JP2014188482A - 地下水浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特に局所的な場所での地下水浄化装置では、処理槽の容量が少ないため、破過が生じやすく、また吸着材の交換は容易でないという課題があった。
【解決手段】揚水ポンプと、上部には給水口が設けられ、下部には排水口が設けられ、前記給水口は前記揚水ポンプの送水口と連通された処理槽と、前記処理槽中に配設され、吸着材が充填され、前記吸着材の撹拌手段を有するカートリッジで構成されたろ過層を有することを特徴とする地下水浄化装置は、カートリッジ容器に吸着材が詰められるので交換しやすく、またカートリッジを回転させる若しくは吸着材を撹拌することで吸着材の再配置を行えるので破過に至るまでの時間を長くすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は土壌に滲みこんだ化学物質によって汚染された地下水を汲み上げて浄化する地下水浄化装置に関するものである。
地下水が化学物質等で汚染されている場合は、これを汲み上げて浄化する必要がある。従来この種の地下水の水処理では、有機塩素化合物、油脂、鉱油、鉄粉その他の物質が含まれている場合がある。このような物質が含まれている場合は、浄化処理を円滑に行うことができなかった。そこで、処理水を一度タンク内に貯留し、吸着材に油脂等の成分を吸着除去させる技術がある(特許文献1)。
しかしながら、このような装置は、大型の設備となり、設備への投資および運転費用も高くなるという課題があった。実際の現場では、局所的な汚染箇所の浄化を行う必要がある。そのため、より小型で設置も容易であり、運転費用も安価な水処理装置が望まれた。そこで、特許文献2では、吸着槽にJISオープン普通ドラム缶を用い、地下から汲み上げた被処理水を吸着槽中のろ過槽でろ過する地下水浄化装置が提案された(特許文献2)。
この地下水浄化装置は、比較的小型で、設置が容易であるという利点がある。その他、給水口と逆洗排水口が別々に吸着槽の頂部に設けられており、ろ過層を逆洗する際に、微細な不純物は汚染物質が給水口の目詰まりや、二次汚染を回避できるという効果がある。したがって、局所的な汚染された地下水の浄化という目的にあった地下水浄化装置であるとされている。
特開平10−328655号公報 特開2001−353485号公報(特許第4818521号公報)
上記のように、特許文献2の地下水浄化装置は、現場での地下水の浄化に、基本的には好適であるものの、装置全体が小型であるため、処理量が少ないという課題がある。特に、吸着槽を大きく構成されていないため、吸着槽中のろ過層の容量もそれほど大きくない。したがって、汚染された地下水の処理という観点では、少ない処理量で破過してしまう。
また、ろ過層の容量が少ないとはいえ、1名の作業員で取り換えるにしてはろ過層は大きい。すなわち、破過したろ過層の交換が容易でないという課題もあった。
本発明は、上記の課題に鑑みて想到されたものであり、局所的な地下水の浄化処理が必要となる現場で使い易くしかも、メンテナンスしやすい地下水浄化装置を提供するものである。
より具体的に本発明の地下水浄化装置は、
揚水ポンプと、
上部には給水口が設けられ、下部には排水口が設けられ、前記給水口は前記揚水ポンプの送水口と連通された処理槽と、
前記処理槽中に配設され、吸着材が充填され、前記吸着材の撹拌手段を有するカートリッジで構成されたろ過層を有することを特徴とする。
本発明の地下水浄化装置は、ろ過層中の吸着材に振動を与える若しくは、撹拌する撹拌手段を設けるので、吸着材中のろ過のパスが一定にならず、分散させることができる。そのため、ろ過層が破過し、交換しなければならなくなるまでの処理量(浄化する被処理水の量)を多くすることができる。
また、ろ過層をカートリッジで構成することとしたので、交換が容易となる。したがって、ろ過層を交換する際の人手が少なくて済み、交換時間を短くすることができるという効果を得られる。
本発明に係る地下水浄化装置の構成を示す図である。 地下水浄化装置の処理槽の構成を示す図である。 集水管を示す図である。 カートリッジの構成を示す図である。 浄化処理を行う際の処理槽内の被処理水の流れを示す図である。 カートリッジ内の吸着材に振動を与えている様子を示す図である。 カートリッジの交換手順を示す図である。 他のカートリッジの構成を示す図である。 他のカートリッジの構成を示す図である。 他の撹拌手段を示す図である。
