JP5522786B2 - 半導体搭載用放熱基板の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、LED等の半導体素子を保持するとともに、それに蓄熱するのを防止する機能を果たす半導体搭載用放熱基板の製造方法に関する。
LED(発光ダイオード)や半導体集積回路等では、最近の高密度化および高出力化により放熱量が増加する傾向にある。LEDについてみると(図の左図参照))、そのLEDは、サファイア基板の上にそれが搭載されているが、これであると、LEDの発光部から発する熱が熱伝導率の悪いサファイア基板との間に溜まりやすく(図の左図参照)、多くの半導体素子ではその蓄熱があると機能が低下し、特にLEDではその輝度と低反射率で弊害が生じることから、それを受ける部分に熱伝導性の良好な金属製の放熱基板が使用される(図の右図参照)。たとえば、銅やモリブデン、タングステン、チタン等のメタルウエハーと称する金属である。そして、主にモリブデン(Mo)を銅(Cu,Cu)でサンドイッチしたもの(DMD)が良好であることが知られている(図の右図参照)。
放熱基板に要求される性質ないし性能等については、優れた熱伝導性が求められる他に、熱による歪みがない安定性と高い機械的強度、機械加工性が要求される。また、半導体素子を取り付ける接着やロウ付け等に適すること、耐薬品性に優れていること等が求められるときもある。これらの性質は、従来、図、図の各右図に示す如く複数の金属層の結合により総合的に発揮するよう開発が進められる(特許文献1、特許文献2)。この多層構造を取る手段としては、従来、圧延方法や熱間一軸加工法が用いられていた。
特開平6−268115号公報 特許第3862737号公報
圧延方法や熱間一軸加工法は、いずれも複数枚の合せ金属材(グラッド材、グラッド金属とも称する))を重ねて圧縮することにより熱可塑性により偏平化するとともに合せ材どうしを加熱圧着してグラッド層を形成するものであるが、その接着には加熱温度、時間、圧縮強さ等の条件整合が難しく、剥離しないという信頼性に乏しく、剥離が発生すると、機械的強度や放熱性能に支障(剥離部分に蓄熱する)をきたし、盛り上がりでパッケージ基板や半導体素子との結合が不安定となる等という問題があった。
また、異種金属の接合に伴う反りを防ぐ方法として、中心部となる母材を中心としてその上下両面に対称になるよう多種金属の合せ金属材が配置される。しかしながら、それでも熱変形の異なる異種金属を同時に加熱圧縮するため、グラッド層の厚みに偏在が生じたり、層にうねりやコロニーが生じたりしやすく、これらの発生も全体的な反りの原因となり、また、機械的強度や放熱性能に支障を招く要因となるという問題もあった。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、合せ材を用いなく、各金属層が不離一体に形成されるために、層間において剥離が生じなく、安定した放熱性および機械的強度を保持する信頼性の高い半導体搭載用放熱基板の製造方法を提供することを課題とした。
上記の課題を解決するために、この発明は、基母材の両面に1以上の金属層をめっきにより上下対称の配置となるように形成することを特徴とする半導体搭載用放熱基板の製造方法において、基母材が、Mo層の単一基母材であり、このMo層の単一基母材の両面にNi層とCu層とをそれぞれ順次めっきにより形成し、さらに、Cu層の上にNi層をめっきにより形成し、Ni層の上に、Au・Sn合金層又は、Au層とSn層とをいずれか外側になるように、順次めっきにより形成することを特徴とする半導体搭載用放熱基板の製造方法を提供する。
半導体搭載用放熱基板を上記のように形成したから、基母材を中心にめっきにより各金属層が不離一体に形成されるために、層間において剥離が生じなく、上下均等且つ対称を正確に形成した構造となることとも相まって、安定した放熱性および機械的強度を保持する信頼性の高い半導体搭載用放熱基板の製造方法を提供することができる。
