、GaAs、SiC及びグラフェンのような材料等、メモリセル用のチャネルとして機能するように構成された半導体材料を含むことができる。電荷蓄積構造832及び834を含むメモリデバイス内の電荷蓄積構造は、当該技術分野においてSONOS、BE−SONOS、TANOS及びMA BE−SONOSとして知られている、フラッシュメモリ技術から知られた多層誘電体電荷トラッピング構造を含むことができる。
図9は、本発明の一実施形態による集積回路の簡略ブロック図である。図9に示す例では、集積回路975は、本明細書で説明するように、集積回路基板上において、ソース線構造とワード線構造上のシリサイド形成部との一方又は双方を用いて実装される二重ゲート垂直チャネルメモリアレイ960(DGVC)を含む。行デコーダー961が、メモリアレイ960内の行に沿って配置された複数のワード線962に結合されている。列デコーダー963が、メモリアレイ960内のメモリセルからデータを読み出し及びプログラムするためにメモリアレイ960内に列に沿って配置された複数のビット線964(又は上述したようなSSL線)に結合されている。プレーンデコーダー958が、SSL線959(又は上述したようなビット線)でメモリアレイ960内の複数のプレーンに結合されている。アドレスが、バス965で列デコーダー963、行デコーダー961及びプレーンデコーダー958に供給される。ブロック966内のセンス増幅器及びデータイン構造が、この例ではデータバス967を介して列デコーダー963に結合されている。データが、データイン線971を介して、集積回路975の入出力ポートから又は集積回路975の内部若しくは外部の他のデータ源から、ブロック966内のデータイン構造に供給される。図示した実施形態では、他の回路部974が、汎用プロセッサ若しくは専用用途回路部等の集積回路、又はプログラマブル抵抗セルアレイによってサポートされるシステムオンチップ機能を提供するモジュールの組合せに含まれる。データが、データアウト線972を介してブロック966内のセンス増幅器から集積回路975の入出力ポートに、又は集積回路975の内部若しくは外部の他のデータの宛先に供給される。
この例ではバイアス配置状態機械969を用いて実装されるコントローラーが、読出し電圧及びプログラム電圧等、ブロック968内の単数又は複数の電圧供給源を通じて生成又は提供されるバイアス配置供給電圧の印加を制御する。このコントローラーは、当該技術分野において知られているような専用論理回路部を用い実装することができる。代替的な実施形態では、このコントローラーは、汎用プロセッサを含み、同じ集積回路上に実装することができ、コンピュータープログラムを実行してデバイスの動作を制御する。更に他の実施形態では、専用論理回路部及び汎用プロセッサの組合せをコントローラーの実装に利用することができる。
図10は、メモリデバイスを製造するための方法を示すフローチャートである。本方法は、図1の構造と同様の構造を有する3Dメモリブロックを形成するための基板上のエリアを特定することを含む。エリアごとに、本方法は、アシストゲートウェルを基板内に注入することによって又は導電材料を基板上にパターンニングすることによってアシストゲート導体を形成することを含む。これらのアシストゲート導体の上に、二酸化シリコン等のアシストゲート誘電体の層が形成される(ブロック1009)。この絶縁層上に、本プロセスは、絶縁材料によって分離された第1の導電材料の複数の層を形成すること(ブロック1010)と、それらの複数の層をエッチングして導電性ストリップの複数のスタックを画定すること(ブロック1020)とを含む。これらのスタックは、導電性ストリップの底部プレーン(GSLs)と、導電性ストリップの複数の中間プレーン(WLs)と、導電性ストリップの上部プレーン(SSLs)とを少なくとも含む。
本方法は、複数のスタック内の導電性ストリップの側面にメモリ層を形成すること(ブロック1030)を含む。このメモリ層は、複数の導電性ストリップの側面に接触している。本方法は、複数のスタックにおけるメモリ層の上に、このメモリ層とコンフォーマルな表面を有する第2の導電材料の層を形成すること(ブロック1040)を含む。
本方法は、第2の導電材料の層をエッチングして、複数のスタックにわたって直交して配置されるとともに複数のスタックとコンフォーマルな表面を有する複数のビット線構造を画定すること(ブロック1050)を含む。これらのビット線構造は、スタック間にあるスタック間半導体本体素子と、スタックの上でスタック間半導体本体素子を接続する連結素子とを含む。
第2の導電材料の層をエッチングするステップ(ブロック1050)は、この例では、複数のスタックにわたって直交して配置される少なくとも1つの基準線構造を画定する(ブロック1050)のにも用いられる。この基準線構造は、スタック間にあり共通のソース導体材料の層と電気通信するスタック間垂直導電性素子を含む。また、基準線構造は、スタックの上に、スタック間垂直導電性素子を接続する連結素子を含むことができる。第2の導電材料の層をエッチングするステップは、アシストゲート誘電体の層よりも上のレベルで停止し、そのレベルよりも下の第2の導電材料の層の部分が後に残って基準導体を形成するようにしている。基準導体は、基準線構造及びビット線構造に接続されて、基準線構造からビット線構造への電気通信を可能にする(ブロック1050)。
