JP2017069275A - 放熱板付パワーモジュール用基板及びパワーモジュール - Google Patents

放熱板付パワーモジュール用基板及びパワーモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】回路の高集積化を図ることができ、セラミックス基板に生じる割れを防止して良好な放熱性能を維持する。【解決手段】第1層15は純度99.99質量%以上のアルミニウムからなり、第2層16は純銅若しくは銅合金又は純度99.90質量%以下のアルミニウムからなり、金属層13が第1層15と主成分が同一の材料により形成され、放熱板30が第2層16と主成分が同一の材料により形成されており、金属層13は、回路層12とセラミックス基板11の一方の面との非接合部であって小回路層12Sどうしの間の非接合領域E1におけるセラミックス基板11の反対側に、セラミックス基板11の他方の面との非接合部を有し、金属層13の非接合部は、非接合領域E1のうち50%以上の領域に設けられている。【選択図】 図2

Description

本発明は、大電流、高電圧を抑制する半導体装置に用いられる放熱板付パワーモジュール用基板及びパワーモジュールに関する。
パワーモジュールには、一般に、絶縁基板であるセラミックス基板の一方の面に回路層を形成する金属板が接合されるとともに、他方の面に金属層を形成する金属板を介して放熱板が接合された放熱板付パワーモジュール用基板が用いられる。そして、この放熱板付パワーモジュール用基板の回路層上にはんだ材を介してパワー素子等の半導体素子が搭載され、パワーモジュールが製造される。
ところで、半導体素子の高出力密度化に伴う小型化が進んでおり、モジュールの集積化の要望が高まっている。一般的なパワーモジュールの集積化として、例えば特許文献1に開示されているようにエッチングにより回路パターンを形成したり、又はセラミックス基板に複数の回路層を並べて接合する等して、セラミックス基板に複数の回路層を設けて付加する手法が知られている。
特許第3180677号公報
ところが、セラミックス基板に複数の回路層を設けると、製造工程中又は使用時の温度変化により反りを生じ、特にセラミックス基板の回路層が接合されていない領域において、セラミックス基板に作用する応力が大きくなり、割れが生じやすくなるといった課題がある。パワーモジュール用基板に割れが生じると、実使用時に放熱性能が阻害されるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、回路の高集積化を図ることができ、セラミックス基板にかかる応力を低減して、良好な放熱性能を維持することができる放熱板付パワーモジュール用基板及びパワーモジュールを提供することを目的とする。
本発明の放熱板付パワーモジュール用基板は、セラミックス基板の一方の面に回路層が接合されるとともに、該セラミックス基板の他方の面に金属層を介して放熱板が接合された放熱板付パワーモジュール用基板であって、前記回路層が、前記セラミックス基板の面方向に間隔をあけて接合された複数の小回路層により構成され、各小回路層は、前記セラミックス基板の一方の面に接合された第1層と、該第1層の前記セラミックス基板とは反対側の面に接合された第2層とを有する積層構造とされ、前記第1層は純度99.99質量%以上のアルミニウムからなり、前記第2層は純銅若しくは銅合金又は純度99.90質量%以下のアルミニウムからなり、前記金属層が前記第1層と主成分が同一の材料により形成され、前記放熱板が前記第2層と主成分が同一の材料により形成されており、前記金属層は、前記回路層と前記セラミックス基板の前記一方の面との非接合部であって前記小回路層どうしの間の非接合領域における前記セラミックス基板の反対側に、前記セラミックス基板の前記他方の面との非接合部を有し、前記金属層の非接合部は、前記非接合領域のうち50%以上の領域に設けられている。
回路層を第1層と第2層との積層構造として、剛性の高い、すなわち耐力の高い放熱板に対して、セラミックス基板を中心として反対側に剛性の高い材料で形成された第2層を接合したので、放熱板と回路層の第2層とがセラミックス基板を中心として対称構造を構成することができる。また、回路層に形成された小回路層どうしの間の非接合領域において金属層にもセラミックス基板の他方の面との非接合部を設けることで、回路層と金属層との対称性を高めて、加熱時等にセラミックス基板の両面に作用する応力に偏りが生じにくく、反りを発生しにくくすることができる。さらに、セラミックス基板と接合される第1層として、純度99.99質量%以上の比較的軟らかい、すなわち耐力の低いアルミニウムを配置しているので、加熱時等にセラミックス基板にかかる熱応力を低減させることができ、割れが生じることを防ぐことができる。したがって、セラミックス基板に生じる割れを防止して良好な放熱性能を維持するとともに、回路の高集積化を図ることができる。
