JP2014193944A - シラノール縮合触媒およびシラン架橋ポリオレフィン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】有機アルミニウム化合物を含有してなることを特徴とするシラノール縮合触媒、特に有機アルミニウム化合物が、アセチルアセトンアルミニウム、乳酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウムトリ、ビス(2−エチルヘキサノアト)ヒドロキシアルミニウム、アルミニウムグリシナートより選択される1種以上の化合物であることを特徴とするシラノール縮合触媒により解決する。
【選択図】なし
Description
従来シラノール縮合触媒として主に使用されている有機スズ化合物は環境ホルモンの問題による安全性の懸念があり、非スズ縮合触媒として提案されている有機スルホン酸およびその加水分解前駆体は着色や臭気の問題がある。
有機アルミニウム化合物は、他の金属化合物に比して着色がない、架橋性能の点で有利なのであるが、従来の有機アルミニウム化合物は、架橋性能の点で十分とはいえなかった。
すなわち、本発明の要旨は、次の[1]〜[9]のとおりである。
[1]有機アルミニウム化合物を含有してなることを特徴とするシラノール縮合触媒。
[2]有機アルミニウム化合物が、アセチルアセトンアルミニウム、乳酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウムトリ、ビス(2−エチルヘキサノアト)ヒドロキシアルミニウム、アルミニウムグリシナートより選択される1種以上の化合物であることを特徴とする[1]に記載のシラノール縮合触媒。
[3][1]又は[2]に記載のシラノール縮合触媒およびポリオレフィンを含有することを特徴とするシラノール縮合触媒含有ポリオレフィン。
[4]シラノール縮合触媒の含有量がポリオレフィンに対して1000質量ppm以上40001質量ppm以下であることを特徴とする[3]に記載のシラノール縮合触媒含有ポリオレフィン。
[5]シラン変性ポリオレフィンに、[1]若しくは[2]に記載のシラノール縮合触媒又は[3]若しくは[4]に記載のシラノール縮合触媒含有ポリオレフィンを含有させてなることを特徴とするシラン架橋ポリオレフィン。
[6]シラノール縮合触媒の含有量がシラン変性ポリオレフィンに対して50質量ppm以上2000質量ppm以下であることを特徴とする[5]に記載のシラン架橋ポリオレフィン。
[7]さらに酸化防止剤を含有させてなることを特徴とする[5]又は[6]に記載のシラン架橋ポリオレフィン。
[8]成型物であることを特徴とする[5]〜[7]の何れかに記載のシラン架橋ポリオレフィン。
[9]成型物が、電線・ケーブル被覆材、パイプ、ホース、チューブ、各種容器、シーリング材、フィルム又はシートであることを特徴とする[8]に記載のシラン架橋ポリオレフィン。
(1)シラノール縮合触媒
本発明のシラノール縮合触媒は、有機アルミニウム化合物を含有してなる。有機アルミニウム化合物としては、例えば、以下の化合物が挙げられる。
Al(OH)a(R1)b (1)
(式中、R1は親水性基で置換されているアルキルカルボニルオキシ基を示し、aは0〜2の整数を示し、bは1〜3の整数を示す。)で表されるアルミニウム化合物、下記式(2):
Al(OH)c(R2)d (2)
(式中、R2はアルキルカルボニルオキシ基を示し、cは1〜2の整数を示し、dは1〜2の整数を示す。)で表されるアルミニウム化合物、又は、トリアルキルカルボニルオキシアルミニウムが挙げられる。
Al(OH)a(R1)b (1)
(式中、R1は親水性基で置換されているアルキルカルボニルオキシ基を示し、aは0〜2の整数を示し、bは1〜3の整数を示す。)においてR1は親水性基で置換されているアルキルカルボニルオキシ基を示す。アルキルカルボニルオキシ基のアルキル基は、通常、炭素数1〜20、好ましくは炭素数2〜10の直鎖、分岐又は環状で飽和又は不飽和の炭化水素基である。これらの例としては、親水性基で置換されているメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、オクチル等が挙げられ、これらの中でも親水性基で置換されているメチル、エチル等が好ましい。
キシル基、アミノ基が好ましい。親水性基の数は1ないし2が好ましい。また、水と反応して前記親水性基を形成するものも含まれる。
