JPH10194592A - 巻取装置 - Google Patents

巻取装置

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JPH10194592A
JPH10194592A JP511597A JP511597A JPH10194592A JP H10194592 A JPH10194592 A JP H10194592A JP 511597 A JP511597 A JP 511597A JP 511597 A JP511597 A JP 511597A JP H10194592 A JPH10194592 A JP H10194592A
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package
winding
yarn
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bunch
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JP511597A
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Yoshiyasu Maeda
喜康 真栄田
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H63/00Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package
    • B65H63/003Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to winding of yarns around rotating cylinders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • B65H2557/65Details of processes or procedures for diagnosing
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • B65H2701/30Handled filamentary material
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  • Textile Engineering (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取装置におけるパッケージの生産性の向上
が課題である。 【解決手段】 自動ワインダー1(巻取装置)の各巻取
りユニット2に綾落ちの有無及び端面落ちの有無を検査
する撮像手段としてのカメラ4をドラム近傍に配設し、
更に、バンチ巻きの有無を検査するセンサ3をクレード
ル5に配設して、糸継ぎ毎にセンサ3及びカメラ4を作
動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、精紡機上
がりのボビンの糸を1つの大きなパッケージに自動で巻
き取る巻取りユニットを複数備えた自動ワインダー等の
巻取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動ワインダー等の巻取装置で
は、テンション変動により糸が外れてパッケージ端面に
巻かれている綾落ちの有無や、テンション変動により糸
が大きく外れてパッケージに巻かれている端面落ちの有
無、パッケージに行われている端糸処理であるバンチ巻
きの有無等の不良を発見するために、巻き上がったパッ
ケージを巻取装置から外して目視、もしくは、自動パッ
ケージ検査装置によりパッケージ検査を行っていた。綾
落ち及び端面落ちが有ると、次工程の織機でパッケージ
の糸を解舒する際に、糸解舒抵抗となって、糸切れが発
生する。又、パッケージにバンチ巻きが無ければ、尻糸
継ぎができなくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パッケージ検査で綾落
ち及び端面落ちのあるパッケージや、バンチ巻きの無い
パッケージを発見した場合には、糸品質そのものに問題
があるわけではないので、巻き終わったパッケージを巻
き直しして、次工程で不具合が発生しないようにしてい
た。
【0004】このように巻き終わったパッケージを巻き
