JP2008246571A - フランジリフター - Google Patents

フランジリフター Download PDF

Info

Publication number
JP2008246571A
JP2008246571A JP2007095088A JP2007095088A JP2008246571A JP 2008246571 A JP2008246571 A JP 2008246571A JP 2007095088 A JP2007095088 A JP 2007095088A JP 2007095088 A JP2007095088 A JP 2007095088A JP 2008246571 A JP2008246571 A JP 2008246571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide post
lifter
lifter guide
movable stopper
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007095088A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Tamai
美和 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP2007095088A priority Critical patent/JP2008246571A/ja
Publication of JP2008246571A publication Critical patent/JP2008246571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成でワークの位置決め精度が向上し、外周曲加工の精度不良が解消するようにしたフランジリフターを提供する。
【解決手段】フランジリフター20は、上下に移動可能なリフターガイドポスト22と、リフターガイドポストに取り付けたリフトプレート24と、リフトプレートに取り付けた位置決めゲージ25と、位置決めゲージにワーク周縁部Waが当たった状態で位置決めゲージが移動しないようリフターガイドポストを止める可動ストッパ27とを備え、上型13から下方へ突出した先行ピン13bに押されて位置決めゲージ及びリフターガイドポストが下方へ移動する際に、パッド12が下方へ移動してワークwを下型11の上面11aに押圧した後に可動ストッパ27が退避することで、位置決めゲージ及びリフターガイドポストの制止を解除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車のドアパネルの外周曲加工等を行うプレス型に係り、特にプレス加工の際にワークの位置決めを行うと共にプレス加工後にワークを型から外すためにプレス加工によってワークの周縁に形成されたフランジ部を押し上げるフランジリフターに関するものである。
従来、例えば自動車のドアパネル等の外周曲加工を行なう場合、図6に示すように、ワークとしてのドアパネルWの外周に沿って複数箇所に、例えば図示の場合、符号Xで示した9箇所にフランジリフターを使用してワークの位置決めを行なう。このフランジリフターは、例えば図7に示すように、ドアパネルの外周曲加工を行なうためのプレス型の周縁に組み込まれている。図7において、プレス型1は、固定配置された下型2と、上下動可能に配置され下型2上にてワークとしてのドアパネルWを押圧して固定するパッド3と、上下動可能に配置された上型4と、フランジリフター5と、から構成されている。
下型2は固定配置されていると共に、その上面が支持面2aとしてドアパネルWを保持するように形成されている。さらに、下型2の支持面2aの周縁2bはドアパネルWの外周曲加工すべき形状に形成されている。
パッド3は下型2に対して上下動可能に支持されていると共に、ドアパネルWの外周曲加工の際に下降して、下型2の支持面2aにドアパネルWを押さえ付けて下型2にドアパネルWを固定する。
上型4は上下動可能に支持されていると共に、下降することでその下面の端縁(図示の場合、左側縁)4aが下型2とパッド3とで挟持されたドアパネルWの下型2の周縁2bから突出する周縁部Waを下方へ折り曲げて、フランジ部を形成するよう外周曲加工を行なう。さらに、上型4は、その下面から下方へ突出する先行ピン4bを備えている。
フランジリフター5は、下型2に固定されたケーシング5aと、ケーシング5aに対して上下動可能に支持されたリフターガイドポスト5bと、このリフターガイドポスト5bを上方へ付勢するバネ5cと、リフターガイドポスト5bの上面に取り付けられたリフトプレート5dと、このリフトプレート5dの上面に取り付けられた位置決めゲージ5eと、リフターガイドポスト5bの下型側に固定配置されたストッパ5fと、から構成されている。
フランジリフター5のリフターガイドポスト5bはバネ5cの張力によって持ち上げられて、その段部5gがストッパ5fに当接する。これにより、リフターガイドポスト5bは、図7に示す上限の挿入位置に位置決めされる。この状態で、下型2上にドアパネルWが載置されたとき、ドアパネルWの端縁が位置決めゲージ5eの側縁に当接することで正確に位置決めされる。ここで、位置決めゲージ5eは、その下型2に対向する側縁がドアパネルWの下型2への載置・位置決めを容易にするように、上方が斜めに切り欠かれている。