なお、第2層を耐力の高い99.0質量%未満のアルミニウムや、純銅又は銅合金で形成した場合にあっては、第2層の厚さを薄くすることができるので、熱抵抗を増加させることなく、より好ましい構成とすることができる。
本発明の放熱板付パワーモジュール用基板において、前記第2層が純度99.90質量%以下のアルミニウムとされ、前記第2層の厚さをt1(mm)、前記第2層の接合面積をA1(mm)、前記第2層の耐力をσ1(N/mm)とし、前記放熱板の厚さをt2(mm)、前記放熱板の接合面積をA2(mm)、前記放熱板の耐力をσ2(N/mm)としたときに、比率(t1×A1×σ1)/(t2×A2×σ2)が0.85以上1.40以下とされるとよい。
回路層の第2層と放熱板とについて、これらの厚さ、接合面積及び耐力の関係をこの範囲に設定することにより、セラミックス基板を中心とする対称性をより向上させ、放熱板付パワーモジュール用基板への反りを発生しにくくすることができる。
本発明の放熱板付パワーモジュール用基板において、前記第2層が純銅又は銅合金とされ、前記第2層の厚さをt1(mm)、前記第2層の接合面積をA1(mm)、前記第2層の耐力をσ1(N/mm)とし、前記放熱板の厚さをt2(mm)、前記放熱板の接合面積をA2(mm)、前記放熱板の耐力をσ2(N/mm)としたときに、比率(t1×A1×σ1)/(t2×A2×σ2)が0.80以上1.20以下とされるとよい。
回路層の第2層と放熱板との厚さ、接合面積及び耐力の関係を上記の範囲に設定することで、セラミックス基板を中心とした対称構造を構成することができる。これにより、加熱時等にセラミックス基板の両面に作用する応力に偏りが生じにくく、反りを発生しにくくすることができる。したがって、セラミックス基板の割れを抑制することができ、良好な放熱性能を維持することができる。
本発明のパワーモジュールは、前記放熱板付パワーモジュール用基板と、前記回路層の表面上に搭載された半導体素子とを備える。
本発明によれば、パワーモジュールの回路の高集積化を図ることができ、セラミックス基板に生じる割れを防止して、良好な放熱性能を維持することができる。
本発明の第1実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板を用いたパワーモジュールを示す断面図である。 本発明の第1実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板を示す図であり、(a)が(b)に示すB‐B線に沿う断面図、(b)が平面図である。 図2(a)に示すA‐A線に沿う断面図であり、第1実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板を構成するパワーモジュール用基板の背面図(金属層側から視た図)である。 本発明の第1実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板の製造方法を説明する図である。 第1実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板と同一の回路層を有する第2実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板におけるパワーモジュール用基板の背面図(金属層側から視た図)である。 第1実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板と同一の回路層を有する第3実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板におけるパワーモジュール用基板の背面図(金属層側から視た図)である。 本発明の第4実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板を示す平面図である。 図7に示す放熱板付パワーモジュール用基板におけるパワーモジュール用基板の背面図(金属層側から視た図)である。 本発明の第4実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板の製造方法を説明する図である。 第4実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板と同一の回路層を有する第5実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板におけるパワーモジュール用基板の背面図(金属層側から視た図)である。 