JP2014190007A - 軌道パッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レール24とまくら木20又はまくら木20上に固定されるタイプレート22との間に介装され、所要のバネ定数を持つ軌道パッド10であって、架橋ウレタン発泡軟質層と、架橋ウレタン発泡軟質層のレール24側の表面に積層され、A硬度が95以上であり、且つ静摩擦係数が0.35以下のウレタン硬質層と、を備える軌道パッド10である。
【選択図】図1
Description
レールとまくら木又は前記まくら木上に固定されるタイプレートとの間に介装され、所要のバネ定数を持つ軌道パッドであって、
架橋ウレタン発泡軟質層と、
前記架橋ウレタン発泡軟質層の前記レール側の表面に積層され、A硬度が95以上であり、且つ静摩擦係数が0.35以下のウレタン硬質層と、
を備える軌道パッドである。
前記架橋ウレタン発泡軟質層と前記ウレタン硬質層とは、いずれかの層のウレタン樹脂化反応をするときに反応接着して積層されている請求項1に記載の軌道パッドである。
前記架橋ウレタン発泡軟質層は、独立気泡の発泡層である請求項1又は2に記載の軌道パッドである。
前記架橋ウレタン発泡軟質層及び前記ウレタン硬質層は、ウレタン原料として、ポリエーテル系ポリオールとイソシアナートとを少なくとも用いて形成された層である請求項1〜3のいずれか1項に記載の軌道パッドである。
前記イソシアナートは、ジフェニルメタンジイソシアナート系(MDI系)のイソシアナートである請求項4に記載の軌道パッドである。
具体的には、軌道スラブは、図1に示すように、例えば、道床(不図示)上に配列されるまくら木20と、まくら木20上に固定されるタイプレート22、タイプレート22上に固定されるレール24と、を備えている。
なお、まくら木とは、木のみならず、例えば。木を含め、コンクリート、ガラス繊維若しくは樹脂、又はこれら材料等を混合したものも包含する。
その結果、長寿命化が実現されると共に、レール24の伸縮による煎断力と車両通過による振動が負荷されても、レール24から離脱し難く、車両通過時に吹き飛ばされ、車両に損傷を与えたり、レール24の絶縁部分に接触することで生じる絶縁不良に起因する信号機故障が抑制される。
架橋ウレタン発泡層は、軌道パッドのバネに相当するもので、復元性が特に要求される層である。そして、復元性を要するために、当該層は架橋したウレタン発泡体で構成させている。
ポリオールは、例えば、ポリオキシプロピレンポリオール(PPG)、ポリオキシエチレンポリオール(PEG)、PPGとPEGの共重合物、ポリオキシテトラメチレンポリオール(PTMG)等のポリエーテル系ポリオールを用いることがよい。ポリエーテル系ポリオール(特に、PPG、PTMG)は、反応性と共に、耐加水分解性にも優れることから、架橋ウレタン発泡軟質層の耐久性及び復元性が高まり易くなる。また、ポリエーテル系ポリオールは、粘度も低く取扱い性も高いという利点もある。
イソシアナートは、例えば、トルエンジイソシアナート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアナート(MDI)、粗製のMDI(cr−MDI)を用いることがよい。特に、ジフェニルメタンジイソシアナート(MDI)系のイソシアナートを用いると、反応性が高く、架橋ウレタン発泡軟質層の耐久性及び復元性が高まり易くなり好ましい。
