JP2014191834A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光ディスク装置において部品点数を減少するとともに、トレイの変形を抑制する。
【解決手段】光ディスクを回転駆動する回転駆動装置が設けられた駆動部支持部材と、光ディスクを載置状態に受容するトレイとを、同一部材により形成し、かつ一部を残してスリットにより分離する。スリットの延在方向の任意の箇所に駆動部支持部材とトレイとを連結する連結部を設ける。駆動部支持部材とトレイとを一体化した1部品として扱うことができ、部品点数を減少し得る。スリットにより分離することにより、回転駆動装置にディスクを押し込む装着を繰り返してもトレイの変形が防止され、長期に亘る使用においてトレイの変形が生じることがない。
【選択図】図3
【解決手段】光ディスクを回転駆動する回転駆動装置が設けられた駆動部支持部材と、光ディスクを載置状態に受容するトレイとを、同一部材により形成し、かつ一部を残してスリットにより分離する。スリットの延在方向の任意の箇所に駆動部支持部材とトレイとを連結する連結部を設ける。駆動部支持部材とトレイとを一体化した1部品として扱うことができ、部品点数を減少し得る。スリットにより分離することにより、回転駆動装置にディスクを押し込む装着を繰り返してもトレイの変形が防止され、長期に亘る使用においてトレイの変形が生じることがない。
【選択図】図3
Description
本発明は、CD、DVD及びBlu−ray(登録商標)Discなどの光ディスクに対して情報の記録や読み取りを行うための光ピックアップ装置を備えた光ディスク装置に関する。
従来、光ディスクに対して情報の記録や読み取りを行う光ディスク装置において、所謂ノートPCに対応するために薄型化が促進されているとともに、近年の高速回転化による振動抑制が要求されている。例えば、光ディスクを回転駆動するスピンドルモータや光ピックアップ装置が設けられている駆動部支持部材と、光ディスクを載置状態に受容する形状のトレイとを別部品として形成し、駆動部支持部材及びトレイをインシュレータを介して接続することにより、光ディスクの偏重心等により生じる駆動部支持部材の振動を吸収し得るようにしたものがあった(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1のものでは、駆動部支持部材とトレイとが別々の部品として構成されているとともに、それらを接続する別部品のインシュレータを用いており、部品点数が多いという問題がある。さらに、部品管理及び組み立て工数が煩雑化するという問題があった。
部品点数を削減するためには駆動部支持部材とトレイとを合成樹脂の成形により一体物として形成することが考えられる。しかしながら、光ディスクをスピンドルモータに装着する場合にスピンドルモータのターンテーブルに光ディスクを押し込むようにすることから、光ディスクの着脱の繰り返しでトレイが変形することにより、トレイ上に設けられた光ピックアップ装置と、スピンドルモータのターンテーブルに取り付けられた光ディスクとの間の位置関係が変化し、光ディスクに対する読み書きが困難になる虞がある。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、部品点数を減少するとともに、トレイの変形を抑制し得るように構成された光ディスク装置を提供することにある。
本発明の光ディスク装置は、光ディスクを回転駆動するための回転駆動装置及び光ピックアップ装置が設けられた駆動部支持部材と、前記光ディスクを載置状態に受容するトレイとを有する光ディスク装置であって、前記トレイと前記駆動部支持部材とが同一部材により一体形成されているとともに、前記トレイと前記駆動部支持部材とは、互いの境界に設けられた複数のスリットにより分離され、かつ前記複数のスリットの間に位置する複数の連結部により部分的に連結されている構成とする。
本発明によれば、光ディスクを回転駆動する回転駆動装置が設けられた駆動部支持部材と、光ディスクを載置状態に受容するトレイとが、同一部材として例えば合成樹脂材の成形加工により一体形成されることにより、駆動部支持部材とトレイとを一体化した1部品として扱うことができ、別々の部品として構成されたものに対して部品点数を減少し得る。そして、駆動部支持部材とトレイとの境界が複数のスリットにより分離されることにより、回転駆動装置にディスクを押し込む装着を繰り返してもトレイの変形が防止され、長期に亘る使用においてトレイの変形が生じることがない。また、複数のスリットを設けたことにより外部からの振動により駆動部支持部材が振動し易くなるが、複数のスリットの間に位置する連結部を介して駆動部支持部材とトレイとを連結したことから、連結部に振動吸収効果を持たせることにより、外部振動による駆動部支持部材の振動を抑制することができる。
