JP2014188565A - プレス加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレス加工装置の小型化及び低コスト化を図る。
【解決手段】本発明のプレス加工装置200は、ベース201及びラム202と、ラム202を昇降駆動する第1駆動手段205と、ラム202の昇降をガイドするガイド部材207と、ラム202に固定された上型200bと、ベース201に対し、昇降可能に取り付けられた下型200aと、ベース201に対して下型200aを昇降させる第2駆動手段206と、ベース201とラム202とを連結可能なロック機構230とを備える。ロック機構230は、ラム202に設けられた第1ロック部材231と、ベース201に設けられた第2ロック部材232と、第1ロック部材231及び第2ロック部材232の双方と上下方向で係合することで両ロック部材231,232の上下方向の相対移動を規制可能な係止手段233とを有する。
【選択図】図16

Description

本発明は、プレス加工装置に関する。
プレス加工装置は、ベースに対してラムを降下させて、ベースに設けられた下型とラムに設けられた上型とでワークを挟持することで、ワークに対してプレス加工を施すものである。この種のプレス加工装置には、通常、ラムを降下させるための駆動手段が設けられる。例えば、特許文献1に示されているプレス加工装置は、ラムの上方に設けられた上梁に油圧シリンダを固定し、この油圧シリンダでラムを押し下げてプレス加工を施す。また、特許文献2に示されているプレス加工装置は、ラムの昇降をガイドするガイドチューブの内部に油圧シリンダを設け、この油圧シリンダでラムを引き下げることによりプレス加工を施す。
特開2000−263158号公報 特開平7−284858号公報
上記のようなプレス加工装置では、プレス加工の全工程を一種類の駆動手段で行う必要があるため、プレス加工を効率的に行うことができない恐れがある。例えば、上型を上端位置からプレス位置直前まで降下させるとき(空ストローク時)は、上型を降下させるだけでよいため高出力は不要である一方で、ストロークが長いため降下速度をなるべく速くすることが好ましい。一方、プレス加工時は、大きな出力が要求される一方で、ストロークは短いため降下速度はほとんど要求されない。一般に、駆動手段の出力と駆動速度とは反比例する関係にある。このため、出力の大きい駆動手段を用いると、駆動速度が遅くなるため、空ストローク時の降下時間が長くなり、プレス加工全体のタクトタイムが長くなってしまう。一方、駆動速度の早い駆動手段を用いると、出力が小さくなるため、プレス加工が完全に施されずに加工不良を招く恐れがある。
そこで、本発明者らは、上型と下型を別個の駆動手段(第1駆動手段及び第2駆動手段)で駆動することを検討した。これにより、プレス加工の各段階に適した駆動手段で上型及び下型を駆動することができる。すなわち、空ストローク時は、駆動速度の速い第1駆動手段で上型を駆動することで、タクトタイムを短縮することができる。また、プレス加工時は、出力の大きい第2駆動手段で下型を駆動することで、プレス加工を完全に施して加工不良を防止できる。
しかし、この場合、以下のような問題が生じることが明らかになった。すなわち、第1駆動手段で上型を所定の位置に配置した後、第2駆動手段で下型を上昇させてプレス加工を行う際、ワークにプレス圧を加えるためには上型の上昇を規制する必要がある。例えば、上型を、上型の昇降をガイドするガイド部材に対して固定すれば、上型の上昇を規制することができる。しかし、このように上型をガイドに固定した状態で、第2駆動手段で下型を上昇させてプレス加工を行うと、上型を上昇させる大きな力がガイドに加わるため、ガイドの強度を高くする必要が生じる。このため、ガイドを太くしたり高強度材料で形成したりする必要が生じ、装置の大型化やコスト高を招く。
本発明が解決すべき技術的課題は、一対の金型を別個の駆動装置で駆動するプレス加工装置において、小型化及び低コスト化を図ることにある。
前記課題を解決するために、本発明は、ベースと、前記ベースに対して型締め型開き方向でスライド可能なラムと、前記ラムのスライドを駆動する第1駆動手段と、前記ラムのスライドをガイドするガイド部材と、前記ベース又は前記ラムの一方に固定された一方の金型と、前記ベース又は前記ラムの他方に対し、型締め型開き方向でスライド可能に取り付けられた他方の金型と、前記ベース又は前記ラムの他方に対して前記他方の金型をスライドさせる第2駆動手段と、前記ベースに対する前記ラムの型開き方向の移動を規制するロック機構とを備え、前記ロック機構は、前記ベース又は前記ラムの一方に設けられた第1ロック部材と、前記ベース又は前記ラムの他方に設けられた第2ロック部材と、前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材の双方と上下方向で係合することで両ロック部材の型開き方向の相対移動を規制可能な係止手段とを有するプレス加工装置を提供する。