第4実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板と同一の回路層を有する第6実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板におけるパワーモジュール用基板の背面図(金属層側から視た図)である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1に示す第1実施形態のパワーモジュール110は、放熱板付パワーモジュール用基板51と、この放熱板付パワーモジュール用基板51に接合された半導体素子60とを備える。そして、放熱板付パワーモジュール用基板51は、セラミックス基板11の一方の面に回路層12が接合されるとともに、そのセラミックス基板11の他方の面に金属層13が接合されたパワーモジュール用基板10Aと、放熱板30とが接合されたものである。また、回路層12は、図2に示すように、一枚のセラミックス基板11の面方向に間隔をあけて接合された複数の小回路層12Sにより構成される。
パワーモジュール用基板10Aを構成するセラミックス基板11は、例えばAlN(窒化アルミニウム)、Si(窒化珪素)等の窒化物系セラミックス、もしくはAl(アルミナ)等の酸化物系セラミックスを用いることができる。また、セラミックス基板11の厚さは0.2〜1.5mmの範囲内に設定することができる。
回路層12を構成する小回路層12Sは、セラミックス基板11の表面に接合される第1層15と、その第1層15の表面に接合された第2層16とを有する積層構造とされる。第1層15は、純度99.99質量%以上のアルミニウムからなり、JIS規格では1N99(純度99.99質量%以上:いわゆる4Nアルミニウム)の純アルミニウム板を用いることができる。また、第2層16は、純度が99.90質量%未満のアルミニウム板で、JIS規格では、純度99.0質量%以上の例えばA1050等の純アルミニウム板や、A3003,A6063,A5052等のアルミニウム合金板を用いることができる。これら第1層15及び第2層16の厚みは、第1層15が0.1mm以上2.5mm以下、第2層16が0.5mm以上5.0mm以下とされる。
金属層13は、回路層12の第1層15と主成分(アルミニウム)が同一の材料により形成され、この場合、第1層15と同一の純度99.99質量%以上の厚み0.1mm以上2.5mm以下に形成されたアルミニウム板が、セラミックス基板11にろう付けされることにより形成されている。そして、金属層13は、図3に示すように、回路層12とセラミックス基板11の一方の面との非接合部であって小回路層12Sどうしの間の非接合領域E1におけるセラミックス基板11の反対側に、セラミックス基板11の他方の面との非接合部P1を有する。この金属層13の非接合部P1は、回路層12の非接合領域E1のうち50%以上の領域に設けられる。なお、金属層13の非接合部P1は、回路層12の非接合領域E1の範囲内にとどめることが好ましいが、多少であれば非接合領域E1よりも突出する部分があっても問題はない。
なお、図3に示す例においては、金属層13は、小回路層12Sと同数の小金属層13Sにより構成され、小回路層12Sとほぼ同じ大きさの平面形状に形成される。そして、これら小金属層13Sどうしの間に金属層13とセラミックス基板11の他方の面との非接合部P1が設けられる。
また、このパワーモジュール用基板10Aに接合される放熱板30は、回路層12の第2層16と主成分が同一の材料により形成され、純度が99.90質量%未満のアルミニウム板で、JIS規格では、純度99.0質量%以上の例えばA1050等の純アルミニウム板や、A3003,A6063,A5052等のアルミニウム合金板を用いることができる。
なお、第2層16と放熱板30とを構成する主成分が同一の材料とは、例えば第2層16をアルミニウムを主成分とするアルミニウム板により形成した場合は、放熱板30もアルミニウムを主成分とするアルミニウム板により形成されることを意味しており、第2層16をアルミニウムを主成分とするアルミニウム板により形成した場合に、放熱板30を銅を主成分とする銅板により形成することは意図していない。また、例えば第2層16を純アルミニウム板で形成した場合には、放熱板30は純アルミニウム板や、A3003,A6063,A5052等のアルミニウム合金板により形成することができ、第2層16と放熱板30とで、アルミニウムの純度が異なる純アルミニウム板やアルミニウム合金板、添加元素が異なる純アルミニウム板やアルミニウム合金板を用いることができる。
そして、この放熱板30と回路層12の第2層16とは、第2層16の厚さをt1(mm)、第1層15と第2層16との接合面積をA1(mm)、第2層16の耐力をσ1(N/mm)とし、放熱板30の厚さをt2(mm)、金属層13と放熱板30との接合面積をA2(mm)、放熱板30の耐力をσ2(N/mm)としたときに、比率(t1×A1×σ1)/(t2×A2×σ2)が0.85以上1.40以下となる関係に設定される。例えば、第2層16が厚さt1=2.0mm、接合面積A1=600mmのA3003アルミニウム合金(耐力σ1=40N/mm)とされ、放熱板30が厚さt2=1.2mm、接合面積A2=800mmのA6063アルミニウム合金(耐力σ2=50N/mm)とされる組合せの場合、比率(t1×A1×σ1)/(t2×A2×σ2)=1.00となる。なお、本発明における耐力の値は室温(25℃)時の値である。
