JP2014189723A - 画像表示装置用粘着性樹脂組成物、画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 - Google Patents
画像表示装置用粘着性樹脂組成物、画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014189723A JP2014189723A JP2013068605A JP2013068605A JP2014189723A JP 2014189723 A JP2014189723 A JP 2014189723A JP 2013068605 A JP2013068605 A JP 2013068605A JP 2013068605 A JP2013068605 A JP 2013068605A JP 2014189723 A JP2014189723 A JP 2014189723A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image display
- adhesive layer
- meth
- display device
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
【解決手段】(A)ポリカーボネートウレタン、(B)熱可塑性樹脂、(C)光重合開始剤及び(D)(メタ)アクリロイル基を1つ有する(メタ)アクリルモノマーを含む、画像表示装置用粘着性樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
<画像表示装置用粘着シート>
本実施形態に係る画像表示装置用粘着シートは、粘着層と、粘着層を挟むように積層された一対の基材層と、を備えている。基材層の外縁は、粘着層の外縁よりも外側に張り出していることが好ましい。
ガラス転移温度、損失弾性率、及びせん断貯蔵弾性率は、厚さ0.5mm、幅10mm、長さ10mmとなるように作製した粘着層2を、広域動的粘弾性測定装置(Rheometric Scientific製、Solids Analyzer RSA−II)を用いて、条件「シェアサンドイッチモード、周波数1.0Hz、測定温度範囲−20〜100℃で昇温速度5℃/分」にて測定できる。
ポリカーボネートウレタンとしては、例えば、ジイソシアネート化合物と、ポリカーボネートジオールとの反応により、得られる。前記ジイソシアネート化合物としては、例えば、下記一般式(1)で表される化合物が挙げられる。
[式(1)中、Xは2価の有機基を示す。]
[式(3)中、Rは炭素数1〜18のアルキレン基を示し、R2は水素原子又はメチル基を示し、Xは2価の有機基を示し、Zは2〜6価の有機基を示し、m及びnはそれぞれ独立に1〜30の整数を示し、p及びqはそれぞれ独立に1〜5の整数を示す。なお、複数存在するR、R2、X及びYはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。また、nが2以上の場合、複数存在するmはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。]
[式(4)中、Rは炭素数1〜18のアルキレン基を示し、Xは2価の有機基を示し、m及びnはそれぞれ独立に1〜30の整数を示す。なお、複数存在するR及びXはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。また、nが2以上の場合、複数存在するmはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。]
[式(5)中、Rは炭素数1〜18のアルキレン基を示し、R2は水素原子又はメチル基を示し、X及びZはそれぞれ独立に2価の有機基を示し、m及びnはそれぞれ独立に1〜30の整数を示す。なお、複数存在するR、R2、X及びYはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。また、nが2以上の場合、複数存在するmはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。]
(B)成分である熱可塑性樹脂(ただし、ポリカーボネートウレタンを除く)としては、例えば、アクリル樹脂、エポキシアクリレート樹脂(エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を反応させて得られる樹脂)、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリアセタール等が挙げられる。これらの中でもポリエステルを選択してもよい。また、ポリエステルは、ポリエステルウレタンであってもよい。ポリエステルウレタンによれば、(A)成分との相溶性及び段差への埋め込み性という効果がより顕著に得られる。ポリエステルウレタンは、例えば、ポリエステルポリオールと、ジイソシアネートとの反応により、得られる。この反応により得られるポリエステルウレタンは、一般的に、ポリエステルウレタン樹脂と称される場合がある。
(C)成分は、活性エネルギー線の照射により硬化反応を促進させる成分である。ここで活性エネルギー線とは、紫外線、電子線、α線、β線、γ線等をいう。
