JP2014189405A - 巻取部を備えた繊維機械及び表示制御装置 - Google Patents

巻取部を備えた繊維機械及び表示制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】並設された複数台の巻取ユニットの中から振動が大きい巻取ユニットを容易に認識できる技術及びこれに関連する技術を提供する。
【解決手段】糸Yを巻き取ってパッケージPを作成する巻取部13と、前記パッケージPを作成する際の振動を検出する検出部141と、を備える巻取ユニット1が複数台並設された繊維機械(自動ワインダ100)において、前記巻取ユニット1毎の情報を表示する表示部5と、前記表示部5の表示内容を制御する表示制御部4cと、を具備し、前記表示制御部4cは、前記巻取ユニット1毎の振動値を視覚化して並べたグラフGを表示するとともに、振動が大きいか否かを判断する基準となる異常判定レベルLも表示するように制御する、とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、巻取部を備えた繊維機械及び表示制御装置の技術に関する。
従来より、複数台の巻取ユニットで構成された繊維機械が知られている(例えば特許文献1参照)。巻取ユニットは、ボビンを回転させることによって糸を巻き取り、該ボビン上にパッケージを作成する。即ち、巻取ユニットは、糸を巻き取ってパッケージを作成する巻取部を備えている。
ところで、このような巻取ユニットは、ボビンを回転させて糸を巻き取るため、該ボビンの偏心などに起因して振動が発生する。このため、従来の繊維機械では、各巻取ユニットに振動センサを取り付け、振動の大きさを認識可能としたものが存在していた(例えば特許文献2、特許文献3参照)。しかし、従来の繊維機械では、並設された複数台の巻取ユニットの中から振動が大きい巻取ユニットを把握することが難しいという問題があった。そこで、並設された複数台の巻取ユニットの中から振動が大きい巻取ユニットを容易に認識できる技術が求められていた。また、振動が大きいか否かを判断する基準について任意に設定できるなど、関連する技術も求められていた。
特開2012−218915号公報 特開平8−301523号公報 実開平4−118462号公報
本発明は、並設された複数台の巻取ユニットの中から振動が大きい巻取ユニットを容易に認識できる技術及びこれに関連する技術を提供することを目的としている。
次に、この課題を解決するための手段を説明する。
即ち、第一の発明は、
糸を巻き取ってパッケージを作成する巻取部と、
前記パッケージを作成する際の振動を検出する検出部と、を備える巻取ユニットが複数台並設された繊維機械において、
前記巻取ユニット毎の情報を表示する表示部と、
前記表示部の表示内容を制御する表示制御部と、を具備し、
前記表示制御部は、前記巻取ユニット毎の振動値を視覚化して並べたグラフを表示するとともに、前記グラフ上に振動が大きいか否かを判断する基準となる異常判定レベルも表示するように制御する、としたものである。
第二の発明は、第一の発明に係る繊維機械において、
前記異常判定レベルを設定できる設定部を具備し、
前記表示制御部は、前記設定部によって設定された前記異常判定レベルを表示するように制御する、としたものである。
第三の発明は、第二の発明に係る繊維機械において、
前記表示制御部は、前記表示部に前記グラフを表示した状態で、前記設定部の操作に伴って前記異常判定レベルが移動するように制御する、としたものである。
第四の発明は、第一から第三のいずれかの発明に係る繊維機械において、
巻取条件毎に前記異常判定レベルを記憶する記憶部を具備し、
前記表示制御部は、選択されている巻取条件に対応する前記異常判定レベルを前記記憶部から読み出して表示するように制御する、としたものである。
第五の発明は、第四の発明に係る繊維機械において、
前記表示制御部は、一の巻取条件における前記異常判定レベルが変更された場合に、前記一の巻取条件における前記異常判定レベルの変更量に基づいて、前記記憶部に記憶されている他の巻取条件における前記異常判定レベルを変更するように制御する、としたものである。
第六の発明は、第五の発明に係る繊維機械において、
前記表示制御部は、一の巻取条件における前記異常判定レベルが所定の変更割合となるように変更された場合に、当該変更割合と同じ変更割合となるように、前記記憶部に記憶されている他の巻取条件における前記異常判定レベルを変更するように制御する、としたものである。
第七の発明は、第一から第六のいずれかの発明に係る繊維機械において、
前記表示制御部は、前記パッケージの糸層厚さが所定値に達するまでの期間とそれ以降の期間とで別々に前記グラフを表示するように制御する、としたものである。
第八の発明は、第一から第七のいずれかの発明に係る繊維機械において、
前記表示制御部は、振動の検出方向毎に前記グラフを表示するように制御する、としたものである。
第九の発明は、第一から第八のいずれかの発明に係る繊維機械において、
前記巻取ユニットは、糸を切断する糸切断装置を具備し、
前記表示制御部は、前記糸切断装置が作動したことによる振動を前記グラフに反映させない、としたものである。
