JP2014183897A - 画像判定装置、画像判定システム、画像特定システム、送信端末、受信端末、画像判定方法、画像特定方法及びプログラム - Google Patents

画像判定装置、画像判定システム、画像特定システム、送信端末、受信端末、画像判定方法、画像特定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所望の画像を適正に特定することである。
【解決手段】用具側端末1は、撮像装置2に撮像される被写体が把持するテニスラケット300に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報を出力するセンサと、センサにより出力された情報に基づいて、撮像装置2により撮像された画像における当該被写体の動作の状態を判定する判定手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像判定装置、画像判定システム、画像特定システム、送信端末、受信端末、画像判定方法、画像特定方法、画像判定方法及びプログラムに関する。
従来、ゴルフクラブでボールを打った際に発生するインパクト音をマイクで検出して、デジタルカメラにより撮影された動画のダイジェスト画像を表示させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−236124号公報
しかしながら、上記特許文献1では、周囲の雑音がある環境下では、マイクでインパクト音等の特定の音を検出し難くなってしまう。また、被写体から離れた位置で集音するとインパクト音の伝達時間による遅延が生じ、特定の瞬間を基準とする画像の特定を正確に行うことができなくなってしまうといった問題もある。
本発明の課題は、所望の画像を適正に特定することである。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発明の画像判定装置は、撮像手段に撮像される被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報を出力するセンサと、前記センサにより出力された情報に基づいて、前記撮像手段により撮像された画像における前記被写体の動作の状態を判定する判定手段と、を備える。
本発明の請求項8に係る発明は、送信側端末と、受信側端末と、を備える画像特定システムであって、送信側端末は、撮像手段により撮像される被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報を出力するセンサと、前記センサの検出に対応する時刻を計時し第1の時刻情報を出力する第1の計時手段と、前記センサにより出力された情報と前記第1の時刻情報とを対応付けて前記受信側端末に送信する送信手段と、を備え、前記受信側端末は、前記送信手段により対応付けて送信された前記センサにより出力された情報と第1の時刻情報とに基づいて、前記撮像手段により撮像された画像から前記被写体の特定の状態に対応する画像を特定する特定手段と、を備える。
本発明の請求項11に係る発明の送信端末は、撮像手段により撮像される被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報を出力するセンサと、前記センサの検出に対応する時刻を計時し時刻情報を出力する計時手段と、前記センサにより出力された情報と前記時刻情報とを対応付けて受信端末に送信する送信手段と、を備える。
本発明の請求項12に係る発明の受信端末は、センサにより出力された被写体の動きに対応する情報と、撮像手段による前記被写体の撮像に対応する時刻情報とに基づいて、前記撮像手段により撮像された画像から前記被写体の特定の状態に対応する画像を特定する特定手段を備える。
本発明によれば、所望の画像を適正に特定できる。
本発明の第1の実施の形態の第1の画像特定システムの概略構成を示す図である。 第1の画像特定システムを構成する第1の用具側端末の機能構成を示すブロック図である。 第1の用具側端末がテニスラケットに取り付けられた状態を模式的に示す図である。 第1の用具側端末が取り付けられたテニスラケットを用いてテニスボールを打つ状態を模式的に示す図である。 第1の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 (a)は、ユーザのレディポジションの姿勢を示す図である。(b)は、ユーザのテークバックの姿勢を示す図である。(c)は、ユーザのステップインの姿勢を示す図である。(d)は、ユーザのボールインパクトの姿勢を示す図である。(e)は、ユーザの振り抜きの姿勢を示す図である。(f)は、ユーザのフォロースルーの姿勢を示す図である。 ストローク動作での時間に対する角速度を示すグラフである。 第1の用具側端末で実行される第1の撮影制御処理と、第1の撮像装置で実行される第1の撮影処理と、を示すフローチャートである。 (a)は、インパクト画像から2フレーム前のフレーム画像を示す図である。(b)は、インパクト画像から1フレーム前のフレーム画像を示す図である。(c)は、インパクト画像としてのフレーム画像を示す図である。(d)は、インパクト画像から1フレーム後のフレーム画像を示す図である。 第2の実施の形態の第2の画像特定システムの概略構成を示す図である。 第2の用具側端末で実行される第2の撮影制御処理と、第2の撮像装置で実行される第2の撮影処理と、を示すフローチャートである。 (a)は、ナイスショットでの時間に対する加速度の変化を示す図である。(b)は、ミスショットでの時間に対する加速度の変化を示す図である。 記録媒体のフォルダ構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明に係る第1、第2の実施の形態を順に詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1〜図9を参照して、本発明に係る第1の実施の形態を説明する。先ず、図1〜図4を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。
図1を参照して、本実施の形態の画像特定システム100を説明する。図1は、画像特定システム100の概略構成を示す図である。
図1に示すように、画像特定システム100は、テニスラケット300に取付け固定される画像判定装置、送信側端末としての用具側端末1と、この用具側端末1と無線通信回線を介して情報通信可能に接続され、ユーザがテニスラケット300を用いてテニスボールBを打つストローク動作を撮像する受信側端末としての撮像装置2と、を備えている。
次いで、図2〜図4を参照して、用具側端末1を説明する。図2は、画像特定システム100を構成する用具側端末1の機能構成を示すブロック図である。図3は、用具側端末1がテニスラケット300に取り付けられた状態を模式的に示す図である。図4は、用具側端末1が取り付けられたテニスラケット300を用いてテニスボールBを打つ状態を模式的に示す図である。
