JP5363096B2 - 柄経糸用部分整経機の回転式クリールおよび柄経糸用部分整経機 - Google Patents

柄経糸用部分整経機の回転式クリールおよび柄経糸用部分整経機 Download PDF

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Description

本発明は、回転軸の周りを回転可能に支承される支持体を備え、該支持体に複数のボビン収容部が形成されている柄経糸用部分整経機の回転式クリールに関する。
本発明はさらに、整経ドラムと、整経ドラムの回転軸の周りを回転可能な糸ガイドと、回転式クリールと、を備える柄経糸用部分整経機に関する。
柄経糸又は短尺の経糸を製造する時に、柄経糸用部分整経機がよく使用される。柄経糸用部分整経機では、整経ドラムが比較的大きく、例えば周長が約7mある。整経ドラムは、糸の巻取り時において、機台に対して相対回転不能に保持されている。整経ドラムの周面には、周方向に間隔をあけて複数の搬送ベルトが設けられ、各搬送ベルトが整経ドラムの軸と平行に延在している。更に、柄経糸用部分整経機は、複数の糸ガイドを備えており、複数の糸ガイドは、整経ドラムの回転軸の周りを回転する。各糸ガイドは、搬送ベルト上に糸を給糸するようになっており、この糸はクリールから引き出される。整経ドラムの周面に複数本の糸を同時に給糸する場合、糸ガイドと同期して回転する回転式クリールが用いられる。個々の糸を整経ドラムの周面に給糸したくない場合、これらの糸を整経工程から除外する必要があり、例えば、整経ドラムの回転軸に配置されるコアに巻き付けることができる。
回転式クリールのボビンから引き出される糸の長さは、製造すべき柄経糸又は短尺の経糸の柄に応じて夫々異なっている。それ故、糸がなくなる時期が異なり、経糸が仕上がる前に何れかのボビンに巻き付けられた糸がなくなってボビンが空になることがある。そのため、ボビンに巻き付けられた糸が、まだ十分にあるか否かを継続して監視する監視員が必要である。監視員は、何れかのボビンが空になると、柄経糸用部分整経機を停止し、そのボビンを交換しなければならない。空になりそうなボビンの糸の終端を新しいボビンの糸の始端と結び付けることで、いわゆる連続運転を行うことができる。
特開2004−346479号公報
しかしながら、上述のような柄経糸用部分整経機の運転は、整経工程を適当な時に中断することができるか否かは、監視員の能力に著しく依存する。柄経糸用部分整経機の停止が過度に早いと、無駄な糸が多くなる。逆に柄経糸用部分整経機の停止が過度に遅いと、運転に支障をきたす。
本発明の目的は、柄経糸用部分整経機の運転の支障となるようなリスクを抑えることができる回転式クリール、及びそれを備える柄経糸用部分整経機を提供することである。
この課題は、回転軸の周りを回転可能に支承される支持体を備え、該支持体上に複数のボビン収容部が形成されている柄経糸用部分整経機の回転式クリールにおいて、前記ボビン収容部内に配置されるボビンの充填度を検出可能なセンサ装置が設けられていることによって解決される。
本発明によれば、記ボビン収容部内に配置されるボビンにどれだけの糸が残っているのかについての情報がセンサ装置から得ることができる。これにより、何れかのボビンが空になる前に、整経工程を中断することができる。整経ドラムに巻き取られた経糸内へと経糸の終端が消え去る事態、いわば「無秩序な糸切れ」が起こることを避けることができる。それとともに、利用者がボビンの糸の有無を目視で監視できる程度に回転式クリールの回転速度を遅く設定する必要がなく、整経工程において、比較的高い速度で回転式クリールを回転させることができる。これにより、柄経糸用部分整経機において早く整経することができる。
本発明において、前記センサ装置は、前記ボビン収容部毎に1つのセンサを有することが好ましい。
上記構成によれば、すべてのボビン収容部に夫々配置されたボビンに巻き付けられた糸の残量を同時に検出することができる。つまり、各ボビン収容部に設けられるセンサが対応するボビン収容部のボビンの充填度を同時に検出することができる。
本発明において、前記センサ装置は、複数の前記ボビンを含むボビン群毎に共通する1つのセンサを有するようにしてもよい。
上記構成によれば、このセンサは、各ボビンの充填度を順次検出する。従って、充填度に関する情報は、同時に得ることはできない。しかし、充填度に関する情報は、回転式クリールが1回転する度に得ることができ、一般的にはこれで十分である。というのも、回転式クリールが1回転した時に引き出される糸長は、整経ドラムの円周と同じ長さにすぎないからである。