第十の発明は、第一から第九のいずれかの発明に係る繊維機械において、
前記表示制御部は、パッケージ単位で前記グラフを表示するように制御する、としたものである。
第十一の発明は、第十の発明に係る繊維機械において、
前記表示制御部は、一つ前のパッケージ作成時における前記グラフを表示するように制御する、としたものである。
第十二の発明は、第十又は第十一の発明に係る繊維機械において、
前記表示制御部は、初めて前記パッケージを作成する場合に、現在巻取中のパッケージ作成時における前記グラフを表示するように制御する、としたものである。
第十三の発明は、第一から第十二のいずれかの発明に係る繊維機械において、
前記検出部は、前記巻取ユニットに搭載された電子回路基板に取り付けられる、としたものである。
第十四の発明は、第一から第十二のいずれかの発明に係る繊維機械において、
前記巻取部は、前記パッケージを回転自在に支持するクレードルを具備し、
前記検出部は、前記クレードルに取り付けられる、としたものである。
第十五の発明は、
糸を巻き取ってパッケージを作成する巻取部と、
前記パッケージを作成する際の振動を検出する検出部と、を備える巻取ユニットが複数台並設され、
前記巻取ユニット毎の情報を表示する表示部が設けられた繊維機械の表示制御装置であって、
前記表示制御装置は、前記巻取ユニット毎の振動値を視覚化して並べたグラフを表示するとともに、前記グラフ上に振動が大きいか否かを判断する基準となる異常判定レベルも表示するように信号を作成する、としたものである。
第十六の発明は、第十五の発明に係る表示制御装置において、
前記異常判定レベルを設定できる設定部を具備し、
前記表示制御装置は、前記設定部によって設定された前記異常判定レベルを表示するように信号を作成する、としたものである。
第十七の発明は、第十六の発明に係る表示制御装置において、
前記表示制御装置は、前記表示部に前記グラフを表示した状態で、前記設定部の操作に伴って前記異常判定レベルが移動するように信号を作成する、としたものである。
第十八の発明は、
糸を巻き取ってパッケージを作成する巻取部と、
前記パッケージを作成する際の振動を検出する検出部と、を備える巻取ユニットが複数台並設され、
前記巻取ユニット毎の情報を表示する表示部が設けられた繊維機械の制御プログラムであって、
前記制御プログラムは、前記巻取ユニット毎の振動値を視覚化して並べたグラフを表示するとともに、前記グラフ上に振動が大きいか否かを判断する基準となる異常判定レベルも表示するように処理を行なう、としたものである。
第十九の発明は、第十八の発明に係る制御プログラムにおいて、
前記異常判定レベルを設定できる設定部を具備し、
前記制御プログラムは、前記設定部によって設定された前記異常判定レベルを表示するように処理を行なう、としたものである。
第二十の発明は、第十九の発明に係る制御プログラムにおいて、
前記制御プログラムは、前記表示部に前記グラフを表示した状態で、前記設定部の操作に伴って前記異常判定レベルが移動するように処理を行なう、としたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
第一の発明によれば、表示制御部は、巻取ユニット毎の振動値を視覚化して並べたグラフを表示するとともに、グラフ上に振動が大きいか否かを判断する基準となる異常判定レベルも表示するように制御する。これにより、並設された複数台の巻取ユニットの中から振動が大きい巻取ユニットを容易に認識できる。
第二の発明によれば、表示制御部は、設定部によって設定された異常判定レベルを表示するように制御する。これにより、振動が大きいか否かを判断する基準を任意に設定できる。
第三の発明によれば、表示制御部は、表示部にグラフを表示した状態で、設定部の操作に伴って異常判定レベルが移動するように制御する。これにより、振動が大きいか否かを判断する基準を、実際の振動値の大きさを参照しながら設定できる。
第四の発明によれば、表示制御部は、選択されている巻取条件に対応する異常判定レベルを記憶部から読み出して表示するように制御する。これにより、巻取条件が変わっても適切な異常判定レベルを設定できる。
第五の発明によれば、表示制御部は、一の巻取条件における異常判定レベルが変更された場合に、一の巻取条件における異常判定レベルの変更量に基づいて、記憶部に記憶されている他の巻取条件における異常判定レベルを変更するように制御する。これにより、巻取条件毎に異常判定レベルを変更する手間を省くことができる。
第六の発明によれば、表示制御部は、一の巻取条件における異常判定レベルが所定の変更割合となるように変更された場合に、当該変更割合と同じ変更割合となるように、記憶部に記憶されている他の巻取条件における異常判定レベルを変更するように制御する。これにより、巻取条件毎に異常判定レベルを最適化することができる。
第七の発明によれば、表示制御部は、パッケージの糸層厚さが所定値に達するまでの期間とそれ以降の期間とで別々にグラフを表示するように制御する。これにより、高い精度で振動が大きい巻取ユニットを認識できる。
第八の発明によれば、表示制御部は、振動の検出方向毎にグラフを表示するように制御する。これにより、更に高い精度で振動が大きい巻取ユニットを認識できる。
