JP5297291B2 - ベルト式トラバース装置 - Google Patents

ベルト式トラバース装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5297291B2
JP5297291B2 JP2009172939A JP2009172939A JP5297291B2 JP 5297291 B2 JP5297291 B2 JP 5297291B2 JP 2009172939 A JP2009172939 A JP 2009172939A JP 2009172939 A JP2009172939 A JP 2009172939A JP 5297291 B2 JP5297291 B2 JP 5297291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
rotor
change
yarn
traverse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009172939A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011026059A (ja
Inventor
正勝 長谷川
志郎 播戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TMT Machinery Inc
Original Assignee
TMT Machinery Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TMT Machinery Inc filed Critical TMT Machinery Inc
Priority to JP2009172939A priority Critical patent/JP5297291B2/ja
Priority to KR1020100051689A priority patent/KR101293092B1/ko
Priority to DE102010027700.2A priority patent/DE102010027700B4/de
Priority to CN 201010233993 priority patent/CN101962135B/zh
Publication of JP2011026059A publication Critical patent/JP2011026059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5297291B2 publication Critical patent/JP5297291B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/28Traversing devices; Package-shaping arrangements
    • B65H54/2821Traversing devices driven by belts or chains
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/28Traversing devices; Package-shaping arrangements
    • B65H54/2884Microprocessor-controlled traversing devices in so far the control is not special to one of the traversing devices of groups B65H54/2803 - B65H54/325 or group B65H54/38
    • B65H54/2887Microprocessor-controlled traversing devices in so far the control is not special to one of the traversing devices of groups B65H54/2803 - B65H54/325 or group B65H54/38 detecting the position of the yarn guide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Winding Filamentary Materials (AREA)

Description

本発明は、ベルト式トラバース装置に関し、詳しくは、ベルトの歯飛びをピンポイントに検出する技術に関する。
この種の技術として特許文献1は、ベルト式トラバース装置の技術分野において、糸条をトラバースするためのトラバースガイドが正規のトラバース範囲から逸脱したことを検出する技術を開示している。この文献1の技術では、具体的には、トラバースガイドの通過を検出可能なセンサを設け、このセンサにより検出したトラバースガイドの通過の時間の間隔を測定し、測定した時間の間隔を所定値と比較することによりトラバースガイドが正規のトラバース範囲から逸脱したことを検出するようにしている。そして、文献1は、トラバースガイドが正規のトラバース範囲から逸脱することの原因として、(a)モータのロータとベルトとの間の結合関係の変化(以下、「ロータ−ベルト間結合関係の変化」又は単に「ベルトの歯飛び」とも称する。)と、(b)モータのロータとステータとの間の結合関係の変化(以下、「ロータ−ステータ間結合関係の変化」とも称する。)と、を挙げている。必要であれば、文献1の段落番号0004、0005、0010、0011を参照されたい。
