JP2007148385A - バックライト装置、表示装置及び光学部材 - Google Patents

バックライト装置、表示装置及び光学部材 Download PDF

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Abstract

【課題】正面斜め方向に出射される光を抑制し、かつ、高い正面輝度を有するバックライト装置を提供する。
【解決手段】本発明によるバックライト装置10は、面光源上に敷設された光学部材17を備える。光学部材17は互いに並設された複数のシリンドリカルレンズCL1を有するレンチキュラレンズシート14と、レンチキュラレンズシート14上に敷設され、互いに並設された複数のシリンドリカルレンズCL2を有するレンチキュラレンズシート15とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、バックライト装置、表示装置及び光学部材に関し、さらに詳しくは、表示装置に用いられるバックライト装置、バックライト装置を有する表示装置及びバックライト装置に使用される光学部材に関する。
液晶ディスプレイに代表される表示装置の分野では、正面輝度の向上が求められる。そのため、ディスプレイに利用されるバックライト装置には、輝度の角度分布を制御して正面輝度を向上する光学部材が敷設される。特許第3262230号(特許文献1)に開示されるように、一般的には、光学部材としてプリズムシートが使用される。
図20に示すように、プリズムシート100は互いに並設された複数のプリズムPLを有する。面光源からの拡散光R0はプリズムPLの側面BP0で屈折し、正面方向に偏向されて出射する。このように、プリズムシート100は、拡散光を正面方向に偏向させることにより、ディスプレイの正面輝度を向上する。
しかしながら、プリズムシート100は正面輝度を向上するものの、正面斜め方向の輝度も高くしてしまう。図21中の実線は、プリズムPLが垂直方向(ディスプレイ画面の上下方向に相当)に並設されたプリズムシート100の上下視野角の輝度角度分布(輝度の角度依存性)を示す。図21を参照して、プリズムシート100により上下視野角の±30deg内の相対輝度は高くなるが、それとともに、正面斜め方向の視野角±80deg付近で相対輝度がピークとなるサイドローブも形成される。図21の実線に示す輝度角度分布は、視野角0degをピークとして視野角の広がりとともに徐々に輝度が低下する自然な輝度角度分布と異なり、不自然であるため、ディスプレイを見るユーザに違和感を与える場合がある。したがって、サイドローブを形成する光(以下、サイドローブ光という)の出射を抑え、サイドローブの発生を抑制する必要がある。
特表平10−506500号公報(特許文献2)では、隣り合うプリズム間の距離(プリズムピッチ)を小さくすることにより、サイドローブ光を低減できるとしているが、輝度角度分布の不自然さは依然として解消されていない。
さらに、プリズムPLの横断面は三角形であるため、製造時、搬送時、及びバックライト装置への敷設時にプリズムPLに疵がつきやすく、特にその頂点が破損しやすい。このような疵は、ディスプレイ上で輝点や暗点となりやすい。このような疵の発生を防止するため、表示装置に組み込む前のプリズムシート100には、保護フィルムを敷設しなければならない。
特許第3262230号 特表平10−506500号公報
本発明の目的は、正面斜め方向に出射されるサイドローブ光を抑制し、かつ、高い正面輝度を有するバックライト装置を提供することである。
本発明の他の目的は、保護フィルムを必要としない光学部材を用いたバックライト装置を提供することである。
本発明の他の目的は、2軸方向の輝度角度分布を調整できるバックライト装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明によるバックライト装置は、面光源と、第1及び第2のレンチキュラレンズシートとを備える。第1のレンチキュラレンズシートは、面光源上に敷設され、互いに並設された複数の第1のシリンドリカルレンズを有する。第2のレンチキュラレンズシートは、第1のレンチキュラレンズシート上に敷設され、互いに並設された複数の第2のシリンドリカルレンズを有する。
本発明によるバックライト装置は従来のプリズムシートに代えてレンチキュラレンズシートを敷設する。プリズムでは内面で全反射した光が他の内面を透過してサイドローブ光となるが、シリンドリカルレンズでは、内面で全反射した光が他の内面で再び全反射するため、サイドローブ光が出射しにくい。したがって、レンチキュラレンズを用いることによりサイドローブの発生を抑制できる。
さらに、複数のレンチキュラレンズを積層することにより、出射光を正面方向に集光できる。そのため、1枚のプリズムシートよりも正面輝度を高めることができる。