第九の発明によれば、表示制御部は、糸切断装置が作動したことによる振動をグラフに反映させない。これにより、更に高い精度で振動が大きい巻取ユニットを認識できる。
第十の発明によれば、表示制御部は、パッケージ単位でグラフを表示するように制御する。これにより、表示部に表示される内容について簡素にできる。
第十一の発明によれば、表示制御部は、一つ前のパッケージ作成時におけるグラフを表示するように制御する。これにより、一つ前のパッケージ作成時における振動が大きいか否かを判断できる。
第十二の発明によれば、表示制御部は、初めてパッケージを作成する場合に、現在巻取中のパッケージ作成時におけるグラフを表示するように制御する。これにより、グラフにおいて、振動値が欠落した巻取ユニットが存在することを防止できる。
第十三の発明によれば、検出部は、巻取ユニットに搭載された電子回路基板に取り付けられる。これにより、巻取ユニットの構造を簡素化できる。
第十四の発明によれば、検出部は、クレードルに取り付けられる。これにより、巻取ユニットがパッケージを作成する際の振動のみを検出できる。
第十五の発明によれば、表示制御装置は、巻取ユニット毎の振動値を視覚化して並べたグラフを表示するとともに、グラフ上に振動が大きいか否かを判断する基準となる異常判定レベルも表示するように信号を作成する。これにより、並設された複数台の巻取ユニットの中から振動が大きい巻取ユニットを容易に認識できる。
第十六の発明によれば、表示制御装置は、設定部によって設定された異常判定レベルを表示するように信号を作成する。これにより、振動が大きいか否かを判断する基準を任意に設定できる。
第十七の発明によれば、表示制御装置は、表示部にグラフを表示した状態で、設定部の操作に伴って異常判定レベルが移動するように信号を作成する。これにより、振動が大きいか否かを判断する基準を、実際の振動値の大きさを参照しながら設定できる。
第十八の発明によれば、制御プログラムは、巻取ユニット毎の振動値を視覚化して並べたグラフを表示するとともに、グラフ上に振動が大きいか否かを判断する基準となる異常判定レベルも表示するように処理を行なう。これにより、並設された複数台の巻取ユニットの中から振動が大きい巻取ユニットを容易に認識できる。
第十九の発明によれば、制御プログラムは、設定部によって設定された異常判定レベルを表示するように処理を行なう。これにより、振動が大きいか否かを判断する基準を任意に設定できる。
第二十の発明によれば、制御プログラムは、表示部にグラフを表示した状態で、設定部の操作に伴って異常判定レベルが移動するように処理を行なう。これにより、振動が大きいか否かを判断する基準を、実際の振動値の大きさを参照しながら設定できる。
自動ワインダの全体構成を示す図。 巻取ユニットの構成とその制御システムを示す図。 巻取ユニット毎の振動値を視覚化して並べたグラフを表示した画像を示す図。 異常判定レベルを設定するための設定部を表示した画像を示す図。 設定部の操作に伴って異常判定レベルが移動する機能を示す図。 巻取条件に応じた異常判定レベルを表示する機能を示す図。 一の巻取条件における異常判定レベルが変更されると他の巻取条件における異常判定レベルを変更する機能を示す図。 パッケージの糸層厚さが所定値に達するまでの期間とそれ以降の期間とで別々にグラフを表示した画像を示す図。 振動の検出方向毎にグラフを表示した画像を示す図。 パッケージの糸層厚さが所定値に達するまでの期間とそれ以降の期間とで別々にグラフを表示するとともに、振動の検出方向毎にグラフを表示した画像を示す図。
まず、本発明の一実施形態に係る繊維機械について簡単に説明する。本発明の技術的思想は、以下に説明する自動ワインダ100に限るものではなく、他の繊維機械(例えば空気紡績機又はオープンエンド精紡機)にも適用することが可能である。
図1は、自動ワインダ100の全体構成を示している。自動ワインダ100は、主に複数台の巻取ユニット1と、搬送装置2と、玉揚装置3と、制御装置4(機台制御部)と、で構成されている。制御装置4は、機台の全巻取ユニット1に共通の制御部であり、機台の端部に設けられている。
巻取ユニット1は、ボビンB1から糸Yを解舒するとともに、該糸Yを巻き取ってボビンB2上にパッケージPを作成する。このとき、巻取ユニット1は、糸Yから欠点部分を除去することによって該糸Yの品質を整える。このようにして、巻取ユニット1は、品質が安定したパッケージPを作成することを可能としている。
なお、各巻取ユニット1は、ユニット制御部14を備えている(図2参照)。ユニット制御部14は、制御装置4を介して搬送装置2及び玉揚装置3と接続され、互いに電気信号の送受信を可能としている。
搬送装置2は、糸Yが巻き付けられたボビンB1を各巻取ユニット1まで搬送する。このようにして、搬送装置2は、各巻取ユニット1へ糸Yを供給することを可能としている。また、搬送装置2は、糸Yが解舒された空のボビンB1を所定の位置まで搬送する。
なお、搬送装置2は、搬送制御部を備えている(図示せず)。搬送制御部は、制御装置4を介して各巻取ユニット1及び玉揚装置3と接続され、互いに電気信号の送受信を可能としている。