ビット線構造を形成した結果、メモリセルは、スタックにおける複数の中間プレーン(WL)内の導電性ストリップの側面と複数のビット線構造のスタック間半導体本体素子との間の界面領域における交差点に形成される。また、ストリング選択スイッチが、導電性ストリップ(SSLs)の上部プレーンとの界面領域に配置され、基準選択スイッチが、導電性ストリップ(GSLs)の底部プレーンとの界面領域に配置される。メモリ層は、これらのストリング選択スイッチ及び基準選択スイッチ用のゲート誘電体層として機能することができる誘電体層を含むことができる。
1つの実施形態では、本方法は、複数のビット線構造の連結素子、基準導体及び少なくとも1つの基準線構造の連結素子上に第1のエネルギーレベルでN+ドーピング材料を注入すること(ブロック1060)を含むことができる。本方法は、少なくとも1つの基準線構造のスタック間垂直導電性素子上に第2のエネルギーレベルでN+ドーピング材料を注入すること(ブロック1060)を更に含むことができる。なお、第2のエネルギーレベルは第1のエネルギーレベルよりも高い。
図2に示すように、少なくとも1つの基準線構造のスタック間垂直導電性素子は、ビット線構造のスタック間半導体本体素子よりも大きな断面積を有することができる。
1つの実施形態では、本方法における複数の層をエッチングして導電性ストリップの複数のスタックを画定するステップ(ブロック1020)は、復号構造の一部として中間プレーン(WL)内のワード線のセットを接続する連結素子を形成することを含むことができる。本方法は、これらの連結素子に開口を形成すること(ブロック1070)と、復号構造の別の一部としてこれらの連結素子内のランディングエリアに結合された層間コネクタを形成すること(ブロック1070)を更に含み、ここで、下側の中間プレーンにおいてランディングエリアに結合された層間コネクタは、連結素子内の開口を貫通して延在する。
本方法における複数の層をエッチングして導電性ストリップの複数のスタックを画定するステップ(ブロック1020)は、底部プレーンにおいて接地選択線のセットを接続する連結素子を形成することを更に含むことができる。本方法は、底部プレーンにおいて連結素子内のランディングエリアに結合された層間コネクタを形成すること(ブロック1070)を更に含み、ここで、これらの層間コネクタは、中間プレーン(WL)における連結素子内の開口を貫通して延在する。
1つの実施形態では、ビット線構造のビット線のグループと少なくとも1つの基準線構造の少なくともソース線とが、中間プレーン(WL)内のワード線の第1のセットと、中間プレーン(WL)内のワード線の第2の隣接したセットとの上に直交して配置され、第1のセット用の層間コネクタは、上記グループの側部に、このグループのビット線に対して平行に配置され、第2のセット用の層間コネクタは、このグループの同じ側部に配置される。
代替的な実施形態では、ビット線構造のビット線のグループと少なくとも1つの基準線構造の少なくともソース線とが、中間プレーン(WL)内のワード線の第1のセットと中間プレーン(WL)内のワード線の第2の隣接したセットとの上に直交して配置され、第1のセット用の層間コネクタは、上記グループの側部に、このグループのビット線に対して平行に配置され、第2のセット用の層間コネクタは、このグループの反対側の側部に配置される。
1つの実施形態では、本方法は、中間プレーン(WL)内のワード線のセットを接続する連結素子と、これらの連結素子内のランディングエリアに結合された層間コネクタとを含むブロックを形成することを含むことができ、ここで、隣接したブロックのワード線の端部は、連結素子を介して接続され、連結素子は、下側の中間プレーン内のランディングエリアに結合され層間コネクタが貫通して延在する開口を含む。本方法は、隣接したブロックの少なくとも1つの側部に、隣接したブロックのワード線に対して平行してサイドウォールシリサイド形成部を形成することを更に含むことができる。
代替的な実施形態では、本方法は、導電性ストリップの複数のスタックにおいて、隣接したスタックの対を形成することを含むことができ、ここで、電荷蓄積構造が、中間プレーン(WL)内のワード線の第1の側部の側面と、複数のビット線構造のスタック間半導体本体素子との間の界面領域における交差点に配置される。本方法は、隣接したスタックの対における導電性ストリップの中間プレーン(WL)内において、第1の側部の反対側にあるワード線の第2の側部の側面に、サイドウォールシリサイド形成部を形成することを更に含むことができる。
本方法は、検知回路に結合された複数のグローバルビット線を含む、複数のビット線構造に接続された第1の上に重なる導電性層を形成すること(ブロック1080)と、基準電圧源に結合される、少なくとも1つの基準線構造に接続された第2の上に重なる導電性層を形成すること(ブロック1080)を更に含むことができる。