以下本発明に係る地下水浄化装置の構成を示す。なお、以下の説明は本発明の1実施形態を例示するものであり、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、変更することができる。
(実施の形態1)
図1に本実施の形態に係る地下水浄化装置の構成を示す。地下水浄化装置1は、揚水ポンプ10、処理槽12を含む。また、処理槽12の下方には、集水管18が配設されてもよい。また、処理槽12には、キレート剤タンク14が接続されてもよい。
揚水ポンプ10は、地下から地下水を汲み上げるポンプである。揚水ポンプ10には、吸水口10inと送水口10outが設けられている。吸水口10inには、吸水管21が接続され、その先端が地下の帯水層(図示せず)等に挿入される。送水口10outには送水管22が接続される。送水管22は処理槽12の給水口12inに接続される。
処理槽12は、ドラム缶ほどの容積を有する容器であり、JISオープンドラム缶を用いてもよい。上部は蓋12tで塞がれる。蓋12tには、給水口12inが設けられている。また、逆洗用排水口13が設けられてもよい。逆洗用排水口13には、逆洗排水配管25が連結される。なお、逆洗排水配管25には、吸出ポンプ(図示せず)を連結してもよい。
処理槽12の下方の側面には、排水口12outが設けられている。処理槽12中で化学物質等を吸着された被処理水は、排水口12outから排出される。また、排水口12outには、排水管23が接続されてもよい。排水管23の出水口23outは、処理槽12の底面12bから所定の高さ23hに設けられる。これは後述するように処理槽12内の水位を調節するためである。
また、排水管23には、キレート剤タンク14が設けられていてもよい。キレート剤タンク14中には、樹脂や布などの固定相上にキレート剤を配置した金属捕獲手段が設けられている。ここで、捕獲の対象とする金属はプラチナ、白金といった貴金属や鉛、鉄、銅といった重金属および遷移金属である。
図2に処理槽12の拡大図を示す。処理槽12内は、底面12bから所定の高さhbの部分に受け用フランジ12hbが設けられる。そして受け用フランジ12hbにろ過層16が支持される。したがって、処理槽12の下部には、空間が形成される。この空間を下部空間12drと呼ぶ。
図3を参照して、下部空間12drには、排水口12outと一端18aが接続される集水管18が設けられてもよい。集水管18は軸方向に長尺孔18hが設けられ、排水口12outに接続されていない他端18bは閉じられた管である。この長尺孔18hは集水管18が処理槽12に取り付けられた際には、処理槽12の底面12bを向く。図3に、集水管18の側面図(a)と低面図(b)を示す。
再度図2を参照して、長尺孔18hは、地下水浄化装置1が通常使用される際は、集水孔として利用される。すなわち、ろ過層16を通過してきた被処理水は、処理槽12の下部空間12drに溜まり、長尺孔18hから処理槽12外に排出される。
一方、ろ過層16を逆洗する際は、排水口12outから流入する洗浄水が一度処理槽12の底面12bに当たってからろ過層16を上昇する。そのため逆洗用の洗浄水の上昇ルートが分散されるために、ろ過層16の底面部全域に渡って洗浄水が行きわたる。すなわち、ろ過層16全体を隈なく逆洗することができる。
ろ過層16は処理槽12の内壁12iwに沿った形状を有し、活性炭やゼオライト等の多孔質吸着物質(以後単に「吸着材」と呼ぶ。)が充填されている。ろ過層16の高さ16hは、処理槽12の高さ12hより低く、受け用フランジ12hbで支持された状態で、処理槽12の蓋12tとの間に空間が形成される。この空間を上部空間12urと呼ぶ。
ろ過層16は、吸着材が充填されたカートリッジ30が連結されて形成されている。これらのカートリッジ30は軸心30c同士で連結されている。最上部のカートリッジ30の軸心30cには、処理槽12の蓋12tを貫通する操作軸32が設けられている。操作軸32の端部には操作ハンドル32aが備えられている。
図4にろ過層16の構成を示す。ろ過層16は、複数のカートリッジ30で構成されている。各カートリッジ30には、吸着材が充填されている。また、カートリッジ30は、上面30uと下面30dが通水可能に形成されている。すなわち、カートリッジ30は、吸着材を保持したまま、被処理水を通過させることができる。なお、上面30uおよび下面30dはカートリッジ30毎にある。
