JP2014191172A - 透過型スクリーン、リアプロジェクション表示装置 - Google Patents

透過型スクリーン、リアプロジェクション表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】曲面とすることが容易であるとともに、高い指向性で映像を効率よく出射することができる透過型スクリーンを提供する。
【解決手段】入光面側から入射した映像光を出光面側に透過させる複数の層が積層された透過型スクリーン10であって、フレネルレンズ部23を有するフレネルレンズシート21と、フレネルレンズシートの出光側に配置される積層体11と、を備え、積層体は、スクリーン面に沿った方向に球体であるビーズ14が複数配列されており、隣り合うビーズ間は光を吸収可能に形成されており、ビーズのフレネルレンズシートとは反対側には、スクリーン面に沿った方向に配列され、光を透過する樹脂により形成された複数の光透過部16aを有し、隣り合う光透過部間に形成された空隙16bを具備している。
【選択図】図3

Description

本発明は、背面側から投射された映像光を観察者側に透過して提供するための曲面を有する透過型スクリーン、及び該透過型スクリーンを備えるリアプロジェクション表示装置に関する。
映像や画像を表示する表示装置の1つとして、リアプロジェクション表示装置がある。このリアプロジェクション表示装置は、背面投射型表示装置とも呼ばれ、透過型スクリーンの背面側の映像光源から映像光を投射し、スクリーンの前面側(観察者側)に映像を出射する表示装置である。リアプロジェクション表示装置に具備される透過型スクリーンには映像光源からの映像光を前面側に出射するに際して観察者が適切で良質な映像として観察できるように、フレネルレンズシートや光拡散シート等が備えられている。
特許文献1には、このような透過型スクリーンが3次元曲面を有することにより優れた外観となる技術が開示されている。ここには光を透過する複数の部位と、当該光を透過する部位の間に形成された光吸収する部位と、が交互に配置された層を有する透過型スクリーンが記載されている。これにより光を透過する部位と光を吸収する部位との界面で光を偏向して観察者に明るい映像光を提供するとともに、光を吸収する部位で外光を吸収してコントラストを向上させることができる。
特許文献2には、フレネルレンズの出光側にレンチキュラーレンズ及び複数のビーズを備え、該複数のビーズ間に光を吸収する部位が配置されたスクリーンが開示されている。これによればレンチキュラーレンズにより水平方向に拡散された映像光をビーズで拡散し、指向性に優れたスクリーンを提供することができるとされている。
特開2012−159647号公報 特開2002−169227号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、曲面スクリーンを形成するために湾曲させる加工をするとき、例えば光吸収部(光を吸収する部位)で割れが生じる等、その構造に起因して曲面のスクリーンを作製することが困難であった。
一方、特許文献2に記載の発明は、湾曲させる加工は可能であるが、映像光がビーズを透過する際に光吸収部に吸収されてしまう傾向にあり、より指向性及び映像の出射効率のよいスクリーンが求められている。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、曲面とすることが容易であるとともに、高い指向性で映像を効率よく出射することができる透過型スクリーンを提供することを課題とする。また当該透過型スクリーンを備えるリアプロジェクション表示装置を提供する。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、入光面側から入射した映像光を出光面側に透過させる複数の層が積層された透過型スクリーン(10)であって、フレネルレンズ部(23)を有するフレネルレンズシート(21)と、フレネルレンズシートの出光側に配置される積層体(11)と、を備え、積層体は、スクリーン面に沿った方向に球体であるビーズ(14)が複数配列されており、隣り合うビーズ間は光を吸収可能に形成されており、ビーズのフレネルレンズシートとは反対側には、スクリーン面に沿った方向に配列され、光を透過する樹脂により形成された複数の光透過部(16a)を有し、隣り合う光透過部間に形成された空隙(16b)を具備している、透過型スクリーンである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の透過型スクリーン(10)において、光透過部(16a)及び空隙(16b)は、スクリーン面に沿って1つの方向に延び、当該延びる方向とは異なる方向に配列されている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の透過型スクリーン(10)と、透過型スクリーンの背面側に配置される映像光源(3)と、を備えるリアプロジェクション表示装置(1)である。