なお、以下の説明では、テニスラケット300のフェイス面に略直交する一方向をX軸方向とし、X軸方向に略直交するとともにグリップ部301の延在方向に沿う方向をY軸方向とし、X軸方向及びY軸方向に略直交する一方向をZ軸方向とする。
図2に示すように、本実施形態の用具側端末1は、中央制御部101と、メモリ102と、センサ部103と、計時部105と、表示部106と、無線処理部107と、操作入力部108とを備えている。また、中央制御部101、メモリ102、センサ部103、計時部105、表示部106及び無線処理部107は、バスライン109を介して接続されている。
また、図3に示すように、用具側端末1の端末本体は、例えば、テニスボールBを打つための用具としてのテニスラケット300に着脱自在に設けられている。具体的には、端末本体は、テニスラケット300のユーザにより把持されるグリップ部301とフェイス面を構成するフレーム部302との間のシャフト部303の内側に取り付けられている。
ここで、端末本体は、例えば、シャフト部303の内側にて、グリップ部301の延在方向に沿うY軸方向に延在する軸上に当該端末本体の中心が位置するように取り付けられている。なお、端末本体は、例えば、シャフト部303に対して直接取り付けられても良いし、所定の取付用治具(図示略)を用いて取り付けられても良い。
中央制御部101は、用具側端末1の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部101は、例えば、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、ROMに記憶された用具側端末1用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。CPUがROMから各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムとCPUとの協働により、中央制御部101は、各種処理を行う。その際に、CPUは、RAM内の格納領域内に各種処理結果を格納させ、必要に応じてその処理結果を表示部106に表示させる。
RAMは、CPUにより実行される処理プログラム等を展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等を格納するデータ格納領域などを備える。ROMは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されたプログラム、具体的には、用具側端末1で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラムや、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ等を記憶する。ROMには、少なくとも後述する第1の撮影制御プログラムが記憶されているものとする。
メモリ102は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、中央制御部101等によって処理されるデータ等を一時記憶する。
センサ部103は、当該端末本体の所定の軸を中心とする回動の角速度を検出するジャイロセンサ等のセンサである。即ち、センサ部103は、ユーザがテニスラケット300を用いてテニスボールBを打つ動作を行う際に、当該端末本体の所定の軸(例えば、Z軸等)を中心とする回動の角速度を検出する。具体的には、センサ部103は、テニスラケット300のテニスボールBを打つ部分を含むフェイス面(一面)に対して略平行に延在し、且つ、グリップ部301の延在方向に略直交するZ軸を中心とする当該端末本体の回動のZ軸の角速度Gzを検出する(図4参照)。そして、センサ部103は、検出されたZ軸の角速度Gzの値を中央制御部101に出力する。センサ部103は、Z軸の角速度Gzとともに、X軸の角速度Gx、Y軸の角速度Gyの値を検出して中央制御部101に出力する。
なお、図4には、ユーザがテニスラケット300を用いて右利きのフォアハンドでテニスボールBを打つ状態を、当該ユーザの上方からZ軸方向に視て模式的に表している。テニスボールBを打つ状態を、当該ユーザの上方からZ軸方向に視て模式的に表している。
計時部105は、図示は省略するが、例えば、計時回路等を備え、現在の時刻を計時して時刻情報を生成し、中央制御部101に出力する。なお、計時部105は、日付や曜日等の暦、時刻情報を含む日時情報を計時することとしてもよい。
表示部106は、例えば、端末本体の表面の所定位置に設けられている(図3参照)。また、表示部106は、例えば、液晶表示パネルなどで構成され、各種の情報を表示する。例えば、表示部106は、テニスラケット300によりテニスボールBが打たれる際に、所定の特定手法を用いて特定された当該テニスボールBの速度や回転量等の各種の情報を表示するようにしても良い。
無線処理部107は、所定の無線通信回線を介して接続された撮像装置2との間で無線通信を行う。具体的には、無線処理部107は、例えば、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)モジュール(BTモジュール)107aを具備し、このBTモジュール107aは、撮像装置2の無線処理部203のBTモジュール203a(後述)との間でブルートゥース規格に従った無線通信を行う。即ち、BTモジュール107aは、予めペアリングと呼ばれる通信設定処理を行うことで、互いのデバイス情報や認証鍵のデータが無線信号により撮像装置2等の通信相手と交換され、その後、当該通信設定処理を毎回行うことなく、この通信相手と自動的に或いは半自動的に接続されたり接続が解除されるようになっている。
なお、無線処理部107は、例えば、無線LAN(Local Area Network)モジュール等を具備し、撮像装置2の無線処理部203との間で無線LAN通信を行うようにしても良い。
操作入力部108は、例えば、数値、文字等を入力するためのデータ入力キーや、データの選択、送り操作等を行うための上下左右移動キーや各種機能キー等によって構成されている。また、操作入力部108は、ユーザにより押下されたキーの押下信号を中央制御部101に出力する。なお、操作入力部108としてタッチパネル(図示略)を表示部106の表示画面に配設して、タッチパネルの接触位置に応じて各種の指示を入力するような構成としても良い。
次いで、図5を参照して、撮像装置2について説明する。図5は、撮像装置2の概略構成を示すブロック図である。
