JP2014185031A - 張力変動抑制方法および張力変動抑制装置 - Google Patents

張力変動抑制方法および張力変動抑制装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014185031A
JP2014185031A JP2013062949A JP2013062949A JP2014185031A JP 2014185031 A JP2014185031 A JP 2014185031A JP 2013062949 A JP2013062949 A JP 2013062949A JP 2013062949 A JP2013062949 A JP 2013062949A JP 2014185031 A JP2014185031 A JP 2014185031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension
dancer arm
speed
actuator
web
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013062949A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014185031A5 (ja
JP6124445B2 (ja
Inventor
Kenji Yamazaki
賢治 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu NTC Ltd
Original Assignee
Komatsu NTC Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu NTC Ltd filed Critical Komatsu NTC Ltd
Priority to JP2013062949A priority Critical patent/JP6124445B2/ja
Publication of JP2014185031A publication Critical patent/JP2014185031A/ja
Publication of JP2014185031A5 publication Critical patent/JP2014185031A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6124445B2 publication Critical patent/JP6124445B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】
張力付与装置で、ウエブ張力の急激な減少時に、ダンサアームの速度変化や大きな変位を抑制し、張力制御を安定化させ、ストッパに対するダンサアームの衝突を防止する。
【解決手段】
移動可能なダンサアーム4のダンサローラ5にウエブ(ワイヤ7)を巻き掛け、ダンサアーム4をアクチュエータ(トルクモータ6・リニアモータ61)により駆動することによって、走行中のウエブ(7)に目標の張力を付与する張力付与装置2において、ウエブ(7)の走行中にダンサアーム4の速度Vまたは位置Pを検出し、ウエブ(7)の張力の急激な減少にともなって、速度V≧上限速度V1または位置P≧補正位置P1となったときに、速度Vまたは位置Pにもとづく補正信号eを指令信号aに負帰還させ、(指令信号a−補正信号e)によってアクチュエータ(6・61)を減速させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウエブに対する張力付与装置において、ウエブの張力の急激な変動を抑制する方法および装置に関する。
本発明において、ウエブは、織布、紙、フイルム(写真フイルム、電池用の電極フイルム)のほか、ワイヤ、糸、帯ひも、ロープなどの走行する長い物をいう。
例えばワイヤソーは、ワイヤを走行させ、走行中のワイヤを半導体インゴットなどワークに押し当てることによって、ワークの加工を行う。加工時に、ワイヤは、安定な加工のために、目標の張力で走行するように張力付与装置によって制御される。
特許文献1は、切断用ワイヤをガイドローラに巻き掛け、このガイドローラをダンサアームおよびサーボモータにより張力付与方向に付勢して、走行中の切断用ワイヤに目標の張力を付与するダンサローラ式の張力付与機構を開示している。
特許文献1の技術によると、走行中の切断用ワイヤの張力が急激に変化したとき、サーボモータは、ダンサアームを駆動して、走行中の切断用ワイヤの張力を目標の張力に補正する方向に移動するように追従する。このとき、ダンサアームの移動時の加速にともなう慣性エネルギーが走行中の切断用ワイヤの張力に衝撃として加わるため、制御は、複雑に変動して不安定になりやすい。
また、特許文献2は、走行中の長尺フイルムの張力変化を速やかに吸収するために、長尺フイルムをダンサロールに巻き掛け、このダンサロールをサーボモータにより張力付与方向に付勢して、走行中の長尺フイルムに目標の張力を付与するフイルム搬送装置を開示している。