このプレス加工装置によれば、ロック機構の第1ロック部材と第2ロック部材との双方に係止手段を上下方向で係合させることにより、ベースに対するラムの型開き方向の移動を規制することができる。この状態で、駆動手段で他方の金型を駆動してプレス加工を施すことにより、プレス加工時に加わる大きな負荷をロック機構で受け持つことができる。すなわち、プレス加工時に負荷が加わる「系」からガイド部材を除外することができる。これにより、ガイド部材にはプレス加工時の大きな負荷は加わらないため、ガイド部材はラムのスライドをガイドする機能のみを果たすものであればよく、簡素な構成とすることができる。
ロック機構は、例えば、第1ロック部材及び第2ロック部材の双方に水平方向の貫通穴を設けると共に、係止手段に、前記第1及び第2ロック部材の双方の貫通穴に挿通可能な係止ピンを設けた構成とすることができる。
このロック機構によりラムの移動を規制した状態で、駆動手段で他方の金型を駆動してプレス加工を施すと、プレス加工時の負荷により、ラムが中心付近を頂点として若干湾曲することがある。このようにラムが湾曲すると、ラムに設けられたロック部材が傾斜し、係止ピンと両ロック部材との係合部に負荷(モーメント)が加わるため、ロック機構が損傷する恐れがある。そこで、係止ピンの軸心方向を、当該係止ピンとラムの中心とを結ぶ直線と略直交させれば、プレス加工時のラムの湾曲に伴うロック部材の傾斜を、係止ピンを中心とした両ロック部材の相対回転で吸収することができる。
第1及び第2ロック部材は、他部材との干渉を回避するために、略矩形のベース及びラムのコーナー付近に設けられることが多い。この場合、係止ピンの軸心方向を、各コーナーにおける前記ベース又は前記ラムの対角線方向と略直交させれば、プレス加工時のラムの湾曲を、係止ピンを中心とした両ロック部材の相対回転で吸収することができる。
以上のように、本発明のプレス加工装置によれば、ガイド部材に大きな負荷が加わらないため、ガイド部材を太くしたりガイド部材に高強度材料を使用したりする必要がなく、ガイド部材の小型化及び低コスト化、ひいてはプレス加工装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。
ワークの断面図である。 治具の平面図である。 上記治具をワークに装着した状態を示す断面図である。 上記治具の位置決めピンの拡大断面図である。 上記治具をワークに装着した状態を示す平面図である。 ヘミング加工装置の側面図であり、図8のA方向から見た図である。 ヘミング加工装置の側面図であり、図8のB方向から見た図である。 ヘミング加工装置の下型の上面図である。 ヘミング加工装置の上型の下面図である。 ヘミング加工装置のガイドピンを(a)伸ばした状態及び(b)縮めた状態を示す断面図である。 下型にセットしたワークを、ガイドピンで位置決めする様子を示す断面図である。 ヘミング加工装置の断面図である(プリヘム加工直前)。 ヘミング加工装置の断面図である(プリヘム加工時)。 ヘミング加工装置の断面図である(プリヘム加工後)。 ヘミング加工装置の断面図である(本ヘム加工直前)。 ヘミング加工装置のロック機構の断面図である。 ヘミング加工装置の断面図である(本ヘム加工直前)。 ヘミング加工装置の断面図である(本ヘム加工時)。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態では、ワークが自動車車体のドアのインナパネル1及びアウタパネル2であり(図1参照)、アウタパネル2のフランジ部2aにヘミング加工を施すことによりインナパネル1と一体化するヘミング加工方法を示す。このヘミング加工方法は、治具100と、ヘミング加工装置200とを用いて行われる。
治具100は、図2及び図3に示すように、フレーム101と、アーム装着部102と、ガイド受け部103と、インナ押さえ部104と、アウタ押さえ部105とを備える。
アーム装着部102は、搬送手段としてのロボットアームの保持部(図示省略)が装着される第1装着部として機能する。アーム装着部102にはエア流路102aが開口している。ロボットアームをアーム装着部102に装着することで、ロボットアームに設けられたエア供給路とアーム装着部102のエア流路102aとが連通する。
ガイド受け部103は、同一直線上に無い少なくとも3箇所に設けられる。各ガイド受け部103は、上面に開口したガイド穴103aを有する。図示例のガイド穴103aは、下方に向けて縮径したテーパ面状を成している。このガイド穴103aに、後述するヘミング加工装置200のガイドピン210を挿入することで、治具100が上型200bに対して水平方向で位置決めされる。
インナ押さえ部104は、インナパネル1に装着される第2装着部として機能する。インナ押さえ部104は、図3に示すように、インナパネル1の上面に当接する第1押圧面104aと、インナパネル1に設けられた穴1cに挿入される位置決めピン104bとを備える。第1押圧面104aは、水平方向の平坦面である。位置決めピン104bは、穴1cよりも僅かに小さい外径を有し、下端が先細り形状とされる。図示例では、位置決めピン104bが第1押圧面104aから下方に突出している。
