JP2014184829A - 車両側部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】特にポール等の衝突体との側面衝突時に衝突荷重をロッカインナパネルに迅速に伝達し、側面衝突検出センサによるセンシングの早期化を図ることができる車体側部構造を提供する。
【解決手段】ロッカ12のロッカアウタパネル26の縦壁部26Aの車両幅方向外側には、金属製のブラケット52が配設されている。ブラケット52は前後一対の突出部54Bが一体に形成された本体部54と、この本体部54の底部54Aから車両幅方向内側へ延設された下接合部62と、を含んで構成されている。本体部54は、前接合部54E及び後接合部54Fにてロッカアウタパネル26の縦壁部26Aにスポット溶接されている。さらに、下接合部62は、ロッカアウタパネル26の下壁部26Cにスポット溶接されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両側部構造に関する。
下記特許文献1には、ロッカアウタパネルの側壁部の下部に断面略ハット形状の金属製のブラケットを設けた車両側部構造に関する技術が開示されている。具体的には、ブラケットは、開放側を車両幅方向内側に向けたU字状の本体部と、この本体部の上壁の端部から車両上方側へ屈曲された上側フランジ部と、本体部の下壁の端部を車両幅方向内側へ延出させた下側フランジ部と、によって構成されている。上側フランジ部はロッカアウタパネルの側壁部に溶接されており、下側フランジ部はロッカアウタパネルの下壁部の下面に溶接されている。
これにより、側面衝突時、特にポール等との衝突時に、衝突体はロッカアウタパネルに衝突する前にブラケットの本体部に衝突する。そして、ブラケットに入力された衝突荷重はロッカアウタパネルの下壁部に伝達された後、センタピラー側に設けられた側面衝突検出センサに伝達される。その結果、側面衝突時の衝突荷重を迅速に検出することができる。
特開2007−037021号公報
しかしながら、上記先行技術による場合、ブラケットとロッカアウタパネルの側壁部とで矩形状の閉断面部が形成されるが、衝突体との衝突の仕方によっては当該閉断面部が倒れ或いは潰れることが考えられる。この場合、衝突荷重をロッカインナパネルに充分に伝達することができない可能性がある。従って、上記先行技術は、この点において改良の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、特にポール等の衝突体との側面衝突時に衝突荷重をロッカインナパネルに迅速に伝達し、側面衝突検出センサによるセンシングの早期化を図ることができる車体側部構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車両側部構造は、車両側部の下端部に配置されると共に車両前後方向に沿って延在され、各々側壁部及び下壁部を有するロッカアウタパネルとロッカインナパネルとによって閉断面構造とされたロッカと、前記ロッカアウタパネルの側壁部の壁面から車両幅方向外側に張出すように配置されると共にロッカ高さ方向に突出されかつ車両幅方向に延在された一又は二以上の突出部を備えた本体部と、この本体部と繋がり前記ロッカアウタパネルの下壁部に接合された接合部と、を含んで構成されたブラケットと、を有している。
請求項2記載の本発明に係る車両側部構造は、請求項1記載の発明において、前記突出部は、車両幅方向に沿った一又は二以上の稜線を有する形状とされている。
請求項3記載の本発明に係る車両側部構造は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記接合部の車両幅方向内側の端部は、前記ロッカアウタパネルの車両幅方向内側の端部から車両下方側へ屈曲された下フランジまで延設されている。
請求項1記載の本発明によれば、側面衝突時、特にポール等の衝突体と側面衝突すると、その際の衝突荷重は、ロッカアウタパネルの側壁部の壁面から車両幅方向外側に張出すように配置された本体部に入力される。
ここで、ブラケットの本体部はロッカ高さ方向に突出されかつ車両幅方向に延在された一又は二以上の突出部を備えているため、本体部に入力された衝突荷重の一部は突出部からロッカアウタパネルの側壁部に伝達される。同時に、本体部と繋がった接合部がロッカアウタパネルの下壁部に接合されているため、本体部に入力された衝突荷重の残りはロッカアウタパネルの下壁部に直接的に伝達される。このようにしてロッカアウタパネルに伝達された衝突荷重は、ロッカインナパネルに伝達された後、車体に取付けられた側面衝突検出センサに伝達される。これにより、側面衝突したことが検出される。