図11〜図18は、二重ゲート垂直チャネル構造のための一例のプロセスフローを示している。図11は、絶縁材料の層1105によって分離されたアシストゲート導体1101、並びに層1110、1120、1130及び1140等の第1の導電材料の複数の層を集積回路基板(図示せず)上に形成した後の本プロセスフローの段階を示している。
図12は、複数の層をエッチングしてアシストゲート導体1101において停止し、スタック1210、1211及び1212を含む導電性ストリップの複数のスタックを画定した後の本プロセスフローの段階を示している。スタック1210、1211及び1212は、導電性ストリップの底部プレーン(GSLs)と、導電性ストリップの複数の中間プレーン(WLs)と、導電性ストリップの上部プレーン(SSLs)とを少なくとも含む。図12に示すように、スタック1210について、複数の中間プレーンは0〜N−1のN個のプレーンを含むことができる。図示していないが、導電性ストリップは、スタックをエッチングするのに用いられたパターン内に画定されたパッドによって連結されている。これらのパッドは、後続のステップにおいて、上記の図4及び図5の連結素子と同様の連結素子を形成するのに用いることができる。
図13は、スタック1210を含む複数のスタックの導電性ストリップの上及びそれらの導電性ストリップの側部にメモリ層1310を形成した後の本プロセスフローの段階を示している。メモリ層1310は、複数の導電性ストリップの側面に接触している。メモリ層1310は、上記で論述したような多層の誘電体電荷蓄積構造を含むことができる。
図14は、スタック1210を含む複数のスタック上のメモリ層1310の上に、メモリ層1310とコンフォーマルな表面を有する第2の導電材料の層1410を形成した後の本プロセスフローの段階を示している。この第2の導電材料は、少なくともスタック間の領域においてメモリセルの垂直ストリング用のチャネル領域として機能するように構成された半導体を含む。
図15は、第2の導電材料の層1410のパターニングされた時限エッチングの後の本プロセスフローの段階を示している。このエッチングは、スタック間にあるメモリ層1310に到達する前に停止するように時間が決められ、そのため、基準導体(例えば1560)が各スタック間に形成される。第2の導体材料において所望の深さのトレンチに配置されたエッチング停止層の使用を含めて、基準導体を形成するためにエッチングを停止する他のプロセスも同様に用いることができる。エッチングのパターンは、スタック1210を含む複数のスタックにわたって直交して配置されるとともに複数のスタックとコンフォーマルな表面を有する複数のビット線構造1520/1530を画定する。ビット線構造1520/1530は、スタック間で基準導体(例えば1560)まで延在するスタック間半導体本体素子1520と、スタックの上にあり半導体本体素子1520を接続する連結素子1530とを含む。下に横たわる構造を明らかに見えるようにするために、この説明図は、ビット線構造間の領域に、スタックの導電性ストリップ間の開口を示している。しかしながら、これらの開口は、スタックのストリップ間の絶縁材料で満たされることになる。
第2の導電材料の層をエッチングするステップは、複数のスタックにわたって直交して配置される少なくとも1つの基準線構造1540/1550も画定する。この基準線構造は、スタック間において基準導体(例えば1560)まで延在するスタック間垂直導電性素子1540と、スタックの上にありスタック間垂直導電性素子1540を接続する連結素子1550とを含む。
図15は、パターニングされた時限エッチングの結果、残された基準導体1560が導電性ストリップの底部プレーン(GSLs)と基板上のアシストゲート構造1101との間に配置されていることを示している。
メモリ層1310は、基準導体1560とアシストゲート導体1101との間でアシストゲート誘電体として機能することができる。
図16は、ビット線構造が形成された後の本プロセスフローの段階を示している。この段階において、本プロセスは、矢印1610によって示す方向に第1のエネルギーレベルでN+ドーピング材料を、複数のビット線構造の連結素子1530と、ビット線構造間の露出したエリアにおける基準導体1560と、ビット線構造と基準線構造との間の露出したエリアにおける基準導体1560と、少なくとも1つの基準線構造の連結素子1550とに注入することを含む。第1のエネルギーレベルは、1cm当たり約1E14の通常の線量を有する30keV未満とすることができる。
ビット線構造のスタック間半導体本体素子1520のプロファイルが、基準導体1560に対して十分に垂直(ほぼ90度)である場合、ビット線構造のスタック間半導体本体素子1520のサイドウォールは、第1のエネルギーレベルで最小量のN+ドーピング材料を受け取る一方、N+ドーピング材料のほとんどは、基準導体1560内に注入され、それに応じて、基準導体1560の抵抗は低減する。