インナ押さえ部104は、治具100を持ち上げたときにインナパネル1と上下方向で係合する係止部を有する。本実施形態では、図4に示すように、係止部として、位置決めピン104bの外周面から外径向きに突出可能な複数の係止ピン104cが設けられる。各係止ピン104cの後方端部(位置決めピン104bの内径側の端部)には、フランジ部104dが設けられる。係止ピン104cのフランジ部104dの後方の空間にエアを供給することで、係止ピン104cを位置決めピン104bの外周面から突出させることができる(図4の点線参照)。一方、係止ピン104cのフランジ部104dの前方の空間にエアを供給することで、係止ピン104cを位置決めピン104bの内部に退入させることができる(図4の実線参照)。係止ピン104cは、図示しないロック手段により、位置決めピン104bの外周面から突出させた状態でロック可能とされる。
アウタ押さえ部105は、アウタパネル2の上面に当接する第2押圧面105aを有する。アウタ押さえ部105の第2押圧面105aは、インナ押さえ部104の第1押圧面104aよりも下方に設けられる(図3参照)。第1押圧面104aと第2押圧面105aとの上下方向距離Hは、予め所定値に設定される。
ヘミング加工装置200は、互いに接近離反可能な一対の金型(下型200a及び上型200b)と、一対の金型を駆動するプレス機とを備える。本実施形態のヘミング加工装置200は、図6及び図7に示すように、ベース201、ラム202、及びラム202を昇降駆動する第1駆動手段205を有するプレス機と、ベース201に設けられた下型200a及びラム202に設けられた上型200bとを備える。下型200a及び上型200bは、ワークの形状によって異なる汎用部であり、それぞれベース201及びラム202に対して着脱可能とされる。
ベース201は、床面に載置される第1ベース201aと、第1ベース201aの上方に配された第2ベース201bと、第2ベース201bの上方に配された第3ベース208aとを有する。第1ベース201aは、平面視で略矩形状を成し、第1ベース201aの上面の四隅にガイド部材207が立設される。第2ベース201bは、平面視で略矩形状を成した枠体である。第2ベース201bの上面には、平行に延びる複数のレール201dが配される。第3ベース208aは、略矩形状を成した板材であり、中央に穴を有する。第3ベース208aは、レール201dの上に載置され、図示しない固定手段により第2ベース201bに固定される。
下型200aは、可動ベース208bと、下部成形型として機能するワーク受け部203とを備える。可動ベース208bは、第3ベース208aの中央に設けられた穴に配され、ベース201に対して昇降可能とされる。可動ベース208bが第3ベース208aの穴に嵌合することで、一枚のプレート208として一体化される。可動ベース208bは、後述する第2駆動手段により昇降駆動される。可動ベース208bの四隅にはガイド208aが設けられ、第3ベース208aにはガイド受け201eが設けられる。ガイド208aとガイド受け201eとが摺動することにより、可動ベース208bの第3ベース208aに対する昇降がガイドされる。
下型200aは、レール201dに沿ってベース201に対してスライド可能とされる。成形型(本実施形態ではワーク受け部203)等を交換する際には、第2ベース201bと第3ベース208aとを固定する固定手段(図示省略)を解除し、下型200a及び第3ベース208aを、レール201d上を図8の上下方向にスライドさせてベース201から取り外す。そして、可動ベース208b上のワーク受け部203等を交換した後、下型200aを、レール201d上を図8の上下方向にスライドさせてベース201上の所定位置に配し、第2ベース201bと第3ベース208aとを図示しない固定手段で固定する。
ワーク受け部203は、可動ベース208bの上面に固定される。ワーク受け部203は、ワークを下方から支持するものであり、図示例では、環状部203aと、環状部203aの内側に設けられた複数の補助部203bとからなる。環状部203aは、インナパネル1及びアウタパネル2の周縁部(フランジ部1a,2a)を下方から支持する位置に設けられる。環状部203aは、上型200bに設けられた本ヘム刃204と協働してワークにプレス加工を施す成形型として機能する。環状部203a及び補助部203bの上面は、アウタパネル2の形状に倣って形成される。尚、図示例では、簡略化のため、アウタパネル2やこれを押圧するワーク受け部203の上面及び本ヘム刃204の下面を平坦面で示しているが、実際にはこれらの面は曲面である。
