JP2014185435A - 昇降フレームユニットおよび昇降フレームユニットの操作方法 - Google Patents

昇降フレームユニットおよび昇降フレームユニットの操作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】短尺のネジ棒でありながら、建築構造物に固定する作用や建築構造物への固定を開放する作業の頻度を減らすことができる昇降フレームユニットを提供する。
【解決手段】昇降フレームユニット100は、支柱フレーム10と内フレーム20とを切り離し自在に接続する内繋ぎ装置40と、支柱フレーム10と外フレーム30とを切り離し自在に接続する外繋ぎ装置50と、内フレーム20と外フレーム30とを移動自在に連結するボールネジ61とを有し、支柱フレーム10を建築構造物200に定着させた状態で、内フレーム20の昇降を繰り返すことによって外フレーム30を下降させ、外フレーム30を建築構造物200に定着させた状態で、内フレーム20の昇降を繰り返すことによって支柱フレーム10を下降させる。
【選択図】図1

Description

本発明は昇降フレームユニットおよび昇降フレームユニットの操作方法、特に、建築構造物の解体や建造に際して、建築構造物の周囲を包囲する養生シート等を支持し、解体や建造の進捗に応じて養生シート等を昇降させる昇降フレームユニット、および該昇降フレームユニットの操作方法に関する。
近年、建築構造物、特に高層建物の解体工事は、環境面の制約条件から、重機による圧砕解体工法よりもクレーンによるブロック解体工法のニーズが高まると言われている。これら何れの工法においても、解体された破片や塵埃の落下、飛散、あるいは風散を防止するための養生設備を設置する必要があるが、強度の面から、養生設備を地上から立ち上げるには、設置する高さに限界がある。このため、養生設備を建物等に支持する工法が採用されることが多い。
例えば、ブロック解体工法として、塵埃・騒音の拡散や解体材の飛散を防止するために、解体範囲を覆う仮設フレームと、クレーンの水平移動を可能にするクレーンレールが設置された梁(以下「クレーンガーダー」と称す)と、解体の進捗に併せて、仮設フレームおよびクレーンガーダーを移動(下降)させるための昇降フレームと、を有し、昇降フレームを操作することによって、あたかも工場内で解体工事または建設工事を行うように作業効率の高い工法が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。
第8回ワークショップ「解体・リニューアルにおける自動化技術の将来展望」一般社団法人日本建築学会 材料施工委員会 CA技術小委員会、2013年1月29日、p.27−28
前記非特許文献1に開示されたブロック解体工法における昇降フレームユニットは、互いに上下方向(長手方向)で相対的に移動自在な内フレームおよび外フレームと、内フレームと外フレームとを連結し、両者の長手方向(上下方向)の距離を変動させるスクリューロッド(以下「ボールネジ」と称す)と、を具備している。
そして、内フレームを建築構造物に固定した状態で、外フレームの固定を開放し、ボールネジを回転(時計回り方向)することによって外フレームを下降させ、次に、下降した外フレームを建築構造物に固定すると共に、内フレームの固定を開放し、ボールネジを回転(反時計回り方向)することによって内フレームを下降させる作業を、繰返し実行する。
すなわち、内フレームと外フレームとは、ボールネジのストローク分だけ交互に下降し、交互に下降する度に、一方は建築構造物に固定され、他方は建築構造物への固定が開放される。このため、内フレームと外フレームとを交互に、建築構造物に固定する作用や建築構造物への固定を開放する作業が発生する。
そして、建築構造物に固定する作用は、まだ解体されていない構造部材(例えば、柱や梁)の一部を剥き出しにして、ここに直接または固定治具を用いた間接的に固定するものであるため、作業が繁雑で、時間を要するという問題があった。
そのため、かかる作業の頻度を減らすため、長尺のボールネジを使用する試みがなされているが、長尺のボールネジは高価であるため、施工コストを押し上げる一因になるという問題があった。
さらに、ボールネジには、仮設フレームの自重だけでなく、クレーンおよびクレーンガーダーの自重も作用するため、ボールネジの強度アップを図ったり、ボールネジを回転駆動する電動モータを大型(大容量)にしたりする必要があるという問題があった。
本発明は上記問題を解決するものであって、短尺のボールネジでありながら、建築構造物を解体または建造する際、建築構造物に固定する作用や建築構造物への固定を開放する作業の頻度を減らし、かつ、ボールネジに作用する荷重および電動モータの負荷を減らすことができる昇降フレームユニットと、該昇降フレームユニットの操作方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る昇降フレームユニットは、築構造物の所定範囲を覆う養生部材を支持し、互いに長手方向で相対的に移動自在な支柱フレーム、内フレームおよび外フレームを有する昇降フレームユニットであって、
前記支柱フレームを前記建築構造物の一部に着脱自在に定着する支柱定着装置と、
前記外フレームを前記建築構造物の一部に着脱自在に定着する外定着装置と、
前記支柱フレームと前記内フレームとを切り離し自在に接続する内繋ぎ装置と、
前記支柱フレームと前記外フレームとを切り離し自在に接続する外繋ぎ装置と、
前記外フレームに形成された外上保持部と前記内フレームに形成された内係止部とに係止され、前記外上保持部と前記内係止部との上下方向の間隔である内外係止部間隔を変更する移動装置と、
を有することを特徴とする。
(2)本発明に係る昇降フレームユニットの操作方法は、建築構造物の所定範囲を覆う養生部材を支持し、互いに長手方向で相対的に移動自在な支柱フレーム、内フレームおよび外フレームを有する昇降フレームユニットにおいて、
前記支柱フレームを前記建築構造物の一部に着脱自在に定着する支柱定着装置と、
前記外フレームを前記建築構造物の一部に着脱自在に定着する外定着装置と、
前記支柱フレームと前記内フレームとを切り離し自在に接続する内繋ぎ装置と、
前記支柱フレームと前記外フレームとを切り離し自在に接続する外繋ぎ装置と、
前記外フレームに形成された外上保持部と前記内フレームに形成された内係止部とに係止され、前記外上保持部と前記内係止部との上下方向の間隔である内外係止部間隔を変更する移動装置と、を有し、
前記支柱フレームおよび前記外フレームが前記建築構造物の一部に定着された状態において、前記支柱フレームと前記内フレームとが切り離され、かつ、前記支柱フレームと前記外フレームとが切り離された状態にする第1ステップと、
前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、前記内フレームを上昇させる第2ステップと、
前記支柱フレームと前記内フレームとを互いに繋ぐ第3ステップと、
前記支柱フレームが前記建築構造物に定着されていない状態にする第4ステップと、
前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を拡げることによって、互いに繋がれている前記支柱フレームおよび前記内フレームを下降させる第5ステップと、
前記支柱フレームと前記外フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記内フレームとが切り離された状態にする第6ステップと、
前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、前記内フレームを上昇させる第7ステップと、
