JPH04118462U - 紡糸捲取機 - Google Patents

紡糸捲取機

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JPH04118462U
JPH04118462U JP9910091U JP9910091U JPH04118462U JP H04118462 U JPH04118462 U JP H04118462U JP 9910091 U JP9910091 U JP 9910091U JP 9910091 U JP9910091 U JP 9910091U JP H04118462 U JPH04118462 U JP H04118462U
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JP
Japan
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winding machine
bobbin holder
temperature
sensor
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Pending
Application number
JP9910091U
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English (en)
Inventor
幸一郎 鴛海
Original Assignee
村田機械株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速の紡糸捲取機における軸受等の可動部あ
るいは駆動モータ等の消耗度合いを常時正確に把握する
ことによって、適正なタイミングでメンテナンスを行な
えるようにする。 【構成】 ボビンホルダ(2)等の可動部、又は非可動
部に温度又は振動センサ(23)(24) を付設すると共に、
該センサー(23)(24) からの情報を解析して表示する解
析装置(13)及び表示装置(14)を接続した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は紡糸捲取機に関する。
【0002】
【従来の技術】
スピニングビームからの紡出糸を捲取る紡糸捲取機の捲取速度が高速化(約 8000m/min 程度)するにつれて該紡糸捲取機のメンテナンス管理が複雑困難にな ってきており、その故になおさら重要度を増して来ている。
【0003】 例えば、従来の比較的高速でない捲取機にあっては、ボビンホルダの軸受、ト ラバースカムの軸受等の可動部、あるいは各駆動モータの消耗度合い等は、ある 程度、従来からのデータ、作業者の経験による勘等によって推測がつき、適当な 運転期間を経た後に、上記データに基づいて軸受部品等の交換などをすれば、若 干のバラつきはあっても部品交換時期を甚だしく失してしまうということはなか ったのである。つまり、消耗度合いのほとんど進んでいない部品を交換してしま ったり、あるいはある部品の消耗が進みすぎてすでに交換時期が来ているにも関 わらず、運転を続けて重大な故障を招いたりといったおそれはあまり生じなかっ たのである。
【0004】 ところが、紡糸捲取機の捲取速度が冒述のように高速化すると、軸受等の可動 部あるいは駆動モータの消耗度合いが各部所によって大きなバラつきを生じたり 、あるいは個々の機械毎に特別に消耗の甚だしい可動部が生じたりして、従来か らのデータ、作業者の経験による勘等をたよっていたのでは適正なメンテナンス が行えなくなっていたのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は紡糸捲取機、特に高速捲取用の紡糸捲取機における上記の不都合を 解消し、適正なメンテナンスが行なえるようにして、もって重大な故障の発生や 、不適正な部品交換等を防止しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の紡糸捲取機は、ボビンホルダの回転軸受部等の可動部、又は非可動 部に温度又は振動センサーを付設すると共に、該センサーからの温度情報又は振 動情報を解析して表示する解析装置および表示装置を接続したものである。
【0007】
【実施例】
図1はこの考案に係る高速紡糸捲取機の側面図を示し、直立したフレーム(1 )の側面に2本のボビンホルダ(2)を支持したレボルビングタレット(3)が 設けてあり、該ボビンホルダ(2)の上方に、タッチローラ(4)とトラバース 装置(5)とを具えた上下動自在な昇降フレーム(6)が設けてある。各ボビン ホルダ(2)には基端側にスピンドルモータ(7)が連結してあり、該モータ( 7)によってボビンホルダ(2)が積極的に回転駆動され、各ボビンホルダ(2 )は上記レボルビングタレット(3)が回転することによって位置を切換えられ 、満巻ボビンと空ボビンとが交換されるようになっている。