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の透過型スクリーン(10)と、透過型スクリーンの背面側に配置される映像光源(3)と、を備え、光透過部及び前記空隙が延びる1つの方向が水平方向である、リアプロジェクション表示装置(1)である。
本発明によれば、曲面を形成するために湾曲させる加工がしやすく、湾曲されたときにも提供する映像光の出射効率及び指向性に優れるものとなる。
1つの形態を説明する図であり、リアプロジェクション表示装置1の構造を概念的に表した図である。 透過型スクリーン10の斜視図である。 透過型スクリーン10の層構成を説明する断面図である。 透過型スクリーン10の層構成の一部を拡大した図である。 フレネルレンズシート21を観察者側正面から見た図である。 偏向層の作製方法の一場面を示した図である。
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下、本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。なお、以下に示す図面では分かりやすさのため部材の大きさや比率を誇張して記載することがある。また、見やすさのため繰り返しとなる符号は省略することがある。
図1は、1つの形態を説明する図であり、リアプロジェクション表示装置1(以下、「表示装置1」と記載することがある。)の内部構造の一部を概念的に表した図ある。
表示装置1は、透過型スクリーン10を有しており、映像光源3から出射された映像光Iが透過型スクリーン10を通じて観察者側に提供される。例えば表示装置1は、自動車のコンソールに内蔵され、透過型スクリーン10の観察者側面が車内に露出して配置され、観察者に映像を提供する。
図1からわかるように、表示装置1は、筐体2、映像光源3、及び透過型スクリーン10を備えている。その他、図示は省略するが、表示装置1には表示装置として機能するための各種構成部材が備えられている。
筐体2は表示装置1の外殻を形成し、表示装置1を構成する部材の大部分をその内側に収める部材である。また筐体2は透過型スクリーン10を支持可能に開口を有しており、該開口に透過型スクリーン10が嵌め込まれて取り付けられている。
映像光源3は、筐体2内に配置されており、照射領域がしだいに広がっていく発散光として透過型スクリーン10の入光面のほぼ全域に映像光を照射する。このような映像光源3としては従来公知である光源、例えばDMDを用いた単管方式の光源を用いることができる。なお、本形態において、映像光源3は、透過型スクリーン10の背面側(観察者側とは反対側)で、該透過型スクリーン10の中央より下方に配置されている。
ここで、透過型スクリーン10の入光面とは、透過型スクリーン10の面のうち、映像光源3が配置された側の面を意味する。一方、透過型スクリーン10の出光面とは、観察者側に向けられた面を意味する。
次に透過型スクリーン10について説明する。図2は透過型スクリーン10の斜視図、図3は図2にIII−IIIで示した線に沿った鉛直方向における透過型スクリーン10の厚さ方向断面で、層構成を模式的に表した図である。図1乃至図3からわかるように、透過型スクリーン10は全体として板状であるが、観察者側に突出するような凸状に湾曲した曲面に形成されている。これにより外観に優れた透過型スクリーン、及びこれを備えるリアプロジェクション表示装置を提供することができる。例えば、車両のコンソールの曲面に沿ったように湾曲したものとすれば車内の内装を良好にできる。
また、本形態では1つの例として観察者側に凸となる曲面を有する透過型スクリーン10により説明するが、凸となる向きはこれに限定されることなく背面側に凸(すなわち観察者側からみると凹)であってもよく、凹凸が複合されて1つの透過型スクリーンで部位により凹凸の向きが変わるように構成されていてもよい。