また、カートリッジ30の中央には、軸心30cが設けられている。なお、軸心30cには、操作軸32が接続される(図2参照)。図4(b)にはカートリッジ30の側面断面図を示す。図4(b)を参照して、軸心30cの先端は、カートリッジ30の上面30uおよび下面30dから突出して設けられる。上面30u側で突出している軸心30cを上側軸心30cuと呼び、下面30d側で突出している軸心30cを下側軸心30cdと呼ぶ。軸心30cはカートリッジ30と一体として構成されている。すなわち、軸心30cを回転させれば、カートリッジ30も回転する。また、上側軸心30cuを回転させると、下側軸心30cdも回転する。
上側軸心30cuの先端には、ネジ山(雄ネジ)30cbが形成されており、下側軸心30cdの先端には、雌ネジ30cnが形成されている。したがって、カートリッジ30同士は、軸心30cの雄ネジ30cbと雌ネジ30cnで螺嵌させることができる。つまり、複数のカートリッジ30を連結して、ろ過層16を構成することができる。このようにカートリッジ30を上下で連結することをカートリッジ30を縦に連結するという。
また、これらのカートリッジ30は、操作軸32(図2参照)とも連結されることとなる。したがって、処理槽12内に収納された際に、操作軸32を回転させることで、処理槽12内でカートリッジ30を回転させることができる。
カートリッジ30の上面30uの周縁にはパッキング31が配設される。パッキング31は、可撓性の樹脂等で形成され、カートリッジ30に配設された状態でパッキング31の外径31Dは、処理槽12の内径12D(図4(a)参照)よりわずかに大きく形成される。したがって、カートリッジ30が処理槽12に挿着された際には、パッキング31がカートリッジ30の側面30sと、処理槽12の内壁12iw(図4(a)参照)の間を塞ぎ、被処理水はカートリッジ30の側面30sと処理槽12の内壁12iwの隙間から漏れることはない。
以上のように構成された地下水処理装置1の動作について処理槽12を拡大した図5を参照して説明する。揚水ポンプ10(図1参照)に電力が供給されると、揚水ポンプ10は地下水を汲み上げ、送水口10out(図1参照)から処理槽12に送水する。汲み上げられた地下水(被処理水)は、処理槽12の給水口12inから処理槽12の上部空間12urに供給される。
被処理水の水面は上部空間12ur内にあってよい。すなわち、最上部のカートリッジ30の上面30uは被処理水に浸ってしまってもよい。ろ過層16に被処理水を連続的に供給するためである。
被処理水は、上部空間12urからろ過層16の複数のカートリッジ30を通過する。カートリッジ30を通過する際には、吸着材に曝されるため、被処理水中の不純物や化学物質は、吸着材で吸着される。従って、ろ過層16を通過した被処理水は、浄化され、下部空間12drに落下する。下部空間12drの(浄化された)被処理水は、処理槽12の排水口12outから排水される。
また、吸着材で吸着されなかった重金属や貴金属イオンなどは、キレート剤タンク14内のキレート剤で捕獲される。結果、出水口23outから排出される被処理水は、浄化された被処理水となる。
ろ過層16では、上部から徐々に破過が始まる。すなわち、上方のカートリッジ30から、吸着材の吸着力が飽和してくる。すると、ろ過層16全体の浄化能力が低下する。結果、排水口12outからの排水中に化学物質等の残量が多くなってくる。しかし、この時生じる破過は、ろ過層16の上部全ての吸着材の吸着能力が飽和しているとは限らない。カートリッジ30中の吸着材はランダムに配置されているので、被処理水の通過し易いパスが形成されている。したがって、このパスから外れた吸着材は、まだ吸着力を保持したままになっている。
図6を参照する。そこで、排水口12out若しくは出水口23outから排出される排水の化学物質等の濃度が所定以上になったら、ろ過層16のカートリッジ30の軸心30cを、操作軸32を介して回転させ、カートリッジ30中の吸着材をかき回し、配列を変更する。このように、カートリッジ30に振動を与えることで、吸着材の配置が換わり、被処理水の新たな通過パスが形成され、浄化能力はある程度回復する。この操作を「吸着材の再配置」と呼ぶ。「吸着材の再配置」を行うために処理槽12に設けられた手段を撹拌手段と呼ぶ。