図17は、図16の注入に続く本プロセスフローの段階を示している。この段階において、本プロセスフローは、矢印1710によって示す方向に第2のエネルギーレベルでN+ドーピング材料を、少なくとも1つの基準線構造のスタック間垂直導電性素子1540に注入する追加のステップを含む。なお、第2のエネルギーレベルは第1のエネルギーレベルよりも高い。例えば、第2のエネルギーレベルは、1cm当たり約1E14〜1E15の通常の線量を有する約30keV〜50keVとすることができる。注入マスク(図示せず)を用いて、ビット線構造とメモリアレイの他の部分とをこの追加の注入ステップから保護することができる。これによって、基準線構造用のスタック間垂直導電性素子1540の導電性を改善することができる。
図2に示すように、少なくとも1つの基準線構造のスタック間垂直導電性素子1540は、ビット線構造のスタック間半導体本体素子1520よりも大きな断面積を有することができる。
図18は、個々のSSL線を絶縁するとともに、層間コネクタ1871、1872、1873用のランディングエリアを含む、複数のスタックの導電性ストリップに結合された連結素子1861、1862、1863を形成するのに用いられる階段状エッチングプロセスに続く本プロセスフローの段階を示している。連結素子1861、1862、1863に用いられるパッドは、スタックがパターニングされるのと同時にパターニングすることができる(図12参照)。
1つの実施形態では、図4に示すように、ビット線構造のビット線のグループ430と、少なくとも1つの基準線構造の少なくとも連結素子440とが、中間プレーン(WL)内のワード線の第1のセット410と、中間プレーン(WL)内のワード線の第2の隣接したセット420との上に直交して配置され、第1のセット410用の層間コネクタ471〜474が、グループ430の側部に、グループ430のビット線に対して平行に配置され、第2のセット420用の層間コネクタ491〜494が、グループ430の同じ側部に配置される。
代替的な実施形態では、図5によって示すように、ビット線構造の連結素子531〜538のグループ530と、少なくとも1つの基準線構造の少なくとも連結素子540とが、中間プレーン(WL)内のワード線の第1のセット510と、中間プレーン(WL)内のワード線の第2の隣接したセット520との上に直交して配置され、第1のセット510用の層間コネクタ571〜574が、グループ530の側部に、グループ530のビット線に対して平行に配置され、第2のセット520用の層間コネクタ591〜594が、グループ530の反対側の側部に配置される。
1つの実施形態では、本プロセスフローは、中間プレーン(WL)内のワード線のセットを接続する連結素子と、それらの連結素子内のランディングエリアに結合された層間コネクタとを含むブロックを形成することを含むことができ、ここで、隣接したブロックのワード線の端部は、連結素子を介して接続され、連結素子は、下側の中間プレーン内のランディングエリアに結合された層間コネクタが貫通して延在する開口を含む。本プロセスフローは、隣接したブロックの少なくとも1つの側部に、これらの隣接したブロックのワード線に対して平行にサイドウォールシリサイド形成部を形成することを更に含むことができる。これらのサイドウォールシリサイド形成部は、例えばサリサイド(SAlicide)(自己整合シリサイド)プロセスを用いてワード線のセットのサイドウォールに作製される、CoSi(コバルトシリサイド)、TiSi(チタンシリサイド)又は他のシリサイド化合物とすることができる。
図19〜図24は、垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における一実施形態のための一例のプロセスフローを示している。図19は、ワード線を細長く切断するプロセス後に、絶縁材料1905によって分離された導電性ストリップ1930、1940、1950、1960の中間プレーン(WL及びWLN−1)を含む、図11の構造と同様の構造の導電性ストリップに対して直交した断面図である。細長く切断するプロセスは、導電性ストリップをワード線の複数のセットに切断して、中間プレーンWL及びWLN−1のサイドウォールを露出させるのに用いられるパターニングされたエッチングとすることができる。図19は、ワード線の第1のセット1910と、ワード線の第2のセット1920と、これらの2つのセット間の空間1915とを示している。この空間1915には、別個のワード線が形成されることになる。
図19〜24には、導電性ストリップの上部プレーン(SSLs)及び導電性ストリップの底部プレーン(GSLs)は図示されていないが、本プロセスフローは、上部プレーン内のストリング選択線のセットの側部と、底部プレーン内の接地選択線のセットの側部とにサイドウォールシリサイド形成部を形成することを含むことができる。