玉揚装置3は、巻取ユニット1からボビンB2を取り外して該ボビンB2毎パッケージPを回収する。このようにして、玉揚装置3は、各巻取ユニット1から満巻状態になったパッケージPを回収することを可能としている。また、玉揚装置3は、巻取ユニット1に新たなボビンB2を装着する。
なお、玉揚装置3は、玉揚制御部を備えている(図示せず)。玉揚制御部は、制御装置4を介して各巻取ユニット1及び搬送装置2と接続され、互いに電気信号の送受信を可能としている。
制御装置4は、各巻取ユニット1、搬送装置2、及び玉揚装置3の稼動状況を把握するとともに、各巻取ユニット1、搬送装置2、及び玉揚装置3に対して運転動作を指示する。このようにして、制御装置4は、各巻取ユニット1、搬送装置2、及び玉揚装置3などの制御対象が協動することを可能としている。制御装置4は、各巻取ユニット1のユニット制御部14から稼動状況に関する情報を収集する。例えば、制御装置4は、当該情報を定期的に収集する。当該情報には、後述する検出部141によって検出された振動情報が含まれる。
なお、制御装置4は、表示制御部4cとしての機能を有している(図2参照)。表示制御部4cは、表示部5の表示内容を制御することを可能としている。また、本自動ワインダ100は、表示部5がタッチパネルであるので、該表示部5から情報を入力することも可能である。
次に、巻取ユニット1について具体的に説明する。
図2は、巻取ユニット1の構成とその制御システムを示している。巻取ユニット1は、主に給糸部11と、処理部12と、巻取部13で構成されている。また、巻取ユニット1は、ユニット制御部14を備えている。
給糸部11は、ボビンB1がセット可能となっている。巻取中は、給糸部11にセットされたボビンB1から糸Yが解舒される。給糸部11は、解舒補助装置111を備えている。解舒補助装置111は、ボビンB1から解舒された糸Yが遠心力によって広がらないように規制する。
処理部12は、糸Yの欠点部分を除去する。処理部12は、張力付与装置121、欠点検出装置122、糸切断装置123、及び糸継装置124を備えている。張力付与装置121は、ボビンB1から解舒された糸Yに所定の張力を付与する。欠点検出装置122は、糸Yが遮蔽した光量に基づいて該糸Yの欠点部分を検出する。糸切断装置123は、欠点検出装置122が糸Yの欠点部分を検出した場合に、該糸Yを切断する。糸切断時に出力される糸切断信号は、ユニット制御部14に入力されるので、ユニット制御部14は、糸切断装置123が作動したことを把握できる。糸継装置124は、糸Yが切れた場合又は糸切断装置123が糸Yを切断した場合に、分断している糸Yを継ぎ合わせる。「欠点部分」とは、糸Yが細くなっている部分又は太くなっている部分のほか、異物が混入している部分を指す。
巻取部13は、糸Yを巻き取ってパッケージPを作成する。巻取部13は、ボビン支持装置131及びボビン回転装置132を備えている。ボビン支持装置131は、ボビンB2及び該ボビンB2上に作成されたパッケージPを回転自在に支持する。ボビン回転装置132は、ボビンB2及び該ボビンB2上に作成されたパッケージPを回転させる。
更に、ボビン支持装置131について詳細に説明する。ボビン支持装置131は、主にクレードル131aによって構成されている。クレードル131aは、ボビンB2を挟み込んだ状態で該ボビンB2及び該ボビンB2上に作成されたパッケージPを回転自在に支持する。また、クレードル131aは、回動軸を中心として回動自在となっている。このため、クレードル131aは、糸Yが巻き付けられてパッケージPの外径が大きくなった場合でも、該パッケージPが後述する綾振ドラム132bと一定の荷重で接することを可能としている。また、クレードル131aの回動角度を検出することにより、パッケージPの糸層厚さ(糸Yが巻き付けられた部分の厚さ)を把握することも可能としている。
更に、ボビン回転装置132について詳細に説明する。ボビン回転装置132は、主に電動モータ132a及び綾振ドラム132bで構成されている。電動モータ132aは、モータ制御部132cからの指示に基づいて駆動する。綾振ドラム132bは、電動モータ132aの動力によって回転する。このとき、綾振ドラム132bは、ボビンB2(若しくはパッケージP)に接した状態で回転するので、該ボビンB2(ボビンB2及びパッケージP)を回転させることができる。また、綾振ドラム132bは、外周面に設けられた略螺旋状の溝に沿って糸Yを案内するので、該糸Yをトラバースできる。即ち、綾振ドラム132bは、糸Yをトラバースさせることで、該糸Yが偏ったパッケージPとならないようにしている。
ユニット制御部14は、給糸部11、処理部12、及び巻取部13の稼動状況を把握するとともに、給糸部11、処理部12、及び巻取部13に対して運転動作を指示する。ユニット制御部14は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)を備えている。CPUは、制御プログラムを実行するための演算処理装置である。ROMは、制御プログラムを記憶するための記憶媒体である。RAMは、制御プログラムを実行したときのデータを一時的に記憶するための記憶媒体である。