このように本発明では、ブラケットの本体部がロッカ高さ方向に突出されかつ車両幅方向に延在された一又は二以上の突出部を備えた構造とされているため、前述した先行技術のように断面崩れが生じ難い。従って、衝突荷重をロッカインナパネルに充分に伝達することが可能である。
請求項2記載の本発明によれば、側面衝突時の衝突荷重は本体部の突出部が有する一又は二以上の稜線を通ってロッカアウタパネルの側壁部に充分に伝達される。つまり、衝突荷重の伝達ロスを抑制することができる。
請求項3記載の本発明によれば、接合部の車両幅方向内側の端部がロッカアウタパネルの下フランジまで延設されているので、ロッカアウタパネルの下壁部が補強される。このため、衝突荷重が伝達された際にロッカアウタパネルの下壁部が座屈し難くなる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両側部構造は、特にポール等の衝突体との側面衝突時に衝突荷重をロッカインナパネルに迅速に伝達し、側面衝突検出センサによるセンシングの早期化を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両側部構造は、衝突荷重の伝達ロスを抑制することにより、側面衝突検出センサによるセンシングの早期化を更に図ることができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る車両側部構造は、ロッカアウタパネルの下壁部の座屈を抑制することにより、より一層のセンシングの早期化を図ることができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車体側部構造の要部を拡大して示す拡大斜視図である。 図1に示される車体側部構造の断面構造を示す図4の2−2線に沿った縦断面図である。 図1に示される車体側部構造の断面構造を示す図4の3−3線に沿った縦断面図である。 車体側部の概略側面図である。 第2実施形態に係る車体側部構造において用いるブラケットの裏面側から斜視図である。 図5に示されるブラケットの製造方法を示す工程図である。 参考例に係る車体側部構造の要部を拡大して示す図1に対応する拡大斜視図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係る側面衝突センサを備えた車体下部構造の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図4に示されるように、車両側部10の下端部には、車両前後方向を長手方向とするロッカ12が配設されている。ロッカ12の前端部12Aには、フロントピラー14の下部が接続されている。また、ロッカ12の長手方向の中間部12Bには、センタピラー16の下部が接続されている。さらに、ロッカ12の後端部12Cには、リヤピラー18の下部が接続されている。フロントピラー14とセンタピラー16との間には、フロントサイドドア20(図2、図3参照)によって開閉される前席乗降用の前側ドア開口部22が形成されている。同様に、センタピラー16とリヤピラー18との間には、図示しないリヤサイドドアによって開閉される後席乗降用の後側ドア開口部24が形成されている。
次に、図1〜図3を用いて、上述したロッカ12の構造について説明する。ロッカ12は、車両幅方向外側に配置されると共に縦断面形状がハット形とされたロッカアウタパネル26と、このロッカアウタパネル26の車両幅方向内側に配置されると共に縦断面形状がハット形とされたロッカインナパネル28とによって閉断面構造(断面内方に閉断面部30が形成された構造)に構成されている。
具体的には、図2に示されるように、ロッカアウタパネル26は、縦断面視で、車両幅方向外側に配置されると共に車両上下方向に延在された縦壁部26Aと、この縦壁部26Aの上端部から車両幅方向内側へ屈曲された上壁部26Bと、縦壁部26Aの下端部から車両幅方向内側へ屈曲された下壁部26Cと、上壁部26Bの車両幅方向内側の端部から車両上方側へ屈曲された上フランジ26Dと、下壁部26Cの車両幅方向内側の端部から車両下方側へ屈曲された下フランジ26Eと、によって構成されている。そして、ロッカアウタパネル26は、開放側が車両幅方向内側を向くように配置されている。なお、縦壁部26Aが本発明における「(ロッカアウタパネルの)側壁部」に相当する。
