JP2001038107A - ろ過装置 - Google Patents

ろ過装置

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JP2001038107A
JP2001038107A JP11220108A JP22010899A JP2001038107A JP 2001038107 A JP2001038107 A JP 2001038107A JP 11220108 A JP11220108 A JP 11220108A JP 22010899 A JP22010899 A JP 22010899A JP 2001038107 A JP2001038107 A JP 2001038107A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ろ過装置における余裕の容積を有効利用し、
かつろ材の洗浄を効果的に行う。 【解決手段】 第1ろ過層24aの上方に中間部24g
をおいて第2ろ過層24bが配置される。この第2ろ過
層24bは、支持網24cによって、支持されている。
被処理水は下降流で流通され、第2ろ過層24bで一時
的なろ過および吸着処理を受けた後、残留の固形物が第
1ろ過層24aでろ過される。逆洗時には、第1ろ過層
24aのろ過の際に逆洗排水が中間排水管24hから排
出されるため、第1ろ過層24aにおいて、大きな線速
度で逆洗しても第2ろ過層24bへの悪影響はない。ま
た、第2ろ過層24bは、第1ろ過層24a上のろ過圧
発生のための容積内に配置されるため、ろ過装置におけ
る余裕の体積を有効利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下向流にてろ過処
理を行うろ過装置、特に複数のろ過層を有するものに関
する。
【0002】
【従来の技術】河川水などを原水として浄水や工業用水
を製造する場合や、排水処理等において、懸濁物質の分
離のためにろ過装置がよく使用され、溶解成分を除去す
るために活性炭吸着装置がよく使用される。また、ろ過
装置に使用されるろ材としては砂が最も一般的である
が、砂とアンスラサイトの二層のろ過層を用いる二層ろ
過も知られており、さらに活性炭を砂層の上部に設置し
た活性炭・砂ろ過装置もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アンスラサイ
トの層を有する二層ろ過装置や活性炭を砂層の上部に設
置した活性炭・砂ろ過装置では、アンスラサイトや活性
炭は比重が軽いため逆洗の際に洗浄排水と一緒に流出し
やすい。従って、洗浄条件が限定されたり、ろ材の粒径
や比重が規定されてしまい、十分な洗浄が行えないとい
う問題があった。
【0004】一方、例えば重力式のろ過装置において
は、ろ過層における損失水頭を考慮して、有効水頭を2
000mm〜3000mm程度確保している。このフリ
ーボードは必ずしも全て必要なわけではない。例えば、
有効水頭2500mmのろ過装置において、損失水頭が
2000mm程度に達するとろ過処理水中に濁質が流出
してしまう。そこで、損失水頭2000mmの時点でろ
過装置の洗浄が必要となる。つまり、実際に使われる水
頭は2000mmで良く、残りの500mmは安全のた
めに用意した余裕の容積であり、実質的には必要がない
といえる。そこで、このような余裕の容積の有効利用を
図りたいという要求もある。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、ろ過装置における余裕の容積を有効利用して第2
のろ過層を配置し、かつろ材の洗浄を効果的に行うこと
ができるろ過装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下向流にてろ
過処理を行うろ過処理装置であって、第1ろ材が充填さ
れ、通過する被処理水から懸濁質を分離する第1ろ過層
と、この第1ろ過層の上方に、第1ろ過層の表面から離
間して配置され、第1ろ材より粒径の大きい第2ろ材が
充填された第2ろ過層と、この第2ろ過層の第2ろ材を
保持する保持体と、を有することを特徴とする。
【0007】このように、第2ろ過層を第1ろ過層上に
離間して配置したため、この第2ろ過層において、第1