また、シリンドリカルレンズの凸面は曲率を有するため、プリズムレンズのように製造時等に破損しにくい。そのため、保護フィルムが不要となる。
第1のシリンドリカルレンズの並設方向は第2のシリンドリカルレンズの並設方向と交差することが好ましく、さらに好ましくは第1のシリンドリカルレンズは第2のシリンドリカルレンズと直交する。
この場合、2枚のレンチキュラレンズシートが面光源に対して2軸方向で集光するため、正面輝度がより向上する。なお、第1のシリンドリカルレンズの並設方向は第2のシリンドリカルレンズの並設方向と厳密に直交する必要はなく、2軸方向での集光効果が得られる範囲で交差すればよい。
好ましくは、第1のシリンドリカルレンズの凸面と第1のシリンドリカルレンズの両エッジを含む平面とがなす第1の角度が、第2のシリンドリカルレンズの凸面と第2のシリンドリカルレンズの両エッジを含む面とがなす第2の角度と異なる。
この場合、2軸方向で異なる輝度角度分布に調整できる。このため、たとえば上下方向と左右方向の視野角を異なる範囲に設定できる。
好ましくは、第1の角度は第2の角度よりも大きい。
この場合、第2のシリンドリカルレンズの並設方向の輝度角度分布を第1のシリンドリカルレンズの並設方向の輝度角度分布よりも広くすることができる。そのため、たとえば左右視野角を上下視野角よりも広くできる。
また、シリンドリカルレンズの凸面と両エッジを含む面とがなす角度が大きい場合、サイドローブ光が発生しやすくなるが、第1の角度よりも小さい第2の角度を有する第2のシリンドリカルレンズを第1のシリンドリカルレンズ上に積層することで、第1のシリンドリカルレンズで発生したサイドローブ光が外部に出射されるのを抑えることができる。
好ましくは、第1の角度は60度〜90度である。
この場合、集光効果がより高くなる。
好ましくは、第1及び第2のレンチキュラレンズシートの少なくとも一方は、互いに並設されるシリンドリカルレンズの間に隙間を有する。
凸面とエッジを含む面とがなす角度が90度に近い場合、シリンドリカルレンズ同士を互いに隣接して形成するのは製造上困難である。シリンドリカルレンズ間に隙間を設けることにより、凸面とエッジを含む面とがなす角度が大きいシリンドリカルレンズを作製しやすくなる。
好ましくは、第1及び第2のレンチキュラレンズシートは長方形である。第1のシリンドリカルレンズは第1のレンチキュラレンズシートの短辺方向に並設される。第2のシリンドリカルレンズは第2のレンチキュラレンズシートの長辺方向に並設される。
一般的に表示装置は横方向に長い。そのため、上記構成によれば、第1のレンチキュラレンズシートにより上下視野角が調整され、第2のレンチキュラレンズシートにより左右視野角が調整される。したがって、左右視野角を上下視野角よりも広く設定できる。なお、ここでいう長方形は、厳密な長方形でなくてもよく、長辺及び短辺を有する矩形状であればよい。
本発明による表示装置は、上述のバックライト装置を備える。好ましくは、表示装置は、上述のバックライト装置上に液晶パネルを備える。また、本発明による光学部材は、上記バックライト装置に使用される第1及び第2のレンチキュラレンズシートを備える。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[全体構成]
図1及び図2を参照して、表示装置1は、バックライト装置10と、バックライト装置10の正面に敷設される液晶パネル20とを備える。表示装置1の正面は、左右方向(図中x方向)に長辺を有し、上下方向(図中y方向)に短辺を有する長方形となっている。
バックライト装置10は、拡散光を出射する面光源16と、面光源16上に敷設された光学部材17とを備える。
[面光源]
面光源16は、ハウジング11と、複数の冷陰極管12と、光拡散板13とを備える。ハウジング11は、正面に開口部110を有する筐体であり、内部に冷陰極管12を収納する。ハウジング11の内面は、反射フィルム111で覆われている。反射フィルム111は、冷陰極管12から出射された光を乱反射させ、開口部110に導く。反射フィルム111は、たとえば東レ製ルミラー(登録商標)E60LやE60Vであり、拡散反射率が95%以上であるものが好ましい。
複数の冷陰極管12は、ハウジング11の背面手前に上下方向(図1中y方向)に並設される。冷陰極管12は左右方向(図1中x方向)に伸びたいわゆる線光源であり、たとえば蛍光管である。なお、冷陰極管12に代えてLED(Light Emitting Device)等の複数の点光源をハウジング11内に収納してもよい。
光拡散板13は、開口部110に嵌め込まれ、ハウジング11の背面と並行して配設される。光拡散板13を開口部110に嵌め込むことによりハウジング11の内部は密閉されるため、冷陰極管12からの光が光拡散板13以外の箇所からハウジング11外へ漏れるのを防止でき、光の利用効率を向上できる。