ロッカインナパネル28も、ロッカアウタパネル26と同様に構成されている。すなわち、ロッカインナパネル28は、縦断面視で、車両幅方向内側に配置されると共に車両上下方向に延在された縦壁部28Aと、この縦壁部28Aの上端部から車両幅方向外側へ屈曲された上壁部28Bと、縦壁部28Aの下端部から車両幅方向外側へ屈曲された下壁部28Cと、上壁部28Bの車両幅方向外側の端部から車両上方側へ屈曲された上フランジ28Dと、下壁部26Cの車両幅方向外側の端部から車両下方側へ屈曲された下フランジ28Eと、によって構成されている。そして、ロッカインナパネル28は、開放側が車両幅方向外側を向くように配置されている。なお、縦壁部26Aが本発明における「(ロッカインナパネルの)側壁部」に相当する。
補足すると、ロッカインナパネル28の下壁部28Cには、フロアパネル32の車両幅方向外側の端部32Aがスポット溶接されている。また、ロッカインナパネル28の縦壁部28Aには、縦断面形状がハット形とされてフロアパネル32とで閉断面構造をなすフロアクロスメンバ33の車両幅方向外側の端部33Aがスポット溶接されている。さらに、上述したロッカアウタパネル26の車両幅方向外側には、車両側部10の意匠面を構成するサイドアウタパネル38が配置されている。
ここで、上述したロッカアウタパネル26の縦壁部26Aにおける車両幅方向外側の面には、広義には荷重伝達部材として把握される金属製のブラケット52が配設されている。ブラケット52は、ロッカアウタパネル26の縦壁部26Aの壁面から車両幅方向外側へ張出すように配置された本体部54を備えている。本体部54は、車両幅方向及び車両前後方向に沿って延在された矩形平板状の底部54Aと、この底部54Aから車両上方側へ突出された複数(前後一対)の突出部54Bと、を含んで構成されている。
さらに、底部54Aの車両前後方向の前端部及び後端部は、車両上方側へ直角に屈曲されて前フランジ部54C及び後フランジ部54Dとされている。前フランジ部54Cの車両幅方向内側の端部及び後フランジ部54Dの車両幅方向内側の端部は、互いに離反する方向へ直角に屈曲されて前接合部54E及び後接合部54Fとされている。
また、各突出部54Bは、車両側面視で等脚台形状となるように底部54Aから車両上方側へ膨出されている。これにより、突出部54Bは、頂部と傾斜部との折り曲げ位置及び傾斜部と底部54Aとの折り曲げ位置に車両幅方向に沿った合計4本の稜線56を備えている。さらに、突出部54Bの車両幅方向外側の端部は開放されているが、突出部54Bの車両幅方向内側の端部は等脚台形状の閉止部58が溶接されることによって閉止されている。この閉止部58を形成するために突出部54Bの車両幅方向内側の端部の側方には、平面視で略C字状に形成された開口部60が形成されている。
また、ブラケット52は、ロッカアウタパネル26の下壁部26Cに沿って延在する下接合部62を備えている。下接合部62は本体部54の底部54Aと一体に形成されており(繋がっており)、下壁部26Cに重なるように底部54Aに対して車両下方側へ傾斜されている。さらに、下接合部62の車両幅方向内側の端部62Aは、ロッカアウタパネル26の下フランジ26Eまで延設されている。
上述した本体部54の前接合部54E及び後接合部54Fは、ロッカアウタパネル26の縦壁部26Aにスポット溶接されている。また、下接合部62は、ロッカアウタパネル26の下壁部26Cにスポット溶接されている。これにより、ブラケット52がロッカアウタパネル26の外側面に取り付けられている。なお、ブラケット52がロッカアウタパネル26の外側面に取り付けられた状態では、閉止部58とロッカアウタパネル26の縦壁部26Aとの間に僅かな隙間が形成されている。但し、閉止部58を縦壁部26Aに溶接するようにしてもよい。また、突出部54Bの車両幅方向内側の端部を閉止する閉止部58を無くしてもよい。
ロッカインナパネル28の車両前後方向の所定位置(ブラケット52の配設位置付近)には、図示しない取付ブラケットを介して加速度センサである側面衝突検出センサ64が配設されている。なお、側面衝突検出センサ64は、センタピラー16に配設されていてもよい。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
ポール等の衝突体66との側面衝突時、即ち車両側部10における前側ドア開口部22のセンタピラー16寄りの位置に衝突体66が衝突した場合、その際の衝突荷重はロッカアウタパネル26の縦壁部26Aから車両幅方向外側へ張出されたブラケット52の本体部54に入力される。