特開2002−167125号公報
しかし、上記のロータ−ベルト間結合関係の変化とロータ−ステータ間結合関係の変化は、測定した時間の間隔を所定値と比較したところで、区別して検出することは極めて難しい。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、ロータ−ベルト間結合関係の変化、即ちベルトの歯飛びをピンポイントに検出する技術を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本願発明の観点によれば、以下のように構成される、ベルト式トラバース装置が提供される。即ち、ベルト式トラバース装置は、糸条を案内可能な糸ガイドが取り付けられたベルトと、ロータとステータを有する駆動モータと、前記駆動モータのロータに固定され、上記ベルトが巻き掛けられる駆動プーリと、を備え、前記駆動モータによって前記駆動プーリを正逆回転させることで前記ベルトを介して前記糸ガイドを所定の軌道上で往復走行させるものである。このベルト式トラバース装置は、前記ベルトの所定箇所が所定位置に至ったことを検出可能なセンサと、前記駆動モータのロータの角度位置を検出するためのエンコーダと、前記ベルトの上記所定箇所が上記所定位置に至ったことを前記センサが検出したときの上記の角度位置に変化があるかを判定する変化判定手段と、を更に備えている。以上の構成によると、ロータ−ステータ間結合関係の変化があっても上記の角度位置に変化は出ないが、ロータ−ベルト間結合関係の変化があると、上記の角度位置に変化が出る。従って、上記の角度位置に変化があるかを判定する変化判定手段を設けたことで、ロータ−ベルト間結合関係の変化、即ちベルトの歯飛びをピンポイントに検出することができるようになる。
延伸仮撚機の概略図 ベルト式トラバース装置の正面図 トラバース制御部による制御フロー
以下、一例として、本願発明に係るベルト式トラバース装置が延伸仮撚機の巻取部に適用されている実施形態を、図1〜3に基づいて説明する。
図1に示すように延伸仮撚加工機100は、糸条Yを供給する給糸部101と、糸条Yに延伸仮撚加工処理を施す加工処理部102と、加工処理した糸条Yを巻き取ってパッケージを形成する巻取部103と、から構成される加工処理ユニット104(錘とも称される。)を複数備えて構成される。上記の加工処理ユニット104は図1の紙面に対して垂直の方向に並べて設けられる。ただし、給糸部101と巻取部103は、省スペース化の要請から2〜4錘分、上下に重ねて配置されている。
給糸部101には、給糸パッケージ105を保持するペグ106が設けられ、各ペグ106は共通のクリールスタンド107に取り付けられている。
加工処理部102は、糸条Yの上流から下流へ向かって順に、第1フィードローラ108と、1次ヒータ109と、冷却器110と、仮撚装置111と、第2フィードローラ112と、2次ヒータ113と、第3フィードローラ114と、から構成されている。第1フィードローラ108による糸条送り速度は第2フィードローラ112による糸条送り速度よりも低く、第2フィードローラ112による糸条送り速度は第3フィードローラ114の糸条送り速度よりも高くなるように設定され、もって、糸条Yは、第1フィードローラ108と第2フィードローラ112の間では延伸され、第2フィードローラ112と第3フィードローラ114の間では弛緩されるようになっている。
また、仮撚装置111によって糸条Yに対して付与された撚りは第1フィードローラ108に至るまで遡上するので、糸条Yは、延伸され加撚された状態で、1次ヒータ109にて加熱され、冷却器110にて熱セットされる。糸条Yに対して付与された撚りは、糸条Yが第2フィードローラ112を通過する際に消失する。このように延伸仮撚加工された糸条Yは、弛緩された状態で、2次ヒータ113にて適宜の熱処理が施され、巻取部103にてボビンに巻き取られ、やがてパッケージを形成する。
詳しくは、上記の巻取部103は、図2に示すように、ボビン(図略)を回転可能に支持するクレードル115と、このクレードル115に支持されたボビン(乃至パッケージP)を回転させるためのコンタクトローラ116と、糸条Yを捕捉可能な糸ガイド33を有し、この糸ガイド33を往復運動させることでボビン(又はパッケージP)に対して糸条Yを綾振るトラバース装置34(ベルト式トラバース装置)と、を備えている。この構成で、走行する糸条Yは、トラバース装置34にて例えば1分間に700〜800回程度に高速で往復走行する糸ガイド33によって綾振られながらボビン上に巻き取られ、もって、パッケージPが生産されるようになっている。
上記のトラバース装置34は、本実施形態において所謂ベルト式に構成される。即ち、ベルト式トラバース装置34は、上記の糸ガイド33が取り付けられた無端ベルト42(ベルト)と、この無端ベルト42の一部がコンタクトローラ116の長手方向に対して平行となるように無端ベルト42を支持する一対の支持ユニット43と、ロータとステータを有し、無端ベルト42を駆動するACサーボモータ44(駆動モータ)と、を備える。