特許文献2の技術によると、長尺フイルムの張力検出手段や、張力付与手段としてサーボモータが利用されており、長尺フイルムの上流側および下流側に速度検出手段や速度差検出手段が必要となるため、制御系が複雑になる。
特開平9−225936号公報 特開2001−213557号公報
したがって、本発明の課題は、アクチュエータによってウエブに張力を付与する張力付与装置において、ウエブの張力の急激な減少時に、ダンサアームの急速な速度変化や大きな位置変化を抑えることによって、張力の大きな変動を抑制し、張力の制御を短時間のうちに安定させると共に、ダンサアームのストッパに対する衝突を防止することである。
上記の課題のもとに、本発明は、張力付与装置の動作中にダンサアームの速度または位置を検出し、ウエブの張力の急激な減少にともなって、検出した速度≧上限速度となったとき、または検出した位置≧補正位置となったときに、前記速度または位置にもとづく補正信号を指令信号に負帰還させ、(指令信号−補正信号)により回転式アクチュエータまたは直動式アクチュエータを駆動することによって、前記ダンサアームの速度を減速させている。
詳しく記載すると、本発明に係る張力変動抑制方法は、移動可能なダンサアームにダンサローラを回転自在に支持し、前記ダンサアームにアクチュエータを連結するとともに、前記ダンサローラにウエブを巻き掛け、前記アクチュエータを指令信号により駆動することによって、前記ダンサアームを前記ウエブに対する張力付与方向に付勢し、走行中の前記ウエブに目標の張力を付与する張力付与装置において、前記張力付与装置の動作中に、前記ダンサアームの速度を検出し、前記ウエブの張力の急激な減少にともなって、検出した速度≧上限速度となったときに、前記速度にもとづく補正信号を前記指令信号に負帰還させ、(指令信号−補正信号)により前記アクチュエータを駆動することによって、前記ダンサアームの速度を減速させている(請求項1)。
本発明に係る張力変動抑制装置は、移動可能なダンサアームにダンサローラを回転自在に支持し、前記ダンサアームにアクチュエータを連結するとともに、前記ダンサローラにウエブを巻き掛け、前記アクチュエータを指令信号により駆動することによって、前記ダンサアームを前記ウエブに対する張力付与方向に付勢し、走行中の前記ウエブに目標の張力を付与する張力付与装置において、前記指令信号を発生する指令器と、前記指令信号を入力として前記アクチュエータを駆動する駆動増幅器と、前記ダンサアームの速度を検出する速度検出器と、前記速度検出器により検出した速度と予め入力されている上限速度とを比較し、前記ウエブの張力の急激な減少にともなって、検出した速度≧上限速度となったときに、作動信号を発生する比較器と、前記比較器の作動信号によって作動するリレーと、前記リレーの作動時に前記検出した速度にもとづく補正信号を発生する補正信号発生器と、前記指令器と前記駆動増幅器との間に介在し、前記指令器の指令信号に前記補正信号発生器の補正信号を負帰還させ、前記駆動増幅器の入力を(指令信号−補正信号)とする加え合わせ点と、を有することを特徴とする(請求項2)
前記張力変動抑制装置において、前記ダンサアームは、揺動運動可能なダンサアームにより構成され、前記アクチュエータは、トルクモータにより構成される(請求項3)か、または前記ダンサアームは、直線運動可能なダンサアームにより構成され、前記アクチュエータは、直動式のアクチュエータにより構成される(請求項4)。また、前記張力変動抑制装置において、前記指令器、前記比較器、前記リレー、前記補正信号発生器および前記加え合わせ点の機能は、制御用コンピュータにより実現する(請求項5)。
さらに、本発明に係る張力変動抑制方法は、移動可能なダンサアームにダンサローラを回転自在に支持し、前記ダンサアームにアクチュエータを連結するとともに、前記ダンサローラにウエブを巻き掛け、前記アクチュエータを指令信号により駆動することによって前記ダンサアームを前記ウエブに対する張力付与方向に付勢し、走行中の前記ウエブに目標の張力を付与する張力付与装置において、前記張力付与装置の動作中に、前記ダンサアームの位置を検出し、前記ウエブの張力の急激な減少にともなって、検出した位置≧補正位置となったときに、前記位置にもとづく補正信号を前記指令信号に負帰還させ、(指令信号−補正信号)により前記アクチュエータを駆動することによって、前記ダンサアームの速度を減速させている(請求項6)。
本発明に係る張力変動抑制装置は、移動可能なダンサアームにダンサローラを回転自在に支持し、前記ダンサアームにアクチュエータを連結するとともに、前記ダンサローラにウエブを巻き掛け、前記アクチュエータを指令信号により駆動することによって前記ダンサアームを前記ウエブに対する張力付与方向に付勢し、走行中の前記ウエブに目標の張力を付与する張力付与装置において、指令信号を発生する指令器と、前記指令信号を入力として前記アクチュエータを駆動する駆動増幅器と、前記ダンサアームの位置を検出する位置検出器と、前記位置検出器により検出した位置と予め入力されている補正位置とを比較し、前記ウエブの張力の急激な減少にともなって、検出した位置≧補正位置となったときに、作動信号を発生する比較器と、前記比較器の作動信号によって作動するリレーと、前記リレーの作動時に前記検出した位置にもとづく補正信号を発生する補正信号発生器と、前記指令器と前記駆動増幅器との間に介在し、前記指令器の指令信号に前記補正信号発生器の補正信号を負帰還させ、前記駆動増幅器の入力を(指令信号−補正信号)とする加え合わせ点と、を有することを特徴とする(請求項7)。