ドアパネルWの外周曲加工を行う際は、上型4が降下しその先行ピン4bが位置決めゲージ5e,リフトプレート5dそしてリフターガイドポスト5bをバネ5cの張力に抗して下方へ移動させる。このように、リフターガイドポスト5bが退避位置迄に下方移動して、位置決めプレート5eがドアパネルWの端縁から下方へ離反し、上型4がドアパネルWの端縁を外周曲加工することを可能にする。
このような構成のプレス型1によれば、上型4及びパッド3が下降したとき、パッド3が下型2の支持面2aに載置されたドアパネルWに当接して、このドアパネルWを下型2との間に固定すると共に、上型4の先行ピン4bが位置決めゲージ5e,リフトプレート5dそしてリフターガイドポスト5bをバネ5cの張力に抗して下方へ移動させる。さらに上型4が下降することで、上型4の端縁4aが下型2とパッド3の間から突出するドアパネルWの周縁部Waを下方へ押動して外周曲加工が行なわれ、ドアパネルWの外周縁にフランジ部が形成される。
その後、上型4及びパッド3が上昇すると、リフターガイドポスト5bもバネ5cの張力によって上昇し、リフトプレート5dが外周曲加工されたドアパネルWのフランジ部を突き上げて、ドアパネルWを下型2から離型させる。
特許文献1には、下型からのワークのフランジ部を突き上げて離型させる際のリフトストロークを縮小するようにしたプレス金型用フランジリフターが開示されている。
特開2000−051978号公報
ところで、このような構成のフランジリフター5では、上型4が下降してドアパネルWの外周曲加工を行なうにあたり、図8のタイミング線図に示すように、パッド3が下型2の支持面2aにワークとしてのドアパネルWを押さえ付ける前に、フランジリフター5の位置決めゲージ5eが上型4と一体的に下降する。即ち、図7に示すように、パッド3がワークを押さえる前に上型4の先行ピン4bがフランジリフター5の位置決めゲージ5eの上面に当接する。この状態から上型4の下降が進むと位置決めゲージ5eが下方移動してドアパネルWの端縁から離反してから、図9に示すようにパッド3が下型2の支持面2aに対してドアパネルWを押圧する。そして、さらに上型4が下降すると、図10に示すように、上型4の端縁4aが下型2の支持面2aの端縁2bから外側に突出しているドアパネルWの周縁部を下方へ押し曲げて、ドアパネルWの外周曲加工が行なわれる。
このように、従来では、パッド3が下型2の支持面2aにドアパネルWを押圧する前にフランジリフター5の位置決めゲージ5eが下方へ退避してしまうので、パッド3がドアパネルWの上面に当接したときドアパネルWが横方向にずれてしまうことがある。このようなズレに起因して、ドアパネルWの外周曲加工の精度不良によって、折曲げられたフランジ部の長さにバラツキが発生する。
本発明は、以上の点に鑑みて創作されたものであり、ワークの位置決め精度が向上し、外周曲加工の精度不良が解消するようにした、フランジリフターを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、下型と、下型上に載置したワークを上方から押さえ付けるパッドと、パッドがワークを押さえ付けた状態で下型の周縁から突出するワーク周縁部を下方へ折り曲げてフランジ部を形成する上型と、から成るプレス型において、下型の上面に載置されたワークの周縁部を位置決めすると共に、折曲げ加工後のフランジ部を突き上げて下型からワークを離型させるフランジリフターであって、上下に移動可能なリフターガイドポストと、リフターガイドポストに取り付けられたリフトプレートと、リフトプレートに取り付けられた位置決めゲージと、位置決めゲージにワーク周縁部が当たった状態で位置決めゲージが移動しないようリフターガイドポストを止める可動ストッパと、を備えており、上型から下方へ突出した先行ピンに押されて位置決めゲージ及びリフターガイドポストが下方へ移動する際に、パッドが下方へ移動してワークを下型の上面に押圧した後に可動ストッパが退避することで、位置決めゲージ及びリフターガイドポストの制止を解除することを特徴としている。
本発明のフランジリフターにおいて、好ましくは、リフターガイドポストは可動ストッパを差し込むための孔を備え、上型は下方へ突出した解除部材を備え、可動ストッパは、リフターガイドポストに対して横方向に移動可能に配設されていると共に、当接した解除部材が下方へ移動することによって可動ストッパが横方向へ移動するよう斜面状に形成した当接部を備え、孔に可動ストッパが差し込まれて位置決めゲージ及びリフターガイドポストを制止させた状態で上型が下降すると、解除部材が当接部に当たり、さらに解除部材が下方へ移動すると解除部材が可動ストッパを横方向へシフトさせて可動ストッパを孔から外す。可動ストッパは孔に差し込まれるようバネによってリフターガイドポスト側へ付勢されているのが望ましい。
