JP2014190095A - シールド掘削用繊維補強杭材の接続方法及び接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】現場での接続作業性を向上させることができ、しかも、接続後の接続構造がシールド掘進機による切削が可能であり、且つ、FRP補強筋などの細片化を促進することのできる、繊維補強コンクリート壁体を構成するシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法及び接続構造を提供する。
【解決手段】上側に位置した上側ピース1Aは、下端部に補強用FRP格子筋5が露出した上側接続領域Haを有し、下側に位置した下側ピース1Bは、上端部に補強用FRP格子筋5が露出した下側接続領域Hbを有し、上側ピース1Aの下端部の露出した補強用FRP格子筋5と、下側ピース1Bの上端部の露出した補強用格子筋5とに重なるように接続用FRP格子筋50を適合して重ね合わせ、上側ピース1Aの上側接続領域Ha及び下側ピース1Bの下側接続領域Hbを囲包して成形型枠60を取付け、成形型枠内に被覆材20を打設して、被覆材を固化する。
【選択図】図4

Description

本発明は、一般には、地中を掘削するシールド掘進機の発進又は到達のための発進到達部を有するトンネル掘進用立坑におけるシールド掘削用繊維補強壁体の構造に関するものであり、特に、シールド掘進機により切削可能な繊維補強壁体を構成するシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法及び接続構造に関するものである。
図11(a)、(b)に示すように、トンネル掘進用立坑200は鉄筋コンクリート製の壁体201及び底板202などにて構築されるが、立坑200のシールド掘進機203が発進又は到達する開口部分には、シールド掘進機203により掘削が可能なように、繊維補強コンクリート壁体204を使用することが提案され、又実施されている。
つまり、立坑200の鉄筋コンクリート製の壁体201は、H型鋼或いは箱形鋼などの鋼部材101とされる打込部材100にて構築されているが、シールド掘進機203により切削可能な繊維補強コンクリート壁体204は、プレキャスト材とされる細長形状のシールド掘削用繊維補強コンクリート材(杭材)1を縦方向に所定の間隔にて配列して構成される。図13に、シールド掘削用繊維補強コンクリート材1の一例を示す。
繊維補強コンクリート材1は、図12をも参照すると理解されるように、補強筋3として、炭素繊維、有機繊維などに樹脂を含浸して作製された繊維強化樹脂材、即ち、主筋(FRPロッド)3a及びスターラップ筋(FRPスターラップ)3bを、例えば、籠状に組み立て、石灰砕石を粗骨材とするコンクリート、即ち、高強度石灰石コンクリート2に埋設して構成される。このような構造の繊維補強コンクリート材1は、シールド掘進機203による掘削が可能である。
通常、繊維補強コンクリート材1は、断面が概略矩形状とされ、主筋3aは、地山側及び掘削側に沿って配置されている。
また、繊維補強コンクリート材1の上下両端には、立坑200の構成鋼部材101であるH型鋼或いは箱形鋼などに接続するための継手部10が一体に形成される。継手部10は、例えば、図13に示すように、連結金具10a及び定着治具10b等を備え、連結金具10aの一端は、立坑構成鋼部材101に溶接、ボルトなどにより接続され、連結金具10aの他端は、例えば繊維補強コンクリート材1の作製時に一体に成形された定着治具10bの鋼製端板10cに溶接、ボルトなどにより一体に接続される。
上記構成のシールド掘削用繊維補強コンクリート材1を使用した繊維補強コンクリート壁体204は、シールド掘進機203により掘削が可能であるという特長を有しているが、次のような問題があることが分かった。
つまり、上記構成のシールド掘削用繊維補強コンクリート材1を掘削側から地山側へとシールド掘進機203により切削していった場合に、主筋(FRPロッド)3a及びスターラップ筋(FRPスターラップ)3b等のFRP補強筋3が必ずしもシールド掘進機203により細片状態に切削されるとは限らず、長尺の状態の切り屑が発生することが分かった。
このような長尺の切り屑は、コンクリート塊と共にシールド掘進機203のチャンバーに取り込まれ、チャンバーから排出される際に、チャンバー部取込口を閉鎖することがある。その場合には、シールド掘進機203を完全に停止し、人手でそのコンクリート塊を取り除くことをしなければならない。