前記張力変動抑制装置において、前記ダンサアームは、揺動運動可能なダンサアームにより構成され、前記アクチュエータは、トルクモータにより構成される(請求項8)か、または前記ダンサアームは、直線運動可能なダンサアームにより構成され、前記アクチュエータは、直動式のアクチュエータにより構成される(請求項9)。また、前記張力変動抑制装置において、前記指令器、前記比較器、前記リレー、前記補正信号発生器および前記加え合わせ点の機能は、制御用コンピュータにより実現する(請求項10)。
本発明に係る張力変動抑制方法によると、ウエブの張力の急激な減少時に、アクチュエータが減速され、ダンサアームの急速な速度変化が抑制されるから、張力制御が短時間のうちに安定し、ダンサアームのストッパに対する衝突が防止できるほか、特に、ダンサアームの速度が検出されるため、検出した速度≧上限速度となる期間において、ダンサアームの位置に関係なく、必要な制動が可能となる(請求項1)。
本発明に係る張力変動抑制装置によると、ウエブの張力の急激な減少時に、アクチュエータが減速され、ダンサアームの急速な速度変化が抑制されるから、張力制御が短時間のうちに安定し、ダンサアームのストッパに対する衝突が防止できるほか、特に、アクチュエータの速度が速度検出器によって検出され、比較器の機能によって、検出した速度≧上限速度となる期間において、補正信号発生器により速度に応じた補正信号が得られるためアクチュエータの位置に関係なく、ダンサアームの速度に対して適切な制動が可能となる(請求項2)。
前記張力変動抑制装置において、揺動運動可能なダンサアームによると、アーム軸の位置でトルクモータの回転により駆動できるため、ダンサアームの支持、駆動部分が簡単な構成とできる(請求項3)。直線運動可能なダンサアームによると、ダンサアームのすべての位置で張力付与力が変化しないため、張力制御が安定する(請求項4)。また、制御要素や回路が制御用コンピュータにより構成されると、ソフトウェアやプログラムの分野で張力変動抑制装置が具体化できる(請求項5)。
本発明に係る張力変動抑制方法によると、ウエブの張力の急激な減少時に、アクチュエータが減速され、ダンサアームの急速な速度変化が抑制されるから、張力制御が短時間のうちに安定し、ダンサアームのストッパに対する衝突が防止できるほか、特に、ダンサアームの位置が検出されるため、検出した位置≧補正位置となる期間にわたって、ダンサアームの速度に関係なく、必要な制動が継続的に可能となる(請求項6)。
本発明に係る張力変動抑制装置によると、ウエブの張力の急激な減少時に、アクチュエータが減速され、ダンサアームの急速な速度変化が抑制されるから、張力制御が短時間のうちに安定し、ダンサアームのストッパに対する衝突が防止できるほか、特に、ダンサアームの位置が検出され、比較器の機能によって、検出した位置≧補正位置となる期間にわたって補正信号発生器により位置に応じた補正信号が継続的に得られるため、ダンサアームの速度に関係なく、アクチュエータに対する張力付与力が適切な値に抑えられる(請求項7)。
前記張力変動抑制装置において、揺動運動可能なダンサアームによると、アーム軸の位置でトルクモータの回転により駆動できるため、ダンサアームの支持、駆動部分が簡単な構成とできる(請求項8)。直線運動可能なダンサアームによると、ダンサアームのすべての位置で張力付与力が変化しないため、張力制御が安定する(請求項9)。また、制御要素や回路が制御用コンピュータにより構成されると、ソフトウェアやプログラムの分野で張力変動抑制装置が具体化できる(請求項10)。
本発明に係る張力変動抑制装置のブロック線図である。 図1の張力変動抑制装置による動作説明図である。 本発明に係る他の張力変動抑制装置のブロック線図である。 図3の張力変動抑制装置による動作説明図である。 直線運動可能なダンサアームによる張力付与装置の要部のスケルトン図である。
図1は、本発明に係る張力変動抑制方法にもとづく張力変動抑制装置1を示しており、張力変動抑制装置1は、張力付与装置2を前提としている。張力付与装置2は、移動可能な可能なダンサアーム4、すなわちアーム軸3を中心として揺動運動可能なダンサアーム4の先端にダンサローラ5を回転自在に支持し、アーム軸3を回転式のアクチュエータとしてのトルクモータ6の回転力により直接または減速機31により間接的に駆動するとともに、ダンサローラ5にウエブとしてのワイヤ7を巻き掛け、トルクモータ6によってアーム軸3をワイヤ7に対する張力付与方向に付勢することによって、走行中のワイヤ7に目標の張力を付与する。