ろ過層と独立した処理が行え、より高度な処理を行うこ
とができる。特に、第2ろ過層の第2ろ材は第1ろ過層
の第1ろ材に比べて粒径の大きなものである。そこで、
この第2ろ過層における損失水頭はそれほど大きくな
い。一方、ろ過装置では、ろ過層における損失水頭に余
裕をみている。従って、第1ろ過層のみによるろ過装置
において第2ろ過層を追加しても、ろ過装置全体として
の大きさは変更する必要はない場合が多い。従って、余
裕の容積を有効利用して、より高度な処理を達成するこ
とができる。また、第2ろ過層において損失水頭が発生
する場合においても、第1ろ過層における負荷がそれだ
け減少するため、それに応じて第1ろ過層の層厚を小さ
くでき、全体としての容積はあまり変わらない。
【0008】さらに、支持体により第2ろ過層を保持し
たため、通水性を維持しつつ、第2ろ過層において追加
の処理が行える。また、第1ろ過層の逆洗を大きな線速
度で行った場合においても、支持体により第2ろ過層の
ろ材を保持できろ材の流出を防止することができる。
【0009】また、前記第2ろ過層の第2ろ材は、粒状
活性炭であることが好適である。活性炭により吸着処理
が行え、より高度な処理を行うことができる。特に、活
性炭は、溶解性有機物を吸着除去することが主な目的で
あり、粒子の粗いものを利用することができる。このた
め、ここでの損失水頭を非常に小さなものにできる。そ
こで、第1ろ過層に対するろ過圧発生のために第1ろ過
層上に存在する被処理水中に第2ろ過層を位置させるこ
とで、ろ過装置の全体の大きさを変えずに第2ろ過層を
設けることができる。
【0010】また、前記第1ろ過層と、前記第2ろ過層
の中間部に、第1ろ過層についての逆洗排水を排出する
中間排出管を設けることが好適である。第1ろ過層の逆
洗排水を中間排出管から排出することで、第1ろ過層へ
の逆洗水の線速度と、第2ろ過層へ逆洗水の線速度を独
立して制御することができる。これによって、各ろ過層
のろ材の性状に応じた適切な逆洗を行うことができる。
【0011】また、前記第2ろ過層は、個別の支持体で
支持された活性炭カートリッジを複数個枠材上に着脱自
在に並べて構成されていることが好適である。これによ
って、第2ろ過層のろ材の交換を容易に行うことができ
る。特に、第2ろ過層のろ材として、活性炭などの吸着
剤を利用した場合には、これを定期的に交換しなければ
ならないが、この構造により交換が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、本実施形態に係る凝集分離装置の
全体構成を示す図である。河川水、湖沼水などの原水
は、まず混和槽10に流入される。この混和槽10に
は、凝集剤貯槽12からの凝集剤が凝集剤ポンプ14に
よって供給される。凝集剤は、PACなどの無機アルミ
ニウム凝集剤が好適であるが他の凝集剤でもよい。そし
て、混和槽10には、攪拌機16が設けられており、原
水と凝集剤が急速攪拌される。この混和槽10におい
て、凝集剤が混和された凝集剤混和水は、凝集槽18に
流入する。この凝集槽18には、緩速攪拌機20が配置
されており、凝集剤混和水が緩速攪拌され、凝集フロッ
クの合体、粗大化が図られる。
【0014】次に、凝集槽18からの緩速攪拌後の凝集
剤混和水は、傾斜板沈殿槽22に流入する。この傾斜板
沈殿槽22は、仕切板22aにより入口側と出口側に仕
切られており、入口側に槽深の深い沈殿部22bが形成
されている。そして、この沈殿部22bの下部は、沈殿
汚泥を貯留する汚泥貯留部分22cになっている。ま
た、出口側には多数の傾斜板22dが配置されて傾斜板
沈殿部22eが形成されている。凝集剤混和水は沈殿部
22bに流入され、ここで沈殿処理された後、仕切り板
22aの下を通過して、傾斜板沈殿部22eを上向流で
通過する。そして、この傾斜板沈殿部22eの傾斜板2
2dを通過する際にさらに沈殿処理がなされ、スラッジ
が槽底へ向けて沈殿する。傾斜板沈殿部22eの槽底
は、汚泥貯留部分22cに向けて深くなるように傾斜し
ているため、沈殿スラッジは重力により汚泥貯留部分2
2cに移動する。そして、傾斜板沈殿部22eを通過し
た上澄みが傾斜板沈殿槽22から排出される。なお、傾
斜板沈殿槽22の汚泥貯留部分22cに沈殿した汚泥
は、適宜引き抜かれ別途処分される。
【0015】このような凝集沈殿処理により、傾斜板沈