そこで、炭素繊維又はガラス繊維などの繊維を使用し樹脂含浸した縦格子筋及び横格子筋にて作製された繊維強化樹脂製格子状部材(FRP格子筋)を埋め込み固定したシールド掘削用繊維補強コンクリート材1が提案されている(特許文献1など参照)。図14に示す例では、繊維補強コンクリート1の掘削側及び地山側に主筋としてFRP格子筋5が配置された場合を示す。
斯かる構成のシールド掘削用繊維補強コンクリート材1は、FRP格子筋5で補強されているので、壁強度の調整が容易であり、且つ、シールド掘進機203による切削が容易であり、また切削屑が細かくなるためシールド掘進機203のチャンバ部取込口を詰まらせることもない。
特開2002−89175号公報
しかし、FRP格子筋5で補強されたシールド掘削用繊維補強コンクリート材1もまた、シールド掘削用繊維補強コンクリート材1をH型鋼に接続する継手構造は、図14に示した従来例と同様に、継手部10が連結金具10a及び定着治具10b等を備え、連結金具10aの一端は、立坑構成鋼部材101に溶接、ボルトなどにより接続され、連結金具10aの他端は、例えば繊維補強コンクリート材1の作製時に一体に成形された定着治具10bの鋼製端板10cに溶接、ボルトなどにより一体に接続される構成とされる。従って、この継手構造は、シールド掘進機による切削領域外に位置することとされている。
ところが、工事現場が、例えば、高速道路橋下などといった空頭制限がある現場では、長尺のシールド掘削用繊維補強コンクリート材1を立坑溝204に建て込むことが不可能であり、複数のピースに分割されたシールド掘削用繊維補強コンクリート材1を現場で接合して建て込むことが余儀なくされている。この場合、上下端部の構造と同じく金属部材を用いた継手構造では、シールド掘進機203による切削は不可能か、極めて困難となる。
そこで、本発明の目的は、現場での接続作業性を向上させることができ、しかも、接続後の接続構造がシールド掘進機による切削が可能であり、且つ、FRP補強筋などの細片化を促進することのできる、繊維補強コンクリート壁体を構成するシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法及び接続構造を提供することである。
上記目的は本発明に係るシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法及び接続構造にて達成される。要約すれば、本発明の一態様によれば、長手軸線に直交する横断面形状が矩形状とされ、少なくとも対向する両面が補強用FRP格子筋にて補強された細長形状のシールド掘削用繊維補強杭材であって、長手方向にて複数のピースに分割されたシールド掘削用繊維補強杭材を、現場にて長手方向に一体に接続するための接続方法において、
上側に位置した上側ピースは、下端部に前記補強用FRP格子筋が露出した上側接続領域を有し、
下側に位置した下側ピースは、上端部に前記補強用FRP格子筋が露出した下側接続領域を有し、
前記上側ピースと前記下側ピースとを長手軸線方向に整列して、前記上側ピースの下端部と前記下側ピースの上端部とを接合し、
前記上側ピースの下端部の前記露出した補強用FRP格子筋と、前記下側ピースの上端部の前記露出した補強用格子筋とに重なるように接続用FRP格子筋を適合して重ね合わせ、
前記接続用FRP格子筋が配設された前記上側ピースの上側接続領域、及び、前記接続用FRP格子筋が配設された前記下側ピースの下側接続領域の外周にFRPスターラップ筋を配置し、
前記上側ピースの上側接続領域及び前記下側ピースの下側接続領域を囲包して成形型枠を取付け、前記成形型枠内に被覆材を打設して、前記被覆材を前記補強用FRP格子筋及び前記接続用FRP格子筋のマス目に充填すると共に、前記上側ピースの上側接続領域及び前記下側ピースの下側接続領域の外周囲を被覆し、そして、前記被覆材を固化する、
ことを特徴とするシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法である。
本発明の一実施態様によれば、前記複数のピースに分割された前記シールド掘削用繊維補強杭材は、マトリックス材としてコンクリート、モルタル、又は、発泡樹脂を使用したプレキャスト材である。
本発明の他の実施態様によれば、前記被覆材は、コンクリート、モルタル、又は、樹脂モルタルである。
本発明の他の実施態様によれば、前記成形型枠は、木材、樹脂材、FRP材、又は、FRU材である。
本発明の他の実施態様によれば、前記補強用FRP格子筋及び前記接続用FRP格子筋のマス目内に予め補強骨材を充填する。
本発明の他の実施態様によれば、前記補強骨材は、普通砕石、石灰砕石、スラグ砕石などの骨材、樹脂材、FRP材、又は、FRU材である。
本発明の他の実施態様によれば、前記FRP格子筋及び前記スターラップ筋は、強化繊維に樹脂を含浸させた繊維強化樹脂材であり、