張力制御対象のワイヤ7は、ワイヤ送り出し装置8から送り出され、ガイドローラ9、ダンサローラ5、ガイドローラ9を経てワイヤソー10に送られ、ワイヤソー10からガイドローラ12を経てワイヤ巻き取り装置11に巻き取られる。
そして、本発明に係る張力変動抑制装置1は、ダンサアーム4の揺動回転時の速度Vをアーム軸3から検出して、ワイヤ7の張力変動を抑制するために、指令器13、駆動増幅器14、速度検出器15、比較器16、リレー17、補正信号発生器18および加え合わせ点19などを有している。
指令器13は、トルクの指令信号aを発生し、指令信号aを加え合わせ点19を経て、駆動増幅器14に送る。駆動増幅器14は、定常状態の期間にわたって、指令信号aを入力とし、指令信号aに対応する電流によりトルクモータ6を駆動し、アーム軸3を図1で時計方向(+)に回転させ、ダンサアーム4にトルクを作用させることによって、ワイヤ7に目標の張力を付与する。このため、指令信号aは、ワイヤ7の目標の張力に対応する電流値となっている。
速度検出器15は、ダンサアーム4の揺動回転時に、アーム軸3の回転からダンサアーム4の速度Vを検出し、検出した速度Vに比例する速度信号bを比較器16に送る。なおダンサアーム4の速度Vは、これに連動するトルクモータ6の速度(回転数)から検出することもできる。比較器16は、常時、速度検出器15の出力、すなわち検出した速度Vに対応する速度信号bと、設定器20によって予め入力されている上限速度V1に対応する上限速度信号cとを比較し、比較の結果、検出した速度V≧上限速度V1となったときに、作動信号dを発生し、この作動信号dによってリレー17を作動させ、リレー17のリレー接点21をオンの状態とする。
リレー接点21のオン状態の時に、補正信号発生器18は、比例制御、積分制御、微分制御、またはこれらの組み合わせ制御(PID制御)のために、速度検出器15からの速度信号bを入力とし、ダンサアーム4の速度Vにもとづいて速度値に関係する大きさの補正信号e、例えば速度Vに比例する補正信号eを発生し、加え合わせ点19に負帰還させる。このため、速度V≧上限速度V1となったときに、駆動増幅器14は、指令信号aのほかに、負の補正信号eをも入力とし、指令信号aよりも小さな値の(指令信号a−補正信号e)に対応する電流によってトルクモータ6を定常時よりも低いトルクで減速しながら駆動することになる。
図2は、時間軸上で、ダンサアーム4の速度Vおよび駆動増幅器14の入力の変化を示している。ワイヤ7の走行中の定常状態の期間、すなわち速度V<上限速度V1の期間において、駆動増幅器14は、指令信号aを入力とし、指令信号aに対応する電流によってトルクモータ6を駆動する。このため、トルクモータ6の時計方向(+)のトルクは、速度V<上限速度V1の期間において一定であり、アーム軸3およびダンサアーム4は、ワイヤ7の張力の通常動作の変化に応じて時計方向(+)の回転、反時計方向(−)の回転を繰り返し、小さな振幅の揺動運動によってワイヤ7の張力の変化を吸収しながらワイヤ7に一定の張力を付与する。
ワイヤ7の走行中に何らかの原因によって、ワイヤ7の張力が急激に低下したときに、アーム軸3およびダンサアーム4は、トルクモータ6のトルクによってワイヤ7の張力低下に追従し、図1で時計方向(+)に加速する。この加速後に、ダンサアーム4やダンサローラ5の慣性力がワイヤ7に作用すると、ワイヤ7の張力が急に高まるため、張力制御は、短時間での張力の複雑な変動によって安定せず、ダンサアーム4は、回転制限用のストッパ22に衝撃をともなって当たることにもなる。
そこで図2のように、速度V≧上限速度V1となったときに、駆動増幅器14は、(指令信号a−補正信号e)を入力とし、指令信号aよりも小さな(指令信号a−補正信号e)に対応する電流によってトルクモータ6を駆動する。このため、トルクモータ6の時計方向(+)のトルクは、速度V≧上限速度V1の期間でのみ小さく抑えられ、減速しながら時計方向(+)に回転する。この減速制御は、速度V≧上限速度V1であれば、アーム軸3やダンサアーム4の位置に関係なく行われる。
この減速制御の結果、張力制御が不安定にならず、ストッパ22に対するダンサアーム4の衝撃も緩和される。その後に、速度V<上限速度V1となったときに、トルクモータ6のトルクは、もとのトルク値に戻る。また、ワイヤ7の張力が回復すると、制御は定常状態に移行する。なお、ワイヤ7の張力の急激な低下の原因がワイヤ7の切断のとき、その切断は、アーム軸3およびダンサアーム4の継続的な停止状態、ワイヤ7の張力、ガイドローラ9、12などの継続的な回転停止状態などから識別できる。
なお、トルクモータ6は常にワイヤ7に対して張力を付与する方向、すなわち時計方向(+)にトルクを発生しているから、ワイヤ7の張力の急激な高まり時に、トルクモータ6のトルクに加勢され、反時計方向(−)に加速することはない。
指令器13、比較器16、リレー17、補正信号発生器18、加え合わせ点19および設定器20の機能は、制御用コンピュータにより構成でき、本発明に係る張力変動抑制方法にもとづく制御プログラムによっても実現できる。