光拡散板13は、冷陰極管12からの光及び反射フィルム111で反射された光を拡散して正面に出射する。光拡散板13は、透明な基材と、基材内に分散された複数の粒子とで構成される。基材内に分散される粒子は、可視光領域の波長の光に対する屈折率が基材と異なるため、光拡散板13に入射した光は拡散透過される。光拡散板13の基材は、たとえば、ガラスや、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、脂環式ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリエーテルスルホン酸系樹脂、トリアセチルセルロース系樹脂等の樹脂である。光拡散板13はまた、光学部材17の支持体として機能する。
[光学部材]
光学部材17は、レンチキュラレンズシート14及び15を備える。光学部材17は、面光源16からの拡散光を集光し、正面輝度を高める。さらに、サイドローブ光の発生を抑制する。光学部材17はさらに、2軸方向(上下方向及び左右方向)の輝度角度分布を調整する。
図3を参照して、光学部材17の下層となるレンチキュラレンズシート14は、互いに並設された複数のシリンドリカルレンズCL1を有する。また、光学部材17の上層となるレンチキュラレンズシート15は、互いに並設されたシリンドリカルレンズCL2を有する。以下、シリンドリカルレンズCL1及びCL2を総称して、単にシリンドリカルレンズCLともいう。
レンチキュラレンズシート14は、シート状又は板状の基材部140と、基材部140上に形成されたレンズ部141とで構成される。
基材部140は、可視光領域の波長に対して透明である。基材部140は、たとえば、ガラスや、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、脂環式ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリエーテルスルホン酸系樹脂、トリアセチルセルロース系樹脂等の樹脂で形成される。レンズ部141は、互いに並設された複数のシリンドリカルレンズCL1を有する。レンズ部141は樹脂で構成され、基材部140と異なる材質でも同じ材質でもよい。
レンチキュラレンズシート15も同様に、基材部150と、互いに並設された複数のシリンドリカルレンズCL2が形成されたレンズ部151とで構成される。
図4に示すように、下層となるレンチキュラレンズシート14のシリンドリカルレンズCL1は上下方向(y方向)に並設され、上層となるレンチキュラレンズシート15のシリンドリカルレンズCL2は、左右方向(x方向)に並設される。本実施の形態では、レンチキュラレンズシート14及び15は左右に長い長方形であるため、シリンドリカルレンズCL1は短辺方向に並設され、シリンドリカルレンズCL2は長辺方向に並設される。要するに、シリンドリカルレンズCL1の並設方向はシリンドリカルレンズCL2の並設方向に直交する。このような構成にすることで、レンチキュラレンズシート14が上下方向の視野角(上下視野角)の調整を担い、レンチキュラレンズシート15が左右方向の視野角(左右視野角)の調整を担う。
以下、光学部材17の作用について説明する。
[サイドローブ光の抑制]
光学部材17はシリンドリカルレンズCLにより、輝度角度分布におけるサイドローブの発生を抑制する。図5(a)において、プリズムシート100上のプリズムPLに入射される光線の中には、プリズムPLの一方の側面BP1で全反射した後、他方の側面BP2で透過して外部に出射するものがあり、この光線がサイドローブ光となる。具体的には、面光源16の出射面の法線n0(バックライト装置正面)から角度θ0の方向に出射された光線R0がプリズムPLの側面BP1に達する。光線R0の入射角θi1が臨界角θcよりも大きい場合、光線R0は全反射する。その後光線R0がプリズムPLの側面BP2に達したとき、その入射角θi2が臨界角θcよりも小さくなる場合がある。このとき、光線R0はプリズムPL外部に出射される。外部に射出された光線R0は法線n0(正面)に対して広角度をなすサイドローブ光であり、この光線R0により輝度角度分布にサイドローブが形成される。
これに対し、シリンドリカルレンズCLはサイドローブ光の出射を抑制できる。図5(b)では、図5(a)と同じ角度で入射した光線R0は、シリンドリカルレンズCLの凸面上の境界面BP3に達する。光線R0の入射角θi1が臨界角θcよりも大きい場合、光線R0は全反射し、凸面上の境界面BP4に達する。このとき光線R0の入射角θi2は臨界角θcよりも大きくなる場合が多い。そのため、光線R0は再び全反射して面光源16へと戻る。要するに、シリンドリカルレンズCLでは、一度全反射した光線は、その後透過して外部へ出射するよりも、再び全反射して面光源へ戻る方が多くなる。そのため、サイドローブ光線の出射を抑え、輝度角度分布でのサイドローブの発生を抑制できる。