第2駆動手段206は、下型200aをベース201に対して昇降駆動するものである。第2駆動手段206は、第1駆動手段205よりも出力(最大出力)が大きいものが使用され、本実施形態では油圧シリンダ206a及びこれを駆動するサーボモータ206bで構成される(図6参照)。第2駆動手段206は、第1ベース201aと可動ベース208bとの間の空間に収容される。油圧シリンダ206aの本体は第1ベース201aに固定される。油圧シリンダ206aのピン206a1の上端は、可動ベース208bの下方に隙間を介して配される。油圧シリンダ206aを駆動してピン206a1を上昇させることで、ピン206a1の上端で可動ベース208bが押し上げられる。第2駆動手段206は例えば複数箇所に設けられ、本実施形態では4箇所に設けられる(図8参照)。
ラム202は、ベース201に対して型締め型開き方向でスライド可能とされ、本実施形態では昇降可能とされる。ラム202は、図9に示すように平面視で略矩形状をなし、四隅にガイド部材207が挿通されるガイド穴202aが設けられる。ガイド部材207は、鉛直方向に延びる棒状部材であり、ガイド穴202aと摺動することでラム202の昇降をガイドしている。各ガイド部材207の上端は水平方向に延びる連結部材207aで連結される(図6参照)。尚、ガイド部材207は、必ずしも四隅に設ける必要はなく、例えば対角2箇所のみに設けてもよい。
上型200bは、ラム202に固定されるプレート209と、上部成形型として機能する本ヘム刃204とを備える。プレート209は、ラム202の下面中央部に着脱可能に固定される。本ヘム刃204は、本ヘム加工を行うものであり、プレート209の下面に固定される。本ヘム刃204は、アウタパネル2の周縁に沿って環状に設けられ、ワーク受け部203の環状部203aと上下方向で対向している。
第1駆動手段205は、ラム202及び上型200bを昇降するものであり、第2駆動手段206よりも駆動速度(最高速度)が速いものが使用される。本実施形態の第1駆動手段205は、チェーン及びこれを駆動するモータとで構成され、具体的には、図7に示すように一対のチェーン205aと、一対のチェーン205aを駆動するモータ205bと、各チェーン205aを収容する一対の収容箱205cとからなる。各収容箱205cから供給された一対のチェーン205aが、各収容箱205cの間で互いに噛み合って一本の鉛直方向の棒状部分205dが形成され、この棒状部分205dの上端にラム202が取り付けられる。モータ205bを図7の矢印方向に回転させることにより、各チェーン205aが収容箱205cから棒状部分205dに供給されて棒状部分205dが上方に延び、これにより上型200bが上昇する。一方、モータ205bを上記と反対方向に回転させることにより、各チェーン205aが棒状部分205dから収容箱205cに戻されて棒状部分が縮みながら降下し、これにより上型200bが降下する。
上型200bには、ワークに装着した治具100を位置決めすると共に、治具100を上方から押圧する複数のガイドピン210が設けられる。ガイドピン210は、図10に示すように、プレート209から下方に突出して設けられる。各ガイドピン210は、ワーク受け部203にワークをセットした状態で、ワークに装着された治具100のガイド受け部103のほぼ真上にそれぞれ設けられる。本実施形態のガイドピン210は、ガイド部211と、ガイド部211をラム202に対して上下方向に進退可能に保持する進退機構212と、ガイド部211及び進退機構212の周囲に設けられた伸縮部材213とからなる。
ガイド部211は、先端に先細りのテーパ面211aを有する。このテーパ面211aが、治具100のガイド受け部103のガイド穴103aに嵌合することで、治具100が水平方向で位置決めされる(図11参照)。
進退機構212は、ワークに対するラム202の昇降を許容しながら、ワークに装着した治具100に下向きの一定の付勢力を付与するものである。進退機構212に所定圧力が加わると、ガイド部211が後退する(すなわちラム202に対して上昇する)と共に、ガイド部211が下向きに一定圧力で付勢される。進退機構212としては、ガイド部211を常に下向きに付勢するものであればよく、例えば各種バネ機構(ガススプリングや金属バネ等)を使用することができ、特にガススプリングは、常に一定圧力で付勢することができるため好ましい。図示例では、進退機構212の本体部212aがプレート209に固定され、本体部212aから下方に突出した進退可能なピン212bの下端に、ガイド部211が固定される。
伸縮部材213は、ガイドピン210の外周に設けられ、ガイド部211とプレート209とを連結しながら、ガイドピン210の伸縮を許容するものである。本実施形態の伸縮部材213は、径の異なる複数の円筒部材からなり、ガイド部211の進退に追従して伸縮可能とされる。これにより、ガイドピン210の伸縮を許容しながら、ガイドピン210の剛性、特に水平方向の負荷に対する剛性を高めることができる。
ヘミング加工装置200には、プリヘム機構220が設けられる。本実施形態のプリヘム機構220は、図12に示すように、下型200a側(プレート208上)に設けられたプリヘム刃221及びカム機構222と、上型200bに設けられたカムドライバ223とからなる。プリヘム刃221は、図8に示すようにワーク受け部203の周囲に設けられ、水平方向でワークに接近離反する方向にスライド自在とされる。図示例では、略矩形のベース201(第3ベース208a)の各辺に沿ってプリヘム刃221が設けられ、各プリヘム刃221が、ベース201の各辺と直交する方向にスライド自在とされる。
