JP2014185722A - バンプストッパ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体側及び車輪側の一方の固定部3に固定され、車輪32のバンプストロークを弾性的に規制するバンプストッパ10を備えるバンプストッパ装置10Aであって、バンプストッパ10が、ゴム製のバンプストッパ本体1と、バンプストッパ本体1の基部1aが嵌装され固定部3に固定されるカップ部2を有する支持部材2Aと、を備え、支持部材2Aのカップ部2の環状の先端部には、先端側にいくほどバンプストッパ本体1の外周面から離隔するように次第に拡径するスカート部7が延設されている。
【選択図】図1
Description
(3)また、前記バンプストッパ本体の前記スカート部よりも突出した先端側部分は先細りの紡錘形状に形成され、前記紡錘形状の先端部は滑らかな凸曲面状に形成されていることが好ましい。
しかも、スカート部が支持部材の先端側にいくほどバンプストッパ本体の外周面から離隔するように次第に拡径するので、バンプストッパ本体とスカート部との間の隙間分はバンプストッパ本体の弾性変形が許容されるため、バンプストッパの緩衝性を確保することができる。
[1−1.概要]
図6は、本実施形態に係るバンプストッパ装置10Aが装備される自動車のリアサスペンション装置(以下、単に「サスペンション装置」という。)20の左側要部を模式的に表した側面図である。図6に示すように、サスペンション装置20は、コイルスプリング21,ショックアブソーバ22,トレーリングアーム23及びバンプストッパ装置10Aなどを備えている。
コイルスプリング21は、コイル状に形成された金属製のスプリングであり、路面36等からの衝撃を緩和するクッションとしての機能を有する。コイルスプリング21は、両端をアッパ(車体側)スプリングシート5及びロア(車輪側)スプリングシート6により支持され、車体側の部材と車輪側の部材との間に介装されている。つまり、コイルスプリング21の上端部はアッパスプリングシート5を介して車体側のサイドメンバ31に結合され、コイルスプリング21の下端部はロアスプリングシート6を介して車輪(後輪)32の軸(後軸)26に結合されている。なお、ここでは、コイルスプリング21が路面36等から車輪に入力される衝撃力によって収縮した時(バンプ時)の収縮量をサスペンション装置20の収縮ストロークと呼ぶ。
図6に示すように、バンプストッパ装置10Aは、コイルスプリング21の内側に配設される。図1は、本実施形態に係るバンプストッパ装置10Aの無負荷状態(すなわち、バンプストッパ装置10Aがバンプストロークを規制しない非作動状態)における模式的な断面図である。図1に示すように、バンプストッパ装置10Aは、車体側(図1中の上側)の固定部3に固定されるバンプストッパ10と、車輪側(図1中の下側)に装備されるストッパ当接部4とを備えている。固定部3はアッパスプリングシート5に設けられ、ストッパ当接部4はロアスプリングシート6に設けられている。なお、図1では、コイルスプリング21を省略している。
ストッパ当接部4は、正面視が円形のロアスプリングシート6の中心部分において、上方の車体側に突出して形成された面により構成される。このストッパ当接部4の面は、正面視がバンプストッパ10の最大径よりも大きい径を有する円形に形成されており、円形の中心部にはバンプストッパ10から離隔する方向に僅かに窪んだ窪み4aが設けられている。ストッパ当接部4は、図6に示すトレーリングアーム23及びこれに接続しているスプリングシート6の揺動に伴って、ブッシュ24を中心にして揺動可能になっている。
バンプストッパ10は、上述したバンプストッパ装置10Aに備えられ、図1に示すように、中心軸Oを軸にした回転体である。バンプストッパ10は、ゴム製のバンプストッパ本体1とこれを支持する例えば金属製の支持部材2Aとをそなえ、車輪32(図6参照)のバンプストロークを弾性的に規制する。バンプストッパ10は、車輪32のバンプによってバンプストッパ本体1の先端部1dがストッパ当接部4に圧接する状態で、ストッパ当接部4に正対するように配置されている。
円板状の底壁2aには、バンプストッパ本体1の脱落を防止するための孔部21が、バンプストッパ10の中心軸Oと同軸上に穿設されている。つまり、この孔部21と上述した固定部3の孔部31とは、何れも中心軸Oを孔軸として穿設され、孔径が等しく設定されている。
次に、バンプストッパ本体1について説明する。図1に示すように、バンプストッパ本体1は、例えば天然ゴムにより形成された中実のブロックであり、支持部材2Aのカップ部2に嵌装される基部1aと、ストッパ当接部4に当接しうる先端部1dとを有している。
基部1aから先端側に連続して形成される中間部分1bは、基部1aの直径D1と等しい直径の円柱状に形成されている。この中間部分1bは、図1に示すように、カップ部2への嵌装時にスカート部7の内側に位置する、すなわちスカート部7に囲まれた部位であり、その外周面とスカート部7との間に隙間Sを形成する。
なお、バンプストッパ本体1の中間部分1bは、上述した円柱状のものに限定されず、例えば、バンプストッパ本体1の基部1aより先端側の部位(中間部分1b及び先端側部分1cを合わせた部位)が、基部1a側から先端側に向かって直径D1から次第に拡径してから次第に縮径するような紡錘形状に形成されていてもよい。つまり、スカート部7と中間部分1bの外周面との間に隙間Sを形成するものであれば、中間部分1b及び先端側部分1cの形状は種々のものに変更することができる。
