JP2014192272A - Led用のメタル基板 - Google Patents

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Fumio Oshita
文夫 大下
Masahiro Yamaguchi
雅弘 山口
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Abstract

【課題】メタル基板の心材としてMoと材質が近い(高温に耐え、熱膨張率が小さく、真空中でも極めて安定した材料であるという)特性を持つ他のメタルに着眼することとし、これに改善を加えることにより、高輝度、高放熱の機能を具備することはもちろん、LED素子を熟練なしで失敗なく確実に着設できるLEDのメタル基板を提供する。
【解決手段】CuW合金の中核基板にNi又はNi‐P合金の下地メッキ層を介してCuWの硬さを改善するメッキ層を形成し、そのメッキ層は、次の
(1) AuSnの合金調整メッキ層3
(2) AuとSnとが積層する複合調整メッキ層4
(3) InとAuとが積層する複合調整メッキ層5
のいずれかであり、この調整メッキ層でLED素子のエピタキシャル層と接着可能としたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、シリコンウエハ等と同じく、搭載したLED素子ごとに切り出して使用されるため、メタルウエハとも称されるLED用のメタル基板に関する。
従来、本出願人等においては、高輝度、高放熱を特徴とするLED用の基板を目的として、メッキ手法による研究、開発に努め、Moの心材の両面にCuをメッキしたメタル基板を製造し提供してきた(特許文献1)。この明細書ではこのメタル基板を「DMD」と称する。
DMDは、現在多用されておりメーカーに提供し、後続メーカーではLED素子を接着により組み付ける繊細な工程を経て、LEDチップが最終的に組み立てられているが、提供された後続メーカーが特に海外に存在する場合、作業員がこの接着工程を上手く熟し得なかった。
特開2012−109288号公報
その理由は、DMDの場合、そのベース素材である心材のMoにフレキシブル性があるため、接着工程で反りが発生し、これが原因で未接着部分が生じる等、接合に不都合となることがあるからであった。そこで、数多くの実験を重ねながら、DMDにメッキ層の付加により改善を試みたけれども、Mo(またはDMD)のフレキシブルな不安定な上にメッキを載せる手法となることから(表1参照)、その欠点を根本的に解消することは困難であった。
Figure 2014192272
この発明は、上記のような実情から、メタル基板の心材としてMoと材質が近い(高温に耐え、熱膨張率が小さく、真空中でも極めて安定した材料であるという)特性を持つ他のメタルに着眼することとし、これに改善を加えることにより、高輝度、高放熱の機能を具備することはもちろん、LED素子を熟練なしで失敗なく確実に着設できるLEDのメタル基板を提供することを課題とした。
上記の課題を解決するために、この発明は、CuW合金の中核基板にNi又はNi‐P合金の下地メッキ層を介してCuWの硬さを改善するメッキ層を形成し、そのメッキ層は、次の
(1) AuSnの合金調整メッキ層3
(2) AuとSnとが積層する複合調整メッキ層4
(3) InとAuとが積層する複合調整メッキ層5
のいずれかであり、この調整メッキ層でLED素子のエピタキシャル層と接着可能としたことを特徴とするLED用のメタル基板を提供するものである。
LED用のメタル基板を上記のように構成したから、中心となる中核基板(心材)は、CuとWとの合金(CuW:Cu5〜20%(残部W))である。このCuW合金材は、Wの焼結体にCu板を溶浸させることにより製造される。また、直接接着剤が付かないが、調整メッキ層3,4,5によりLED素子のエピタキシャル層7と接着可能となるものである。
また、中核基板1は、CuWとして脆い反面、硬さがあるため(表1参照)、エピ接合工程で反りにくい素材であり、その上に調整メッキ層3,4,5を変形なく安定して保持することができる。しかも、その調整メッキ層3,4,5は、調整に適した軟質であり、CuWの硬さがこれでLED素子の接着に適する融通性のある程度に緩和される。また、高輝度、高放熱の金属特性を有しており、LED素子の搭載に適している。
以上説明したように、この発明によれば、そのLED用のメタル基板は、高温に耐え、熱膨張率が小さく、真空中でも極めて安定した材料であるCuWを中核基板として、その少なくとも片面にCuWの硬さの調整メッキ層を形成したから、硬度が高く形態に融通性のないCuWの材質を補正し、LED素子を正確に誤りなくエピ接合しやすくなるため、熟練を要することなくLED素子を適正に搭載でき、且つ、高輝度、高放熱の特性を有効に発揮するという優れた効果がある。
この発明に係る一実施例のLED用の基板を使用状態において示す断面説明図である。 他の実施例を示す基板の断面説明図である。 さらに他の実施例を示す基板の断面説明図である。 さらに他の実施例を示す基板の断面説明図である。 さらに他の実施例を示す基板の断面説明図である。 さらに他の実施例を示す基板の断面説明図である。 さらに他の実施例を示す基板の断面説明図である。 さらに他の実施例を示す基板の断面説明図である。 さらに他の実施例を示す基板の断面説明図である。