そして、この放熱板付パワーモジュール用基板51を構成するパワーモジュール用基板10Aの回路層12の表面に、半導体素子60がはんだ付けされて、パワーモジュール110が製造される。なお、半導体素子60を接合するはんだ材は、例えばSn‐Sb系、Sn‐Ag系、Sn‐Cu系、Sn‐In系、もしくはSn‐Ag‐Cu系のはんだ材(いわゆる鉛フリーはんだ材)とされる。
また、このように構成される放熱板付パワーモジュール用基板51は、図1に示すように、ヒートシンク80に固定された状態で使用される。本実施形態では、ヒートシンク80は、パワーモジュール110の放熱板30が固定される天板部81と、冷却媒体(例えば、冷却水)を流通するための流路83が設けられた冷却部82とからなる。そして、パワーモジュール110の放熱板30とヒートシンク80の天板部81との間に、例えばグリース(図示略)を介在させ、これらパワーモジュール110とヒートシンク80とをバネ等により押し付けて固定する。
なお、ヒートシンク80は、熱伝導性が良好な材料で構成されることが望ましく、本実施形態においては、アルミニウム合金(A6063合金)により形成されている。また、パワーモジュール110が固定されるヒートシンク80としては、平板状のもの、熱間鍛造等によって多数のピン状フィンを一体に形成したもの、押出成形によって相互に平行な帯状フィンを一体に形成したもの等、適宜の形状のものを採用することができる。なお、アルミニウム又は銅で形成されたヒートシンクについては、パワーモジュールをはんだ付けして固定することも可能である。
次に、このように構成される放熱板付パワーモジュール用基板51を製造する方法について一例を説明する。放熱板付パワーモジュール用基板51は、図4に示すように、セラミックス基板11と回路層12のうちの第1層15及び金属層13とを接合(第1接合工程)した後、第1層15の上に第2層16、金属層13に放熱板30とそれぞれ接合(第2接合工程)することにより製造される。以下、この工程順に説明する。
(第1接合工程)
まず、図4(a)に示すように、セラミックス基板11の一方の面にろう材41を介して回路層12のうちの第1層15となる第1層アルミニウム板15aを積層し、他方の面にろう材41を介して金属層13となる金属層アルミニウム板13aを積層して、これらを積層方向に加圧した状態で、真空雰囲気下で接合温度に加熱することにより、各層がろう付け接合され一体に形成される。
具体的には、図示を省略するが、第1層アルミニウム板15a、セラミックス基板11及び金属層アルミニウム板13aのこれらの各層をろう材41を介してオクタンジオール等の仮止め材により仮止めした積層体を形成しておき、これらを積層方向に加圧した状態で加熱する。
なお、各層を接合するろう材41は、Al‐Si系等の合金の箔の形態で用いるとよい。また、ろう付け接合時の加圧力としては、例えば0.68MPa(7kgf/cm)、加熱温度としては例えば640℃とされ、この加圧及び加熱状態を45分間保持することにより、セラミックス基板11と第1層15及び金属層13とをろう付けする。
(第2接合工程)
第1接合工程により得られた接合体25における回路層12の第1層15に、図4(b)に示すように、ろう材41を介して第2層16となる第2層アルミニウム板16aを積層し、金属層13にろう材41を介して放熱板30を積層して、これらを積層方向に加圧した状態で真空雰囲気下で接合温度に加熱することにより、第2層16及び放熱板30をそれぞれろう付けして、図4(c)に示すように、放熱板付パワーモジュール用基板51を製造する。この接合の際の加圧力としては例えば0.68MPa(7kgf/cm)、加熱温度が例えば615℃とされ、この加圧及び加熱状態を30分間保持することにより、第1層15と第2層16、金属層13と放熱板30とをろう付けする。
そして、このようにして製造された放熱板付パワーモジュール用基板51の回路層12(第2層16)の上面に半導体素子60が搭載され、図1に示すように、パワーモジュール110が製造される。具体的には、半導体素子60の回路層12へのはんだ付けには、例えば例えばSn‐Sb系、Sn‐Ag系、Sn‐Cu系、Sn‐In系、もしくはSn‐Ag‐Cu系のはんだ材が用いられ、275℃〜335℃に加熱することにより行われる。