図20は、導電性ストリップ1930、1940、1950、1960の間の露出した側部の反対側の側部におけるシリサイドの形成を防止しながら、その露出した側部にシリサイドを形成する手順後の、本プロセスの段階を示している。シリサイドは、ワード線の2つのセットのサイドウォールの上に遷移金属層2090等の薄いシリサイド前駆体を堆積させることによって形成することができる。次に、この構造は、アニール処理されて、シリサイド前駆体が中間プレーンWL及びWLN−1内の導電材料と反応し、ワード線の第1のセット1910用のサイドウォールシリサイド形成部1939及び1959並びにワード線の第2のセット1920用のサイドウォールシリサイド形成部1941及び1961等の低抵抗のサイドウォールシリサイド形成部が形成される。図21に示すように、サイドウォールシリサイド形成部1939、1959、1941及び1961を形成する反応後、残っている遷移金属又は余分な遷移金属がエッチングされて取り除かれる。
図22は、複数の層をエッチングして、導電性ストリップ1930、1940、1950、1960を分割し、分割されたストリップ1931、1933、1943、1945、1951、1953、1963及び1965を形成した後の本プロセスの段階を示している。これらの分割されたストリップは、ワード線の第1のセット1910用のスタック2210及び2220並びにワード線の第2のセット1920用のスタック2230及び2240等の導電性ストリップの複数のスタックを画定している。スタックは、導電性ストリップ(図示せず)の底部プレーン(GSL)と、導電性ストリップの複数の中間プレーン(WL)と、導電性ストリップの上部プレーン(SSL)(図示せず)とを少なくとも含む。複数の中間プレーンは0〜N−1のN個のプレーンを含むことができる。
図23は、サイドウォールシリサイド形成部1939、1959、1941及び1961によって覆われていない領域における、複数のスタックにおける導電性ストリップの側面にメモリ層2390を形成した後の本プロセスの段階を示している。メモリ層2390は、複数の導電性ストリップの側面に接触している。
図24は、第2の導電材料の層を形成して、複数のスタック上のメモリ層2390の上に、メモリ層2390とコンフォーマルな表面を有する垂直スタック間半導体本体素子2490を形成した後の本プロセスの段階を示している。ワード線の2つのセット間の空間1915は、本プロセスフローにおける或る時点において絶縁材料2480で満たされる。その結果、二重ゲートフラッシュメモリセル(領域2395)が、導電性ストリップ1951及び1953とビット線構造の垂直スタック間半導体本体素子2490との交差点及び他の同様の交差点において得られ、3Dメモリアレイが形成される。その後、本プロセスフローは、図15を参照して説明したように、第2の導電材料の層のエッチング等を続けることができる。
図25〜図33は、垂直チャネル構造のサイドウォールシリサイド形成部における代替的な実施形態のための一例のプロセスフローを示している。この代替的な実施形態では、電荷蓄積構造が、中間プレーン(WL)内のワード線の第1の側部の側面と、複数のビット線構造のスタック間半導体本体素子との間の界面領域における交差点に配置され、サイドウォールシリサイド形成部が、隣接したスタックの対における導電性ストリップの中間プレーン(WL)において第1の側部の反対側にあるワード線の第2の側部の側面に配置される。図25は、部分的に製造されたメモリデバイスの断面を示している。図25に示す例では、メモリデバイスは、絶縁材料2505によって分離された基準導電性層2501と犠牲層2510、2520、2530及び2540を含む複数の犠牲層とを含む。
図26は、複数の犠牲層をエッチングして、複数の犠牲層を貫通してエッチングされた開口2691及び2692を形成することによって隣接したスタックの複数の対を画定した後の本プロセスの段階を示している。開口2691及び2692は、隣接したスタックの対によって共有されるスタック間半導体本体素子を形成するのに用いられる。
図27は、第2の導電材料を用いて開口2691及び2692内にそれぞれスタック間半導体本体素子2791及び2792を形成し、基準導電性層2501まで延在する開口2790等の開口をエッチングして、犠牲層2510、2520、2530及び2540を露出させるとともに隣接したスタックの対を分離した後の本プロセスの段階を示している。
図28は、開口2790等の開口によって露出した犠牲層2510、2520、2530及び2540を除去した後の本プロセスの段階を示している。このエッチングプロセスは、スタック間半導体本体素子として機能する第2の導電材料に付着した絶縁材料の層2505をそれぞれのスタックに残す。絶縁材料の層2505は、それらの間に開口(例えば2801)を有する。
図29は、スタック間半導体本体素子2791及び2792の側面にメモリ層2990を形成した後の本プロセスの段階を示している。メモリ層2990は、フラッシュメモリ技術から知られている多層誘電体電荷蓄積構造を含むことができる。フラッシュメモリ技術には、例えば、SONOS、BE−SONOS、TANOS及びMA BE−SONOSとして知られているフラッシュメモリ技術が含まれる。
図30は、隣接したスタックの対の間及びそれらのスタックの対の上に第1の導電材料の複数の層3090を形成し、絶縁材料の層2505間にある犠牲層の除去によって残された開口であって、メモリ層2990の上にある開口を満たした後の本プロセスの段階を示している。