カム機構222は、上型200bの降下による押し下げ力を、プリヘム刃221をワーク側へスライドさせる力に変換するものである。本実施形態のカム機構222は、プレート208(図示例では第3ベース208a)に固定された下側カム224と、下側カム224に沿ってスライドする上側カム225とからなる。上側カム225の上面225aには、水平方向の平坦面が設けられる。上側カム225の下面及び下側カム224の上面には、下方に向けて内側(ワーク側)へ傾斜した平行且つ平坦な傾斜面225b,224aが設けられる。上側カム225は、下側カム224の傾斜面224aに沿ってスライド可能とされる。上側カム225のワーク側の側面に、プリヘム刃221が固定される。
カム機構222には、プリヘム刃221のワークに近接する側の移動を所定位置で規制するストッパ226が設けられる。図示例では、下側カム224の傾斜面224aの下端に、上側カム225の斜め下方向へのスライドを規制するストッパ226が設けられる。カム機構222には、上側カム225及びプリヘム刃221をワークから離反する側(図12の右側)に付勢する付勢手段227が設けられる。図示例では、付勢手段227がエアシリンダで構成され、上側カム225及びプリヘム刃221がワークから離反する側に常に付勢される。
カムドライバ223は、上型200bのプレート209に固定された本体部223aと、本体部223aの下端に設けられた可動部223bとを有する。可動部223bは、カム機構222に当接する位置としない位置との間で移動可能とされる。図示例では、可動部223bが、図示しない駆動部によりピン223cを中心に回転可能とされる。本体部223a及び可動部223bの下面には、水平方向の平坦面が設けられる。
ヘミング加工装置200は、ベース201とラム202とを連結してラム202の上昇を規制するロック機構230を有する。ロック機構230は、矩形状のベース201及びラム202の各コーナー付近に設けられる。ロック機構230は、図6及び図7に示すように、ラム202に設けられた上側ロック部材231と、ベース201に設けられた下側ロック部材232と、両ロック部材231,232を上下方向でロックする係止手段233とを有する。本実施形態では、図16に示すように、両ロック部材231,232に水平方向の貫通穴231a,232aが形成される。各貫通穴231a,232aは、それぞれ同径の円筒面状の内周面を有する。図示例では、各ロック機構230において、上側ロック部材231の両側に下側ロック部材232が設けられる。上側ロック部材231の上端には水平方向に突出した突出部231bが設けられ、この突出部231bをラム202に上方から当接させることにより、上側ロック部材231がラム202に吊り下げ状態で取り付けられる。下側ロック部材232は、第3ベース208aの上面に固定される。
係止手段233は、ロック部材231,232の双方と上下方向で係合することで、これらの相対的な上下方向移動(特に型開き方向の移動)を規制するものである。本実施形態では、係止手段233が、係止ピン233aと、係止ピン233aを水平方向に進退させる駆動部233b(例えば電動シリンダやエアシリンダ)とで構成される。係止ピン233aは、円筒面状の外周面を有し、本実施形態では中実の円柱状を成している。係止ピン233aの外径は、第1及び第2ロック部材231,232の貫通穴231a,232aの内径よりも若干小さい。図8及び図9に示すように、各係止ピン233a及び貫通穴231a,232aの軸心方向Pは、当該係止ピン233aとラム202の中心O(ベース201の中心とほぼ一致)とを結ぶ直線L(本実施形態では、ベース201及びラム202の各コーナーにおける対角線)と略直交している。
以下、本実施形態のヘミング加工方法の手順を説明する。このヘミング加工方法は、仮組工程、搬入工程、ヘミング加工工程(プレス工程)、搬出工程を順に経て行われる。
仮組工程では、図1に示すように、アウタパネル2のフランジ部2aの内側にシーラSを供給した後、そのシーラSの上にインナパネル1を重ねて配置する。これにより、インナパネル1とアウタパネル2との重合部において、両パネル1,2の間にシーラSが配された状態となる。その後、略鉛直上方に立ち上がったアウタパネル2のフランジ部2aの一部(例えば、アウタパネル2の周縁方向に離隔した複数箇所)を内側に若干折り曲げて、そのフランジ部2aの上端をインナパネル1のフランジ部1a上に配置する。これにより、インナパネル1を持ち上げたときに、インナパネル1のフランジ部1aがアウタパネル2のフランジ部2aと係合し、インナパネル1及びアウタパネル2を一体に持ち上げることができる。換言すると、インナパネル1を持ち上げたときに、アウタパネル2も一体に持ち上がる程度に、アウタパネル2のフランジ部2aの折り曲げ箇所や折り曲げ角度を設定する。