本発明の粘着性樹脂組成物における(D)成分は、(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有するモノマーである。
(式中、Xは水素原子又はメチル基であり、pは2〜4の整数、qは1〜10の整数を示す。)
粘着性樹脂組成物には、必要に応じて上記の(A)、(B)、(C)及び(D)成分とは別に、フェノキシ樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、アクリルモノマー及び各種添加剤等を含有させてもよい。前記各種添加剤としては、例えば、粘着性樹脂組成物の保存安定性を高める目的で添加するp−メトキシフェノール等の重合禁止剤、粘着性樹脂組成物を光硬化させて得られる粘着層の耐熱性を高める目的で添加するトリフェニルホスファイト等の酸化防止剤、紫外線等の光に対する粘着性樹脂組成物の耐性を高める目的で添加するHALS(Hindered Amine Light Stabilizer)等の光安定化剤、ガラス等に対する粘着性樹脂組成物の密着性を高めるために添加するシランカップリング剤が挙げられる。
以上に説明した粘着シート1は、次のように製造される。まず、図3に示されるように、重剥離セパレータ3上に粘着層2が形成され、粘着層2上に仮セパレータ6が形成された母材フィルム10を準備する。仮セパレータ6は、例えば、軽剥離セパレータ4と同じ素材からなる層である。
次に、粘着シート1を用いて作製される画像表示装置について説明する。粘着シート1が備える粘着層2は、各種画像表示装置に適用することができる。画像表示装置としては、プラズマディスプレイ(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)、陰極線管(CRT)、電界放出ディスプレイ(FED)、有機ELディスプレイ(OELD)、3Dディスプレイ、電子ペーパー(EP)等が挙げられる。本実施形態の粘着層2は、画像表示装置の反射防止層、防汚層、色素層、ハードコート層等の機能性を有する機能層、透明保護板などを組み合わせて貼り合わせるために使用することもできる。
粘着シート1は、画像表示装置の組み立て等において次のように使用される。まず、図10に示されるように、軽剥離セパレータ4を粘着シート1から剥離して粘着層2の粘着面2bを露出させる。続いて、図11に示されるように、粘着層2の粘着面2bを被着物A1に貼り付け、温度40〜80℃の範囲に加熱して、ローラーR等で押し付ける。この際、被着物A1の表面に設けられた段差60は、粘着層2が溶融することにより埋め込まれる。前記加熱の温度は、段差近傍の気泡をより除去できる観点から50〜70℃がより好ましい。被着物A1は、例えば画像表示ユニット、透明保護板又はタッチパネルである。続いて、図12に示されるように、重剥離セパレータ3を粘着層2から剥離して粘着層2の粘着面2cを露出させる。続いて、図13に示されるように、粘着層2の粘着面2cを被着物A2に貼り付け、加熱加圧処理(オートクレーブ処理)をする。被着物A2は、例えば画像表示ユニット、透明保護板又はタッチパネルである。このようにして、粘着層2を介して被着物同士を貼り合わせることができる。なお、この時の加熱加圧処理条件は、温度が40〜80℃であり、圧力が0.1〜0.6MPaであるが、被着物表面の段差が30〜100μmである場合は、段差近傍の気泡をより除去できる観点から、温度が50〜70℃であり、圧力が0.2〜0.5MPaであることが好ましい。また、処理時間は、5〜60分が好ましく、10〜30分であることがより好ましい。
<画像表示装置用粘着シート>
本実施形態の画像表示装置用粘着シート1は、フィルム状の粘着層と、粘着層を挟むように積層された第1及び第2の基材層と、第2の基材層に更に積層されたキャリア層と、を備えており、第1の基材層及びキャリア層の外縁は、粘着層の外縁よりも外側に張り出している。
これにより、外側に張り出したキャリアフィルム5の外縁部をつまむことで、キャリアフィルム5を第2の基材層から容易に剥離させることができる。また、キャリアフィルム5の外縁5aは、軽剥離セパレータ4の外縁4aよりも外側に張り出していることが好ましい。これにより、キャリアフィルム5の外縁部が更につまみ易くなっているため、キャリアフィルム5をより容易に剥離させることができる。キャリアフィルム5の外縁5aが軽剥離セパレータ4の外縁4aよりも張り出す幅は、取り扱い易さ、剥がし易さ、埃等の付着をより低減できる観点から、0.5〜10mmであることが好ましく、1〜5mmであることがより好ましい。キャリアフィルム5、粘着層2、重剥離セパレータ3及び軽剥離セパレータ4の平面形状が略長方形等の略矩形状である場合には、キャリアフィルム5の外縁5aが軽剥離セパレータ4の外縁4aよりも張り出す幅は、少なくとも1つの辺において0.5〜10mmであることが好ましく、少なくとも1つの辺において1〜5mmであることがより好ましく、全ての辺において0.5〜10mmであることがさらに好ましく、全ての辺において1〜5mmであることが特に好ましい。
本実施形態の粘着シート1は、次のように製造される。まず、図16に示されるように、キャリアフィルム5上に、重剥離セパレータ3、粘着層2、及び仮セパレータ6が順に積層された母材フィルム10を準備する。重剥離セパレータ3は、上記接着剤層を介してキャリアフィルム5に接着される。仮セパレータ6は、例えば、軽剥離セパレータ4と同じ素材からなる層である。