図31は、導電性ストリップのスタック間にトレンチ(例えば3101)をエッチングし、第1の導電材料の層3090内の余分な材料を除去してスタックを画定した後の本プロセスの段階を示している。これらのスタックは、導電性ストリップ3111、3113、3115及び3117の底部プレーン(GSL)と、導電性ストリップ3121、3123、3125及び3127、並びに導電性ストリップ3131、3133、3135及び3137の複数の中間プレーン(WL)と、導電性ストリップ3141、3143、3145及び3147の上部プレーン(SSL)とを少なくとも含む。
図32は、導電性ストリップ3111、3113、3115及び3117、3121、3123、3125及び3127、3131、3133、3135及び3137、並びに3141、3143、3145及び3147のサイドウォールにシリサイドを形成するプロセス後の本プロセスの段階を示している。ここで、これらの導電性ストリップはシリコン含有材料を含む。このシリサイドプロセスは、隣接したスタックの対のサイドウォールの上に遷移金属層3290等の薄いシリサイド前駆体を堆積させることを含む。次に、このシリサイド前駆体はアニール処理されて、導電性ストリップ3111、3113、3115及び3117、3121、3123、3125及び3127、3131、3133、3135及び3137、並びに3141、3143、3145及び3147内のシリコンと反応して、サイドウォールシリサイド形成部3122、3124、3126及び3128、サイドウォールシリサイド形成部3132、3134、3136及び3138、並びにサイドウォールシリサイド形成部3142、3144、3146及び3148、並びにサイドウォールシリサイド形成部3112、3114、3116及び3118等の低抵抗のサイドウォールシリサイド形成部が形成される。
図33は、あらゆる余分なシリサイド前駆体をエッチングして取り除いた後の本プロセスの段階を示している。本製造プロセスは、上述したように続き、例えば、二重ゲート垂直NANDストリングを有する3Dメモリアレイが完成される。
本発明を、上述した好ましい実施態様及び例を参照することによって開示しているが、これらの例は、限定する意味ではなく例示するものとして意図されていることが理解されるべきである。当業者には、変更及び組合せが容易に思いつくはずであり、それら変更及び組合せは、本発明の趣旨及び以下の特許請求の範囲内にあることが考えられる。

Claims (18)

  1. メモリセルのNANDストリングアレイを含むメモリデバイスであって、
    集積回路基板と、
    導電性ストリップの底部プレーン(GSL)と、導電性ストリップの複数の中間プレーン(WL)と、導電性ストリップの上部プレーン(SSL)とを少なくとも含む、絶縁材料によって分離された導電性ストリップの複数のスタックと、
    前記導電性ストリップの底部プレーンと前記集積回路基板との間のレベルに配置された基準導体(CS)と、
    前記複数のスタックにわたって直交して配置されるとともに前記複数のスタックとコンフォーマルな表面を有する複数のビット線構造であって、前記基準導体に接続された、前記スタック間にあるスタック間半導体本体素子と、前記スタックの上にあり前記スタック間半導体本体素子を接続する連結素子とを含む、複数のビット線構造と、
    前記スタックの前記複数の中間プレーン内の前記導電性ストリップの側面と、前記複数のビット線構造の前記スタック間半導体本体素子との間の界面領域における交差点にある電荷蓄積構造と、
    前記複数のスタックにわたって直交して配置された少なくとも1つの基準線構造であって、前記スタック間にあり前記基準導体に接続されたスタック間垂直導電性素子と、前記スタックの上にあり前記スタック間垂直導電性素子を接続する連結素子とを含み、前記スタック間垂直導電性素子は、前記スタック間半導体本体素子よりも高い導電性を有する、少なくとも1つの基準線構造と、
    前記導電性ストリップの上部プレーンとの界面領域にあるストリング選択スイッチ及び前記導電性ストリップの底部プレーンとの界面領域にある基準選択スイッチと、
    を備える、メモリセルのNANDストリングアレイを含むメモリデバイス。
  2. 前記基準導体はN+ドープ半導体材料を含み、前記少なくとも1つの基準線構造の前記連結素子はN+ドープ半導体材料を含み、前記少なくとも1つの基準線構造の前記スタック間垂直導電性素子はN+ドープ半導体材料を含む、請求項1に記載のメモリデバイス。
  3. 前記少なくとも1つの基準線構造の前記スタック間垂直導電性素子は、前記ビット線構造の前記スタック間半導体本体素子よりも大きな断面積を有する、請求項1又は2に記載のメモリデバイス。
  4. 前記中間プレーン(WL)内のワード線のセットを接続する連結素子と、
    前記連結素子内のランディングエリアに結合された層間コネクタであって、前記連結素子は、下側の中間プレーン内のランディングエリアに結合された層間コネクタが貫通して延在する開口を含む、層間コネクタと、