直しするのは、手間が掛かるという問題だけではなく、
上記不良がパッケージに発生した以降もパッケージが完
成するまで巻き続けているという問題を内在しているこ
とになる。つまり、不良パッケージを完成させ、更にそ
の不良パッケージの巻き直しをするという2度手間で、
生産性が悪いという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目して成されたものである。その課題は、
巻取装置におけるパッケージの生産性の向上である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、各巻取りユニット毎に
パッケージ検査装置を設けることとする。
【0007】請求項2に記載の発明では、パッケージ検
査装置が糸の巻き取りを行っていない時期にパッケージ
検査を行うこととした。。請求項3に記載の発明では、
パッケージ検査装置がバンチ巻きの有無を検査するセン
サであり、該センサが巻取りパッケージを支持するクレ
ードルに設けられていることとする。請求項4に記載の
発明では、各巻取りユニットのパッケージ検査装置の検
査結果を判断する判断手段を各巻取りユニット毎に設け
ることとした。請求項5に記載の発明では、各巻取りユ
ニットのパッケージ検査装置の検査結果を判断する判断
手段を全巻取りユニットを監視するための監視装置に設
けることとした。請求項6に記載の発明では、パッケー
ジ検査装置がパッケージ端面を検査するために設けられ
ている撮像手段であり、この撮像手段がパッケージを回
転させるドラム近傍のパッケージ端面を撮像するように
なっている。
【0008】従って、請求項1に記載の発明では、巻取
りパッケージが完成するまでに検査するため不良パッケ
ージを早期に発見でき、無駄な巻取り時間をなくすこと
ができる。
【0009】請求項2に記載の発明では、巻取り中はパ
ッケージが高速回転しているため、巻取り中にはできな
い検査も、糸継ぎ時等、パッケージが停止しているか低
速回転をしているときには検査できるようになる。請求
項3に記載の発明では、パッケージ検査装置が巻取りパ
ッケージを支持するクレードルに設けたセンサでおこな
うため、パッケージ径に関係なくバンチ巻きとセンサと
の位置関係が一定となる。
【0010】請求項4に記載の発明では、巻取りユニッ
トの設置台数が増えても検査時間に影響がない。又、パ
ッケージ検査装置のメンテナンスを行う際に他の巻取り
ユニットに影響を与えない。請求項5に記載の発明で
は、判断手段を1つにすることができる。請求項6に記
載の発明では、パッケージの新たに巻取り形成された端
面部分をパッケージの径が増大してパッケージが変移し
ても、常に撮像手段の撮像範囲内とすることができる。
このことは、撮像手段の撮像範囲を小さな範囲とするこ
とを可能とし、不良の有無を判断するための処理時間を
短縮できる。
【0011】
【実施の形態】本実施の形態の巻取装置の代表的な例で
ある自動ワインダー1について図面を参照して説明す
る。図1は自動ワインダー1の全体を示す正面図であ
り、図2は複数の巻取りユニット2の要部正面図であ
り、図3はドラム6近傍の要部拡大側面図である。
【0012】先ず、自動ワインダー1について、図1を
基に説明する。自動ワインダー1の構成を説明すると、
自動ワインダー1は、複数の巻取りユニット2と、自動
口出し装置20と、集中監視装置19と、自動玉揚げ装
置25とを備え、自動ボビン供給装置21に連設されて
いる。自動ボビン供給装置21は、不図示の精紡機で巻
取られたボビンBを天地を判別して1つずつ供給・落下
させ、トレイ26に挿立させる。自動口出し装置20
は、トレイ26に挿立したボビンBの端糸を探し、巻取
りユニット2で自動処理できるように、端糸をボビンB
の上端の開口部に挿入する口出し処理をする。各巻取り
ユニット2は、糸継ぎ装置14及びヤーンクリアラー1
5を備え、口出し処理の済んだ複数のボビンBの糸欠点
等をヤーンクリアラー15で除去しながら、糸継ぎ装置
14で糸継ぎを繰り返し、1つの大きなパッケージPに
巻き返す。集中監視装置19は、各巻取りユニット2の
糸継ぎ回数や玉揚げ個数等を集中監視する。自動玉揚げ
装置25は、満巻きになったパッケージPを玉揚げした
後、巻取りユニット2のパッケージPを支持するクレー
ドル5に空の巻取管Beを供給する。
【0013】以下に自動ワインダー1の処理の流れを説
明する。自動ワインダー1は、自動ボビン供給装置21