ACサーボモータ44のステータには多数のコイルが設けられ、このコイルに電流を流すことで磁気を帯びたロータとの間で磁気的な結合が成立し、コイルに流す電流を適宜に制御することで、ロータが所望の回転数で所望の方向へ回転可能となっている。しかし、この磁気的な結合の結合力は有限であり、ロータに対する負荷の如何によっては、磁気的な結合が一時的に乱れる場合がある。このステータとロータとの間の磁気的な結合の乱れを本願明細書では前述の通り「ロータ−ステータ間結合関係の変化」とも称する。話を戻すと、上記のベルト式トラバース装置34は、ACサーボモータ44の上記ロータに設けられた駆動プーリ45を介して無端ベルト42を往復走行させることで、糸ガイド33がコンタクトローラ116の長手方向に対して平行に往復運動できるようなっている。
なお、上記の無端ベルト42は本実施形態においてタイミングベルトとされ、上記の駆動プーリ45の周面にはタイミングベルトと噛み合うことができるように溝が適宜に形成されている。この構成により、上記の無端ベルト42と駆動プーリ45との間には力学的な結合が成立している。しかし、この力学的な結合の結合力は有限であり、ベルトに対する負荷の如何によっては、力学的な結合が一時的に乱れ、所謂歯飛びが発生する場合がある。この無端ベルト42と駆動プーリ45との間の力学的な結合の乱れ、即ち歯飛びを本願明細書では前述の通り「ロータ−ベルト間結合関係の変化」とも称する。なお、上記の支持ユニット43及びACサーボモータ44は、板状のベース46に取り付けられている。また、無端ベルト42を往復走行させる際に糸ガイド33がばたつかないよう、糸ガイド33を直線的に案内するレール47が上記一対の支持ユニット43の間に設けられる。また、無端ベルト42は、一対の支持ユニット43のプーリ48とACサーボモータ44の駆動プーリ45とに巻き掛けられることで二等辺三角形状の軌道上を走行する。
また、ACサーボモータ44には、ACサーボモータ44のロータの角度位置、即ち、駆動プーリ45の角度位置を検出するためのエンコーダ49が設けられている。このエンコーダ49は、ACサーボモータ44のロータの回転に応じたパルス信号を送信可能に構成されている。
コンタクトローラ116は、トラバース装置34と、クレードル115のボビン把持部115aと、の間に設けられ、パッケージPを所望の回転数で回転させるものである。
更に、レール47の近傍には、原点センサ50(センサ)と、一対の端点センサ51と、が設けられている。
原点センサ50は、無端ベルト42の所定箇所が所定位置に至ったことを検出可能なセンサである。即ち、原点センサ50は、所定位置、即ち一対の支持ユニット43の丁度中間位置に設けられ、この所定位置に至った糸ガイド33を検出可能に構成されている。つまり、本実施形態では、原点センサ50は、無端ベルト42の所定箇所が所定位置へ至ったことを検出することを、無端ベルト42の所定箇所に取り付けられた糸ガイド33が原点センサ50の正面に至ったことを検出することで達成している。この原点センサ50は、糸ガイド33が原点センサ50の正面に至ったことを検出したら、原点到着信号をトラバース制御部80に送信する。
同様に、各端点センサ51は、糸ガイド33が端点センサ51の正面に至ったことを検出可能なセンサである。各端点センサ51は、糸ガイド33が端点センサ51の正面に至ったことを検出したら、端点到着信号をトラバース制御部80に送信する。
また、延伸仮撚加工機100のオペレータから見易い位置にアラームランプ70が設けられており、アラームランプ70の点滅はトラバース制御部80によって制御できるようになっている。
次に、上記のトラバース装置34のトラバース制御部80について説明する。トラバース制御部80は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行する制御プログラム及び制御プログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM81(Random Access Memory)と、を備える。そして、ROMに記憶された上記制御プログラムがCPUに読み込まれCPU上で実行されることで、制御プログラムは、CPUなどのハードウェアを、パルスカウンタ61、初期パルス値記憶部62、変化判定部63(変更判定手段)、警告部64として機能させるようになっている。
パルスカウンタ61は、ACサーボモータ44のロータの角度位置を検出すべくエンコーダ49からのパルス信号のパルスをカウントするものである。このパルスカウンタ61によって検出された上記角度位置は、「現在パルス値」として上記RAM81に記憶される。この構成で、ACサーボモータ44のロータが回転するたびに、上記RAM81に記憶されている「現在パルス値」が頻繁に更新されるようになっている。
初期パルス値記憶部62は、上記RAM81に記憶されている「現在パルス値」を「初期パルス値」として記憶可能なものである。
変化判定部63は、トラバース制御部80が原点センサ50から原点到着信号を受信したときの現在パルス値に変化があるかを判定する。即ち、糸ガイド33が往復走行するたびにトラバース制御部80は原点センサ50から原点到着信号を受信することとなるが、ロータ−ベルト間結合関係の変化がなければ原点到着信号受信時の現在パルス値は常に一定となるはずである。一方で、ロータ−ベルト間結合関係の変化があれば原点到着信号受信時の現在パルス値には変化が現出することになる。従って、変化判定部63は、この違いを判定する機能を発揮する。
警告部64は、原点到着信号受信時の現在パルス値に変化があると変化判定部63が判定したら、前記のアラームランプ70を点滅させる。
次に、本実施形態の作動を説明する。