以上のとおり、シリンドリカルレンズCLがサイドローブ光を抑制するため、バックライト装置10はサイドローブの発生を抑制できる。
[正面輝度の向上]
さらに、光学部材17では、シリンドリカルレンズCL1の配列方向がシリンドリカルレンズCL2の配列方向と直交するため、正面への集光効果をさらに高めることができる。なぜなら、下層のシリンドリカルレンズCL1が上下方向に対して集光し、さらに、上層のシリンドリカルレンズCL2が左右方向に対して集光するからである。このように、2軸方向で集光するため、プリズムPLよりも高い正面輝度を得ることができる。
[2軸方向の輝度角度分布の調整]
光学部材17ではさらに、シリンドリカルレンズCL1の形状とシリンドリカルレンズCL2の形状とが異なる。これにより、上下方向と左右方向の輝度角度分布を異なる分布に調整でき、左右視野角を上下視野角よりも広くすることができる。
再び図3では、シリンドリカルレンズCL1の凸面S1と、レンズCL1の両エッジEL、ERとを含む面ES1(以下、この面をエッジ面という)とがなす角度θ10(以下、この角度を接触角という)は、シリンドリカルレンズCL2の凸面S2と、レンズCL2の両エッジEL、ERを含むエッジ面ES2とがなす接触角θ20よりも大きい。このように、接触角θ10を接触角θ20よりも大きくすることで、シリンドリカルレンズCL2で調整される左右視野角を、シリンドリカルレンズCL1で調整される上下視野角よりも広くすることができる。以下、詳細を説明する。
図6において、シリンドリカルレンズCL1、CL2に、法線n0から角度θ0ずれた方向に出射された光線R10,R20が入射したと仮定する。光線R10及びR20が各シリンドリカルレンズCL1及びCL2の境界面BP10及びBP20に達したとき、境界面BP10での入射角θi10の方が境界面BP20での入射角θi20よりも大きくなる。なぜなら、境界面BP10のエッジ面ES1に対する傾きは、境界面BP20のエッジ面ES2に対する傾きよりも大きいからである。そのため、光線R10の方が光線R20よりも法線n0方向に大きく屈折して出射される。
このように、接触角が大きい凸面形状の方が、面光源からの拡散光の入射角が大きくなりやすい。なぜなら、接触角が大きい凸面形状ほど、傾きが大きい境界面を多く有するからである。具体的には、接触角θ10がθ20よりも大きい場合、凸面S1上の境界面のエッジ面ES1に対する傾きの方が、凸面S2上の境界面のエッジ面ES2に対する傾きよりも大きくなる割合が増加する。したがって、接触角が大きい程、拡散光は法線方向n0(正面)に集光しやすくなる。
シリンドリカルレンズCLでは、入射される拡散光のすべてが図6のように透過するのではなく、全反射を繰り返して面光源へと戻り、ハウジング11内で反射されてレンズCLに再入射する場合も多い。そのため、シリンドリカルレンズCL内での光線の軌跡が必ずしも図6のようにはならない場合も生じるが、図6に示した光線の軌跡が支配的であると考えられる。
以上より、接触角θ10をθ20よりも大きくすることにより、集光効果はシリンドリカルレンズCL1の方がシリンドリカルレンズCL2よりも高くなる。そのため、上下方向の輝度角度分布が左右方向よりも狭くなる。その結果、左右視野角が上下視野角よりも広がる。
液晶ディスプレイに代表される表示装置1では、ユーザが上下斜め方向から画面を見る機会よりも、左右斜め方向から画面を見る機会の方が多い。本実施の形態による光学部材17は、シリンドリカルレンズCL1が上下方向に並設され、シリンドリカルレンズCL2が左右方向に並設される。そのため、左右視野角を上下視野角よりも広げることができ、表示装置に適した輝度角度分布に調整できる。
接触角θ10は60〜90度に設定するのが好ましい。このような角度に設定すれば、正面輝度を向上することができ、かつ、接触角θ20の調整代も0〜60度の範囲で確保できるため、上下視野角及び左右視野角の設定自由度が上がる。
なお、接触角が大きいほど、拡散光は面光源16の法線方向に集光するが、凸面上の境界面の傾きが大きくなる割合が増加するため、サイドローブ光が発生しやすくなる。境界面の傾きが全体的に大きくなれば、ある境界面で全反射した光線が他の境界面で再び全反射せずに透過する場合が多くなるからである。したがって、シリンドリカルレンズCL1とCL2とを比較した場合、シリンドリカルレンズCL1の方がサイドローブ光を出射しやすい。本実施の形態では、シリンドリカルレンズCL1を下層とし、シリンドリカルレンズCL2を上層とする。そのため、シリンドリカルレンズCL1でサイドローブ光が出射されても、シリンドリカルレンズCL2がそのサイドローブ光を受け、再度全反射又は透過する。その結果、シリンドリカルレンズCL1で発生したサイドローブ光がそのまま外部へ出射するのを抑制できる。