から供給されたボビンBを自動口出し装置20で口出し
処理した後、巻取りユニット2で糸欠点等を取り除きな
がら糸継ぎを繰り返し、複数のボビンBを1つのパッケ
ージPに巻き返す。巻き返されてパッケージPが所定の
大きさになると、自動玉揚げ装置25が玉揚げする。玉
揚げが済んで空になったクレードル5には、自動玉揚げ
装置25が空の巻取管Beを自動供給し、糸掛けしてバ
ンチ巻きを行う。各巻取りユニット2の糸継ぎ回数や玉
揚げ個数等は、集中監視装置19で集中監視する。
【0014】巻取りユニット2について、図2を基に詳
しく説明する。各巻取りユニット2は、糸継ぎ装置14
と、ヤーンクリアラー15とを備え、更にクレードル5
と、ドラム6と、テンサー16と、バルーンブレーカー
17と、サクションマウス9と、中継ぎパイプ12と、
パッケージ検査装置と、本体フレーム7と、フラケット
28とを備え、糸道には、バルーンブレーカー17、テ
ンサー16、ヤーンクリアラー15、糸継ぎ装置14、
ドラム6、クレードル5が下方側より順番に配置されて
いる。
【0015】パッケージ検査装置は、バンチ巻きを検出
するための検査装置であるセンサ3と、綾落ちや端面落
ちを検出するための検査装置であるカメラ4とを有して
いる。このように、パッケージ検査装置を各巻取りユニ
ット2毎に設けているために、巻取りパッケージPが完
成するまでにパッケージPを検査することができ、パッ
ケージPに発生した不良を早期発見することができる。
この結果、不良が発生したパッケージをそのまま満巻き
になるまで巻き続け、その後、完成したパッケージを再
び巻き直すという無駄をなくすことができ、パッケージ
Pの生産性を向上させることができるとともに、後工程
で綾落ち及び端面落ちの有無、バンチ巻きの有無等の不
良を目視検査する人員及びパッケージ検査装置の検査項
目を削減することができる。
【0016】糸継ぎ装置14はスプライサーであり、給
糸ボビンBの糸端とパッケージPの糸端とをそれぞれ空
気流により解撚して、解撚した糸端を空気流により交絡
させ2本の糸を継ぐ装置である。ヤーンクリアラー15
は、給糸ボビンBに糸Yの太い部分や細い部分の糸欠点
を検出し、検出後、糸Yを切断する装置である。クレー
ドル5は、パッケージPを支持するための部材で、本体
フレーム7に揺動自在に支持され、パッケージPの大径
側(次工程でパッケージPを解舒する際の解舒方向と逆
の方向)の端面を検出するためのセンサ3が設けられて
いる。ドラム6は、パッケージPと接触してパッケージ
Pを回転させるとともに糸Yを綾振りするための巻取り
ドラムであり、糸Yを綾振りするための溝が設けられて
いる。テンサー16は、糸Yを巻き取る際の張力を付加
するための装置である。バルーンブレーカー17は、ボ
ビンBから解舒された糸Yのバルーンを抑制し、急激な
糸張力の変化を抑える装置である。
【0017】サクションマウス9は、糸継ぎ時にパッケ
ージP側の糸端を、パッケージPに巻き込まれた糸欠点
ごと吸引して糸継ぎ装置14の糸道に導入する部材で、
不図示の吸引装置に接続されていて、吸引口10とアー
ム11とからなる。アーム11は、揺動自在に本体フレ
ーム7に支持され、その先端に吸引口10が設けられて
いる。吸引口10は通常テンサー16とヤーンクリアラ
ー15の中間にあり、糸継ぎ時にはアーム11が旋回し
てパッケージPの近傍まで移動するようになっている。
中継ぎパイプ12は、糸継ぎ時にボビンB側の糸端を吸
引して糸継ぎ装置14の糸道に導入する部材で、不図示
の吸引装置に接続され、本体フレーム7に揺動自在に支
持されている中空のパイプであり、先端に吸引口13が
設けられている。吸引口13はドラム6と糸継ぎ装置1
4の中間にあり、糸継ぎ時には中継ぎパイプ12が旋回
してバルーンブレーカー17の上方近傍まで移動するよ
うになっている。
【0018】センサ3は、バンチ巻き27の有無を検査
するパッケージ検査装置であり、クレードル5に取り付
けられ、パッケージPの大径側で、巻取管Beの表面に
巻かれているバンチ巻き27の有無を検査できるような
位置に設けられている。カメラ4は、パッケージPの端
面に現れる綾落ちや端面落ち等の不良を検査するための
撮像手段であり、ブラケット28に取り付けられ、ブラ
ケット28は一部図示省略しているが本体フレーム7に
取り付けられ、パッケージPの小径側の端面のドラム6
近傍を撮像できる位置に配置されている。パッケージ検
査装置であるセンサ3及びカメラ4を作動させるタイミ