前記支柱フレームと前記内フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記外フレームとが切り離された状態にする第8ステップと、
前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を拡げることによって、互いに繋がれている前記支柱フレームおよび前記内フレームを下降させる第9ステップと、
前記支柱フレームが前記建築構造物の一部に定着された状態にする第10ステップと、
前記外フレームが前記建築構造物の一部に定着されていない状態にする第11ステップと、
前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、前記外フレームを下降させる第12ステップと、
前記支柱フレームと前記外フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記内フレームとが切り離された状態にする第13ステップと、
前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を伸ばすことによって、前記内フレームを下降させる第14ステップと、
前記支柱フレームと前記内フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記外フレームとが切り離された状態にする第15ステップと、
前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、前記外フレームを下降させる第16ステップと、
前記外フレームが前記建築構造物の一部に定着された状態にする第17ステップと、
によって、建築構造物に対して下降することを特徴とする。
(3)また、前記(2)において、前記第1ステップから前記第17ステップを順次繰返し実行することを特徴とする。
(4)また、前記(2)または(3)において 前記第10ステップを実行する前に、前記第6ステップから前記第9ステップの各ステップを順次繰り返すと共に、前記第17ステップを実行する前に、前記第13ステップから前記第16ステップの各ステップを順次繰り返すことを特徴とする。
(5)また、本発明に係る昇降フレームユニットの操作方法は、建築構造物の所定範囲を覆う養生部材を支持し、互いに長手方向で相対的に移動自在な支柱フレーム、内フレームおよび外フレームを有する昇降フレームユニットにおいて、
前記支柱フレームを前記建築構造物の一部に着脱自在に定着する支柱定着装置と、
前記外フレームを前記建築構造物の一部に着脱自在に定着する外定着装置と、
前記支柱フレームと前記内フレームとを切り離し自在に接続する内繋ぎ装置と、
前記支柱フレームと前記外フレームとを切り離し自在に接続する外繋ぎ装置と、
前記外フレームに形成された外上保持部と前記内フレームに形成された内係止部とに係止され、前記外上保持部と前記内係止部との上下方向の間隔である内外係止部間隔を変更する移動装置と、を有し、
前記支柱フレームおよび前記外フレームが前記建築構造物の一部に定着された状態において、前記支柱フレームと前記内フレームとが切り離され、かつ、前記支柱フレームと前記外フレームとが切り離された状態にする第21ステップと、
前記内外係止部間隔が広い場合、前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、前記内フレームを上昇させる第22ステップと、
前記支柱フレームと前記内フレームとを互いに繋ぐ第23ステップと、
前記外フレームが前記建築構造物に定着されていない状態にする第24ステップと、
前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を伸ばすことによって、前記外フレームを上昇させる第25ステップと、
前記支柱フレームと前記外フレームとを互いに繋いだ後、前記内フレームとが切り離された状態にする第26ステップと、
前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、前記内フレームを上昇させる第27ステップと、
前記支柱フレームと前記内フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記外フレームとが切り離された状態にする第28ステップと、
前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を伸ばすことによって、前記外フレームを上昇させる第29ステップと、
前記外フレームが前記建築構造物の一部に定着された状態にする第30ステップと、
前記支柱フレームが前記建築構造物の一部に定着されていない状態にする第31ステップと、
前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、互いに繋がれている前記支柱フレームおよび前記内フレームを上昇させる第32ステップと、
前記支柱フレームと前記外フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記内フレームとが切り離された状態にする第33ステップと、
前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を伸ばすことによって、前記内フレームを下降させる第34ステップと、
前記支柱フレームと前記内フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記外フレームとが切り離された状態にする第35ステップと、
前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、互いに繋がれている前記支柱フレームおよび前記内フレームを上昇させる第36ステップと、
前記支柱フレームが前記建築構造物の一部に定着された状態にする第37ステップと、
によって、建築構造物に対して上昇することを特徴とする。
(6)前記(5)において、前記第21ステップから前記第37ステップを順次繰返し実行することを特徴とする。
(7)前記(5)または(6)において、前記第30ステップを実行する前に、前記第22ステップから前記第29ステップの各ステップを順次繰り返すと共に、前記第37ステップを実行する前に、前記第32ステップから前記第36ステップの各ステップを順次繰り返すことを特徴とする。
(8)前記(1)において、前記移動装置は、前記外上保持部と、前記外上保持部よりも下方に配置された外下保持部と、前記外上保持部および前記外下保持部に両端部が回転自在で軸方向に移動不能に保持されたネジ棒と、該ネジ棒を回転駆動する電動モータと、を有し、前記内係止部が前記ネジ棒に軸方向移動自在に係止することを特徴とする。
(9)前記(1)において、前記内係止部が、ネジ棒の両端をそれぞれ回転自在で軸方向移動不能に保持する外上保持部および外下保持部であって、該ネジ棒が電動モータによって回転駆動され、前記外上保持部が前記ネジ棒に軸方向移動自在に係止することを特徴とする。
(10)前記(1)において、前記内繋ぎ装置が、前記内フレームに進退自在に設置された内繋ぎピンと、該内繋ぎピンを進退させる内繋ぎピン進退装置と、前記支柱フレームの側面に形成され、前記内繋ぎピンが侵入自在な支柱内繋ぎ孔とを具備し、
前記外繋ぎ装置が、前記外フレームに進退自在に設置された外繋ぎピンと、該外繋ぎピンを進退させる外繋ぎピン進退装置と、前記支柱フレームの側面に形成され、前記外繋ぎピンが侵入自在な支柱外繋ぎ孔とを具備することを特徴とする。