殿槽22からの沈殿処理水は、懸濁固形物のかなりの部
分は除去されたものになっている。この沈殿処理水は、
ろ過装置24に流入される。なお、場合によっては追加
の凝集剤注入あるいは凝集助剤注入を行いラインミキサ
ーにて撹拌し、ろ過装置24に供給してもよい。
【0016】このろ過装置24は、第2ろ過層24b
と、第1ろ過層24aの二層のろ過層を有する重力式の
ろ過装置である。そして、第2ろ過層24bは、第1ろ
過層24aの表面から離間した上方に位置している。そ
して、この第2ろ過層24bの上下には、支持体として
の支持網24cが設けられ、第2ろ過層24bを上記位
置に支持している。なお、ろ過装置24は、圧力式の急
速ろ過装置でもかまわない。
【0017】ここで、第2ろ過層24bのろ材として利
用されている第2ろ材は粒状活性炭であり、その粒径は
0.9〜1.6mm程度である。また第1ろ過層24a
の第1ろ材は砂であり、その粒径は0.45〜0.8m
m程度と、第2ろ過層24bの活性炭よりは粒子が細か
い。なお、第1ろ過層24aの第1ろ材について、砂に
代えガーネットなどを利用したり、砂及びガーネットを
多層とすることも好適である。また、第2ろ過層24b
の第2ろ材に、アンスラサイトを利用することもでき
る。また支持網に代えて、カゴ等も用いることができ
る。すなわち本発明における支持体は、第2ろ過層24
bを所定の位置に保持でき、かつ水の流通が可能となる
ようなものであればいかなるものでもよい。
【0018】そして、このろ過装置24のろ過処理水
は、処理水タンク26に貯留された後、配水される。
【0019】また、沈殿処理の後で、ろ過装置24の前
段にオゾン処理を行っても良い。またオゾン処理を行わ
ない場合、塩素(次亜塩素酸ナトリウム等)の注入を、
混和槽10、第2ろ過層24bと第1ろ過層24aとの
間の1カ所以上、及びろ過装置24の出口で行うことが
好ましい。
【0020】また、この処理水タンク26内の処理水
は、逆洗ポンプ28によりろ過装置24の底部に供給で
きるようになっている。これによって、ろ過装置24に
処理水を上向流で供給し、ろ過装置24内の第1ろ過層
24a、第2ろ過層24bを逆洗できる。
【0021】ここで、本実施形態のろ過装置24では、
第2ろ過層24bが第1ろ過層24aの上方に第1ろ過
層24aの表面から離間して配置されている。また、こ
の第1ろ過層24a、第2ろ過層24bの中間から逆洗
排水を排出できるようになっている。
【0022】次に、ろ過装置24の具体的構成について
図2に基づいて説明する。このように、ろ過装置本体2
4dの内部には、下から、支持材24e、支持砂利層2
4f、第1ろ過層24aが配置されている。そして、こ
の第1ろ過層24aの表面上には、中間部24gを介し
て、第2ろ過層24bが形成されている。また、中間部
24gには、集水トラフ等に連通する中間排出管24h
が接続されている。
【0023】図中Aで示したのは、通水時(ろ過処理
時)における第1ろ過層24aの表面位置であり、Bで
示したのは、逆洗時における第1ろ過層24aの表面位
置である。このように、逆洗によって、第1ろ過層24
aが膨張して表面位置が上昇する。しかし、第2ろ過層
24bの下端位置は、Bで示される位置より上方であ
り、砂が第2ろ過層24b内に至ることは基本的にな
い。
【0024】また、図中Cで示したのは、通水時(ろ過
処理時)における第2ろ過層24bの表面位置であり、
上部側の支持網24cより下に位置している。そこで、
逆洗時において、第2ろ過層24bのろ材を流動させる
ことができる。
【0025】そして、この例において、第2ろ過層24
bは、複数のカートリッジ30によって構成されてい
る。このカートリッジ30は、図3に示すように支持体
としての網かご材32から構成されており、その内部に
粒状活性炭34が収容されている。
【0026】なお、この粒状活性炭34は、上述のよう
に、網かご材32内にいっぱいには詰まっておらず、上
部に余裕の空間が形成されている。この余裕の空間は、
第2ろ過層24bの逆洗時において、内部の第2ろ材
(活性炭)が逆洗水により上方に押しつけられず、十分
流動するように設定する。
【0027】また、カートリッジ30にはとって部36
が設けられており、このとって部36を用いてカートリ