ここで、ブラケット52の本体部54はロッカ高さ方向に突出されかつ車両幅方向に延在された前後一対の突出部54Bを備えているため、本体部54に入力された衝突荷重の一部は突出部54Bからロッカアウタパネル26の縦壁部26Aに伝達される(このときの荷重伝達経路を図3に矢印Aで示す。)。同時に、本体部54の底部54Aと繋がった下接合部62がロッカアウタパネル26の下壁部26Cに接合されているため、本体部54に入力された衝突荷重の残りはロッカアウタパネル26の下壁部26Cに直接的に伝達される(このときの荷重伝達経路を図2に矢印Bで示す。)。このようにしてロッカアウタパネル26に伝達された衝突荷重は、ロッカインナパネル28に伝達された後、ロッカインナパネル28の縦壁部28Aにブラケットを介して取付けられた側面衝突検出センサ64に伝達される。これにより、側面衝突したことが検出される。
このように本実施形態に係る車両側部構造では、ブラケット52の本体部54がロッカ高さ方向に突出されかつ車両幅方向に延在された複数のの突出部54Bを備えた構造とされているため、前述した先行技術のように断面崩れが生じ難い。従って、衝突荷重をロッカインナパネル28に充分に伝達することが可能である。その結果、本実施形態によれば、特にポール等の衝突体66との側面衝突時に衝突荷重をロッカインナパネル28に迅速に伝達し、側面衝突検出センサ64によるセンシングの早期化を図ることができる。
また、本実施形態では、側面衝突時の衝突荷重は本体部54の前後一対の突出部54Bが有する合計4本の稜線56を通ってロッカアウタパネル26の縦壁部26Aに充分に伝達される。つまり、衝突荷重の伝達ロスを抑制することができる。その結果、本実施形態によれば、衝突荷重の伝達ロスを抑制することにより、側面衝突検出センサによるセンシングの早期化を更に図ることができる。
さらに、本実施形態では、下接合部62の車両幅方向内側の端部62Aがロッカアウタパネル26の下フランジ26Eまで延設されているので、ロッカアウタパネル26の下壁部26Cの板厚が実質的に二枚分の厚さになる。このため、ロッカアウタパネル26の下壁部26Cが補強される。従って、衝突荷重が伝達された際にロッカアウタパネル26の下壁部26Cが座屈し難くなる。よって、本実施形態によれば、ロッカアウタパネル26の下壁部26Cの座屈を抑制することにより、より一層のセンシングの早期化を図ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、図5及び図6を用いて、本発明に係る側面衝突センサを備えた車体下部構造の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一の番号を付してその説明を省略する。
図5に示されるように、この第2実施形態では、突出部72Bが略半円筒形状に形成されている点に特徴がある。具体的に説明すると、ブラケット70は、車両組付状態において、ロッカアウタパネル26の縦壁部26Aから車両幅方向外側へ張り出された本体部72を備えている。この本体部72には、車両幅方向を長手方向として延在する前後一対の突出部72Bが一体に形成されている。突出部72Bを車両前後方向に沿って切断したときの断面形状は半円形状とされており、車両下方側が開放側となるように形成されている。このため、突出部72Bには、稜線は存在しない構成となっている。
なお、本体部72が突出部72B以外の要素として底部72A及び前フランジ部72C、後フランジ部72D、前接合部72E、後接合部72F、下接合部74、閉止部76を備えている点は、第1実施形態のブラケット52と同様とされている。
上記構造のブラケット70は、以下の工程を経て製造される。まず、図6(A)に示される母材80を図示しないプレス機にセットした後、図6(B)に示されるように打抜きにより前後一対の開口部60が形成される(穴抜き工程)。なお、開口部60の形状は、平面視で略C字状とされている。次いで、図6(C)に示されるように、各開口部60の隣接部位が絞りにより略半円筒形状に形成される。これにより、前後一対の突出部72Bが形成される。また、このとき、突出部72Bにおける開口部60に臨む側の端部に略半円板形状の閉止部76が形成される(絞り工程)。次いで、図6(D)に示されるように、母材80がブラケット70の外形に沿って切り落とされる(外形抜き工程)。これにより、前フランジ部72C、後フランジ部72D、前接合部72E、後接合部72F、下接合部74の平面展開形状が得られる。そして、最後に図6(E)に示されるように、前フランジ部72C、後フランジ部72D、前接合部72E、後接合部72F、下接合部74がそれぞれ折り曲げられる(曲げ工程)。これにより、ブラケット70が製造される。