(11)前記(1)において、前記外フレームは、前記養生部材を支持することを特徴とする。
(12)前記(1)において、前記建築構造物を解体または建設する際に使用される走行クレーンが載置されるクレーンガーダーを支持することを特徴とする。
(i)本発明に係る昇降フレームユニットは、互いに長手方向で相対的に移動自在な支柱フレーム、内フレームおよび外フレームを有し、支柱フレームを建築構造物に定着させた状態で、内フレームの昇降を繰り返すことによって外フレームを下降させ、また、外フレームを建築構造物に定着させた状態で、内フレームの昇降を繰り返すことによって支柱フレームを下降させることができる。このため、内フレームと外フレームとを相対的に移動自在に連結するボールネジの長さを短くすることができ、しかも、ボールネジの長さを短くしても、建築構造物に定着させる作業や建築構造物への定着を外す作業の頻度が増すことがないから、昇降フレームユニットの製造コストを安価にすることができると共に、建築構造物の解体(または建造)作業の迅速化によって解体(建造)作業コストを安価にすることができる。
(ii)また、移動装置が、例えば、外フレームに形成された外上保持部および外下保持部に、両端を回転自在で軸方向移動不能に保持されたネジ棒を有し、ネジ棒に内フレームの内係止部が係止しているから、支柱フレームに掛かる荷重は内フレームに伝達され、内係止部と外上保持部との間における引張力としてネジ棒に作用して外フレームに伝達され、また、外フレームに掛かる荷重は、内係止部と外下保持部との間における引張力としてネジ棒に作用し、内フレームを経由して支柱フレームに伝達される。したがって、ネジ棒が座屈することがなく、移動装置(例えば、ネジ棒等)を小径にすることができるから、昇降フレームユニットの製造コストを安価にすることができる。
(iii)また、支柱フレームと内フレームとが内繋ぎピン進退装置を駆動することによって、繋ぎまたは分離され、支柱フレームと外フレームとが外繋ぎピン進退装置を駆動することによって、繋ぎまたは分離されるため、自動化が容易であるから、自動化によって昇降フレームユニットの昇降作業が迅速になる。
(iv)さらに、外フレームは養生部材を支持し、支柱フレームは、建築構造物を解体する際に使用される走行クレーンが載置されるクレーンガーダーを支持するため、昇降フレームユニットに掛かる荷重を支柱フレームと外フレームとに分散することができるから、ボールネジに掛かる力を減らすことができる。したがって、ネジ棒(ボールネジ)を小径にすると共に、電動モーターを小型(小容量)にすることができるから、昇降フレームユニットの製造コストをさらに安価にすることができる。
本発明の実施の形態1に係る昇降フレームユニットを説明するものであって、構成部材を組み合わせた状況を模式的に示す側面図。 図1に示す昇降フレームユニットを説明するものであって、(a)は図1における断面Aの断面図、(b)は図1における断面Bの断面図、(c)は図1における断面Cの断面図。 図1に示す昇降フレームユニットの構成部材(支柱フレーム)を示すものであって、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は図1における断面Bにおける断面図。 図1に示す昇降フレームユニットの構成部材(内フレーム)を示すものであって、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は図1における断面Bにおける断面図。 図1に示す昇降フレームユニットの構成部材(外フレーム)を示すものであって、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は図1における断面Bにおける断面図。 本発明の実施の形態2に係る昇降フレームユニットの操作方法を説明するものであって、支柱フレームを下降する様子を示す側面図。 図6の(c)に続いて支柱フレームを下降する様子を示す側面図。 本発明の実施の形態2に係る昇降フレームユニットの操作方法を説明するものであって、外フレームを下降する様子を示す側面図。 図8の(c)に続いて外フレームを下降する様子を示す側面図。 本発明の実施の形態2に係る昇降フレームユニットの操作方法を説明するものであって、外フレームを上昇する様子を示す側面図。 図10の(c)に続いて外フレームを上昇する様子を示す側面図。 本発明の実施の形態2に係る昇降フレームユニットの操作方法を説明するものであって、支柱フレームを上昇する様子を示す側面図。 図12の(c)に続いて支柱フレームを上昇する様子を示す側面図。 本発明の実施の形態2に係る昇降フレームユニットの操作方法を説明するものであって、解体施工状況を示す平面図。
[実施の形態1]
図1〜図5の(c)は本発明の実施の形態1に係る昇降フレームユニットを説明するものであって、図1は構成部材を組み合わせた状況を模式的に側面図、図2の(a)は図1に示す昇降フレームユニットの断面Aにおける断面を示す断面図、図2の(b)は図1に示す昇降フレームユニットの断面Bにおける断面を示す断面図、図2の(c)は図1に示す昇降フレームユニットの断面Cにおける断面を示す断面図、図3の(a)、(b)および(c)は図1に示す昇降フレームユニットの構成部材(支柱フレーム)を示す側面図、正面図および断面Bにおける断面図、図4の(a)、(b)および(c)は図1に示す昇降フレームユニットの構成部材(内フレーム)を示す側面図、正面図および断面Bにおける断面図、図5の(a)、(b)および(c)は図1に示す昇降フレームユニットの構成部材(外フレーム)を示す側面図、正面図および断面Bにおける断面図である。なお、各部は模式的に示すものであって、本発明は図示された形態に限定されるものではない。また、各構成部材の位置関係を明りょうにするため、図1および図2において、内フレームに複斜線を付す。
(昇降フレームユニット)
図1〜図5の(c)において、昇降フレームユニット100は、互いに長手方向で相対的に移動自在な支柱フレーム10、内フレーム20および外フレーム30と、支柱フレーム10と内フレーム20とを切り離し自在に接続する内繋ぎ装置40と、支柱フレーム10と外フレーム30とを切り離し自在に接続する外繋ぎ装置50と、内フレーム20と外フレーム30とを互いに長手方向で相対的に移動自在に連結する移動装置60とを有している。
そして、外フレーム30には、建築構造物200(図14参照)を解体する際に発生する塵埃・騒音の拡散や解体材の飛散を防止するために、解体範囲を覆う養生部材(仮設フレームおよび仮設シート等、図示しない)が設置される。
さらに、支柱フレーム10には、建築構造物200を解体する際に使用する走行クレーン230a、230b、230cが載置されるクレーンガーダー231aまたはクレーンガーダー231b(図14参照)が設置されるが、走行クレーン230a、230b、230cを使用しない場合には、クレーンガーダー231aまたはクレーンガーダー231bは設置されない。
外フレーム30の断面コ字状の懐部の奥寄りに内フレーム20が配置され、外フレーム30の懐部38の開口部37寄りに支柱フレーム10が配置されている。以下、各構成部材について説明し、その上で、実施の形態2において、各構成部材の相対的な動きについて説明する。
(支柱フレーム)
図3において、支柱フレーム10は、面11a、11b、11c、11dを具備する棒状または筒状の支柱フレーム本体部(以下「支柱本体部」と称す)11と、支柱本体部11の一方の面(図3の(a)および(c)中、右側の面)11cに形成され、面11cの法線方向に突出した一対の板状の支柱腕部12a、12bと、支柱腕部12a、12bの先端に形成され、面11cに平行な支柱案内部13a、13bとを具備している。