延伸仮撚加工機100の電源が投入されると(S300)、トラバース制御部80は、原点復帰作動を実行する(S310〜S350)。即ち、トラバース制御部80は、糸ガイド33を何れかの方向に低速で走行させ(S310)、原点到達信号か端点到着信号を受信するまで待機する(S320:NO、S330:NO)。原点到達信号を受信したら(S320:YES)、トラバース制御部80は、糸ガイド33の走行を直ちに停止させる(S350)。一方、端点到達信号を受信したら(S330:YES)、糸ガイド33の走行方向を反転させ(S340)、継続して、原点到達信号か端点到着信号を受信するまで待機する(S320:NO、S330:NO)。上記の原点復帰作動により、仮に延伸仮撚加工機100の電源投入前に糸ガイド33や無端ベルト42の交換が行われていたとしても、糸ガイド33は、原点センサ50の正面で静止した状態になる(S350)。
この状態で、トラバース制御部80は、パルスカウンタ61をリセットすると共に、初期パルス値を設定する(S360)。即ち、トラバース制御部80は、上記RAM81に記憶されている「現在パルス値」を例えば100000となるように強制的に書き換えることで、パルスカウンタ61をリセットする。また、トラバース制御部80は、書き換えた後の現在パルス値を初期パルス値として初期パルス値記憶部62に記憶させることで、初期パルス値を設定する。これにより、延伸仮撚加工機100の運転中では、上記RAM81に記憶されている現在パルス値は例えば95750から104250の間をインクリメント又はデクリメントするように高速で更新され、一方で、初期パルス値記憶部62に記憶されている初期パルス値は一切更新されることなく常に同一値のままである。
次に、トラバース制御部80は、ベルト式トラバース装置34については運転の準備が整ったことを知らせるための運転可能信号を延伸仮撚加工機100の図示しない制御部に送信し、延伸仮撚加工機100の運転が開始される(S370)。
延伸仮撚加工機100の運転が開始されると(S370)、トラバース制御部80は、原点センサ50からの原点到達信号の受信待ち状態となる(S380:NO)。そして、トラバース制御部80が原点センサ50から原点到達信号を受信すると(S380:YES)、変化判定部63は、受信時の現在パルス値と、初期パルス値と、を比較する(S390)。そして、受信時の現在パルス値と、初期パルス値と、が一致していると判定した場合は、変化判定部63は、処理をS380に戻す(S390:YES)。一方で、受信時の現在パルス値と、初期パルス値と、が一致していないと変化判定部63が判定した場合は、トラバース制御部80は、ベルト式トラバース装置34について運転に支障が生じたことを知らせるための運転停止信号を延伸仮撚加工機100の制御部に送信し、延伸仮撚加工機100の運転を停止させる(S400)。そして、警告部64は、アラームランプ70を点滅させ(S410)、延伸仮撚加工機100のオペレータに、ロータ−ベルト間結合関係の変化が発生したことを報知する。
(まとめ)
(請求項1)
以上説明したように上記実施形態においてベルト式トラバース装置34は、以下のように構成されている。即ち、ベルト式トラバース装置34は、無端ベルト42に取り付けられている糸ガイド33が原点センサ50の正面に至ったことを検出可能な原点センサ50と、ACサーボモータ44のロータの角度位置を検出するためのエンコーダ49と、無端ベルト42の糸ガイド33が原点センサ50の正面に至ったことを原点センサ50が検出したときの上記の角度位置に変化があるかを判定する変化判定部63と、を備えている。以上の構成によると、ロータ−ステータ間結合関係の変化があっても上記の角度位置に変化は出ないが、ロータ−ベルト間結合関係の変化があると、上記の角度位置に変化が出る。従って、上記の角度位置に変化があるかを判定する変化判定部63を設けたことで、ロータ−ベルト間結合関係の変化、即ち無端ベルト42の歯飛びをピンポイントに検出することができるようになる。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の実施形態は以下のように変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、無端ベルト42としてタイミングベルトを採用することとしたが、本願発明が注目している所謂歯飛びという概念が存在しさえすれば、無端ベルト42がタイミングベルト以外のベルトを採用した場合であっても、本願発明の有用性は保たれる。
(2)上記実施形態では、原点センサ50は、無端ベルト42の所定箇所が所定位置へ至ったことを検出することを、無端ベルト42の所定箇所に取り付けられた糸ガイド33が原点センサ50の正面に至ったことを検出することで達成している。しかし、これに代えて、無端ベルト42の所定箇所を、糸ガイド33の取付位置とは異なる箇所に設定してもよい。この場合は、例えば以下の構成が考えられる。即ち、無端ベルト42の所定箇所たる任意の箇所にマグネットを埋設し、このマグネットの接近を検知可能なホールICを無端ベルト42の走行軌道上の任意の位置に設ける構成である。
(3)上記実施形態では、ACサーボモータ44のロータの角度位置を検出するためのエンコーダとして、所謂インクリメンタルエンコーダを採用することとしたが、これに代えて、アブソリュートエンコーダを採用しても差し支えない。
(4)上記実施形態では、トラバース制御部80が原点センサ50から原点到達信号を受信したときの現在パルス値と、初期パルス値と、が完全に一致する場合を除く如何なる場合も「歯飛び」として処理するようになっているが、エンコーダ49の分解能の如何によっては、「歯飛び」が発生しなくても、上記の現在パルス値と初期パルス値とが完全には一致しないことも十分に考えられる。この意味で、現在パルス値と初期パルス値との一致を判定する際には、若干の幅、余裕、ないしは許容公差なるものを考慮することが実際上、好ましい。
