JP3809055B2 - シールド掘進用立坑部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールド掘進機の発進部または到達部の立坑壁を構成するために使用される切削可能なシールド掘進用立坑部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シールド掘進機が発進または到達する切削可能な立坑壁を構成するための部材として、▲1▼CFRP(炭素繊維強化樹脂)の製ロッドをコンクリート内に埋め込むように配設されて補強されたプレキャストコンクリート製部材。▲2▼図13に示すように、発泡ウレタン樹脂と多数の単繊維のガラス繊維24を一方向に配設した繊維強化複合部材25が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記▲1▼の場合には、(イ)コンクリートの圧縮強度が高く、シールド掘進機のカッタービットで切削する時、切削に要する時間が長くかかる点。(ロ)掘進機での切削時、排土管から切削屑を排出する場合、切削屑中に含まれるCFRP製ロッドの切断片が大きく、排土管が詰まることがある。(ハ)プレキャストコンクリート部材の重量が重く、施工時に比較的大きなクレーンを用意する必要がある。
【0004】
前記▲2▼の場合には、(ニ)繊維強化複合部材25を本工法における立坑壁に用いるためには、小断面寸法の薄板材料を接着剤で張り合わせる必要があり、張り合わせ作業が大規模になり、不経済であると共に品質の安定性に難がある。また(ホ)繊維強化複合部材25の比重が小さいため(本発明のコンクリートの場合と比較して)、前記複合材25を立坑壁用溝に建て込む時に、浮力が作用し、定位置へ設置することが難しい。またコンクリートを立坑壁用溝に打設する時、前記複合材25が浮き上がり、所定の位置から外れる可能性がある等の課題がある。
【0005】
そこで、本発明は、立坑用壁本体の補強材として、比較的細番手のFRP格子材を複数使用することにより、一体成形が可能で、また(1)壁本体をコンクリート製としても、比較的切削しやすく、(2)掘進機により切削した場合に、切削屑が細かくなるため、排土管を詰まらせることなく、(3)壁本体として、コンクリートの代わりに、樹脂製マトリックスを用いた場合には、軽量にすることができ、壁強度の調整が容易で十分な適応性を有するシールド掘進機発進到達用の立坑壁用部材を提供することを目的とする。
なお、樹脂製マトリックスとしては、発泡樹脂または樹脂に砂を混合させたレジンモルタル等を使用することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1のシールド掘進用立坑部材においては、シールド掘進機が発進および到達する立坑壁における掘進機の切削可能範囲を垂直方向に延びる杭状部材を備えたシールド掘進用立坑用部材において、前記杭状部材は、コンクリート製杭状本体または樹脂製マトリックスからなる杭状本体のいずれか一方の杭状本体と、その杭状本体に埋め込み固定された複数のFRP製格子状部材とを備えていることを特徴とする。
【0007】
第2の発明においては、請求項1に記載のシールド掘進用立坑部材において、前記FRP格子状部材が多数積層された状態でコンクリート製杭状本体に埋め込み固定されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明においては、請求項1に記載のシールド掘進用立坑部材において、前記樹脂製マトリックスが、発泡樹脂または樹脂に砂を混合させたレジンモルタルであることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明においては、請求項1〜3のいずれかに記載のシールド掘進用立坑部材において、杭状本体の端部に継手金具を備えていることを特徴とする。
【0010】