左右視野角を上下視野角よりも広くすることだけを目的とすれば、シリンドリカルレンズCL1を有するレンチキュラレンズシート14を上層とし、シリンドリカルレンズCL2を有するレンチキュラレンズシート15を下層としてもよい。ただし、シリンドリカルレンズCL1を上層にすれば、上述のとおり、サイドローブ光が外部に出射されやすくなる。そのため、シリンドリカルレンズCL1を下層とし、シリンドリカルレンズCL2を上層とする方が好ましい。
なお、接触角θ10は接触角θ20よりも大きいため、レンズのエッジELとERとの間の距離がシリンドリカルレンズCL1とCL2とで同じである場合、凸面S1の曲率半径の方が、凸面S2の曲率半径よりも小さくなる。
再び図3では、シリンドリカルレンズCL間に隙間142及び152が設けられる。接触角が大きい(たとえば90度)シリンドリカルレンズCLを隙間なく互いに隣接して形成するのは製造上困難であるが、図3のように隙間を設ければ、接触角が大きいシリンドリカルレンズCLを並設させることが可能となる。なお、接触角が小さい場合、図7に示すようにシリンドリカルレンズCLが隙間なく互いに隣接して形成されてもよい。
以上、本実施の形態によるバックライト装置10は、レンチキュラレンズシート14を下層に、レンチキュラレンズシート15を上層に積層した光学部材17を適用することで、サイドローブ光の出射を抑制し、かつ、正面輝度を向上できる。また、上下視野角及び左右視野角をそれぞれ調整でき、接触角θ10を接触角θ20よりも大きくすることで左右視野角を上下視野角よりも広げることができる。
上述のシリンドリカルレンズCL1及びCL2の凸面S1、S2の横断面形状は単一の曲率を有する円弧としたが、図8に示すように、横断面形状において、両エッジEL,ER近傍を直線L1、L2としても本発明の効果を得ることができる。ただし、直線L1、L2が長くなるほど、プリズム形状に近づくため、サイドローブ光が発生しやすくなる。
また、シリンドリカルレンズCL1及びCL2の凸面S1、S2の横断面形状は円弧ではなく楕円弧であってもよい。
また、本実施の形態では、シリンドリカルレンズCL1の並列方向をシリンドリカルレンズCL2の並列方向と直交させたが、図9に示すように、これらの並列方向を並行にしてもよい。この場合、視野角の調整は1軸方向(上下方向又は左右方向)のみとなるが、サイドローブ光を抑制できる。また、拡散光は、下層のシリンドリカルレンズCL1で正面方向に集光され、かつ、上層のシリンドリカルレンズCL2で正面方向にさらに集光されるため、プリズムシートよりも正面輝度を向上できる。
なお、本実施の形態ではバックライト装置10の面光源16を直下式としたが、面光源16をエッジライト式にしてもよい。
また、シリンドリカルレンズCL1及びCL2の並設方向は厳密に直交させる必要はなく、2軸方向から集光して正面輝度を向上できる範囲で交差すればよい。また、表示装置1の正面及び光学部材17の形状を左右方向に長い長方形としたが、他の形状でもよい。
図10に示す形状の本発明例1の光学部材と、比較例のプリズムシートとを作製し、輝度角度分布(輝度の角度依存性)を調査した。
[作製方法]
本発明例1の光学部材を構成するレンチキュラレンズシート14は次に示す方法により作製した。厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム140上に厚さ約20μmの紫外線硬化樹脂層141を形成した。紫外線硬化樹脂層141は、ダイコータにより塗布された。続いて、ロール版を用いて紫外線硬化樹脂層141を加工し、シリンドリカルレンズCL1を形成した。具体的には、ロール周方向にシリンドリカルレンズCL1と同じ横断面形状の溝を有するロール版を押し当てながら、紫外線を照射し、樹脂を硬化させた。図10に示すように、形成されたシリンドリカルレンズCL1のピッチは50μm、曲率半径は22.5μmであり、隣り合うシリンドリカルレンズのレンズエッジ間の距離は5μm、接触角θ10は90°であった。
同様に、レンチキュラレンズシート15も作製した。厚さ100μmのPETフィルム150上に厚さ約15μmの紫外線硬化樹脂層151を形成し、ロール版を用いてシリンドリカルレンズCL2を形成した。図10に示すように、シリンドリカルレンズCL2のピッチは50μm、曲率半径は31.8μmであり、シリンドリカルレンズのレンズエッジ間距離は5μm、接触角θ20は約45°であった。作製されたレンチキュラレンズシート14及び15を図4に示すように積層し、本発明例1の光学部材とした。