上記のようにして製造されるパワーモジュール110において、放熱板付パワーモジュール用基板51は、回路層12を第1層15と第2層16との積層構造として、剛性の高い、すなわち耐力の高い放熱板30に対して、セラミックス基板11を中心として反対側に剛性の高い材料で形成された第2層16を接合したので、放熱板30と回路層12の第2層16とがセラミックス基板11を中心として対称構造を構成することができる。また、回路層12に形成された回路パターンに対応するように、回路層12の非接合領域E1の直下において金属層13にも非接合部P1を設けることで、回路層12と金属層13との対称性を高めて、加熱時等にセラミックス基板11の両面に作用する応力に偏りが生じにくく、反りを発生しにくくすることができる。さらに、セラミックス基板11と接合される第1層15として、純度99.99質量%以上の比較的軟らかい、すなわち耐力の低いアルミニウムを配置しているので、加熱時等にセラミックス基板11にかかる熱応力を低減させることができ、割れが生じることを防ぐことができる。したがって、セラミックス基板11に生じる割れを防止して良好な放熱性能を維持するとともに、一枚の放熱板30に複数の小回路層12Sを有するパワーモジュール用基板10Aを接合することにより、回路の高集積化を図ることができる。
また、放熱板付パワーモジュール用基板51においては、回路層12の第2層16と放熱板30とについて、これらの厚さ、接合面積及び耐力の関係を、比率(t1×A1×σ1)/(t2×A2×σ2)が0.85以上1.20以下の範囲に設定することにより、セラミックス基板11を中心とする対称性をより向上させることができる。したがって、放熱板付パワーモジュール用基板51への反りの発生を確実に防止することができ、半導体素子60の実装工程時やその後の使用環境における温度変化に対して反りの発生が少なく、パワーモジュール用基板として長期的に高い信頼性を維持することができる。
なお、第2層16を耐力の高い99.0質量%未満のアルミニウムで形成した場合にあっては、第2層16の厚さを薄くすることができるので、熱抵抗を増加させることなく、より好ましい構成とすることができる。
また、上述の第1実施形態では、ろう材としてAl−Si系合金を用いて真空雰囲気中でろう付けしたが、Al−Si−Mg系、Al−Mg系、Al−Ge系、Al−Cu系、またはAl−Mn系等のろう材を用いることも可能である。この場合、Mgを含有するAl‐Si‐Mg系、Al−Mg系合金のろう材を用いてろう付けする場合は、非酸化性雰囲気中でろう付けすることができる。
また、上述の第1実施形態では、放熱板付パワーモジュール用基板51は、セラミックス基板11と回路層12のうちの第1層15及び金属層13とを接合(第1接合工程)した後、第1層15の上に第2層16、金属層13に放熱板30とそれぞれ接合(第2接合工程)することにより製造したが、各層の間にろう材を挟んで積層し、各層を一度に接合することにより形成してもよい。
なお、上記第1実施形態では、金属層13を複数の小金属層13Sにより構成し、小金属層13Sの間に非接合部P1を形成することとしていたが、例えば、図5に示す第2実施形態のパワーモジュール用基板10Bや図6に示す第3実施形態のパワーモジュール用基板10Cように、金属層13を一枚で構成することも可能である。この場合、回路層12に形成された回路パターンに対応するように、すなわち、回路層12の非接合領域E1に対応する位置に、金属層13の厚み方向に貫通する開口孔部18b,18cを形成しておくことにより、容易に非接合部P2,P3を設けることができる。
そして、このように金属層13を一枚で構成した場合においても、金属層13の非接合部P2,P3を、回路層12の非接合領域E1のうち50%以上の領域に設けることで、より回路層12と金属層13との対称性を高めて、加熱時等にセラミックス基板11の両面に作用する応力に偏りが生じにくく、反りを発生しにくくすることができる。
図7は、本発明の第4実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板54を示している。この実施形態において、図1の第1実施形態と共通要素には同一符号を付して説明を行う。
第1実施形態においては、回路層12を構成する第2層16と、放熱板30とをアルミニウム合金により構成した形態を示したが、図7に示す第4実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板54においては、第2層16と放熱板30とが、純銅又は銅合金により構成される。
具体的には、パワーモジュール用基板10Dを構成するセラミックス基板11は、例えばAlN(窒化アルミニウム)、Si(窒化珪素)等の窒化物系セラミックス、もしくはAl(アルミナ)等の酸化物系セラミックスを用いることができる。また、セラミックス基板11の厚さは0.2〜1.5mmの範囲内に設定することができる。
