JP2014187524A - 小型車両用リモコンキーユニット、小型車両用リモコンキーシステム、および小型車両 - Google Patents

小型車両用リモコンキーユニット、小型車両用リモコンキーシステム、および小型車両 Download PDF

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Abstract

【課題】使用者の操作性を確保しながら、所定の到達距離まで確実に電波を到達させることができる小型車両用リモコンキーユニットを提供する。
【解決手段】キーユニット40は、小型車両に備えられるキーシリンダに挿入されるキー41と、キー41を支持し、使用者によって握られるホルダ42と、ホルダ42に保持され、使用者によって操作される操作部44と、ホルダ42に保持され、操作部44の操作に応答して、前記小型車両に備えられた受信機に送信すべき信号を生成する送信機47と、ホルダ42に保持され、送信機47が生成する信号の電波を放射するアンテナ45と、を含む。アンテナ45は、使用者がホルダ42を握って操作部44を操作するときに当該使用者の手で覆われないホルダ42内の位置に配置されている。
【選択図】図5

Description

この発明は、小型車両用リモコンキーユニット、小型車両用リモコンキーシステム、および小型車両に関する。小型車両とは、通常の使用状態において、始動のためのキーシリンダが外部に露出した状態となる車両をいう。より具体的には、キーシリンダの露出部を覆う閉じられた車室を有していない車両をいう。小型車両の一例は、鞍乗り型車両である。鞍乗り型車両とは、乗員が跨がって乗車する形態の車両であり、典型例は、自動二輪車である。自動二輪車の形式は、スクータ型、モペット型、オフロード型、オンロード型等のいずれであってもよい。また、自動二輪車以外にも、自動三輪車、ATV(All-Terrain Vehicle)、PWV(Personal Water Vehicle)、スノーモービル等も鞍乗り型車両のカテゴリに属する。鞍乗り型車両以外にも、SSV(Side-by-Side Vehicle)やゴルフカーのような着座型車両(Sit-in type vehicle)も小型車両のカテゴリに属する。着座型車両とは、天井またはドアを有しているが、閉じることができる窓がなく、閉じた車室を有していない車両である。
特許文献1は、自動二輪車に設けられるアンサーバック制御装置と、車両用キーとを含む、アンサーバックシステムを開示している。車両用キーは、アンサーバックスイッチを有している。車両用キーは、ホルダ部と、ホルダ部に収容されるアンサーバックスイッチの操作部と、ホルダ部から突出したキー部とを備えている。操作部は、ホルダ部の一表面の一つの角部付近に配置され、略三角形の表面形状を有している。ホルダ部内には、IDコードを記憶した記憶部と、操作部の操作に応答してIDコードを送出する送信部とを含む、電子回路が収容されている。
特開2012−82596号公報
特許文献1の先行技術では、操作部の配置が工夫されていて、それによって、操作部の無駄な操作による電力消費が防止されている。しかし、車両用キーから放射される電波の放射性能については考慮がされていない。そのため、使用者の手によって電波の放射が妨げられ、電波の到達距離が短くなるおそれがある。それにより、車両用キーの操作に対する車両側装置の応答が悪くなるおそれがある。
本願発明者は、このような課題に着目し、操作性を損なうことなく、電波放射性能を向上することを目的として小型車両用リモコンキーシステムの研究を行い、本願発明に至ったものである。以下、詳細に説明する。
アンサーバック機能は、車両用リモコンユニットと車両との間の通信を確認するための機能である。このアンサーバック機能は、駐車場で自車両を探すときに便利な機能である。とりわけ、照明の少ない駐車場で使用すれば、使用者は、自車両の位置を容易に特定できる。アンサーバック機能を用いて自車両の位置を特定した使用者は、次に、キー孔にキーを挿入する。したがって、使用者は、アンサーバックのための操作部を操作するとき、その次の操作であるキー孔へのキーの挿入に適した姿勢で車両用リモコンキーユニットを保持するのが自然である。本願発明者は、このように、車両用キーの通常の保持態様について考察し、それに基づいて、車両用リモコンキーユニットの電波放射性能の向上を試みた。
具体的には、特許文献1に記載された車両用キーの場合には、使用者は、キー部を前方に向け、操作部を上方に向けてホルダ部を右手で保持し、操作部を目視しながら右手親指で操作部を操作するのが自然である。ところが、特許文献1の構成では、操作部が、左前の角部に配置されているので、使用者が右手親指で操作部を操作するとき、ホルダ部全体が使用者の手で覆われる。そのため、送信部が使用者の手で覆われることになるので、送信部から発生される電波の到達距離が短くなるおそれがある。したがって、特許文献1の先行技術は、操作部の無駄な操作を防止しているとはいえ、さらに改善の余地がある。
そこで、この発明の目的は、使用者の操作性を確保しながら、所定の到達距離まで確実に電波を到達させることができる小型車両用リモコンキーユニットを提供することである。
また、この発明の他の目的は、使用者の操作性を確保しながら、所定の到達距離内にあるリモコンキーユニットと受信機との間で、確実に電波による通信を行うことができる小型車両用リモコンキーシステムを提供することである。
この発明のさらに他の目的は、上記のようなリモコンキーシステムを備えた小型車両を提供することである。
この発明の一実施形態は、小型車両に備えられるキーシリンダに挿入されるキーと、前記キーを支持し、使用者によって握られるホルダと、前記ホルダに保持され、使用者によって操作される操作部と、前記ホルダに保持され、前記操作部の操作に応答して、前記小型車両に備えられた受信機に送信すべき信号を生成する送信機と、前記ホルダに保持され、前記送信機が生成する信号の電波を放射するアンテナと、を含み、使用者が前記ホルダを握って前記操作部を操作するときに当該使用者の手で覆われない前記ホルダ内の位置に前記アンテナが配置されている、小型車両用リモコンキーユニットを提供する。