なお、本自動ワインダ100を構成する全ての巻取ユニット1は、ユニット制御部14に検出部141を備えている。検出部141は、パッケージPを作成する際の振動を検出できる振動センサである。検出部141は、CPU、ROM、及びRAMなどとともに、電子回路基板142に取り付けられている。ユニット制御部14は、検出部141による振動検出値を常時更新しながら記憶部に記憶する。そして、ユニット制御部14の記憶部に記憶されている振動検出値は、制御装置4からの定期的な要求に応じて、制御装置4に送信される。制御装置4は、ユニット制御部14から受信した振動検出値を記憶部に記憶する。
このように、検出部141は、巻取ユニット1に搭載された電子回路基板142に取り付けられる。これにより、ユニット制御部14の電子回路基板142と検出部141を長い配線でつなぐ必要がないので、巻取ユニット1の構造を簡素化できる。
なお、検出部141は、クレードル131aに取り付けられるとしても良い。これにより、糸切断装置123又は糸継装置124などの振動を検出せずに、巻取ユニット1がパッケージPを作成する際の振動のみを検出できる。
次に、表示部5に表示される内容について具体的に説明する。
図3は、巻取ユニット1毎の振動値を視覚化して並べたグラフGを表示した画像を示している。図4は、異常判定レベルLを設定するための設定部53を表示した画像を示している。
本画像には、グラフ表示枠51が設けられている。グラフ表示枠51には、巻取ユニット1毎の振動値を視覚化して並べたグラフG(棒グラフ)が表示される。グラフGにおいて、各巻取ユニット1の振動値の大きさ(棒の高さ)は、一つのパッケージPを作成する過程で最も大きい値(最大値)を表している。また、グラフ表示枠51には、振動が大きいか否かを判断する基準となる異常判定レベルLが表示される。これらは、表示制御部4cからの指示によって表示される。
このように、表示制御部4cは、巻取ユニット1毎の振動値を視覚化して並べたグラフGを表示するとともに、グラフG上に振動が大きいか否かを判断する基準となる異常判定レベルLも表示するように制御する。これにより、振動値を視覚化した棒が異常判定レベルLを超えると振動が大きいといえるので、並設された複数台の巻取ユニット1の中から振動が大きい巻取ユニット1を容易に認識できる。
なお、図に示すように、グラフGにおいて、振動値を視覚化した棒が異常判定レベルLを越える巻取ユニット1は、他の巻取ユニット1と表示形態(表示色)が異なる。即ち、グラフGを構成する複数の棒のうち、その上端が異常判定レベルLを越える棒は、他の棒と表示形態が異なるようになっている。これにより、異常判定レベルLを越えている巻取ユニット1を容易に認識可能となっている。更に、該当する巻取ユニット1の警報ランプを点灯させたり、警報ブザーを鳴らしても良い。これにより、並設された複数台の巻取ユニット1の中から振動が大きい巻取ユニット1を更に容易に認識できる。
また、本画像には、アイコン52が設けられている。アイコン52を押した場合、異常判定レベルLを設定するための画像が表示される。かかる画像は、異常判定レベルLを設定できる設定部53といえる。但し、設定部53は、制御装置4に情報を入力できるキーボードなどであっても良い。そして、異常判定レベルLの設定を終えると、グラフ表示枠51には、設定した異常判定レベルLが表示されることとなる。
このように、表示制御部4cは、設定部53によって設定された異常判定レベルLを表示するように制御する。これにより、振動が大きいか否かを判断する基準を任意に設定できる。
ここで、かかる技術についてより詳細に説明する。
図5は、設定部53の操作に伴って異常判定レベルLが移動する機能を示している。図5に示す領域Rは、異常判定レベルLが移動する様子を示している。
上述したように、表示部5には、異常判定レベルLを設定するための設定部53が表示される。そして、設定部53を操作すると、グラフ表示枠51に表示された異常判定レベルLが上下方向に動く(矢印M参照)。即ち、グラフ表示枠51に表示された異常判定レベルLは、設定部53の操作に伴って移動するのである。
このように、表示制御部4cは、表示部5にグラフGを表示した状態で、設定部53の操作に伴って異常判定レベルLが移動するように制御する。これにより、振動が大きいか否かを判断する基準を、実際の振動値の大きさ(バラつき)を参照しながら設定できる。例えば、図5に示すように、実際の振動値の大きさを考慮して異常判定レベルLを上方に移動させることができるのである。
次に、巻取条件の変更に関する技術について説明する。
図6は、巻取条件に応じた異常判定レベルLを表示する機能を示している。図6Aは、一の巻取条件における異常判定レベルLを表示した画像であり、図6Bは、他の巻取条件における異常判定レベルLを表示した画像である。
本自動ワインダ100の制御装置4は、記憶部41を備えている(図2参照)。記憶部41は、糸Yの太さ(番手)及び巻取速度などの巻取条件を記憶するための記憶媒体である。また、記憶部41は、巻取条件毎に異常判定レベルLを記憶している。制御装置4は、表示制御部4cとして巻取条件に応じた異常判定レベルLを表示するように制御する。