鎖延長剤は、例えば、芳香族ジアミン(例えば4.4‘−ジアミノ−3.3’−ジクロロジフェニルメタン(MOCA)等)、分子量500以下グリコール又は多官能アルコール(例えばエチレングリコール、1.4−ブタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン、トリメチロールプロパン等)及びそれらのエチレンオキサイド付加物又はプロピレンオキサイド付加物、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物又はプロピレンオキサイド付加物、ヒドロキノンのエチレンオキサイド付加物、レゾルシンのエチレンオキサイド付加物を用いることがよい。
その他の添加剤は、発泡剤の他、必要に応じて、触媒、整泡剤等の周知の添加剤を用いる。
発泡剤は、例えば、水、低沸点の有機溶剤(シクロペンタン、ジクロロメタン等)、ハロゲン化炭化水素、これらの混合液等が用いられる。なお、ウレタンの発泡には、ポリオールやプレポリマーを空気や窒素を用いて気泡を巻き込む方法も取り得る。
触媒は、例えば、アミン系触媒やスズ系等の金属触媒が用いられる。
整泡剤は、例えば、ポリジメチルシロキサンとポリオキシアルキレンポリオールの共重合体を代表例としたシリコーン系化合物が用いられる。
ウレタンに架橋を導入するには、ポリオール、イソシアナート、鎖延長材のいずれかに2官能以上のものを用いることが必要である。特に、末端NCO基のポリオールのプレポリマーを用いる場合、ウレタンに架橋を導入するには、末端NCO基のポリオールのプレポリマーを2官能にして、鎖延長材を2官能以上にすること、多官能イソシアナートを併用すること、又はこれらを併用することが、プレポリマーの合成の容易さと低粘度化できるため好ましい。
架橋ウレタン発泡軟質層は、独立気泡の発泡層であることがよい。架橋ウレタン発泡軟質層の気泡を独立気泡とすると、当該層が吸水し難くなり、耐久性が高まり易くなる。
架橋ウレタン発泡軟質層の独泡率は、例えば、30〜100%がよく、好ましくは50〜100%である。
架橋ウレタン発泡軟質層の厚みは、例えば、1〜15mmがよく、好ましくは3〜13mmである。
ウレタン硬質層は、レールと直接接触する表面層で、レールの伸縮により軌道パッドがずれないよう硬度が高くなければならず、また滑り易い面とする必要がある層である。
一方、ウレタン硬質層の静摩擦係数は0.35以下であり、下限値は軌道パッドの締結力によっても変化するが、例えば0.15程度である。
特に、ウレタン硬質層の形成においては、発泡剤を用いない無発泡品は低摩擦・低摩耗性が実現し好ましい。なお、ウレタン硬質層の形成には、上記静摩擦抵抗を実現するために、摺動性向上材を用いてもよい。
ウレタン硬質層の厚みは、0.1〜3mmがよく、特に0.2〜1.2mmが強靭性と経済性から長期の使用に適する。
架橋ウレタン発泡軟質層とウレタン硬質層との積層化は、いずれかの層のウレタン樹脂化反応をするときに反応接着して行うことがよい。つまり、予め作製された層に後から作製する層のウレタン樹脂化反応時に反応接着する方法により積層化することで、接着性の極めて優れた軌道パッドとなるため非常に好ましい。
本実施形態に係る軌道パッドは、架橋ウレタン発泡軟質層(架橋ウレタン発泡軟質層本体)のまくら木又はタイプレート側の表面(以下、架橋ウレタン発泡軟質層の裏面)に、粘着層を有していてもよい。粘着層は、架橋ウレタン発泡軟質層の裏面の全面に有していてもよいし、一部に有していてもよい。
2)の態様: 架橋ウレタン発泡軟質層の裏面に、その長手方向に沿った直線状の粘着層を短手方向に間隔を持って配列した態様(ストライプ状に配線層を配列した態様:図4B参照)
3)の態様: 架橋ウレタン発泡軟質層の裏面に、平面四角状の粘着層を格子状に配列した態様(図4C参照)
例えば、1)の態様において、粘着層の平面形状は、四角状に限られず、円形状、多角形状、その他の幾何学形状状であってもよい。粘着層は、中央部に限られず、架橋ウレタン発泡軟質層の裏面の縁部のみに設けてもよい。
(ウレタン硬質層の作製)