この構成によれば、使用者が操作部を操作するときに当該使用者の手で覆われないようにアンテナが配置されている。したがって、アンテナから放射された電波の到達距離が長くなるから、その電波を所定の到達距離(設計値)内に位置する小型車両に備えられた受信機に確実に到達させることができる。
また、アンテナが使用者の手で覆われないので、短い波長域の電波を用いることができる。その場合には、使用する電波の波長に応じて、アンテナを小さくできる。それによって、ホルダ内の収容スペースに余裕ができるので、ホルダ内に収容される電子回路を高機能化したり、ホルダの小型化を図ったりすることができる。
この発明の一実施形態では、前記操作部と前記アンテナとが、前記キーの軸方向に直交する方向に並んで配置されている。これにより、操作部が操作されるときにアンテナが使用者の手で覆われない配置とすることができる。
この発明の一実施形態では、使用者が前記キーの先端を前方に向け、かつ前記操作部を上方に向けて前記ホルダを握ったときに、当該使用者から見て前記操作部よりも左側に位置するように前記アンテナが配置されている。車両に乗るとき、使用者は、キーをキーシリンダに挿入するために、キーの先端を前方に向けてホルダを握るのが通常である。このとき、キーシリンダにキーを挿入する前に操作部を操作するとすれば、操作部を上方に向けて視認できるようにするのが通常である。したがって、使用者が通常の仕方でキーユニットを保持したときに、使用者の手がホルダの右側を覆う。そこで、使用者が通常の仕方でキーユニットを保持したときにホルダの左側にアンテナが配置されていれば、アンテナが使用者の手で覆われる可能性が少なくなる。これにより、放射電波を所定の到達距離内にある受信機に確実に到達させることができる。
この発明の一実施形態では、使用者が前記キーの先端を前方に向け、かつ前記操作部を上方に向けて前記ホルダを右手で握ったときに、当該使用者の右手親指で操作できる位置に前記操作部が配置されている。したがって、使用者が通常の仕方でキーユニットを保持したときに、右手親指で操作部を容易に操作できる。しかも、操作部の左側にアンテナが配置されているので、アンテナが手で覆われる可能性が低い。これにより、操作容易性を確保しながら、アンテナの放射電波を所定の到達距離範囲内にある受信機に確実に到達させることができる。
この発明の一実施形態では、前記送信機が、2.4ギガヘルツ帯の電波を前記アンテナから放射させるように構成されている。2.4ギガヘルツ帯の電波を用いることによって、アンテナを小さくできるので、ホルダ内の収容空間に余裕ができる。したがって、ホルダ内に高機能の電子回路を収容したり、ホルダの小型化を図ったりすることができる。また、車体に装備される受信側のアンテナも小さくてよいので、車体の装備スペースを圧迫することなく受信側のアンテナを配置して、リモコンキーシステムを構築できる。
この発明の一実施形態は、前述のような特徴を有する小型車両用リモコンキーユニットと、前記キーが挿入されるキーシリンダと、前記送信機が生成して前記アンテナが放射する電波の形態で送信される指令信号を受信する受信機と、を含む、小型車両用リモコンキーシステムを提供する。この構成により、リモコンキーユニットから放射される電波を所定の到達距離内にある受信機に確実に到達させることができる。
この発明の一実施形態に係る小型車両用リモコンキーシステムは、前記受信機が受信した指令信号に応じてアクチュエータを作動させる制御ユニットをさらに含む。この構成により、リモコンキーユニットによって、アクチュエータを遠隔操作できる。
この発明の一実施形態では、前記アクチュエータが、音および光の一方または両方を発生して使用者の注意を喚起する報知ユニットを含む。この構成により、リモコンキーユニットによる遠隔操作によって、報知ユニットを作動させることができる。したがって、報知ユニットが車体に備えられていれば、リモコンキーユニットの操作によって、たとえば、車両の位置を確認できる(いわゆるアンサーバック機能)。
この発明の一実施形態では、前記アクチュエータが、前記キーシリンダを覆うシャッタを開くためのシャッタ駆動ユニットを含む。この構成により、リモコンキーユニットの遠隔操作によってシャッタを開き、キーシリンダを露出させることができる。したがって、使用者は、キーシリンダにキーを挿入する操作を円滑に行うことができる。すなわち、シャッタを開くために、車体に備えられた別の操作部を操作したりする必要がない。
この発明の一実施形態は、前記キーシリンダおよび前記受信機を保持する車体と、前記車体に取り付けられた車輪と、前記車体に取り付けられ、乗員が跨がって乗るためのシートと、前述の特徴を有する小型車両用リモコンキーシステムと、を含む、小型車両を提供する。この構成により、リモコンキーユニットから所定の到達距離内にある車体に備えられた受信機へと確実に電波を到達させることができる。
図1は、この発明の一実施形態に係る自動二輪車の構成を説明するための左側面図である。 図2は、シートに着座した乗員から見た前記自動二輪車の正面図である。 図3は、前記自動二輪車のキーユニットの構成を説明するための斜視図である。 図4は、前記キーユニットの分解斜視図である。 図5は、使用者が前記キーユニットを保持するときの通常の態様を説明するための図である。 図6は、前記自動二輪車に備えられたキーシャッタ装置およびキーシリンダの斜視図である。 図7Aおよび図7Bは、前記キーシャッタ装置の内部構成を説明するための平面図である。 図8は、キーシャッタが閉塞位置にあるときの前記キーシャッタ装置の一部の断面図である。 図9は、前記自動二輪車に装備されたリモコンキーシステムの電気的構成を説明するためのブロック図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る小型車両の構成を説明するための左側面図であり、鞍乗り型車両の一例である自動二輪車1の構成が示されている。