画像特定システム100は、テニスラケット300でテニスボールBを打つ状態を互いに異なる方向から撮像するように配置された撮像装置2を備えている。なお、撮像装置2は、複数設けることとしてもよい。例えば、複数の撮像装置2のうち、何れか一の撮像装置2は、テニスラケット300でテニスボールBを打つユーザの後方に位置するように配置され、一方、他の撮像装置2は、ユーザの側方に位置するように配置される。また、これら複数の撮像装置2は、所定の無線通信回線を介して互いに情報通信可能に接続され、何れか一の撮像装置2が連携撮像のマスタとなり、残りの他の撮像装置2がスレーブとなる。また、各撮像装置2は、マスタとなるかスレーブとなるかによって動作の内容が異なるものの、構成自体は略同様となっている。なお、連携撮像とは、複数の撮像装置2による撮像動作を連動させた撮像等のことである。
図5に示すように、撮像装置2は、中央制御部201と、メモリ202と、無線処理部203と、撮像部204と、画像データ処理部205と、記録媒体制御部206と、計時部207と、表示部209と、操作入力部210と、を備える。また、中央制御部201、メモリ202、無線処理部203、撮像部204、画像データ処理部205、記録媒体制御部206、計時部207及び表示部209は、バスライン211を介して接続されている。
中央制御部201は、撮像装置2の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部201は、例えば、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、ROMに記憶された撮像装置2用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。CPUがROMから各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムとCPUとの協働により、中央制御部201は、各種処理を行う。その際に、CPUは、RAM内の格納領域内に各種処理結果を格納させ、必要に応じてその処理結果を表示部209に表示させる。
RAMは、CPUにより実行される処理プログラム等を展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等を格納するデータ格納領域などを備える。ROMは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されたプログラム、具体的には、撮像装置2で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラムや、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ等を記憶する。ROMには、少なくとも後述する第1の撮影プログラムが記憶されているものとする。
メモリ202は、例えば、DRAM等により構成され、中央制御部201等によって処理されるデータ等を一時記憶する。
無線処理部203は、所定の無線通信回線を介して接続された用具側端末1や撮像装置2等の外部機器Oとの間で無線通信を行う。具体的には、無線処理部203は、例えば、ブルートゥースモジュール(BTモジュール)203aと無線LANモジュール203bを具備している。
BTモジュール203aは、例えば、用具側端末1のBTモジュール107aと略同様に、用具側端末1のBTモジュール107aとの間でブルートゥース規格に従った無線通信を行う。
無線LANモジュール203bは、例えば、外部のアクセスポイント(固定基地局)を経由せずに直接他の撮像装置2の無線処理部203の無線LANモジュール203bとの間で無線通信回線を構築するPeer to Peer(アドホックモード)で動作する。このアドホックモードでは、例えば、予め当該無線通信回線の通信方式、暗号化情報、チャンネル、IPアドレス等の各種の通信制御情報を設定しておく。そして、無線LANモジュール203bは、無線通信可能範囲内に存し、共通の通信制御情報が設定されている他の撮像装置2の無線処理部203の無線LANモジュール203bとの間で無線通信を行う。
撮像部204は、被写体を撮像する。具体的には、撮像部204は、レンズ部204aと、電子撮像部204bと、撮像制御部204cとを備えている。
レンズ部204aは、例えば、ズームレンズやフォーカスレンズ等の複数のレンズから構成されている。電子撮像部204bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサから構成され、レンズ部204aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。なお、図示は省略するが、撮像部204は、レンズ部204aを通過する光の量を調整する絞りを備えていても良い。
撮像制御部204cは、電子撮像部204bによる被写体の撮像を制御する。即ち、撮像制御部204cは、図示は省略するが、タイミング発生器、ドライバなどを備えている。そして、撮像制御部204cは、タイミング発生器、ドライバにより電子撮像部204bを走査駆動し、所定周期毎にレンズ部204aにより結像された光学像を電子撮像部204bにより二次元の画像信号に変換させる。そして、撮像制御部204cは、当該電子撮像部204bの撮像領域から1画面分ずつフレーム画像を読み出して画像データ処理部205に出力させる。
画像データ処理部205は、被写体の画像データを生成する。即ち、画像データ処理部205は、撮像部204により撮像されるフレーム画像を逐次処理する。具体的には、画像データ処理部205は、電子撮像部204bから撮像フレームレートに応じた所定の周期(例えば、1/400秒等)毎に転送された各フレーム画像のアナログ値の信号に対してRGBの各色成分毎に適宜ゲイン調整した後に、サンプルホールド回路(図示略)でサンプルホールドしてA/D変換器(図示略)でデジタルデータに変換し、カラープロセス回路(図示略)で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を行った後、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUVデータ)を生成する。なお、撮像フレームレートとして例示する400fpsは、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
また、画像データ処理部205は、各フレーム画像FのYUVデータを所定の符号化方式(例えば、JPEG形式等)に従って圧縮して、記録媒体制御部206に出力する。
記録媒体制御部206は、記録媒体Mが着脱自在に構成され、装着された記録媒体Mからのデータの読み出しや記録媒体Mに対するデータの書き込みを制御する。即ち、記録媒体制御部206は、画像データ処理部205の符号化部(図示略)により所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式、モーションJPEG形式、MPEG形式等)で符号化された記録用の各フレーム画像の画像データを記録媒体Mの所定の記録領域に記録させる。なお、記録媒体Mは、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成されている。