PTMG650(三菱化学社製ポリテトラメチレングリコール、分子量650)100部とミリオネートP−MDI(日本ポリウレタン社製ジフェニルメタンジイソシアナート)158部よりなるプレポリマー140部に1,4−ブタンジオール23部と触媒としてジブチルチンジラウレート0.05部を撹拌しシリコーン離型処理されたポリエステルフィルム上に厚み0.5mmになるように塗布し、100℃で10分加熱硬化して、寸法180mm×140mmのウレタン硬質層を得た。得られたウレタン硬質層はA硬度97、静摩擦係数0.25で、磨耗試験による磨耗量は2mgであり、極めて強靭であった。
上記作製した寸法180mm×140mmのウレタン硬質層をモールド(寸法185mm×145mm×13.9mm)の上面に載置し、これにPTMG1000(三菱化学社製PTMG、分子量1000)100部とミリオネートP−MDI 77.9部からなるプレポリマー100部に1,4ブタンジオール/トリメチロールプロパン(質量比75/25)9.6部、水0.1部、触媒としてジブチルチンジラウレート0.03部、整泡剤SH−193(東レダウ工―ニング社製)0.5部を撹拌した発泡原液を所定量注入し型閉めした。5分後100℃のオーブンにて10分間加熱硬化させ、架橋ウレタン発泡軟質層を得た。その後脱型して製品を取り出した。得られた製品はウレタン硬質層が架橋ウレタン発泡軟質層に強固に接着していた。
実施例1のウレタン硬質層の組成に、シリコーン系反応性オイルとしてKF−6002(信越化学工業社製、両末端カルビノール変性シリコーンオイル、水酸基価35)を3部追加した以外は実施例1と同様な方法で、ウレタン硬質層の摩擦係数を改良した軌道パッドを作製した。
実施例1において、ウレタン硬質層を形成しない以外は実施例1と同様な方法で、架橋ウレタン発泡軟質層の単層からなる軌道パッドを作製した。
実施例1のウレタン硬質層の作製に用いたシリコーン離型処理されたポリエステルフィルムの代わりに、紙にポリプロピレンフィルムをラミネートした離型紙を用いたこと以外は、実施例1と同様な方法で、ウレタン硬質層の摩擦係数の上がった軌道パッドを作製した。
実施例1のウレタン硬質層の組成で、1,4−ブタンジオールの代わりに1,4−ブタンジオール/トリメチロールプロパン(質量比75/25)を23部用いた以外は、実施例1と同様な方法で、ウレタン硬質層のA硬度が低下した軌道パッドを作製した。
実施例1において、各層を反応接着する代わりに、ウレタン硬質層にセメダインスーパーX #8008(セメダイン社製 アクリル変性シリコーン接着剤)を約50μm塗布し、別途作製した架橋ウレタン発泡軟質層に貼り付け50℃で1時間放置して、各層を接着剤により接着した以外は、実施例1と同様の方法で軌道パッドを作製した。
実施例1の架橋ウレタン発泡軟質層の組成で、整泡剤をSH−193からSF−2936(東レダウコーニング社製)に変えた以外は、実施例1と同様な方法で、架橋ウレタン発砲軟質層の独泡率の低い軌道パッドを作製した。
実施例1のウレタン硬質層の組成で、PTMG650を100部の代わりに、プラクセル205(ダイセル化学社製ポリカプロラクトン系ポリオール、分子量530)50部とプラクセル208(同 分子量830)50部を用いた以外は、実施例1と同様な方法で、ウレタン硬質層がエステル系ウレタン(ポリカプロラクトン系ポリオールを用いたウレタン)で構成された軌道パッドを作製した。
実施例1の架橋ウレタン発泡軟質層の組成で、PTMG1000の変わりにプラクセル210(ダイセル化学社製ポリカプロラクトン系ポリオール、分子量1000)を用いた以外は、実施例1と同様な方法で、架橋ウレタン発泡軟質層がエステル系ウレタン(ポリカプロラクトン系ポリオールを用いたウレタン)で構成された軌道パッドを作製した。