前記強化繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維、バサルト繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBO、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされ、
前記樹脂としては、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA、エポキシアクリレート等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むものを使用する。
本発明の他の実施態様によれば、前記上側ピース及び前記下側ピースの接合面は、凹凸形状に嵌り合うコッタ―構造に形成される。
本発明の他の態様によれば、上記いずれかのシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法にて接続されたシールド掘削用繊維補強杭材の接続構造が提供される。
本発明によれば、現場での接続作業性を向上させることができ、しかも、接続後の接続構造がシールド掘進機による切削が可能であり、且つ、FRP補強筋などの細片化を促進することができる。
図1(a)は、本発明の接続方法を実施するための複数のピースに分割されたシールド掘削用繊維補強杭材の一実施例を示す斜視図であり、図1(b)は、横断面図である。 図2(a)、(b)は、それぞれ、一体とされたシールド掘削用繊維補強杭材の上端部及び下端部の接続金具を説明する概略斜視図である。 図3(a)、(b)は、FRP格子筋の一実施例を説明する斜視図である。 本発明の接続方法を説明するために、複数のピースに分割されたシールド掘削用繊維補強杭材を接合した状態を示す概略断面図である。 本発明の接続方法を説明するために、複数のピースに分割されたシールド掘削用繊維補強杭材を接合した状態を示す概略斜視図である。 シールド掘削用繊維補強杭材を接続した接続構造の横断面図である。 本発明の接続方法及び接続構造を説明するために、複数のピースに分割されたシールド掘削用繊維補強杭材を接合した状態を示す概略断面図である。 図7のA部の詳細図である。 図7のA部の詳細図であり、他の実施例を示す。 本発明の接続方法の他の実施例を説明するために、複数のピースに分割されたシールド掘削用繊維補強杭材の接合前の状態を示す斜視図である。 図11(a)は、立坑の概略構成を示す縦断面図であり、図11(b)は、立坑内から見たシールド掘進機により切削可能な壁体の構造を示す。 従来のシールド掘削用繊維補強杭材を使用して構成される壁体の一例を示す断面図である。 従来のシールド掘削用繊維補強杭材の一例を示す斜視図である。 従来のシールド掘削用繊維補強杭材の一例を示す斜視図である。
以下、本発明に係るシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法及び接続構造を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図1〜図3に本発明の接続方法を実施するための複数のピースに分割されたシールド掘削用繊維補強杭材1の一実施例を示す。
本実施例にて、本発明の接続方法を実施するためのシールド掘削用繊維補強杭材1は、上側ピース1Aと下側ピース1Bとにて構成される。図2(a)、(b)に示すように、上側ピース1Aの上端には、立坑200の構成鋼部材101であるH型鋼或いは箱形鋼などに接続するための継手部10が一体に形成される。また、下側ピース1Bの下端には、立坑200の構成鋼部材101であるH型鋼或いは箱形鋼などに接続するための継手部10が一体に形成される。
上側ピース1Aの上端及び下側ピース1Bの下端の継手部10は、従来と同様に、連結金具10a及び定着治具10b等を備え、連結金具10aの一端は、立坑構成鋼部材101に溶接、ボルトなどにより接続され、連結金具10aの他端は、繊維補強杭材1の作製時に一体に成形された定着治具10bの構成端板10cに溶接、ボルトなどにより一体に接続される。継手部10の構造は、これに限定されるものではなく、当業者には周知のその他種々の構造が可能である。
(シールド掘削用繊維補強杭材)
更に、図1(a)、(b)を参照して、本発明の接続方法を実施する際に使用するシールド掘削用繊維補強杭材1について説明すると、本実施例にて、シールド掘削用繊維補強杭材1は、軸線方向に延在した細長形状とされ、上側ピース1Aと下側ピース1Bとにて構成され、上側ピース1Aと下側ピース1Bは、本発明に従った接続構造によって接続される。また、本実施例では、上側ピース1Aと下側ピース1Bは同様の構成とされる。つまり、本実施例では、シールド掘削用繊維補強杭材1は、プレキャスト部材とされ、横断面形状が、縦(L0)が30〜200cm、横(W0)が20〜200cmとされ、従来と同様の形状寸法とされる。