計時部207は、図示は省略するが、例えば、計時回路等を備えて構成され、現在の時刻を計時して時刻情報を生成し中央制御部201に出力する。具体的には、計時部207は、撮像部204により各フレーム画像が撮像された時刻を計時して当該撮像された時点に係る撮像時情報を生成する。そして、計時部207は、生成された撮像時情報を中央制御部201に出力する。
表示部209は、表示パネル209aと、表示制御部209bとを具備している。表示パネル209aは、表示画面内に画像を表示する。なお、表示パネル209aとしては、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネルなどが挙げられるが、一例であってこれらに限られるものではない。
表示制御部209bは、メモリ202に一時的に格納されている表示用の画像データを読み出して、画像データ処理部205により復号された所定サイズの画像データに基づいて、所定の画像を表示パネル209aの表示画面に表示させる制御を行う。具体的には、表示制御部209bは、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなど(何れも図示略)を備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、画像データ処理部205により復号されてVRAMに記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから所定の再生フレームレート(例えば、30fps)で読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示パネル209aに出力する。
操作入力部210は、当該撮像装置2の所定操作を行うためのものであり、例えば、装置本体の電源のON/OFFに係る電源ボタン、被写体の撮像指示に係るシャッタボタン、撮像モードや機能等の選択指示に係る選択ボタン、ズーム量の調整指示に係るズームボタン(何れも図示略)等を備えている。そして、操作入力部210は、各ボタンの操作に応じて所定の操作信号を中央制御部201に出力する。
次に、図6〜図9を参照して、画像特定システム100の動作を説明する。先ず、図6及び図7を参照して、画像特定システム100で撮像するユーザのテニスのストローク動作(テニスボールBの打撃動作)とセンサ部103で得られる角速度のデータと、の対応を説明する。図6(a)は、ユーザのレディポジションの姿勢を示す図である。図6(b)は、ユーザのテークバックの姿勢を示す図である。図6(c)は、ユーザのステップインの姿勢を示す図である。図6(d)は、ユーザのボールインパクトの姿勢を示す図である。図6(e)は、ユーザの振り抜きの姿勢を示す図である。図6(f)は、ユーザのフォロースルーの姿勢を示す図である。図7は、ストローク動作での時間に対する角速度を示すグラフである。
ここでは、ユーザのテニスのフォアハンドのストローク動作を撮像するケースを説明する。ストローク動作において、ユーザは、テニスラケット300を把持し、図6(a)のレディポジション、図6(b)のテークバック、図6(c)の左足のステップイン、図6(d)のボールインパクト、図6(e)の前方への振り抜き、図6(f)のフォロースルーの状態を順に行う一連の動作を行う。
レディポジションでは、ユーザは、テニスボールBが向かってくる方向に対して正面を向いている。そして、ユーザは、テニスボールBを打つ体制に入ると、テニスラケット300を引いてテークバックの姿勢をとり、左足をステップインして、テニスラケット300をフルスイングする。そして、テニスラケット300のフェイス面とテニスボールBとが接触するボールインパクトの状態を経て、テニスラケット300を前方へ振り抜き、その後フォロースルーの動作を行う。
図7に示すように、用具側端末1のセンサ部103は、X,Y,Zの3軸の角速度のデータを出力する。ストローク動作の各状態は、Z軸の角速度Gzにより識別できる。レディポジションでは、角速度Gzがほぼ0である。そして、テークバックが開始されると、角速度Gzが−方向に増加し、その後減少して0になり、テークバックが終了する。そして、ステップインが開始されると、角速度Gzが+方向に増加し、その後減少して0になり、ステップインが終了する。
そして、フルスイングが開始されると、角速度Gzが+方向に一旦急に大きく増加した後、+方向にピークをとり、その後減少が見られる。角速度Gzの+方向のピークのポイントが、テニスボールBとテニスラケット300とのインパクトポイントとしてのボールインパクトに対応する。
そして、角速度Gzの+方向のピーク後、フォロースルーが開始され、角速度Gzが減少していき0となり、前方への振り抜きを経て、角速度Gzが−方向に増加した後、減少していき0となり、フォロースルーが終了する。
次いで、図8を参照して、画像特定システム100の動作を説明する。図8は、用具側端末1で実行される第1の撮影制御処理と、撮像装置2で実行される第1の撮影処理と、を示すフローチャートである。
先ず、用具側端末1で実行される第1の撮影制御処理を説明する。第1の撮影制御処理は、用具側端末1の角速度を検出するとともに、検出した角速度を用いて被写体の動作の状態を判定し、その判定に基づく撮影開始コマンド、撮影終了コマンド及びインパクト時情報を撮像装置2に送信する処理である。
予め、被写体としてのユーザは、撮像装置2を適切な撮影用の位置にセットし、用具側端末1を有するテニスラケット300を把持して、ストローク動作の準備を行う。用具側端末1において、例えば、操作入力部108を介してユーザから第1の撮影制御処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、内部ROMから読み出され適宜RAMに展開された第1の撮影制御プログラムと、CPUとの協働で、中央制御部101が第1の撮影制御処理を実行する。
図8に示すように、中央制御部101は、センサ部103により角速度Gx,Gy,Gzの検出(サンプリング)を開始する(ステップS11)。そして、中央制御部101は、ユーザのレディポジションの検出のため、検出された最新の角速度Gzがほぼ0であるか否かを判定する(ステップS12)。角速度Gz≒0でない場合(ステップS12;NO)、レディポジションでなく、ステップS12に移行される。