次に、搬入工程では、仮組したワークのインナパネル1に治具100を装着する。具体的には、まず、治具100のアウタ押さえ部105をインナパネル1に設けられた大穴1bに挿入すると共に、インナ押さえ部104の位置決めピン104bをインナパネル1に設けられた小穴1cに挿入する(図3及び図5参照)。これにより、インナ押さえ部104の第1押圧面104aがインナパネル1の上面に当接した状態で、治具100がワーク上に載置される。このとき、アウタ押さえ部105の第2押圧面105aはアウタパネル2から若干離反している。
こうしてワークにセットした治具100のアーム装着部102に、図示しないロボットアームを装着する。そして、ロボットアームから供給したエアを、アーム装着部102のエア流路102aを介してインナ押さえ部104の係止ピン104cのフランジ部104dの後方の空間に供給して位置決めピン104bから係止ピン104cを突出させ、この状態で図示しないロック手段により係止ピン104cをロックする(図4の点線参照)。これにより、ロボットアームからのエア供給を停止しても、係止ピン104cが位置決めピン104bから突出した状態で維持される。この状態で、ロボットアームにより治具100を持ち上げると、係止ピン104cがインナパネル1に下方から係合してインナパネル1が持ち上げられると共に、アウタパネル2のフランジ部2aがインナパネル1と係合してアウタパネル2が持ち上げられる。こうして、インナパネル1及びアウタパネル2を一体に持ち上げて搬送し、ヘミング加工装置200内に搬入して、ワーク受け部203の上にセットする。このとき、アウタパネル2は、同形状のワーク受け部203に倣って所定位置に配置される。
ワークがヘミング加工装置200内に搬入されたら、ロボットアームをアーム装着部102から取り外してヘミング加工装置200から退避させる。その後、インナパネル1に治具100を装着した状態のまま、ヘミング加工工程が行われる。
ヘミング加工工程では、ワークに対してプリヘム加工及び本ヘム加工が施される。まず、上述の搬入工程によりワーク受け部203の上にワークがセットされた状態で、第1駆動手段205を駆動してラム202及び上型200bを上端位置から降下させる。このとき、ガイドピン210は、図10(a)に示すように最も伸長させた状態としておく。そして、上型200bの降下に伴って、図11に示すようにガイドピン210のガイド部211のテーパ面211aが治具100のガイド受け部103のガイド穴103aにテーパ嵌合する。これにより、インナパネル1が、治具100のガイド受け部103及び位置決めピン104bを介して、上型200bに対して水平方向で位置決めされる。
さらに上型200bを降下させると、進退機構212のピン212bが退入し始め、ガイド部211に下向きの所定圧力を付加しながらラム202が降下し続ける(図11の点線参照)。このとき、治具100のインナ押さえ部104の第1押圧面104aでインナパネル1を下向きに押圧することで、インナパネル1が所定位置で保持される。このガイドピン210による治具100及びワークの押圧は、後述するプリヘム加工及び本ヘム加工の間ずっと行われている。尚、本実施形態では、治具100のインナ押さえ部104でインナパネル1を上方から押圧すると同時に、治具100のアウタ押さえ部105の押さえ面105aでアウタパネル2を上方から押圧する。また、アウタパネル2のうち、アウタ押さえ部105で押圧される領域が下型203のワーク受け部203aで下方から支持されている。
その後、さらに上型200bを第1駆動手段205により降下させ続けて、ワークに対してプリヘム加工を施す。このとき、図12に示すように、カムドライバ223は、その下面223dとカム機構222の上面(上側カム225の上面225a)との上下方向距離を小さくした状態となっている。具体的には、カムドライバ223の可動部223bを、カム機構222に当接可能な位置(本体部223aの下方)に配した状態となっている。この状態で上型200bを降下させることで、上型200bに設けたカムドライバ223がカム機構222の上側カム225の上方から当接する(図12の点線参照)。そのまま上型200bを降下させ続けることでカムドライバ223が上側カム225を下向きに押圧し、上側カム225及びプリヘム刃221が下側カム224の傾斜面224aに沿って内側(ワーク側)にスライドする(図13参照)。これにより、プリヘム刃221でアウタパネル2のフランジ部2aが内側に折り曲げられ、プリヘム加工が施される。尚、プリヘム加工を施す間、本ヘム刃204はワーク、特にアウタパネル2のフランジ部2aに当接しない。