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、光ディスクを回転駆動するための回転駆動装置及び光ピックアップ装置が設けられた駆動部支持部材と、前記光ディスクを載置状態に受容するトレイとを有する光ディスク装置であって、前記トレイと前記駆動部支持部材とが同一部材により一体形成されているとともに、前記トレイと前記駆動部支持部材とは、互いの境界に設けられた複数のスリットにより分離され、かつ前記複数のスリットの間に位置する複数の連結部により部分的に連結されている構成とする。
これによると、光ディスクを回転駆動する回転駆動装置が設けられた駆動部支持部材と、光ディスクを載置状態に受容するトレイとが、同一部材として例えば合成樹脂材の成形加工により一体形成されることにより、駆動部支持部材とトレイとを一体化した1部品として扱うことができ、別々の部品として構成されたものに対して部品点数を減少し得る。そして、駆動部支持部材とトレイとの境界が複数のスリットにより分離されることにより、回転駆動装置にディスクを押し込む装着を繰り返してもトレイの変形が防止され、長期に亘る使用においてトレイの変形が生じることがない。また、複数のスリットを設けたことにより外部からの振動により駆動部支持部材が振動し易くなるが、複数のスリットの間に位置する連結部を介して駆動部支持部材とトレイとを連結したことから、連結部に振動吸収効果を持たせることにより、外部振動による駆動部支持部材の振動を抑制することができる。
また、第2の発明は、前記第1の発明において、前記複数の連結部の少なくとも1つがダンパ部材からなる構成とする。
これによると、制振効果の高いダンパ部材を設けることにより、より一層制振効果を高めることができる。
また、第3の発明は、前記第2の発明において、前記ダンパ部材が、前記トレイに固定される固定部と、前記固定部から延出して前記駆動部支持部材に係合しかつ弾性変形可能なアーム部とを有する構成とする。
これによると、駆動部支持部材は、回転駆動装置や光ピックアップ装置が設けられていることから、外力により振動した場合にトレイよりも減衰し難いため、ダンパ部材の固定部をトレイに固定し、弾性変形可能なアーム部を駆動部支持部材と係合させることにより、駆動部支持部材に対する振動減衰効果が大となる。
また、第4の発明は、前記第3の発明において、前記光ディスクを前記回転駆動装置に装着する際の押し込み力による前記アーム部の所定以上の変形を規制するストッパを有する構成とする。
これによると、ディスクを回転駆動部に装着する際の押し込み力が過大になっても、アーム部の押し込み方向の変位がストッパにより規制されるため、アーム部の過剰な変形が抑制され、ダンパ部材の減衰能力が長期に亘って確保される。
また、第5の発明は、前記第3または第4の発明において、前記駆動部支持部材が前記アーム部に向けて延出された係合片を有し、前記アーム部が、前記光ディスクの回転方向両側で前記係合片と当接する一対の壁を有する構成とする。
これによると、光ディスクの回転において偏重心等により振動が生じた場合に、その回転方向両側で駆動部支持部材の係合片とアーム部の一対の壁とが係合することから、光ディスクの回転方向に生じる振動を抑制し得る。
また、第6の発明は、前記第5の発明において、前記アーム部は、前記一対の壁によって画定された係合孔を有する構成とする。
これによると、駆動部支持部材に設けた係合片を係合孔に挿入させることにより、光ディスクの軸線方向両側に対しても係合片と係合孔とを係合させることができ、光ディスクの軸線方向に対しても制振力を発揮させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。ここで、説明の便宜上、本発明に係る光ディスク装置における方向は、原則として図1等に示した矢印の方向に従うものとする。
図1は本発明に係る光ピックアップ装置を内蔵する光ディスク装置の斜視図であり、図2は図1に示した光ディスク装置の内部構造(筐体の上壁を取り外した状態)を示す斜視図である。
図1に示すように、光ディスク装置1は、扁平な筐体2の内部に円盤形の光ディスク(図示せず)を載置状態に受容するためのトレイ3が収容された構成を有しており、例えばPC(Personal Computer)等の電子機器のドライブベイに搭載される。トレイ3は、略矩形平板状に形成され、筐体2の前側に形成された開口部2aから前後方向に出没自在に設けられている。光ディスク装置1は、筐体2の後部に設けられた外部コネクタ(図示せず)を介して、光ディスク装置1が搭載される電子機器の電源ケーブルや信号ケーブルと接続され、これにより、電子機器との間で電力の授受や信号の送受信を可能としている。