比較例のプリズムシートは次に示す方法により作成した。厚さ100μmのPETシート上に厚さ30μmの紫外線硬化樹脂層をダイコータにより形成した。横断面形状が2等辺三角形の溝を有するロール版を用いて図20に示す形状のプリズムシートを作製した。プリズムのピッチは50μmであり、頂角は90度であった。
[輝度角度分布調査]
作製された本発明例1の光学部材と、比較例のプリズムシートとを用いて輝度の角度分布を調査した。冷陰極管を収納し、内面に反射フィルムが敷設され、開口部に光拡散板が嵌着されたハウジングに光学部材を敷設した。このとき、シリンドリカルレンズCL1は上下方向に並設され、シリンドリカルレンズCL2は左右方向に並設された。
ハウジングに本発明例1の光学部材を敷設後、輝度角度分布を調査した。視野角は、光学部材の法線方向(正面)を0度軸とし、0度軸から上下方向への傾き角を上下視野角、0度軸から左右方向への傾き角を左右視野角とした。各上下視野角及び左右視野角の輝度は輝度計により測定した。輝度の測定箇所は画面(光学部材の表面)の中央とした。
同様に、比較例のプリズムシートをハウジングに敷設して輝度の角度分布を調査した。このとき、プリズムの並設方向は上下方向とした。
本発明例1の光学部材の輝度角度分布を図11に、比較例であるプリズムシートによる輝度角度分布を図21に示す。図11及び図21の横軸は視野角(deg)、縦軸はハウジングの光拡散板の正面輝度(光拡散板の法線方向の輝度)を基準(1.0)とした相対輝度(a.u.)である。また、図中実線が上下視野角における輝度角度分布であり、図中点線が左右視野角における輝度角度分布である。図11及び図21を参照して、比較例では視野角±60〜90deg付近でサイドローブが発生したが、本発明例1ではサイドローブはほとんど発生しなかった。また、本発明例1では、上下視野角、左右視野角ともに、視野角0degをピークに視野角が広くなるにつれて相対輝度が徐々に低下した分布となり、自然な配光分布となった。
また、本発明例1の正面近傍(視野角±30degの範囲)の相対輝度は1.5を超え、比較例の相対輝度よりも高かった。
さらに、本実施例1の光学部材では、左右視野角の輝度角度分布(点線)が上下視野角の輝度角度分布(実線)よりも全体的に高い値を示した。要するに、左右視野角が上下視野角よりも広かった。
図12に示す形状の本発明例2の光学部材を実施例1と同様の方法で作製し、実施例1と同様に輝度の角度依存性を調査した。
厚さ100μmのPETフィルム140上に厚さ25μmの紫外線硬化樹脂層141を形成し、ロール版によりレンチキュラレンズシート14を作製した。同様に、厚さ100μmのPETフィルム150上に厚さ15μmの紫外線硬化樹脂層151を形成し、ロール版によりレンチキュラレンズシート15を作製した。図12に示すように、シリンドリカルレンズCL1の横断面形状は、頂上部が曲率半径20μmの円弧であり、円弧端点からレンズのエッジまでが円弧端点の接線であった。また、接触角θ10は75度であった。レンチキュラレンズシート15の形状は図10と同じとした。
作製したレンチキュラレンズシート14及び15を図4に示すように積層し、本発明例2の光学部材とした。
面光源であるハウジング上に本発明例2の光学部材を敷設した。このとき、シリンドリカルレンズCL1の並設方向は上下方向とし、シリンドリカルレンズCL2の並設方向は左右方向とした。敷設後、実施例1と同様に、輝度の角度分布を調査した。
調査結果を図13に示す。図21と比較して、本発明例2のサイドローブは比較例よりも大幅に低下した。また、上下及び左右視野角ともに、視野角0degをピークとした輝度分布となり、自然な配光分布となった。
また、本発明例の正面近傍(視野角±30deg)の相対輝度は1.5を超え、比較例よりも高かった。さらに、左右視野角が上下視野角よりも広かった。
図14に示す形状の本発明例3の光学部材を実施例1と同様の方法で作製し、輝度の角度分布(角度依存性)を調査した。
本発明例3の光学部材を構成するレンチキュラレンズシート14及び15を以下の方法で製造した。厚さ100μmのPETフィルム140、150上に厚さ20μmの紫外線硬化樹脂層141、151をそれぞれ形成し、ロール版によりレンチキュラレンズシート14及び15を作製した。図14に示すように、レンチキュラレンズシート14及び15の横断面はともに同じ形状とした。具体的には、シリンドリカルレンズCL1及びCL2は、ともにピッチが50μm、曲率半径が23.3μmであり、接触角θ10及びθ20がともに75度であった。また、シリンドリカルレンズCL間の距離はともに5μmであった。
作製されたレンチキュラレンズシート14及び15は、図9に示すように積層して本発明例3の光学部材とした。シリンドリカルレンズCL1及びCL2の並設方向がともに上下方向となるように光学部材をハウジングに敷設した後、輝度の角度分布を調査した。