ングは、糸継ぎ時や巻取り停止時等の通常巻取りを行っ
ていない時期に行う。
【0019】高速回転しているパッケージPの端面をカ
メラ4で撮像して、綾落ちや端面落ち等の不良の有無を
判断するのは困難である。しかし、低速回転、例えば、
糸継時にサクションマウス9でパッケージP側の糸端を
引き出すためにパッケージPを低速で逆回転させる糸継
ぎの場合では、図3に示すようにドラム6近傍のパッケ
ージP端面である検査対象部18を撮像して、正常なパ
ッケージPの端面を撮像したデータと比較し、綾落ちや
端面落ち等の有無を判断するのは容易である。但し、パ
ッケージPは、巻き取りが進むにつれ直径が増大するた
め、何処をカメラ4で撮像するかが問題となる。
【0020】撮像する場所としては、ドラム6近傍のパ
ッケージPの端面を検査対象部18とすることが好まし
い。というのも、パッケージPは必ずドラム6と接触し
て巻かれるために、ドラム6近傍、特にパッケージPと
ドラム6が接触している周辺を撮像すると、パッケージ
径の増大によりパッケージPが変移しても、パッケージ
Pの新たに形成された端面はカメラ4の撮像範囲内に必
ず存在する。この結果、カメラ4の撮像範囲を小さくす
ることができ、不良の有無を判断するための処理範囲を
小さくできるために、処理時間を短縮できる。又、巻取
りユニット2は、1つのパッケージPを完成させるの
に、通常、何回も糸継ぎを行うため、糸継ぎと次の糸継
ぎの間でパッケージPに巻かれる量は少なく、その間の
時間も短い。つまり、検査を終了してから、次に検査す
るまでの間のパッケージPの移動量が少なく、検査と検
査のインターバルが短いために、断続的に検査していて
も、検査と検査との間で不良箇所が検査対象部18から
外れてしまうことが少なく、パッケージPに不良が発生
してから検査するまでにあまり時間が経過しない。言い
換えると、糸継ぎの度に検査すれば、綾落ちや端面落ち
の有無が発生後比較的早く検出できるとともに、検査漏
れも少ない。
【0021】又、センサ3では、同様に糸継ぎの度に作
動させ、所定の位置にバンチ巻き27がなされているか
否のデータを得る。玉揚げ後の糸掛けの際に1度だけバ
ンチ巻き27が正常に行われているかを検出すれば良さ
そうなものであるが、巻き始めの糸端が巻取り中に切れ
て、バンチ巻き27が解けてしまう場合があるからであ
る。
【0022】そして、センサ3及びカメラ4で得られた
データは、本体フレーム7に設けられている制御装置8
内の判断手段で、正常な状態と比較することにより不良
か否かを判断する。このデータの判断を、各巻取りユニ
ット2の制御装置8で行っているために、巻取りユニッ
トの設置台数が増えても検査時間に影響がなく、自動ワ
インダーの規模の変化にも柔軟に対応できる。又、セン
サ3やカメラ4のメンテナンスを行う際にもメンテナン
スを行っている巻取りユニット以外の巻取りユニットを
停止させることもないため、メンテナンス性が良い。
【0023】巻取りユニット2の糸継ぎ方法及びパッケ
ージ検査方法について、以下に述べる。口出し装置6で
口出し処理されたボビンBは、巻取りユニット2に送ら
れ、解舒され、パッケージPに巻き返される。先ず、ボ
ビンBで解除されている糸Yは、バルーンブレーカー1
7で急激な解舒張力の変動を抑え、テンサー16で巻き
取るための張力を付与して、ヤーンクリアラー15で糸
の太さムラ等の糸欠点を検出しながら、クレードル5に
支持されているパッケージPに巻き取られる。ヤーンク
リアラー15で糸欠点を検出した場合には、糸Yを切断
し、切断後、糸継ぎを行う際に糸欠点を除去して糸Yを
糸継ぎ装置14で継ぎ、次に糸欠点を検出するまで巻き
つづける。これを繰り返し1つのパッケージPを完成さ
せる。
【0024】ヤーンクリアラー15で糸欠点を検出した
場合についてさらに詳しく説明すると、ヤーンクリアラ
ー15が作動し、糸Yを切断するとともにボビンB側の
糸端を不図示のヤーントラップで捕捉する。パッケージ
P側の糸端はパッケージPに巻き取られる。そして、サ
クションマウス9を旋回させ吸引口13をパッケージP
に近づけ、パッケージPを低速で逆転させながらパッケ
ージP側の糸端を吸引口10で吸引しつつ、サクション
マウス9を逆方向に旋回させヤーンクリアラー15の下
方まで吸引口10を戻す。サクションマウス9が下方に
戻れば、パッケージPの逆転を止める。次に中継ぎパイ
プ12をバルーンブレーカー17の上方まで旋回させ、
吸引口13でボビンB側の糸端を吸引しつつ、中継ぎパ