図2に示すように、トレイ3には、光ディスクODの外径よりも僅かに大きな外径の円形(より詳細には、左側の一部が直線的に切り欠かれた円形)の外周を有するディスク受容部11が形成されている。トレイ3の中央部には、光ディスクODを着脱可能かつ回転駆動するターンテーブルを同軸的に備える回転駆動装置としてのスピンドルモータ12や、光ディスクODの記録面に対してレーザ光を照射することにより情報の記録や読み取りを行う光ピックアップ装置13等を備えた光ピックアップモジュール14が配置されている。
なお、従来の光ディスク装置と同様に、光ピックアップモジュール14において、光ピックアップ装置13は、ディスク受容部11に載置された光ディスクの半径方向に延在する一対のガイドシャフト18,19に沿って摺動自在に設けられており、光ピックアップ装置13に設けられたラック部(図示せず)がモータ駆動されるスクリューシャフト(図示せず)と噛み合うことにより半径方向に往復移動可能である。
光ピックアップモジュール14は、トレイ3のディスク受容部11の中央部分から円形部分の外周に至るように延在する短冊状の駆動部支持部材15に取り付けられている。駆動部支持部材15は、光ピックアップ装置13の上面側を覆うカバーを兼ねるとともに、光ディスクへのレーザ光の入射及び光ディスクからの反射光の受光に必要とされる構成のみを露出させるための開口部15cを有する形状に形成されている。このように構成されたトレイ3と駆動部支持部材15との境界3bに沿って、光ピックアップモジュール14をU字状に外囲する複数のスリット21が設けられており、複数のスリット21によりトレイ3と駆動部支持部材15とが略分離されている。
図3に併せて示されるように、スリット21は、U字状の両端がディスク受容部11の円形外周部近傍に位置し、U字状の湾曲部分がスピンドルモータ12を半周分外囲するように形成されている。これにより、駆動部支持部材15は、短冊状の長手方向一端部でトレイ3と一体化されており、トレイ3による片持ち支持状態に設けられている。複数のスリット21の延在方向の適所には、図示例では5箇所に橋渡し形状に形成された連結部としての各つなぎ部22が設けられている。トレイ3及び駆動部支持部材15は、同一部材として例えば合成樹脂材を成形加工して形成される。つなぎ部22は、スリット21になる部分を抜いた形状とすることにより同時に形成される。
このように、例えば合成樹脂材の成形加工によりトレイ3と駆動部支持部材15とを一体物として形成することにより、従来2部品として扱っていたものを1部品として扱うことができ、部品点数の削減により、部品管理の手間や組み立て工数を低減し得る。
また、トレイ3のディスク受容部11及び駆動部支持部材15は、下面側にリブを有する薄肉板状に形成されており、つなぎ部22は、トレイ3(ディスク受容部11)の薄肉板状部分の肉厚と同一の厚さで形成されている。トレイ3と駆動部支持部材15とは、スリット21により分離されているとともに、スリット21を分断するように橋渡し状に設けられたつなぎ部22を介して互いに部分的に結合されている。
駆動部支持部材15がトレイ3と分離されていることから、光ディスクODをスピンドルモータ12のターンテーブルに押し込むようにして装着する時に、その押し込み力によりトレイ3が大きく変形することが抑制される。これにより、長期の使用においてもトレイ3の平面度が保持され、光ディスクODを常に安定して回転駆動することができる。
光ディスクODをスピンドルモータ12により回転駆動することにより、光ディスクODの偏重心等の影響により光ピックアップモジュール14すなわち駆動部支持部材15が振動する場合がある。トレイ3と駆動部支持部材15とが一体に形成されていた場合には、トレイ3も駆動部支持部材15と共に振動し、駆動部支持部材15の振動が止まらず、光ディスクODに対する記録や読み取りに支障を来す虞が生じる。
それに対して、本発明の光ディスク装置によれば、トレイ3と駆動部支持部材15とがスリット21により別部品と同様に分けられている。そして、両部材間が各スリット21間となる境界3bの適所に設けたつなぎ部22により連結されている。
図4は図3のIV−IV線で破断して矢印方向に見た要部拡大断面図を示す図である。図に示されるように、このつなぎ部22の肉厚をある程度薄肉としておくことによりつなぎ部22の弾性変形が可能となり、トレイ3と駆動部支持部材15との間の振動伝達を減衰させることができ、つなぎ部22が緩衝材として機能し得る。例えば、つなぎ部22の形状(長さ・幅・肉厚)や配置(数・位置)を調整することにより、駆動部支持部材15の振動を好適に吸収することができる。