ッジ30を着脱自在とすることができる。
【0028】そして、このカートリッジ30が、図4に
示すように、枠材40上に載置されることによって、第
2ろ過層24bが構成されている。なお、図4(A)
は、ろ過装置本体24dが角形の場合を示し、(B)は
円形の場合を示している。なお、図においては、枠材4
0の最外部のみを示したが、カートリッジを保持できる
ように、格子状の枠材が内部に向けて配置されている。
【0029】このような構成により、必要に応じてカー
トリッジ30を枠材40からはずして、交換することが
できる。また、枠材40は、ろ過装置本体24dに固定
されており、この枠材40の位置によって、第2ろ過層
24bの位置が決定されている。なお、枠材40を着脱
自在とし、メンテナンス時においては、これをはずして
第1ろ過層24aの砂の交換などが可能になっているこ
とが好ましい。
【0030】さらに、図2に示すように、ろ過装置24
には、第1ろ過層24aと、第2ろ過層24bの間の中
間部24gに連通する中間排出管24hが設けられてい
る。そこで、逆洗時には、この中間排出管24hから第
1ろ過層24aを通過し、第2ろ過層24bに至る前の
逆洗排水がここから排出される。
【0031】このように、本実施形態のろ過装置24で
は、第1ろ過層24aの上方に第2ろ過層24bを有し
ている。従って、通常の第1ろ過層24aによるろ過に
加え、第2ろ過層24bにおける吸着処理等が行われ
る。これによって、溶解性有機物の除去率などが上昇
し、より高度な処理水を得ることができる。
【0032】さらに、第2ろ過層24bは、第1ろ過層
24aに比べて粒子の粗いものであり、この第2ろ過層
24bを設けたことによる損失水頭の増大は、ほとんど
ない。従って、ろ過装置24において、元々持っている
ろ過層上の余裕の空間に配置することができる。特に、
重力式のろ過装置の場合、損失水頭の見合った量以上の
被処理水をろ過層上にためる構成となっており、その余
裕の空間に第2ろ過層24bを配置することで装置全体
としての大きさは変更することなく、第2ろ過層24b
を追加することができる。これによって、第2ろ過層2
4bによる主に溶解性有機物の吸着処理による、より高
度な処理を行うことができる。なお、第2ろ過層24b
のろ材として比較的小さな粒径(ただし第1ろ過層24
aのろ材よりは粒径が大きい)のものを用いれば、この
第2ろ過層24bにおいて、第1ろ過層24aの前処理
としてのろ過処理を行うことができる。この場合、この
第2ろ過層24bにおいてある程度の損失水頭を見込ま
なければならないが、この場合第1ろ過層24aの層厚
を小さくできるため、トータルとしてのろ過装置24の
大きさはあまり変わらない。
【0033】また、この第2ろ過層24bのろ材にアン
スラサイトなど吸着能力のないものを利用することもで
きる。この場合には、ここにおいて上述のような前処理
としてのろ過処理を行う。
【0034】そして、通水を継続していくと、次第にろ
過層(特に、第1ろ過層24a)に捕捉される懸濁物質
が増加しろ材が飽和して、ろ過装置24はそれ以上懸濁
物質を捕捉できなくなる。これは、ろ過抵抗の上昇や、
処理水濁度の上昇等によって確認できる。しかし、通常
はろ材が完全に飽和する前に、洗浄によりろ材の再生を
行う。
【0035】このろ材の洗浄は、逆洗ポンプ28を駆動
して処理水を逆流させる逆洗浄によって行う。ここで、
第2ろ過層24bは、ここにアンスラサイトを充填した
場合も含め、ろ材の比重が軽い。そこで、第2ろ過層2
4bを第1ろ過層24a上に直接載置した状態で、第1
ろ過層24aを十分に流動洗浄させる流速で逆洗する
と、第2ろ過層24bのろ材をろ過装置24内にとどめ
ておくことが難しい。一方、網かご材32により、第2
ろ過層24bのろ材を保持する場合には、ろ材の流出を
防止できる。しかし、第2ろ過層24bのろ材は逆洗水
の流れによって支持網24c(網かご材32)の上部に
押しつけられてしまい、流動することができず十分な洗
浄が行えない。
【0036】本実施形態では、中間部24gに接続され
た中間排出管24hにより、第1ろ過層24aを通過し
た逆洗水の一部または全部を系外に排出する。従って、
第1ろ過層24aについての逆洗水の線速度と、第2ろ
過層24bにおける線速度を独立して決定することがで