図2、図3からわかるように、透過型スクリーン10は、複数の層が積層されており、積層体11及びフレネルレンズシート21が厚さ方向に配列されている。以下詳しく説明する。
積層体11は、フレネルレンズシート21に近い側から、ビーズシート12、偏向層16、基材層17、及びハードコート層18を備えており、これらが積層されている。図4には図3の一部を拡大して表した。
ビーズシート12は、透明基材13、ビーズ14、及び光吸収層15を有して構成されている。
透明基材13は、光透過性を有し、その一方の面に複数のビーズ14及び複数の光吸収層15を積層するように保持するための基材となる層である。従って、透明基材13はこのような保持をすることができる程度に強度を有していればよい。これには例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン系樹脂、シクロオレフィン、TAC(トリアセチルセルロース(Triacetylcellulose))等を材料としたシートを挙げることができる。これらの中で、入手の容易性、コスト等の観点から、ポリカーボネートが好ましい。ここでいうポリカーボネートは、ポリカーボネートを主ポリマーとするもので、たとえば劣化防止剤、可塑剤、軟化剤等の充填剤を含む、あるいはメタアクリル樹脂等との複合体であっても良い。
ビーズ14は微小な光透過性を有する球体であり、後述するように、フレネルレンズシート21から入射した光をその内側で集光し、さらにビーズ14からの出光の際には集光した角度に基づいて拡散させる機能を有する部材である。
ビーズ14としては例えばガラスビーズ、及び樹脂ビーズによって構成することができる。当該樹脂ビーズをとしては、例えば、メラミンビーズ、アクリルビーズ、アクリル−スチレンビーズ、ポリカーボネートビーズ、ポリエチレンビーズ、ポリスチレンビーズ、塩ビビーズ等を挙げることができる。
ビーズ14の大きさは特に限定されることはないが、直径100μm以下であることが好ましい。ビーズ14がこれより大きくなると透過型スクリーンとしたときにビーズを視認することができてしまい、外観に影響がある虞がある。また、映像光の解像度が低下することもある。また、加工性の観点から、これより大きいとスクリーンを曲げることが困難になることもある。一方、ビーズ14の大きさの下限は特に限定されることはないが、小さすぎるとビーズに期待される機能が発揮されないことがある。また加工の観点からは、光の進行方向に複数のビーズが多数重なってしまうなど、適切な層の形成が困難となる。
ビーズ14の屈折率は、フレネルレンズ21からの映像光を入射する入光面を形成する界面においてビーズ14の屈折率の方が高くなるように構成されている。本形態ではここは空気との界面である。その他例えばビーズ14が当該界面で接着剤と接していることや他の透明な層と接することも考えられるが、上記のようにこの界面ではビーズ14の方が屈折率が高くなるように構成させる。当該屈折率の差は、入射した映像光の集光の程度に影響し、さらに観察者側における映像光の拡散角を決定する。これはいわゆるスネルの法則に基づいて決まり、映像光の拡散性能に影響する。そしてこれを適切にすることで、入射した映像光を所望のように集光及び拡散することができる。なお、ビーズ14の屈折率は、1.4以上であることが好ましい。
光吸収層15は、図3、図4からわかるように、隣り合うビーズ14の間のうち、透明基材13側に配置され、光を吸収する機能を有する部位である。これにより後述するように外光を吸収して映像光のコントラストを向上させることができる。
このような光吸収層15は例えば光を透過する樹脂や接着剤に、黒色や赤、青、緑等の必要な色の顔料、染料を混ぜた材料により構成することができる。光を透過する樹脂としては上記透明基材13で例示した材料を挙げることができる。また接着剤としては、公知の粘着剤、接着剤、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂等を用いることができる。その中では例えばアクリル系の粘着剤を用いることができ、さらに具体的にはアクリル系共重合体とイソシアネート化合物とを組み合わせた粘着剤を挙げることができる。
一方、黒色の顔料や染料としてはカーボン、アニリン系等の黒色染料を挙げることができる。