この発明の第1実施例に係る半導体搭載用放熱基板の使用状態を示す断面模式的に示す説明図である。 同半導体搭載用放熱基板の製造方法を矢印順に且つ断面模式的に示す説明図である。 第2実施例に係る図2に対応する説明図である。 第3実施例に係る図2に対応する説明図である。 第4実施例に係る図2に対応する説明図である。 従来例の説明図である。 従来例の説明図である。
この発明は、層厚のコアとなる合せ金属材からなる基母材1の両面にめっき層8、8を形成し且つ上下対称に形成してめっき層半導体搭載用放熱基板Pを製造するものである(図1)。基母材は、一枚の金属の単一基母材1であり、合せ材として金属薄片が使用される。この基母材1の金属には、比較的熱伝導率の小さいモリブデン(Mo)が使用される。
こうして造られた基母材1の両面には、上下対称に比較的熱伝導率の良好な他の金属層がめっきにより形成される。それら金属層の厚みについては、例えば、Au層であると0.05〜1.5μm、Ni又はNi合金層であると0.02〜10μm、Au・Sn合金層であると、0.2〜10μm、Sn層であると0.2〜5.0μm、Cu層であると0.2〜40μmであることが良好である。また、このうち、特にAu層7が外面であると、酸化しにくいので、パッケージ基板10やLED発光体12等(図1参照)との接着性が良好であり望ましい。半導体搭載用放熱基板Pの他の部品との接着については、表面がAu層7,7又はSn層11,11であるきは、Ag系又はAu・Sn系のペーストないし接着剤が好適に使用される。
めっきは、電解、無電解、イオンプレーティング(IP)法等が望ましいが、めっきであれば特に限定するものではない。いずれにしても、めっきによって各金属層の厚みが上下対称で均一な層に形成され、各層が緊密に結合する。また、Cu金属層の形成については、Cuめっきの他に、Cuイオンプレーティング法を最適に用いることができる。
図1はLEDを搭載した使用状態を示したもので、パッケージ基板10の上に接着剤14を介して半導体搭載用放熱基板Pが搭載され、その上に接着剤16を介してLED12が搭載される。いずれも、表面がAu層7,7であるので、接着剤14,16の乗りが良く接着性が良好である。また、Au層7で反射してLED12の反射効率が良好であり、反射しなくても金属層の光の通りが良く蓄熱量が少ないという利点がある。
図2において、その放熱基板Pは、Mo層3を合せ金属材の単一基母材1としたもので、まずその両面にNi層5,5とCu層4,4を順次めっきし、さらにその両面のCu層4,4にNi層5,5、Au層7,7を順次めっきで形成して放熱基板Pを製造した実施例である。
においてもMo層3を単一基母材1としたもので、Mo層3の両面にNi層5,5とCu層4,4を順次めっきし、両面のCu層4,4の上にNi層5,5をさらにその上にAu・Sn合金層9,9を形成して放熱基板Pの原材を構成した。
図4において、Mo層3としての基母材1の両面に、Ni層5,5とCu層4,4を順次めっきにより形成し、Cu層4,4の上にNi層5,5を、その上にSn層11,11とAu層7,7を順次それぞれめっきにより形成して放熱基板Pの原材が作られる。
図5において、この場合も、前記と同じであって、Mo層3としての単一基母材1の両面に、Ni層5、5とCu層4、4を順次めっきにより形成し、Cu層4、4の上にさらにNi層5、5をめっきにより形成し、そのNi層5、5の上にAu層7、7とSn層11,11が順次めっきにより形成して放熱基板Pの原材が作られる。
P 半導体搭載用放熱基板
1 単一基母材
3 Mo層
4 Cu層
5 Ni層
7 Au層
9 Au・Sn合金層
11 Sn層

Claims (1)

  1. 基母材の両面に1以上の金属層をめっきにより上下対称の配置となるように形成することを特徴とする半導体搭載用放熱基板の製造方法において、基母材が、Mo層の単一基母材であり、このMo層の単一基母材の両面にNi層とCu層とをそれぞれ順次めっきにより形成し、さらに、Cu層の上にNi層をめっきにより形成し、Ni層の上に、Au・Sn合金層又は、Au層とSn層とをいずれか外側になるように、順次めっきにより形成することを特徴とする半導体搭載用放熱基板の製造方法。
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