この実施形態に係る自動二輪車1は、スクータ型の自動二輪車である。自動二輪車1は、車体フレーム2と、乗員が着座するシート3とを備えている。以下の説明において、前、後、左、右、上、および下等の方向は、シート3に着座した乗員から見た方向をいう。車幅方向は、車体の左右に延びる方向を指す。図中において、符号Frは車体の前方を指す。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ2aと、フロントフレーム2bと、リアフレーム2cとを有する。フロントフレーム2bは、ヘッドパイプ2aから後方かつ下方に向かって延びている。リアフレーム2cは、フロントフレーム2bから後方に向かって延びている。シート3は、リアフレーム2cの上方に配置されている。
自動二輪車1は、前輪14と後輪15とを備え、それらはそれぞれ車体の前側、後側に配置されている。前輪14は、フロントフォーク12の下端部に回転可能に支持されている。フロントフォーク12はヘッドパイプ2aに回転可能に支持されている。フロントフォーク12の上端には、ハンドル5が設けられている。
自動二輪車1は、パワーユニット7を備えている。パワーユニット7は、シート3よりも下方に配置されている。パワーユニット7は、駆動源としてのエンジン6と伝動ケース8とを備えている。伝動ケース8は、エンジン6の動力を後輪15に向けて伝達する動力伝達機構を収容し、かつ後輪15を支持している。パワーユニット7は、いわゆるユニットスイング式であり、後輪15とともにピボット軸10sを中心に上下方向に揺動する。パワーユニット7は、リンク機構10を介して車体フレーム2に揺動自在に支持されている。
自動二輪車1は、カバー11を備えている。カバー11は、フットボード4の前部に接続され、フロントフレーム2bを覆う。カバー11は、フロントカバー16と、インナカバー17と、ポケットカバー18と、サイドカバー19と、ハンドルカバー21とを有する。フロントカバー16は、ヘッドパイプ2aおよびフロントフレーム2bの前方を覆うように取り付けられている。インナカバー17は、ヘッドパイプ2aおよびフロントフレーム2bの後方を覆うように取り付けられ、フロントカバー16と接続されている。ハンドルカバー21は、ハンドル5を覆っており、インナカバー17の上方に位置している。
側面視でシート3とヘッドパイプ2aとの間には、シート3に着座した乗員(ライダ)の脚を置くための空間であるレッグスペース25が形成されている。より具体的には、レッグスペース25は、ヘッドパイプ2a等を覆うフロントカバー16の後方であって、シート3の下方の車体を覆うサイドカバー19の前方に形成されている。乗員の脚は、レッグスペース25、つまりフロントカバー16の後方に載せられる。自動二輪車1は、乗員が足を置くためのフットボード4を備えている。フットボード4は、リアフレーム2cの上方に設けられている。
フロントカバー16には、フロントライトユニット30が設けられている。フロントライトユニット30内には、車体の前方を照らす前照灯が設けられている。ハンドルカバー21には、左右に、フロントフラッシャ31が設けられている。サイドカバー19の後尾部には、シート3の後方にテールランプ32が設けられている。このテールランプ32の左右に一対のリアフラッシャ33が設けられている。
フロントカバー16内には、遠隔操作のためのリモコン受信ユニット36と、ブザー音を発生するブザーユニット37とが収容されており、これらは車体フレーム2に取り付けられている。
図2は、シート3に着座した乗員から見た自動二輪車1の正面図である。
自動二輪車1は、インナポケット20を備えている。インナポケット20は、ヘッドパイプ2aの周りに設けられる。より具体的には、インナポケット20は、ヘッドパイプ2aの左右側方に設けられる。ポケットカバー18は、フロントカバー16と接続されており、フロントカバー16から後方へ延び、インナポケット20の外壁18aを形成している。インナポケット20は、上方に開口する開口部20bを有している。インナポケット20には、開口部20bからその内部に小物を収容することができる。
車体の中心よりも右側であって、右のインナポケット20よりも車幅方向内方にはキーシャッタ装置50が設けられている。図2では、キーユニット40がキーシャッタ装置50に差し込まれている。キーシャッタ装置50は、自動二輪車1に備えられたキーシリンダを保護するための装置である。すなわち、キーシャッタ装置50は、自動二輪車1の不使用時に、キーシリンダのキー孔を閉塞して、キー孔へのアクセスを防止するように構成されている。
ハンドル5は、左右に一対のグリップ22を備えている。それらの一対のグリップ22のうち、右側のグリップ22は、エンジン6の出力を調整するためのアクセルグリップである。左右のグリップ22の前方には、左右のブレーキレバー23がそれぞれ設けられている。ハンドル5を覆うハンドルカバー21には、その中央部にメータユニット24が配置されている。メータユニット24の左右には、一対のバックミラー26が設けられている。
図3はキーユニット40の構成を説明するための斜視図である。また、図4はキーユニット40の分解斜視図であり、図5は使用者がキーユニット40を保持するときの通常の態様を説明するための図である。
キーユニット40は、自動二輪車1のキーシリンダに挿入されるキー41と、キー41を支持し、使用者によって握られるホルダ42とを備えている。ホルダ42は、樹脂成形品からなり、キー41をインサートした状態で成形されている。すなわち、インサート成形によって、キー41およびホルダ42が一体化されている。ホルダは扁平な直方体形状を有している。ホルダ42の前辺のほぼ中央部にキーが結合されている。キー41は、当該前辺に垂直であって、扁平なホルダ42の主表面に沿う方向に延びている。ホルダ42のキー41側の辺である前辺の角部付近には、操作ボタン44が配置されている。キー41とは反対側のホルダ42の後辺の一角部には、ホルダ42を貫通する貫通孔43が形成されている。この貫通孔43は、キーホルダ等を結合する際に活用することができる。ホルダ42の後辺の他の角部には、マグネットキー46が設けられている。マグネットキー46は、ホルダ42と一体化されている。マグネットキー46は、キーシャッタ装置50を手動で開放状態とするときに用いられる。ホルダ42の内部には、電波を放射するためのアンテナ45が収容されている。操作ボタン44とアンテナ45とは、キー41の軸方向(キー41の長手方向)に直交する方向に沿って、並べて配置されている。また、この実施形態では、アンテナ45は、キー41の軸方向と平行な方向に延びた帯状の領域に配置されている。