これら透明基材13、ビーズ14、及び光吸収層15は次のように組み合わされてビーズシート12とされている。
すなわち、図4からわかるように、透明基材13の一方の面(スクリーン面の方向)に沿って複数のビーズ14が配列される。ビーズ14の配列は特に限定されることなく、縦横に規則正しい配列、最密な配列、及び不規則な配列が挙げられる。ただし、出射する映像光の均一性を考慮すれば、縦横に規則正しい配列又は最密な配列であることが好ましい。
そして、隣接するビーズ14間で、透明基材13側には光吸収層15が配置されている。
このとき、ビーズ14のうち、フレネルレンズシート21側で映像光の入光側となる面である入光面14a、及び透明基材13と接する部位で映像光の出光側となる面である出光面14bは光吸収層15と接しないように構成されている。これにより映像光が映像光源側から観察者側に提供される。
フレネルレンズシート21側(入光面14a)においてビーズ14が光吸収層15に接していないことが望ましい。これらが光吸収層15に接していると映像光をビーズ14に入光させる量が少なくなるため明るい映像を提供することが困難になる。
一方、透明基材13側においてビーズ14が当該透明基材13に接して光吸収層15に接していない出光面14bの割合は、10%程度が好ましい。この割合が小さすぎると、ビーズ14を透過する映像光の量が少ないため明るい映像を提供することが困難になる。一方、この割合が大きすぎると光吸収層15が相対的に小さくなることを意味し、外光を吸収する性能が低くなってしまう。すなわち、透明基材13の入光面において、ビーズ14bに接する面積と光吸収層15に接する面積との比が1:9程度であることが好ましい。
次に偏向層16について説明する。偏向層16はビーズシート12から出射された各方向に概ね均一に拡散された映像光に指向性を付与し、所望の方向に映像光を偏向させる機能を有する層である。本形態では図1乃至図4の上下方向、すなわち鉛直方向への映像光の出射を抑制するように構成されている。本形態において偏向層16は図3、図4に示した断面を有してスクリーン面の1方向である水平方向に延在する形状を備える。
偏向層16は上記透明基材13の観察者側に積層されており、基材層17の一方の面に沿って光を透過可能に並列された複数の光透過部16aと、隣接する2つの光透過部16a間に並列された複数の空隙部16bとを備えている。そして、本形態では光透過部16a及び空隙部16bは、図3、図4に示した断面を有して水平方向に延び、複数の光透過部16a及び空隙部16bが延びる方向とは異なる方向である鉛直方向に並列されている。
光透過部16aは、映像光を透過する機能を有する部位で、図3、図4に表れる断面において、略台形の断面を有する要素である。当該略台形断面における上底がフレネルレンズシート21側、該上底より長い下底が観察者側にそれぞれ配置されている。本形態では隣り合う光透過部16aの下底側(観察者側)が連結されている。
光透過部16aは、光透過性を有する材料により形成されている。このような材料は特に限定されることはないが、例えば、アクリル、スチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル等の1つ以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)を用いることができる。ここで光透過部16aの屈折率は特に限定されることはないが、適用する材料の入手性の観点等から1.49〜1.56であることが好ましい。
空隙部16bは、隣り合う光透過部16a間に形成される溝状の空隙であり、本形態では略台形を有する。従って空隙部16bには空気が存在する。この略台形断面における上底が観察者側、該上底より長い下底がフレネルレンズシート21側に向けられている。
ここで、空隙部16bの略台形断面における斜辺(脚部)は、透過型スクリーン10の層の厚さ方向(図3、図4の紙面左右方向)に対して0度以上10度以下の角度をなしていることが好ましい。本形態では、空隙部16bは断面が略台形である例を示したが、これに限らず正方形、長方形、平行四辺形であってもよい。また、上記斜辺の傾きは必ずしも一定である必要はなく、透過型スクリーン10の厚さ方向位置によって変化した折れ線状であってもよいし、曲線状であってもよい。さらに、空隙部16bの上底の長さを小さくして断面を略三角形とすることもできる。