本実施形態の粘着シート1は、最初に、図22に示されるように、キャリアフィルム5を重剥離セパレータ3から剥離してから用いることを除いては、第一実施形態の粘着シートと同様にして使用することができる。
攪拌機、温度計及び還流管を備えたガラス製反応容器に、2−ブタノン582.26質量部、イソホロンジイソシアネート59.94質量部、4‐メトキシフェノール0.05質量部及びジブチルスズジラウレート0.1質量部を仕込み、撹拌しながら60℃に加温した。これに、70℃に加温したポリカーボネートジオール(T−5651(登録商標)、旭化成ケミカルズ(株)製)520質量部を滴下した。滴下終了後、3時間撹拌して反応させた。次いで、2‐ヒドロキシエチルアクリレート2.32質量部を滴下し、滴下終了後、3時間撹拌して反応させた。赤外吸収スペクトルを測定し、イソシアネート基が消失するのを確認した時点で反応終了とし、ポリカーボネートウレタンアクリレートを得た。重量平均分子量は60000であった。
撹拌機、温度計、コンデンサー、真空発生装置及び窒素ガス導入管が備え付けられたヒーター付きステンレス製オートクレーブに、ジカルボン酸及びジオールを所定の比率で投入し、更に、触媒としての三酸化アンチモンを上記ジカルボン酸100molに対して0.003molの比率で、界面活性剤としての水酸化コリンを上記ジカルボン酸100molに対して4molの比率でそれぞれ投入した。次いで、0.35MPaの窒素圧下で2.5時間かけて250℃まで昇温し、そのまま1時間撹拌した。その後、大気圧(760mmHg)まで30mmHg/分の条件で減圧し、そのまま250℃で3時間撹拌した。次いで、25℃まで冷却した後、白色沈殿を取り出し、水洗後、真空乾燥することでポリエステルポリオールを得た。
(ポリエステルウレタンの合成)
上述したジカルボン酸とジオールとの反応によって得られたポリエステルポリオールを十分に乾燥した後、トルエンに溶解し、撹拌機、滴下漏斗、還流冷却機及び窒素ガス導入管を取り付けた四つ口フラスコに投入した。また、触媒としてジブチルスズジラウレートを、ポリエステルポリオール100質量部に対して0.02質量部となる量を投入した。
ジカルボン酸としてテレフタル酸又はイソフタル酸を、ジオールとしてネオペンチルグリコールを、ジイソシアネートとして4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを、表1に示す質量比となるようにそれぞれ用い、上記手順に従って各種ポリエステルウレタン樹脂A及びBを得た。
[粘着シート1の作製(3層品)]
重剥離セパレータ3として厚さ75μmのポリエチレンテレフタレート(藤森工業(株)製)、並びに軽剥離セパレータ4及び仮セパレータ6として厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート(藤森工業(株)製)を用いて、以下の(I)〜(V)の手順で粘着シート1を作製した。
配合及び露光量を表2に示す条件としたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シート1を得た。なお、表2中、配合量を表す数値の単位は、質量部である。
各実施例及び比較例で得られた粘着シートについて、以下の(1)〜(6)の評価を行った。
上記手順(II)で得られた、厚さ150μmの粘着層を3枚重ねて厚さ450μmにし、幅10mm、長さ10mmの寸法に裁断してサンプルを作製した。このサンプルを2つ準備し、図23に示すように、治具100を用いて両端のプレートP1と中央のプレートP2との間でサンプルSをはさみ込み、測定サンプルとした。そして、広域動的粘弾性測定装置(Rheometric Scientific製、商品名「Solids Analyzer RSA−II」)を用いて、サンプルのガラス転移温度(Tg)、せん断貯蔵弾性率、損失弾性率及びtanδを測定した。測定条件は「シェアサンドイッチモード、周波数1.0Hz、測定温度範囲−20〜100℃で昇温速度5℃/分」とした。
作製した粘着シートを幅50mm、長さ80mmの寸法に切り出し、該粘着シートの片側面のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、56mm×86mm×0.1mm(厚さ)の寸法のシクロオレフィンポリマーフィルム(日本ゼオン(株)製、商品名「ゼオノアフィルムZF16」)にハンドローラーを用いて(25℃、荷重:500gf)貼合せた。次いで、粘着シートのシクロオレフィンポリマーフィルムを貼合せていないもう一方の面のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離した後、外周部に幅9mm、厚さ80μmの寸法の印刷層(段差)を設けた56mm×86mm×0.7mm(厚さ)の寸法のガラス基板を、粘着層を挟み込むように真空貼合装置((株)タカトリ製、商品名「TPL−0512MH」)を用いて60℃、0.5MPa、真空度50Paの条件で60秒間貼合せた。その後、オートクレーブ処理(45℃、0.5MPa)を10分間行い、次いで、紫外線照射装置(アイグラフィックス(株)製)を用いてシクロオレフィンポリマーフィルム面側から紫外線を2000mJ/cm2照射して評価サンプルとした。
(評価基準)
A:気泡及び剥離なし
B:1辺のみに気泡又は剥離がある