次に、図3の張力変動抑制装置1は、アーム軸3やダンサアーム4の揺動回転時の速度Vではなく、ダンサアーム4の揺動回転時の位置Pを検出して作動する例である。このため、図3の張力変動抑制装置1は、図1の張力変動抑制装置1とほぼ同じ構成であるが、ダンサアーム4の位置Pを検出して作動するために、速度検出器15に代わって、位置検出器23を有する。位置検出器23は、アーム軸3の位置からダンサアーム4の位置Pの検出を行う。なお、ダンサアーム4の位置Pは、アーム軸3に連動するトルクモータ6の位置(回転量)から検出することもできる。
位置検出器23は、例えば回転角度検出器により構成され、アーム軸3の位置からダンサアーム4の位置Pを検出し、検出した位置Pに比例する位置信号fを発生して、比較器16に送る。一方、設定器20は、トルクモータ6の減速制御開始位置を決定するために補正位置P1に対応する補正位置信号gを比較器16に設定している。
図4は、時間軸上で、ダンサアーム4の位置Pおよび駆動増幅器14の入力の変化を示している。ワイヤ7の走行中の定常状態の期間、すなわち位置P<補正位置P1の期間において、駆動増幅器14は、図1の制御と同様に、指令信号aを入力として、トルクモータ6を一定のトルクで駆動している。ワイヤ7の走行中に、何らかの原因でワイヤ7の張力が急激に低下すると、アーム軸3やダンサアーム4は、トルクモータ6のトルクによって急速に加速され、定常状態の時よりも大きく時計方向(+)に変位する。
比較器16は、常時、位置検出器23の出力、すなわちダンサアーム4の位置Pに比例する位置信号fと、設定器20によって予め入力されている補正位置P1に対応する補正位置信号gとを比較し、比較の結果、位置P≧補正位置P1となったときに、作動信号dを発生し、作動信号dによってリレー17を作動させ、リレー接点21をオンの状態とする。リレー接点21のオン状態の時に、補正信号発生器18は、位置検出器23からの位置信号fを入力とし、ダンサアーム4の位置Pにもとづいて位置(回転角度)に関係する大きさの補正信号e、例えば比例する補正信号eを発生し、加え合わせ点19に負帰還させる。
したがって、位置P≧補正位置P1となったときに、駆動増幅器14は、指令信号aのほかに、負の補正信号eを入力とし、(指令信号a−補正信号e)に対応する電流によってトルクモータ6を定常時よりも低いトルクで減速しながら駆動することになる。ここでの補正信号eは、位置P≧補正位置P1となったとき以降に、一定の値であってもよく、あるいは補正位置P1を越えた後に、位置(回転角度)に比例して大きくなる値であってもよい。以上の制御は、ダンサアーム4の回転時の速度Vに関係なく行われる。
このような制御の結果、張力制御が不安定にならず、ストッパ22に対するダンサアーム4の衝撃も緩和される。その後に、位置P<補正位置P1となったときに、トルクモータ6のトルクは、もとのトルク値に戻る。また、ワイヤ7の張力が回復して、位置P<補正位置P1となると、トルク制御は定常状態に移行する。なお、ワイヤ7の張力の急激な低下の原因がワイヤ7の切断のとき、その切断状態は、アーム軸3およびダンサアーム4の継続的な停止状態、ワイヤ7の張力や、ガイドローラ9、12などの継続的な回転停止状態などから識別できる。
図3の張力変動抑制装置1においても、指令器13、比較器16、リレー17、補正信号発生器18、加え合わせ点19および設定器20の機能は、制御用コンピュータにより構成でき、制御用コンピュータの制御プログラムによっても実現できる。
図1および図3の例は、いずれも回転式のアクチュエータをトルクモータ6とし、揺動運動可能なダンサアーム4により構成しているが、図5の例は、直線運動可能なダンサアーム4を直動式のアクチュエータとしてのリニアモータ61により駆動することによってワイヤ7に目標の張力を付与する。この例の場合、速度検出器15や位置検出器23は、例えばパルスジェネレータにより構成し、ダンサアーム4の直線運動を例えばラック・ピニオン24により回転運動に変換して検出する。なお、直動式のアクチュエータは、エアシリンダなどにより構成することもでき、また速度検出器15や位置検出器23は、リニア式のインダクトシンや、マグネスケールなどによって構成することもできる。
図1および図3の張力付与装置での揺動運動可能なダンサアーム4によれば、ダンサアーム4が傾くと、トルクの作用方向と張力の方向とが一致しなくなり、トルクモータ6のトルクが目標の張力として正確に作用しなくなる。しかし、図5の張力付与装置での直線運動可能なダンサアーム4によると、ダンサアーム4のすべての移動位置で直動式のアクチュエータによる張力付与力とワイヤ7に対する張力の方向とが常時完全に一致しているため、張力制御は精度よく行え、安定する。
本発明は、すでに記載した通り、ウエブとしてワイヤ、糸、帯ひも、ロープのほか、織布、紙、フイルム(写真フイルム、電池の電極フイルム)などの走行を制御するときにも利用できる。
1 張力変動抑制装置
2 張力付与装置
3 アーム軸 31 減速機
4 ダンサアーム
5 ダンサローラ