基材層17は、図3からわかるように偏向層16の観察者側に配置され、該偏向層16を形成するための基材となる層である。従って、基材層17は光透過性を有し、偏向層16を形成及び保持することができる程度に強度を有していればよい。従って、基材層17を構成する材料は特に限定されることはないが、上記した透明基材13と同様のものを挙げることができる。
ハードコート層18は、表面保護を目的として、透過型スクリーン10のうち観察者側の最表面に設けられる層である。ハードコート層18は透明な樹脂層として形成することができ、擦り傷、表面汚染に対する耐性の観点から、硬化性樹脂が硬化してなる樹脂硬化層として形成することが好ましい。
具体的には電離放射線硬化性樹脂、その他公知の硬化性樹脂等を要求性能に応じて適宜採用すればよい。電離放射線硬化性樹脂としては、アクリレート系、オキセタン系、シリコーン系等が挙げられる。例えば、アクリレート系の電離放射線硬化性樹脂は、単官能(メタ)アクリレートモノマー、2官能(メタ)アクリレートモノマー、3官能以上の(メタ)アクリレートモノマーなどの(メタ)アクリル酸エステルモノマー、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステルオリゴマー乃至は(メタ)アクリル酸エステルプレポリマーなどからなる。さらに3官能以上の(メタ)アクリレートモノマーを例示すれば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等がある。
また、ハードコート層18には、耐汚染性向上の機能を追加してもよい。これは例えばシリコーン系化合物、フッ素系化合物などを添加することにより可能となる。さらにその他の機能として帯電防止性向上、撥水性向上の機能を有するものとしてもよい。
帯電防止性向上のために用いることができる材料としては、電子伝導タイプではPEDOT−PSS(PEDOT(Poly(3,4−ethylenedioxythiophene);3,4−エチレンジオキシチオフェンポリマー)とPSS(poly(styrenesulfonate);スチレンスルホン酸ポリマー)とを共存)などが挙げられ、イオン導電タイプではリチウム塩系材料等が挙げられる。
また、撥水性向上のために用いることができる材料としては、フッ素系化合物等が挙げられる。
また、積層体11にはそのほか必要に応じて各種機能を有する層を配置してもよい。これには例えば色調を補正する層(いわゆるTint層)や若干の視野角拡大を目的とした光拡散層等を挙げることができる。
次にフレネルレンズシート21について説明する。フレネルレンズシート21は、積層体11の映像光源側に配置されるシートであり、基部22と、基部22の表面に形成されたフレネルレンズ部23と、入射側透明基材層24と、を備えている。図5にはフレネルレンズ部23を説明するために、フレネルレンズ部23を正面から観察したときの形態を模式的に示した。
基部22はフレネルレンズ部23を形成するためのベースとなる層である。従って、基部22は光透過性を有し、その一方の面にフレネルレンズ部23を形成及び保持することができる程度に強度を有していればよい。これには例えば上記した透明基材13と同様の材料を用いることができる。
フレネルレンズ部23は、映像光源3から発散光束として透過型スクリーン10に投射される映像光の進行方向を偏向させる機能を有している。具体的には、フレネルレンズ部23は、発散光束として入射した映像光を、映像光入射側から映像光出射側へ向けて進む平行光束、例えば観察者側正面方向へ進む平行光束に偏向する。このようにフレネルレンズ部23を用いて映像光をいったん平行光化させておくことにより、観察者に観察される映像、とりわけ、観察者によって斜め方向から観察される映像の明るさの面内ばらつきを効果的に緩和させることができる。
図5からわかるように、本形態のフレネルレンズ部23はいわゆるサーキュラーフレネルレンズである。従って、複数の単位レンズ23aのそれぞれの長手方向は、所定の半径の円弧に沿って延びており、隣接する単位レンズ23aとは同心円をなすように配列されている。各単位レンズ23aの断面形状はその目的に応じて適宜公知のものを用いることができる。