(本実施形態の作用並びに効果)
上記構成によっても、ブラケット70のロッカアウタパネル26への結合構造は第1実施形態のブラケット52と同様であるため、前述した第1実施形態と同様の作用並びに効果が得られる。
〔参考例〕
次に、図7を用いて、参考例に係る車両側部構造について概説する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一の番号を付してその説明を省略する。
この参考例では、ロッカアウタパネル26の縦壁部26Aの車両幅方向外側に樹脂製のブラケット100が取り付けられている。ブラケット100は、矩形平板状の底部102Aと、この底部102Aの車両幅方向内側の端部から車両上方側へ立設された縦壁部102Bと、底部102Aと縦壁部102Bとに跨るように形成されると共に車両前後方向に見て直角三角形状とされた複数の縦リブ102Cと、によって構成された本体部102を備えている。縦リブ102Cの斜辺104は、第1実施形態の稜線56に相当する。また、本体部102の底部102Aの車両幅方向内側の端部から、ロッカアウタパネル26の下壁部26Cに沿って下接合部106が延設されている。
縦壁部102Bには前後に隣り合う縦リブ102C間にボルト挿通孔108がそれぞれ形成されており、図示しないボルト及びウエルドナットによって縦壁部102Bがロッカアウタパネル26の縦壁部26Aに締結固定されている。同様に、下接合部106にも前後三箇所にボルト挿通孔110が形成されており、図示しないボルト及びウエルドナットによって下接合部106がロッカアウタパネル26の下壁部26Cに締結固定されている。
(本参考例の作用並びに効果)
上記参考例によっても、構造的には前述した第1実施形態と類似しているので、構成が共通する範囲で第1実施形態と同様の作用並びに効果が得られる。
〔上記実施形態の補足説明〕
(1) 上述した各実施形態では、ロッカ12における前側ドア開口部22側にブラケット52、70を設定したが、これに限らず、ロッカ12における後側ドア開口部24側にブラケット(荷重伝達部材)を設定してもよい。
(2) 上述した第1実施形態では、ブラケット52の本体部54に前後一対の突出部54Bを形成したが、これに限らず、一の突出部を設けるようにしてもよいし、三個以上の突出部を形成してもよい。一の突出部を設ける場合は、突出部の前後幅(車両前後方向の長さ)を長めに設定するとよい。これらの事項は、第2実施形態で説明したブラケット70についても同様に当てはまる。
(3) 上述した各実施形態では、側面視で等脚台形状に形成された突出部54Bを備えたブラケット52、側面視で略半円形状に形成された突出部72Bを備えたブラケット70を用いたが、これに限らず、側面視で三角形状、矩形状等の突出部を備えたブラケットを用いてもよい。この場合、例えば側面視で三角形状の突出部を備えたブラケットを用いた場合、一の突出部が有する稜線は1本となる。
10 車両側部
12 ロッカ
26 ロッカアウタパネル
26A 縦壁部(側壁部)
26C 下壁部
28 ロッカインナパネル
28A 縦壁部(側壁部)
28C 下壁部
52 ブラケット
54 本体部
54A 底部
54B 突出部
56 稜線
62 下接合部
62A 車両幅方向内側の端部
70 ブラケット
72 本体部
72A 底部
72B 突出部
74 下接合部

Claims (3)

  1. 車両側部の下端部に配置されると共に車両前後方向に沿って延在され、各々側壁部及び下壁部を有するロッカアウタパネルとロッカインナパネルとによって閉断面構造とされたロッカと、
    前記ロッカアウタパネルの側壁部の壁面から車両幅方向外側に張出すように配置されると共にロッカ高さ方向に突出されかつ車両幅方向に延在された一又は二以上の突出部を備えた本体部と、この本体部と繋がり前記ロッカアウタパネルの下壁部に接合された接合部と、を含んで構成されたブラケットと、
    を有する車両側部構造。
  2. 前記突出部は、車両幅方向に沿った一又は二以上の稜線を有する形状とされている、
    請求項1に記載の車両側部構造。
  3. 前記接合部の車両幅方向内側の端部は、前記ロッカアウタパネルの車両幅方向内側の端部から車両下方側へ屈曲された下フランジまで延設されている、
    請求項1又は請求項2に記載の車両側部構造。
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