このように、表示制御部4cは、選択されている巻取条件に対応する異常判定レベルLを記憶部41から読み出して表示するように制御する。これにより、巻取条件が変わっても適切な異常判定レベルLを設定できる。
次に、異常判定レベルLの変更に関する技術について説明する。
図7は、一の巻取条件における異常判定レベルLが変更されると他の巻取条件における異常判定レベルLを変更する機能を示している。図7Aは、一の巻取条件における異常判定レベルLを変更している画像であり、図7Bは、他の巻取条件における異常判定レベルLが変更されている画像である。但し、表示部5に表示される画像は、一の巻取条件(現在巻取中の巻取条件)における異常判定レベルLを変更している画像のみである(図7A参照)。従って、図7Bは、当該機能を説明するための概念図といえる。
本自動ワインダ100の制御装置4は、演算部42を備えている(図2参照)。演算部42は、制御プログラムを実行するための演算処理装置である。制御装置4は、一の巻取条件における異常判定レベルLが変更された場合(矢印M参照)、演算部42が算出した結果に基づいて記憶部41の情報を書き換える。即ち、制御装置4は、一の巻取条件における異常判定レベルLの変更量に基づいて、他の巻取条件における異常判定レベルLを変更するのである(矢印m参照)。そして、制御装置4は、一の巻取条件から他の巻取条件に変更が指示された場合、当該他の巻取条件における異常判定レベルLを記憶部41から読み出して表示するように制御する。
このように、表示制御部4cは、一の巻取条件における異常判定レベルLが変更された場合に、一の巻取条件における異常判定レベルLの変更量に基づいて、記憶部41に記憶されている他の巻取条件における異常判定レベルLを変更するように制御する。これにより、巻取条件毎に異常判定レベルLを変更する手間を省くことができる。
ここで、かかる技術についてより詳細に説明する。
演算部42は、所定の値にある異常判定レベルLを基準とした変更割合を算出する。「変更割合」とは、所定の値にある異常判定レベルLを基準とした変更量の百分率である。そして、制御装置4は、この変更割合に基づいて他の巻取条件における異常判定レベルLを変更するのである。
このように、表示制御部4cは、一の巻取条件における異常判定レベルLが所定の変更割合となるように変更された場合に、当該変更割合と同じ変更割合となるように、記憶部41に記憶されている他の巻取条件における異常判定レベルLを変更するように制御する。例えば、一の巻取条件における異常判定レベルLが5%増加するように変更された場合、他の巻取条件における異常判定レベルLも5%増加するように変更される。これにより、巻取条件毎に異常判定レベルLを最適化することができる。
次に、高い精度で振動が大きい巻取ユニット1を認識できるようになる技術について説明する。
図8は、パッケージPの糸層厚さが所定値に達するまでの期間とそれ以降の期間とで別々にグラフG(異常判定レベルL含む)を表示した画像を示している。
パッケージPは、糸Yが巻き付けられていくと、徐々に外径が大きくなる。即ち、ボビンB2(パッケージP)に対する糸Yの巻き取りが進行するに連れて、パッケージPの外径が次第に大きくなる。この巻き太り過程において、ボビンB2の偏心などに起因する振動は、パッケージPの糸層厚さが所定値に達するまでが大きくなり、それ以降は小さくなる。換言すると、ボビンB2の偏心などに起因する振動は、パッケージPの糸層厚さが所定値に達するまでが最大となる。この理由の1つとして、パッケージPの糸層厚さが所定値に達した後は、糸層によって振動が吸収されることが考えられる。また、別の理由として、巻き太りに伴ってパッケージPの回転速度が低下することが考えられる。従って、パッケージPの糸層厚さが所定値に達するまでの期間とそれ以降の期間とで区別して振動の大きさを評価する必要が生じる。この場合、表示制御部4cは、パッケージPの糸層厚さが所定値に達するまでの期間とそれ以降の期間とで別々にグラフG(異常判定レベルL含む)を表示するように制御する。
このように、表示制御部4cは、パッケージPの糸層厚さが所定値に達するまでの期間とそれ以降の期間とで別々にグラフGを表示するように制御する。これにより、高い精度で振動が大きい巻取ユニットを認識できる。
なお、本実施形態においては、一の画面上に二つのグラフ表示枠51を設け、一の画面上に同時に二つのグラフGを表示している。しかし、変形例として、一の画面上に一つのグラフ表示枠51を設け、当該表示枠51に表示される画像を選択的に切替えて複数のグラフGを表示しても良い。また、「それ以降の期間」は、一つの期間に限られるものではなく、複数の期間に分けても良い。更に、「それ以降の期間」におけるグラフGは、経時変化する振動値の平均を表示しても良い。
図9は、振動の検出方向毎にグラフG(異常判定レベルL含む)を表示した画像を示している。
ボビンB2の偏心などに起因する振動について、一方向の振動値のみで評価(異常の有無を判定)することも可能である。しかしながら、複数方向の振動値を用いることにより、より高精度に評価(異常の有無を判定)することができる。例えば、重力方向に対して垂直となる二つの方向の振動を検出して総合的に振動の大きさを評価することができる。この場合、表示制御部4cは、二つの方向のグラフGを表示するように制御する。