吸着材の再配置は、排水口12out若しくは出水口23outからの排水中の化学物質の濃度を計測し、所定の濃度以上になったところで行うのが望ましい。しかし、所定の時間毎に行っても良い。
被処理水の浄化作業を継続すれば、吸着材には化学物質などが吸着するので、吸着材の再配置を行っても、いずれ破過は起こりうる。この際は、吸着材自体を交換する必要がある。ここで破過は最上段のカートリッジ30から生じるので、最上段のカートリッジ30から交換する。新たなカートリッジ30に交換する際に、上から何段目までのカートリッジ30を交換するかは、カートリッジ30の高さ30hと使用状態に依存する。ここでは最上段のカートリッジ30を交換するとして説明を続ける。
図7には、その際の手順を示す。揚水ポンプ10は停止させ、配水管23の出水口23outの高さ23hは、最下段のカートリッジ30の下面30d(図4(b)参照)より下げておく。処理槽12の蓋12tを開ける。そして、カートリッジ30を処理槽12から引き上げる(図7(a))。
カートリッジ30は複数個が連結されて処理槽12中に収納されている。次に最下段のカートリッジ30の下に新しいカートリッジ30newを連結する(図7(b))。そして、最上段のカートリッジ30と次段のカートリッジ30の連結を緩めておく。その状態で、カートリッジ30を処理槽12中に戻す(図7(c))。そして、最上段のカートリッジ30を取り外す(図7(d))。
以上のように、吸着材をカートリッジ30単位に収納しておくと、吸着材の交換も容易になる。これは、実際の作業現場では、有用な効果となる。
なお、ここでは吸着材の交換について説明を行ったが、被処理水中に異物が多いなどの事情がある場合は、逆洗を行っても良い。逆洗は、図5と逆の操作を行う。すなわち、排水口12outから洗浄用の水を送水し、逆洗用排水口13から排水する。この際処理槽12の給水口12inを塞いでおくと、二次汚染が防止できるので望ましい。
(実施の形態2)
図8に、本実施の形態に係る地下水浄化装置2のろ過層16と処理槽12の一部を示す。それ以外の部分は、地下水浄化装置1と同じ構成であり、説明を省略する。地下水浄化装置2では、処理槽12中に収納される吸着材のカートリッジ50の形状が異なる。カートリッジ50は、ろ過層16を縦割りにした形状に形成される。
ここでは、円筒形状であるろ過層16を縦に4分割したカートリッジ50を示す。したがって、1つのカートリッジ50の断面は、扇形状である。それぞれのカートリッジ50は、径方向の辺50r同士で連結される。このようにカートリッジ50を同一平面内で連結することを、横に連結すると呼ぶ。
カートリッジ50は、内部に吸着材保持したまま、上面50uと下面50dは被処理水が透過可能に形成される。カートリッジ50の円弧部分には、パッキング51が設けられている。処理槽12の内壁12iwとの間の隙間を塞ぐためである。また、隣接するカートリッジ50との接続辺部にも隙間を塞ぐためのパッキング(図示せず)が設けられてもよい。なお、パッキング51は別部品であってもよい。
地下水浄化装置2では、吸着材の再配置は、実施の形態1と同じように、カートリッジ50を処理槽12内で回転させる方法で行ってよい。言い換えると、撹拌手段は、カートリッジ50を回転させることができる構成である。なお、カートリッジ50は、ろ過層16の高さ方向に形成されるので、上面50u側と下面50d側の吸着材を入れ替える若しくは、上面50u側から順に吸着材を入れ替えるということは実施の形態1の場合ほど簡単ではない。しかし、吸着材の交換は、吸着材カートリッジ形状の容器に充填しているので、簡便に行える。
(実施の形態3)
図9に、本実施の形態に係る地下水浄化装置3のろ過層16と処理槽12の一部を示す。それ以外の部分は、地下水浄化装置1と同じ構成であり、説明を省略する。地下水浄化装3では、カートリッジ60がろ過層16にそのまま装着される形状に形成される。すなわち、本実施の形態では、カートリッジ60は、1つの処理槽12(ろ過層16)に対して1つのカートリッジで構成される。カートリッジ60の上面60uの周縁には、パッキング61が設けられる。処理槽12の内壁12iwとの隙間を塞ぐためである。