なお、バンプストッパ本体1の形状は上記のものに限定されない。例えば、本発明のバンプストッパ装置10Aを、コイルスプリングの内側にショックアブソーバを配設したサスペンション装置に対して適用する場合、バンプストッパ本体1を中空に形成すれば、この中空部分にショックアブソーバのロッドを遊挿させることができる。また、この場合、ストッパ当接部4はシリンダ端面に設けることができる。
次に、本実施形態に係るバンプストッパ装置10Aの作用を説明する。図6に示すように、サスペンション装置20には、例えば車両が凹凸のある路面36上を走行する際などに、路面36と接する車輪32から衝撃力Fが入力される。衝撃力Fは、路面36と略垂直方向の車体側に向かう力であり、サスペンション装置20を介して車体側に伝達される。
本実施形態に係るバンプストッパ装置10Aの作用について、図4に示す比較例のバンプストッパ装置110Aの作用と比較しながら、より詳細に説明する。なお、図4は、比較例のバンプストッパ装置110Aの模式的な断面図であり、図1と同符号は同様の部材を示している。
図5は、本実施形態に係るバンプストッパ装置10Aの特性と、図4に示す比較例のバンプストッパ装置110Aの特性とを比較して示している。なお、図5のグラフは、縦軸に荷重(衝撃力Fによってバンプストッパに負荷される荷重)、横軸にバンプストロークをとっている。つまり、グラフの傾斜が大きいことはバンプストロークに対する規制力が強いことを示している。
本実施形態に係るバンプストッパ装置10Aによれば、カップ部2の環状の先端部にはスカート部7が延設されているので、スカート部7がバンプストッパ本体1の過大な弾性変形を規制することによってバンプストッパ10自体の過大な収縮ストロークを規制するため、車輪32のバンプストロークを確実に規制することができる。つまり、車輪32からバンプストッパ10に大きな衝撃力が入力されても、スカート部7がバンプストッパ本体1の半径方向への膨張を規制することによって、バンプストッパ本体1の中心軸方向への収縮も規制されるため、車輪32のバンプストロークを確実に規制することができる。
また、バンプストッパ本体1のスカート部7に囲まれた中間部分1bが円柱状に形成され、スカート部7が円錐面状に形成されていれば、バンプストッパ本体1の中間部分1bとスカート部7との間に確実に隙間Sを設けることができる。このため、バンプストッパ10の緩衝性をより確実に確保することができると共に、車輪32のバンプストロークが大きくなるに伴ってバンプストッパ本体1の弾性変形が徐々に規制されるため、バンプストロークの規制によって乗り心地が低下することを抑制することができる。
また、図5に示すようなバンプストッパ装置10Aの特性(すなわち、荷重に対するバンプストローク規制の程度)は、想定される車両の使用状態に応じて、バンプストッパ本体1及びスカート部7の形状を変更することによって容易に調整することができる。
1a 基部
1b 中間部分
1c 先端部分
1d 先端部
2 カップ部
2A 支持部材
2a 底壁
2b 側壁
3 固定部
4 ストッパ当接部
5 アッパスプリングシート
6 ロアスプリングシート
7 スカート部
8 フランジ部
10 バンプストッパ
10A バンプストッパ装置
20 サスペンション装置
21 コイルスプリング
22 ショックアブソーバ
23 トレーリングアーム
24 ブッシュ
26 車輪の軸(後軸)
31 サイドメンバ
32 車輪(後輪)
34 クロスメンバ
α 後軸の軌道
F 衝撃力
O バンプストッパの中心軸
S スカート部とバンプストッパ本体の外周面との隙間
Claims (4)
- 車体側及び車輪側の一方の固定部に固定され、前記車輪のバンプストロークを弾性的に規制するバンプストッパを備えるバンプストッパ装置であって、
前記バンプストッパは、ゴム製のバンプストッパ本体と、前記バンプストッパ本体の基部が嵌装され前記固定部に固定されるカップ部を有する支持部材と、を備え、
前記支持部材の前記カップ部の環状の先端部には、先端側にいくほど前記バンプストッパ本体の外周面から離隔するように次第に拡径するスカート部が延設されている
ことを特徴とする、バンプストッパ装置。 - 前記バンプストッパ本体の前記スカート部で囲まれる部位は円柱状に形成され、
前記スカート部は円錐面状に形成されている
ことを特徴とする、請求項1記載のバンプストッパ装置。 - 前記バンプストッパ本体の前記スカート部よりも突出した先端側部分は先細りの紡錘形状に形成され、前記紡錘形状の先端部は滑らかな凸曲面状に形成されている
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のバンプストッパ装置。 - 前記車体側及び前記車輪側の他方に装備され、前記バンプストッパの前記バンプストッパ本体の先端部が圧接するストッパ当接部を備え、
前記バンプストッパは、前記車輪のバンプによって前記バンプストッパ本体の先端部が前記ストッパ当接部に圧接する状態で、前記ストッパ当接部に正対するように配置されている
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のバンプストッパ装置。
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