角速度Gz≒0である場合(ステップS12;YES)、レディポジションであり、中央制御部101は、ユーザのテークバックの検出のため、最新の角速度Gzの絶対値が、予め設定された閾値αより大きいか否かを判定する(ステップS13)。図7に示すように、テークバックに入ると角速度Gzが0から−方向に増加しており、閾値αは、テークバックであることを判定するための角速度Gzの閾値である。角速度|Gz|>αでない場合(ステップS13;NO)、テークバックでなく、ステップS13に移行される。
角速度|Gz|>αである場合(ステップS13;YES)、中央制御部101は、撮影開始を指示するための撮影開始コマンドを生成し、無線処理部107を介して撮像装置2に送信する(ステップS14)。そして、中央制御部101は、ユーザのフルスイングの検出のため、最新の角速度Gzの絶対値が、予め設定された閾値βより大きいか否かを判定する(ステップS15)。図7に示すように、フルスイングに入ると角速度Gzが+方向に大きく増加している。閾値βは、フルスイングであることを判定するための角速度Gzの閾値である。角速度|Gz|>βでない場合(ステップS15;NO)、フルスイングでなく、ステップS15に移行される。
角速度|Gz|>βである場合(ステップS15;YES)、中央制御部101は、ユーザのボールインパクトの検出のため、角速度Gzが+方向に急激に増加しピークとなったか否かを判定する(ステップS16)。ステップS16では、例えば、角速度Gzの増加の傾きがほぼ0になったか否かにより判定される。角速度Gzがピークとなっていない場合(ステップS16;NO)、ステップS16に移行される。
角速度Gzがピークとなった場合(ステップS16;YES)、中央制御部101は、計時部105から現在の時刻情報(センサ時情報)を、ボールインパクトの瞬間時刻を示すインパクト時情報として取得する(ステップS17)。そして、中央制御部101は、ユーザのフォロースルー中の1回目の角速度Gz≒0を検出するため、最新の角速度Gzがほぼ0であるか否かを判定する(ステップS18)。最新の角速度Gz≒0でない場合(ステップS18;NO)、ステップS18に移行される。
角速度Gz≒0である場合(ステップS18;YES)、中央制御部101は、フォロースルー終了の検出のため、検出された最新の角速度Gzがほぼ0であるか否かを判定する(ステップS19)。角速度Gz≒0でない場合(ステップS19;NO)、ステップS19に移行される。
角速度Gz≒0である場合(ステップS18;YES)、中央制御部101は、撮影終了を指示するための撮影終了コマンドを生成し、ステップS17で取得したインパクト時情報とともに、無線処理部107を介して撮像装置2に送信し(ステップS20)、第1の撮影制御処理を終了する。
次いで、撮像装置2で実行される第1の撮影処理を説明する。第1の撮影処理は、用具側端末1から受信する撮影開始コマンド及び撮影終了コマンドに応じて、被写体であるユーザのストローク動作を連写撮影するとともに、インパクト時情報に応じてインパクト時の画像を特定する処理である。
予め、撮像装置2において、撮影速度[fps]、露出等、ユーザのストロークの連写撮影の撮影条件情報が設定されているものとする。撮像装置2において、例えば、操作入力部210を介してユーザから第1の撮影処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、内部ROMから読み出され適宜RAMに展開された第1の撮影プログラムと、CPUとの協働で、中央制御部201が第1の撮影処理を実行する。
図8に示すように、中央制御部201は、ステップS14に対応して、無線処理部203を介して、撮影開始コマンドを用具側端末1から受信したか否かを判定する(ステップS31)。撮影開始コマンドを受信していない場合(ステップS31;NO)、ステップS31に移行される。
撮影開始コマンドを受信した場合(ステップS31;YES)、中央制御部201は、撮像部204、画像データ処理部205を制御して、連写撮影の撮像を開始する(ステップS31)。そして、中央制御部201は、撮像部204、画像データ処理部205を制御して、予め設定された撮影条件情報に従い1つのフレーム画像を生成する(ステップS32)。
そして、中央制御部201は、計時部207から現在の時刻情報を撮像時情報として取得し、記録媒体制御部206を制御し、ステップS32で生成したフレーム画像を撮像時情報に対応付けて記録媒体Mに記憶する(ステップS34)。そして、中央制御部201は、ステップS20に対応して、無線処理部203を介して、撮影終了コマンド及びインパクト時情報を用具側端末1から受信したか否かを判定する(ステップS35)。撮影終了コマンド及びインパクト時情報を受信していない場合(ステップS35;NO)、ステップS33に移行される。
撮影終了コマンド及びインパクト時情報を受信した場合(ステップS35;YES)、中央制御部201は、撮像部204、画像データ処理部205を制御して、撮像を終了する(ステップS36)。そして、中央制御部201は、画像処理により、記録媒体Mに記憶されたフレーム画像について、ストローク動作のボールインパクトを判定し、そのフレーム画像をインパクト画像として特定する(ステップS37)。
ステップS37では、例えば、フレーム画像におけるテニスラケット300のフェイス面の用具領域と、テニスボールBの物体領域とが画像解析され、用具領域の面積に対するボール領域の面積の割合が最大となった状態をボールインパクトと判定し、そのフレーム画像がインパクト画像として特定される。これらの領域特定について、より具体的に説明する。中央制御部201は、フレーム画像を処理対象として、テニスボールBの形状をテンプレートとする特徴抽出処理を施して、当該フレーム画像内からテニスボールBに対応する物体領域を抽出して特定する。また、中央制御部201は、例えば、前記物体領域の画素数のフレーム画像の総画素数に占める比率、実際のテニスボールBの寸法に対するテニスラケット300のフレーム部302の寸法の比率、フレーム部302の形状のテンプレート等を用いて、当該フレーム画像内からテニスラケット300のフレーム部302のフェイス面に対応する用具領域を抽出して特定する。なお、物体領域や用具領域の抽出、特定の手法は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
また、ステップS37では、他にも、フレーム画像におけるフレーム部302のフェイス面の用具領域の中心と、テニスボールBの物体領域の中心とを画像解析し、当該2つの中心の間の距離が最小となった状態をボールインパクトと判定し、そのフレーム画像がインパクト画像として特定されることとしてもよい。なお、ステップS37の処理は、ステップS33の1枚のフレーム画像生成毎にリアルタイムに行われることとしてもよい。