このように、表示制御部4cは、振動の検出方向毎にグラフGを表示するように制御する。これにより、更に高い精度で振動が大きい巻取ユニット1を認識できる。
なお、本実施形態においては、一の画面上に二つのグラフ表示枠51を設け、一の画面上に同時に二つのグラフGを表示している。しかし、変形例として、一の画面上に一つのグラフ表示枠51を設け、当該表示枠51に表示される画像を選択的に切替えて複数のグラフGを表示しても良い。また、振動の検出方向及び/又は数について限定するものではなく、例えば重力方向も加えて三つの方向の振動を検出しても良い。
本自動ワインダ100において、ユニット制御部14は、糸切断装置123が作動した直後の所定期間は検出部141による振動検出値の更新を禁止する。従って、同期間の振動検出値は制御装置4に送信されない。これにより、同期間の振動がグラフGに反映されないように構成されている。
このように、表示制御部4cは、糸切断装置123が作動したことによる振動をグラフGに反映させない。これにより、更に高い精度で振動が大きい巻取ユニット1を認識できる。
図10は、パッケージPの糸層厚さが所定値に達するまでの期間とそれ以降の期間とで別々にグラフGを表示するとともに、振動の検出方向毎にグラフGを表示した画像を示している。
このように表示することで、振動が大きい巻取ユニット1を一目で認識できるようになる。
次に、表示部5に表示される内容について考え得るパターンを説明する。
図3から図10に示すグラフGは、パッケージP単位で振動値を表したものである。表示中のグラフGは、現在巻取中のパッケージ作成時における振動値ではなく、既に巻取りが完了している、一つ前のパッケージ作成時(直前に巻取りを行ったパッケージ作成時)における振動値を表したものである。
このように、表示制御部4cは、一つ前のパッケージ作成時におけるグラフGを表示するように制御する。これにより、一つ前のパッケージ作成時における振動が大きいか否かを判断できる。
なお、表示制御部4cは、直前の一つのパッケージP分だけでなく、直前の複数個のパッケージP分をパッケージP毎に区別した状態でグラフGを表示しても良い。これにより、直前の複数個のパッケージPについて、パッケージP毎の振動値を比較できる。このように、表示制御部4cは、パッケージ単位でグラフGを表示するように制御する。これにより、表示部5に表示される内容について簡素にできる。
更に、一つ前のパッケージP分の振動値データが存在しない場合、現在巻取中のパッケージP分のグラフGを表示しても良い。一つ前のパッケージP分の振動値データが存在しない場合とは、例えば初めてパッケージPを作成する場合である。これにより、グラフGにおいて、振動値が欠落した巻取ユニット1が存在することを防止できる。
以上が、本発明の一実施形態に係る自動ワインダ100の説明である。本発明は、並設された複数台の巻取ユニット1の中から振動が大きい巻取ユニット1を容易に認識できる技術及びこれに関連する技術を提供することを目的としている。これは、自動ワインダ100の制御装置4に着目することで、表示制御装置の発明であるともいえる。即ち、上記の技術的思想を実現できるように信号を作成する表示制御装置の発明であるともいえる。
更に、本自動ワインダ100は、制御装置4が制御プログラムを実行することで、上記の技術的思想を実現する。このため、上記の技術的思想を実現できるように処理を行なう制御プログラムの発明であるともいえる。
100 自動ワインダ(繊維機械)
1 巻取ユニット
11 給糸部
12 処理部
13 巻取部
14 ユニット制御部
141 検出部
2 搬送装置
3 玉揚装置
4 制御装置
4c 表示制御部
5 表示部
51 グラフ表示枠
52 アイコン
53 設定部
B1 ボビン
B2 ボビン
G グラフ
L 異常判定レベル
P パッケージ
Y 糸

Claims (20)

  1. 糸を巻き取ってパッケージを作成する巻取部と、
    前記パッケージを作成する際の振動を検出する検出部と、を備える巻取ユニットが複数台並設された繊維機械において、
    前記巻取ユニット毎の情報を表示する表示部と、
    前記表示部の表示内容を制御する表示制御部と、を具備し、
    前記表示制御部は、前記巻取ユニット毎の振動値を視覚化して並べたグラフを表示するとともに、前記グラフ上に振動が大きいか否かを判断する基準となる異常判定レベルも表示するように制御する、ことを特徴とする繊維機械。
  2. 前記異常判定レベルを設定できる設定部を具備し、
    前記表示制御部は、前記設定部によって設定された前記異常判定レベルを表示するように制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の繊維機械。
  3. 前記表示制御部は、前記表示部に前記グラフを表示した状態で、前記設定部の操作に伴って前記異常判定レベルが移動するように制御する、ことを特徴とする請求項2に記載の繊維機械。
  4. 巻取条件毎に前記異常判定レベルを記憶する記憶部を具備し、