aは0〜2の整数を示す。bは1〜3の整数を示す。Alに直接ヒドロキシル基が結合することが好ましいが、それがない場合でもアルキルカルボニルオキシ基が親水性基で置換されていればよい。
Al(OH)c(R2)d (2)
(式中、R2はアルキルカルボニルオキシ基を示し、cは1〜2の整数を示し、dは1〜2の整数を示す。)においてR2はアルキルカルボニルオキシ基を示す。アルキルカルボニルオキシ基のアルキル基は、通常、炭素数1〜20、好ましくは炭素数2〜10の直鎖、分岐又は環状で飽和又は不飽和の炭化水素基である。これらの例としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、n−ペンチル、メチルペンチル、エチルペンチル等が挙げられる。
このような上記式(2)で表される化合物としては、ビス(2−エチルヘキサノアト)ヒドロキシアルミニウムが好ましい。この化合物は特に架橋性能が良好である。
また、トリアルキルカルボニルオキシアルミニウムであって、アルキルの炭素数が13以上、好ましくは15以上、より好ましくは17以上のものが好ましい。アルキルの上限としては特に限定されないが、実質的な入手のしやすさ等を考慮すればよく、例えば23である。この中でもトリステアリン酸アルミニウム(ステアリン酸アルミニウムトリ)が好ましい。この化合物は特に架橋性能が良好である。
前記のとおり、従来シラノール縮合触媒として主に使用されている有機スズ化合物は環境ホルモンの問題による安全性の懸念がある。また、非スズ縮合触媒として提案されている有機スルホン酸およびその加水分解前駆体(例えば特許文献1参照)は着色および臭気の問題がある。これに対して、本発明のシラノール縮合触媒は、触媒性能に優れるとともに、環境ホルモンの問題がなく、着色や臭気の問題もなく、温水への溶出が少なく、ハンドリングも容易という優れた特性をもつものである。
本発明のシラノール縮合触媒含有ポリオレフィンは、上記シラノール縮合触媒およびポリオレフィンを含有することに特徴を有するものである。このシラノール縮合触媒含有ポリオレフィンは、後述するシラン架橋ポリオレフィンを調製する際に、シラノール縮合触媒のマスターバッチとして用いられるものである。
ットである。
シラノール縮合触媒含有ポリオレフィンに用い得るポリオレフィンとしては、例えば、エチレン単独重合体(ポリエチレン)、主成分のエチレンとエチレン以外のα−オレフィンやビニルエステル(例えば酢酸ビニル等)又は不飽和カルボン酸エステル(例えばエチルアクリレート等)との共重合体、プロピレン単独重合体、主成分のプロピレンとプロピレン以外のα−オレフィン(エチレンを含む)との共重合体等が挙げられる。これらの中でポリエチレン、エチレンとエチレン以外のα−オレフィンの共重合体が特に好ましい。これらは単独で用いても、2種以上を任意の組合せで併用してもよい。
シラノール縮合触媒の含有量は、シラノール縮合触媒含有ポリオレフィンに用いるポリオレフィンに対して、通常1000質量ppm以上、好ましくは2000質量ppm以上、より好ましくは3000質量ppm以上であり、上限が通常40001質量ppm以下、好ましくは30001質量ppm以下、より好ましくは20001質量ppm以下である。含有量が少なすぎると架橋反応が十分進まず、また多すぎると外観が悪化する傾向がある。
シラノール縮合触媒含有ポリオレフィンには、必要に応じて、混和可能な熱可塑性樹脂、酸化防止剤(安定剤)、滑剤、充填剤、着色剤、発泡剤、その他の補助資材を添加することができる。これらの添加剤は、それ自体既知の通常用いられるものであればよく、後述するものと同様のものが用いられる。
本発明のシラン架橋ポリオレフィンは、シラン変性ポリオレフィンに上記シラノール縮合触媒又はシラノール縮合触媒含有ポリオレフィンを含有させてなることに特徴を有するものである。ここで、シラン架橋ポリオレフィンには成型物も含まれる。また、シラン変性ポリオレフィンには、シラノール縮合触媒を、ポリオレフィンのシラン変性(グラフト化反応)と同時に行って調製されるものも含まれる。すなわち、本発明のシラン架橋ポリオレフィンは、その製法や成型状態にかかわらず、本発明のシラノール縮合触媒を含有するシラン架橋ポリオレフィンの全てを含むものである。さらに、本発明のシラン架橋ポリオレフィンには、酸化防止剤等の添加剤を含有するものも包含される。
以下、さらに詳細に説明する。