キーユニット40は、この発明の一実施形態に係るリモコンキーユニットである。また、操作ボタン44は、使用者によって操作される操作部の一例である。
図5に示す通常の使用態様では、使用者は、キー41の先端を前方に向け、ホルダ42の一方主表面を上方に向けて上面とした状態で、ホルダ42を右手39で握って保持する。この状態において、アンテナ45は、操作ボタン44よりも左側に配置されている。より詳細には、ホルダ42の上面において、キー41よりも右側に操作ボタン44が配置されていて、キー41よりも左側にアンテナ45が配置されている。使用者は、右手39の親指39Tで操作ボタン44を操作することができる。このとき、使用者の右手39で覆われない位置にアンテナ45が配置されている。
図4に最もよく表れているとおり、ホルダ42は、キー41と一体成形された上ハウジング42Uと、この上ハウジング42Uと組み合わせられる下ハウジング42Lとを含む。上ハウジング42Uと下ハウジング42Lとは、嵌め合わされた状態で、ボルト38によって互いに固定される。ボルト38は、下ハウジング42Lに形成された挿通孔38aを挿通して、上ハウジング42Uに締結される。上ハウジング42Uには、操作ボタン44を露出させるための開口42aが形成されている。上ハウジング42Uと下ハウジング42Lとは、ホルダ42の内部に収容空間を区画している。この収容区間内には、送信機47を構成する電子回路が収容されている。
具体的には、配線基板47A上に回路部品47Bが実装されていて、これによって、送信機47が構成されている。配線基板47A上には、さらに、アンテナ45を構成する導体パターンが形成されている。また、配線基板47Aには、操作ボタン44によって操作されるスイッチ47Cが実装されている。操作ボタン44は、たとえばシリコンゴム製の防水カバー44Cに一体的に形成されている。防水カバー44Cは、送信機47等を構成する電子回路を覆い、この電子回路を、上ハウジング42Uの開口42aから進入する水から保護する。配線基板47Aには、さらに、電源としてのバッテリ48を装着するためのバッテリ装着部49が設けられている。バッテリ48は、ボタン電池であってもよい。ボルト38を取り外して上ハウジング42Uと下ハウジング42Lとを分離することにより、必要に応じて、消耗したバッテリ48を新品(未消耗品)と交換できる。バッテリ装着部49はアンテナ45と重ならない位置に配置されている。すなわち、バッテリ装着部49は、バッテリ装着部49に装着されるバッテリ48とアンテナ45とが重ならない位置に配置されている。具体的には、操作ボタン44が配置された主表面を上方に向けた状態で、バッテリ装着部49はアンテナ45の右側に配置されている。そのため、アンテナ45から放射される電波がバッテリ48に遮られない。それによって、設計どおりの所定の到達距離まで電波を到達させることができる。さらに、バッテリ装着部49の側方にアンテナ45が配置されているため、キーユニット40を大型化することなく、設計どおりの所定の到達距離まで電波を到達させることができる。
キーシャッタ装置50によって保護されたキーシリンダは、シート3の前方において、車体の中心よりも、乗員の右手側に位置している。そして、キーシリンダは、ハンドル5よりも下方に配置されている。そのため、キーシリンダにキー41を挿入しようとする使用者は、キー41の先端を前方に向けてキーユニット40を右手で保持することになる。また、操作ボタン44を操作しようとする使用者は、操作ボタン44が配置された主表面を上方に向けてホルダ42を保持する。その結果、図5に示す状態でキーユニット40が保持される。このとき、使用者の手によってアンテナ45が覆われないので、アンテナ45から放射される電波が遮られない。それによって、設計どおりの所定の到達距離まで電波を到達させることができる。
この実施形態では、キーユニット40の操作ボタン44を操作することによりスイッチ47Cが操作されると、送信機47が指令信号を発生し、その指令信号に対応した電波がアンテナ45から放射される。この電波は、自動二輪車1の車体側に備えられたリモコン受信ユニット36によって受信される。リモコン受信ユニット36は、指令信号の受信に応答して、いわゆるアンサーバック動作を実行する。アンサーバック動作は、この実施形態では、フラッシャ31,33の点滅、ブザーユニット37の鳴動、キーシャッタ装置50のシャッタ開放動作、キー孔の照明等を含む。フラッシャ31,33は、光を発生して使用者の注意を喚起する報知ユニットの一例である。また、ブザーユニット37は、音を発生して使用者の注意を喚起する報知ユニットの一例である。
図6は、キーシャッタ装置50およびキーシリンダ51の斜視図である。また、図7Aおよび図7Bは、キーシャッタ装置50の平面図である。さらに、図8は、キーシャッタ装置50の断面図である。キーシリンダ51は、キーユニット40のキー41が挿入されるキー孔52を有している。このキー孔52を保護するように、キーシャッタ装置50がキーシリンダ51に固定されている。キーシャッタ装置50は、キーシリンダ51に固定されるハウジング55と、このハウジング55に組み合わせられるカバー56と、ハウジング55とカバー56との間に配置されるキーシャッタ57とを含む。キーシリンダ51は、円柱状の頭部を有している。図7Aおよび図7Bにおいては、ハウジング55の図示は省略し、かつカバー56を二点鎖線で示してある。
ハウジング55は、ほぼ円板状の上面部61(図8参照)と、上面部61の縁部から、キーシリンダ51の軸方向に沿って延びた側面部62(図6参照)と含む。上面部61の中央には、キーシリンダ51の頭部が挿入される円形の開口63(図8参照)が形成されている。