本発明によれば、上型の下降に伴ってパッドが下型の支持面に載置されたワークに当接して、このワークを下型との間に固定保持した後に、フランジリフターの位置決めゲージが下方へ退避するので、パッドがワーク表面に当接する際に、下型の支持面上で位置決めゲージによって位置決めされた所定位置からワークがずれてしまうようなことがない。これにより、ワークの位置決め精度が向上し、精度不良によってフランジ部の長さにバラツキが発生することがなく、製品歩留まりが向上する。
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係るフランジリフター20を備えたドアパネル外周曲加工用のプレス型10の構成を示す図である。プレス型10は、固定配置された下型11と、下型11上に載置したワークとしてのドアパネルWを上方から押さえ付けるパッド12と、上下動可能に配置された上型13と、フランジリフター20と、を備えている。
下型11は固定配置されていると共に、その上面が支持面11aとしてドアパネルWを載置するように形成されている。さらに、下型11の支持面11aの周縁11bはドアパネルWの外周曲加工すべき形状に形成されている。
パッド12は下型11に対して上下動可能に支持されていると共に、ドアパネルWの外周曲加工の際に下降して下型11の支持面11aにドアパネルWを押圧して下型11にドアパネルWを固定する。
上型13は上下動可能に支持されていると共に、ドアパネルWの外周曲加工の際に下降してその下面の端縁部(図示の場合、左側縁)13aが下型11とパッド12とで挟持されたドアパネルWの下型11の周縁11bから突出する周縁部Waを下方へ折り曲げてフランジ部を形成するよう外周曲加工を行なう。さらに、上型13は、その下面から下方へ突出する先行ピン13bと解除部材としてのドライバー13cとを備えている。
先行ピン13bは、図7に示した従来のプレス型1と異なり、上下動可能に上型13に支持されていると共に、バネ13dによって下方へ移動するよう付勢されている。また、先行ピン13Bは、上型13から抜け落ちないように上型13の底面に取り付けた押さえプレート13fで下方への突出量が規制されている。
一方、ドライバー13cは上型13の下面から下方へ突出するよう上型13に固定されている。このドライバー13cはその下端付近に斜面13eを備えている。この斜面13eは、ドライバー13cの外側、即ち、下型11と向かい合う内側に対してその反対に位置する側部の下部を切り欠くようにして、外側へ行くにつれて高くなり、斜め下方向に向いた面として形成されている。
フランジリフター20は、下型11に固定されたケーシング21と、上下動可能にケーシング21に支持されたリフターガイドポスト22と、このリフターガイドポスト22を上方へ移動するよう付勢するバネ23と、リフターガイドポスト22の上面に取り付けられたリフトプレート24と、このリフトプレート24の上面に取り付けられた位置決めゲージ25と、リフターガイドポスト22の下型11側でケーシング21に固定された固定ストッパ26と、下型11側とは反対のリフターガイドポスト外側位置でケーシング21のフラットな上面21aに対してスライド可能にケーシング21に配設された可動ストッパ27と、を備えている。
フランジリフター20のリフターガイドポスト22はバネ23の張力によって上方へ持ち上げられると、その段部22aが固定ストッパ26に当接する。このように、リフターガイドポスト22は、固定ストッパ26によって図1に示す上限位置に位置決めされる。なお、バネ23の張力は前述した上型13の先行ピン13bを下方へ付勢するバネ13dに比べて小さな張力を有する。また、図1に示すようにリフターガイドポスト22が上限位置にある状態で、リフターガイドポスト22の上端部に取り付けた位置決めゲージ25が下型11上に載置したドアパネルWの周縁部と当接してドアパネルWを正確に位置決めするよう、リフターガイドポスト22の上限位置は設定されている。位置決めゲージ25は、その下型11に対向する側縁がドアパネルWの下型11への載置を容易にするよう、上端を斜めに切り欠いて形成されている。
可動ストッパ27は、図1で横方向に移動可能にケーシング21に支持されていると共にバネ27aによって左方へ付勢されている。この可動ストッパ27の先端27bがバネ27aの張力によって上限位置に在るリフターガイドポスト22の側面に設けられた係合孔22b内に嵌入すると、リフターガイドポスト22の下方への移動を規制してリフターガイドポスト22を上限位置に留める。
さらに、可動ストッパ27の上面には、前述した上型13のドライバー13cの斜面13eと当接する、斜面13eとほぼ平行な斜面27cを備えている。また、図1及び図4に示すように、可動ストッパ27には、斜面27cに隣接した位置にドライバー13cを挿通させるための貫通孔27dが形成されている。また、貫通孔27dを通過したドライバー13cが差し込まれる穴21bがケーシング21に開設されている。可動ストッパ27は、ケーシング21に取り付けたガイド21cに案内支持されて上面21a上を移動する。このように可動ストッパ27の周辺が構成されることで、上型13の下降に伴ってドライバー13cが下降したとき、斜面13e及び27cが互いにカム面として摺動することで、可動ストッパ27がバネ27aの張力に抗して図1に右方へガイド21cによって案内されて移動し、その先端27bがリフターガイドポスト22の係合孔22bから引き出されることで、リフターガイドポスト22の制止が解除される。