本発明で用いるシラン変性ポリオレフィンにおけるポリオレフィンとしては、例えば、エチレン単独重合体(ポリエチレン)、主成分のエチレンとエチレン以外のα−オレフィンやビニルエステル(例えば酢酸ビニル等)又は不飽和カルボン酸エステル(例えばエチルアクリレート等)との共重合体、プロピレン単独重合体、主成分のプロピレンとプロピレン以外のα−オレフィン(エチレンを含む)との共重合体等が挙げられる。これらの中でポリエチレン、エチレンとエチレン以外のα−オレフィンの共重合体が特に好ましい。これらは単独で用いても、2種以上を任意の組合せで併用してもよい。
(3):
RSiR’nY3−n (3)
(式中、Rは1価のオレフィン性不飽和炭化水素基を示し、Yは加水分解し得る有機基示し、R’は脂肪族不飽和炭化水素以外の1価の炭化水素基あるいはYと同じものを示し、nは0、1又は2を示す。)
で表されるシラン化合物をいう。
また、好ましいシラン化合物としては、例えば、下記式(4)
CH2=CHSi(OA)3 (4)
(式中、Aは炭素数1〜8の1価の炭化水素基を示す。)
で表される化合物が挙げられる。
これら化合物の添加量は、シラン変性ポリオレフィンの全質量を基準にして、下限が通常0.01質量%以上、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.7質量%以上であり、上限が通常15質量%以下、好ましくは10質量%以下、より好ましくは7質量%以下、さらに好ましくは4質量%以下である。添加量が少なすぎると十分なグラフト化が困難となる傾向があり、また多すぎると成形不良となる傾向があるとともに経済的でなくなる。この添加量は、シラン変性ポリオレフィンにおけるシラン化合物に由来する単位と同じ意味をもつものである。
ラジカル共重合させることにより得られる共重合体であってもよい。このラジカル共重合の場合、酢酸ビニルやアクリル酸、メタクリル酸及びそれらのエステル等をさらに共重合してもよい。これら共重合体中のシラン化合物に由来する単位の含量は、前記と同様である。
シラン架橋ポリオレフィン中のシラノール縮合触媒の含有量は、ポリオレフィンに対して、通常、50質量ppm以上、好ましくは100質量ppm以上、より好ましくは200質量ppm以上であり、通常、2000質量ppm以下、好ましくは1500質量ppm以下、より好ましくは1000質量ppm以下である。含有量が少なすぎると架橋反応が十分進まず、また多すぎると外観が悪化する傾向がある。ここでいうシラノール縮合触媒の含有量とは前記式(1)又は前記式(2)で表されるアルミニウム化合物の含有量である。
本発明のシラン架橋ポリオレフィンには、必要に応じて、混和可能な熱可塑性樹脂、酸化防止剤、滑材、充填剤、着色剤、発泡剤、その他の補助資材を含有させることができる。これらの添加剤は、それ自体既知の通常用いられるものであればよい。
これらの中で、特に耐熱劣化特性向上のために酸化防止剤を含有させることが好ましい。用い得る酸化防止剤としては、例えば、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、ビス[2−メチル−4−{3−n−アルキル(C12あるいはC14)チオプロピオニルオキシ}−5−t−ブチルフェニル]スルフィド、4,4′−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、ジラウリルチオジプロピオネート、ジミリスチルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート、ジトリデシルチオジプロピオネート、テトラキス(メチレンドデシルチオジプロピオネート)メタン等が挙げられる。
酸化防止剤の添加量含有量は、シラン架橋ポリオレフィンに対し100質量部当たり、下限が通常10質量ppm以上、好ましくは50質量ppm以上、より好ましくは100質量ppm以上であり、上限が通常20001質量ppm以下、好ましくは15000質量ppm以下、より好ましくは13000質量ppm以下である。添加量が少なすぎると耐熱劣化特性向上が十分ではなく、また多すぎると成形物の表面に析出して外観が悪化することがある。
(d)シラン架橋ポリオレフィンの調製
シラン架橋ポリオレフィンは、シラン変性ポリオレフィンにシラノール縮合触媒、必要に応じて添加剤を含有することにより調製することができる。