また、複数のボビンに対して1つの共通するセンサを設ける場合及びボビン毎に1つのセンサを設ける場合の両方の事例において、ボビンに巻き付けられた糸が尽きるときに生産を中断し、空になったボビンを交換することができる。場合によっては、対応するボビンが空になる一定時間前にセンサ装置が警告信号を発生し、適時、監視員に補充ボビンを取り出させて交換時まで待機させるようにすることが好ましいこともある。
本発明において、前記センサは、機台に配置されており、前記支持体は、前記機台に回転可能に支承されていることが好ましい。機台は、支持体の回転用ベースとして利用されるので、床等に固定されている。それ故、センサは、安価で機台に配置することができ、しかも、支持体が一回転する度にボビン収容部がセンサの傍を通過するように配置することができる。その場合、センサは、各ボビンの充填度を逐次、例えば一回転する度に検出することができる。
本発明において、少なくとも前記2つのボビン群の前記ボビン収容部は、前記支持体の前記回転軸に沿って前後に配置されており、一方の前記ボビン群の前記ボビン収容部は、他方の前記ボビン群の前記ボビン収容部に対して、前記回転軸まわりに所定の第1角度ずれており、前記センサは、前記回転軸と平行に延びる線上において前後に配置され、又は前記第1角度よりも小さな第2角度だけ相互にずらして配置されていることが好ましい。
上記構成によれば、センサによって検出したボビン充填度を連続処理する装置に伝送する場合に有利である。センサは、異なるボビン群のボビンの充填度を同時にではなく、僅かな時間間隔を置いて検出する。これにより連続処理が容易となる。
本発明において、前記センサ装置は、前記ボビンの直径を検出するように構成されていることが好ましい。ボビン直径は、ボビンの軸線方向における1箇所で検出することができる。こうして検出される情報は、前記軸線方向における1箇所のボビン直径に関する情報が得られたにすぎない。しかし、一般的には、この情報は、各ボビンの充填度を検出するのに十分な情報である。特に、ボビンが交差巻の形態で巻き付けられているとき、前記情報が有用である。
本発明において、前記センサ装置は、レーザセンサ、超音波センサ、赤外線センサ、又はこれらを組み合わせた非接触式のセンサを有することが好ましい。
上記構成によれば、ボビンに巻き取られた糸に作用する負荷を非接触式で測定することで小さく抑えられる。特に、複数のボビンに対して共通する1つのセンサが設けられている場合、各ボビンがセンサの傍を通過する度に生じるボビンの機械的衝撃が防止される。
本発明において、前記センサ装置は、少なくとも1つの機械式センサを備えるようにしてもよい。機械式センサは、例えば、接触式ローラとして形成しておくことができる。上記構成によれば、機械式センサは、センサがボビンに対して相対的に固定配置されているとき有用である。
本発明において、前記センサ装置は、前記柄経糸用部分整経機の機械制御装置と接続されており、前記機械制御装置は、少なくとも1つの前記ボビンで充填レベル目標値を下まわると、前記柄経糸用部分整経機を停止させるように構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、センサ装置は、1つのボビンが空になりそうか否か、つまり整経工程を円滑に継続できるために十分な糸がボビンに残っているか否かに関して、十分な信頼性で判断することができる。充填度が少ないことが明らかとなると、機械制御装置は、柄経糸用部分整経機を自動的に停止する。これにより、監視員は、何れかのボビンを交換しなければならない旨の指示を受け取る。このようにすることで、ボビンは、適切な時に交換することができ、過度に多くの糸がボビンに残ってしまうことがなく、しかもボビンが空になって「無秩序な糸切れ」が起きることがない。
本発明において、前記機械制御装置は、製造すべき柄に応じて前記充填レベル目標値を出力する柄制御装置と接続されている。上記構成によれば、充填レベル目標値は変更することができる。こうして、ボビンに巻き付けられた糸により完全な長さの柄経糸を整経することができ、且つ柄糸内に結び目が形成されることを避けることができる。柄制御装置は、特定柄を製造するのにどれだけの糸を必要とするのかを「認識」している。それ故、途中に結び目のない柄経糸または結び目の少ない柄経糸を簡単に製造することができる。
前記課題は、整経ドラムと、整経ドラムの回転軸の周りを回転可能な糸ガイドと、上記何れかの回転式クリールとを備える柄経糸用部分整経機によって解決される。
本発明によれば、回転式クリールが自動的に監視されることで、整経工程において生じる支障のリスクを抑えることができ、且つボビンに巻き付けられた糸が極力良好に利用されるようにすることができる。