本形態では、単位レンズ23aは水平方向に関しては該水平方向における中心位置を通る鉛直方向線Aに対して線対称となっている。一方鉛直方向に関しては単位レンズ23aが配列される同心円の中心Oが、鉛直方向線A上で透過型スクリーン10より下方となるような形態である。このように中心Oをフレネルレンズ部23の中心から鉛直方向下方に偏心させることにより、透過型スクリーン10の下方から映像光を投射したとしても、映像光源3からの発散光束を効率よく平行光束にすることができる。また、このように透過型スクリーンの下方から映像光を照射する構成によって、映像光源3を観察者側に近付けることができ、表示装置1を薄くすることができる。
ただし、これに限定されることはなく、同心円の中心がフレネルレンズ部内に存在するサーキュラーフレネルレンズや、単位レンズが水平又は鉛直に直線状に延び、当該延びる方向とは異なる方向に複数の単位レンズが配列されるリニアフレネルレンズを適用することを妨げるものではない。
フレネルレンズ部23を構成する樹脂としては、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル−スチレン共重合体樹脂等の透明樹脂を挙げることができる。
また、透過型スクリーン10のサイズが大きい場合には成形性の観点からエポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)を用いることができる。
入射側透明基材層24は、フレネルレンズシート21の変形を防止し、フレネルレンズシート21を支持できるように構成されている。かかる観点から、入射側透明基材層24を形成する材料の具体例として、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル−スチレン共重合体樹脂等を挙げることができる。また、入射側透明基材層24の厚さは1mm乃至3mmであることが好ましい。入射側透明基材層24が1mm未満であると剛性が不十分となる虞がある。一方、入射側透明基材層24が3mmより厚くなると映像に不具合が生じる可能性が高くなる。
以上説明した透過型スクリーン10は例えば次のように作製することができる。
初めに、例えば次のようにフレネルレンズシート21を作製する。すなわち、上記した基部22となるシート状部材と、フレネルレンズ部23を成形できる凹凸形状を有する金型との間に、フレネルレンズ部23となるべき硬化前の材料を充填する。そして当該硬化前の材料を適切な硬化手段を用いて硬化させる。これを離型して基部22のうちフレネルレンズ部23が形成されていない側の面に入射側透明基材層24を接着剤を用いて接合する。これにより湾曲する前の状態のフレネルレンズシートを得ることができる。
なお、本形態では基部22にフレネルレンズ部23を積層し、さらに入射側透明基材層24が配置される例を説明したが、基部22を省き、入射側透明基材層24に直接フレネルレンズ部23を形成し、これをフレネルレンズシートとすることもできる。
次にこの湾曲する前のフレネルレンズシートを加熱して、軟化させ、例えば図3のようにフレネルレンズ部23側が凸となるように曲面を成形する。具体的には、湾曲する前のフレネルレンズシートを構成する樹脂のガラス転移温度以上に加熱することで軟化させる。この温度は用いられた樹脂により決められるが60℃乃至250℃が好ましく、より好ましくは70℃乃至200℃である。そして、この軟化したフレネルレンズシートを、所定の曲面形状を有した不図示の金型に、例えば押圧部材や気体圧力を用いて押し付ける。この状態でフレネルレンズシートを冷却することにより曲面を有するフレネルレンズシート21を得る。
次にビーズシート12を作製する。すなわち、上記した透明基材13の一方の面に、光吸収層15となるべき硬化前の材料を所望の厚さで塗布する。そして当該硬化前の材料に対して、複数のビーズ14を載置するとともに、透明基材13側に押し付けるように配置する。このように押し付けることによりビーズ14が硬化前の光吸収層の材料を押し退けて透明基材13に接する。そして押し付ける力により透明基材13とビーズ14との接触面積(すなわちビーズ14における映像光の出光面14bの面積)が決まる。その後、ビーズ14を透明基材13に押し付けたまま光吸収層15となるべき材料を適切な硬化手段を用いて硬化させる。これにより湾曲する前の状態のビーズシート12を得ることができる。