請求項5にいては、請求項1または2に記載のシールド掘進用立坑部材において、前記FRP格子状部材は、炭素繊維またはガラス繊維等の繊維を合成樹脂により埋め込み固定した格子状部材であることを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、シールド掘進機の切削可能範囲の立坑壁用部材において、コンクリート製杭状本体または樹脂製マトリックスからなる杭状本体のいずれか一方の杭状本体と、その杭状本体に埋め込み固定された複数のFRP製格子状部材からなる補強材とを備えているので、比較的軽量、安価であると共に、発進到達用の壁部を容易に構築することができると共にこれをシールド掘進機で容易に切削できる。
【0012】
また、FRP格子状部材によって補強しているので、壁強度の調整が容易であり、立坑壁の設置場所の大きさ、壁背面の土圧、水圧条件に耐えられるなど十分な適応性が得られる。またコンクリート製の杭状部材でもシールド掘進機により切削し易く、また切削屑が細かくなるため、シールド掘進機の排土管を詰まらせることなく、また樹脂製マトリックスを用いると、より軽量な立坑用部材とすることができる。さらにFRP格子状部材をその矩形空間を利用して継手金具を強固に固定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を図1〜図6を参照して説明する。図1はシールド掘進用立坑壁の正面図である。図2は立坑壁を構成する溶接により固定の要部の斜視図である。図2の右手前が壁の正面である。図3は図2における杭状本体3と継手金具12aを分解して示す斜視図である。また、図4は図2における断面図であり、また図5はFRP製格子状部材の例を示す斜視図であり、図6はコンクリート製杭状本体3または発泡樹脂製杭状本体3等の杭状本体3にFRP製格子状部材を積層状態で埋め込み固定されている状態を示す説明図である。
【0014】
図1、図2に示すように、シールド掘進機Aの切削可能長(例えばφ3300mm)をカバーする立坑壁1の横方向範囲においては、立坑開口部の上部から底部に向かってH型鋼2、鋼製継手金具12a付き杭状本体3、H型鋼2がこの順に配置されている。H型鋼2は、横方向に所定の間隔を置いて垂直に複数本配設され、深さ方向における中間部に配置される継手金具12a付き杭状本体3を挟んで上下に分割されて配設されている。
【0015】
そして、継手金具12a付き杭状本体3は、シールド掘進機Aの切削可能範囲を縦横方向共にカバーするような位置に配置され、各継手金具12a付き杭状本体3における杭状本体3の上下端部は、ボルト・ナット9により固定された後記の継手金具12aを介して中間継手金具12bに接合され、H型鋼からなる前記中間継手金具12bは、そのフランジ28の上部および下部に複数のボルト挿通用透孔を備えており、また前記中間継手金具12bは添設板13およびボルト・ナット14等により、上端部側および下端部側のH型鋼2のフランジ2aに接合されている。なお、杭状本体3と継手金具12aとあるいはこれに中間継手金具12bとを予め工場などにおいて一体に組み立てて構成しておき、この上部および下部に、または上部または下部の少なくとも一方にH型鋼2を添設板13およびボルト・ナット14等により接合する。
【0016】
なお、ボルト挿通用透孔を有する鋼製継手固定用プレート7を備えた前記各継手金具12aの前記継手固定用プレート7の内側には、図3に示すように、上下方向に間隔を置くと共に、左右方向に間隔を置いて、中央部に横孔を有するほぼ立方体状の鋼製ブロックが溶接等により一体に固着されて凸部22が形成されている。また前記杭状本体3の上端部および下端部の左右両側面には、後記のように、上下方向に間隔を置くと共に前後方向に間隔を置いて複数の凹部20が格子状部材5の溝まで届くように形成されている。前記杭状本体3に上下部の継手金具12aまたはこれに前記中間継手金具12b取り付けられるか、さらにこれにH型鋼2が取り付けられて、杭状部材6すなわち本発明の立坑部材が構成されている。
【0017】
このように形成された各杭状部材6が泥水溝内に建て込まれ、溝内の間隔部4にコンクリート、モルタル、ソイルセメント等が充填硬化された後、溝間が開削されて立坑壁1が構築される。例えば杭状部材6の幅は200mmで、立坑壁1の壁厚は500mmである。なお、上端側および下端側のH型鋼2の代わりに、後記の実施形態において説明するように、鉄筋籠を用いてもよい。
【0018】