本発明において、センサ装置に接続された自動装着装置を有することが好ましい。上記構成によれば、自動装着装置は、ボビン交換を行い、新たなボビンの糸始端を空になるボビンの糸終端と結合することができる。しかしながら、上述のように結合することは、空になるボビンの糸終端が前記ボビンに巻き付いている間だけ有用である。つまり、空になるボビンに残糸がなお巻き付けられている場合に相当する。この場合、新たなボビンの糸始端と空になるボビンの糸とを結合するために、自動装着装置はボビンに残った糸を切断して糸端を生成する。
本発明によれば、柄経糸用部分整経機の運転の支障となるようなリスクを抑えることができる。
以下では、本発明の好ましい実施形態に関して、図1乃至4に基づいて説明する。
柄経糸用部分整経機1は、整経ドラム2を備える。この整経ドラム2の周面には、複数の搬送ベルト3が周方向に間隔をあけて設けられ、各搬送ベルト3は、整経ドラム2の回転軸4に平行に延在している。整経ドラム2は、回転可能に支承されているが、糸の巻取り時になると、相対回転不能にブロックされている。
整経ドラム2には、その一端側に突き合わせるように回転式クリール5が配置され、回転式クリール5から糸6を引き出すことができるようになっている。引き出された糸6は、糸ガイド7によって搬送ベルト3上に給糸される。糸ガイド7は、搬送ベルト3上において、整経ドラム2の軸線方向に揺動することができる。これにより、糸6が搬送ベルト3上に給糸される。糸ガイド7は、例えば揺動することで、整経ドラム2の回転軸4内において、軸線方向に延びるコア8上に糸6を給糸することもできる。また糸6は、整経ドラム2の周面の周りに案内されて搬送ベルト3上に給糸されるとき、糸ガイド7と一緒に回転している。
そのような回転を実現するために、回転式クリール5は、少なくとも1つの支持体9,15を備える。支持体9,15には、複数のボビン収容部10が周方向に並べて配置されている。各ボビン収容部10内には、ボビン11,14を収容することができる。収容したボビン11,14からは、糸6が引き出され、その糸6が対応する糸ガイド7に引き渡されている。
図2、図3に示す回転式クリール5には、支持体9,15において、合計24のボビン11,14が収容されている。これらの支持体9,15に夫々収容された複数のボビン11,14は、2つのボビン群12,13を夫々なしており、各ボビン群12,13は、整経ドラム2の回転軸4に平行な方向(軸線方向の前後)に互いにずれるように配置されている。さらに、2つのボビン群12,13のボビン11,14は、互いに回転軸4の軸線を中心に第1角度θ1、例えば15°ずらして配置されている。第2のボビン群13のボビン14は、同様に支持体15に固着されている。両方の支持体9,15は、回転駆動装置16によって回転させることができ、回転駆動装置16は、それら支持体9,15と一緒に糸ガイド7も回転駆動する。
また、支持体9には、ボビン収容部10毎にセンサ17が設けられており、センサ17によりボビン収容部10内に収容されるボビン11の充填度(つまり残量)が検出される。同様に、支持体15にも、各ボビン14毎にセンサ18が設けられており、このセンサ18により適当な方法で各ボビン14の充填度(つまり残量)が検出される。充填度の検出は、センサ17,18が各ボビン11,14の直径(又は半径)を検出することによって簡単に行うことができる。この検出方法は、特に交差巻ボビンの場合、充填度を検出し得るのに十分な方法である。また、他の方法としては、例えばボビン11,14の質量を検出する方法もある。
センサ17,18としては、例えばボビン11,14の周面を転動するローラのような機械式センサを備えておくことができ、このローラは、アームを介して検出器と接続されている。このような機械式センサの場合、センサ17,18がボビン11,14に対して相対的に固定配置されているときに有用である。
ただし、センサ17,18は、ローラのような接触式のものでなく、非接触式で作動するものであってもよい。その場合、センサは、例えばレーザセンサ、超音波センサまたは赤外線センサ、及びそれらを組合わせたもので構成することができる。非接触式のセンサで構成することで、ボビン11,14に巻き取られた糸6に作用する負荷を小さく抑えられる。ボビン収容部10毎に各々独自のセンサ17,18が付設されている場合、各ボビン11,14の充填度に関する情報は、いわば同時に得ることが可能である。