    前記底部プレーン(GSL)内の接地選択線のセットを接続する連結素子と、
    前記底部プレーンにおける前記連結素子内のランディングエリアに結合された層間コネクタであって、該層間コネクタは、前記中間プレーン(WL)における前記連結素子内の前記開口を貫通して延在する、層間コネクタと、
    を更に備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載のメモリデバイス。
  5. 前記ビット線構造の連結素子のグループと、前記少なくとも1つの基準線構造の少なくとも連結素子とが、前記中間プレーン(WL)内のワード線の第1のセットと、前記中間プレーン(WL)内のワード線の第2の隣接したセットとの上に直交して配置され、前記第1のセット用の前記層間コネクタは、前記グループの側部に、該グループの前記ビット線に対して平行に配置され、前記第2のセット用の前記層間コネクタは、前記グループの同じ側部又は反対側の側部に配置されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のメモリデバイス。
  6. 前記複数のビット線構造に接続された第1の上に重なる導電性層を含み、検知回路に結合された複数のグローバルビット線を含み、基準電圧源に結合された、前記少なくとも1つの基準線構造に接続された第2の上に重なる導電性層を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のメモリデバイス。
  7. 前記スタックにおける前記導電性ストリップのうちの少なくとも1つの導電性ストリップの側部の側面であって、前記導電性ストリップのうちの前記少なくとも1つの導電性ストリップの第2の側部とは反対側の側面に配置されたサイドウォールシリサイド形成部を更に備え、前記第2の側部の側面には、前記電荷蓄積構造が形成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のメモリデバイス。
  8. 前記中間プレーン(WL)内のワード線のセットを接続する連結素子と、該連結素子内のランディングエリアに結合された層間コネクタとを含むブロックであって、隣接したブロックの前記ワード線の端部が、前記連結素子を介して接続され、前記連結素子は、下側の中間プレーン内のランディングエリアに結合された層間コネクタが貫通して延在する開口を含む、ブロックと、
    隣接したブロックの少なくとも1つの側部に、前記隣接したブロックのワード線に対して平行に配置されたサイドウォールシリサイド形成部と、
    を更に備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載のメモリデバイス。
  9. 前記導電性ストリップの複数のスタックにおける隣接したスタックの対であって、電荷蓄積構造が、前記中間プレーン(WL)内のワード線の第1の側部の側面と、前記複数のビット線構造の前記スタック間半導体本体素子との間の界面領域における交差点に配置されている、スタックの対と、
    前記隣接したスタックの対における前記導電性ストリップの中間プレーン(WL)において前記第1の側部の反対側にある前記ワード線の第2の側部の側面に配置されたサイドウォールシリサイド形成部と、
    を更に備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載のメモリデバイス。
  10. メモリデバイスを製造するための方法であって、
    絶縁材料によって分離された第1の導電材料の複数の層を集積回路基板上に形成することと、
    前記複数の層をエッチングすることであって、導電性ストリップの複数のスタックを画定し、該スタックは、導電性ストリップの底部プレーン(GSL)と、導電性ストリップの複数の中間プレーン(WL)と、導電性ストリップの上部プレーン(SSL)とを少なくとも含む、エッチングすることと、
    前記複数のスタック上の導電性ストリップの側面にメモリ層を形成することであって、該メモリ層は、前記複数の導電性ストリップの前記側面に接触する、形成することと、
    前記複数のスタック上の前記メモリ層の上に、該メモリ層とコンフォーマルな表面を有する第2の導電材料の層を形成することと、
    前記第2の導電材料の層をエッチングすることであって、複数のビット線構造と、少なくとも1つの基準線構造と、基準導体(CS)とを画定する、エッチングすることと、
    を含み、
    前記ビット線構造は、前記複数のスタックにわたって直交して配置されるとともに、前記複数のスタックとコンフォーマルな表面を有し、前記スタック間にあり前記基準導体と電気通信するスタック間半導体本体素子と、前記スタックの上にあり前記スタック間半導体本体素子を接続する連結素子とを含み、
    前記少なくとも1つの基準線構造は、前記複数のスタックにわたって直交して配置され、前記スタック間にあり前記基準導体と電気通信するスタック間垂直導電性素子と、前記スタックの上にあり該スタック間垂直導電性素子を接続する連結素子とを含み、