    前記表示制御部は、選択されている巻取条件に対応する前記異常判定レベルを前記記憶部から読み出して表示するように制御する、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の繊維機械。
  5. 前記表示制御部は、一の巻取条件における前記異常判定レベルが変更された場合に、前記一の巻取条件における前記異常判定レベルの変更量に基づいて、前記記憶部に記憶されている他の巻取条件における前記異常判定レベルを変更するように制御する、ことを特徴とする請求項4に記載の繊維機械。
  6. 前記表示制御部は、一の巻取条件における前記異常判定レベルが所定の変更割合となるように変更された場合に、当該変更割合と同じ変更割合となるように、前記記憶部に記憶されている他の巻取条件における前記異常判定レベルを変更するように制御する、ことを特徴とする請求項5に記載の繊維機械。
  7. 前記表示制御部は、前記パッケージの糸層厚さが所定値に達するまでの期間とそれ以降の期間とで別々に前記グラフを表示するように制御する、ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の繊維機械。
  8. 前記表示制御部は、振動の検出方向毎に前記グラフを表示するように制御する、ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の繊維機械。
  9. 前記巻取ユニットは、糸を切断する糸切断装置を具備し、
    前記表示制御部は、前記糸切断装置が作動したことによる振動を前記グラフに反映させない、ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の繊維機械。
  10. 前記表示制御部は、パッケージ単位で前記グラフを表示するように制御する、ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の繊維機械。
  11. 前記表示制御部は、一つ前のパッケージ作成時における前記グラフを表示するように制御する、ことを特徴とする請求項10に記載の繊維機械。
  12. 前記表示制御部は、初めて前記パッケージを作成する場合に、現在巻取中のパッケージ作成時における前記グラフを表示するように制御する、ことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の繊維機械。
  13. 前記検出部は、前記巻取ユニットに搭載された電子回路基板に取り付けられる、ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の繊維機械。
  14. 前記巻取部は、前記パッケージを回転自在に支持するクレードルを具備し、
    前記検出部は、前記クレードルに取り付けられる、ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の繊維機械。
  15. 糸を巻き取ってパッケージを作成する巻取部と、
    前記パッケージを作成する際の振動を検出する検出部と、を備える巻取ユニットが複数台並設され、
    前記巻取ユニット毎の情報を表示する表示部が設けられた繊維機械の表示制御装置であって、
    前記表示制御装置は、前記巻取ユニット毎の振動値を視覚化して並べたグラフを表示するとともに、前記グラフ上に振動が大きいか否かを判断する基準となる異常判定レベルも表示するように信号を作成する、ことを特徴とする表示制御装置。
  16. 前記異常判定レベルを設定できる設定部を具備し、
    前記表示制御装置は、前記設定部によって設定された前記異常判定レベルを表示するように信号を作成する、ことを特徴とする請求項15に記載の表示制御装置。
  17. 前記表示制御装置は、前記表示部に前記グラフを表示した状態で、前記設定部の操作に伴って前記異常判定レベルが移動するように信号を作成する、ことを特徴とする請求項16に記載の表示制御装置。
  18. 糸を巻き取ってパッケージを作成する巻取部と、
    前記パッケージを作成する際の振動を検出する検出部と、を備える巻取ユニットが複数台並設され、
    前記巻取ユニット毎の情報を表示する表示部が設けられた繊維機械の制御プログラムであって、
    前記制御プログラムは、前記巻取ユニット毎の振動値を視覚化して並べたグラフを表示するとともに、前記グラフ上に振動が大きいか否かを判断する基準となる異常判定レベルも表示するように処理を行なう、ことを特徴とする制御プログラム。
  19. 前記異常判定レベルを設定できる設定部を具備し、
    前記制御プログラムは、前記設定部によって設定された前記異常判定レベルを表示するように処理を行なう、ことを特徴とする請求項18に記載の制御プログラム。
  20. 前記制御プログラムは、前記表示部に前記グラフを表示した状態で、前記設定部の操作に伴って前記異常判定レベルが移動するように処理を行なう、ことを特徴とする請求項19に記載の制御プログラム。
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