なお、ドライバー13cの斜面13eと可動ストッパ27の斜面27cとは、上型13そしてドライバー13cの下降に伴って、上型13と連動して下降するパッド12が下型11上でドアパネルWを押圧して固定保持した後に可動ストッパ27が退避、即ちリフターガイドポスト22の係合孔22bから外れて、リフターガイドポスト22のロックを解除してリフターガイドポスト22が下方移動し得るように、配置されている。
また、ドアパネルWの外周曲加工のために上型13が降下してドライバー13cによって可動ストッパ27が退避したとき、上型13の先行ピン13bが位置決めゲージ25,リフトプレート24そしてリフターガイドポスト22をバネ23の張力に抗して下方へ移動させる。これにより、リフターガイドポスト22が退避位置に下方移動して、位置決めプレート25がドアパネルWの周縁部から下方へ離反し、上型13がドアパネルWの端縁を外周曲加工することを可能にする。
本実施形態に係るプレス型10は以上のように構成されており、以下のように動作させてワークの周縁にフランジ部を形成する。
先ず、下型11の載置面11aにワークとしてのドアパネルWが載置される。このとき、リフターガイドポスト22が上限位置に在るので、位置決めゲージ25によってドアパネルWは下型11の支持面11a上で所定位置に正確に位置決めされる。
次に、上型13及びパッド12が下降すると、図1に示すように上型13の先行ピン13bの先端がフランジリフター20の位置決めゲージ25の上面に当接する。このとき、リフターガイドポスト22は可動ストッパ27によって下方への移動が規制されて上限位置に留まるので、リフターガイドポスト22,リフトプレート24及び位置決めゲージ25は下降せずに、上型13の先行ピン13bがバネ13dの張力に抗して相対的に上方へ移動しながら、上型13及びパッド12が下降する。
上型13のドライバー13cの斜面13eが下方へ移動することによって、図5中の符号Aで示すタイミングで、可動ストッパ27の斜面27cがドライバー13cの斜面13eに摺接してドライバー13cによって押され、可動ストッパ27がバネ27aの張力に抗して右方への移動を開始する。ドライバー13cの下方移動が進むと、図5中の符号Bで示すタイミングで、可動ストッパ27の先端27bがリフターガイドポスト22の係合孔22bから引き出されて、可動ストッパ27によるリフターガイドポスト22のロックが解除される。
上型13及びパッド12がさらに下降すると、図5中の符号Cで示すタイミングで図2に示すように、パッド12が下型11の支持面11a上に載置されたドアパネルWを上方から押圧する。これにより、ドアパネルWが下型11上に固定される。このとき、ドアパネルWは位置決めゲージ25によって位置決めされた状態にあるので、パッド12の当接によってドアパネルWが下型11の支持面11a上でずれる事態は生じない。
一方、上型13の先行ピン13bを下方へ付勢するバネ13dがリフターガイドポスト22を上方へ付勢するバネ23より張力が大きいので、リフターガイドポスト22のロック解除によって上型13の下降に伴い上型13の先行ピン13bが位置決めゲージ25,リフトプレート24及びリフターガイドポスト22を下方へ移動させる。
従って、上型13の下降によって、図5中の符号Dで示すタイミングで、リフターガイドポスト22そしてリフトプレート24及び位置決めゲージ25が下方へ移動して、位置決めゲージ25がドアパネルWの周縁部Waから離反する。
上型13が図5中の符号Eで示すタイミングで最下位置(下死点)まで移動することで、図3に示すように、上型13の端縁部13aが下型11とパッド12との間から突出するドアパネルWの周縁を下方へ押動して外周曲加工が行なわれ、ドアパネルWの外周縁にフランジ部が形成される。
その後、図示を省略するが、上型13及びパッド12が上昇すると、リフターガイドポスト22もバネの張力によって上昇する。その際、リフトプレート24が外周曲加工されたドアパネルWのフランジ部を突き上げて、ドアパネルWを下型11から離型させる。さらに、上型13及びパッド12が上昇すると、バネ23の張力によって、リフターガイドポスト22,リフトプレート24及び位置決めゲージ25が上限位置に復帰する。
ドライバー13cが上昇することで、可動ピン27がドライバー13cから解放されるので、可動ピン27はバネ27aの張力によって左方へ移動する。そして、先端27bがリフターガイドポスト22の係合孔22b内に嵌入することで、リフターガイドポスト22が再び上限位置にロックされる。
このように、本発明の実施形態に係るフランジリフター20によれば、上型13の下降に伴ってパッド12が下型11の支持面11aに載置されたワークWに当接して、このワークWを下型11との間に固定した後に、フランジリフター20の位置決めゲージ25が下方へ退避する。よって、パッド12がワーク表面に当接する際に、下型11の支持面上で位置決めゲージ25によって位置決めされた所定位置からワークWがずれることがない。したがって、ワークWの位置決め精度が向上し、精度不良によりフランジ部の長さにバラツキが発生する事態を防止でき、製品歩留まりが向上する。