図5に示すように、等間隔をおいた複数のFRP製縦板材15と等間隔をおいた多数の横板材16とを一体成形により固着して、ほぼ面状格子に形成したFRP製格子状部材5を、図6に示すように、多数ほぼ平行に重合するように配置し、これらをコンクリート17または発泡樹脂18または樹脂に砂を混合させたレジンモルタル19等により埋め込み固定して、杭状本体3が構成されている。なお前記格子状部材5の縦板および横板部分に沿って埋め込み固定する多数の長繊維6aとしては、ガラス繊維または炭素繊維等の長繊維6を使用することができる。また一体成形によるFRP製格子状部材5の場合は、格子における交点部27の強度が高いため、この交点部の強度を利用して、継手固定用プレート7の基端側を強固に固定することができる。
【0019】
前記杭状本体3の上部および下部には、上下方向および前後方向(掘進または到達方向)にFRP製縦板材15または横板材16のほぼ板巾間隔を置いて複数(図示の場合は、上下2段で、掘進または到達方向に3つ)の矩形状の凹部20が平行に設けられ、前記各凹部20の中央部には、杭状本体3を貫通するように、左右方向に延長するボルト挿通用横孔21が設けられ、前記各凹部20に嵌合可能な複数の凸部22を一端側に備えている前記継手部材12の一端側の各凸部22が嵌合されて、前記ボルト挿通用横孔21と前記凸部22のボルト挿通用透孔22aとに渡って、ボルトおよびこれに螺合されたナットにより固定されて、継手付の杭状本体3が構成されている。前記凸部22の上下または前後方向の間隔は、ほぼFRP製縦板材15または横板材16の板巾間隔を置いて設けられている。
【0020】
前記H型鋼からなる中間継手金具12bと継手付きの杭状本体3との接合部は、図2に示すように、鋼製板状の継手金具12a両側縁部を中間継手金具12bのフランジに溶接により固定されている。なお、継手金具12aはシールド掘進機の切削可能範囲の外方に配置されている。こうして、杭状本体3に作用する曲げモーメントおよびせん断力は継手金具12aを介して上下の各中間継手金具12bに十分な安全率をもって伝達され、また前記中間継手金具12bに添設板13およびボルト・ナット14により固定される上端側および下端側のH型鋼2のフランジ2aに十分な安全率をもって伝達される。これにより、立坑壁1の背面の土圧、水圧に十分耐える強度を持たせている。
【0021】
このように杭状本体3に上下方向の一方または両方に継手金具12aまたはこれに中間継手金具12bが予め一体に取付られた状態のユニットを現場に搬送してもよく、あるいは現場において杭状本体3に各継手金具12a,bを組み立ててもよく、また予め工場または現場において、前記継手金具12a付き杭状本体3とH型鋼2等の剛性部材とに渡って添設板13を配設して、これらの透孔に渡ってボルト14を挿通すると共にこれに螺合されるナットにより一体に連結固定された状態にしてもよい。
【0022】
前述のようなプレキャスト製の立坑用部材(杭状部材6)を使用して構築した立坑壁1は、従来の▲1▼の炭素繊維補強コンクリートプレキャスト部材と比較して、同じ曲げ耐力、せん断耐力を有する場合に質量が低減し建て込み性能が優れている。
【0023】
また、従来の炭素繊維補強コンクリートプレキャスト部材を利用した立坑壁と比較して、掘進機により切削しやすく、また切削屑が細かくなるため、掘進機における排土管を詰まらせることがなく、現場での作業性が高い。また本発明の立坑部材の場合は、前記従来の繊維強化発泡ウレタン樹脂の場合と比べて、張り合わせ作業をする必要がないので、経済的に製作でき、しかも製作が容易であると共に品質の安定性が高いので、容易に品質の高い切削可能な立坑壁を構築することができる。
【0024】
なお、本実施形態では、FRP製格子状部材5に埋め込み固定される繊維として、ガラス繊維または炭素繊維を示したが、これに限定されず、その他の繊維を混入して用いてもよい。
【0025】
また、せん断補強効率を上げるために、前後方向に延長するほぼ面状のFRP格子状部材5を左右方向に多数積層するように配設したが、前記のような構造にさらに左右方向(壁厚方向に直角な立坑壁巾方向)に延長するように、引き抜きにより製造した引き抜き材からなるFRP製細板状体(図示を省略)を上下方向に間隔を置いて平行に、前面側または中間層あるいは後面側に埋め込み配設するようにしてもよく、または前記と同様なほぼ面状のFRP製格子状部材5を壁厚方向の前面側または後面側に埋め込み配設するようにしてもよい。