また、内繋ぎ装置40は内繋ぎピン41a、41bによって構成されるものであり(図4の(c)参照)、支柱腕部12a、12bには、内繋ぎピン41a、41bが侵入自在な支柱内繋ぎ孔14a、14bが複数形成されている。
また、外繋ぎ装置50は外繋ぎピン51a、51bによって構成されるものであり(図5の(c)参照)、支柱本体部11の面11cに垂直な面11a、11bには、外繋ぎピン51a、51bが侵入自在な支柱外繋ぎ孔15a、15bが複数形成されている。
(支柱定着装置)
さらに、支柱本体部11の面11cに対向する面11dには、支柱フレーム10を建築構造物(図示しない)の一部に着脱自在に固定する支柱定着装置を構成する支柱ボルト孔16が設けられている。すなわち、支柱定着装置71a、71b(図6の(a)等参照)は、建築構造物を形成する柱や梁に形成された定着用ボルト孔(図示しない)および支柱ボルト孔16に侵入する定着用ボルト(図示しない)と、該定着用ボルトが螺合する定着用ナット(図示しない)とを具備している。なお、本発明は支柱定着装置をこれに限定するものではなく、建築構造物を形成する柱や梁を把持する定着金物または溶接固定された定着金物に定着用ボルト孔が形成されたものであってもよく、建築構造物側または支柱フレーム10側に、予め定着用ボルトが溶接固定されているものであってもよい。
なお、支柱定着装置は定着用ボルトに限定するものではなく、定着用のピンであってもよい。
(内フレーム)
図4において、内フレーム20は、面21a、21b、21c、21bを具備する棒状または筒状の内フレーム本体部(以下「内本体部」と称す)21と、内本体部21の対向する一対の面(図4の(c)において、上下の面)21a、21bが、一方の面(図中、右側の面)21c側に延長されたように形成された一対の内腕部22a、22bと、内腕部22a、22bに設けられた棒状または筒状の内案内部23a、23bとを具備している。
そして、内本体部21の上端部に、内繋ぎ装置40が設置され、内案内部23aの上部と内案内部23bの上部とを連結する内踊り場24に、移動装置60を構成する内係止部であるボールナット25(これについては別途詳細に説明する)が設置されている。
(内繋ぎ装置)
内繋ぎ装置40は、支柱フレーム10に形成された支柱内繋ぎ孔14a、14bに侵入自在な内繋ぎピン41a、41bと、内繋ぎピン41a、41bを進退させる内繋ぎピン進退手段42a、42bとを具備している。なお、内繋ぎピン進退手段42a、42bの形式は限定するものではなく、ソレノイド、空気圧(または油圧)シリンダや電動シリンダ、スクリュー、カムあるいはラック/ピニオン機構など、何れであってもよい。
(外フレーム)
図5において、外フレーム30は、外配置部材31cによって所定の間隔を空けて互いに平行に配置された一対の棒状または筒状の外フレーム本体部(以下「外本体部」と称す)31a、31bと、外本体部31a、31bの一部(略下半分の範囲)に、それぞれ形成された外腕部32a、32bと、を有している。すなわち、外フレーム30は一部(略下半分の範囲)が、外本体部31a、31bの一部および外配置部材31cの一部を挟んで、外腕部32aおよび外腕部32bが断面コ字状に配置され、底面相当部に対向する開口部37を具備する懐部38が形成されている。
さらに、外本体部31a、31bの一方の端部(下端)寄りに、外本体部31aと外本体部31bとに跨がって、外腕部32a、32bとは反対の方向に突出する足場受け梁35が設けられている。
(外繋ぎ装置)
また、外腕部32a、32bの先端寄り(外本体部31a、31bから離れた位置)の上部に、外繋ぎ装置50が設置されている。外繋ぎ装置50は、支柱フレーム10に形成された支柱外繋ぎ孔15a、15bに侵入自在な外繋ぎピン51a、51bと、外繋ぎピン51a、51bを進退させる外繋ぎピン進退手段52a、52bとを具備している。なお、外繋ぎピン進退手段52a、52bの形式は限定するものではなく、ソレノイド、空気圧(または油圧)シリンダや電動シリンダ、スクリュー、カムあるいはラック/ピニオン機構など、何れであってもよい。
(外定着装置)
さらに、外腕部32a、32bの外本体部31a、31bとは反対側の側端面には、外フレーム30を建築構造物(図示しない)の一部に着脱自在に固定する外定着装置を構成する外ボルト孔36a、36bが複数設けられている。
すなわち、外定着装置73a、73b(図6の(a)等参照)は、建築構造物を形成する柱や梁に形成された定着用ボルト孔(図示しない)および外ボルト孔36a、36bに侵入する定着用ボルト(図示しない)と、該定着用ボルトが螺合する定着用ナット(図示しない)とを具備している。なお、本発明は外定着装置をこれに限定するものではなく、建築構造物を形成する柱や梁を把持する定着金物または溶接固定された定着金物に定着用ボルト孔が形成されたものであってもよく、建築構造物側または外フレーム30側に、予め定着用ボルトが溶接固定されているものであってもよい。なお、定着用ボルトに代えて、定着用のピンであってもよい。
(移動装置)
そして、外本体部31aと外本体部31bとに跨がって、長手方向(上下方向)で所定の間隔を空けてネジ用上梁34aおよびネジ用下梁34bが設置されている。そして、ネジ用上梁34aの上面に、移動装置60を構成するボールネジ61を回転駆動する減速機付きモーター62が設置され、ボールネジ61を回転自在で、軸方向に移動不能に保持する外上保持部63および外下保持部64が、ネジ用上梁34aおよびネジ用下梁34bにそれぞれ設けられている。
なお、外上保持部63および外下保持部64の形式は限定するものではなく、例えば、ボールネジ61に形成された環状溝に侵入する突起、またはボールネジ61に形成された環状突起が侵入する溝等であってもよい。同様に、外下保持部64の形式は限定するものではなく、ボールネジ61のネジ部を保持する内面円筒や、外上保持部63と同じ形式であってもよい。
さらに、以上は、内フレーム20にボールナット25を設置し、外フレーム30にボールネジ61を設置しているが、本発明はこれに限定するものではなく、内フレーム20にボールネジ61を設置し、外フレーム30にボールナット25を設置してもよい。このとき、外上保持部63および外下保持部64に準じて、内フレーム20に内上保持部および内下保持部が形成されることになる。
また、本発明はネジ棒をボールネジに限定するものではなく、台形ネジや山形(三角)ネジ等であっもてよい。
(組み立て状況)
図1〜図2の(c)において、昇降フレームユニット100は、外フレーム30の懐部38の奥(外本体部31a、31bに近い範囲)に内フレーム20が長手方向(上下方向)で移動自在に配置され、懐部38の口元(開口部37に近い範囲)に支柱フレーム10が長手方向(上下方向)で移動自在に配置されている。
このとき、内フレーム20の内本体部21は、支柱フレーム10の一対の支柱腕部12a、12bに挟まれ、移動自在に案内されている。
また、外フレーム30の外腕部32a、32bの先端には、開口部37を狭くする方向に突出した外案内部39a、39bが形成されている。このため、外フレーム30が変形して開口部37が拡がったとしても、支柱フレーム10が外フレーム30の懐部38から抜け出すことはない。
また、内フレーム20のボールナット25は、移動装置60を構成するボールネジ61に螺合し、ボールネジ61の回転によって、外上保持部63と外下保持部64との間を往復移動するから、内フレーム20は外フレーム30に対して、外上保持部63と外下保持部64との距離よりも短い距離を、相対的に移動する。