きる。そこで、第1ろ過層24aについての逆洗水の線
速度を第1ろ過層24aを十分流動洗浄できるようなも
のとして、かつ第2ろ過層24bについての逆洗水の線
速度を第2ろ過層24bのろ材が支持網24cの上部に
押しつけられることなく十分流動する線速度にすること
ができる。これによって、第1ろ過層24aおよび第2
ろ過層24bの両方について、十分効果的な逆洗を行う
ことができる。
【0037】なお、洗浄のタイミングは、経験的に得ら
れる時間に基づくタイマー設定や、差圧計によるろ過抵
抗の設定により行われる。通常の急速ろ過装置の洗浄で
は、ろ過水を用いた逆流水洗浄や、逆流水洗浄に表面洗
浄あるいは空気洗浄を組み合わせることも好適である。
【0038】また、第2ろ過層24bの逆洗と、第1ろ
過層24aの逆洗を順次行い、両層を順次流動化させて
逆洗を行うこともでき、この場合には中間排出管24h
を利用しなくもよい。さらに、中間部24gへ逆洗水を
導入できるようにして、第2ろ過層24bへの逆洗水を
完全に独立して供給できるようにしてもよい。
【0039】このように、本実施形態によれば、第2ろ
過層(ろ材は活性炭でなくアンスラサイトでもよい)2
4bの少なくとも上下に支持網24c(網かご材32)
を設けた。これによって、第2ろ過層24bを第1ろ過
層24aの上方に独立して支持できる。また、支持網2
4cの上下の網の間隔は、通水時の第2ろ過層24bの
層高の1.1〜2.0倍(実際には1.2〜1.5倍)
とした。これによって、第2ろ過層24bの逆洗時にお
ける膨張流動を十分なものにできる。さらに、第2ろ過
層24bをカートリッジ構造とした。これによって、吸
着剤として使用される活性炭の交換を容易に行うことが
できる。
【0040】さらに、第2ろ過層24bと第1ろ過層2
4aとの間に空間(中間部24g)を設け、そこから第
1ろ過層24aの逆洗排水を取り出せるようにした。こ
れによって、第2ろ過層24bと第1ろ過層24aの洗
浄を独立して行え、第2ろ過層24bと第1ろ過層24
aの洗浄を異なる流速で行える。そこで、第2ろ過層2
4bおよび第1ろ過層24aを十分洗浄することができ
る。
【0041】
【実施例】図1の装置を用いて実験を行った。
【0042】「実験条件」 ・原水流量:23.6m/d ・混和槽:滞留時間4分、G値250〜400s−1 ・沈殿槽:上向流式傾斜板付き沈殿池、滞留時間40分、
上昇速度5cm/min ・ろ過器仕様:φ500mm×H4000mm(ろ過面積0.196
m)、濾層高400mm ・ろ過速度(LV):5m/h(120m/d) ・ろ材:ケイ砂 比重2.5、有効径0.6mm、均等係数1.4 ・第2ろ材(活性炭):石炭系 比重1.1、平均径1.8m
m、均等係数1.6、層高400mm ・第2ろ過層支持網:ステンレス製、目開き1.5mm ・通水時間:48時間(タイマーにより洗浄開始) ・原水濁度:8〜30度 ・原水pH:7.5〜8.2 ・凝集剤:PAC10〜30mg/l ・目標処理水濁度:0.1度未満 「実験結果」濁度8度の原水に凝集剤としてPACを1
0mg/L添加し、pHを7.0に調整するために酸と
して硫酸を加え、混和槽10にて急速攪拌機を用いて混
和を行い、凝集槽18にて緩速撹拌を行い、傾斜板付き
の沈殿槽22にて沈殿処理を行った。そして、この処理
水をろ過装置24によりろ過処理を行い、処理水を得
た。
【0043】また、ろ過装置24はある程度通水を行っ
ていくと、濁質により活性炭及び砂ろ材の間隙が飽和
し、通水を継続できなくなる。これはろ過抵抗の上昇や
ろ過処理水への濁質の流出といった形で現れる。このろ
過が継続できなくなるまでの時間は、ろ過装置流入水中
の濁質濃度や通水速度などによって異なり、通常は24
〜72時間程度である。本実施例では、48時間毎に逆
洗を行った。
【0044】この逆洗は、まず(i)第2ろ過層24b
を洗浄するために、LV=27m/h×5分の逆洗を行
った。この時の活性炭の膨張率は約40%であった。な
お、洗浄時の膨張率は、20〜50%が適当である。こ
れによって、第2ろ過層24bの洗浄が行われる。つい
で(ii)第1ろ過層24aの空気洗浄をLV=40m
/h×3分行い、さらに第1ろ過層24aの水逆洗をL
V=37m/h×4分行った。この場合、第1ろ過層2