【0026】
なお、図4は杭状部材を示す平断面説明図であり、図の上下方向が立坑壁1の壁厚方向である。図の下端が立坑壁1の表面で、上端が立坑壁1の背面である。
【0027】
図7〜図9は本発明の第2実施形態を示すものであって、この実施形態の場合には、H型鋼からなる中間継手部材12bにおける一端側の対向するフランジ28間に、継手金具12aを取り付けるための透孔を備えて矩形状受け鋼板29が溶接により固定され、前記受け鋼板29の透孔と継手金具12aの透孔に挿通された連結ボルト8により、杭状本体3と中間継手金具12bとが着脱自在に一体化された継手金具12a,12b付の杭状部材6に構成されているが、その他の構成は前記実施形態の場合とほぼ同様であるので、同様な部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0028】
図10〜図12は、立坑部材の上端側および下端側をH形鋼2に代えて、鉄筋コンクリート製とする場合の形態を示す本発明の第3実施形態を示すものであって、この実施形態の場合には、杭状本体3の上端部および下端部に固定される対向する継手金具12aが、継手固定用プレート30と、その一端側(先端部)の内側に、籠鉄筋(図示を省略した)に接続するための比較的端尺の異形鉄筋からなる継手鉄筋31の基端側を溶接により固着した形態例を示したものであり、前記下端側の継手鉄筋31が下位に位置する籠鉄筋(図示を省略した)における上端側の継手部に溶接または番線等により固定され、また上端側の継手鉄筋31が上位に位置する籠鉄筋における下端側の継手部に溶接または番線等により固定されて、各上位および下位に位置する籠鉄筋がコンクリートにより埋め込むように構成されて、杭状の立坑部材(杭状部材6)が構成される。その他の構成については、前記実施形態の場合と同様であるので、同様な要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0029】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、シールド掘進機の切削可能範囲の立坑壁部を、垂直方向に延びる杭状部材を備えたシールド掘進用立坑用部材において、前記杭状部材は、コンクリート製杭状本体3または樹脂製マトリックスからなる杭状本体3のいずれか一方の杭状本体3と、その杭状本体3に埋め込み固定された複数のFRP製格子状部材とを備えているので、コンクリート製としても切削しやすく、また立坑壁に用いてシールド掘進機により切削した場合には、切削屑が細かくなるため、シールド掘進機における排土管を詰まらせることなく、シールド掘進機を掘進させることができる。また樹脂製マトリックスにFRP製格子状部材を埋め込むように用いた場合には、コンクリートに埋め込む場合よりもより軽量にすることができる。また、FRP製格子状部材によって補強しているので、壁強度の調整が容易であり、立坑壁の設置場所の大きさ、壁背面の土圧、水圧条件に耐えられるなど十分な適応性が得られる。
【0030】
また必要に応じ、前後方向のみならず、杭状部材の前面側あるいは後面側に左右方向に延長するように、FRP製格子状部材を配設した場合には、3次元的に補強することができる。
【0031】
請求項2の発明によれば、FRP格子状部材が多数積層された状態でコンクリート製杭状本体3に埋め込み固定されているので、請求項1の効果を奏すると共にさらに、容易に切削できる杭状部材とすることができ、またコンクリート製の杭状部材でも、これを軽量化することができる。
【0032】
請求項3の発明によれば、前記樹脂製マトリックスが、発泡樹脂または樹脂に砂を混合させたレジンモルタルであるので、請求項1の効果を奏すると共にさらに、圧縮支持力のない樹脂製の場合でも、容易に圧縮支持力のあるシールド掘進用立坑部材とすることができる。
【0033】