プリヘム加工が完了したら、上型200bを第1駆動手段205により一旦上昇させる(図14参照)。このとき、プリヘム機構222の付勢手段227の付勢力で、上側カム225及びプリヘム刃221がワークから離反する側に移動し、初期位置に戻される。そして、上型200bを停止させた状態で、カムドライバ223の下面223dとカム機構222の上面(上側カム225の上面225a)との上下方向距離を大きくする。具体的には、カムドライバ223の可動部223bをピン223cを中心に回転させて、可動部223bをカム機構222と当接しない位置(本体部223aの側方)に退避させる。これにより、上下方向で対向するカムドライバ223の下面223d(本体部223aの下面)とカム機構222の上側カム225の上面225aとの上下方向距離H2が、可動部223bを回転させる前の上下方向距離H1よりも大きくなる(H2>H1)。この状態で再び上型200bを第1駆動手段205により降下させ、アウタパネル2のフランジ部2aの直上に本ヘム刃204が配されたら、上型200bを停止する(図15参照)。このとき、カムドライバ223と上側カム225は当接せず、プリヘム刃221はワークから退避した位置(詳しくは、本ヘム刃204及びワーク受け部203の上下方向間から退避した位置)に保持される。
このとき、図16に示すように、ロック機構230を構成する上側ロック部材231が下側ロック部材232の間に挿入され、上側ロック部材231の下端が下側ロック部材232に当接することで、両ロック部材231,232の貫通穴231a,232aが同心上に配された状態となる。この状態で、ベース201とラム202とをロック機構230で連結する。本実施形態では、係止手段233の駆動部233bを駆動して係止ピン233aを前進させ、係止ピン233aが両ロック部材231,232の貫通穴231a,232aに挿通される(図16の点線参照)。こうして係止ピン233aが両ロック部材231,232と上下方向で係合することにより、ベース201とラム202との相対的な上下方向移動(本実施形態ではラム202の上昇)が規制される。
こうしてベース201とラム202とがロック機構230で連結された状態で、アウタパネル2のフランジ部2aに本ヘム加工を施す。具体的には、図17及び図18に示すように、ロック機構230によりベース201とラム202とを連結した状態で、第2駆動手段206により下型200aを押し上げる。これにより、ベース201、ロック機構230、ラム202、及び本ヘム刃204を固定した状態で、可動ベース208b、ワーク受け部203、及びワーク(インナパネル1及びアウタパネル2)が上昇し、プリヘム加工が施されたアウタパネル2のフランジ部2aが本ヘム刃204に下方から押し付けられて、フランジ部2aがさらに折り曲げられる。このとき、複数(図示例では4個)の油圧シリンダ206aのピン206a1の突出量が等しくなるように、すなわち可動ベース208bが水平状態のまま上昇するように、各油圧シリンダ206aに接続されたサーボモータ206bが制御される。そして、第2駆動手段206の油圧シリンダ206a内の圧力が所定値となったら、サーボモータ206bを停止する。このとき、各油圧シリンダ206aを停止する圧力の所定値は、各部位に応じた値に設定される。以上により、アウタパネル2のフランジ部2aが完全に折り曲げられ、本ヘム加工が完了する。尚、図17及び図18では、便宜上、第2ベース201bやレール201dを省略している。
このように、本ヘム加工を施すときに、ロック機構230でベース201とラム202とを連結することで、本ヘム加工時の大きな負荷、すなわち油圧シリンダ206aによりベース201とラム202とを離反させる大きな力を、ロック機構230で受け持つことができる。従って、本ヘム加工時の大きな負荷がガイド部材207に伝わらないため、ガイド部材207はラム202の昇降をガイドする機能のみを果たせばよい。よって、プレス加工時の負荷をガイドで受け持つ場合と比べて、ガイド部材の強度を緩和できるため、ガイド部材の小型化(小径化)及び低コスト化が図られる。
また、本ヘム加工時には、ラム202の四隅がロック機構230によりベース201に連結された状態で、油圧シリンダ206aにより可動ベース208b及びワーク受け部203が押し上げられる。すなわち、ラム202の四隅を固定した状態で、ラム202の中央側(本ヘム刃204が取り付けられた箇所)が押し上げられるため、図18に点線で誇張して示すように、ラム202の中央側が若干盛り上るように湾曲する。このラム202の湾曲により、第1ロック部材231は当初の姿勢(鉛直方向)に対して若干傾斜する。例えば、ロック機構230が、第1ロック部材231と第2ロック部材232とを完全にロックするもの(例えば、両ロック部材231,232の複数箇所にピンを挿通するもの)であれば、上記のような第1ロック部材231の傾斜により、係止ピン233aによる係止部が損傷する恐れがある。本実施形態では、各ロック機構230を構成する第1ロック部材231と第2ロック部材232とを一本の円柱状の係止ピン233aで係止し、各係止ピン233aの軸心方向を、各係止ピン233aとベース201又はラム202の中心とを結ぶ直線(本実施形態ではベース201又はラム202の対角線)と略直交させているため、第1ロック部材231の第2ロック部材232に対する係止ピン233aを中心とした回転が許容される。従って、ラム202の湾曲に伴う第1ロック部材231の傾斜を、係止ピン233aを中心とした回転で吸収することができるため、ロック機構230の損傷を防止できる。これにより、ラム202の湾曲がある程度許容されるため、ラム202に要求される剛性が緩和され、ラム202を簡素化して上型200bのさらなる軽量化を図ることが可能となる。