6 回転式アクチュエータとしてのトルクモータ
61 直動式アクチュエータとしてのリニアモータ
7 ウエブとしてのワイヤ
8 ワイヤ送り出し装置
9 ガイドローラ
10 ワイヤソー
11 ワイヤ巻き取り装置
12 ガイドローラ
13 指令器
14 駆動増幅器
15 速度検出器
16 比較器
17 リレー
18 補正信号発生器
19 加え合わせ点
20 設定器
21 リレー接点
22 ストッパ
23 位置検出器
24 ラック・ピニオン
a 指令信号
b 速度信号
c 上限速度信号
d 作動信号
e 補正信号
f 位置信号
g 補正位置信号
V 速度
V1 上限速度
P 位置
P1 補正位置

Claims (10)

  1. 移動可能なダンサアームにダンサローラを回転自在に支持し、前記ダンサアームにアクチュエータを連結するとともに、前記ダンサローラにウエブを巻き掛け、前記アクチュエータを指令信号により駆動することによって前記ダンサアームを前記ウエブに対する張力付与方向に付勢し、走行中の前記ウエブに目標の張力を付与する張力付与装置において、前記張力付与装置の動作中に、前記ダンサアームの速度を検出し、前記ウエブの張力の急激な減少にともなって、検出した速度≧上限速度となったときに、前記速度にもとづく補正信号を前記指令信号に負帰還させ、(指令信号−補正信号)により前記アクチュエータを駆動することによって、前記ダンサアームの速度を減速させる、ことを特徴とする張力変動抑制方法。
  2. 移動可能なダンサアームにダンサローラを回転自在に支持し、前記ダンサアームにアクチュエータを連結するとともに、前記ダンサローラにウエブを巻き掛け、前記アクチュエータを指令信号により駆動することによって前記ダンサアームを前記ウエブに対する張力付与方向に付勢し、走行中の前記ウエブに目標の張力を付与する張力付与装置において、前記指令信号を発生する指令器と、前記指令信号を入力として前記アクチュエータを駆動する駆動増幅器と、前記ダンサアームの速度を検出する速度検出器と、前記速度検出器により検出した速度と予め入力されている上限速度とを比較し、前記ウエブの張力の急激な減少にともなって、検出した速度≧上限速度となったときに、作動信号を発生する比較器と、前記比較器の作動信号によって作動するリレーと、前記リレーの作動時に前記検出した速度にもとづく補正信号を発生する補正信号発生器と、前記指令器と前記駆動増幅器との間に介在し、前記指令器の指令信号に前記補正信号発生器の補正信号を負帰還させて前記駆動増幅器の入力を(指令信号−補正信号)とする加え合わせ点と、を有することを特徴とする張力変動抑制装置。
  3. 前記ダンサアームを揺動運動可能なダンサアームにより構成し、前記アクチュエータをトルクモータとする、ことを特徴とする請求項2記載の張力変動抑制装置。
  4. 前記ダンサアームを直線運動可能なダンサアームにより構成し、前記アクチュエータを直動式のアクチュエータとする、ことを特徴とする請求項2記載の張力変動抑制装置。
  5. 前記指令器、前記比較器、前記リレー、前記補正信号発生器および前記加え合わせ点の機能を制御用コンピュータにより構成する、ことを特徴とする請求項2、請求項3または請求項4記載の張力変動抑制装置。
  6. 移動可能なダンサアームにダンサローラを回転自在に支持し、前記ダンサアームにアクチュエータを連結するとともに、前記ダンサローラにウエブを巻き掛け、前記アクチュエータを指令信号により駆動することによって前記ダンサアームを前記ウエブに対する張力付与方向に付勢し、走行中の前記ウエブに目標の張力を付与する張力付与装置において、前記張力付与装置の動作中に、前記ダンサアームの位置を検出し、前記ウエブの張力の急激な減少にともなって、検出した位置≧補正位置となったときに、前記位置にもとづく補正信号を前記指令信号に負帰還させ、(指令信号−補正信号)により前記アクチュエータを駆動することによって、前記ダンサアームの速度を減速させる、ことを特徴とする張力変動抑制方法。
  7. 移動可能なダンサアームにダンサローラを回転自在に支持し、前記ダンサアームにアクチュエータを連結するとともに、前記ダンサローラにウエブを巻き掛け、前記アクチュエータを指令信号により駆動することによって前記ダンサアームを前記ウエブに対する張力付与方向に付勢し、走行中の前記ウエブに目標の張力を付与する張力付与装置において、指令信号を発生する指令器と、前記指令信号を入力として前記アクチュエータを駆動する駆動増幅器と、前記ダンサアームの位置を検出する位置検出器と、前記位置検出器により検出した位置と予め入力されている補正位置とを比較し、前記ウエブの張力の急激な減少にともなって、検出した位置≧補正位置となったときに、作動信号を発生する比較器と、前記比較器の作動信号によって作動するリレーと、前記リレーの作動時に前記検出した位置にもとづく補正信号を発生する補正信号発生器と、前記指令器と前記駆動増幅器との間に介在し、前記指令器の指令信号に前記補正信号発生器の補正信号を負帰還させて、前記駆動増幅器の入力を(指令信号−補正信号)とする加え合わせ点と、を有することを特徴とする張力変動抑制装置。