従来品の片面が凹凸に肉抜きされたSBRゴムの表面にエボナイト(EB)が積層された軌道パッド(新日本エスライト工業、商品名EB材付軌道パッド)を準備した。
各例で得られた軌道パッドの物理特性を測定すると共に、各種試験を行い、評価を行った。
−厚み−
厚みは、試験片(140mm×180mm)の縦3列及び横3列の計9点の厚みを測定し、平均値として求めた。
密度は、試験片(140mm×180mm×厚み)の重量を体積で除することによって測定した
A硬度は、JISK7215に記載のデュロメーターA硬度計にて試験片(140mm×180mm×厚み)の縦横5点のA硬度を測定し、その平均値として求めた。
静摩擦係数は、JISK7125に準じ、鋼板上に試験片(30mm×30mm×厚み)を置き、その試験片に荷重200gの分銅を載せる。試験片の一端をスピード50mm/分で引張り、初期の最大荷重を荷重(200g)で除した。
磨耗量は、JISK7204に準じ、試験片(100mm×100mm×厚み)をテーバー式ロータリーアブレッサー(東洋精機製作所)により、磨耗輪H−18、錘500g、回転数400回の磨耗量としてmg単位で測定した。
独泡率は、ASTM D2856に準じ、試験片(30mm×30mm×10mm)をベックマン式空気比較比重計930型(東京サイエンス社製)にて測定した。
JISE1117に準じ、軌道パッド(寸法は製品サイズ)を、まず40kNまで圧縮した後、10kNまで戻し、次に50kNまで荷重をかけ、10kNから50kNまでの変形量を測定する。そして、バネ定数は、式バネ定数=△P÷変形量で求めた。ここで、△Pは50kN−10kN=40kNである。
−疲労試験−
疲労試験は、JISE1117に準じ、試験片(50mm×50mm×厚み)を予備圧縮9kNかけた後、9kNの荷重を5Hzで100万回圧縮復元を繰り返し、徐荷後24時間後のヘタリ量の測定と試験片の割れ・キレツなど外観を観察することで行った。そして、ヘタリ量が6%及び剥離など外観異常がないことで合格とした。
フク進抵抗は、軌道パッド(寸法は製品サイズ)をタイプレート上に乗せ、軌道パッドの硬質層側に60kg/mレールの約300mm長さを載置しトルク600Kgf・cmで締結した。そのレールの一端から荷重をレールに水平にかけレールが軌道パッド上を滑る荷重を求めた。フク進抵抗の値は現行の鋼板付軌道パッド(新エスライト工業社製)の4.8kN以下を合格とした。
吸水率は、試験片(50mm×50mm×厚み)を水深10cmの24時間放置し、吸水量を体積あたりの割合として求めた。
湿熱試験は、試験片(50mm×50mm×厚み)を加圧加湿装置(プレッシャークッカー)中に121℃×湿度100%で1日放置し、その後、上記疲労試験を行いヘタリと層間の剥離など外観を観察することで行った。ヘタリが8%以下、多少の剥離不良は合格とした。
・硬質層: ウレタン硬質層
・軟質層: 架橋ウレタン発泡軟質層
・製品: 軌道パッド
・UE: エーテル系ウレタン(ポリエーテル系ポリオールを使用したウレタン)
・US: エステル系ウレタン(ポリカプロラクトン系ポリオールを使用したウレタン)
・SBR: スチレン・ブチレン・ゴム
・EB: エボナイト
このことから、本発明の軌道パッドは、バネ定数の制御が容易であり、耐久性及び耐摩耗性に優れると共に、レールに対する摺動性に優れた軌道パッド
実施例1の軌道パッドの架橋ウレタン発泡層の裏面全面にクリスボンASPU−112(DIC社製、ウレタン系コーティング剤)を厚み20μmになるようにコーティングし、100℃で10分乾燥し粘着層を形成して、粘着層付き軌道パッドを作製した。粘着層のプローブタック値は1.6kPaであり、100%引張りモジュラスは4.5MPaであった。この実施例7の粘着層付き軌道パッドに対して引抜強度を測定する試験を行ったところ、3500Nであり、粘着層の剥がれも見られなかった。この軌道パッドはこの粘着層があることにより軌道パッドがレールの伸縮や振動に耐えてタイプレートより脱落しにくくなることがわかる。