C:2辺以上に気泡又は剥離がある
作製した粘着シートを幅50mm、長さ80mmの寸法に切り出し、該粘着シートの片側面のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、56mm×86mm×0.1mm(厚さ)の寸法のシクロオレフィンポリマーフィルム(日本ゼオン(株)製、商品名「ゼオノアフィルムZF16」)にハンドローラーを用いて(25℃、荷重:500gf)貼合せた。次いで、粘着シートのシクロオレフィンポリマーフィルムを貼合せていないもう一方の面のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離した後、外周部に幅9mm、厚さ80μmの寸法の印刷層(段差)を設けた56mm×86mm×0.7mm(厚さ)の寸法のガラス基板を、粘着層を挟み込むように真空貼合装置を用いて60℃、0.5MPa、真空度50Paの条件で60秒間貼合せた。その後、オートクレーブ処理(45℃、0.5MPa)を10分間行い、次いで、紫外線照射装置を用いてシクロオレフィンポリマーフィルム面側から紫外線を2000mJ/cm2照射して評価サンプルとした。
ダイヤモンド材質の先端部の形状:円錐形
先端半径:2μm
頂角:60°
測定速度:0.15mm/秒
測定力:0.75mN
カットオフ値:0.8mm
基準長さ:0.8mm
評価長さ:10mm
(評価基準)
A:20μm未満
B:20μm以上40μm未満
C:40μm以上
作製した粘着シートを幅50mm、長さ80mmの寸法に切り出し、該粘着シートの片側面のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、56mm×86mm×0.1mm(厚さ)の寸法のシクロオレフィンポリマーフィルムにハンドローラーを用いて(25℃、荷重:500gf)貼合せた後、粘着シート部分の対角線長を測定した。次いで、シクロオレフィンポリマーフィルムを貼合せていないもう一方の面のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離した後、外周部に幅9mm、厚さ80μmの寸法の印刷層(段差)を設けた56mm×86mm×0.7mm(厚さ)の寸法のガラス基板を、粘着材を挟み込むように真空貼合装置を用いて60℃、0.5MPa、真空度50Paの条件で60秒間貼合せ、25℃で30分間静置した後に評価サンプルとした。
(評価基準)
A:1.5mm未満
B:1.5mm以上3mm未満
C:3mm以上
(a)L*、a*、b*の測定
作製した粘着シートを幅40mm、長さ100mmの寸法に切り出し、該粘着シートの片側面のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、50mm×100mm×3mm(厚さ)の寸法のガラス基板(ソーダライムガラス)に、ハンドローラーを用いて(25℃、荷重:500gf)貼合せた。次いで、粘着シートの反対面のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、粘着層面を光源側として分光測色計(日本電色工業(株)製、商品名「SQ−2000」)を用いて測定した。
作製した粘着シートを幅40mm、長さ100mmの寸法に切り出し、該粘着シートの片側面のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、50mm×100mm×3mm(厚さ)の寸法のガラス基板(ソーダライムガラス)に、ハンドローラーを用いて(25℃、荷重:500gf)貼合せた。次いで、粘着シートの反対面のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、粘着層面を光源側として濁度計(日本電色工業(株)製、商品名「NDH−5000」)を用いて、JIS K 7136に準じて測定した。
ヘーズ(%)=(Td/Tt)×100
Td:拡散透過率 Tt:全光線透過率
作製した粘着シートを幅25mm、長さ25mmの寸法に切り出し、該粘着シートの片側面のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、幅30mm、長さ100mmのガラス基板に貼り付ける。貼り付け位置は長さ方向の端5mmの部分に貼り付ける。
(C)成分:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(I−184、BASFジャパン(株)製、商品名「Irgacure−184」)
(D)成分:2−ヒドロキシアクリレート(HEA、大阪有機化学工業(株)製)
:4−ヒドロキシブチルアクリレート(4HBA、日本化成(株)製)
:2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA、東亜合成(株)製)
[粘着シート2の作製(4層品)]
(I)実施例1と同様の方法で液状の粘着性樹脂組成物を得た。
(II)この粘着性樹脂組成物を重剥離セパレータ3の一方の面上に塗工、乾燥して塗膜を形成した後、上記塗膜上に仮セパレータ6を積層し、その後、重剥離セパレータ3の他方の面に、アクリル系接着剤(日立化成工業(株)製、商品名「ヒタレックスK−6040」)をラミネートし、その上にキャリアフィルム5を積層した。