    前記基準導体(CS)は、前記導電性ストリップの底部プレーンと前記集積回路基板との間のレベルに配置される、メモリデバイスを製造するための方法。
  11. 前記複数のビット線構造の前記連結素子と、前記基準導体と、前記少なくとも1つの基準線構造の前記連結素子とに第1のエネルギーレベルでN+ドーピング材料を注入することと、
    前記少なくとも1つの基準線構造の前記スタック間垂直導電性素子に第2のエネルギーレベルでN+ドーピング材料を注入することと、
    を含み、
    前記第2のエネルギーレベルは前記第1のエネルギーレベルよりも高い、請求項10に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つの基準線構造の前記スタック間垂直導電性素子は、前記ビット線構造の前記スタック間半導体本体素子よりも大きな断面積を有する、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 前記複数の層をエッチングするステップは、前記中間プレーン(WL)内のワード線のセットを接続する連結素子を形成することを含み、
    前記連結素子内に開口を形成することと、
    前記連結素子内のランディングエリアに結合された層間コネクタを形成することであって、下側の中間プレーン内のランディングエリアに結合された前記層間コネクタは、前記連結素子内の前記開口を貫通して延在するように、形成することと、
    を更に含み、
    前記複数の層をエッチングするステップは、前記底部プレーン(GSL)内の接地選択線のセットを接続する連結素子を形成することを含み、
    前記底部プレーンにおける前記連結素子内のランディングエリアに結合された層間コネクタを形成することであって、該層間コネクタは、前記中間プレーン(WL)における前記連結素子内の前記開口を貫通して延在するように、形成すること、
    を更に含む、請求項10〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記ビット線構造の連結素子のグループと、前記少なくとも1つの基準線構造の少なくとも連結素子とが、前記中間プレーン(WL)内のワード線の第1のセットと、前記中間プレーン(WL)内のワード線の第2の隣接したセットとの上に直交して配置され、前記第1のセット用の前記層間コネクタは、前記グループの側部に、該グループの前記ビット線に対して平行に配置され、前記第2のセット用の前記層間コネクタは、前記グループの同じ側部又は反対側の側部に配置される、請求項11〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 検知回路に結合された複数のグローバルビット線を含む、前記複数のビット線構造に接続された第1の上に重なる導電性層を形成することと、
    基準電圧源に結合される、前記少なくとも1つの基準線構造に接続された第2の上に重なる導電性層を形成することと、
    を含む、請求項11〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記スタックにおける前記導電性ストリップのうちの少なくとも1つの導電性ストリップの側部の側面であって、前記導電性ストリップのうちの前記少なくとも1つの導電性ストリップの第2の側部とは反対側の側面にサイドウォールシリサイド形成部を形成することを更に含み、前記第2の側部の側面には、前記メモリ層が形成される、請求項11〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記中間プレーン(WL)内のワード線のセットを接続する連結素子と、該連結素子内のランディングエリアに結合された層間コネクタとを含むブロックを形成することであって、隣接したブロックの前記ワード線の端部が、前記連結素子を介して接続され、前記連結素子は、下側の中間プレーン内のランディングエリアに結合された層間コネクタが貫通して延在する開口を含むように、形成することと、
    隣接したブロックの少なくとも1つの側部に、前記隣接したブロックのワード線に対して平行にサイドウォールシリサイド形成部を形成することと、
    を更に含む、請求項11〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記導電性ストリップの複数のスタックにおいて、隣接したスタックの対を形成することであって、電荷蓄積構造が、前記中間プレーン(WL)内のワード線の第1の側部の側面と、前記複数のビット線構造の前記スタック間半導体本体素子との間の界面領域における交差点に配置されるように、形成することと、
    前記隣接したスタックの対における前記導電性ストリップの中間プレーン(WL)において前記第1の側部の反対側にある前記ワード線の第2の側部の側面にサイドウォールシリサイド形成部を形成することと、
    を更に含む、請求項11〜16のいずれか1項に記載の方法。
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