JP2907078B2 - 定量糸条巻取装置 - Google Patents

定量糸条巻取装置

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JP2907078B2 JP7265414A JP26541495A JP2907078B2 JP 2907078 B2 JP2907078 B2 JP 2907078B2 JP 7265414 A JP7265414 A JP 7265414A JP 26541495 A JP26541495 A JP 26541495A JP 2907078 B2 JP2907078 B2 JP 2907078B2
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安彦 久保田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、パーンワインダー
やダブルツイスター等の糸条巻取装置に関し、特に給糸
パッケージから一定量の糸条を巻き取るための定量糸条
巻取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば織機の縦糸に用いる目的で、一つ
の給糸パッケージを巻き直して二つ以上の定量のパッケ
ージに分割する場合がある。また、複数の給糸パッケー
ジを合糸しながら複数の定量の合糸パッケージを形成す
る場合がある。
【0003】このような定量巻取りの要求に対して従来
では、巻取り糸量の測定装置を設け、この測定装置が一
定巻取り量を検出したときに、走行糸条を切断してそれ
以上の巻取りを停止することにより、一定長の巻取りを
行っていた。前記巻取り糸量の測定装置としては、巻取
り時間を管理したり、給糸パッケージと巻取パッケージ
間の糸道にフリーローラーを配置し、糸条をこのローラ
ーに巻き付けて、ローラーの回転数を積算して糸条の走
行距離を測定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】巻取り時間を管理して
一定巻取り量を測定する方法では、巻取り途中で糸切れ
が生じた場合や、巻取り速度の変動等により、正確な糸
長が得られないと言う問題があった。ローラーを用いて
測定する方法では、ローラーに糸を巻付ける手間のため
に糸掛け性能が悪化したり、ローラとの接触で毛羽立つ
など糸が損傷し易くなったり、糸条とローラ間のスリッ
プで測定制度が低下する問題があった。
【0005】しかもこれに加えて、前者の定量糸条巻取
装置は、一つのタイマーで全ての巻取機の巻取りを一斉
停止するので、各巻取機間の誤差を解消できなかった。
あるいは逆に、各巻取機毎にローラーで巻取り量を計測
する場合には、各巻取機毎に巻取り量を設定しなければ
ならないので、巻取り量の設定が煩雑で操作性能に問題
があった。本発明はこれらの問題点を解決せんとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の定量糸条巻取装
置は、給糸パッケージの重量を測定するために各巻取機
毎に設けた秤と、この秤で測定した重量に基づいて、一
定量を巻き取られた給糸パッケージの巻取りを停止する
ために走行糸条を切断する切断装置を設けた定量糸条巻
取装置において、複数の巻取機の巻取り糸量を一括入力
できるとともに現在の巻取り糸量を表示できる操作部を
設け、異なる前記秤に載置した二つの給糸パッケージの
尻糸と口糸を結んで一つのパッケージに巻き取る場合
に、対応する二つの秤の測定重量を加算して前記一定量
を算出する加算手段を前記操作部に設けたものである。
【0007】前記測定重量が急激に変化した場合に、前
記切断装置で糸条を切断しないようにする切断阻止手段
を前記操作部に設けることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図2及び図3は本発明を採用した
定量糸条巻取装置の一例としてのパーンワインダであ
る。図2に示すように、パーンワインダの全体は、機台
5端部に設けた操作部1と、複数の巻取機2を備えた巻
取部3とからなる。操作部1は、表示器と設定器を兼ね
たタッチパネル1aと、操作ボタン1b、及び前記巻取
部3の制御を行う制御部4とからなる。
【0009】図3では省略しているが、前記巻取機2
は、背中合わせにして機台5両側に配置している。そし
て、機台5下端部に設置したチーズ形状の給糸パッケー
ジPから解舒される糸条Yを、ゲート式のテンション装
置12を経て、トラバーサ7でトラバースしながら、ス
ピンドル8に挿着されて回転するパーンBに巻き返すも
のである。一つの巻取機2は二つのパーンBを同時に巻
き取ることができるように、二つのパーンBを前記スピ
ンドル8の上下に配置している。パーンBは横巻きを行
うために起立させた状態で回転される。前記各パーンB
に対するスピンドル8の回転は、前記操作部1の下部空
間に設置した図外のモータの回転を、各スピンドル8間
を周回するタンジェンシャルベルト9を介して伝達し
て、全ての巻取機2を同時に回転するようになってい
る。トラバーサ7は、各パーンBの側方を通過する糸案
内部7aを備えた水平アーム7bによって構成したもの
であり、この水平アーム7bを上下二段に設け、サーボ
コントロールされるパルスモータで昇降駆動するように
構成している。図面中の符号6は糸ガイドである。
【0010】次に定量巻取装置について説明する。糸条
Yの巻取り量を測定するために、各給糸パッケージPを
設置する機台5箇所の夫々にロードセル式の秤10を設
け、秤10上にペグ11を立設して給糸パッケージPを
設置するように構成している。給糸パッケージPは機台
5の前後に二つ設置できて、この前後の給糸パッケージ
Pから解舒される糸条Yは、夫々の給糸パッケージPに
対応して設けたテンション装置12を介して、スピンド
ル8の上下に挿着した前記パーンBに巻き返される。一
定巻取り量に達した時に糸条Yを切断するために、切断
部としてのカッターが13が前記テンション装置12の
上部に取り付けてある。