(III)220mm×180mmになるように重剥離セパレータ3、粘着層2、仮セパレータ6及びキャリアフィルム5を切断した。
(IV)重剥離セパレータ3、粘着層2及び仮セパレータ6を205mm×160mmの大きさになるように、直径72mmのロータリーブレードにより切断した。切断には、直径72mmのロータリーブレードを備えるロータリー式打抜装置を用いた。この時、キャリアフィルム5の長辺側の両辺が、粘着層2の長辺側の両辺より7.5mm張り出すように、また、キャリアフィルム5の短辺側の両辺が、粘着層2の短辺側の両辺より10mm張り出すように切断した。
(V)仮セパレータ6を剥離し、215mm×170mmの大きさの軽剥離セパレータ4を粘着層2上に積層した。このようにして、粘着シート2を得た。この時、軽剥離セパレータ4の長辺側の両辺が、粘着層2の長辺側の両辺より5mm張り出すように、又軽剥離セパレータ4の短辺側の両辺が、粘着層2の短辺側の両辺より5mm張り出すように積層した。
Claims (8)
- (A)ポリカーボネートウレタン、(B)熱可塑性樹脂、(C)光重合開始剤及び(D)(メタ)アクリロイル基を1つ有する(メタ)アクリルモノマーを含む、画像表示装置用粘着性樹脂組成物。
- 請求項1に記載の画像表示装置用粘着性樹脂組成物から形成される粘着層と、前記粘着層を挟むように積層された一対の基材層と、を備える、画像表示装置用粘着シート。
- 前記粘着層の厚さが、25〜500μmである、請求項2に記載の画像表示装置用粘着シート。
- 請求項2又は3のいずれか一項に記載の画像表示装置用粘着シートが備える前記粘着層を介して、被着物同士を貼り合わせて積層体を得る工程と、
前記積層体を、40〜80℃及び0.3〜0.8MPaの条件で加熱加圧処理する工程と、
前記積層体に対し、前記被着物のいずれか一方の側から紫外線を照射する工程と、を備える、画像表示装置の製造方法。 - 前記被着物が、透明保護板、タッチパネル、及び液晶表示セルから選択される少なくとも2種である、請求項4に記載の画像表示装置の製造方法。
- 画像表示ユニットと、透明保護板と、
前記画像表示ユニットと前記透明保護板との間に存在する、請求項1に記載の画像表示装置用粘着性樹脂組成物から形成される粘着層と、を含む、積層体を有する画像表示装置。 - 画像表示ユニットと、タッチパネルと、透明保護板と、
タッチパネルと前記透明保護板との間に存在する、請求項1に記載の画像表示装置用粘着性樹脂組成物から形成される粘着層と、
を含む、積層体を有する画像表示装置。 - 画像表示ユニット、タッチパネル又は透明保護板が段差を有する、請求項6又は7に記載の画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013068605A JP6163824B2 (ja) | 2013-03-28 | 2013-03-28 | 画像表示装置用粘着性樹脂組成物、画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013068605A JP6163824B2 (ja) | 2013-03-28 | 2013-03-28 | 画像表示装置用粘着性樹脂組成物、画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014189723A true JP2014189723A (ja) | 2014-10-06 |
JP6163824B2 JP6163824B2 (ja) | 2017-07-19 |
Family
ID=51836320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013068605A Expired - Fee Related JP6163824B2 (ja) | 2013-03-28 | 2013-03-28 | 画像表示装置用粘着性樹脂組成物、画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6163824B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019221126A1 (ja) | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 宇部興産株式会社 | 光硬化性樹脂組成物及びそれを用いた粘接着剤 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111295430B (zh) * | 2018-02-02 | 2021-09-21 | 株式会社Lg化学 | 用于可折叠显示器的粘合剂组合物、使用其的粘合剂膜和包含其的可折叠显示器 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005090509A1 (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Three Bond Co., Ltd. | 光硬化性感熱フィルム状接着剤組成物 |
JP2010090204A (ja) * | 2008-10-04 | 2010-04-22 | Three Bond Co Ltd | 光硬化性接着剤組成物 |
WO2010079584A1 (ja) * | 2009-01-07 | 2010-07-15 | ディーエイチ・マテリアル株式会社 | 粘着剤及び粘着フィルム |