一方、基材層17となる基材17’の上に、偏向層16を形成する。図6に説明のための図を示した。偏向層16を形成するには、偏向層16の形に対応した形の溝(ここに光透過部16aが形成される。)を所定のピッチで有する金型ロール32を準備する。次に、当該金型ロール32とニップロール31との間に基材17’を送り込む。図6に示した矢印VIは、基材17’を送り込む方向である。基材17’の送り込みに合わせて、金型ロール32と基材17’との間に供給装置35から光透過部16aを構成する組成物30の液滴を供給し続ける。供給装置35から基材17’上に組成物30を供給するとき、金型ロール32と基材17’との間に、組成物30が溜まったバンクが形成されるようにする。このバンクにおいて、組成物30が基材17’の幅方向に広がる。
上記のようにして金型ロール32と基材17’との間に供給された組成物30は、金型ロール32およびニップロール31間の押圧力により、基材17’と金型ロール32との間に充填される。その後、光照射装置34によって組成物30に紫外線等を照射し、組成物30を硬化させることによって光透過部16aを形成することができる。光透過部16aが形成された後、基材17’上に光透過部16aが形成されたシートは、剥離ロール33を介して引かれることによって、金型ロール32から引き剥がされる。そして所定の大きさに切断される。
これにより湾曲する前における基材層17及び該基材層17に積層された偏向層16が形成される。
形成された湾曲する前におけるビーズシートの透明基材のうちビーズ14が配置されていない側の面に、湾曲する前の偏向層のうち溝(空隙部16b)の開口が形成された側の面を接着剤等により接合する。
これにより湾曲する前のハードコート層18を含まない積層体を得ることができる。
次にこの湾曲する前のハードコート層18を含まない積層体を加熱して、軟化させ、例えば図3のようにハードコート層18が形成される側が凸となるように曲面を成形する。具体的には、湾曲する前の積層体を構成する樹脂(ここではビーズ14の材料については考慮しない)のガラス転移温度以上の温度に加熱することで軟化させる。この温度は用いられた樹脂により決められるが60℃乃至250℃が好ましく、より好ましくは70℃乃至200℃である。そして、この軟化した積層体を、所定の曲面形状を有した不図示の金型に、例えば押圧部材や気体圧力を用いて押し付ける。この状態で積層体を冷却することにより曲面を有するハードコート層18を含まない積層体となる。そしてこの積層体に対してスプレー塗布によりハードコート層18を形成してこれを硬化する。これにより、曲面を有する積層体11を得る。
ここで、積層体11の偏向層16は空隙部16bの内側に気体以外の他の材料が充填されていないのでこのように積層体を湾曲させる加工をおこなっても当該部位における割れや剥離等の問題が生じない。そして当該空隙部16bが変形を吸収することもできるので、湾曲も容易に行うことができる。
以上のように形成した湾曲したフレネルレンズシート21のフレネルレンズ部23側に湾曲した積層体11を配置し、両者の外縁を互いに固定する等して位置決めをおこない、曲面を有する透過型スクリーン10を得ることができる。
以上説明した透過型スクリーン10を備える表示装置1によれば、例えば次のように観察者に映像光を提供することができる。光路例を示しつつ説明する。ただし、ここで示す光路例は概念的なものであり、反射角や屈折角等を厳密に表したものではない。
図1に示したように、映像光源3から出射した映像光L1は、透過型スクリーン10の入光面側に達する。
このようにして透過型スクリーン10の入光面側に達した映像光は、図3に映像光L31で示したように、フレネルレンズシート21のフレネルレンズ部23の作用により観察者側(正面方向)に平行となるように偏向される。
フレネルレンズシート21で偏向された映像光L41、L42は図4に表したようにビーズ14に達する。ビーズ14に達した映像光L41、L42は、ビーズの球面の作用により屈折して向きが変わり、この例ではそれぞれ鉛直方向上下に進む映像光となる。なお、球状であるビーズ14により、上記例示した映像光L41、L42を含め、ビーズ14に入射した映像光は該ビーズ14を頂点とした円錐状に各方向に均等に拡散して観察者側に出射される。従って、このままであると、映像光は各方向に分散されているので、不要な方向、好ましくない方向へ映像光が出射されてしまう。
これに対して、図4に例示した映像光L41、L42のように、本形態では偏向層16において、光透過部16aと空隙部16bとの界面において全反射させて観察者側正面に映像光を向けることが可能である。これにより鉛直方向上下への映像光の出射を抑制するとともに正面への映像光の明るさを高めることができる。一方水平方向(図4の紙面奥/手前方向)では映像光はビーズ14における光の拡散が維持されており、広い範囲で映像光を見ることが可能である。