ハウジング55に設けられたマグネット錠ボス(図示せず)に、マグネット錠ロータ65が回動可能に結合されている。マグネット錠ボスには、その上面部に、コイルばねおよび円柱状の永久磁石67の対をそれぞれ収容するための複数個のくぼみが形成されている。マグネット錠ロータ65は、円筒状に形成されていて、下方部がマグネット錠ボスと回動可能に係合している。マグネット錠ロータ65の上方部には、マグネットキー46を差し込むための凹部69が形成されている。
ハウジング55には、さらに、キーシャッタ57用のボス(図示せず)がカバー56に向かって突出して形成されている。このボスに、キーシャッタ57が、回動自在に結合されている。キーシャッタ57は、ハウジング55とカバー56との間に配置され、それらの間で、前記ボスを中心に水平方向に回動可能とされている。より具体的には、キーシャッタ57は、キーシリンダ51の上方に位置してキー孔52を閉塞する閉塞位置(図7B参照)と、キーシリンダ51の上方から退避してキー孔52を開放し、キー孔52へのアクセスを許容する開放位置(図7A参照)との間で回動可能である。キーシャッタ57は、図示しないバネ部材によって、開放位置へと付勢されている。
図7Aおよび図7Bに表れているように、キーシャッタ57は、ハウジング55に形成された前記ボスに回動自在に結合される円筒状の軸部73と、軸部73からハウジング55の上面部61に平行に延びたシャッタ板74とを含む。キーシャッタ57は、さらに、軸部73からシャッタ板74とは別の方向に向けてハウジング55の上面部61に平行に延びたレバー75と、レバー75の先端に設けられた操作摘み76と含む。したがって、操作摘み76を操作することにより、軸部73を中心としてキーシャッタ57を回動させることができる。それによって、キーシャッタ57を図7Aに示す開放位置から図7Bに示す閉塞位置へと回動させることができる。
カバー56は、平面視においてほぼ円形に構成されており、ハウジング55の上面部61との間にキーシャッタ57が介在する状態で、ハウジング55に結合されている。カバー56には、キーシリンダ51と整合する位置に、キーシリンダ51を露出させるための第1開口81が形成されている。この実施形態では、カバー56のほぼ中心に第1開口81が形成されている。この第1開口81の側方に、マグネット錠ロータ65を露出させるための第2開口82が形成されている。さらに、第1開口81の側方には、キーシャッタ57の操作摘み76を露出させる円弧状の長孔83が形成されている。操作摘み76は、この長孔83内で変位させることができ、それによって、キーシャッタ57を、その軸部73を中心として開放位置(図7A参照)と閉塞位置(図7B参照)との間で回動させることができる。
図8に示すように、キーシャッタ57が閉塞位置にあるとき、キーシャッタ57は、キーシリンダ51と第1開口81との間に位置し、第1開口81を塞いで、外部からキーシリンダ51へのアクセスを阻害する。
キーシリンダ51の側方には、キーシリンダ51の上面付近を照明するキー孔照明ユニット85が備えられている。キー孔照明ユニット85は、発光ユニットとしての発光ダイオード85aを備えていてもよい。キー孔照明ユニット85は、ハウジング55の上面部61に形成された開口86を貫通して配置されており、ハウジング55の上面部61に取り付けられている。キー孔照明ユニット85は、キーシリンダ51の上面とカバー56との間の空間を照明している。キーシャッタ57が開放位置にあるときには、キー孔照明ユニット85から発せられた光の一部は、カバー56の開口81から外側の空間へと漏れ出て、キー孔52の位置を使用者に認知させるのに役立つ。
図6に最もよく表れているとおり、キーシャッタ57を閉塞位置で保持するために、保持機構90が設けられている。保持機構90は、ハウジング55の側面部62に取り付けられたカム部材91を含む。カム部材91には、ソレノイド97が結合されている。カム部材91は、図示しないバネ部材によって、キーシリンダ51に向かうように付勢されている。一方、ソレノイド97に通電することにより、カム部材91を、前記バネ部材のバネ力に抗してキーシリンダ51から離れる方向に変位させることができる。ソレノイド97は、シャッタ駆動ユニットの一例である。
図7Aおよび図7Bに最もよく表れているように、キーシャッタ57のシャッタ板74の先端には、カム片95と係合するロック部77が設けられている。ソレノイド97に通電していないときには、カム片95はロック部77と係合可能なロック位置(図7Aおよび図7Bに実線で示す位置)にある。一方、ソレノイド97に通電すると、カム部材91の変位によってカム片95がロック位置から退避してアンロック位置(図7Bに二点鎖線で示す位置)へと移動する。アンロック位置では、カム片95はロック部77と係合しない。
マグネット錠ロータ65は、外周面に、ハウジング55の上面部61に平行な方向に突出した突起65Aを備えている。すなわち、突起65Aは、マグネット錠ロータ65の回転軸線に対して直交する方向に突出している。マグネット錠ロータ65を回動させることによって、カム部材91に突起65Aを当接させることができ、さらに、カム部材91をキーシリンダ51から離れる方向へと揺動させることができる。それによって、カム片95をロック位置からアンロック位置へと変位させることができる。カム部材91がキーシリンダ51に向かってバネ付勢されているので、マグネット錠ロータ65に外力が加えられていないときは、カム片95はロック位置にある。つまり、ソレノイド97に通電するか、または、マグネットキー46をマグネット錠ロータ65に係合させて、マグネット錠ロータ65を回動させる操作のいずれかによって、カム片95をロック位置からアンロック位置へと変位させることができる。
カム片95は、この実施形態では、キーシャッタ57の軸部73に対向する前端面(キーシリンダ51側)に、カム面としての傾斜面100を有している。この傾斜面100は、カム片95がロック位置にあるときに、キーシャッタ57のロック部77の移動経路101(図7Aおよび図7B参照)を横切るように配置されている。より具体的には、キーシャッタ57が開放位置(図7A)から閉塞位置(図7B)に移動するとき、ロック部77は、軸部73を中心とした円弧状の移動経路101を通って移動する。その移動過程で、ロック部77は傾斜面100に当接する。すなわち、キーシャッタ57が閉塞位置に向かって変位するときのロック部77の移動方向に関して、軸部73からの距離が当該移動方向下流側ほど短くなるように、傾斜面100が形成されている。
ロック部77が傾斜面100に当接した状態から、キーシャッタ57がさらに閉塞位置に向かって回動されるとき、ロック部77は、傾斜面100に沿って移動し、それによって、カム片95を外方側(キーシリンダ51から遠ざかる方向)に押す。これにより、カム部材91が、キーシリンダ51から遠ざかる方向へと変位し、それによって、カム片95が、ロック位置からアンロック位置へと退避することになる。そして、ロック部77がカム片95を乗り越えて閉塞位置まで移動すると、ロック部77と傾斜面100との係合が解かれ、カム部材91に結合されたバネ部材のバネ力により、カム部材91が再びキーシリンダ51に近づく方向へと変位する。それによって、ロック位置に復帰したカム片95の規制面95aが、ロック部77に対向し、ロック部77に係合する。それによって、キーシャッタ57の開放位置への復帰が規制される。
この状態から、ソレノイド97に通電すると、カム部材91の変位によって、カム片95がロック部77の移動経路101から退避する。それによって、カム片95によるロック部77の規制が解かれ、キーシャッタ57は、当該キーシャッタ57に結合されたバネ部材のバネ力により、開放位置に向かって回動する。ソレノイド97に通電する代わりに、マグネット錠ロータ65を回動させることによっても、同様に、カム部材91が変位して、カム片95がロック部77の移動経路101から退避する。それによって、カム片95によるロック部77の規制が解かれるので、やはり、キーシャッタ57が開放位置に向かって回動することになる。
このように、キーシャッタ装置50は、使用者が操作摘み76を手動で回動操作することによって閉塞状態にできるように構成されている。キーシャッタ装置50は、また、キーユニット40による遠隔操作でソレノイド97を作動させて開放状態にできるように構成されている。キーシャッタ装置50は、使用者がマグネットキー46をマグネット錠ロータ65に挿入して回動操作することにより、手動でも開放状態にできるように構成されている。
図9は、自動二輪車1に装備されたリモコンキーシステムの電気的構成を説明するためのブロック図である。リモコンキーシステムは、キーユニット40と、リモコン受信ユニット36と、キーシャッタ装置50とを含む。リモコン受信ユニット36は、受信機105と、アンテナ106と、制御ユニット107とを含む。リモコン受信ユニット36は、自動二輪車1の車体内に配索されるハーネス110を結合するためのコネクタ108を備えている。ハーネス110には、車体に備えられたバッテリ111と、キーシリンダ51内に備えられたメインスイッチ112とが接続されている。ハーネス110には、さらに、キー孔照明ユニット85、ソレノイド97、ブザーユニット37、フロントフラッシャ31、リアフラッシャ33等のアクチュエータ類が接続されている。
キーユニット40のアンテナ45から指令信号を表す電波が発生されると、その電波がアンテナ106を介して受信機105で受信される。受信機105は、指令信号を制御ユニット107に与える。これに応答して、制御ユニット107は、上記のアクチュエータ類を作動させるためのアンサーバック制御を実行する。具体的には、制御ユニット107は、フロントフラッシャ31およびリアフラッシャ33を点滅させて、キーユニット40からの信号の受信確認を使用者に通知し、併せて自動二輪車1の位置を知らせるための光信号を発生させる。また、制御ユニット107は、ブザーユニット37を鳴動させることにより、キーユニット40からの信号の受信確認を使用者に通知し、併せて自動二輪車1の位置を知らせるための音信号を発生させる。また、制御ユニット107は、ソレノイド97を作動させることにより、カム部材91によるキーシャッタ57の規制を解放し、キーシャッタ57を開放位置に移動させる。さらにまた、制御ユニット107は、キー孔照明ユニット85に通電して、キーシリンダ51のキー孔52を照明させる。前述のとおり、キー孔照明ユニット85からの光は、カバー56の開口81から外側に漏れ出るので、それによって、使用者にキー孔52の位置を認識させることができる。
キーユニット40に備えられた送信機47は、操作ボタン44の操作が、所定時間内の短押し操作である場合に、第1アンサーバック指令信号を発生するように構成されていてもよい。また、送信機47は、操作ボタン44の操作が、前記所定時間を超える長押し操作である場合に、第2アンサーバック指令信号を発生するように構成されていてもよい。
この場合に、リモコン受信ユニット36の制御ユニット107は、第1アンサーバック指令信号に応答して、フロントフラッシャ31およびリアフラッシャ33を作動させ、さらに、ブザーユニット37を鳴動させるように構成されていてもよい。すなわち、リモコン受信ユニット36は、第1アンサーバック指令信号に対して、自動二輪車1から遠く離れた使用者に対して当該自動二輪車1の位置を知らせる車両位置報知動作を実行するように構成されていてもよい。一方、リモコン受信ユニット36は、第2アンサーバック指令信号に応答して、上記の車両位置報知動作に加えて、ソレノイド97に通電し、かつキー孔照明ユニット85に通電する制御動作を実行するように構成されていてもよい。すなわち、制御ユニット107は、第2アンサーバック指令信号に応答して、車両位置報知動作に加えて、キー孔52へのアクセスを許容し、かつキー孔52の位置を使用者に認識させる、キー孔アクセス許容動作を実行するように構成されていてもよい。
使用者は、駐輪場内で自分の自動二輪車1を探すときに、キーユニット40の操作ボタン44を短押し操作または長押し操作する。これにより、フロントフラッシャ31およびリアフラッシャ33が作動し、かつブザーユニット37が鳴動するので、使用者は、自車両の位置を容易に知ることができる。自動二輪車1まで到達するか、またはその直前に、使用者は、キーユニット40の操作ボタン44を長押し操作する。これにより、キーシャッタ57が開放し、かつキー孔52が照明される。それによって、使用者は、キー孔52に容易にアクセスして、自動二輪車1を速やかに、始動することができる。
これらの一連の操作の中で、使用者は、キーユニット40の操作ボタン44を操作した後、キー41をキー孔52に挿入する。そのため、使用者は、キー41を前方に向け、操作ボタン44側を上面として、ホルダ42を握ることになる。また、キーシリンダ51が自動二輪車1の車体の中心に対して右側に位置しているので、使用者は、キー41の挿入に備えて、予め、キーユニット40を右手で保持するのが通常である。よって、図5に示した態様でキーユニット40が保持されることになるから、このとき、アンテナ45が使用者の手で覆われることがない。これにより、キーユニット40から発生する電波の到達距離が短くならないので、その電波を、所定の到達距離(設計値)内にある自動二輪車1のリモコン受信ユニット36に確実に到達させることができる。
キーユニット40の送信機47は、この実施形態では、2.4ギガヘルツ帯の電波をアンテナ45から放射させるように構成されている。たとえば、送信機47は、所定の周波数の信号を所定時間間隔で繰り返しアンテナ45から放射させる。より具体的には、送信機47は、3つの周波数f1,f2,f3の信号を所定時間間隔で周期的かつ循環的にアンテナ45から放射させてもよい。
2.4ギガヘルツ帯の電波は、波長が短いので、それに応じて、送信機47に接続するアンテナ45および受信機105に接続するアンテナ106のサイズを小さくすることができる。それによって、キーユニット40の内部の空間に余裕ができるので、より高機能な回路をホルダ42内に収容することができる。あるいは、ホルダ42の小型化を図ることもできる。併せて、受信機105およびアンテナ106の小型化を図ることができるから、リモコン受信ユニット36を小型に構成して、自動二輪車1内の限られた装備区間を利用して、リモコン受信ユニット36を容易に装着することができる。
一方、波長の短い2.4ギガヘルツ帯の電波は、人体によって容易に遮られる。そこで、この実施形態では、使用者によって保持されるキーユニット40において、アンテナ45が、使用者の手によって覆われないように配置されている。それにより、小さなアンテナ45を用いながら、キーユニット40からの電波をリモコン受信ユニット36に確実に到達させることができる。
以上のとおり、この実施形態のキーユニット40においては、使用者が操作ボタン44を操作するときに当該使用者の手で覆われないようにアンテナ45がホルダ42内に配置されている。したがって、アンテナ45から放射された電波を所定の到達距離(設計値)内に位置する自動二輪車1に備えられたリモコン受信ユニット36に確実に到達させることができる。
また、アンテナ45が使用者の手で覆われないので、短い波長域の2.4ギガヘルツ帯の電波を用いながら、所定の到達距離まで電波を確実に到達させることができる。それによって、アンテナ45を小さくできるので、ホルダ42内の収容スペースに余裕ができる。したがって、ホルダ42内に収容される電子回路を高機能化したり、ホルダ42の小型化を図ったりすることができる。
とくに、この実施形態のキーユニット40においては、操作ボタン44とアンテナ45とが、キー41の軸方向に直交する方向に並んで配置されている。より具体的には、使用者がキー41の先端を前方に向け、かつ操作ボタン44を上方に向けてホルダ42を右手で握ったときに、使用者から見て操作ボタン44よりも左側に位置するようにアンテナ45が配置されている。自動二輪車1に乗るとき、使用者は、キー41をキーシリンダ51に挿入するために、キー41の先端を前方に向けてホルダ42を右手で握るのが通常である。そして、キーシリンダ51にキー41を挿入する前に操作ボタン44を操作する際に、操作ボタン44を上方に向けて視認できるようにするのが通常である。したがって、使用者が通常の仕方でキーユニット40を保持したときに、使用者の手がホルダ42の右側を覆う。そこで、この実施形態では、使用者が通常の仕方でキーユニット40を保持したときにホルダ42の左側にアンテナ45が配置されている。これにより、アンテナ45からの放射電波を所定の到達距離内にある受信機105に確実に到達させることができる。
しかも、この実施形態では、前述の通常の仕方でキーユニット40を右手で保持したときに、使用者の右手親指で操作できる位置に操作ボタン44が配置されている。これにより、使用者は、操作ボタン44を容易に操作することができ、かつ操作ボタン44の左側に配置されたアンテナ45は使用者の手で覆われない。これにより、操作容易性を確保しながら、アンテナ45の放射電波を所定の到達距離範囲内にある受信機に確実に到達させることができる。
また、この実施形態では、キーユニット40の送信機47は、2.4ギガヘルツ帯の電波をアンテナ45から放射させ、その電波がリモコン受信ユニット36で受信される。2.4ギガヘルツ帯の電波を用いることによって、キーユニット40のアンテナ45を小さくできるので、ホルダ42内の収容空間に余裕ができる。したがって、ホルダ42内に高機能の電子回路を収容したり、ホルダ42の小型化を図ったりすることができる。また、自動二輪車1の車体に装備される受信側のアンテナ106も小さくてよいので、自動二輪車1の車体の装備スペースを圧迫することなく受信側のアンテナ106を配置して、リモコンキーシステムを構築できる。
四輪自動車のキーレスエントリーシステムでは、300メガヘルツ〜500メガヘルツ程度の長い波長域の電波が用いられる。これは、このような波長域の電波が、障害物の影響を受けにくく、車体内に配置された受信機に受信させやすいからである。しかし、長波長の電波の送信および受信のためには大きなアンテナが必要である。そのため、キーユニット内の限られた収容空間がアンテナによって大きく制約される。また、車体に備えられるアンテナも大きくなる。このような大きなアンテナは、自動二輪車のような鞍乗り型車両の限られた装備スペースを圧迫する問題がある。このような問題が、2.4ギガヘルツ帯の電波を用いることによって解決される。
また、この実施形態においては、リモコン受信ユニット36は、キーユニット40からの指令信号を受信すると、アクチュエータ類を作動させて、アンサーバック動作を実行する。具体的には、リモコン受信ユニット36は、フラッシャ31,33を点滅させ、ブザーユニット37を鳴動させる。これによって、使用者は、駐輪場などで、キーユニット40を用いた遠隔操作によって、リモコン受信ユニット36にアンサーバック動作を行わせることができる。これにより、使用者は、キーユニット40とリモコン受信ユニット36との間の通信が正常に行われたことを確認でき、加えて、自動二輪車1の位置を容易に確認できる。
さらに、この実施形態においては、使用者がキーユニット40の操作ボタン44を長押しすると、リモコン受信ユニット36は、フラッシャ31,33の点滅およびブザーユニット37の鳴動に加えて、ソレノイド97に通電してキーシャッタ57を開かせる。したがって、キーユニット40の遠隔操作によってキーシャッタ57を開き、キーシリンダ51を露出させることができる。したがって、使用者は、キーシリンダ51にキー41を挿入する操作を円滑に行うことができる。すなわち、キーシャッタ57を開くために、車体に備えられた別の操作部を操作したりする必要がない。
以上、この発明の一実施形態について説明してきたが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。たとえば、前述の実施形態では、スクータ型の自動二輪車を例にとったけれども、この発明が適用可能な自動二輪車は、スクータ型の自動二輪車に限定されず、モペット型、オフロード型、オンロード型等のいずれであってもよい。自動二輪車は、典型的には2つの車輪を有するが、3つ以上の車輪を有していてもよい。さらに、自動二輪車以外にも、ATV(All-Terrain Vehicle)等の他の形態の鞍乗り型車両や、SSV(Side-by-Side Vehicle)やゴルフカーのような着座型車両(Sit-in type vehicle)にもこの発明を適用することができる。
また、前述の実施形態では、エンジン6を駆動源とする自動二輪車1を例にとったけれども、他の形式の駆動源を有する小型車両にもこの発明を適用できる。他の形式の駆動源の例としては、エンジンおよび電動モータを併用するハイブリッド型の駆動源、専ら電動モータを用いる電動型の駆動源を挙げることができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 自動二輪車
2 車体フレーム
3 シート
5 ハンドル
6 エンジン
7 パワーユニット
8 伝動ケース
14 前輪
15 後輪
31 フロントフラッシャ
33 リアフラッシャ
36 リモコン受信ユニット
37 ブザーユニット
40 キーユニット
41 キー
42 ホルダ
44 操作ボタン
45 アンテナ
46 マグネットキー
47 送信機
48 バッテリ
49 バッテリ装着部
50 キーシャッタ装置
51 キーシリンダ
52 キー孔
55 ハウジング
56 カバー
57 キーシャッタ
85 キー孔照明ユニット
85a 発光ダイオード
90 保持機構
91 カム部材
97 ソレノイド
105 受信機
106 アンテナ
107 制御ユニット

Claims (10)

  1. 小型車両に備えられるキーシリンダに挿入されるキーと、
    前記キーを支持し、使用者によって握られるホルダと、
    前記ホルダに保持され、使用者によって操作される操作部と、
    前記ホルダに保持され、前記操作部の操作に応答して、前記小型車両に備えられた受信機に送信すべき信号を生成する送信機と、
    前記ホルダに保持され、前記送信機が生成する信号の電波を放射するアンテナと、
    を含み、
    使用者が前記ホルダを握って前記操作部を操作するときに当該使用者の手で覆われない前記ホルダ内の位置に前記アンテナが配置されている、小型車両用リモコンキーユニット。
  2. 前記操作部と前記アンテナとが、前記キーの軸方向に直交する方向に並んで配置されている、請求項1に記載の小型車両用リモコンキーユニット。
  3. 使用者が前記キーの先端を前方に向け、かつ前記操作部を上方に向けて前記ホルダを握ったときに、当該使用者から見て前記操作部よりも左側に位置するように前記アンテナが配置されている、請求項1または2に記載の小型車両用リモコンキーユニット。
  4. 使用者が前記キーの先端を前方に向け、かつ前記操作部を上方に向けて前記ホルダを右手で握ったときに、当該使用者の右手親指で操作できる位置に前記操作部が配置されている、請求項3に記載の小型車両用リモコンキーユニット。
  5. 前記送信機が、2.4ギガヘルツ帯の電波を前記アンテナから放射させるように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の小型車両用リモコンキーユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の小型車両用リモコンキーユニットと、
    前記キーが挿入されるキーシリンダと、
    前記送信機が生成して前記アンテナが放射する電波の形態で送信される指令信号を受信する受信機と、を含む、小型車両用リモコンキーシステム。
  7. 前記受信機が受信した指令信号に応じてアクチュエータを作動させる制御ユニットをさらに含む、請求項6に記載の小型車両用リモコンキーシステム。
  8. 前記アクチュエータが、音および光の一方または両方を発生して使用者の注意を喚起する報知ユニットを含む、請求項7に記載の小型車両用リモコンキーシステム。
  9. 前記アクチュエータが、前記キーシリンダを覆うシャッタを開くためのシャッタ駆動ユニットを含む、請求項7または8に記載の小型車両用リモコンキーシステム。
  10. 前記キーシリンダおよび前記受信機を保持する車体と、
    前記車体に取り付けられた車輪と、
    前記車体に取り付けられ、乗員が跨がって乗るためのシートと、
    請求項6〜9のいずれか一項に記載の小型車両用リモコンキーシステムと、
    を含む、小型車両。
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