ただ、本実施例では、シールド掘削用繊維補強杭材1は、高速道路橋下の現場などで使用されるものであるので、上側ピース1A及び下側ピース1Bは、高さ(H0)が1〜4m程度とされ、従来のような長尺のものは使用することができない。従って、シールド掘削用繊維補強杭材1を構成する上側ピース1A及び下側ピース1Bは、詳しくは後述するように、シールド掘進機203による切削可能な重ね継手による接続構造にて接続される。
また、本実施例では、シールド掘削用繊維補強杭材1は、即ち、上側ピース1Aと下側ピース1Bは、図1(a)に示すように、強化繊維に樹脂を含浸して作製された繊維補強材とされる繊維強化樹脂製格子状部材、即ち、FRP格子筋(主筋)5が、柱状体とされる杭材1の前面側(シールド掘進機による切削開始側である掘削側)及び後面側(地山側)に配置され、マトリクス材(芯材)2に埋設されたプレキャスト材とされる。
なお、シールド掘削用繊維補強杭材1は、図1(b)に示すように、FRP格子筋(主筋)5、及び、同じく強化繊維に樹脂を含浸して作製され、芯材2の周囲に巻き付く態様で配置された繊維補強材とされる繊維強化樹脂製筋材、即ち、FRPスターラップ筋(FRPスターラップ)を籠状に組み立て、マトリクス材(芯材)2に埋設して作製することもできる。
本実施例にてマトリックス材2として、粗骨材としての石灰砕石を含むコンクリート、即ち、石灰砕石コンクリートが好適に使用し得るが、更に、モルタル、又は、硬質ウレタン樹脂発泡体のような発泡樹脂とすることもできる。このような構造のプレキャスト材は、シールド掘進機による掘削が可能である。
FRP格子筋5は、図3(a)に示すように、通常、直角に交差して格子状に配置された複数の補強筋、即ち、縦補強筋5aと横補強筋5bとを含み、各補強筋5a、5bは、強化繊維を一方向に並べて樹脂を含浸させた帯状強化繊維を複数層積層して形成されたものである。
本実施例にて使用される各補強筋5a、5bは、補強筋幅(w)が1〜20mm、厚さ(t)が0.5〜25mm、であり、格子間距離(W1)が25〜250mmの格子状に成形硬化され、全体としてシート状のFRP格子筋5を形成する。このFRP格子筋5は、図3(b)に示すように、筋の交差部分の厚さが他の部分の厚さと略等しくなるように成形硬化されている。また、FRP格子筋5における、強化繊維の体積含有率は、5〜65%とされる。
FRPスターラップ筋6は、図1(b)に示すように、強化繊維を一方向に並べて樹脂を含浸させた紐状或いはロッド状の繊維強化樹脂(FRP)とすることができる。FRPスターラップ6は、円形断面形状のみならず矩形断面形状とすることもできる。FRPスターラップ筋6は、通常、直径(矩形断面の場合は換算直径)が2〜40mmとされる。また、FRPスターラップ筋6における、強化繊維の体積含有率は、5〜65%とされる。なお、FRPスターラップ筋6は、上記構造に限定されず、当業者には周知の種々の寸法、形態、例えば、図4、図7に示すように、FRP格子筋の一部構造を利用した分枝付きスターラップ筋などとすることもできる。
FRP格子筋5及びFRPスターラップ筋6を構成する繊維補強材は、強化繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維、バサルト繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBO、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされる。
また、樹脂としては、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA、エポキシアクリレート等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むものを使用することができる。
(接続方法及び接続構造)
図2を参照して上述したように、シールド掘削用繊維補強杭材1を構成する上側ピース1Aの上端及び下側ピース1Bの下端は、従来と同様に、連結金具10a及び定着治具10b等から成る継手部10が設けられている。
これに対して、上側ピース1Aの下端と、下側ピース1Bの上端は、本発明に係る重ね継手構造を利用した接続方法にて接続される。本発明の接続構造10Aが図7に示される。