調査結果を図15に示す。図21と比較して本発明例3のサイドローブは比較例よりも大幅に低下した。また、正面輝度は比較例よりも高かった。
図16に示す形状の本発明例4の光学部材を実施例1と同様の方法で製作し、輝度の角度分布(角度依存性)を調査した。
本発明例4の光学部材を構成するレンチキュラレンズシート14及び15を以下の方法で製造した。厚さ100μmのPETフィルム140、150上に厚さ20μmの紫外線硬化樹脂層141、151をそれぞれ形成し、ロール版によりレンチキュラレンズシート14及び15を作成した。図16に示すように、作製されたレンチキュラレンズシート14のシリンドリカルレンズCL1の横断面形状は長軸の端点を頂上とする楕円弧であり、楕円弧の長軸径は45μm、短軸径は24.6μm、シリンドリカルレンズCL1の高さは23.8μmであった。また、接触角θ10は75度であった。隣り合うシリンドリカルレンズCL1のピッチは50μm、レンズエッジ間の距離は5μmであった。
一方、レンチキュラレンズシート15のシリンドリカルレンズCL2の横断面形状は弓状であった。より具体的には、頂上部分が曲率半径35μm、中心角60度の円弧であり、円弧端点からレンズエッジまでが円弧端点の接線に相当し、接触角θ20は30度であった。また、シリンドリカルレンズCL2の高さは9μmであり、ピッチは50μmであった。
作製したレンチキュラレンズシート14及び15を図4に示すように積層し、本発明例4の光学部材とした。
面光源であるハウジング上に本発明例4の光学部材を敷設した。このとき、シリンドリカルレンズCL1の並設方向は上下方向とし、シリンドリカルレンズCL2の並設方向は左右方向とした。敷設後、実施例1と同様に、輝度の角度分布を調査した。
調査結果を図17に示す。図21と比較して、本発明例4のサイドローブは比較例よりも大幅に低下した。また、上下及び左右視野角ともに、視野角0degをピークとした輝度分布となり、自然な配向分布となった。さらに、本発明例4の正面近傍(視野角±30degの範囲)の相対輝度は1.5を超え、比較例よりも高かった。さらに、左右視野角は上下視野角よりも広かった。
図18に示す形状の本発明例5の光学部材を実施例1と同様の方法で作製し、輝度の角度分布(角度依存性)を調査した。
本発明例5の光学部材を構成するレンチキュラレンズシート14及び15を以下の方法で製造した。厚さ100μmのPETフィルム140、150上に厚さ20μmの紫外線硬化樹脂層141、151をそれぞれ形成し、ロール版によりレンチキュラレンズシート14及び15を作成した。図18に示すように、作製されたレンチキュラレンズシート14のシリンドリカルレンズCL1の横断面形状は長軸の端点を頂上とする楕円弧であり、楕円弧の長軸径は50μm、短軸径は29.4μm、シリンドリカルレンズCL1の高さは23.7μmであった。また、接触角θ10は70度であった。隣り合うシリンドリカルレンズCL1のピッチは50μmであった。一方、レンチキュラレンズシート15のシリンドリカルレンズCL2の形状寸法は図16中の実施例4におけるシリンドリカルレンズCL2と同じであった。
作製したレンチキュラレンズシート14及び15を図4に示すように積層し、本発明例4の光学部材とした。
面光源であるハウジング上に本発明例5の光学部材を敷設した。このとき、シリンドリカルレンズCL1の並設方向は上下方向とし、シリンドリカルレンズCL2の並設方向は左右方向とした。敷設後、実施例1と同様に、輝度の角度分布を調査した。
調査結果を図19に示す。図21と比較して、本発明例5のサイドローブは比較例よりも大幅に低下した。また、上下及び左右視野角ともに、視野角0degをピークとした輝度分布となり、自然な配向分布となった。さらに、本発明例5の正面近傍(視野角±30degの範囲)の相対輝度は1.5を超え、比較例よりも高かった。さらに、左右視野角は上下視野角よりも広かった。
なお、上述の実施例1〜5では、PETフィルム上に紫外線硬化樹脂を塗布して紫外線硬化樹脂膜を形成した後、紫外線硬化樹脂層にロール版を押し当てながら紫外線を照射して紫外線硬化樹脂層を硬化させることによりレンチキュラレンズシートを製造したが、他の方法でも製造できる。たとえば、ロール版上に紫外線硬化樹脂を塗布して紫外線硬化樹脂層を形成した後、PETフィルムに紫外線硬化樹脂層を有するロール版を押し当てながら紫外線を照射して紫外線硬化樹脂層を硬化させることによりレンチキュラレンズシートを製造してもよい。