【0008】 昇降フレーム(6)は図示しない流体シリンダによって重量を支承されてお り、上記タッチローラ(4)がボビンホルダ(2)に挿入したボビン(8)に軽 く接触するようになっている。
【0009】 トラバース装置(5)はモータ(9)に連結されて回転するスクロールカムロ ーラ(11)と該スクロールカムローラ(11)表面のスクロール溝(12)内に支持 されたトラバースガイド(図示せず)とからなっている。
【0010】 そして、この捲取機では公知の方法と同様に、紡出されてくる糸(Y)をトラ バース装置(5)でもってトラバースし、積極回転しているボビン(8)上に捲 取っていくようになっているのであるが、上記ボビンホルダ(2)およびフレー ム(1)(6)内に次のようにしてセンサーを取付けてあり、かつ、該センサーか らの情報を解析、表示する解析装置(13)および表示装置(14)を接続してある 。
【0011】 すなわち、上記各ボビンホルダ(2)前後の軸受用ベアリング(15)(16) 、お よび各ボビンホルダのスピンドルモータ(7)、スクロールカムローラ(11)の 前後の軸受用ベアリング(17)(18) およびその駆動用モータ(9)、タッチロー ラ(4)の前後の軸受用ベアリング(21)(22) に夫々熱電対(23)を接触させて 設けてあり、上記昇降フレーム(6)の先端には振動を検出する加速度センサー (24)が取付けてある。
【0012】 熱電対(23)はその検出端が各ベアリングのアウターハウジング又は各モータ のハウジングに接触するようにして取付け、加速度センサー(24)は上記タッチ ローラ(4)とスクロールカムローラ(11) とボビンホルダ(2)が最接近する 昇降フレーム(6)先端に取付けてある。
【0013】 そして、上記タッチローラ(4)の軸受ベアリング(21)(22) に取付けた熱電 対(23)と、スクロールカムローラ(11)の軸受ベアリング(17)(18) に取付け た熱電対(23)と、その駆動モータ(9)に取付けた熱電対(23)および加速度 センサー(24)からの各出力線(25)は、フレーム(1)内に設けたマルチプレ クサ(26)および変換器(27)を介して機外のコントローラ(28)へと接続して あり、上記各ボビンホルダ(2)の軸受ベアリング(15)(16) に取付けた熱電対 (23) と、スピンドルモータ(7)に取付けた熱電対(23)からの各出力線(25 )は、前記レボルビングタレット(3)内に設けたマルチプレクサ(29)、変換 器(31)およびタレット(3)と同軸のスリップリング(32)を介して機外のコ ントローラ(28)へと接続してある。
【0014】 マルチプレクサ(26)(29) はコントローラ(28)からの信号(33)を受けて、 各熱電対(23)および加速度センサー(24)の水平振動信号(24a) 垂直振動信号 (24b)をシリアルな信号に変換し、変換器(27)(31) は、そのシリアルに変換さ れた各熱電対(23)および加速度センサー(24)からの温度情報および振動情報 をコントローラ(28)または後述のフーリエ変換器(34)へと取込みうる電流値 として変換する。
【0015】 スリップリング(32)は図1のようにレボルビングタレット(3)の回転軸( 35)と同軸に装着してあり、ボビンホルダ(2)およびスピンドルモータ(7) がタレット(3)回転と共に旋回しても、各熱電対(23)からの出力信号は途切 れることなくコントローラ(28)へと出力されるようになっている。
【0016】 (36)は上記ボビンホルダ(2)側からの出力信号と、タッチローラ(4)、 トラバース装置(5)および加速度センサー(24)からの出力信号を切換えてシ リアル信号とするマルチプレクサである。
【0017】 また、上記各出力信号(37)のコントローラ(28)へと接続された途中には、 加速度センサー(24)からの振動情報をフーリエ変換して各周波数成分に解析し 、解析した情報をマイクロコンピュータ(38)へと出力するフーリエ変換器(34 )が介そうしてあり、上記ロントローラ(28)も同じマイクロコンピュータ(38 )へと接続してあって、入力した温度情報および振動情報をマイクロコンピュー タ(38)のCRT(14)上へ表示しうるようになっている。
【0018】 すなわち、上記例ではフーリエ変換器(34)とマイクロコンピュータ(38) とでもって解析装置(13)を構成している。