しかしながら、多くの場合、ボビン収容部10が各々独自のセンサ17,18が必ずしも付設されない。そのような場合、各ボビン収容部10に付設されるセンサ17,18の代わりに、センサ19,20が使用される。図4に示すように、センサ19,20は、機台21に配置されている。更に詳細に説明すると、支持体9,15の回転時に、ボビン11,14がセンサ19,20の傍を通るように配置されている。このように構成することで、センサ19,20は、回転式クリール5が一回転する度に各ボビンの充填度を検出することができる。
センサ19,20は、機械式センサによって構成されており、センサ19,20が通るたびにローラがボビン11,14に接触し、ボビン11,14の直径を検出する。ただし、センサ19,20は、センサ17,18と同様に、非接触式に作動するセンサとして形成されている方が好ましい。というのも、非接触式のセンサであれば、機械式センサにおいて各ボビン11,14がセンサ19,20の傍を通過する度にボビン11,14に生じていた機械的衝撃を防止することができる。
2つのボビン群12,13のボビン11,14は、相互に第1角度θ1だけ周方向にずらして配置されている場合、整経ドラムの回転軸4と平行に延びる線上の前後に間隔をあけてセンサ19,20を配置するのが望ましい。このように構成することで、2つのセンサ19,20が同時にボビンの充填度を検出することがない。一方のセンサ19がボビン11の充填度を検出する際、他方のセンサ20上方に隣接する2つのボビン14の間に形成されている隙間がくる。それ故、センサ19,20の信号を、連続して処理することが容易となる。2つのセンサ19,20がボビン11,14の充填度を同時に検出する必要がなければ、2つのセンサ19,20の角度θ2(第2角度)を相対的に若干ずらして配置することも当然可能である。なお、第2角度θ2は、第1角度θ1よりも小さくすることが好ましい。
ボビン収容部10毎にセンサ17,18を設け、又はボビン群12,13に対して1つのセンサ19,20を夫々設けることが好ましい。しかし、両方のセンサ17,18,19,20を互いに組合せることも当然に可能である。
センサ17,18又はセンサ19,20は、詳しくは図示しない方法で柄経糸用部分整経機1の図示しない機械制御装置24と接続されている。機械制御装置24は、少なくとも1つのボビン11,14の充填度が予め定められる充填レベル目標値を下まわった時に柄経糸用部分整経機1の運転を停止させる。充填レベル目標値は、センサ17,18又はセンサ19,20によってボビン11,14の直径を検出したとき、空になったボビンの直径と僅かな巻層の高さとから得られる固定の直径値とされる。これにより、何れのボビン11,14も空にならず、ボビン11,14が空になる前に柄経糸用部分整経機1を確実に停止し、整経工程を中断することができる。このように柄経糸用部分整経機1を停止することで、ボビン11,14を取り替えることができ、また整経ドラムに巻き取られた経糸内へと経糸の終端が消え去る事態、いわば「無秩序な糸切れ」が起こることを避けることができる。
つまり、センサ17,18,19,20が何れかのボビンが空になりそうか否か、つまり整経工程を円滑に継続できるために十分な糸がボビンに残っているか否かに関して十分な信頼性で判断し、充填度が少ないことが明らかとなると、機械制御装置24が柄経糸用部分整経機1を自動的に停止する。これにより、監視員は、何れかのボビン11,14を交換しなければならないとの指示を受け取る。このようにすることで、ボビン11,14は、適切な時に交換することができ、過度に多くの糸6がボビン11,14に残ってしまうことがなく、しかもボビン11,14が空になって「無秩序な糸切れ」が起きることがない。
また、監視者がボビン11,14の糸の残量を目視で監視できる程度に回転式クリール5の回転速度を遅く設定する必要がなく、整経工程において、比較的高い速度で回転式クリール5を回転させることができる。これにより、柄経糸用部分整経機1において早く整経することができる。
更に、図1に略示したような自動装着装置22を設けておくことができる。自動装着装置22は、ボビンマガジン23から糸が巻き付けられて用意されたボビンを取り出し、回転式クリール5から空になったボビンを取り出し、ボビンマガジン23から取り出したボビンを空になったボビンと取り替える。その際、自動装着装置22は、空になったボビンとその糸が通された糸ガイド7との間で前記糸を切断し、この糸を新しいボビン又はボビンマガジン23から取り出したボビンの糸の始端と結び合わせる。
さらに好ましい構成としては、製造すべき柄に応じて充填レベル目標値を変更して出力する柄制御装置と機械制御装置24とを接続しておくことである。このような構成では、次の柄部分で空になるであろうボビンを検知し、次の柄部分になる前にボビンを交換するようにしておくことができる。柄部分において、即ち整経すべき柄経糸内において、結び目が形成されることを避けることができる。柄制御装置は、特定柄を製造するのにどれだけの糸を必要とするのかを「認識」しているので、途中に結び目のない柄経糸または結び目の少ない柄経糸を簡単に製造することができる。