  8. 前記ダンサアームを揺動運動可能なダンサアームにより構成し、前記アクチュエータをトルクモータとする、ことを特徴とする請求項7記載の張力変動抑制装置。
  9. 前記ダンサアームを直線運動可能なダンサアームにより構成し、前記アクチュエータを直動式のアクチュエータとする、ことを特徴とする請求項7記載の張力変動抑制装置。
  10. 前記指令器、前記比較器、前記リレー、前記補正信号発生器および前記加え合わせ点の機能を制御用コンピュータにより構成する、ことを特徴とする請求項7、請求項8または請求項9記載の張力変動抑制装置。
JP2013062949A 2013-03-25 2013-03-25 張力変動抑制方法および張力変動抑制装置 Active JP6124445B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013062949A JP6124445B2 (ja) 2013-03-25 2013-03-25 張力変動抑制方法および張力変動抑制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013062949A JP6124445B2 (ja) 2013-03-25 2013-03-25 張力変動抑制方法および張力変動抑制装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014185031A true JP2014185031A (ja) 2014-10-02
JP2014185031A5 JP2014185031A5 (ja) 2016-09-15
JP6124445B2 JP6124445B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=51832961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013062949A Active JP6124445B2 (ja) 2013-03-25 2013-03-25 張力変動抑制方法および張力変動抑制装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6124445B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110877839A (zh) * 2018-09-06 2020-03-13 西门子(中国)有限公司 断纸的处理方法及设备

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6133452A (ja) * 1984-07-24 1986-02-17 Kataoka Kikai Seisakusho:Kk 供給シ−トの張力制御装置
JPH02133197U (ja) * 1989-04-10 1990-11-05
JPH04265682A (ja) * 1991-02-21 1992-09-21 Fuji Electric Co Ltd 上限回転速度制限機能付サーボアンプ
JPH0531943U (ja) * 1991-10-08 1993-04-27 三菱重工業株式会社 輪転機の張力制御装置
JPH0680288A (ja) * 1992-09-01 1994-03-22 Nireco Corp ウェブ張力制御装置
JPH09225936A (ja) * 1995-12-20 1997-09-02 Nippei Toyama Corp ワイヤソー
JPH10236707A (ja) * 1997-02-27 1998-09-08 Dainippon Printing Co Ltd ウェブ搬送系のモータ回転数比制御方法及び装置
JP2003054800A (ja) * 2001-08-15 2003-02-26 Sony Corp 張力制御装置および張力制御方法
JP2007195993A (ja) * 1996-08-15 2007-08-09 Stryker Corp 可変速度モータを有するハンドピースを備えており、ハンドピース速度に応じてハンドピースモータの消費電流をカスタム調整できる電動外科用器具システム
JP2012157155A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Sanken Electric Co Ltd 誘導電動機の制御装置及び制御方法
JP2013022653A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Komatsu Ntc Ltd ワイヤソー

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6133452A (ja) * 1984-07-24 1986-02-17 Kataoka Kikai Seisakusho:Kk 供給シ−トの張力制御装置