そして、中央制御部201は、ステップS37で判定されたインパクト画像に、ステップS35で受信されたインパクト時情報を割り当て、記録媒体制御部206を制御し、インパクト時情報をセンサ時情報としてインパクト画像に対応付けて記録媒体Mに記憶する(ステップS38)。そして、中央制御部201は、インパクト画像以外の全てのフレーム画像の撮像時情報に対応するセンサ時情報をインパクト時情報から算出して割り当てる。また、中央制御部201は、記録媒体制御部206を制御し、算出したセンサ時情報を各フレーム画像に対応付けて記録媒体Mに記憶し(ステップS39)、第1の撮影処理を終了する。ここで、フレーム画像と、撮像時情報及びセンサ時情報とは、同じファイルとして記憶してもよく、別々のファイルとして記憶してもよい。
ここで、図9を参照して、ステップS39のフレーム画像へのセンサ時情報の割り当ての具体例を説明する。図9(a)は、インパクト画像から2フレーム前のフレーム画像F1を示す図である。図9(b)は、インパクト画像から1フレーム前のフレーム画像F2を示す図である。図9(c)は、インパクト画像としてのフレーム画像F3を示す図である。図9(d)は、インパクト画像から1フレーム後のフレーム画像F4を示す図である。
図9(a)〜図9(d)に示すフレーム画像F1,F2,F3,F4は、ステップS33で生成されたフレーム画像の一部であり、ステップS34でフレーム画像F1,F2,F3,F4にそれぞれ撮像時情報が割り当てられているものとする。また、連写撮影の撮影速度は、100[fps]に設定されているものとする。
ステップS37では、図9(c)に示すフレーム画像F3がインパクト画像として特定され、そのセンサ時情報(インパクト時情報)が[5:53:40.33]であり、撮像時情報が[5:53:46.55]であるものとする。ステップS39において、図9(b)に示すインパクト画像の1フレーム前のフレーム画像F2のセンサ時情報には、インパクト時情報[5:53:40.33]から10[ms]前の[5:53:40.32]が割り当てられる。同様にして、図9(a)に示すフレーム画像F1、図9(d)に示すフレーム画像F4に、それぞれ、インパクト時のセンサ時情報から20[ms]前、10[ms]後のセンサ時情報が割り当てられる。
例えば、センサ部103の出力情報としての角速度のデータ及びそのセンサ時情報を記憶することにより、記録媒体Mに記憶されたフレーム画像は、センサ時情報を共通にして、角速度のデータとともに解析することが可能となる。
以上、本実施の形態によれば、用具側端末1は、撮像部204等に撮像されるユーザが把持するテニスラケット300に取り付けられ、当該ユーザの動きを検出するセンサ部103により出力された情報に基づいて、撮像された画像における当該ユーザの動作の状態(テークバック、ボールインパクト、フォロースルー)を判定する。このため、ユーザの動作の状態をフレーム画像に対応付けることで、所望の画像を適正に特定できる。
また、用具側端末1は、センサ部103により出力された情報に基づいて、ユーザの動作の状態(テークバック、フォロースルー)に応じた撮影の開始及び終了のタイミングを判定する。このため、用具側端末1が、撮影の開始及び終了のタイミングに応じた撮影開始コマンド及び撮影終了コマンドを撮像装置2に送信することで、自動的に撮影の開始及び終了を制御できる。このため、ユーザの負担を低減できるとともに、テークバックからフォロースルーまでの必要な部分のみを撮影でき、撮像する画像の容量を低減できる。
また、センサ部103は、角速度センサであり、角速度を検出してその情報を出力する。このため、周囲の雑音が発生している環境下でも、遅延なく、ユーザの動作の状態を判定できる。
また、用具側端末1は、撮像部204等により撮像されるユーザが把持するテニスラケット300に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報を出力するセンサ部103の検出に対応する時刻を計時部105により計時しセンサ時情報を出力し、センサ部103により出力された情報とセンサ時情報とを対応付けて無線処理部107により撮像装置2に送信する。撮像装置2は、送信されたセンサ部103により出力された情報とセンサ時情報とに基づいて、撮像手段により撮像された画像からユーザの特定の状態に対応する画像を特定する。このため、ユーザの動作の状態(ボールインパクト)に応じて、センサ時情報(インパクト時情報)に対応付けられた所望のインパクト画像を適正に特定できる。
また、撮像装置2は、ユーザを撮像した画像からユーザの動作の状態を判定し、撮像部204等の撮像に対応する時刻を計時部207により計時し撮像時情報を出力し、撮像装置2は、更に、上記判定結果に基づいて、前記画像の撮像時情報にセンサ時情報を対応付けることで、ユーザの特定の状態に対応する画像を特定する。このため、全ての画像についてセンサ時情報と撮像時情報との対応付けを行うことができる。
(第2の実施の形態)
図10〜図13を参照して、本発明に係る第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態では、テニスのストローク動作の撮影において、検出した角速度を用いて、ユーザの動作の状態と、この状態に基づく撮影開始及び撮影終了と、を判定した。本第2の実施の形態では、ゴルフのストローク動作の撮影において、検出した加速度を用いて、ユーザの動作の状態を判定する。
先ず、図10を参照して、本実施の形態の画像判定システムとしての画像特定システム400を説明する。図10は、画像特定システム400の概略構成を示す図である。
図10に示すように、画像特定システム400は、ゴルフクラブ500に取付け固定される画像判定装置としての用具側端末1Aと、この用具側端末1Aと無線通信回線を介して情報通信可能に接続され、ユーザがゴルフクラブ500を用いてゴルフボールB1を打つストローク動作を撮像する撮像装置2Aと、を備えている。
用具側端末1の端末本体は、例えば、ゴルフボールB1を打つための用具としてのゴルフクラブ500に着脱自在に設けられている。具体的には、端末本体は、ゴルフクラブ500のユーザにより把持されるグリップ部501とフェイス面を構成するヘッド部502との間のシャフト部503に取り付けられている。
用具側端末1Aの内部の機能構成は、第1の実施の形態の用具側端末1の機能構成と同様であるものとし、各部に同じ符号を付し、異なる機能を主として説明する。中央制御部101のROMには、少なくとも後述する第2の撮影制御プログラムが記憶されているものとする。
センサ部103は、3次元の加速度を検出する加速度センサであるものとする。グリップ部501の軸方向及びフェイス面の下辺を含む面へのヘッド部502のフェイス面の投影面に垂直な方向に、X軸をとり、X軸に垂直な方向にY軸をとり、X軸及びY軸に垂直な方向にZ軸をとるものとする。図10の左方向をX軸の正方向とする。センサ部103は、X軸、Y軸、Z軸の加速度gx,gy,gzを検出し、センサ情報として中央制御部101に出力する。