これに対して観察者側から透過型スクリーン10に照射される外光は、図4に例を示した外光L43のように、偏向層16で偏向される等してビーズシート12の光吸収層15に達して吸収される。これによりコントラストを向上させることができる。
以上のように、透過型スクリーン10及びこれを用いた表示装置1によれば、曲面を有し、外観に優れたものとなる。これにより例えば自動車の内装に合わせて画面を曲げて配置することができ、設計の自由度や外観が向上する。ここで、透過型スクリーン10は当該湾曲するように形成する際し、曲げ難さや材料の割れが防止される構造を備えているので、さらにこれらの効果が顕著となる。
そして、透過型スクリーン10及びこれを用いた表示装置1は、当該曲げ易い構造を有しつつも、映像光の指向性を高めることが可能である。例えば本形態では水平方向には映像光を拡散し、鉛直方向にはこれを抑制することができる。この表示装置1を自動車に設置したときには、鉛直上方への映像光の出射が抑制されているので、映像光がフロントガラスに映り込むことが防止される。特に透過型スクリーン10は曲面を有しているので、部位によっては上方に映像光が出射されやすいことがあるが、上記偏向層16によりこれを効率よく抑制することができる。
なお、偏向層において空隙部が延びる方向を変更することにより、映像光が出射される方向も変更することが可能である。すなわち、空隙部が鉛直方向に延びるように偏向層を積層すれば水平方向への視野角が制限される。
また、映像光はビーズ14及び偏向層16により偏向されて観察者側に出射されるが、フレネルレンズシート21によりビーズ14には映像光が平行で均一な状態で入射するので、その集光も効率よくおこなわれ、光吸収層で吸収されてしまう映像光を少なくすることができる。一方、偏向層16には光を吸収する部材を用いていないので映像光が効率よく観察者に提供される。
外光についてはその少なくとも一部が光吸収層15に吸収されてコントラストが向上されている。
1 リアプロジェクション表示装置(表示装置)
2 筐体
3 映像光源
10 透過型スクリーン
11 積層体
12 ビーズシート
13 透明基材
14 ビーズ
15 光吸収層
16 偏向層
16a 光透過部
16b 空隙部
17 基材層
18 ハードコート層
21 フレネルレンズシート
22 基部
23 フレネルレンズ部
24 入射側透明基材層

Claims (4)

  1. 入光面側から入射した映像光を出光面側に透過させる複数の層が積層された透過型スクリーンであって、
    フレネルレンズ部を有するフレネルレンズシートと、
    前記フレネルレンズシートの出光側に配置される積層体と、を備え、
    前記積層体は、
    スクリーン面に沿った方向に球体であるビーズが複数配列されており、
    隣り合う前記ビーズ間は光を吸収可能に形成されており、
    前記ビーズの前記フレネルレンズシートとは反対側には、スクリーン面に沿った方向に配列され、光を透過する樹脂により形成された複数の光透過部を有し、
    隣り合う前記光透過部間に形成された空隙を具備している、透過型スクリーン。
  2. 前記光透過部及び前記空隙は、スクリーン面に沿って1つの方向に延び、当該延びる方向とは異なる方向に配列されている、請求項1に記載の透過型スクリーン。
  3. 請求項1又は2に記載の透過型スクリーンと、
    前記透過型スクリーンの背面側に配置される映像光源と、を備えるリアプロジェクション表示装置。
  4. 請求項2に記載の透過型スクリーンと、
    前記透過型スクリーンの背面側に配置される映像光源と、を備え、
    前記光透過部及び前記空隙が延びる前記1つの方向が水平方向である、リアプロジェクション表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016218148A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 大日本印刷株式会社 透過型スクリーン及び表示装置

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