また、回路層12を構成する小回路層12Sの第2層16は、純銅又は銅合金からなり、例えば無酸素銅板を用いることができる。また、第1層15は、純度99.99質量%以上のアルミニウムからなり、JIS規格では1N99(純度99.99質量%以上:いわゆる4Nアルミニウム)の純アルミニウム板を用いることができる。そして、これら第1層15及び第2層16の厚みは、第1層15が0.1mm以上3.0mm以下、第2層16が0.5mm以上5.0mm以下とされ、第1層15と第2層16とが固相拡散接合されている。
そして、金属層13を構成する小金属層13Sは、回路層12の第1層15と主成分が同一の材料により形成され、この場合、第1層15と同一の純度99.99質量%以上の厚み0.1mm以上3.0mm以下に形成されたアルミニウム板が、セラミックス基板11にろう付けされることにより形成されている。そして、金属層13は、図8に示すように、回路層12とセラミックス基板11の一方の面との非接合部であって小回路層12Sどうしの間の非接合領域E4におけるセラミックス基板11の反対側に、セラミックス基板11の他方の面との非接合部P4を有する。この金属層13の非接合部P4は、回路層12の非接合領域E4のうち50%以上の領域に設けられる。図8に示す例においては、金属層13は、小回路層12Sと同数の小金属層13Sにより構成され、小回路層12Sとほぼ同じ大きさの平面形状に形成される。そして、これら小金属層13Sどうしの間に金属層13の非接合部P4が設けられる。
また、このパワーモジュール用基板10Dに接合される放熱板30は、純銅又は銅合金からなり、回路層12の第2層16と主成分が同一の材料より形成され、金属層13と放熱板30とは固相拡散接合されている。具体的には、放熱板30は、純銅やジルコニウム添加耐熱銅合金(三菱伸銅株式会社製のZC合金:Cu99.98wt%‐Zr0.02wt%)により、平板状に形成される。
そして、この放熱板30と回路層12の第2層16とは、第2層16の厚さをt1(mm)、第1層15と第2層16との接合面積をA1(mm)、第2層16の耐力をσ1(N/mm)とし、放熱板30の厚さをt2(mm)、金属層13と放熱板30との接合面積をA2(mm)、放熱板30の耐力をσ2(N/mm)としたときに、比率(t1×A1×σ1)/(t2×A2×σ2)が0.80以上1.20以下となる関係に設定される。例えば、第2層16が厚さt1=2.5mm、接合面積A1=600mmのC1020(耐力σ1=195N/mm)とされ、放熱板30が厚さt2=1.4mm、接合面積A2=800mmの三菱伸銅株式会社製耐熱合金ZC(耐力σ2=280N/mm)とされる組合せの場合、比率(t1×A1×σ1)/(t2×A2×σ2)=0.90となる。なお、本発明における耐力の値は室温(25℃)時の値である。
また、このように構成される放熱板付パワーモジュール用基板54は、セラミックス基板11と回路層12のうちの第1層15及び金属層13とを接合(第1接合工程)した後、第1層15の上に第2層16、金属層13に放熱板30とそれぞれ接合(第2接合工程)することにより製造される。
(第1接合工程)
まず、図9(a)に示すように、セラミックス基板11の一方の面にろう材41を介して回路層12のうちの第1層15となる第1層アルミニウム板15aを積層し、他方の面にろう材41を介して金属層13となる金属層アルミニウム板13aを積層して、これらを積層方向に加圧した状態で、真空雰囲気下で接合温度に加熱することにより、各層がろう付け接合され一体に形成される。
なお、各層を接合するろう材41は、Al‐Si系等の合金の箔の形態で用いるとよい。また、ろう付け接合時の加圧力としては、例えば0.68MPa(7kgf/cm)、加熱温度としては例えば640℃とされ、この加圧及び加熱状態を45分間保持することにより、セラミックス基板11と第1層15及び金属層13とをろう付けする。
(第2接合工程)
次に、図9(b)に示すように、第1接合工程により得られた接合体25における回路層12の第1層15に、第2層16となる第2層銅板16cを積層し、金属層13に放熱板30を積層して、これらを積層方向に加圧した状態で真空雰囲気下で接合温度に加熱することにより、第2層15及び第2層16、金属層13及び放熱板30をそれぞれ固相拡散接合する。この場合の加圧力としては、例えば0.29MPa以上3.43MPa以下とされ、加熱温度としては400℃以上548℃未満とされ、この加圧及び加熱状態を5分以上240分以下保持することにより、第2層15及び第2層16、金属層13及び放熱板30が同時に固相拡散接合され、図9(c)に示すように、放熱板付パワーモジュール用基板54が得られる。
なお、本実施形態においては、第1層15と第2層16、小金属層13Sと放熱板30の、それぞれの接合面は、予め傷が除去されて平滑にされた後に固相拡散接合される。また、固相拡散接合における真空加熱の好ましい加熱温度は、アルミニウムと銅の共晶温度−5℃以上、共晶温度未満の範囲とされる。