すなわち、移動装置60は、ボールネジ61、減速機付きモーター62、外上保持部63、外下保持部64、およびボールナット25(内係止部に相当する)を具備している。
[実施の形態2]
図6の(a)〜図14は本発明の実施の形態2に係る昇降フレームユニットの操作方法を説明するものであって、図6の(a)〜図9の(d)は昇降フレームユニットを下降する作業、図10の(a)〜図13の(e)は昇降フレームユニットを上昇する作業、図14は、解体施工状況を示す平面図である。なお、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。また、作業の流れを明りょうにするため、それぞれの作業を第jステップと称す。
(昇降フレームユニットの下降作業)
図6の(a)〜図9は本発明の実施の形態1に係る昇降フレームユニットの操作方法を説明するものであって、図6の(a)〜図7の(f)は支柱フレームを下降する様子を示す模式的に描いた側面図、図8の(a)〜図9は外フレームを下降する様子を示す模式的に描いた側面図である。
図6の(a)〜図7の(f)において、建築構造物のn階の梁90および(n−1)階の梁89に定着された昇降フレームユニット100を下降させ、建築構造物の(n−1)階の梁89および(n−2)階の梁88に定着させる操作方法を示している。このとき、外上保持部63と外下保持部64との距離が、建築構造物の階高H(n階の梁90および(n−1)階の梁89との上下方向の距離)の略半分である。
このため、以下に説明するように、n階の梁90および(n−1)階の梁89に外フレーム30が定着された状態で、内フレーム20を外フレーム30に対して移動距離h(h=H/2)だけ移動(昇降)させるステップを複数回実施することによって、n階の梁90および(n−1)階の梁89に定着されていた支柱フレーム10を(n−1)階の梁89および(n−2)階の梁88に定着させ、さらに、(n−1)階の梁89および(n−2)階の梁88に支柱フレーム10が定着された状態で、内フレーム20を外フレーム30に対して移動距離hだけ移動(昇降)させるステップを複数回実施することによって、n階の梁90および(n−1)階の梁89に定着されていた外フレーム30を(n−1)階の梁89および(n−2)階の梁88に定着させることができる。
すなわち、内フレーム20と外フレーム30との相対距離を変更するボールネジ61を短くしても、建築構造物への定着作業の頻度を減らすことができるから、昇降フレームユニット100の製造コストを安価にすることができると共に、下降作業を迅速にし、かつ、作業コストを安価にすることができる。なお、以下は説明の便宜上、階高Hだけ下降する毎に、建築構造物に定着させているが、本発明はこれに限定するものではなく、階高Hよりも長い距離(例えば、複数階)を下降する度、あるいは階高Hよりも短い距離を下降する度に、建築構造物に定着させてもよい。以下、図を参照して、作業要領を説明する。
(支柱フレームの下降作業)
まず、支柱フレーム10が梁90および梁89に支柱定着装置71a、71bによって定着され、外フレーム30が梁90および梁89に外定着装置73a、73bによって定着された状態にした後、支柱フレーム10と内フレーム20とが切り離され、かつ、支柱フレーム10と外フレーム30とが切り離された状態にする第1ステップと、ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを縮めることによって、内フレーム20を上昇させる第2ステップと、支柱フレーム10と内フレーム20とを内繋ぎピン41a、41bを前進させることによって接続する第3ステップと、を実行する(図6の(a)参照)。
次に、外フレーム30が梁90および梁89に外定着装置73a、73bによって定着され、かつ、支柱フレーム10が梁90および梁89に定着されていない状態にする第4ステップと、ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを拡げることによって、互いに繋がれている支柱フレーム10および内フレーム20を移動距離h(h=H/2)だけ下降させる第5ステップと、を実行する(図6の(b)参照)。
次に、支柱フレーム10と外フレーム30とを外繋ぎピン51a、51bを前進させることによって互いに繋いだ後、支柱フレーム10と内フレーム20とが内繋ぎピン41a、41bを後退させることによって切り離された状態にする第6ステップと、ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを縮めることによって、内フレーム20を移動距離hだけ上昇させる第7ステップと、を実行する(図6の(c)参照)。
次に、支柱フレーム10と内フレーム20とを内繋ぎピン41a、41bを前進させることによって互いに繋いだ後、支柱フレーム10と外フレーム30とが外繋ぎピン51a、51bを後退させることによって切り離された状態にする第8ステップを実行する(図7の(d)参照)。
次に、ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを拡げることによって、互いに繋がれている支柱フレーム10および内フレーム20を移動距離hだけ下降させる第9ステップを実行する(図7の(e)参照)。
そうすると、支柱フレーム10は、移動距離hづつ2回に渡って下降するため、階高Hだけ下降する。そこで、支柱フレーム10を(n−1)階の梁89および(n−2)階の梁88に支柱定着装置71a、71bによって定着する第10ステップを実行する(図7の(f)参照)。
なお、以上は、支柱フレーム10がn階の梁90に定着していないが、梁90が撤去されるまでの間、支柱フレーム10をn階の梁90に定着してもよい。また、以上は、支柱フレーム10の1回当たりの下降距離(h)を階高Hの半分(1/2)にしているが、本発明はこれに限定するものではなく、階高Hの「1/3」あるいは「1/4」等にして、第6ステップ〜第9ステップをさらに1回あるいは2回以上実施してもよい。
(外フレームの下降作業)
さらに、支柱フレーム10が階高Hだけ下降し、梁89および梁88に定着されたところで、外フレーム30の下降を開始する。
まず、外フレーム30がn階の梁90および(n−1)階の梁89に外定着装置73a、73bによって定着されない状態にする第11ステップと、ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを縮めることによって、互いに繋がれている内フレーム20および外フレーム30を下降させる第12ステップと、を実行する(図8の(a)参照)。
次に、支柱フレーム10と外フレーム30とを外繋ぎピン51a、51bを進出させることによって互いに繋いだ後、支柱フレーム10と内フレーム20とが内繋ぎピン41a、41bを後退させることによって切り離された状態にする第13ステップと、ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを伸ばすことによって、内フレーム20を上昇させる第14ステップと、を実行する(図8の(b)参照)。
次に、支柱フレーム10と内フレーム20とを内繋ぎピン41a、41bを進出させることによって互いに繋いだ後、支柱フレーム10と外フレーム30とが外繋ぎピン51a、51bを後退させることによって切り離された状態にする第15ステップと、
ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを縮めることによって、互いに繋がれている内フレーム20および外フレーム30を下降させる第16ステップと、を実行する(図8の(c)参照)。