吸着材の再配置は、実施の形態1と同様にカートリッジ60を回転させることで行う。つまり、撹拌手段は、カートリッジ60を回転させることができる構成である。地下水浄化装置3は、破過が生じるカートリッジ60の上面60u側から細かく吸着材を交換するのは実施の形態1ほど容易ではない。しかし、吸着材をカートリッジ形状の容器に充填しているので、吸着材の交換自体は容易に行える。
(実施の形態4)
図10に本実施の形態に係る地下水浄化装置4のろ過層16と処理槽12を示す。実施の形態1と同じ部分については、同じ符号をつけ、説明を省略する。本実施の形態では撹拌手段として、カートリッジ30の軸心30cに、撹拌棒30gが設けられている。また、操作軸32が軸心30cに接続された際に、操作軸32が回転すると、カートリッジ30全体が回転するのではなく、軸心30cだけが回転する。
すなわち、撹拌棒30gがカートリッジ30中で回転することで、カートリッジ30中の吸着材が撹拌される。この撹拌手段によって各カートリッジ30中の吸着材の破過を遅らせることができる。また、この撹拌棒30gは、実施の形態2、3に示した地下水浄化装置2および3に適用してもよい。なお、実施の形態2で示した地下水浄化装置2では、各カートリッジ50内に設けられた撹拌棒30gは90度以下の回転で、吸着材を撹拌する。
本発明は、汚染された地下水を浄化する地下水浄化装置に好適に利用することができる。
1 地下水浄化装置
10 揚水ポンプ
10in 吸水口
10out 送水口
12 処理槽
12h (処理槽の)高さ
12b (処理槽の)底面
12in (処理槽の)給水口
12out (処理槽の)排水口
12t (処理槽の)蓋
12iw (処理槽の)内壁
12hb 受け用フランジ
hb (底面から受け用フランジまでの)高さ
12ur 上部空間
12dr 下部空間
12D (処理槽の)内径
13 逆洗用排水口
14 キレート剤タンク
16 ろ過層
16h (ろ過層の)高さ
18 集水管
18a (集水管の)一端
18b (集水管の)他端
18h 長尺孔
18in 送気口
21 吸水管
22 送水管
23 排水管
23out 出水口
23h (処理槽の底面から出水口までの)高さ
25 逆洗排水配管
30 カートリッジ
30u (カートリッジの)上面
30d (カートリッジの)下面
30c (カートリッジの)軸心
30h (カートリッジの)高さ
30cu 上側軸心
30cd 下側軸心
30cb ネジ山(雄ネジ)
30cn 雌ネジ
30s (カートリッジの)側面
31 パッキング
31D (パッキングの)外径
32 操作軸
32a 操作ハンドル
50 カートリッジ
51 (カートリッジ50の円弧部分の)パッキング
60 カートリッジ
61 (カートリッジ60の円弧部分の)パッキング

Claims (6)

  1. 揚水ポンプと、
    上部には給水口が設けられ、下部には排水口が設けられ、前記給水口は前記揚水ポンプの送水口と連通された処理槽と、
    前記処理槽中に配設され、吸着材が充填され、前記吸着材の撹拌手段を有するカートリッジで構成されたろ過層を有することを特徴とする地下水浄化装置。
  2. 前記処理槽において、前記ろ過層の下方に下部空間が設けられ、
    軸方向に長尺孔を有する集水管が前記長尺孔を下方に向けて配設されたことを特徴とする請求項1に記載された地下水浄化装置。
  3. 前記カートリッジの周縁には、前記カートリッジより外形が大きなパッキングを設けたことを特徴とする請求項1または2の何れかの請求項に記載された地下水浄化装置。
  4. 前記カートリッジは、前記ろ過層より薄く、前記ろ過層は複数の前記カートリッジを縦に連結して構成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかの請求項に記載された地下水浄化装置。
  5. 前記カートリッジは、前記ろ過層と同じ高さで、前記ろ過層は複数の前記カートリッジを横に連結して構成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかの請求項に記載された地下水浄化装置。
  6. 前記カートリッジは、前記ろ過層と同じ高さで、前記ろ過層は1つの前記カートリッジで構成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかの請求項に記載された地下水浄化装置。
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