先ず、図4、図5を参照して、シールド掘削用繊維補強杭材1の上側ピース1Aの下端部及び下側ピース1Bの上端部の構造について説明する。上側ピース1Aの下端部は、下端面1Aaより所定の長さ(Ha)、例えば、略100cmの長さに亘って、また、下側ピース1Bの上端部は、上端面1Baより所定の長さ(Hb)、例えば、略100cmの長さに亘って、プレキャスト材の外周囲のマトリクス材、例えばコンクリート2が除去されており、シールド掘削用繊維補強杭材1の掘削側及び地山側に配置された補強材であるFRP格子筋5が露出している。このFRP格子筋5が露出した領域が、継手構造の接続領域H(Ha、Hb)となる。また、上側ピース1Aの下端面1Aaは、芯材コンクリート部分2Aが凸状に成形され、下側ピース1Bの上端面1Baに形成された凹状コンクリート部分2Bに嵌合するようにされる。つまり、上側ピース1A及び下側ピース1Bの接合面2A、2Bは、両ピース部材間のせん断伝達のためのコッター構造とされる。勿論、上側ピース1Aの下端面1Aaに凹形状を形成し、下側ピース1Bの上端面1Baに凸形状を形成することもできる。
接続作業に際し、上記構成とされた上側ピース1A及び下側ピース1Bを互いに接合するためには、図4に示すように、下側ピース1Bは立坑溝204内に設置される。下側ピース1Bは、接続領域Hbが立坑溝204より上方へと位置するように、下側ピース1Bに形成した支持穴7に支持棒8を貫通して支持台9に支持させることによって支持する。次に、クレーン等にて吊り下げられた上側ピース1Aを下側ピース1Bの上方に配置して、長手軸線方向に整列して、上側ピース1A及び下側ピース1Bの接合面1Aa、1Baをコッタ―構造2A、2Bを介して接合し、その状態に保持する。
上側ピース1A及び下側ピース1Bの接続領域H(Ha、Hb)に位置するFRP格子筋5、5に重なるようにして、接続用のFRP格子筋50を外側から被せ、重ね合わせる。つまり、本実施例では、図4、図5に示すように、接続用FRP格子筋50は、シールド掘削用繊維補強杭材1の掘削側及び地山側の両側から接続領域H(Ha、Hb)に適合され、図4、図6、図7に示すように、FRPスターラップ筋6にて上側ピース1A及び下側ピース1Bの接続領域H(Ha、Hb)に固定される。接続用FRP格子筋50は、上述した補強用FRP格子筋5と同じものを使用することができる。
次いで、図7に示すように、接続用FRP格子筋50及びFRPスターラップ筋6が配置された上側ピース1A及び下側ピース1Bの接続領域H(Ha、Hb)の周囲に成形型枠60が設置され、成形型枠60内に被覆材20、例えば、モルタル、コンクリート、樹脂モルタルなどが打設される。なお、被覆材20の打設は、現場にてポンプで杭回り接続部の成形型枠60内に、流し込みや、逆打ち等で行うことができる。このように、これら被覆材20は、流動性に優れており、ポンプにより逆打ちが可能であり、また、速硬化性を有しており、極めて作業性が良い。被覆材20の特性としては、
・流動性:スランプフロー300〜1200mm
・即硬化:5〜1500分
・高圧縮強度:18〜100N/mm2
・ポンプによる逆打ちが可能であること
が要求される。
図8に示すように、被覆材20を成形型枠60内に打設することにより、被覆材20が補強用FRP格子筋5及び接続用FRP格子筋50のマス目5A、50A内に充填され、固化される。被覆材20が補強用FRP格子筋5及び接続用FRP格子筋50のマス目5A、50A内に充填されることにより、継手強度が達成される。なお、図8に示すように、補強用FRP格子筋5のマス目5Aに対応した芯材(マトリクス材)2をも所定の深さ(h)、例えばh=2〜100mmだけ除去して凹所2Cとし、この凹所部分2Cにも被覆材20が充填されるように構成するのが好ましい。この構成とすることにより、更に継手強度が増大する。
また、図9に示すように、被覆材20を打設する前に、補強用FRP格子筋5及び接続用FRP格子筋50のマス目5A、50A、更には、芯材の凹所2Cにて形成される空間部に、例えば、普通砕石、石灰砕石、スラグ砕石などの骨材、樹脂材、FRP材、又は、FRU材などとされる補強骨材71を例えばメッシュ状袋72内に入れて構成される補強材70を予め配置することによって、更に継手強度を増大させることができる。
尚、成形型枠60は、被覆材20が固化した後除去することもできるが、例えば、木材、樹脂材、FRP材、FRU(ファイバーレインフォースドウレタン)などのシールド掘進機203による切削可能材を使用することにより、除去する必要がなくなり、従って、作業性を向上させることができる。また、この場合は、成形型枠60は、FRPや樹脂製のボルトを使用して上側、下側ピース1A、1Bに固定するのが好ましい。