そうすると、外フレーム30は、移動距離hづつ2回に渡って下降するため、階高Hだけ下降する。そこで、外フレーム30を(n−1)階の梁89および(n−2)階の梁88に外定着装置73a、73bによって定着する第17ステップを実行する。すなわち、支柱フレーム10および外フレーム30の両方が、梁89および梁88に定着される(図9の(d)参照)。
なお、以上は、外フレーム30の1回当たりの下降距離(h)を階高Hの半分(1/2)にしているが、本発明はこれに限定するものではなく、階高Hの「1/3」あるいは「1/4」等にして、第13ステップ〜第16ステップをさらに1回あるいは2回以上実施してもよい。
(昇降フレームユニットの上昇作業)
図10の(a)〜図13の(e)は本発明の実施の形態2に係る昇降フレームユニットの操作方法を説明するものであって、図10の(a)〜図11の(e)は外フレームを上昇する様子を作業を追って示す模式的に描いた側面図、図12の(a)〜図13の(e)は支柱フレームを上昇する様子を作業を追って示す模式的に描いた側面図である。
図10の(a)〜図13の(e)において、建築構造物の(n−1)階の梁89および(n−2)階の梁88に定着された昇降フレームユニット100を上昇させ、建築構造物のn階の梁90および(n−1)階の梁89に定着させる操作方法を示している。このとき、外上保持部63と外下保持部64との距離が、建築構造物の階高H(n階の梁90および(n−1)階の梁89との上下方向の距離)の略半分である。
そして、前記下降作業に準じて、以下に説明するように、梁89および梁88に支柱フレーム10が支柱定着装置71a、71bによって定着された状態で、内フレーム20を支柱フレーム10に対して移動距離h(h=H/2)だけ移動(昇降)させるステップを複数回実施することによって、梁89および梁88に外定着装置73a、73bによって定着されていた外フレーム30を梁90および梁89に定着させ、さらに、梁90および梁89に外フレーム30が外定着装置73a、73bによって定着された状態で、内フレーム20を外フレーム30に対して移動距離hだけ移動(昇降)させるステップを複数回実施することによって、梁89および梁88に支柱定着装置71a、71bによって定着されていた支柱フレーム10を梁90および梁89に定着させることができる。
すなわち、内フレーム20と外フレーム30との相対距離を変更するボールネジ61を短くしても、建築構造物への定着作業の頻度を減らすことができるから、昇降フレームユニット100の製造コストを安価にすることができると共に、上昇作業を迅速にし、かつ、作業コストを安価にすることができる。以下、図を参照して、作業要領を説明する。
(外フレームの上昇作業)
図10の(a)〜図11の(e)において、支柱フレーム10および外フレーム30が、それぞれ支柱定着装置71a、71bおよび外定着装置73a、73bによって梁89および梁88に定着された状態において、支柱フレーム10と内フレーム20とが切り離され、かつ、支柱フレーム10と外フレーム30とが外繋ぎピン51a、51bを後退させることによって切り離された状態にする第21ステップと、ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを縮めることによって、前記内フレームを上昇させる第22ステップと、を実行する(図10の(a)参照)。
次に、支柱フレーム10と内フレーム20とを内繋ぎピン41a、41bを前進させることによって互いに繋ぐ第23ステップと、前記外フレームが梁89および梁88に定着されていない状態にする第24ステップとを実行する(図10の(b)参照)。
次に、ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを伸ばすことによって、外フレーム30を上昇させる第25ステップを実行する。さらに、支柱フレーム10と外フレーム30とを外繋ぎピン51a、51bを前進させることによって互いに繋いだ後、支柱フレーム10と内フレーム20とが内繋ぎピン41a、41bを後退させることによって切り離された状態にする第26ステップとを実行する(図10の(c)参照)。
次に、ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを縮めることによって、内フレーム20を上昇させる第27ステップと、支柱フレーム10と内フレーム20とを内繋ぎピン41a、41bを前進させることによって互いに繋いだ後、支柱フレーム10と外フレーム30とが外繋ぎピン51a、51bを後退させることによって切り離された状態にする第28ステップと、を実行する(図11の(d)参照)。
次に、ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを拡げることによって、外フレーム30を上昇させる第29ステップと、を実行する(図11の(e)参照)。
そうすると、外フレーム30は、移動距離hづつ2回に渡って上昇するため、階高Hだけ上昇する。そこで、外フレーム30をn階の梁90および(n−1)階の梁89に定着する第30ステップを実行する。
なお、以上は、外フレーム30の1回当たりの上昇距離(h)を階高Hの半分(1/2)にしているが、本発明はこれに限定するものではなく、階高Hの「1/3」あるいは「1/4」等にして、第26ステップ〜第29ステップをさらに1回あるいは2回以上実施してもよい。
(支柱フレームの上昇作業)
さらに、外フレーム30が階高Hだけ上昇し、梁90および梁89に外定着装置73a、73bによって定着されたところで、支柱フレーム10の上昇を開始する。
まず、支柱フレーム10が梁89および梁88に定着されていない状態にする第31ステップを実行する(図12の(a)参照)。
次に、ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを縮めることによって、互いに繋がれている支柱フレーム10および内フレーム20を上昇させる第32ステップを実行する(図12の(b)参照)。
次に、支柱フレーム10と外フレーム30とを外繋ぎピン51a、51bを前進させることによって互いに繋いだ後、支柱フレーム10と内フレーム20とが内繋ぎピン41a、41bを後退させることによって切り離された状態にする第33ステップを実行する(図12の(c)参照)。
次に、ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを伸ばすことによって、内フレームを下降させる第34ステップを実行する(図13の(d)参照)。
そして、支柱フレーム10と内フレーム20とを内繋ぎピン41a、41bを前進させることによって互いに繋いだ後、支柱フレーム10と外フレーム30とが外繋ぎピン51a、51bを後退させることによって切り離された状態にする第35ステップと、ボールネジ61を回転(移動装置60を駆動)して内外係止部間隔Sを縮めることによって、互いに繋がれている支柱フレーム10および内フレーム20を上昇させる第36ステップと、を実行する(図13の(e)参照)。
そうすると、支柱フレーム10は、移動距離hづつ2回に渡って上昇するため、階高Hだけ上昇する。そこで、支柱フレーム10をn階の梁90および(n−1)階の梁89に支柱定着装置71a、71bによって定着する第37ステップを実行する(初期状態を示す図6の(a)参照)。
すなわち、支柱フレーム10および外フレーム30の両方が、梁90および梁89に定着される。
なお、以上は、支柱フレーム10の1回当たりの上昇距離(h)を階高Hの半分(1/2)にしているが、本発明はこれに限定するものではなく、階高Hの「1/3」あるいは「1/4」等にして、第33ステップ〜第36ステップをさらに1回あるいは2回以上実施してもよい。