イプ12を逆方向に旋回させドラム6の下方まで吸引口
13を戻す。吸引口10,13で吸引された糸端は、糸
継ぎ装置14に導入されており、パッケージP側の糸端
とボビンB側の糸端とが糸継ぎされる。この糸継ぎ装置
に糸端が導入された後に吸引口10,13に吸引された
不要な糸端部分が切断除去され、この際に糸欠点も吸引
除去され、糸欠点のないパッケージPが完成するように
なっている。
【0025】この糸継ぎの際の低速回転時に、カメラ4
で検査対象部18を撮像し、その撮像したたデータと、
パッケージPが正常な時のデータとを制御装置8の判断
手段で比較し、綾落ちや端面落ち等の端面不良の有無を
判断する。又、センサ3でバンチ巻き27が巻かれてい
る付近の巻取管Beのデータを得て、正常な巻取管Be
のデータと制御装置8で比較する。
【0026】巻取り途中で不良が発生せずにパッケージ
Pが完成して満玉になった場合には、自動玉揚げ装置2
5がパッケージPを玉揚げし、クレードル5に新たな巻
取管Beを装着し、巻取管Beにバンチ巻き27を行っ
た後、ドラム6の綾振り溝に糸Yを導入して本巻きに移
行する。
【0027】巻取り途中で不良が発生した場合には、こ
れ以上無駄な巻取りを防ぐために不良の発生した巻取り
ユニット2を停止させるとともに、不良が発生している
ということを作業者に知らせるために集中監視装置19
に警告信号を送り不良が発生していることを警告するこ
とが好ましい。警告信号は、ランプを点灯する、画面に
表示する、警告音を鳴らす等があり、各々を組み合わせ
て使用しても良い。
【0028】上記の実施の形態では、センサ3及びカメ
ラ4で得たデータの判断を、各巻取りユニット2の制御
装置8で行っているが、自動ワインダー1の集中監視装
置19に判断手段を備え、集中監視装置19で行うよう
にしても良い。この集中監視装置19で判断を行うと、
判断手段が1つで済む。このため、製造コストが少なく
て済む。
【0029】前記の実施の形態によって期待できる効果
について、以下に記載する。本実施の形態の自動ワイン
ダー1は、バンチ巻き27の有無を検出するセンサ3及
び綾落ち及び端面落ちの有無を検出するカメラ4をパッ
ケージ検査装置として備えており、パッケージPが低速
回転している時で、且つ頻繁に行われる糸継ぎ時に、パ
ッケージPの不良を検出する。そして、巻取り途中で不
良が発生した場合には、これ以上無駄な巻取りを防ぐた
めに不良の発生した巻取りユニット2を停止させるとと
もに、集中監視装置19に警告信号を送り不良が発生し
ていることを警告するため、作業者に不良が発生したこ
とをより早く、確実に伝えることができる。このため、
パッケージPに発生した不良が非常に早く検出できると
ともに、対応も早く行える。
【0030】なお、この発明は以下のようにして具体化
しても良い。 (1)本実施の形態の自動ワインダー1では、パッケー
ジ検査装置として、カメラ4(撮像手段)で綾落ちの有
無や端面落ちの有無を検査するものと、センサ3により
バンチ巻きの有無を検査するものとを記載しているが、
上記のパッケージ検査装置に限るものではない。例え
ば、紫外線を照射するブラックライトをパッケージPに
照射して、その反射光をCCDが用いられてるイメージ
センサで取り込み、反射の違いから異なる種類の糸や異
なる太さの糸のパッケージへの巻き込みの有無を検出す
るようにしても良い。但しブラックライトを用いる場合
には、白色光を遮ってやる必要があるので、少なくとも
検査の時だけパッケージPの周囲を暗くする等の考慮が
必要である。又、バンチ巻きの有無を検出するパッケー
ジ検査装置(本実施の形態ではセンサ3)は、巻取管B
eが高速回転していても検査できるため、常時検査する
ようにしても良い。又、本実施の形態では、カメラ4
は、綾落ちや端面落ち等のパッケージ端面に発生する不
良がより発生しやすいパッケージPの小径側の端面を撮
像しているが、更にパッケージPの大径側の端面も撮像
できるようにカメラ4(撮像手段)を設けてパッケージ
Pの両端面を撮像するようにしても良い。この場合に
は、より確実にパッケージPの端面に発生した不良を発
見することができる。
【0031】(2)本実施の形態では、巻取装置として
自動ワインダー1について述べてきたが、自動ワインダ
ー1以外の巻取装置、例えば撚糸機、合糸機、紡績機に
も適応しても良い。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0033】請求項1に記載の発明によれば、巻取りパ