本実施形態では、ボビンが空になるか又は空になる前に機械制御装置24にて、柄経糸用部分整経機1の運転を停止するように構成されている。しかしながら、ボビンが空になる一定時間前にセンサ17,18,19,20により警告信号を発生させ、適時、監視員に補充ボビンを取り出させて交換時まで待機させるようにすることが好ましいこともある。
本発明は、実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。
柄経糸用部分整経機の構成を上方から見た平面図である。 柄経糸用部分整経機の回転式クリールを拡大して見た拡大側面図である。 柄経糸用部分整経機の回転式クリールを拡大して見た拡大斜視図である。 柄経糸用部分整経機の回転式クリールを正面から見た概略図である。
符号の説明
1 柄経糸用部分整経機
2 整経ドラム
4 回転軸
5 回転式クリール
6 糸
7 糸ガイド
9 支持体
10 ボビン収容部
11 ボビン
12,13 ボビン群
14 ボビン
15 支持体
17 センサ
18 センサ
19 センサ
20 センサ
21 機台
22 自動装着装置
24 機械制御装置

Claims (9)

  1. 回転軸(4)の周りを回転可能に支承される支持体(9,15)を備え、該支持体(9,15)に複数のボビン収容部(10)が形成されている柄経糸用部分整経機(1)の回転式クリール(5)において、
    前記ボビン収容部(10)内に配置されるボビン(11,14)の充填度を検出可能なセンサ装置(19,20)が設けられ、
    前記センサ装置は、複数の前記ボビン(11,14)を含むボビン群(12,13)毎に共通する1つのセンサ(19,20)を有し、
    少なくとも前記2つのボビン群(12,13)の前記ボビン収容部(10)は、前記支持体(9、15)の前記回転軸(4)に沿って前後に夫々配置されており、
    一方の前記ボビン群(12)の前記ボビン収容部(10)は、他方の前記ボビン群(13)の前記ボビン収容部(10)に対して、前記回転軸(4)まわりに所定の第1角度ずれており、
    前記センサ(19,20)は、前記第1角度よりも小さな第2角度だけ相互にずらして配置されていることを特徴とする回転式クリール。
  2. 前記センサ(19,20)は、機台(21)に配置されており、
    前記支持体(9、15)は、前記機台(21)で回転可能に支承されていることを特徴とする、請求項1記載の回転式クリール。
  3. 前記センサ装置(17,18;19,20)は、前記ボビン(11,14)の直径を検出することを特徴とする、請求項1又は2記載の回転式クリール。
  4. 前記センサ装置(17,18;19,20)は、レーザセンサ、超音波センサ、赤外線センサ、又はこれらを組み合わせた非接触式のセンサを有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載の回転式クリール。
  5. 前記センサ装置(17,18;19,20)は、少なくとも1つの機械式センサを備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の回転式クリール。
  6. 前記センサ装置(17,18;19,20)は、前記柄経糸用部分整経機(1)の機械制御装置(24)と接続されており、
    前記機械制御装置(24)は、少なくとも1つの前記ボビン(11,14)で充填レベル目標値を下まわると、前記柄経糸用部分整経機(1)を停止させることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の回転式クリール。
  7. 前記機械制御装置(24)は、製造すべき柄に応じて前記充填レベル目標値を出力する柄制御装置と接続されていることを特徴とする、請求項6記載の回転式クリール。
  8. 整経ドラム(2)と、整経ドラム(2)の回転軸(4)の周りを回転可能な糸ガイド(7)と、請求項1〜7のいずれか1項記載の回転式クリール(5)と、を備える柄経糸用部分整経機(1)。
  9. 前記センサ装置(17,18;19,20)に接続された自動装着装置(22)を有し、
    自動装着装置は、空になった前記ボビン(11,14)を糸が巻きつけられているボビンに取り替えるようになっていることを特徴とする、請求項8記載の柄経糸用部分整経機。
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