図5は、第2の実施形態を示す図3に対応する図である。なお、図3と同様の部分には同一の符合を付してその詳しい説明を省略する。この第2の実施形態では、スリット21は図3と同様に設けられているが、上記したつなぎ部22は無く、代わりにU字状スリット21の湾曲部分の頂点近傍に連結部としてのダンパ部材31が設けられている。
図6はトレイ3及び駆動部支持部材15へのダンパ部材31の組み付け要領を示す要部拡大斜視図であり、図7はダンパ部材31の図6の裏側から見た斜視図であり、図8は図5のVII−VII線で破断して矢印方向に見た要部拡大側断面図である。ダンパ部材31は、図6〜図8に示されるように、C字状の固定部32と、固定部32のC字状開口側とは相反する側から半径方向外向きに延出されたアーム部33とを有する。アーム部33には、固定部32のC字状形状の軸線に対して半径方向外向きに開口する係合部としての係合孔34が設けられている。
図6に示されるように、トレイ3の裏面3aには下方に向けて突設された円筒状ボス部35が設けられている。このボス部35に固定部32のC字状円筒面からなる取付孔32aが同軸的に嵌装される。ボス部35には、その突出方向端面に開口するねじ孔35aが形成されており、ねじ孔35aには図8に示されるように鍔付きねじ36がねじ込まれる。ボス部35の突出方向高さと固定部32の厚さとが略同一とされ、取付孔32aをボス部35に嵌装した状態で、ボス部35及び固定部32と、鍔付きねじ36の鍔との間にストッパとしての板状体38が挟持される。これにより、図8に示されるように鍔付きねじ36をねじ孔35aにねじ込むことにより、板状体38を介してダンパ部材31の固定部32がトレイ3に固定される。
一方、駆動部支持部材15の下面側には、駆動部支持部材15の外周に沿うように延在する下向きの周壁部15aが一体に形成されている。その周壁部15aのボス部35に相対する部分には、ボス部35に向けて開放された凹状の湾曲形状に形成された凹設部15bが設けられている。凹設部15bには、その奥の壁面からボス部35に向けて延出された舌片状の係合片37が設けられている。
アーム部33には光ディスクODの回転方向両側で係合片37が当接する一対の壁部33aが設けられており、一対の壁部33a間により係合孔34の幅が画定されている。そして、係合孔34の断面形状と係合片37の断面形状は略同一形状に形成されているとよく、それにより、ダンパ部材31の固定部32がボス部35に固定された状態で、係合孔34に係合片37が密接状態に挿入される。なお、ダンパ部材31は、ゴムまたはエラストマからなり、弾性変形可能であることから、図6の矢印に示されるように、固定部32のボス部35への嵌装と併せて係合孔34への係合片37の挿入作業を何等問題無く行うことができる。
また、駆動部支持部材15は、スリット21のU字状における両端側を基部としてトレイ3により片持ち支持されている。これにより、駆動部支持部材15とトレイ3とを完全に分離した構成の場合には2部品となるのに対して、同一部材から成形加工して駆動部支持部材15とトレイ3とを1部品として形成することができ、部品点数を減らすことができる。
一方、駆動部支持部材15が上記片持ち支持状態により、光ディスクODをスピンドルモータ12のターンテーブルに装着する際に押し込むことにより駆動部支持部材15が撓み、トレイ3の変形が防止される。一方、駆動部支持部材15の遊端部がダンパ部材31を介してトレイ3と連結されていることから、駆動部支持部材15の過度な撓みを抑制し得る。また、ダンパ部材31の弾性復元力をもって支持することにより、駆動部支持部材15を所定位置に維持させることができる。
ダンパ部材31には、図7に示されるように、固定部32の図に示される下側の面に、取付孔32aを外囲するようにC字状に延在するリブ31aが設けられているとともに、アーム部33の同じ側の面にもリブ31aの外側で円弧状に延在するリブ31bが設けられている。これらリブ31a・31bは、上記したダンパ部材31の組み付け状態で、図8に示されるようにトレイ3及び駆動部支持部材15の下側を覆う板状体38に当接する。これにより、ダンパ部材31の下側方向変位の位置が規制され、過大な押し込み力により大きく変位することが防止され、ダンパ部材31に無理な力が加わることが防止されるため、ダンパ部材31の適切な減衰能力が長期に亘って確保される。
また、アーム部33は、図8に示されるように、係合孔34を挟んで図における上側の上側部分33bの体積が下側部分33cよりも大きくなるように形成されている。これにより、係合片37が上下方向に振動した場合に、上側部分33bと下側部分33cとのマスの違いにより駆動部支持部材15の制振が効果的に行われる。