このようにして製造される放熱板付パワーモジュール用基板54においても、剛性の高い、すなわち耐力の高い放熱板30に対して、セラミックス基板11を中心として反対側に剛性の高い材料で形成された第2層16を接合したので、放熱板30と回路層12の第2層16とがセラミックス基板11を中心として対称構造を構成することができる。また、回路層12に形成された回路パターンに対応するように、回路層12の非接合領域E4において金属層13にも非接合部P4を設けることで、回路層12と金属層13との対称性を高めることができる。さらに、セラミックス基板11と接合される第1層15として、純度99.99質量%以上の比較的軟らかい、すなわち耐力の低いアルミニウムを配置しているので、加熱時等にセラミックス基板11にかかる熱応力を低減させることができ、割れが生じることを防ぐことができる。したがって、セラミックス基板11に生じる割れを防止して良好な放熱性能を維持するとともに、一枚の放熱板30に複数の小回路層12Sを有するパワーモジュール用基板10Dを接合することにより、回路の高集積化を図ることができる。
また、回路層12の第2層16と放熱板30とについて、これらの厚さ、接合面積及び耐力の関係を、比率(t1×A1×σ1)/(t2×A2×σ2)が0.80以上1.20以下の範囲に設定することにより、セラミックス基板11を中心とする対称性をより向上させることができる。したがって、放熱板付パワーモジュール用基板54への反りの発生を確実に防止することができる。
なお、上記第4実施形態では、金属層13を複数の小金属層13Sにより構成し、小金属層13Sの間に非接合部P4を形成することとしていたが、例えば、図10に示す第5実施形態のパワーモジュール用基板10Eや図11に示す第6実施形態のパワーモジュール用基板10Fのように、金属層13を一枚で構成することも可能である。この場合、回路層12に形成された回路パターンに対応するように、すなわち、回路層12の非接合領域E4に対応する位置に、金属層13の厚み方向に貫通する開口孔部18e,18fを形成しておくことにより、容易に非接合部P5,P6を設けることができる。また、図10及び図11に示すように、開口孔部18e,18fの大きさを調整することとしてもよい。
そして、このように金属層13を一枚で構成した場合においても、金属層13の非接合部P5,P6を、回路層12の非接合領域E4のうち50%以上の領域に設けることで、回路層12と金属層13との対称性を高めて、加熱時等にセラミックス基板11の両面に作用する応力に偏りが生じにくく、反りを発生しにくくすることができる。
次に、本発明の効果を確認するために行った実施例について説明する。
発明例及び比較例として、図2に示す放熱板付パワーモジュール用基板51のように、セラミックス基板11の一方の面に回路層12が接合されるとともに、セラミックス基板11の他方の面に金属層13を介して一枚の放熱板30が接合された放熱板付パワーモジュール用基板の試料を作製した。
各放熱板付パワーモジュール用基板において、セラミックス基板11は、平面サイズ40mm×40mm、厚み0.635mmのAlNにより形成した。回路層12の第1層15及び金属層13は、厚み0.6mmの純度99.99質量%以上(4N)のアルミニウムにより形成した。また、回路層12は、図2に示すように、2つの小回路層12S(21,22)により構成し、一辺をW0=37mmとする正方形領域内において、一辺をW1=12mmとする正方形の回路層21と、平面視L字形状の回路層22とを形成し、回路層21と回路層22との間に非接合部(いわゆる回路パターン、非接合領域E1と同じ)を設けた。一方、金属層13については、回路層12の非接合領域E1内において、表1に示す大きさの非接合部を設けた。
回路層12の第2層16及び放熱板30は、表1に示す厚さ、耐力のものにより形成した。また、放熱板30の平面サイズは、50mm×60mmとした。なお、表1において、「比率」は、比率(t1×A1×σ1)/(t2×A2×σ2)を示す。また、表1の「材料」において、ZCは「三菱伸銅株式会社製耐熱合金ZC」を示す。
そして、得られた各試料につき、接合後の常温(25℃)時における反り量(初期反り)、280℃加熱時の反り量(加熱時反り)をそれぞれ測定した。反り量の測定は、ヒートシンクの背面の平面度の変化を、モアレ式三次元形状測定機を使用して測定したものを反り量として評価した。なお、反り量は、回路層側に凸状に反った場合を正の反り量(+)、回路層側に凹状に反った場合を負の反り量(−)とした。