JP2011038080A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-24 | Hitachi Chem Co Ltd | 接着剤組成物及び接続構造体 |
WO2011112508A1 (en) * | 2010-03-09 | 2011-09-15 | 3M Innovative Properties Company | Pressure sensitive adhesive sheet for optics |
WO2012077809A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-14 | 日立化成工業株式会社 | 画像表示装置用粘着性樹脂組成物、画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置 |
WO2012077806A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-14 | 日立化成工業株式会社 | 光学用粘着材樹脂組成物、光学用粘着材シート、画像表示装置、光学用粘着材シートの製造方法及び画像表示装置の製造方法 |
JP2013035920A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-02-21 | Dic Corp | 紫外線硬化型粘着剤用樹脂組成物、粘着剤及び積層体 |
WO2013031678A1 (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-07 | 電気化学工業株式会社 | 硬化性樹脂組成物 |
WO2013122144A1 (ja) * | 2012-02-17 | 2013-08-22 | 株式会社スリーボンド | 光学用光硬化性シート型接着剤組成物 |
-
2013
- 2013-03-28 JP JP2013068605A patent/JP6163824B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005090509A1 (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Three Bond Co., Ltd. | 光硬化性感熱フィルム状接着剤組成物 |
JP2010090204A (ja) * | 2008-10-04 | 2010-04-22 | Three Bond Co Ltd | 光硬化性接着剤組成物 |
WO2010079584A1 (ja) * | 2009-01-07 | 2010-07-15 | ディーエイチ・マテリアル株式会社 | 粘着剤及び粘着フィルム |
JP2011038080A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-24 | Hitachi Chem Co Ltd | 接着剤組成物及び接続構造体 |
WO2011112508A1 (en) * | 2010-03-09 | 2011-09-15 | 3M Innovative Properties Company | Pressure sensitive adhesive sheet for optics |
WO2012077809A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-14 | 日立化成工業株式会社 | 画像表示装置用粘着性樹脂組成物、画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置 |
WO2012077806A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-14 | 日立化成工業株式会社 | 光学用粘着材樹脂組成物、光学用粘着材シート、画像表示装置、光学用粘着材シートの製造方法及び画像表示装置の製造方法 |
JP2013035920A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-02-21 | Dic Corp | 紫外線硬化型粘着剤用樹脂組成物、粘着剤及び積層体 |
WO2013031678A1 (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-07 | 電気化学工業株式会社 | 硬化性樹脂組成物 |
WO2013122144A1 (ja) * | 2012-02-17 | 2013-08-22 | 株式会社スリーボンド | 光学用光硬化性シート型接着剤組成物 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019221126A1 (ja) | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 宇部興産株式会社 | 光硬化性樹脂組成物及びそれを用いた粘接着剤 |