その後、ワーク(インナパネル1及びアウタパネル2の一体品)を、治具100を装着した状態のまま、ヘミング加工装置200から搬出する(搬出工程)。具体的には、第2駆動手段206の油圧シリンダ206aを降下させ、可動ベース208bを第3ベース208aの上に載置した後、ロック機構230の係止ピン233aを後退させてロックを解除する。そして、第1駆動手段205でラム202及び上型200bを上昇させて、ワーク及び治具100を搬出する。ワークの搬出は、搬入時と同様に、ワークに装着された治具100のアーム装着部102にロボットアームを装着し、位置決めピン104bから係止ピン104cを突出させた状態(図4の点線参照)で、ロボットアームによりワークをヘミング加工装置200から搬出する。搬出後、図示しないロック手段による係止ピン104cのロックを解除すると共に、ロボットアームから係止ピン104cのフランジ部104dの前方の空間にエアを供給して係止ピン104cを後退させる(図4の実線参照)。これにより、治具100とワークとの係合を解除し、ロボットアームで治具100をワークから取り外す。ワークから取り外した治具100は、そのままロボットアームで搬送され、これからヘミング加工装置200に搬入される新たなワークに装着された治具に取り付けられる。尚、ワークから取り外した治具100を、一旦ストックエリアにストックしてもよい。また、ヘミング加工装置200に対するワークの搬入出は、同一の搬送手段を用いて行っても良いし、別個の搬送手段で行っても良い。
本発明は、上記の実施形態に限られない。例えば、ワークは車体のドアのインナパネル1及びアウタパネル2に限られないことはもちろんであり、例えば車体のフードやバックドアのインナパネル及びアウタパネルであってもよい。また、ヘミング加工に限らず、絞り加工や曲げ加工等、他のプレス加工方法に本発明を適用してもよい。
また、上記の実施形態では、ロック機構230がベース201及びラム202のコーナー付近に設けられているが、これに限らず、例えばベース201及びラム202の各辺の中央部付近に設けてもよい。この場合、各係止ピン233aの軸心方向は、各係止ピン233aとラム202の中心とを結ぶ直線と略直交した方向、すなわち、略矩形のラム202の各辺に沿った方向とすればよい。
1 インナパネル
2 アウタパネル
100 治具
200 ヘミング加工装置
200a 下型(他方の金型)
200b 上型(一方の金型)
201 ベース
202 ラム
203 ワーク受け部
204 本ヘム刃
205 第1駆動手段
206 第2駆動手段
207 ガイド部材
208b 可動ベース
210 ガイドピン
220 プリヘム機構
230 ロック機構
231 上側ロック部材
232 下側ロック部材
233 係止手段
233a 係止ピン
233b 駆動部

Claims (4)

  1. ベースと、前記ベースに対して型締め型開き方向でスライド可能なラムと、前記ラムのスライドを駆動する第1駆動手段と、前記ラムのスライドをガイドするガイド部材と、前記ベース又は前記ラムの一方に固定された一方の金型と、前記ベース又は前記ラムの他方に対し、型締め型開き方向でスライド可能に取り付けられた他方の金型と、前記ベース又は前記ラムの他方に対して前記他方の金型をスライドさせる第2駆動手段と、前記ベースに対する前記ラムの型開き方向の移動を規制するロック機構とを備え、
    前記ロック機構は、前記ベース又は前記ラムの一方に設けられた第1ロック部材と、前記ベース又は前記ラムの他方に設けられた第2ロック部材と、前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材の双方と上下方向で係合することで両ロック部材の型開き方向の相対移動を規制可能な係止手段とを有するプレス加工装置。
  2. 前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材の双方に水平方向の貫通穴を設けると共に、前記係止手段に、前記第1及び第2ロック部材の双方の貫通穴に挿通可能な係止ピンを設けた請求項1記載のプレス加工装置。
  3. 前記係止ピンの軸心方向が、当該係止ピンと前記ラムの中心とを結ぶ直線と略直交している請求項2記載のプレス加工装置。
  4. 前記ベース及び前記ラムが略矩形を成し、前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材が前記ベース及び前記ラムのコーナー付近にそれぞれ設けられ、前記係止ピンの軸心方向が、各コーナーにおける前記ベース又は前記ラムの対角線と略直交した請求項2又は3記載のプレス加工装置。
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