以上説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施をすることができる。可動ストッパ27は斜面27c,13eのカム作用により上型13の下降に伴って退避するが、このような構成に限らず、上型13の下降に伴ってパッド12がドアパネルWに当接して下型11に対して押圧した後に、可動ストッパ27を退避させるものであれば、任意の機構,駆動手段等が使用されることは明らかである。また、ワークWはドアパネルに限らず、他の任意の自動車の構成部材であってもよい。
本発明の実施形態に係るフランジリフターを備えた外周曲加工用プレス型を示す概略断面図である。 図1のプレス型の上型下降時にパッドがワークに当接した状態を示す概略断面図である。 図1のプレス型の上型が完全に下降した状態を示す概略断面図である。 図3のA−A線断面図である。 図1のプレス型における上型下降時のタイミング線図である。 ドアパネルの外周曲加工時に使用されるフランジリフターの配置を示す概略図である。 従来のフランジリフターを備えた外周曲加工用プレス型を示す概略断面図である。 図7のプレス型における上型下降時のタイミング線図である。 図7のプレス型の上型下降時にパッドがワークに当接した状態を示す概略断面図である。 図7のプレス型の上型が完全に下降した状態を示す概略断面図である。
符号の説明
10 プレス型
11 下型
11a 支持面
11b 周縁
12 パッド
13 上型
13a 端縁部
13b 先行ピン
13c ドライバー
13d バネ
13e 斜面
20 フランジリフター
21 ケーシング
22 リフターガイドポスト
22a 段部
22b 係合孔
23 バネ
24 リフトプレート
25 位置決めゲージ
26 固定ストッパ
27 可動ストッパ
27a バネ
27b 先端
27c 斜面
W ドアパネル(ワーク)

Claims (3)

  1. 下型と、下型上に載置したワークを上方から押さえ付けるパッドと、上記パッドが上記ワークを押さえ付けた状態で下型の周縁から突出するワーク周縁部を下方へ折り曲げてフランジ部を形成する上型と、から成るプレス型において、下型の上面に載置されたワークの周縁部を位置決めすると共に、折曲げ加工後のフランジ部を突き上げて下型からワークを離型させるフランジリフターであって、
    上下に移動可能なリフターガイドポストと、上記リフターガイドポストに取り付けられたリフトプレートと、上記リフトプレートに取り付けられた位置決めゲージと、上記位置決めゲージに上記ワーク周縁部が当たった状態で上記位置決めゲージが移動しないよう上記リフターガイドポストを止める可動ストッパと、を備えており、
    上型から下方へ突出した先行ピンに押されて位置決めゲージ及びリフターガイドポストが下方へ移動する際に、パッドが下方へ移動してワークを下型の上面に押圧した後に可動ストッパが退避することで、位置決めゲージ及びリフターガイドポストの制止を解除することを特徴とする、フランジリフター。
  2. 前記リフターガイドポストが前記可動ストッパを差し込むための孔を備え、
    前記上型が下方へ突出した解除部材を備え、
    前記可動ストッパが、前記リフターガイドポストに対して横方向に移動可能に配設されていると共に、当接した上記解除部材が下方へ移動することによって前記可動ストッパが横方向へ移動するよう斜面状に形成した当接部を備え、
    上記孔に前記可動ストッパが差し込まれて前記位置決めゲージ及び前記リフターガイドポストを制止させた状態で前記上型が下降すると、上記解除部材が上記当接部に当たり、さらに上記解除部材が下方へ移動すると上記解除部材が前記可動ストッパを横方向へシフトさせて該可動ストッパを上記孔から外すことを特徴とする、請求項1に記載のフランジリフター。
  3. 前記可動ストッパが、前記孔に差し込まれるようバネによって前記リフターガイドポスト側へ付勢されていることを特徴とする、請求項2に記載のフランジリフター。
JP2007095088A 2007-03-30 2007-03-30 フランジリフター Pending JP2008246571A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007095088A JP2008246571A (ja) 2007-03-30 2007-03-30 フランジリフター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007095088A JP2008246571A (ja) 2007-03-30 2007-03-30 フランジリフター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008246571A true JP2008246571A (ja) 2008-10-16

Family