ッケージが完成する前にパッケージに発生した綾落ち及
び端面落ちの有無、バンチ巻きの有無の不良が早く判断
でき、無駄な巻取り時間をなくすことができる。この結
果、自動ワインダーの生産性が向上する。又、後工程で
綾落ち及び端面落ちの有無、バンチ巻きの有無の不良を
目視検査する人員若しくはパッケージ検査装置の検査項
目の削減になる。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、巻取り中
はパッケージが高速回転しているため、巻取り中にはで
きない検査も、糸継ぎ時等、パッケージが停止している
か低速回転をしているときには検査できるようになる。
この結果、綾落ちや端面落ち等の不良の有無を判断する
ことが容易になる。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、パッケー
ジ検査装置が巻取りパッケージを支持するクレードルに
設けたセンサでおこなうため、パッケージ径ガ増大して
も、バンチ巻きとセンサとの位置関係が一定となり、パ
ッケージ径の増大に係わらず確実にボビンに行われるバ
ンチ巻きを検査することができる。
【0036】請求項4に記載の発明によれば、巻取りユ
ニットの設置台数が増えても検査時間に影響がないた
め、自動ワインダーの規模の変化にも柔軟に対応でき
る。又、パッケージ検査装置のメンテナンスを行う際に
他の巻取りユニットに影響を与えないため、メンテナン
ス時に自動ワインダーのシステムを停止させたりせずメ
ンテンスでき、メンテナンス性が良い。
【0037】請求項5に記載の発明によれば、判断手段
を1つにすることができる。このため、製造コストが少
なくて済む。
【0038】請求項6に記載の発明によれば、パッケー
ジの新たに巻取り形成された端面部分を、パッケージの
径が増大にかかわらず、常に撮像手段の撮像範囲内とす
ることができる。この結果、撮像手段の撮像範囲を小さ
くできるために、不良の有無を判断するための処理時間
を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の自動ワインダーの全体を示す正
面図である。
【図2】本実施の形態の巻取りユニットの要部正面図で
ある。
【図3】ドラム近傍の要部拡大側面図である。
【符号の説明】 1 自動ワインダー(巻取装置) 2 巻取りユニット 3 センサ(パッケージ検査装置) 4 カメラ(撮像手段:パッケージ検査装置) 5 クレードル 6 ドラム 8 制御装置 19 集中監視装置 27 バンチ巻き P パッケージ B ボビン Y 糸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸をパッケージに巻き取る巻取りユニッ
    トを複数設えた巻取装置において、各巻取りユニット毎
    にパッケージ検査装置を設けたことを特徴とする巻取装
    置。
  2. 【請求項2】 パッケージ検査装置が糸の巻き取りを行
    っていない時期にパッケージ検査を行う請求項1に記載
    の巻取装置。
  3. 【請求項3】 パッケージ検査装置がバンチ巻きの有無
    を検査するセンサであり、該センサが巻取りパッケージ
    を支持するクレードルに設けられている請求項1に記載
    の巻取装置。
  4. 【請求項4】 各巻取りユニットのパッケージ検査装置
    の検査結果を判断する判断手段を各巻取りユニット毎に
    設けた請求項1から3のいずれかに記載の巻取装置。
  5. 【請求項5】 各巻取りユニットのパッケージ検査装置
    の検査結果を判断する判断手段を全巻取りユニットを監
    視するための監視装置に設けた請求項1から3のいずれ
    かに記載の巻取装置。
  6. 【請求項6】 パッケージ検査装置がパッケージ端面を
    検査するために設けられている撮像手段であり、この撮
    像手段がパッケージを回転させるドラム近傍のパッケー
    ジ端面を撮像するようになっている請求項1又は2に記
    載の巻取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104071643A (zh) * 2013-03-28 2014-10-01 村田机械株式会社 具备卷取部的纤维机械以及显示控制装置
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