上記接続方法を実施することにより、本発明に従った接続構造が、即ち、長手軸線に直交する横断面形状が矩形状とされ、少なくとも対向する両面が補強用FRP格子筋5にて補強された細長形状のシールド掘削用繊維補強杭材1であって、長手方向にて複数のピースに分割されたシールド掘削用繊維補強杭材1A、1Bを長手方向に一体に接続するための接続構造10Aが具現化される。この接続構造10Aは、図4〜図7などを参照すると理解されるように、
(a)上側に位置した上側ピース1Aは、下端部に補強用FRP格子筋5が露出した上側接続領域Haを有し、
(b)下側に位置した下側ピース1Bは、上端部に補強用FRP格子筋5が露出した下側接続領域Hbを有し、
(c)上側ピース1Aと下側ピース1Bとを長手軸線方向に整列して、上側ピース1Aの下端部と下側ピース1Bの上端部とを接合し、
(d)上側ピース1Aの下端部の露出した補強用FRP格子筋5と、下側ピース1Bの上端部の露出した補強用格子筋5とに重なるように接続用FRP格子筋50を適合して重ね合わせ、
(e)接続用FRP格子筋50が配設された上側ピース1Aの上側接続領域Ha、及び、接続用FRP格子筋50が配設された下側ピース1Bの下側接続領域Hbの外周にFRPスターラップ筋6を配置し、
(f)上側ピース1Aの上側接続領域Ha及び下側ピース1Bの下側接続領域Hbを囲包して被覆材20を打設して、被覆材20を補強用FRP格子筋5及び接続用FRP格子筋50のマス目50Aに充填すると共に、上側ピース1Aの上側接続領域Ha及び下側ピース1Bの下側接続領域Hbの外周囲を被覆し、そして、被覆材20を固化する、
構造とされる。
このようにして、上側ピース1Aの下端と、下側ピース1Bの上端とが本発明に従って重ね継手構造により接続された接続構造を有するシールド掘削用繊維補強杭材1は、下側ピース1Aを支持していた支持棒8を取り除くことにより、立坑溝204内へと建て込まれる。
上述のように、本発明に係る接続方法を使用して極めて作業性良く上側ピース1Aの下端と下側ピース1Bの上端を接続してシールド掘削用繊維補強杭材1を作製しながら、図12に示すように、立坑溝204に建て込み、壁体を形成することができた。また、この壁体を、直径7mのシールド掘進機203にて切削したが、極めて好適に切削することができ、また、切削した切り屑は、細片化されており、繊維補強材5、6、コンクリート塊などによりシールド掘進機203のチャンパーが詰まることはなかった。
また、地山側の圧力により立坑側に抜ける、所謂、押抜きせん断を有効に防止することができた。
実施例2
図10を参照して本発明の他の実施例について説明する。
実施例1では、シールド掘削用繊維補強杭材1を構成する上側ピース1Aの下端と下側ピース1Bの上端を接続する接続方法について説明したが、空頭制限により長尺のシールド掘削用繊維補強杭材1を、更に分割することが必要とされる場合がある。この場合には、実施例1で説明した上側ピースと下側ピースを、更に、中間接続ピースを介して接続しなければならない場合が生じる。
図10を参照すると、シールド掘削用繊維補強杭材1が、上側ピース1Aと下側ピース1Bと、更に、中間接続ピース1Cにて構成される場合を示す。この場合、上側ピース1Aと下側ピース1Bは、実施例1で説明したと同様の構成とされる。中間接続ピース1Cは、その上端及び下端の両端において、それぞれ接続領域Hb、Haが形成される。
つまり、本実施例では、上側ピース1Aの下端と中間接続ピース1Cの上端が、本発明に従った接続方法にて接続用FRP格子筋50を使用して接続され、且つ、中間接続ピース1Cの下端と下側ピース1Bの上端が、本発明に従った接続方法にて接続用FRP格子筋50を使用して接続される。
接続方法は、実施例1で説明したと同様の方法にて実施される。同じ構成及び機能をなす部材には、同じ参照番号を付し、詳しい説明は省略する。
本実施例によると、複数の接続箇所にて接続され、同じ構成の複数の接続構造を有した長尺のシールド掘削用繊維補強杭材1を使用した立坑壁が可能となる。
本実施例でも、実施例1と同様の作用効果を達成し得る。
1 シールド掘削用繊維補強杭材
1A 上側ピース
1B 下側ピース
1C 中間接続ピース
5 繊維強化樹脂製格子状部材(補強用FRP格子筋)
5A マス目
6 繊維強化樹脂製筋材(FRPスターラップ筋)
10A シールド掘削用繊維補強杭材の接続構造
20 被覆材
50 繊維強化樹脂製格子状部材(接続用FRP格子筋)
50A マス目
60 成形型枠
71 補強骨材
H 接続領域
Ha 上側接続領域
Hb 下側接続領域

Claims (9)