【0019】 この考案に係る捲取機は例えば以上のようになっているので、高速で捲取運転 を実行中、各ボビンホルダ(2)、タッチローラ(4)、トラバース装置(5) 等の各可動部から温度情報およびフレーム(6)の振動情報が常時リアルタイム でマイクロコンピュータ(38)へと入力されており、CRT(14)上には例えば 次のようにして各情報が表示される。
【0020】 すなわち、図3のように各検出位置を横軸にとり、各検出位置の温度情報およ び振動情報の値を縦軸にとった棒グラフ状としてCRT(14)上に表示したり、 振動情報については図4のように前記フーリエ変換器(34)によって周波数成分 毎に解析された情報をCRT(14)上にそのまま表示したりすることができる。
【0021】 そして、図3のように表示した場合にはマイクロコンピュータ(38)内に各検 出位置について同一、あるいは位置毎で異なる基準値を入力しておき、該基準値 (41)をもCRT(14)上に表示するようにすれば、この基準値(41)を越えた 部分のベアリングあるいはモータが加熱していることが作業者により瞬時に判別 される。
【0022】 図3の例では左から7番目の部品の温度が基準値(41)を越えており、当該カ 所が要メンテナンス時期であることが分る。
【0023】 また、図4のように表示した場合には、振動情報が周波数成分に分かれている ので、周波数成分はボビンホルダ(2)の回転数に相当する位置(B)と、タッ チローラ(4)の回転数に相当する位置(T)と、スクロールカムローラ(11) の回転数に相当する位置(S)との3カ所にピークを有した波形として表れ、各 位置(B)(T)(S)におけるピークの大きさから、いずれのホルダ(2)または ローラ(4)(11) が異常振動を発生しているかが判別される。
【0024】 この図4の例においても、マイクロコンピュータ(38)内に各位置について基 準値(42)を入力しておき、該基準値(42)をもCRT(14)上に表示するよう にすれば、上記判別が容易になる。
【0025】 さらに、マイクロコンピュータ(38)に警報回路を接続しておいて、上記のよ うにして表示された値のいずれかが、上記基準値(41)(42) を越えた場合、ある いは該基準値を著しく越えた場合には警報を発するようにすることもできる。
【0026】 なお、上記実施例では温度センサーである熱電対(23)と振動センサーである 加速度センサー(24)とを用いて捲取機についての温度情報と振動情報とを共に 、リアリタイムでモニタしているので、摩耗又は異常をより早期に、かつより正 確に検出できるが、いずれか一方のセンサーのみを取付けて、温度又は振動のい ずれかの情報を検出するようにしてもよい。
【0027】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、この考案に係る紡糸捲取機では捲取機の状態を 常時正確に把握することができるので、適正なタイミングで適正なカ所のメンテ ナンスを行うことができる。
【0028】 従って、故障の発生等が少なく最小限のメンテナンス回数で捲取機を長期間良 好な状態で稼働することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る紡糸捲取機の側面図である。
【図2】各センサーと解析装置および表示装置の回路ブ
ロック図である。
【図3】表示装置による表示例である。
【図4】他の表示装置による表示例である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 ボビンホルダ 13 解析装置 14 表示装置 15,16,17,18,21,22 ベアリング 23 熱電対(温度センサー) 24 加速度センサー(振動センサー) 34 フーリエ変換器 38 マイクロコンピュータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンホルダの回転軸受等の可動部、又
    は非可動部に温度又は振動センサーを付設すると共に、
    該センサーからの温度情報又は振動情報を解析して表示
    する解析装置および表示装置を接続したことを特徴とす
    る紡糸捲取機。
JP9910091U 1991-11-05 1991-11-05 紡糸捲取機 Pending JPH04118462U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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