【0011】図示していないが、前記カッター13は、
先端に刃を持つランナーを駆動スプリングで突出方向に
移動付勢するとともに、ランナーの突出を規制している
フックをソレノイドの作用で解除して糸条を切断するも
のである。また、走行糸条の切断と同時にその給糸側の
糸条の一端を把持する構成も備えている。
【0012】図1は本発明による重量式の定量装置のシ
ステム構成を説明するブロック図である。巻取り作業中
に刻々と変化する給糸パッケージPの重量は、前記秤1
0で計測されて、前記操作部1を構成する制御部4入力
される。制御部4では、巻き初め時の給糸パッケージP
の重量を記憶しており、その値と現在の給糸パッケージ
Pの重量とから、パーンBに巻き取られた量、すなわち
糸長を算出する。この算出重量は、操作部のタッチパネ
ル1aに各パーンB毎に表形式でモニター表示される。
更に制御部4では、前記タッチパネル1aで予め設定し
た巻取り糸量と前記算出値とを対比し、算出値が設定値
に対して一定範囲内となった場合に、前記カッター13
のソレノイドに規定の電圧を供給し、走行糸条Yの切断
動作を行わせる。前記タッチパネル1aは、モードの切
り換えによって給糸パッケージPの重量を表示すること
もできる。
【0013】一定量に達したパーンBの巻取りを停止す
るためにカッター13を作動させた後であっても、一定
量に達していない他のパーンBの巻取りは継続してい
る。そして全ての巻取機2のパーンBが所定の巻取り糸
量となった時に、制御部4はスピンドル8の回転停止を
指令し、回転停止後に作業者又は自動の玉揚げ装置で満
パーンBを回収する。このように一定量の糸条巻取りは
パーンB単位で行うのであるが、巻取り糸量の設定は、
パーンワインダを複数に分割したブロック単位、あるい
は全てのパーンBを対象として一括入力する。もちろん
各パーンB単位でも巻取り糸量の設定は行える。また、
操作部の制御部には、例えばパーンワインダの機台5に
作業台車等が衝突したときの振動で給糸パッケージPが
秤10から浮き上がった時の誤検知を防止するために、
急減な重量変動では、前記カッター13のソレノイドに
作動信号を出力させない切断阻止手段を設けている。
【0014】巻取り作業の形態として、二つの給糸パッ
ケージPの尻糸と口糸を結んで、給糸パッケージPから
別の給糸パッケージPへと連続的に移行しながら一つの
パーンBに巻き取る場合がある。このような作業形態に
対応するために、前記操作部1の制御部4には加算手段
を設けてあり、タッチパネル1aで加算モードと対象と
なる給糸パッケージPの設置ステーションを指定する
と、給糸パッケージPを設置した二つの秤10から求め
られる巻取り重量を加算して前記一定量を算出市表示す
るように構成している。前記切断阻止手段と加算手段は
いずれも制御部4内のプログラム処理で達成されるもの
である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定量糸条
巻取装置は、給糸パッケージの重量を秤で測定して、実
際に巻き取られた糸量を検出するので、従来技術として
説明したタイマーによる時間管理やローラを用いる測定
方法に比べて正確な糸量を検出できる。各巻取機毎に糸
量を測定しながらも巻取り糸量の測定は一括して入力す
ることができ、簡単に設定できる。また、現在の巻取り
糸量を表示するので、糸が切断される巻取り終了時刻を
作業者が予測しやすく、玉揚げ動作の準備等を前もって
整えて作業を効率的に進行しやすいと言う効果が得られ
る。加えて、異なる前記秤に載置した二つの給糸パッケ
ージの尻糸と口糸を結んで一つのパッケージに巻き取る
場合に、対応する二つの秤の測定重量を加算して前記一
定量を算出する加算手段を前記操作部に設けたので、定
量糸条巻取装置の汎用性を向上できて便利に使用でき
る。
【0016】請求項2記載の発明のように切断阻止手段
を設けると、正規の巻取りによる給糸パッケージの緩や
かな重量減少以外、例えば機台振動等による給糸パッケ
ージの跳ね上がり等によって、計測重量が瞬間的に設定
重量となるような見かけ上の重量減少によって切断装置
が誤作動することがなく、システムの信頼性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の重量式の定量装置を説明するブロック
図である。
【図2】本発明のパーンワインダの概略正面図である。
【図3】本発明のパーンワインダの巻取機の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 操作部 1a タッチパネル 1b 操作ボタン 2 巻取機 10 秤 13 カッター(切断装置の一例) P 給糸パッケージ Y 糸条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 63/00 - 63/08 B65H 54/70

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給糸パッケージの重量を測定するために
    各巻取機毎に設けた秤と、この秤で測定した重量に基づ
    いて、一定量を巻き取られた給糸パッケージの巻取りを
    停止するために走行糸条を切断する切断装置を設けた定
    量糸条巻取装置において、複数の巻取機の巻取り糸量を
    一括入力できるとともに現在の巻取り糸量を表示できる
    操作部を設け、異なる前記秤に載置した二つの給糸パッ
    ケージの尻糸と口糸を結んで一つのパッケージに巻き取
    る場合に、対応する二つの秤の測定重量を加算して前記
    一定量を算出する加算手段を前記操作部に設けた定量糸
    条巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記測定重量が急激に変化した場合に、
    前記切断装置で糸条を切断しないようにする切断阻止手
    段を前記操作部に設けた請求項1記載の定量糸条巻取装
    置。
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