この発明において、調整メッキ層3,4,5は、中核基板1の「CuW」の固さを軟化し、変形があればそれも調整するもので、次の3通りがある。
(1) AuSn合金の調整メッキ層3
(2) AuとSnとが積層する複合調整メッキ層4
この場合、接合時にAuとSnが溶融してAuSnとなる。
(3) InとAuとが積層する複合調整メッキ層5
この場合、Inの融点が156.4℃と低いので、接合温度を低くできる利点がある。
また、(2)、(3)の場合は、メッキが積層する複合メッキ4,5であるので、高輝度のAuメッキ層10が外面であることもある。(図4、図5、図8、図9)。
LED用のメタル基板Pの使用に関し、LED素子の取付けについては、そのエピタキシャル層7と調整メッキ層3,4,5が接着剤6を介して接合されるが、この接着剤6としては、調整メッキ層3,4ではAuSn合金が、Au、In積層メッキ層5ではAuが適切に使用され得る。
図1は、一実施例を示したもので、そのLED用のメタル基板Pは、銅とタングステンとの合金であるCuWを心材となる中核基板1として、その両面にNi(又はNi-P合金)の下地層2,2を介して、硬度の抑えとなる軟質の調整メッキ層3,3が形成され、両面AuSn合金メッキのサンドイッチ構造を有している。
同図は、また使用状態を示し、上面にAuSnの接着剤6を介してLED素子が取り付けられ、サファイヤからリフトオフされたエピタキシャル層7が調整メッキ層3と接合される。また、下面ではパッケージ基板8が同じく接着剤6を介してAuSnの合金調整メッキ層3と接合している。なお、AuSnの合金割合は80:20である。
図2は、上のみの実施となる「片面AuSn」型を示し、CuWの中核基板1の両面に下地層2,2を介してAuメッキ層9,9を形成し、上面ではその上にAuSnの合金調整メッキ層3が形成される。なお、この上にLED素子がエピタキシャル層で接合され、下面はAuメッキ層9であって、ここにパッケージ基板が接合されることになる(図示省略)。
図3は、「両面AuSn」型を示したもので、類例の上記図2の実施例とは違って、下のAuメッキ層9の上にAuSnの合金メッキを施し、上下両面がAuと重なるAuSnの合金調整メッキ層3,3であって、CuWの硬さが一層緩和される構造となっている。
図4は、「片面AuSn積層」型であって、中核基板1の両面にAuメッキ層9,9を形成し、上部ではそのメッキ層9の上にAu、Snが上下メッキで積層する複合調整メッキ層4が形成され、これで外面がそのうちのAuメッキ層10であるが、下面では上記Auメッキ層9が露出している。
図5は、図4の類例を示し、上下においてAuメッキ層9、9の上にAu,Snで上下メッキの積層する複合調整メッキ層4,4が形成され、上下対称のサンドイッチ構造となっている。
図6は、「片面In」型を示し、中核基板1の両面にAuメッキ層9,9を形成し、上でのみIn,Auのメッキ積層による複合調整メッキ層5が形成され、下面が単独のAuメッキ層9となっている。
図7は、図6と類似する「両面In」型であって、上下面でInとAuで上下メッキの積層する複合調整メッキ層5、5が形成され、上下対称のサンドイッチ構造をなしている。
図8は、「片面In」型であって、中核基板1の両面にAuのメッキ層9,9が形成されるが、上面ではその上にInとAuで上下メッキの積層する複合調整メッキ層5が形成され、外面が複合の一方としてAuメッキ層10となっている。
図9は、図8の場合と類似する「両面In」型であって、下面でもAuメッキ層9の上に、InとAuの上下メッキが積層する複合調整メッキ層5が形成され、サンドイッチ構造において両外面が、それぞれ複合一方のAuメッキ層10,10が高輝度、高軟度に形成される。
P LED用のメタル基板
1 下地層
3 AuSnの合金調整メッキ層
4 AuとSnとが積層する複合調整メッキ層
5 InとAuとが積層する複合調整メッキ5
7 エピタキシャル層
9 Auメッキ層
10 複合調整メッキ層のうちのAuメッキ層

Claims (3)

  1. CuW合金の中核基板にNi又はNi-P合金の下地メッキ層を介してCuWの硬さを改善するメッキ層を形成し、そのメッキ層は、次の
    (1) AuSnの合金調整メッキ層
    (2) AuとSnとが積層する複合調整メッキ層
    (3) InとAuとが積層する複合調整メッキ
    のいずれかであり、この調整メッキ層でLED素子のエピタキシャル層と接着可能としたことを特徴とするLED用のメタル基板。
  2. LED素子のエピタキシャル層と接着する搭載面が、複合調整メッキ層のうちのAuメッキ層であることを特徴とする請求項1記載のLED用のメタル基板。
  3. 複合調整メッキ層の下がAuメッキ層であることを特徴とする請求項1又は2記載のLED用のメタル基板。
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