(解体施工状況)
図14は、本発明の実施の形態2に係る昇降フレームユニットの操作方法を説明する
ものであって、解体施工状況を示す模式的に描いた平面図である。
図14において、建築構造物200は、平面視で矩形状であって、n階の床201と、床201を支持する複数の柱202とを具備し、床201を支持する梁(初期状態を示す図6の(a)等の梁90に相当する)に梁定着金物211が取り付けられ、柱202に柱定着金物212が取り付けられている。
そして、梁定着金物211および柱定着金物212に、昇降フレームユニット100が定着されている(正確には、支柱フレーム10は支柱定着装置(図示しない)によって、外フレーム30は外定着装置(図示しない)によってそれぞれ定着されている)。
さらに、外フレーム30の足場受け梁35(図1等参照)に養生足場220が設けられている。
また、一列に並んだ、一方側の複数の昇降フレームユニット100の支柱フレーム10には、走行クレーン230a、230b、230cが載置されるクレーンレールを支持するクレーンガーダー231aが設置され、一列に並んだ、他方側の複数の昇降フレームユニット100の支柱フレーム10には、走行クレーン230a、230b、230cが載置されるクレーンレールを支持するクレーンガーダー231bが設置されている。
したがって、前記のように、下降作業を実行することによって、床201は解体される際、養生足場220(および図示しない養生シート等)の荷重は、複数の外フレーム30に分散して掛かり、走行クレーン230a、230b、230cおよびクレーンガーダー231a、231bの荷重は複数の支柱フレームに掛かることになる。すなわち、昇降フレームユニット100のボールネジ61に掛かる荷重が小さくなっている。
なお、内繋ぎ装置40の内繋ぎピン進退手段42a、42b、外繋ぎ装置50の外繋ぎピン進退手段52a、52b、および減速機付きモーター62は、図示しない制御装置によって制御されるから、下降作業が容易かつ迅速になる。
本発明によれば、短尺のボールネジでありながら、建築構造物に固定する作用や建築構造物への固定を開放する作業の頻度を減らし、かつ、ボールネジに作用する荷重および電動モータの負荷を減らすことができるから、各種形態で各種高さの建築構造物の解体や建造の際に広く利用することができる。
10 支柱フレーム
11 支柱本体部
11a〜11d 面
12a 支柱腕部
12b 支柱腕部
13a 支柱案内部
13b 支柱案内部
14a 支柱内繋ぎ孔
14b 支柱内繋ぎ孔
15a 支柱外繋ぎ孔
15b 支柱外繋ぎ孔
16 支柱ボルト孔
20 内フレーム
21 内本体部
21a〜21d 面
22a 内腕部
22b 内腕部
23a 内案内部
23b 内案内部
24 内踊り場
25 ボールナット(内係止部)
30 外フレーム
31a 外本体部
31b 外本体部
31c 外配置部材
32a 外腕部
32b 外腕部
34a ネジ用上梁
34b ネジ用下梁
35 足場受け梁
36a 外ボルト孔
36b 外ボルト孔
37 開口部
38 懐部
39a 外案内部
39b 外案内部
40 内繋ぎ装置
41a 内繋ぎピン
41b 内繋ぎピン
42a 内繋ぎピン進退手段
42b 内繋ぎピン進退手段
50 外繋ぎ装置
51a 外繋ぎピン
51b 外繋ぎピン
52a 外繋ぎピン進退手段
52b 外繋ぎピン進退手段
60 移動装置
61 ボールネジ
62 減速機付きモーター
63 外上保持部
64 外下保持部
71a 支柱定着装置
71b 支柱定着装置
73a 外定着装置
73b 外定着装置
88 梁((n−2)階)
89 梁((n−1)階)
90 梁(n階)
100 昇降フレームユニット
200 建築構造物
201 床
202 柱
211 定着金物
212 定着金物
220 養生足場
230a〜230c 走行クレーン
231a クレーンガーダー
231b クレーンガーダー

Claims (12)

  1. 建築構造物の所定範囲を覆う養生部材を支持し、互いに長手方向で相対的に移動自在な支柱フレーム、内フレームおよび外フレームを有する昇降フレームユニットであって、
    前記支柱フレームを前記建築構造物の一部に着脱自在に定着する支柱定着装置と、
    前記外フレームを前記建築構造物の一部に着脱自在に定着する外定着装置と、
    前記支柱フレームと前記内フレームとを切り離し自在に接続する内繋ぎ装置と、
    前記支柱フレームと前記外フレームとを切り離し自在に接続する外繋ぎ装置と、
    前記外フレームに形成された外上保持部と前記内フレームに形成された内係止部とに係止され、前記外上保持部と前記内係止部との上下方向の間隔である内外係止部間隔を変更する移動装置と、
    を有することを特徴とする昇降フレームユニット。
  2. 建築構造物の所定範囲を覆う養生部材を支持し、互いに長手方向で相対的に移動自在な支柱フレーム、内フレームおよび外フレームを有する昇降フレームユニットにおいて、
    前記支柱フレームを前記建築構造物の一部に着脱自在に定着する支柱定着装置と、
    前記外フレームを前記建築構造物の一部に着脱自在に定着する外定着装置と、
    前記支柱フレームと前記内フレームとを切り離し自在に接続する内繋ぎ装置と、
    前記支柱フレームと前記外フレームとを切り離し自在に接続する外繋ぎ装置と、
    前記外フレームに形成された外上保持部と前記内フレームに形成された内係止部とに係止され、前記外上保持部と前記内係止部との上下方向の間隔である内外係止部間隔を変更する移動装置と、を有し、
    前記支柱フレームおよび前記外フレームが前記建築構造物の一部に定着された状態において、前記支柱フレームと前記内フレームとが切り離され、かつ、前記支柱フレームと前記外フレームとが切り離された状態にする第1ステップと、
    前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、前記内フレームを上昇させる第2ステップと、
    前記支柱フレームと前記内フレームとを互いに繋ぐ第3ステップと、
    前記支柱フレームが前記建築構造物に定着されていない状態にする第4ステップと、
    前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を拡げることによって、互いに繋がれている前記支柱フレームおよび前記内フレームを下降させる第5ステップと、
    前記支柱フレームと前記外フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記内フレームとが切り離された状態にする第6ステップと、
    前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、前記内フレームを上昇させる第7ステップと、
    前記支柱フレームと前記内フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記外フレームとが切り離された状態にする第8ステップと、
    前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を拡げることによって、互いに繋がれている前記支柱フレームおよび前記内フレームを下降させる第9ステップと、
    前記支柱フレームが前記建築構造物の一部に定着された状態にする第10ステップと、
    前記外フレームが前記建築構造物の一部に定着されていない状態にする第11ステップと、