KR20200139750A (ko) | 2018-05-16 | 2020-12-14 | 우베 고산 가부시키가이샤 | 광경화성 수지 조성물 및 그것을 사용한 점접착제 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6163824B2 (ja) | 2017-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102281764B1 (ko) | 활성 에너지선 경화성 점착시트 및 적층체 | |
JP6265907B2 (ja) | 画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 | |
JP6065002B2 (ja) | 画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 | |
JP5322968B2 (ja) | 粘着剤組成物、粘着フィルム、粘着剤組成物の製造方法及び粘着フィルムの製造方法 | |
JP6246469B2 (ja) | 画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 | |
JP5859942B2 (ja) | 積層体の製造方法 | |
JP6048137B2 (ja) | 画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置 | |
JP2017019903A (ja) | 画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 | |
JP2016050245A (ja) | 画像表示装置用粘着シート、画像表示装置用粘着シート部材、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 | |
JP2014125524A (ja) | 画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 | |
JP2014224179A (ja) | 画像表示装置用粘着剤、画像表示装置用粘着シート、及びこれらを用いた画像表示装置の製造方法 | |
JP5473509B2 (ja) | 耐湿熱性の粘着フィルム | |
US20180340099A1 (en) | Easily peelable adhesive tape, article, and method for disassembling article | |
WO2016148208A1 (ja) | 画像表示装置用粘着シート、画像表示装置用粘着積層体及び画像表示装置 | |
JP2017122154A (ja) | 光硬化性樹脂組成物、画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 | |
TWI501126B (zh) | 圖符片的製造方法、圖符片及使用該圖符片的觸控面板 | |
JP6163824B2 (ja) | 画像表示装置用粘着性樹脂組成物、画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 | |
JP6150546B2 (ja) | 画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 | |
KR101707581B1 (ko) | 무 기재 흑색 양면 차광 테이프 및 그 제조 방법 | |
JP2014094977A (ja) | 画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 | |
JP2017002260A (ja) | 画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 | |
JP6307988B2 (ja) | 画像表示装置用粘着性樹脂組成物、画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 | |
JP5886886B2 (ja) | 粘着フィルム | |
JP2015160865A (ja) | 画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 | |
JP6155793B2 (ja) | 画像表示装置用粘着剤組成物、画像表示装置用粘着シート及びそれを用いた画像表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161115 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170113 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170131 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170425 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20170502 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170605 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6163824 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |