JP2014185754A - 作業車両の自動変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】掘削時におけるトランスミッションのシフトダウン動作を自動でかつ少ない変速ショックで実行できる作業車両の自動変速装置を提供する。
【解決手段】走行用HST回路と、走行モータと車輪との間に介在して、走行モータから入力される回転動力を変速して出力する複数の速度段を有するトランスミッションと、リフトアームを駆動しバケットの位置を制御し、バケットの掘削反力によって、ボトム側室内の圧力が増加するリフトアームシリンダと、リフトアームシリンダのボトム側室内の圧力を読み込み、バケットによる掘削状態と判断する掘削判定部と、掘削判定部から受けた指令に応じて、走行モータの容量を増大させる指令を出力するモータ容量増大制御部と、トランスミッションの高速度段から最低速度段へのシフトダウンを制御するシフトダウン制御部とを備えた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、作業車両の自動変速装置に関する。
ホイールローダ等の作業車両において、HST回路の油圧モータの回転出力をトランスミッションで変速し、変速後の回転出力をアクスル等によりタイヤに伝達して走行するものがある。このような作業車両において、トランスミッションのハイからローへの切り換え時の変速ショックを低減するために、トランスミッションの切り換え時に、モータ傾転角を所定値まで低下させる作業車両の走行装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−52580号公報
ところで、ホイールローダの掘削作業は、一般に、破砕された岩石や土砂等の掘削対象物に向けて車体を走行させ、この走行動作によってバケットを掘削対象物に突入させた後に、バケットとアームを作動させることで行われる。
ここで、掘削対象物へのバケットの突入前においては、車体速度を上げる必要があるので、ホイールローダのオペレータは、トランスミッションをハイの位置で運転する。バケットを掘削対象物に突入させた後においては、バケットを掘削対象物により深く突入させるために駆動力を上げる必要があるので、ホイールローダのオペレータは、トランスミッションをローの位置に切り換える。
上述した従来技術によれば、このようなトランスミッションの切り換え時における、変速ショックを低減できるかも知れない。しかしながら、このトランスミッションの切り換え時期を判断するのは、オペレータであるため、熟練したオペレータであれば、トランスミッションの切り換え時期を適切に判断して掘削作業の効率を向上させることができるが、熟練度の低いオペレータの場合には、トランスミッションの切り換え時期を適切に判断できず、掘削作業の効率が低下する場合がある。
また、ホイールローダの掘削作業において、このようなトランスミッションの切り換え操作は必須となるが、オペレータにとって煩わしい操作であるため、トランスミッションの切り換え時における変速ショックが少なく、かつ自動的に変速できる作業車両の自動変速装置が望まれていた。
本発明は、上述の事柄に基づいてなされたもので、その目的は、簡易な制御手法により、掘削時におけるトランスミッションのシフトダウン動作を自動でかつ少ない変速ショックで実行できる作業車両の自動変速装置を提供するものである。
上記の目的を達成するために、第1の発明は、バケット及びリフトアームを前部に設けた作業車両の自動変速装置であって、逆転可能な可変容量型油圧ポンプからなるメインポンプに、可変容量型油圧モータからなる走行モータが1対のメイン油圧管路を介して閉回路接続された走行用HST回路と、前記走行モータのモータ容量を制御するモータレギュレータと、前記走行モータと車輪との間に介在して、前記走行モータから入力される回転動力を変速して出力する複数の速度段を有するトランスミッションと、前記リフトアームを駆動し前記バケットの位置を制御し、前記バケットの掘削反力によって、ボトム側室内の圧力が増加するリフトアームシリンダと、前記リフトアームシリンダのボトム側室内の圧力を検知する圧力センサと、前記圧力センサによる前記リフトアームシリンダのボトム側室内の圧力を読み込み、前記ボトム側室内の圧力が予め設定した判定圧以上であるときを前記バケットによる掘削状態と判断する掘削判定部と、前記掘削判定部から受けた指令に応じて、前記走行モータの容量を増大させる指令を前記モータレギュレータへ出力するモータ容量増大制御部と、前記掘削判定部から受けた指令に応じて、前記トランスミッションの高速度段から最低速度段へのシフトダウンを制御するシフトダウン制御部とを備えたものとする。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記モータ容量増大制御部が前記モータレギュレータへ出力する前記走行モータの容量を増大させる指令の増大速度は、前記作業車両の通常走行時における増大速度より高速に設定したことを特徴とする。
更に、第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記メイン油圧管路の圧力であるHST駆動圧を検知するHST駆動圧センサを備え、前記モータ容量増大制御部は、前記HST駆動圧センサが検知した前記HST駆動圧を読み込み、前記HST駆動圧が予め設定した設定圧以上となったときに、前記モータレギュレータへ出力する前記走行モータの容量を増大させる指令の増大速度を、さらに高速に設定したことを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明のいずれかにおいて、前記リフトアームを操作する操作レバーと、前記操作レバーの操作量を検知する操作量センサとを備え、前記掘削判定部は、前記操作量センサが検知した前記操作レバーの操作量を読み込み、前記判定圧を前記操作レバーの操作量に応じて変化させることを特徴とする。
更に、第5の発明は、第1乃至第4の発明のいずれかにおいて、前記リフトアームシリンダのピストンロッドの最大ストローク位置を検知するストロークセンサを備え、前記掘削判定部は、前記ストロークセンサが検知した記リフトアームシリンダのピストンロッドの最大ストローク位置を読み込んだときには、掘削判定を行わないことを特徴とする。
また、第6の発明は、第1乃至第5の発明のいずれかにおいて、前記モータ容量増大制御部は、掘削時における前記圧力センサによる前記リフトアームシリンダのボトム側室の圧力に基づいて、前記モータレギュレータへ出力する前記走行モータの容量を増大させる指令の増大速度を設定したことを特徴とする。
本発明によれば、作業車両の負荷と連動するリフトアームシリンダのボトム側室の圧力と走行モータのモータ容量の変化に応じてトランスミッションのシフトダウン動作を制御するので、簡易な制御手法により、掘削時におけるトランスミッションのシフトダウン動作を自動でかつ少ない変速ショックで実行できる作業車両の自動変速装置を提供することができる。この結果、作業車両の掘削時おけるトランスミッションの手動切換え操作が不要となり作業効率が向上する。
本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態が適用されるホイールローダを示す左側面図である。 本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態が適用されるホイールローダの動力伝達系統を示す概略図である。 本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態が適用されるホイールローダの作業機を示す側面図である。 本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態である走行用HST回路と複数段トランスミッションとを備えた動力伝達装置を示す油圧回路図である。 本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態を構成するコントローラのモータ容量制御部の制御概念を示す特性図である。 本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態である走行用HST回路と複数段トランスミッションとを備えた作業車両の駆動力―車速の関係を示す特性図特性図である。 本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態を構成するコントローラのシフトダウン制御部の制御概念を示す特性図である。 本発明と比較する比較例のモータ容量増大制御部の制御概念を説明する特性図である。 本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態を構成するコントローラの掘削時シフトダウン制御のフローを示すフローチャート図である。 本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態を構成するコントローラの掘削状態判定のフローを示すフローチャート図である。 本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態を構成するコントローラのモータ容量増大制御のフローを示すフローチャート図である。 本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態における動作の一例を示す特性図である。 本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態における動作の他の例を示す特性図である。
以下に、本発明の作業車両の自動変速装置の実施の形態を図面を用いて説明する。
本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態を図1乃至図8を用いて説明する。図1は本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態が適用されるホイールローダを示す左側面図、図2は本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態が適用されるホイールローダの動力伝達系統を示す概略図、図3は本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態が適用されるホイールローダの作業機を示す側面図、図4は本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態である走行用HST回路と複数段トランスミッションとを備えた動力伝達装置を示す油圧回路図、図5は本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態を構成するコントローラのモータ容量制御部の制御概念を示す特性図、図6は本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態である走行用HST回路と複数段トランスミッションとを備えた作業車両の駆動力―車速の関係を示す特性図、図7は本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態を構成するコントローラのシフトダウン制御部の制御概念を示す特性図、図8は本発明と比較する比較例のモータ容量増大制御部の制御概念を説明する特性図である。
図1において、ホイールローダ1は、運転室2と掘削作業等に用いられる作業機3と、前輪4及び後輪5とを備えている。
ホイールローダ1は、図2に示す動力伝達系統を備えている。エンジン6から出力された動力はメインポンプ21および走行モータ22等からなる走行用HST回路20によりトランスミッション7に伝達され、さらにトランスミッション7からドライブシャフト8に伝達される。ドライブシャフト8はフロントアクスル9およびリアアクスル10を駆動し、フロントアクスル9は前輪4を、リアアクスル10は後輪5にそれぞれ動力を伝達する。
作業機3は、図3に示すように、ホイールローダ1の前部に上下方向に回動可能に結合したリフトアーム11と、このリフトアーム11の先端部に回動可能に結合したバケット12とを備えている。リフトアーム11は、油圧シリンダであるリフトアームシリンダ13により駆動される。バケット13は、油圧シリンダであるバケットシリンダ14の動作がベルクランク15を介して伝達されることにより駆動される。
次に、本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態である走行用HST回路と複数段トランスミッションとを備えた動力伝達装置を図4を用いて説明する。
図4に示すように、本実施の形態において動力伝達装置は、走行用HST回路20と、この走行用HST回路20と前輪4及び後輪5との間に介在して、走行用HST回路20の走行モータ22から出力される回転動力を変速して出力するトランスミッション7と、走行用HST回路20とトランスミッション7とを制御するコントローラ80と、ホイールローダ1の走行方向をコントローラ80に指令する前後進切換装置62と、リフトアーム11の上げ下げ量を操作するリフトアーム操作レバー61とを備えている。
エンジン6からの動力は、走行用HST回路20を介してトランスミッション7に伝達されている。走行用HST回路20は、メインポンプ21と走行モータ22とが1対のメイン油圧管路30A,30Bを介して閉回路接続されている。走行モータ22の出力軸は、トランスミッション7のトランスミッション入力軸40と連結されている。トランスミッション7に伝達された動力は、トランスミッション出力軸41から出力される。また、メイン油圧管路30A,30Bには、それぞれの管路圧力を検知可能な圧力センサ31A,31Bが設けられている。圧力センサ31A,31Bが検知したメイン油圧管路30A,30Bの管路圧力の信号P,Pは、それぞれコントローラ80に入力される。
メインポンプ21は、吸込み口と吐き出し口を逆転可能な可変容量型油圧ポンプである。メインポンプ21は、運転室2に設けられた前後進切換装置62の前進位置Fp・後進位置Rpの切換指令に応じて、メイン油圧管路30A,30Bにおける作動油の循環方向を切り換えるポンプレギュレータ23を備えている。ホイールローダ1が前進走行する場合、メインポンプ21はメイン油圧管路30Bから作動油を吸込みメイン油圧管路30Aに圧油を吐出する。逆にホイールローダ1が後進走行する場合、メインポンプ21はメイン油圧管路30Aから作動油を吸込みメイン油圧管路30Bに圧油を吐出する。
走行モータ22は、モータ容量を可変にするモータレギュレータ24を備えている。モータレギュレータ24はコントローラ80からの駆動電力Wに比例して走行モータ22の容量Qを変化させる。
トランスミッション7は、高速伝達系42と低速伝達系43の2系統の動力伝達系を備えている。高速伝達系42は、高速クラッチ44、高速ドライブギヤ45および、高速ドリブンギヤ46からなる減速比RHiの動力伝達系である。低速伝達系43は、低速クラッチ47、低速ドライブギヤ48および、低速ドリブンギヤ49からなる減速比RLoの動力伝達系である。ここで、これらの減速比は、RLo>RHiの関係となる。
2つの動力伝達系は、一方のクラッチを接続し、もう一方のクラッチを切り離すことで選択される。高速伝達系42により動力伝達が行われる場合、トランスミッション出力軸41は、高回転・小トルクの回転を出力し、低速伝達系43により動力伝達が行われる場合、低回転・大トルクの回転を出力する。作業車両においては、前者の状態では高速・小駆動力、後者の状態では低速・大駆動力となる。
高速クラッチ44および低速クラッチ47の接続・切断制御は油圧式であり、クラッチ圧を入れることで、クラッチを接続し、クラッチ圧を入れないことで、クラッチを切断する。高速クラッチ44のクラッチ圧PHiおよび低速クラッチ47のクラッチ圧PLoは、それぞれ高速クラッチ制御バルブ50と低速クラッチ制御バルブ51とにより制御される。これらのクラッチ制御バルブ50,51は比例電磁弁方式であり、コントローラ80から各ソレノイド52に供給される駆動電力WHi、WLoに比例したクラッチ圧PHi、PLoを出力する。クラッチ制御バルブ50,51の一次側に供給されるクラッチ圧一次圧は、メインポンプ21に併設され、エンジン6により駆動されるチャージポンプ25から供給される。
リフトアーム11を駆動するリフトアームシリンダ13のピストンロッドの伸縮は、運転室2に設けられたリフトアーム操作レバー61の操作で行われる。具体的には、リフトアームシリンダ13のボトム側室13Aのポート16Aとロッド側室13Bのポート16Bに流入する圧油の方向と流量を制御するリフトアーム制御バルブ63の操作部が、リフトアーム操作レバー61と直接連結されていることによる。なお、リフトアーム制御バルブ63に供給される作業機の一次圧は、メインポンプ21に併設され、エンジン6により駆動される作業機ポンプ26から供給される。
リフトアーム操作レバー61は、レバー操作量が検知可能なリフトアーム操作量検知装置65を備えている。また、リフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力を検知するボトム側ポート16Aに連結する配管には圧力センサ64が設けられている。リフトアームシリンダ16のピストンロッド側には、ピストンロッドが最大ストローク位置にあることを検知可能とするリフトアームシリンダ最大ストローク位置検出センサ66が設けられている。リフトアーム操作量検知装置65が検知したレバー操作量の信号,ボトム側ポート圧力センサ64が検知したボトム側ポート圧の信号P,及びリフトアームシリンダ最大ストローク位置検出センサ66が検知した最大ストロークの信号Sは、それぞれコントローラ80に入力される。
コントローラ80は、CPU,RAM,ROM等から構成された演算処理部を備えコンピュータプログラムに従って動作する装置であって、モータレギュレータ24、高速クラッチ制御バルブ50および低速クラッチ制御バルブ51等を電子制御する。演算処理部としては、詳細後述するモータ容量制御部81とシフトダウン制御部82と掘削判定部83とモータ容量増大制御部84とを備えている。
コントローラ80は、圧力センサ31A,31Bが検出したメイン油圧管路30A,30Bの管路圧力の圧力値P,Pと、圧力センサ64が検出したリフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力値Pとを入力し、モータレギュレータ24に駆動電力Wを、高速クラッチ制御バルブ50および低速クラッチ制御バルブ51のソレノイド52に駆動電力WHi,WLoをそれぞれ出力して供給することで、モータ容量Qおよびクラッチ圧PHi,PLoを制御している。
また、コントローラ80は、前後進切換装置62が検知した前進位置Fp・中立位置Np・後進位置Rpの各切換指令を入力している。また、リフトアーム操作量検出装置65が検知したリフトアーム操作レバー61の操作量と、リフトアームシリンダ最大ストローク位置検出センサ66が検知したリフトアームシリンダ13が最大ストローク位置にあるか否かの信号も入力している。
コントローラ80のモータ容量制御部81は、圧力センサ31A,31Bから読み込んだ圧力値P,Pのうち、メインポンプ21の吐出側管路圧力(以下、HST駆動圧Pという)に応じてモータ容量制御を行う。メインポンプ21の吐出方向は前後進切換装置62により切り換えられるため、前後進切換装置62が前進指令(Fp)の場合はメイン油圧管路30Aの圧力Pが、後進指令(Rp)の場合はメイン油圧管路30Bの圧力PがHST駆動圧Pとしてコントローラ80に読み込まれる。また、同時にHST駆動圧Pとは逆側のメインポンプ吸込み側管路圧力Pを読み込む。
本実施の形態においては、図5に示すように、HST駆動圧Pを設定された目標圧Pに一致させるようにモータ容量制御するものであって、いわゆる圧力一定制御が行われる。具体的には、HST駆動圧Pが設定された目標圧Pより大きくなった場合には、モータ容量Qを大きくする駆動電力Wが、コントローラ80からモータレギュレータ24に供給される。このことにより、モータ容量が変化し、HST駆動圧Pが調節され目標圧Pに一致するように動作する。また、モータ容量Qと駆動電力Wは比例関係にあるので、コントローラ80は、出力している駆動電力Wからモータ容量Qを算出可能となる。なお、モータ容量Qの変化速度は、あらかじめランプ関数等で設定された変化速度またはHST駆動圧Pと目標圧Pの差分を偏差としたPID制御の各制御パラメータ等により決定される。
ところで、本実施の形態における行用HST回路と複数段トランスミッションとを備えた作業車両は、図6に示すような駆動力―車速特性を備えている。図6において、実線は、トランスミッション高速伝達時の走行用HST回路変速特性を示し、破線は、トランスミッション低速伝達時の走行用HST回路変速特性を示す。
走行用HST回路によれば、モータ容量Qを変化させることで無段変速を可能とする。具体的には、走行モータ22のモータ容量を小容量にすることで、高速・小駆動力の状態になり、走行モータ22のモータ容量を大容量にすることで、低速・大駆動力の状態になる。図6の実線と破線とで示すように、複数段トランスミッションと可変容量の走行モータ22とを組み合わせることで、広い領域での変速が可能になる。
コントローラ80のシフトダウン制御部82は、高速クラッチ制御バルブ50および低速クラッチ制御バルブ51のソレノイド52に供給する駆動電力WHi,WLoをそれぞれ制御することで、トランスミッション7を制御する。図4と図7とを用いてシフトダウン制御を説明する。図7において、横軸は時間を示していて、縦軸の(a)〜(c)は上から順にモータ容量Q、クラッチ圧PCL、変速比Rを示している。また、時刻TSDは、シフトダウン制御開始時刻であり、時刻TLOは、シフトダウン制御完了時刻を示している。なお、(b)における実線のPCL−Hiは、高速クラッチ側のクラッチ圧を示し、破線のPCL−LOは、低速クラッチ側のクラッチ圧を示している。また、(c)における実線のRTotalは総変速比を、破線のRHSTは走行モータ変速比を、点線のRTMはトランスミッション変速比をそれぞれ示している。
高速伝達系42が選択されている場合は、コントローラ80は高速クラッチ制御バルブ50のソレノイド52に駆動電力WHiを供給し、クラッチ圧を高速クラッチ44側(PCL−Hi)に入れる。一方、コントローラ80は低速クラッチ制御バルブ51のソレノイド52には、駆動電力WLoを供給せず、クラッチ圧を低速クラッチ47側(PCL−LO)には入れない。このことにより、高速クラッチ44は接続されて、低速クラッチ47は切断された状態となっている。
図7の時刻TSD以前は、高速伝達系42が選択されていて、モータ容量Qが予め設定されたシフトダウン開始設定容量QSDに向けて漸増している。モータ容量Qが大きくなるということは、走行モータ22に低速大駆動力が要求されていることを示す。
シフトダウン制御開始時刻TSDにおいて、モータ容量Qがシフトダウン開始設定容量QSDに到達すると、コントローラ80はシフトダウン制御を開始する。
シフトダウン制御では、シフトダウン制御開始時刻TSDとシフトダウン制御完了時刻TLOとの間に、トランスミッション7の動力伝達系を高速伝達系42から低速伝達系43へ切り換えることでトランスミッション変速比RTMが図7の(C)で示すように増加するのに合わせて、図7の(a)で示すようにモータ容量Qを減少させる制御を行う。このことにより、走行モータ変速比RHSTをトランスミッション変速比RTMの増加と逆側に変化させるので、トランスミッション変速比RTMと走行モータ変速比RHSTの積である総変速比RTotalを滑らかに変化させることができる。
コントローラ80は、変速制御に伴う駆動電力W,WHi,WLoを変化させることで、モータ容量Q,高速クラッチ圧(PCL−Hi),低速クラッチ圧(PCL−LO)を変化させて、シフトダウン制御を行う。まず、図7の(b)に示すように、高速クラッチ圧(PCL−Hi)を低下させることで、図4に示す高速クラッチ44を切り離す。
このとき、低速クラッチ47の入力側であるトランスミッション入力軸40の回転数は、出力側である低速ドライブギヤ48の回転数のRLo/RHi倍(RLo/RHi>1)になっている。そこで、走行モータ変速比RHSTを低速伝達系43と高速伝達系42の変速比RLo/RHiの逆数分だけ減少させることでトランスミッション入力軸40回転数を増大させる。このことにより、低速ドライブギヤ48回転数との回転数差を吸収し、この状態で低速クラッチ圧(PCL−LO)を上昇させて、低速クラッチ47を接続する。この結果、変速ショックの少ない自動シフトダウン動作を実現している。
なお、走行モータ変速比RHSTをトランスミッション変速比RTMの逆数分変化させられるように、モータ最大容量Qmaxおよびモータ最小容量QminをQmax/Qmin≧RLo/RHiとなるように設定するとともに、QSD/Qmin≧RLo/RHiとなるようにシフトダウン開始設定容量QSDを設定し、必要なモータ容量変化比(=RLo/RHi)を確保している。このことにより、シフトダウン時の変速ショックを吸収することができる。シフトダウン制御終了により低速伝達系43が選択され、作業車両の駆動力Fが増大する。
コントローラ80の掘削判定部83は、リフトアーム操作量検知装置65が検知したレバー操作量の信号,圧力センサ64が検知したリフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力の信号P,及びリフトアームシリンダ最大ストローク位置検出センサ66が検知した最大ストロークの信号Sを基に、ホイールローダ1の掘削状態を判定する。具体的には、掘削開始若しくは掘削中であることを以下の条件が充足されたときに判定する。
(1)リフトアームシリンダ最大ストローク位置検出センサ66が検知したリフトアームシリンダ13のピストンロッドが最大ストローク位置でないこと。
(2)圧力センサ64の検知したボトム側室内13Aの圧力信号Pが、算出された掘削開始判定圧PEX以上であること。
ここで、リフトアームシリンダ13のボトム側室内13Aの圧力の信号Pは、リフトアームシリンダ13のレバー操作量に応じて増大することから、掘削開始判定圧PEXは、リフトアーム操作量検知装置65が検知したレバー操作量の信号α(例えばレバー角度)と、リフトアーム非操作時(例えば、リフトアーム制御バルブ63が中立位置にあって、作業機ポンプ26から供給される作業機の一次圧が遮断されているとき)のボトム側室13A内の圧力の信号PEX0とを用いて以下の式(1)で算出する。
EX=PEX0+kα ・・・・(1)
ここで、kは比例定数を示す。
圧力センサ64の検知したボトム側室13A内の圧力の信号Pが、算出された掘削開始判定圧PEX以上であるということは、リフトアームシリンダ13に掘削物からの反力が動作していることを示す。したがって、この場合には、掘削が開始されている(掘削中)と判断できる。掘削判定部83が判定したホイールローダ1の掘削判定値は、後述する掘削時シフトダウン制御演算等で使用される。
次に、図4と図8とを用いてモータ容量増大制御の必要性を説明する。図8において、横軸は時間を示していて、縦軸の(a),(b)は上から順に駆動圧P、モータ容量Qを示している。また、時刻TEXは、ホイールローダ1が掘削物(砂利山等)に突入する時刻であり、時刻Tは、掘削開始モータ容量Qが増容量を開始する時刻を示している。時刻TSDは、シフトダウン制御開始時刻を示している。
ホイールローダ1は、まず、トランスミッション高速伝達系42選択時に掘削物(砂利山等)に突入する(時刻TEX)。このことにより、ホイールローダ1は掘削物から反力を受けるので、HST駆動圧Pが増大する。そして、HST駆動圧Pが目標圧Pを超えた時点でモータ容量Qが増大を始めている。
このように、通常のモータ容量制御のみの場合には、ホイールローダ1が掘削物(砂利山等)に突入する時刻TEXと、掘削開始モータ容量Qが増容量を開始する時刻Tとの間には無視できない時間差が生じてしまう。これは、掘削物からの反力が、走行用HST回路20におけるHST駆動圧Pとして現れるまでの応答遅れが原因である。
また、通常のモータ容量制御のみの場合、HST駆動圧Pを検知してからのモータ容量増大速度は、車体通常走行時の操作フィーリング等のマッチングにより設定された圧力一定制御での設定値に依存しているので、ホイールローダ1が掘削物(砂利山等)に突入する時刻TEXからモータ容量Qがシフトダウン開始設定容量QSDに到達するシフトダウン制御開始時刻TSDまで、一定の時間が必要になってしまう。
このようなモータ容量増大動作では、掘削時の急激な負荷上昇に対し駆動力Fが上がるのが遅すぎるため作業効率が悪くなってしまう。また、モータ容量Qがシフトダウン開始設定容量QSDに到達する前にトランスミッション7のシフトダウン動作が行われると、クラッチの回転数差を吸収できないため、大きな変速ショックが発生し、オペレータに不快感を与えてしまう。このため、掘削動作開始の検知と、速やかなモータ容量Qのシフトダウン開始設定容量QSDまでの増大制御が必要になる。
そこで、コントローラ80のモータ容量増大制御部84は、圧力センサ64が検知したリフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力の信号Pと、圧力センサ31A,31Bから読み込んだ圧力値P,Pのうちのメインポンプ21の吐出側管路圧力であるHST駆動圧Pとを基に、モータ容量増大量dQを算出して、速やかにモータ容量Qを増大させるモータ容量増大制御を行う。
具体的には、まず、掘削開始時に圧力センサ64が検知したリフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力の信号Pと予め設定されたボトム側室内圧力最大値信号PCmax(コントローラ始動時は、リフトアーム非操作時のボトム側室13A内の圧力の信号PEX0)とを比較して、ボトム側室13A内の圧力の信号Pが予め設定されたボトム側室内圧力最大値信号PCmax超過の場合は、ボトム側室13A内の圧力の信号Pを選択し、それ以外の場合は、予め設定されたボトム側室内圧力最大値信号PCmaxを選択する。
次に、選択された信号(これをPCmaxと規定する)を基に以下の式(2)で第1モータ容量増大量dQ1を算出する。第1モータ容量増大量dQ1はコントローラ80のモータ容量制御間隔dtにおける容量増大量であり増大量が一定値の場合、モータ容量Qは一定速度で容量変化する。
dQ1=K×PCmax ・・・・(2)
ここで、Kは比例定数を示す。
また、上述した通常走行時のモータ容量増大量をdQ0とした場合には、以下の式(3)が成立するように設定することにより、通常走行時より速くモータ容量Qが増大する。
dQ1=K×PCmax≧K×PEX0≧dQ0・・・・(3)
但し、このとき、第1モータ容量増大量dQ1の値が大きすぎるとホイールローダ1が掘削負荷によらずして急減速してしまう。このため、比例定数Kは車体マッチング等を実施することで掘削負荷による車体減速とモータ容量増大による車体減速とが同程度になるように適切に設定することが必要である。
次に、メインポンプ21の吐出側管路圧力であるHST駆動圧Pと、予め設定された増大開始設定圧PSDとを比較して、HST駆動圧Pが予め設定された増大開始設定圧PSD未満の場合には、モータ容量増大量dQとして上述の第1モータ容量増大量dQ1を選択する。それ以外の場合は、上述の第1モータ容量増大量dQ1にさらに予め設定された一定値である第2モータ容量増大量dQ2を加算した値をモータ容量増大量dQとして選択する。
ここで、増大開始設定圧PSDは、例えば、モータ容量制御部81の目標圧Pの値に設定される。また、目標圧Pと一定の係数との乗算値(例えば、PSD=P×0.9)や、目標圧Pから一定圧の減算値を(例えば、PSD=P−0.5MPa)用いても良い。
また、モータ容量増大量dQ=dQ1+dQ2が選択される場合とは、ホイールローダ1の走行負荷に及ぶ大きな負荷が必要と判断される場合であり、この場合には、モータ容量増大速度をさらに増加させている。
上述したようにモータ容量増大量dQが算出された後、コントローラ80は現在のモータ容量Qにモータ容量増大量dQを加算した値Q+dQにモータ容量がなるように、モータレギュレータ24を駆動する駆動電力Wを制御する。
次に、コントローラ80の掘削時シフトダウン制御演算手順について図9乃至図11を用いて説明する。図9は本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態を構成するコントローラの掘削時シフトダウン制御のフローを示すフローチャート図、図10は本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態を構成するコントローラの掘削状態判定のフローを示すフローチャート図、図11は本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態を構成するコントローラのモータ容量増大制御のフローを示すフローチャート図である。図9乃至図11において、図1乃至図8に示す符号と同符号のものは同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図9において、コントローラ80は、トランスミッション7の複数段の動力伝達系のうちどの動力伝達系選択が選択されているかを読み込む(ステップS1)。具体的には、駆動電力WHi,WLoの出力信号を読み込む。
コントローラ80は、現在のトランスミッション動力伝達系が高速伝達系42選択か、否かを判定する(ステップS2)。具体的には、高速クラッチ制御バルブ50のソレノイド52に駆動電力WHiが供給され、低速クラッチ制御バルブ51のソレノイド52には、駆動電力WLoを供給されていない場合には高速伝達系42選択と判定する。高速伝達系42選択であれば、(ステップS3)に進み、それ以外の場合(動力伝達系切換中の状態を含む)は(ステップS12)へ進む。
コントローラ80は、後述する掘削判定値とリフトアームシリンダ13のボトム側ポート圧Pcを読み込む(ステップS3)。ここで、リフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力Pcを読み込むのは、ホイールローダ1が掘削物に突入した場合、バケット12が受ける掘削反力がリフトアームシリンダ13に作用するためであって、掘削状態にあるか、それ以外の状態であるかを後に判定するためである。
コントローラ80は、掘削判定値が掘削中か、否かを判定する(ステップS4)。掘削中であれば、(ステップS5)に進み、それ以外の場合は(ステップS9)に進む。
コントローラ80は、モータ容量Qを読み込む(ステップS5)。具体的には、出力している駆動電力Wからモータ容量Qを算出する。
コントローラ80は、(ステップS5)で読み込まれたモータ容量Qが、シフトダウン開始設定容量QSD以上か、否かを判定する(ステップS6)。モータ容量Qが、シフトダウン開始設定容量QSD以上であれば、(ステップS7)へ進み、それ以外の場合は(ステップS11)に進む。なお、シフトダウン開始設定容量QSDは、上述したように設定されている。
コントローラ80は、上述したトランスミッション7と走行モータ22の協調により変速ショックを低減するシフトダウン制御を行う(ステップS7)。具体的には、上述したシフトダウン制御部82が制御する。シフトダウン制御の終了により、低速伝達系43の選択状態となる。
コントローラ80は、掘削判定部83における掘削判定値を通常に設定するとともに、モータ容量増大制御部84におけるボトム側圧力最大値PCmaxをリフトアーム非操作時の掘削開始判定圧PEXOと設定する(ステップS8)。(ステップS8)終了後、コントローラ80の演算は(ステップS1)に戻り、次の演算サイクルを開始する。
(ステップS4)において、掘削判定値が掘削でない場合には、コントローラは、後述する掘削開始判定演算を行う(ステップS9)。具体的には、上述した掘削判定部83が判定する。
コントローラ80は、掘削判定値が掘削中か、否かを判定する(ステップS10)。掘削中であれば、(ステップS5)に進み、それ以外の場合は(ステップS12)に進む。
(ステップS6)において、(ステップS5)で読み込まれたモータ容量Qが、シフトダウン開始設定容量QSD以上でない場合には、コントローラ80は、後述するモータ容量増大制御を行う(ステップS11)。具体的には、上述したモータ容量増大制御部84がモータ容量Qを増大制御する。
(ステップS11)実行後、または(ステップS2)において、現在のトランスミッション動力伝達系が高速伝達系42選択でない場合、または、(ステップS10)において、掘削判定値が掘削でない場合には、コントローラ80は、(ステップS1)で読み込まれた現トランスミッション伝達系選択状態を保持する(ステップS12)。(ステップS12)終了後、コントローラ80の演算は(ステップS1)に戻り、次の演算サイクルを開始する。なお、掘削判定部83における掘削判定値、及び、モータ容量増大制御部84におけるボトム側圧力最大値PCmaxの値は、演算で使用した値を次のサイクルにおいても使用する。
次に、上述した掘削時シフトダウン制御演算手順における掘削状態判定の演算手順について図10を用いて説明する。以下の演算手順は、上述した掘削判定部83で実行される。
コントローラ80は、リフトアームシリンダ最大ストローク位置検出センサ66よりリフトアームシリンダ13のピストンロッドの位置情報を読み込む(ステップS21)。
コントローラ80は、リフトアームシリンダ13のピストンロッドが最大ストロークか否かを判定する(ステップS22)。具体的には、リフトアームシリンダ最大ストローク位置検出センサ66が検知した最大ストロークの信号Sが1であれば、最大ストロークと判定する。最大ストロークであれば、(ステップS27)に進み、それ以外の場合は(ステップS23)へ進む。
コントローラ80は、リフトアーム操作量検出装置65よりレバー操作量を読み込む(ステップS23)。
コントローラ80は、(ステップS23)で読み込んだレバー操作量を基に掘削開始判定圧力PEXを算出する(ステップS24)。具体的には、リフトアーム操作量検知装置65が検知したレバー操作量の信号α(例えばレバー角度)と、リフトアーム非操作時(例えば、リフトアーム制御バルブ63が中立位置にあって、作業機ポンプ26から供給される作業機の一次圧が遮断されているとき)のボトム側ポート圧の信号PEX0とを用いて算出する。
コントローラ80は、掘削時シフトダウン制御演算手順の(ステップS3)で読み込まれたリフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力Pcが、掘削開始判定圧力PEXを以上か、否かを判定する(ステップS25)。ボトム側室13A内の圧力Pcが、掘削開始判定圧力PEX以上であれば、(ステップS26)に進み、それ以外の場合は(ステップS27)へ進む。
コントローラ80は、掘削判定値を掘削中と設定する(ステップS26)。(ステップS26)終了後、コントローラ80の掘削状態判定演算は終了し、掘削時シフトダウン制御演算手順の(ステップS10)に進む。
(ステップS22)において、リフトアームシリンダ13のピストンロッドが最大ストロークである場合、または、(ステップS25)において、ボトム側室13A内の圧力Pcが、掘削開始判定圧力PEX未満の場合には、コントローラ80は、掘削判定値を通常と設定する(ステップS27)。(ステップS27)終了後、コントローラ80の掘削状態判定演算は終了し、掘削時シフトダウン制御演算手順の(ステップS10)に進む。
次に、上述した掘削時シフトダウン制御演算手順におけるモータ容量増大制御の演算手順について図11を用いて説明する。以下の演算手順は、上述したモータ容量増大制御部84で実行される。
コントローラ80は、掘削時シフトダウン制御演算手順の(ステップS3)で読み込まれたリフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力Pcが、予め設定されたボトム側室内圧力最大値信号PCmax(コントローラ始動時は、リフトアーム非操作時のボトム側室13A内の圧力の信号PEX0)超過か、否かを判定する(ステップS31)。ボトム側室13A内の圧力Pcが、ボトム側室内圧力最大値信号PCmax超過であれば、(ステップS32)に進み、それ以外の場合は(ステップS33)へ進む。
コントローラ80は、予め設定されたボトム側室内圧力最大値信号PCmaxの値を(ステップS3)で読み込まれたリフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力Pcの値に設定する(ステップS32)。上述したようにコントローラ始動時のボトム側室内圧力最大値信号PCmaxの値は、リフトアーム非操作時のボトム側室13A内の圧力の信号PEX0の値に設定されている。
(ステップS32)実行後、または(ステップS31)において、リフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力Pcが、予め設定されたボトム側室内圧力最大値信号PCmax超過でない場合には、コントローラ80は、第1モータ容量増大量dQ1を算出する(ステップS33)。
コントローラ80は、走行用HST回路20の駆動圧Pを読み込む(ステップS34)。具体的には、圧力センサ31A,31Bから読み込んだ圧力値P,Pのうち、メインポンプ21の吐出側管路圧力であるHST駆動圧Pを読み込む。
コントローラ80は、(ステップS34)で読み込まれた走行用HST回路20の駆動圧Pが、増大開始設定圧PSD以上か、否かを判定する(ステップS35)。走行用HST回路20の駆動圧Pが、増大開始設定圧PSD以上であれば、(ステップS36)へ進み、それ以外の場合は(ステップS37)に進む。
コントローラ80は、モータ容量増大量をdQ=dQ1+dQ2と設定する(ステップS36)。ここで、第2モータ容量増大量dQ2は、予め設定された一定値である。
(ステップS35)において、走行用HST回路20の駆動圧Pが、増大開始設定圧PSD以上でない場合には、コントローラ80は、モータ容量増大量をdQ=dQ1と設定する(ステップS37)。
コントローラ80は、モータ容量を現在のモータ容量Qに(ステップS36)または(ステップS37)で設定したモータ容量増大量dQを加算した容量Q+dQ1となるように、モータレギュレータ24を駆動する駆動電力Wを制御する。(ステップS37)終了後、コントローラ80のモータ容量増大制御演算は終了し、掘削時シフトダウン制御演算手順の(ステップ12)に進む。
次に、本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態における動作を図12及び図13を用いて説明する。図12は本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態における動作の一例を示す特性図、図13は本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態における動作の他の例を示す特性図である。図12及び図13において、図1乃至図11に示す符号と同符号のものは同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図12及び図13において、横軸は時間を示していて、縦軸の(a)〜(c)は上から順にリフトアームシリンダ13のボトム圧の信号P、HST駆動圧P、モータ容量Qを示している。また、時刻TEXは、ホイールローダ1が掘削物(砂利山等)に突入する時刻であり、時刻Tは、掘削開始モータ容量Qが増容量を開始する時刻を、時刻Tは、ボトム側室13A内の圧力の信号Pがボトム側室内圧力最大値信号PCmaxに到達する時刻を、時刻Tは、HST駆動圧Pが増大開始設定圧PSD以上となる時刻をそれぞれ示している。更に、時刻TSDは、シフトダウン制御開始時刻を示している。なお、(c)における一点鎖線の特性線Xは、通常走行時の容量増大速度におけるモータ容量Qの増加特性を、二点鎖線の特性線Yは、第1モータ容量増大量dQ1での容量増大速度におけるモータ容量Qの増加特性を、それぞれ示している。
まず、図12に示すように、時刻TEXにおいて、ホイールローダ1が掘削物(砂利山等)に突入すると、バケット12が受ける掘削反力がリフトアームシリンダ13に作用し、ボトム側室13A内の圧力Pが、短時間で上昇する。時刻Tにおいてボトム側室13A内の圧力Pが、掘削開始判定圧PEX以上に到達するので、コントローラ80はホイールローダ1が掘削を開始したと判定する。これにより、コントローラ80は、(b)に示すHST駆動圧Pが目標圧Pに達していない状態であっても、走行モータ22の容量Qを増大させ始める。
モータ容量増大速度は、モータ容量増大量dQ=dQ1=K×PCmaxに基づきボトム側ポート圧Pが最大となるまで増え続け、ボトム側ポート圧力最大値信号PCmaxが確定する時刻T以降は、一定値になる。このときのモータ容量Qも増大速度は通常走行時の容量増大速度よりも大きな値となっているが、ホイールローダ1が、掘削負荷によらずして急制動しない適度な減速が保たれる値に設定している。
次に、時刻TSDにおいて、モータ容量Qはシフトダウン開始設定容量QSDに到達する。この時点においては、シフトダウン時の変速ショックを吸収することのできる十分なモータ容量変化比(QSD/Qmin)を確保することができるので、コントローラ80は、トランスミッション7と走行モータ22の協調制御によるシフトダウン制御を開始する。
上述したように本実施の形態においては、掘削判定部83とモータ容量増大制御部84とを備えているので、ホイールローダ1が掘削物(砂利山等)に突入する時刻TEXからシフトダウン制御開始時刻TSDまでに要する時間を短縮することができる。このことにより、作業効率を向上できる。
次に、上述した掘削時におけるモータ容量変化の過程において、大きな走行負荷が発生した場合の動作について図13を用いて説明する。
図13において、ボトム側ポート圧力最大値信号PCmaxが確定する時刻Tまでの動作は、図12の本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態における動作の一例を示す特性図と同様である。時刻Tにおいては、(b)に示すように、HST駆動圧Pが、増大開始設定圧PSD(図13では、PSD=目標圧Pに設定している)に到達する。
コントローラ80は、ホイールローダ1の走行負荷に及ぶ大きな負荷が必要と判断し、モータ容量増大量dQを第1モータ容量増大量dQ1から第2モータ容量増大量dQ2を加算した値であるdQ=dQ1+dQ2と設定する。この結果、モータ容量増大速度は、さらに増加させられる。
上述した本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態によれば、作業車両であるホイールローダ1の負荷と連動するリフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力Pと走行モータ22のモータ容量Qの変化に応じてトランスミッション7のシフトダウン動作を制御するので、簡易な制御手法により、掘削時におけるトランスミッション7のシフトダウン動作を自動でかつ少ない変速ショックで実行できる作業車両の自動変速装置を提供することができる。この結果、作業車両であるホイールローダ1の掘削時おけるトランスミッション7の手動切換え操作が不要となり作業効率が向上する。
また、上述した本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態によれば、シフトダウン動作時に発生する変速ショックを吸収するための十分なモータ容量変化比(QSD/Qmin)を確保できるので、変速ショックの発生を回避することができる。このことにより、オペレータに与える不快感を低減でき、作業環境が改善される。
また、上述した本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態によれば、掘削反力によるリフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力Pに応じて掘削状態の判定を行うため、新たに角度センサ等を追加する必要がなくコストアップを抑えることができる。また、掘削状態判定に制御マップ等の複雑なプログラムを必要とせずに、簡単な制御プログラムのみで、掘削状態判定を可能としている。このことにより、構造の複雑化やコストアップなしに、作業効率を向上できる。
また、上述した本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態によれば、リフトアームシリンダ13の操作を検知した場合、掘削開始判定圧力PEXの値を操作量に応じて変化させているので、リフトアームシリンダ13の操作による掘削開始の誤判定を回避することができる。また、リフトアームシリンダ13の最大ストローク位置を検知して、制御に取込んでいるので、リフトアームシリンダ13の最大ストローク到達時のショック圧による掘削開始の誤判定を回避することができる。これらのことから、制御の信頼性が向上する。
また、上述した本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態によれば、モータ容量増大速度を通常走行時の圧力一定制御で設定された容量増大速度より大きくなるように設定しているので、掘削負荷によらない急制動をかけることなく、適切な減速でモータ容量Qを変化させることができる。このことにより、操作フィーリングを悪化させることなくトランスミッション7のシフトダウン動作開始までの時間を短縮することができる。
また、上述した本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態によれば、モータ容量増大速度を掘削時のリフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力Pの最大値の信号PCmaxと関連付けたので、作業機3の負荷状態に応じてモータ容量増大速度を変化させることができる。このことにより、トランスミッション7のシフトダウン動作開始までの時間を短縮することができる。
また、上述した本発明の作業車両の自動変速装置の一実施の形態によれば、掘削開始後に走行用HST回路20のHST駆動圧Pが、増大開始設定圧PSD以上となった場合に、モータ容量増大速度をさらに増大させることで、ホイールローダ1の走行負荷状態に応じてモータ容量増大速度を変化させている。このことにより、トランスミッション7のシフトダウン動作開始までの時間を更に短縮することができる。
なお、上述した本実施の形態において、モータレギュレータ24をコントローラ80による電子制御式の場合を例に説明しているが、切換弁と油圧パイロット式バルブからなるメカ制御式でも良い。
また、上述した本実施の形態において、走行モータ22の容量制御で圧力一定制御を用いた場合を例に説明しているが、これは本発明におけるモータ容量制御を圧力一定制御に限定するものではない。
さらに、上述した本実施の形態において、HST駆動圧Pを検知するために2つの圧力センサ31A,31Bを用いた場合を例に説明しているが、前後進切換装置62と連動するメイン油圧管路圧選択弁によりHST駆動圧Pを選択し、これを1つの圧力センサで読み取る方式でも良い。
また、上述した本実施の形態において、2段のトランスミッション7を用いた場合を例に説明しているが、これは本発明における自動変速装置を2段トランスミッションに限定するものではない。
さらに、上述した本実施の形態において、リフトアームシリンダ13のボトム側室13A内の圧力Pを基に掘削判定を行う場合を例に説明しているが、ロッド側室13B内の圧力やバケットシリンダ14に作用する圧力を用いて判定する方法でも良い。
また、上述した本実施の形態において、リフトアーム制御バルブ63はリフトアーム操作レバー61からの直動式の場合を例に説明しているが、油圧パイロット式でも良く、リフトアーム制御バルブ63に作用するパイロット圧をリフトアーム操作検知に用いる方法でも良い。
さらに、上述した本実施の形態において、作業車両としてホイールローダ1を例に説明しているが、これは本発明の自動変速装置をホイールローダ1に設けられたものに限定するものではない。本発明の自動変速装置は農業車両等のHST回路と複数段トランスミッションとを備えた作業車両に設けられても良い。
1 ホイールローダ(作業車両)
2 運転室
3 作業機
4 前輪
5 後輪
6 エンジン
7 トランスミッション
8 ドライブシャフト
9 フロントアクスル
10 リアアクスル
11 リフトアーム
12 バケット
13 リフトアームシリンダ
13A ボトム側室
14 バケットシリンダ
15 ベルクランク
20 HST回路
21 メインポンプ
22 走行モータ
23 ポンプレギュレータ
24 モータレギュレータ
31A 圧力センサ
31B 圧力センサ
61 リフトアーム操作レバー
62 前後進切換装置
63 リフトアーム制御バルブ
64 圧力センサ(ボトム側室13A内)
65 リフトアーム操作位置検知装置
66 リフトアームシリンダ最大ストローク位置検出センサ
80 コントローラ
81 モータ容量制御部
82 シフトダウン制御部
83 掘削判定部
84 モータ容量増大制御部

Claims (6)

  1. バケット及びリフトアームを前部に設けた作業車両の自動変速装置であって、
    逆転可能な可変容量型油圧ポンプからなるメインポンプに、可変容量型油圧モータからなる走行モータが1対のメイン油圧管路を介して閉回路接続された走行用HST回路と、
    前記走行モータのモータ容量を制御するモータレギュレータと、
    前記走行モータと車輪との間に介在して、前記走行モータから入力される回転動力を変速して出力する複数の速度段を有するトランスミッションと、
    前記リフトアームを駆動し前記バケットの位置を制御し、前記バケットの掘削反力によって、ボトム側室内の圧力が増加するリフトアームシリンダと、
    前記リフトアームシリンダのボトム側室内の圧力を検知する圧力センサと、
    前記圧力センサによる前記リフトアームシリンダのボトム側室内の圧力を読み込み、前記ボトム側室内の圧力が予め設定した判定圧以上であるときを前記バケットによる掘削状態と判断する掘削判定部と、
    前記掘削判定部から受けた指令に応じて、前記走行モータの容量を増大させる指令を前記モータレギュレータへ出力するモータ容量増大制御部と、
    前記掘削判定部から受けた指令に応じて、前記トランスミッションの高速度段から最低速度段へのシフトダウンを制御するシフトダウン制御部とを備えた
    ことを特徴とする作業車両の自動変速装置。
  2. 請求項1に記載の作業車両の自動変速装置において、
    前記モータ容量増大制御部が前記モータレギュレータへ出力する前記走行モータの容量を増大させる指令の増大速度は、前記作業車両の通常走行時における増大速度より高速に設定した
    ことを特徴とする作業車両の自動変速装置。
  3. 請求項1又は2に記載の作業車両の自動変速装置において、
    前記メイン油圧管路の圧力であるHST駆動圧を検知するHST駆動圧センサを備え、
    前記モータ容量増大制御部は、前記HST駆動圧センサが検知した前記HST駆動圧を読み込み、前記HST駆動圧が予め設定した設定圧以上となったときに、前記モータレギュレータへ出力する前記走行モータの容量を増大させる指令の増大速度を、さらに高速に設定した
    ことを特徴とする作業車両の自動変速装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の作業車両の自動変速装置において、
    前記リフトアームを操作する操作レバーと、
    前記操作レバーの操作量を検知する操作量センサとを備え、
    前記掘削判定部は、前記操作量センサが検知した前記操作レバーの操作量を読み込み、前記判定圧を前記操作レバーの操作量に応じて変化させる
    ことを特徴とする作業車両の自動変速装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の作業車両の自動変速装置において、
    前記リフトアームシリンダのピストンロッドの最大ストローク位置を検知するストロークセンサを備え、
    前記掘削判定部は、前記ストロークセンサが検知した記リフトアームシリンダのピストンロッドの最大ストローク位置を読み込んだときには、掘削判定を行わない
    ことを特徴とする作業車両の自動変速装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の作業車両の自動変速装置において、
    前記モータ容量増大制御部は、掘削時における前記圧力センサによる前記リフトアームシリンダのボトム側室の圧力に基づいて、前記モータレギュレータへ出力する前記走行モータの容量を増大させる指令の増大速度を設定した
    ことを特徴とする作業車両の自動変速装置。
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