ID=39972138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007095088A Pending JP2008246571A (ja) 2007-03-30 2007-03-30 フランジリフター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008246571A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101912926A (zh) * 2010-08-17 2010-12-15 上海工程技术大学 一种正向压边的多用途板料冲压模架
JP2012143791A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Kanto Auto Works Ltd 素材押さえ装置、素材押さえ方法
CN103495650A (zh) * 2013-09-05 2014-01-08 理士电池私人有限公司 一种模具
JP2014030838A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Nissan Motor Co Ltd プレス型のワーク位置決め装置
JP2014188565A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Daihatsu Motor Co Ltd プレス加工装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60131234A (ja) * 1983-12-20 1985-07-12 旭硝子株式会社 サンドイツチ構造体の成形法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60131234A (ja) * 1983-12-20 1985-07-12 旭硝子株式会社 サンドイツチ構造体の成形法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101912926A (zh) * 2010-08-17 2010-12-15 上海工程技术大学 一种正向压边的多用途板料冲压模架
CN101912926B (zh) * 2010-08-17 2012-05-30 上海工程技术大学 一种正向压边的多用途板料冲压模架
JP2012143791A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Kanto Auto Works Ltd 素材押さえ装置、素材押さえ方法
JP2014030838A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Nissan Motor Co Ltd プレス型のワーク位置決め装置
JP2014188565A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Daihatsu Motor Co Ltd プレス加工装置
CN103495650A (zh) * 2013-09-05 2014-01-08 理士电池私人有限公司 一种模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008246571A (ja) フランジリフター
KR200448120Y1 (ko) 프로그레시브 금형
JP5423302B2 (ja) ワークの製造装置及び製造方法
KR101762125B1 (ko) 피어싱 금형
JP2010115766A (ja) 孔の打抜き装置及び打抜き方法
KR20160077452A (ko) 프레스 성형 장치
KR20020006584A (ko) 장척형 부재의 굽힘 가공방법 및 굽힘 가공장치
JP6322401B2 (ja) 金型装置及びその制御方法
US20100024510A1 (en) Press die set for forming flange and flange forming method
JP3964221B2 (ja) 複合加工プレス型
KR20180114289A (ko) 벤딩 장치
KR100988787B1 (ko) 프로그레시브 금형의 모재승강장치
JP4873601B2 (ja) パンチプレス用成形金型
JP5311923B2 (ja) ベンドピアス加工装置
JPH0512044B2 (ja)
JP4636452B2 (ja) パンチ金型
KR102051626B1 (ko) 스프링 백 저감을 위한 성형장치
JP5046325B2 (ja) フランジ加工用プレス金型及びフランジ加工方法
JPH06154897A (ja) プレス型
JP4051556B2 (ja) プレス装置
JP6589173B1 (ja) スプリングピンコネクタの円筒体の板金プレス方法およびプレス金型
JP6063349B2 (ja) ファインブランキング方法及びその装置
JP2001198620A (ja) 曲げ成形方法およびプレス型
JP2009066605A (ja) プレス成形装置
JP4688487B2 (ja) ストリッパー荷重可変式プレス金型

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110329