シラン変性ポリオレフィン中にシラノール縮合触媒を含有させる他の方法としては、シラン変性ポリオレフィンとシラノール縮合触媒とを溶融混練する方法や、予めシラン変性ポリオレフィンとは異なる樹脂中にシラノール縮合触媒を含有させておき、当該樹脂とシラン変性ポリオレフィンとを溶融混練する方法などが挙げられる。ここで溶融混練する際の装置及び条件は特に限定されないが、前記のグラフト変性を溶融混練によって行う際に用いることができる装置及び条件を同様に適用することができる。
シラン架橋ポリオレフィンは、通常、用途に応じて成型した後、水分により架橋させて、成型物として実用に供されるものである。成型は、前記のとおり、押出機等の適当な成型加工機を用いて行えばよい。
架橋方法は特に限定されないが、例えば、成型物を恒温水槽に浸漬する方法、蒸気中に放置(浸漬)する方法、加湿下で放置する方法が好ましい。温度は、下限が通常10℃以上、好ましくは40℃以上、より好ましくは60℃以上であり、上限が通常130℃以下、好ましくは120℃以下、より好ましくは110℃以下である。湿度は、下限が通常30%RH以上、好ましくは40%RH以上、より好ましくは50%RH以上であり、下限が通常100%RH以下である。
本発明のシラン架橋ポリオレフィンは、電線・ケーブル被覆材、パイプ、ホース、チューブ、各種容器、シーリング材、フィルム、シート等の成型物として、特に好適に用いることができる。
、(ii)の方法が好ましい。
(i)シラノール縮合触媒を高濃度に含むマスターバッチを調合し、これを、シラン変性
ポリオレフィンとともに押出機に供給して押出成型する(2ショット法)。
(ii)シラノール縮合触媒とラジカル発生剤を含む添加剤を押出機内のポリオレフィンに供給し、これによりシラン化合物のポリオレフィンへのグラフト反応と押出成型とを1つの押出機で同時に行う(1ショット法)。
上記のとおり成型した後に水分により架橋させることにより所望の用途に適した成型物とすることができる。
ポリオレフィン樹脂(LD400、日本ポリエチレン社製)、シラノール縮合触媒(アセチルアセトンアルミニウム;シグマアルドリッチ社製、乳酸アルミニウム;キシダ化学社製、ビス(2-エチルヘキサノアト)ヒドロキシアルミニウム;東京化成工業社製、アルミニウムグリシナート;東京化成工業社製、トリスステアリン酸Al;キシダ化学社製、ラウリン酸アルミニウム;キシダ化学社製)、酸化防止剤―1(RA1010、BASF社製)、酸化防止剤―2(MD1024、BASF社製)、酸化防止剤―3(スミライザーWXRC、住友化学社製)、滑剤−1(バイトンフリーフローSCPL100、デュポン社製)を表1に示す割合で、30mmφの2軸混練機で設定温度180℃で混練押出ししたスト
ランドをペレターザーでペレット化してシラノール縮合触媒マスターバッチを作成した。
Claims (9)
- 有機アルミニウム化合物を含有してなることを特徴とするシラノール縮合触媒。
- 有機アルミニウム化合物が、アセチルアセトンアルミニウム、乳酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウムトリ、ビス(2−エチルヘキサノアト)ヒドロキシアルミニウム、アルミニウムグリシナートより選択される1種以上の化合物であることを特徴とする請求項1に記載のシラノール縮合触媒。
- 請求項1又は2に記載のシラノール縮合触媒およびポリオレフィンを含有することを特徴とするシラノール縮合触媒含有ポリオレフィン。
- シラノール縮合触媒の含有量がポリオレフィンに対して1000質量ppm以上40000質量ppm以下であることを特徴とする請求項3に記載のシラノール縮合触媒含有ポリオレフィン。
- シラン変性ポリオレフィンに、請求項1若しくは2に記載のシラノール縮合触媒又は請求項3若しくは4に記載のシラノール縮合触媒含有ポリオレフィンを含有させてなることを特徴とするシラン架橋ポリオレフィン。
- シラノール縮合触媒の含有量がシラン変性ポリオレフィンに対して50質量ppm以上2000質量ppm以下であることを特徴とする請求項5に記載のシラン架橋ポリオレフィン。
- さらに酸化防止剤を含有させてなることを特徴とする請求項5又は6に記載のシラン架橋ポリオレフィン。
- 成型物であることを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載のシラン架橋ポリオレフィン。
- 成型物が、電線・ケーブル被覆材、パイプ、ホース、チューブ、各種容器、シーリング材、フィルム又はシートであることを特徴とする請求項8に記載のシラン架橋ポリオレフィン。
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