  1. 長手軸線に直交する横断面形状が矩形状とされ、少なくとも対向する両面が補強用FRP格子筋にて補強された細長形状のシールド掘削用繊維補強杭材であって、長手方向にて複数のピースに分割されたシールド掘削用繊維補強杭材を、現場にて長手方向に一体に接続するための接続方法において、
    上側に位置した上側ピースは、下端部に前記補強用FRP格子筋が露出した上側接続領域を有し、
    下側に位置した下側ピースは、上端部に前記補強用FRP格子筋が露出した下側接続領域を有し、
    前記上側ピースと前記下側ピースとを長手軸線方向に整列して、前記上側ピースの下端部と前記下側ピースの上端部とを接合し、
    前記上側ピースの下端部の前記露出した補強用FRP格子筋と、前記下側ピースの上端部の前記露出した補強用格子筋とに重なるように接続用FRP格子筋を適合して重ね合わせ、
    前記接続用FRP格子筋が配設された前記上側ピースの上側接続領域、及び、前記接続用FRP格子筋が配設された前記下側ピースの下側接続領域の外周にFRPスターラップ筋を配置し、
    前記上側ピースの上側接続領域及び前記下側ピースの下側接続領域を囲包して成形型枠を取付け、前記成形型枠内に被覆材を打設して、前記被覆材を前記補強用FRP格子筋及び前記接続用FRP格子筋のマス目に充填すると共に、前記上側ピースの上側接続領域及び前記下側ピースの下側接続領域の外周囲を被覆し、そして、前記被覆材を固化する、
    ことを特徴とするシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法。
  2. 前記複数のピースに分割された前記シールド掘削用繊維補強杭材は、マトリックス材としてコンクリート、モルタル、又は、発泡樹脂を使用したプレキャスト材であることを特徴とする請求項1に記載のシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法。
  3. 前記被覆材は、コンクリート、モルタル、又は、樹脂モルタルであることを特徴とする請求項1又は2に記載のシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法。
  4. 前記成形型枠は、木材、樹脂材、FRP材、又は、FRU材であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法。
  5. 前記補強用FRP格子筋及び前記接続用FRP格子筋のマス目内に予め補強骨材を充填することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載のシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法。
  6. 前記補強骨材は、普通砕石、石灰砕石、スラグ砕石などの骨材、樹脂材、FRP材、又は、FRU材であることを特徴とする請求項5に記載のシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法。
  7. 前記FRP格子筋及び前記スターラップ筋は、強化繊維に樹脂を含浸させた繊維強化樹脂材であり、
    前記強化繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維、バサルト繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBO、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされ、
    前記樹脂としては、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA、エポキシアクリレート等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むものを使用する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載のシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法。
  8. 前記上側ピース及び前記下側ピースの接合面は、凹凸形状に嵌り合うコッタ―構造に形成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載のシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかの項に記載のシールド掘削用繊維補強杭材の接続方法にて接続されたシールド掘削用繊維補強杭材の接続構造。
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