JPH02133197U (ja) * 1989-04-10 1990-11-05
JPH04265682A (ja) * 1991-02-21 1992-09-21 Fuji Electric Co Ltd 上限回転速度制限機能付サーボアンプ
JPH0531943U (ja) * 1991-10-08 1993-04-27 三菱重工業株式会社 輪転機の張力制御装置
JPH0680288A (ja) * 1992-09-01 1994-03-22 Nireco Corp ウェブ張力制御装置
JPH09225936A (ja) * 1995-12-20 1997-09-02 Nippei Toyama Corp ワイヤソー
JP2007195993A (ja) * 1996-08-15 2007-08-09 Stryker Corp 可変速度モータを有するハンドピースを備えており、ハンドピース速度に応じてハンドピースモータの消費電流をカスタム調整できる電動外科用器具システム
JPH10236707A (ja) * 1997-02-27 1998-09-08 Dainippon Printing Co Ltd ウェブ搬送系のモータ回転数比制御方法及び装置
JP2003054800A (ja) * 2001-08-15 2003-02-26 Sony Corp 張力制御装置および張力制御方法
JP2012157155A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Sanken Electric Co Ltd 誘導電動機の制御装置及び制御方法
JP2013022653A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Komatsu Ntc Ltd ワイヤソー

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
PANASONIC ACサーボモータ・アンプ「MINAS AIIIシリーズ」取扱説明書, JPN7017001099, ISSN: 0003527134 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110877839A (zh) * 2018-09-06 2020-03-13 西门子(中国)有限公司 断纸的处理方法及设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP6124445B2 (ja) 2017-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5308860B2 (ja) 線材張力調整装置
US8465146B2 (en) Roll paper conveying apparatus, inkjet printer, and roll paper conveying method
JP2012039847A (ja) モータ制御装置およびモータ制御方法
JP2007268631A (ja) ワイヤカット放電加工機のワイヤ電極供給装置
JP3520061B2 (ja) 輪転機の連続紙走行張力制御装置
JP2015218032A5 (ja) 媒体搬送装置、プリンターおよび媒体搬送装置の制御方法
JP2008225518A (ja) 異常時モータ減速停止制御手段を有する数値制御装置
JP4554480B2 (ja) モーター制御装置
JP2979755B2 (ja) ワイヤ放電加工機のワイヤ巻上制御装置
JP6124445B2 (ja) 張力変動抑制方法および張力変動抑制装置
JP5143505B2 (ja) 帯状材の送り装置
JPS61174066A (ja) 慣性張力補償巻取繰出し装置
JPS61263570A (ja) 慣性張力補償巻線装置
JP2011245538A (ja) 巻取機のコイル尾端停止位置制御方法および装置
TWI599532B (zh) 薄膜運送裝置和薄膜運送方法
JP4692672B2 (ja) 電動シリンダの制御方法及び電動シリンダの制御システム
JPH06106273A (ja) 薄板の送り装置
JP2012090455A (ja) 抄紙機のロール速度制御方法および装置
JP2513107B2 (ja) ウェブ張力制御装置
JP2010055470A (ja) 機械制御装置
JP5538351B2 (ja) ワイヤ放電加工装置
JP6330144B2 (ja) 溶接システム
JP3047536B2 (ja) ワイヤ放電加工機のワイヤ位置決め制御装置
JP2654219B2 (ja) シート巻取制御装置
JP2005113316A (ja) サイザ用送出装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160923

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6124445

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150