なお、実施例7の粘着層付き軌道パッドは、互いに付着せず、また粘着層にゴミも付着しなかったため、粘着層の保護のための離型紙は不要であった。
実施例7において、クリスボンASPU−112(DIC社製、ウレタン系コーティング剤)に代えて、アクリル系粘着剤であるSKダイン1495(綜研化学社製アクリル系粘着剤溶液、固形分30%)を用いた以外は、実施例7と同様の方法で、粘着層付き軌道パッドを作製した。粘着層のプローブタック値は9.4kPaであり、100%引張りモジュラスは2.2MPaであった。この実施例8の粘着層付き軌道パッドに対して引抜強度を測定する試験を行ったところ、4500Nであり、粘着層の剥がれも見られなかった。この軌道パッドはこの粘着層があることにより軌道パッドがレールの伸縮や振動に耐えてタイプレートより脱落しにくくなることがわかる。
なお、実施例8の粘着層付き軌道パッドは、互いに付着せず、また粘着層にゴミも付着しなかったため、粘着層の保護のための離型紙は不要であった。
ASTM D2979に準拠に準拠し、ステンレス製(SUS304)10Φプローブを粘着層の表面(粘着面)に接触させ0.1kg/cm2の荷重を20秒かけた後、10mm/秒のスピードで引き剥がした時の荷重を読み取り、面積当りの値を算出した。
そして、この測定を、架橋ウレタン発泡層の裏面に設けられた粘着層の任意の10箇所について行い、その平均値を粘着層のプローブタック値とした。但し、粘着層が架橋ウレタン発泡層の裏面の一部に設けられている場合、プローブの中心が粘着層と接触するように測定した。
100%引張りモジュラスは、JISK7215に準じ、粘着層の乾燥サンプルをダンベル1号で打ち抜いた試験サンプルを引張り速度200mm/分で伸び率100%の応力を求め厚みで除した値として求めた。
軌道パッドをタイプレートとレール(60kg/m)の間に挟み、軌道パッドの先端が30mm出る様にトルク600kgf・cmで締結した。軌道パッドの出た部分をチャックでつかみ引抜強度を測定した。そして、この引張強度が3000N以上を合格とした。
12 架橋ウレタン発泡軟質層
14 ウレタン硬質層
16 粘着層
20 まくら木
22 タイプレート
22A ボルト
22B ナット
24 レール
26 板バネ
26A ボルト
26B ナット
28 可変パッド
Claims (5)
- レールとまくら木又は前記まくら木上に固定されるタイプレートとの間に介装され、所要のバネ定数を持つ軌道パッドであって、
架橋ウレタン発泡軟質層と、
前記架橋ウレタン発泡軟質層の前記レール側の表面に積層され、A硬度が95以上であり、且つ静摩擦係数が0.35以下のウレタン硬質層と、
を備える軌道パッド。 - 前記架橋ウレタン発泡軟質層と前記ウレタン硬質層とは、いずれかの層のウレタン樹脂化反応をするときに反応接着して積層されている請求項1に記載の軌道パッド。
- 前記架橋ウレタン発泡軟質層は、独立気泡の発泡層である請求項1又は2に記載の軌道パッド。
- 前記架橋ウレタン発泡軟質層及び前記ウレタン硬質層は、ウレタン原料として、ポリエーテル系ポリオールとイソシアナートとを少なくとも用いて形成された層である請求項1〜3のいずれか1項に記載の軌道パッド。
- 前記イソシアナートは、ジフェニルメタンジイソシアナート系(MDI系)のイソシアナートである請求項4に記載の軌道パッド。
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