    前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、前記外フレームを下降させる第12ステップと、
    前記支柱フレームと前記外フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記内フレームとが切り離された状態にする第13ステップと、
    前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を伸ばすことによって、前記内フレームを下降させる第14ステップと、
    前記支柱フレームと前記内フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記外フレームとが切り離された状態にする第15ステップと、
    前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、前記外フレームを下降させる第16ステップと、
    前記外フレームが前記建築構造物の一部に定着された状態にする第17ステップと、
    によって、建築構造物に対して下降することを特徴とする昇降フレームユニットの操作方法。
  3. 前記第1ステップから前記第17ステップを順次繰返し実行することを特徴とする請求項2記載の昇降フレームユニットの操作方法。
  4. 前記第10ステップを実行する前に、前記第6ステップから前記第9ステップの各ステップを順次繰り返すと共に、前記第17ステップを実行する前に、前記第13ステップから前記第16ステップの各ステップを順次繰り返すことを特徴とする請求項2または3記載の昇降フレームユニットの操作方法。
  5. 建築構造物の所定範囲を覆う養生部材を支持し、互いに長手方向で相対的に移動自在な支柱フレーム、内フレームおよび外フレームを有する昇降フレームユニットにおいて、
    前記支柱フレームを前記建築構造物の一部に着脱自在に定着する支柱定着装置と、
    前記外フレームを前記建築構造物の一部に着脱自在に定着する外定着装置と、
    前記支柱フレームと前記内フレームとを切り離し自在に接続する内繋ぎ装置と、
    前記支柱フレームと前記外フレームとを切り離し自在に接続する外繋ぎ装置と、
    前記外フレームに形成された外上保持部と前記内フレームに形成された内係止部とに係止され、前記外上保持部と前記内係止部との上下方向の間隔である内外係止部間隔を変更する移動装置と、を有し
    前記支柱フレームおよび前記外フレームが前記建築構造物の一部に定着された状態において、前記支柱フレームと前記内フレームとが切り離され、かつ、前記支柱フレームと前記外フレームとが切り離された状態にする第21ステップと、
    前記内外係止部間隔が広い場合、前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、前記内フレームを上昇させる第22ステップと、
    前記支柱フレームと前記内フレームとを互いに繋ぐ第23ステップと、
    前記外フレームが前記建築構造物に定着されていない状態にする第24ステップと、
    前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を伸ばすことによって、前記外フレームを上昇させる第25ステップと、
    前記支柱フレームと前記外フレームとを互いに繋いだ後、前記内フレームとが切り離された状態にする第26ステップと、
    前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、前記内フレームを上昇させる第27ステップと、
    前記支柱フレームと前記内フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記外フレームとが切り離された状態にする第28ステップと、
    前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を伸ばすことによって、前記外フレームを上昇させる第29ステップと、
    前記外フレームが前記建築構造物の一部に定着された状態にする第30ステップと、
    前記支柱フレームが前記建築構造物の一部に定着されていない状態にする第31ステップと、
    前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、互いに繋がれている前記支柱フレームおよび前記内フレームを上昇させる第32ステップと、
    前記支柱フレームと前記外フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記内フレームとが切り離された状態にする第33ステップと、
    前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を伸ばすことによって、前記内フレームを下降させる第34ステップと、
    前記支柱フレームと前記内フレームとを互いに繋いだ後、前記支柱フレームと前記外フレームとが切り離された状態にする第35ステップと、
    前記移動装置を駆動して前記内外係止部間隔を縮めることによって、互いに繋がれている前記支柱フレームおよび前記内フレームを上昇させる第36ステップと、
    前記支柱フレームが前記建築構造物の一部に定着された状態にする第37ステップと、
    によって、建築構造物に対して上昇することを特徴とする昇降フレームユニットの操作方法。
  6. 前記第21ステップから前記第37ステップを順次繰返し実行することを特徴とする請求項5記載の昇降フレームユニットの操作方法。
  7. 前記第30ステップを実行する前に、前記第22ステップから前記第29ステップの各ステップを順次繰り返すと共に、前記第37ステップを実行する前に、前記第32ステップから前記第36ステップの各ステップを順次繰り返すことを特徴とする請求項5または6記載の昇降フレームユニットの操作方法。
  8. 前記移動装置は、前記外上保持部と、前記外上保持部よりも下方に配置された外下保持部と、前記外上保持部および前記外下保持部に両端部が回転自在で軸方向に移動不能に保持されたネジ棒と、該ネジ棒を回転駆動する電動モータと、を有し、前記内係止部が前記ネジ棒に軸方向移動自在に係止することを特徴とする請求項1記載の昇降フレームユニット。
  9. 前記内係止部が、ネジ棒の両端をそれぞれ回転自在で軸方向移動不能に保持する外上保持部および外下保持部であって、該ネジ棒が電動モータによって回転駆動され、前記外上保持部が前記ネジ棒に軸方向移動自在に係止することを特徴とする請求項1記載の昇降フレームユニット。
  10. 前記内繋ぎ装置が、前記内フレームに進退自在に設置された内繋ぎピンと、該内繋ぎピンを進退させる内繋ぎピン進退装置と、前記支柱フレームの側面に形成され、前記内繋ぎピンが侵入自在な支柱内繋ぎ孔とを具備し、
    前記外繋ぎ装置が、前記外フレームに進退自在に設置された外繋ぎピンと、該外繋ぎピンを進退させる外繋ぎピン進退装置と、前記支柱フレームの側面に形成され、前記外繋ぎピンが侵入自在な支柱外繋ぎ孔とを具備することを特徴とする請求項1記載の昇降フレームユニット。
  11. 前記外フレームは、前記養生部材を支持することを特徴とする請求項1記載の昇降フレームユニット。
  12. 前記支柱フレームは、前記建築構造物を解体または建設する際に使用される走行クレーンが載置されるクレーンガーダーを支持することを特徴とする請求項1記載の昇降フレームユニット。
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