また、各試料について冷熱サイクル試験を実施し、冷熱サイクル試験後の放熱板付パワーモジュール用基板に対し、セラミックス基板の割れの評価を行った。冷熱サイクル試験は、冷熱衝撃試験機エスペック社製TSB‐51を使用し、ヒートシンク付パワーモジュールに対して、液相(フロリナート)で、−40℃×5分←→125℃×5分の3000サイクル実施した。そして、冷熱サイクル試験後の放熱板付パワーモジュール用基板について超音波探傷装置を用いて評価を行い、セラミックス基板の割れ発生確率が10%未満のものを「○」、10%以上50%未満のものを「△」、50%以上のものを「×」と評価した。
表1に結果を示す。
Figure 2017069275
表1からわかるように、金属層の非接合部を、回路層の非接合領域のうちの50%以上の領域に設けた発明例1〜12では、冷熱サイクル試験後のセラミックス基板に割れが発生しにくく、良好な放熱板付パワーモジュール用基板が得られることがわかった。一方、金属層の非接合部が50%未満とされる比較例1〜4においては、冷熱サイクル試験後のセラミックス基板に割れが発生しやすい結果となった。
また、回路層の第2層及び放熱板を純度99.90質量%以下のアルミニウムとし、比率(t1×A1×σ1)/(t2×A2×σ2)を0.85以上1.40以下の範囲内とした発明例1〜6では、常温時及び加熱時における反りが小さい放熱板付パワーモジュール用基板が得られることが確認できた。そして、回路層の第2層及び放熱板を純銅又は銅合金とし、比率(t1×A1×σ1)/(t2×A2×σ2)を0.80以上1.20以下の範囲内とした発明例7〜12においても、常温時及び加熱時における反りが小さい放熱板付パワーモジュール用基板が得られることが確認できた。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
10A〜10F パワーモジュール用基板
11 セラミックス基板
12 回路層
12S 小回路層
13 金属層
13S 小金属層
15 第1層
16 第2層
18b,18c,18e,18F 開口孔部
25 接合体
30 放熱板
41 ろう材
51,54 放熱板付パワーモジュール用基板
60 半導体素子
80 ヒートシンク
81 天板部
82 冷却部
83 流路
110 パワーモジュール
E1,E4 回路層の非接合領域
P1〜P6 金属層の非接合部

Claims (4)

  1. セラミックス基板の一方の面に回路層が接合されるとともに、該セラミックス基板の他方の面に金属層を介して放熱板が接合された放熱板付パワーモジュール用基板であって、
    前記回路層が、前記セラミックス基板の面方向に間隔をあけて接合された複数の小回路層により構成され、
    各小回路層は、前記セラミックス基板の一方の面に接合された第1層と、該第1層の前記セラミックス基板とは反対側の面に接合された第2層とを有する積層構造とされ、
    前記第1層は純度99.99質量%以上のアルミニウムからなり、
    前記第2層は純銅若しくは銅合金又は純度99.90質量%以下のアルミニウムからなり、
    前記金属層が前記第1層と主成分が同一の材料により形成され、
    前記放熱板が前記第2層と主成分が同一の材料により形成されており、
    前記金属層は、前記回路層と前記セラミックス基板の前記一方の面との非接合部であって前記小回路層どうしの間の非接合領域における前記セラミックス基板の反対側に、前記セラミックス基板の前記他方の面との非接合部を有し、
    前記金属層の非接合部は、前記非接合領域のうち50%以上の領域に設けられている放熱板付パワーモジュール用基板。
  2. 前記第2層が純度99.90質量%以下のアルミニウムとされ、
    前記第2層の厚さをt1(mm)、前記第2層の接合面積をA1(mm)、前記第2層の耐力をσ1(N/mm)とし、
    前記放熱板の厚さをt2(mm)、前記放熱板の接合面積をA2(mm)、前記放熱板の耐力をσ2(N/mm)としたときに、
    比率(t1×A1×σ1)/(t2×A2×σ2)が0.85以上1.40以下とされる請求項1に記載の放熱板付パワーモジュール用基板。
  3. 前記第2層が純銅又は銅合金とされ、
    前記第2層の厚さをt1(mm)、前記第2層の接合面積をA1(mm)、前記第2層の耐力をσ1(N/mm)とし、
    前記放熱板の厚さをt2(mm)、前記放熱板の接合面積をA2(mm)、前記放熱板の耐力をσ2(N/mm)としたときに、
    比率(t1×A1×σ1)/(t2×A2×σ2)が0.80以上1.20以下とされる請求項1に記載の放熱板付パワーモジュール用基板。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の前記放熱板付パワーモジュール用基板と、前記回路層の表面上に搭載された半導体素子とを備えるパワーモジュール。
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