また、上述の実施例1〜5では、紫外線硬化樹脂として、アクリレート系紫外線硬化樹脂を使用した。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明の実施の形態によるバックライト装置を備えた表示装置の斜視図である。 図1中の線分II−IIでの断面図である。 図2に示した光学部材の断面図である。 図2に示した光学部材の斜視図である。 シリンドリカルレンズによりサイドローブ光が低減する原理を説明するための模式図である。 シリンドリカルレンズの凸面とエッジ面とがなす接触角と光の出射方向との関係を説明するための模式図である。 図2に示した光学部材と異なる形状の他の光学部材の断面図である。 図2及び図7に示した光学部材と異なる形状の他の光学部材の断面図である。 図4に示した光学部材の積層構造と異なる積層構造を有する他の光学部材の斜視図である。 本実施例1で使用した光学部材の形状寸法を示す図である。 本実施例1で求めた輝度角度分布図である。 本実施例2で使用した光学部材の形状寸法を示す図である。 本実施例2で求めた輝度角度分布図である。 本実施例3で使用した光学部材内の形状寸法を示す図である。 本実施例3で求めた輝度角度分布図である。 本実施例4で使用した光学部材の形状寸法を示す図である。 本実施例4で求めた輝度角度分布図である。 本実施例5で使用した光学部材の形状寸法を示す図である。 本実施例5で求めた輝度角度分布図である。 従来のプリズムシートの横断面図である。 従来のプリズムシートで求めた輝度角度分布図である。
符号の説明
1 表示装置
10 バックライト装置
14,15 レンチキュラレンズシート
17 光学部材
100 プリズムシート
CL1,CL2 シリンドリカルレンズ
PL プリズム
θ10,θ20 接触角
20 液晶パネル
E1,E2 両エッジ
ES エッジ面
S1,S2 凸面

Claims (11)

  1. 面光源と、
    前記面光源上に敷設され、互いに並設された複数の第1のシリンドリカルレンズを有する第1のレンチキュラレンズシートと、
    前記第1のレンチキュラレンズシート上に敷設され、互いに並設された複数の第2のシリンドリカルレンズを有する第2のレンチキュラレンズシートとを備えることを特徴とするバックライト装置。
  2. 請求項1に記載のバックライト装置であって、
    前記第1のシリンドリカルレンズの並設方向は、前記第2のシリンドリカルレンズの並設方向と交差することを特徴とするバックライト装置。
  3. 請求項2に記載のバックライト装置であって、
    前記第1のシリンドリカルレンズの並設方向は前記第2のシリンドリカルレンズの並設方向と直交することを特徴とするバックライト装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のバックライト装置であって、
    前記第1のシリンドリカルレンズの凸面と前記第1のシリンドリカルレンズの両エッジを含む平面とがなす第1の角度が、前記第2のシリンドリカルレンズの凸面と前記第2のシリンドリカルレンズの両エッジを含む面とがなす第2の角度と異なることを特徴とするバックライト装置。
  5. 請求項4に記載のバックライト装置であって、
    前記第1の角度は前記第2の角度よりも大きいことを特徴とするバックライト装置。
  6. 請求項5に記載のバックライト装置であって、
    前記第1の角度は60度〜90度であることを特徴とするバックライト装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のバックライト装置であって、
    前記第1及び第2のレンチキュラレンズシートの少なくとも一方は、互いに並設されるシリンドリカルレンズの間に隙間を有することを特徴とするバックライト装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のバックライト装置であって、
    前記第1及び第2のレンチキュラレンズシートは長方形であり、
    前記第1のシリンドリカルレンズは前記第1のレンチキュラレンズシートの短辺方向に並設され、前記第2のシリンドリカルレンズは前記第2のレンチキュラシートの長辺方向に並設されることを特徴とするバックライト装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のバックライト装置を備えることを特徴とする表示装置。
  10. 請求項9に記載の表示装置であって、
    前記バックライト装置上に敷設される液晶パネルを備えることを特徴とする表示装置。
  11. 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の第1及び第2のレンチキュラレンズシートを備えることを特徴とする光学部材。

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