4aの洗浄については、第2ろ過層24bの下部の中間
排出管24hから洗浄排水を排出するので、第1ろ過層
24aが洗浄される。なお、この場合、中間排出管24
hから洗浄排水の全量を引き抜いたが、一部を引き抜い
てもよい。
【0045】処理水質を表1に示す。
【0046】
【表1】 このように、第2ろ過層(活性炭層)24bによるDO
C(溶解性有機炭素)の除去と除濁がなされ、さらに第
1ろ過層(砂層)24aにより仕上げの除濁処理がなさ
れていることが分かる。一般に活性炭処理施設では、活
性炭層の層高1000〜3000mm、SV=5〜15
−1となるように設置されるが、これはいわゆる生物
活性炭として用いるためであり、活性炭本来の吸着のみ
を行うためには、第2ろ過層(活性炭層)24bの層高
300〜500mm、SV=10〜15h−1程度あれ
ば良い。今回の実験では、5m/h÷0.4m=12.
5h−1とした。また、砂層の層厚は600〜700m
mが一般的であるが、今回の場合は活性炭層がろ材の役
目も果たすため、第1ろ過層(砂層)24aとして30
0mm程度あれば十分であった。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第2ろ過層を第1ろ過層上に離間して配置したため、こ
の第2ろ過層において、第1ろ過層と独立した処理が行
え、より高度な処理を行うことができる。特に、第2ろ
過層の第2ろ材として、粒径の大きなものを利用したた
め、ここでの損失水頭は小さく、第1ろ過層のための有
効水頭についての余裕の容積を効果的に利用することが
できる。また、支持体により第2ろ過層を保持したた
め、第1ろ過層の逆洗を大きな線速度で行った場合にお
いても、支持体により第2ろ過層のろ材を保持できろ材
の流出を防止することができる。
【0048】また、第2ろ過層のろ材として活性炭を利
用することにより、吸着処理が行え、より高度な処理を
行うことができる。また、第1ろ過層の逆洗排水を中間
排出管から排出することで、第1ろ過層への逆洗水の線
速度と、第2ろ過層への逆洗水の線速度を独立して制御
することができる。また、前記第2ろ過層を個別の支持
体材で支持された活性炭カートリッジで構成することに
よって、第2ろ過層のろ材の交換を容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の装置の構成を示す図である。
【図2】 ろ過装置の構成を示す図である。
【図3】 カートリッジの構成を示す図である。
【図4】 角形および円形のろ過装置にカートリッジを
適用した例を示す図である。
【符号の説明】
10 混和槽、18 凝集槽、22 傾斜板沈殿槽、2
4 ろ過装置、24a第1ろ過層、24b 第2ろ過
層、24c 支持網、24d ろ過装置本体、24g
中間部、24h 中間排出管、32 網かご材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下向流にてろ過処理を行うろ過処理装置
    であって、 第1ろ材が充填され、通過する被処理水から懸濁質を分
    離する第1ろ過層と、 この第1ろ過層の上方に、第1ろ過層の表面から離間し
    て配置され、第1ろ材より粒径の大きい第2ろ材が充填
    された第2ろ過層と、 この第2ろ過層の第2ろ材を支持する支持体と、 を有することを特徴とするろ過装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 前記第2ろ過層の第2ろ材は、粒状活性炭であることを
    特徴とするろ過装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
    て、 前記第1ろ過層と、前記第2ろ過層の中間部に、第1ろ
    過層についての逆洗排水を排出する中間排出管を設ける
    ことを特徴とするろ過装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の装
    置において、 前記第2ろ過層は、個別の支持体で支持された活性炭カ
    ートリッジを複数個枠材上に着脱自在に並べて構成され
    ていることを特徴とするろ過装置。
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