撮像装置2Aの内部の機能構成は、第1の実施の形態の撮像装置2の機能構成と同様であるものとし、各部に同じ符号を付し、異なる機能を主として説明する。制御手段としての中央制御部201のROMには、少なくとも後述する第2の撮影プログラムが記憶されているものとする。
次に、図11〜図13を参照して、画像特定システム400の動作を説明する。図11は、用具側端末1Aで実行される第2の撮影制御処理と、撮像装置2Aで実行される第2の撮影処理と、を示すフローチャートである。図12(a)は、ナイスショットでの時間に対する加速度の変化を示す図である。図12(b)は、ミスショットでの時間に対する加速度の変化を示す図である。図13は、記録媒体Mのフォルダ構成を示す図である。
先ず、用具側端末1Aで実行される第2の撮影制御処理を説明する。第2の撮影制御処理は、ユーザ操作に応じた撮影開始コマンド及び撮影終了コマンドを撮像装置2Aに送信するとともに、用具側端末1Aの加速度を検出し、検出した加速度を用いて被写体の動作状態を判定し、その判定に基づく動作状態情報を撮像装置2Aに送信する処理である。
予め、被写体としてのユーザは、撮像装置2Aを適切な撮影用の位置にセットし、用具側端末1Aを有するゴルフクラブ500を把持して、ストローク動作の準備を行う。用具側端末1Aにおいて、例えば、操作入力部108を介してユーザから第2の撮影制御処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、内部ROMから読み出され適宜RAMに展開された第2の撮影制御プログラムと、CPUとの協働で、中央制御部101が第2の撮影制御処理を実行する。
図11に示すように、中央制御部101は、計時部105による計時と撮像装置2Aの計時部207による計時を同期させるための同期制御信号を生成し、無線処理部107を撮像装置2Aに送信する(ステップS41)。同期制御信号は、例えば、計時部105で計時された現在の時刻情報を含む。
そして、中央制御部101は、操作入力部108を介してユーザからのクラブ選択情報の入力を受け付ける(ステップS42)。そして、中央制御部101は、操作入力部108を介してユーザからの動画の撮影開始の指示入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS43)。撮影開始の指示入力がない場合(ステップS43;NO)、ステップS43に移行される。
撮影開始の指示入力がある場合(ステップS43;YES)、中央制御部101は、センサ部103により加速度gx,gy,gzの検出(サンプリング)を開始する(ステップS44)。そして、中央制御部101は、無線処理部107を介して、撮影開始コマンドと、ステップS42で入力されたクラブ選択情報と、を撮像装置2Aに送信する(ステップS45)。
そして、中央制御部101は、操作入力部108を介してユーザからの動画の撮影終了の指示入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS46)。撮影終了は、ユーザのストローク動作の終了後にとられる。撮影終了の指示入力がない場合(ステップS46;NO)、ステップS46に移行される。撮影終了の指示入力がある場合(ステップS46;YES)、中央制御部101は、ステップS44で検出開始された加速度を解析し、被写体であるユーザの動作状態を判定して動作状態情報を作成する(ステップS47)。動作状態情報は、例えば、ユーザがストローク動作でナイスショットをしたか、ミスショットをしたかの状態の種類を示す情報である。
図12(a)に示すように、横軸に時間をとり、縦軸にシャフト部503におけるX軸方向の歪み(加速度の変化)をとるグラフを考える。縦軸の加速度の変化は、加速度gxに対応している。レディポジションから、時間経過ともに、加速度の変化は、0から増加して減少し、0を経て急激に減少した後、ピークをとり反転する。丸で囲んだ部分が、ヘッド部502がゴルフボールB1と接触したインパクトに対応する。インパクト後、加速度の変化は、増加し、0を経て増加した後、減少していき0となる。
ナイスショットの場合は、グラフの丸で囲んだ部分について、ゴルフクラブ500(ヘッド部502)がゴルフボールB1を芯で打てているため、加速度の変化の波形が1回できれいにピークをとって反転している。
図12(b)に示すように、ミスショットの場合は、グラフの丸で囲んだ部分について、ゴルフクラブ500(ヘッド部502)がゴルフボールB1を芯で打てていないため、ヘッド部502への衝撃が少し大きく、加速度の変化の波形が複数のピークにより汚く反転している。
ステップS47では、撮影中に検出された加速度gxの波形に応じて、図12(a)に示すナイスショットと、図12(b)に示すミスショットと、の動作の状態の種類が判定される。
しかし、ステップS47で判定される動作状態情報としては、ナイスショット及びミスショットを示す情報に限定されるものではない。例えば、ゴルフボールB1の飛距離、打ち出し角度、ゴルフボールB1のどこを叩いたか(縦方向、横方向等)等の状態を示す情報としてもよい。また、加速度からの動作状態の判定方法は、上記のように、加速度の波形の特徴部分(インパクト部分等)を解析する方法に限定されるものではない。例えば、加速度の実測値から飛距離等の推定値を算出する方法や、ユーザの所定の動作状態下で計測された経験的な加速度パターンと実測での加速度パターンとの比較による方法、としてもよい。
そして、中央制御部101は、無線処理部107を介して、撮影終了コマンドと、ステップS47で作成された動作状態情報と、を撮像装置2Aに送信する(ステップS48)。そして、中央制御部101は、操作入力部108を介してユーザからの全動画の撮影終了の指示入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS49)。全撮影終了の指示入力がない場合(ステップS49;NO)、ステップS42に移行される。
全撮影終了の指示入力がある場合(ステップS49;YES)、中央制御部101は、無線処理部107を介して、全撮影終了コマンドを撮像装置2Aに送信し(ステップS50)、第2の撮影制御処理を終了する。
次いで、撮像装置2Aで実行される第2の撮影処理を説明する。第2の撮影処理は、用具側端末1Aから受信する撮影開始コマンド及び撮影終了コマンドに応じて、被写体であるユーザのストローク動作を動画撮影するとともに、その動画ファイルを動作状態情報に対応付けて、各カテゴリのフォルダに格納する処理である。
予め、撮像装置2Aにおいて、撮影速度[fps]、露出等、ユーザのストロークの動画撮影の撮影条件情報が設定されているものとする。撮像装置2Aにおいて、例えば、操作入力部210を介してユーザから第2の撮影処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、内部ROMから読み出され適宜RAMに展開された第2の撮影プログラムと、CPUとの協働で、中央制御部201が第2の撮影処理を実行する。