(5)上記実施形態では、本願発明が延伸仮撚加工機100の巻取部103に適用されている例を説明したが、これに代えて、例えば、紡糸された多数の糸条を同時に巻き取って多数のパッケージを高い生産性で形成する紡糸巻取機の糸条巻取装置に搭載されるトラバース装置についても適用することができる。
33 糸ガイド
34 ベルト式トラバース装置
50 原点センサ
61 パルスカウンタ
62 初期パルス値記憶部
63 変化判定部
70 アラームランプ

Claims (1)

  1. 糸条を案内可能な糸ガイドが取り付けられたベルトと、
    ロータとステータを有する駆動モータと、
    前記駆動モータのロータに固定され、上記ベルトが巻き掛けられる駆動プーリと、
    を備え、
    前記駆動モータによって前記駆動プーリを正逆回転させることで前記ベルトを介して前記糸ガイドを所定の軌道上で往復走行させる、
    ベルト式トラバース装置であって、
    前記ベルトの所定箇所が所定位置に至ったことを検出可能なセンサと、
    前記駆動モータのロータの角度位置を検出するためのエンコーダと、
    前記ベルトの上記所定箇所が上記所定位置に至ったことを前記センサが検出したときの上記の角度位置に変化があるかを判定する変化判定手段と、
    を更に備えた、
    ベルト式トラバース装置。
JP2009172939A 2009-07-24 2009-07-24 ベルト式トラバース装置 Active JP5297291B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009172939A JP5297291B2 (ja) 2009-07-24 2009-07-24 ベルト式トラバース装置
KR1020100051689A KR101293092B1 (ko) 2009-07-24 2010-06-01 벨트식 트래버스 장치
DE102010027700.2A DE102010027700B4 (de) 2009-07-24 2010-07-20 Riemenquerlaufvorrichtung
CN 201010233993 CN101962135B (zh) 2009-07-24 2010-07-20 带式横动装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009172939A JP5297291B2 (ja) 2009-07-24 2009-07-24 ベルト式トラバース装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011026059A JP2011026059A (ja) 2011-02-10
JP5297291B2 true JP5297291B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=43384139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009172939A Active JP5297291B2 (ja) 2009-07-24 2009-07-24 ベルト式トラバース装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5297291B2 (ja)
KR (1) KR101293092B1 (ja)
CN (1) CN101962135B (ja)
DE (1) DE102010027700B4 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103268126B (zh) * 2013-05-23 2016-09-07 浙江鼎炬电子科技股份有限公司 一种全自动电脑横机的导纱器运动控制系统及方法
CN103538963A (zh) * 2013-10-16 2014-01-29 山东同济机电有限公司 摇纱机数码往复导纱装置
CN105712126B (zh) * 2014-12-05 2019-09-10 舍弗勒技术股份两合公司 纺织机、自动绕线器及纱线引导机构
DE102016002762B4 (de) * 2016-03-05 2023-05-25 Saurer Spinning Solutions Gmbh & Co. Kg Fadenchangiereinrichtung für eine Spulvorrichtung einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine
CN107619905A (zh) * 2017-10-31 2018-01-23 江苏永钢集团有限公司 喂丝机中的喂丝监测报警装置
CN108163630A (zh) * 2018-01-30 2018-06-15 山东博发智能科技有限公司 一种水利灌溉用软管收取装置
CN108861827A (zh) * 2018-07-09 2018-11-23 江苏永钢集团有限公司 一种与收卷机配套的收卷导向装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3207273B2 (ja) * 1992-10-21 2001-09-10 古河電気工業株式会社 ケーブル巻取装置