請求項4の発明によれば、杭状本体3の端部に継手金具を備えているので、請求項1〜3の効果を奏すると共にさらに、上端部または下端部において、H形鋼または籠鉄筋等に容易に接続することができる。
【0034】
請求項5の発明によれば、前記FRP格子状部材は、炭素繊維またはガラス繊維等の繊維を効率よく配置することができる。そのため補強繊維の使用量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の立坑壁用部材を使用して立坑壁を構築した一形態を示す正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の立坑用部材を示す斜視図である。
【図3】第1実施形態における継手金具と杭状本体とを分離して、これらの透孔および杭状本体の関係を示す分解斜視図である。
【図4】(a)は図2のA−A断面図である。(b)は同B−B断面図である。(c)は同C−C断面図である。
【図5】本発明の立坑用部材における杭状本体内に埋め込まれるFRP格子材の一例を示す斜視図である。
【図6】杭状本体の補強に用いるFRP製格子状部材を多数縦向きに積層させた状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態の立坑部材の斜視図である。
【図8】本発明における第2実施形態における立坑用部材を継手金具と杭状本体とを分離して、これらの透孔および杭状本体の関係を示す分解斜視図である。
【図9】(a)は図7のD−D断面図である。(b)は同E−E断面図である。(c)は同F−F断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態における立坑用部材の斜視図である。
【図11】本発明における第3実施形態における継手金具と杭状本体とを分離して、これらの透孔および杭状本体の関係を示す分解斜視図である。
【図12】(a)は図10のG−G断面図である。(b)は同H−H断面図である。(c)は同I−I断面図である。
【図13】従来の立坑用繊維強化複合部材を示す一部縦断斜視図である。
【符号の説明】
1 立坑壁
2 H型鋼
2a H型鋼のフランジ
3 杭状本体
4 間隔部
5 FRP格子状部材
6 杭状部材
6a ガラス繊維または炭素繊維等の長繊維
7 継手固定用プレート
8 ボルト
12a 継手金具
12a 中間継手金具
13 添設板
14 ボルト・ナット
15 FRP製縦板材
16 FRP製横板材
17 コンクリート
18 発泡ウレタン樹脂
19 レジンモルタル
20 凹部
21 ボルト挿通用横孔
22 凸部
22a ボルト挿通用透孔
23 発泡ウレタン樹脂
24 ガラス繊維
25 繊維強化複合部材
27 交差重合部
28 フランジ
29 受け鋼板
30 継手固定用プレート
31 継手鉄筋

Claims (5)

  1. シールド掘進機発進到達用立坑壁における切削可能範囲に垂直方向に延びるように配設される杭状部材を備えた立坑部材において、前記杭状部材は、コンクリート製杭状本体または樹脂製マトリックスからなる杭状本体のいずれか一方の杭状本体と、その杭状本体に埋め込み固定された複数のFRP製格子状部材からなる補強材とを備えていることを特徴とするシールド掘進用立坑部材。
  2. 前記FRP格子状部材が多数積層された状態でコンクリート製杭状本体に埋め込み固定されていることを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進用立坑部材。
  3. 前記樹脂製マトリックスが、発泡樹脂または樹脂に砂を混合させたレジンモルタルであることを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進用立坑部材。
  4. 杭状本体の端部に継手金具を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシールド掘進用立坑部材。
  5. 前記FRP格子状部材は、炭素繊維またはガラス繊維等の繊維を合成樹脂により埋め込み固定した格子状部材であることを特徴とする請求項1または2に記載のシールド掘進用立坑部材。
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