図9は固定部32の取付孔32aの軸線に直交する面で破断したダンパ部材31の平断面図である。図9に示されるように、係合孔34の幅bは係合片37の幅と略同一長さであり、図8に示されるように係合孔34の高さhは係合片37の厚さ(高さ)と略同一長さである。なお、光ディスクODの回転時におけるその回転方向への駆動部支持部材15の変位をある程度許容するべく、凹設部15bの両側面間はアーム部33の対応する方向の幅よりも所定量拡幅されている。
上記したように駆動部支持部材15とトレイ3とがスリット21により略分離されていることにより、駆動部支持部材15側からの振動がトレイ3側に伝達され難くなり、偏重心等が生じている光ディスクODを回転させた時の振動がトレイ3全体に伝達されることを抑制することができる。一方、片持ち支持状態の駆動部支持部材15において最大に変位し得る遊端部をダンパ部材31により支持することにより、スリット21を長くして分離範囲が大きくなっても安定した支持状態が得られ、長いスリット21により駆動部支持部材15とトレイ3とを広い範囲で分離状態にすることができ、振動が伝わり難くすることができる。
また、上記したように係合孔34に係合片37が密接状態に挿入されていることから、駆動部支持部材15側の振動により係合片37が例えば図9の矢印Aに示されるように光ディスクODの回転方向に相対変位した場合に、係合孔34を有するアーム部33が追従して変位する。上記したように、係合片37が係合孔34の一対の壁部33aに当接することから、光ディスクODの回転方向に生じる振動を抑制し得る。また、係合孔34の上下の壁でも係合片37と当接し得ることから、光ディスクODの軸線方向への振動が生じても制振効果を発揮し得る。
以上、本発明を、その好適実施形態の実施例について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施例により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
本発明にかかる光ディスク装置は、部品点数の削減及びトレイの変形抑制の効果を有し、PC等に装着される光ディスク装置として有用である。
1 光ディスク装置
3 トレイ
12 スピンドルモータ
13 光ピックアップ装置
15 駆動部支持部材
21 スリット
22 つなぎ部
31 ダンパ部材
32 固定部
33 アーム部
34 係合孔
37 係合片
38 板状体
3 トレイ
12 スピンドルモータ
13 光ピックアップ装置
15 駆動部支持部材
21 スリット
22 つなぎ部
31 ダンパ部材
32 固定部
33 アーム部
34 係合孔
37 係合片
38 板状体
Claims (6)
- 光ディスクを回転駆動するための回転駆動装置及び光ピックアップ装置が設けられた駆動部支持部材と、前記光ディスクを載置状態に受容するトレイとを有する光ディスク装置であって、
前記トレイと前記駆動部支持部材とが同一部材により一体形成されているとともに、
前記トレイと前記駆動部支持部材とは、互いの境界に設けられた複数のスリットにより分離され、かつ前記複数のスリットの間に位置する複数の連結部により部分的に連結されていることを特徴とする光ディスク装置。 - 前記複数の連結部の少なくとも1つがダンパ部材からなることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 前記ダンパ部材が、前記トレイに固定される固定部と、前記固定部から延出して前記駆動部支持部材に係合しかつ弾性変形可能なアーム部とを有することを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
- 前記光ディスクを前記回転駆動装置に装着する際の押し込み力による前記アーム部の所定以上の変形を規制するストッパを有することを特徴とする請求項3に記載の光ディスク装置。
- 前記駆動部支持部材が前記アーム部に向けて延出された係合片を有し、
前記アーム部が、前記光ディスクの回転方向両側で前記係合片と当接する一対の壁を有することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の光ディスク装置。 - 前記アーム部は、前記一対の壁によって画定された係合孔を有することを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
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ID=51837954
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