JPH08292131A (ja) * 1995-04-24 1996-11-05 Nisca Corp 歯付きタイミングベルトの歯飛び検出機構及び歯飛び検出方法、並びに、ソータ
EP0829443A1 (de) * 1996-09-16 1998-03-18 Ssm Schärer Schweiter Mettler Ag Vorrichtung zum Aufwickeln eines Fadens auf eine Spule
IT1312588B1 (it) * 1999-05-31 2002-04-22 Sp El Srl Procedimento e apparecchiatura per il controllo dell'avvolgimento difili e simili su supporti rotanti quali rocche di filati e simili.
DE19963232A1 (de) * 1999-12-27 2001-07-05 Volkmann Gmbh Vorrichtung zum Aufwickeln eines Fadens auf eine Spule
JP3463667B2 (ja) * 2000-11-08 2003-11-05 村田機械株式会社 トラバース装置
JP2002167125A (ja) * 2000-12-06 2002-06-11 Murata Mach Ltd トラバース装置
JP3697583B2 (ja) * 2002-01-29 2005-09-21 村田機械株式会社 トラバース制御装置
JP4078879B2 (ja) * 2002-05-23 2008-04-23 村田機械株式会社 トラバース制御装置
JP2004196512A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Murata Mach Ltd 糸条巻取方法
JP2006298499A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Murata Mach Ltd 糸のトラバース装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR101293092B1 (ko) 2013-08-05
CN101962135A (zh) 2011-02-02
DE102010027700B4 (de) 2016-02-04
CN101962135B (zh) 2013-04-10
JP2011026059A (ja) 2011-02-10
KR20110010549A (ko) 2011-02-01
DE102010027700A1 (de) 2011-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5297291B2 (ja) ベルト式トラバース装置
JP2010077576A (ja) 紡績機
JP2012144323A (ja) 紡糸巻取装置及び紡糸巻取設備
EP2690046A2 (en) Yarn defect detecting device and winding device
EP2690043B1 (en) Driving state detecting device, winding unit, winding machine, spinning unit, and spinning machine
JP2021024741A5 (ja)
WO2013042427A1 (ja) 紡績機、巻取装置、及び繊維機械
JP2016016957A (ja) 糸巻取機及び糸巻取方法
CN103510217B (zh) 纤维机械及纤维机械的周期性不匀检测方法
EP2436633B1 (en) Yarn winding device with circuit board
JP5128679B2 (ja) クロス巻きボビンの作成方法および装置
JP2008179434A (ja) 撚糸機
JP2013249189A (ja) 糸巻取装置、糸巻取方法、及び、糸巻取システム
JP2016023391A (ja) 紡績機及び紡績方法
JP2015151215A (ja) ボビンセット装置及び糸巻取機
JP5368205B2 (ja) トラバース装置の制御装置
JP2015199559A (ja) 作業台車及びこれを備えた糸巻取機
JP2010030704A (ja) 糸状態検知装置、及び、これを備えた繊維機械
EP2910507B1 (en) Yarn accumulating device, yarn winding unit including the same, and yarn winding machine including the same
JP6453717B2 (ja) 巻き取り装置を備える繊維機械
JP6448286B2 (ja) 綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ステーションを運転する方法
JP2009155781A (ja) 紡績機
JP5363096B2 (ja) 柄経糸用部分整経機の回転式クリールおよび柄経糸用部分整経機
JP2013067471A (ja) 糸巻取装置
TWI457481B (zh) 圖樣整經機(二)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5297291

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250