図11に示すように、中央制御部201は、ステップS41に対応して、無線処理部203を介して、同期制御信号を用具側端末1Aから受信し、同期制御信号に応じて計時部207を計時部105に同期する同期処理を行う(ステップS61)。ステップS61では、例えば、計時部207で計時される時刻情報が、同期制御信号内の時刻情報に合わせられる。
そして、中央制御部201は、撮像部204、画像データ処理部205を制御して、動画撮影のための撮像を開始する(ステップS62)。そして、中央制御部201は、ステップS45に対応して、無線処理部203を介して、撮影開始コマンド及びクラブ選択情報を用具側端末1Aから受信したか否かを判定する(ステップS63)。撮影開始コマンド及びクラブ選択情報を受信していない場合(ステップS63;NO)、ステップS63に移行される。
撮影開始コマンド及びクラブ選択情報を受信した場合(ステップS63;YES)、中央制御部201は、撮像部204、画像データ処理部205を制御して、予め設定された撮影条件情報に従い動画用のフレーム画像を生成する(ステップS64)。そして、中央制御部201は、ステップS48に対応して、無線処理部203を介して、撮影終了コマンド及び動作状態情報を用具側端末1Aから受信したか否かを判定する(ステップS65)。撮影終了コマンド及び動作状態情報を受信していない場合(ステップS65;NO)、ステップS64に移行される。
撮影終了コマンド及び動作状態情報を受信した場合(ステップS65;YES)、中央制御部201は、ステップS63で受信したクラブ選択情報と、ステップS65で受信した動作状態情報と、をステップS64で生成されたフレーム画像を含む動画ファイルに格納する(ステップS66)。そして、中央制御部201は、記録媒体制御部206を制御し、ステップS63で受信した動作状態情報に応じて、ステップS66で生成した動画ファイルを記録媒体M内の各カテゴリのフォルダに記憶する(ステップS67)。各カテゴリとは、動作の状態の種類を示すカテゴリであるものとする。
一例として、図13に示すように、記録媒体M内に、ナイスショットのカテゴリのフォルダR1と、ミスショットのカテゴリのフォルダR2と、が形成されているものとする。ステップS67では、動画ファイル内の動作状態情報がナイスショットを示す場合に、当該動画ファイルがフォルダR1に格納され、動画ファイル内の動作状態情報がミスショットを示す場合に、当該動画ファイルがフォルダR2に格納される。なお、動作の状態の種類、その数(フォルダの数)は、上記の例に限定されるものではない。
そして、中央制御部201は、ステップS50に対応して、無線処理部203を介して、全撮影終了コマンドを用具側端末1Aから受信したか否かを判定する(ステップS69)。全撮影終了コマンドを受信していない場合(ステップS69;NO)、ステップS63に移行される。
全撮影終了コマンドを受信した場合(ステップS69;YES)、中央制御部201は、撮像部204、画像データ処理部205を制御して、撮像を終了し(ステップS70)、第2の撮影処理を終了する。
以上、本実施の形態によれば、用具側端末1Aは、撮像部204等に撮像されるユーザが把持するゴルフクラブ500に取り付けられ、当該ユーザの動きを検出するセンサ部103により出力された情報に基づいて、撮像された画像における当該ユーザの動作の状態(の種類)を判定する。このため、ユーザの動作の状態(の種類)を動画ファイルに対応付けることにより、所望の画像を適正に特定できる。
また、センサ部103は、加速度センサであり、加速度を検出してその情報を出力する。このため、周囲の雑音が発生している環境下でも、遅延することなく、ユーザの動作の状態(の種類)を判定できる。
また、用具側端末1Aは、センサ部103により出力された情報に基づいて、撮像された1又は複数のフレーム画像(動画ファイル)におけるユーザの動作の状態の種類(ナイスショット、ミスショット)を判定する。このため、ユーザの動作の状態の種類を動画ファイルに対応付けることにより、所望の1又は複数の画像を適正に特定できる。
また、用具側端末1Aは、センサ部103により出力された情報の波形の形状に基づいて、撮像された1又は複数のフレーム画像(動画ファイル)におけるユーザの動作の状態の種類(ナイスショット、ミスショット)を判定する。このため、ユーザの動作の状態の種類をより正確に判定できる。
また、撮像装置2Aは、判定された動画ファイルにおけるユーザの動作の状態の種類と、当該動画ファイルと、を対応付けて記憶手段としての記録媒体Mに記憶する。このため、ユーザの動作の状態の種類に応じて動画ファイルを容易に検索及び読み出すことができる。
また、撮像装置2Aは、判定された動画ファイルにおけるユーザの動作の状態の種類のフォルダに、当該動画ファイルを格納して記憶する。このため、ユーザの動作の状態の種類に応じて動画ファイルをさらに容易に検索及び読み出すことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
上記第1、第2の実施の形態を適宜組み合わせる構成としてもよい。例えば、ユーザのレディポジション等の状態に応じたフォルダを記録媒体Mに設定し、各状態に対応するフレーム画像を対応するフォルダに格納する構成である。
また、上記第1、第2の実施の形態にあっては、1軸の角速度又は加速度を用いて、被写体の状態を判定する構成としたが、これに限定されるものではなく、2軸又は3軸の角速度又は加速度を用いる構成としてもよい。
また、上記第1の実施の形態にあっては、センサ部103が角速度を検出する構成としたが、これに限定されるものではなく、センサ部103が、加速度等、テニスラケット300の動きを検出可能なセンサであれば如何なるセンサを用いても良い。上記第2の実施の形態にあっては、センサ部103が加速度を検出する構成としたが、これに限定されるものではなく、センサ部103が、角速度等、ゴルフクラブ500の動きを検出可能なセンサであれば如何なるセンサを用いても良い。
さらに、上記第1の実施形態にあっては、テニスラケット300に対するテニスボールBの接触をインパクトとして検出するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、テニスラケット300とテニスボールBとの接触を検出可能であれば如何なる構成であっても良い。
上記第1の実施の形態にあっては、図8のステップS12,S13,S15,S16,S18,S19の処理を用具側端末1が行うこととしたが、当該処理を撮像装置2が行っても良い。つまり、用具側端末1が、検出した角速度Gzの値に計時部105が計時した時刻情報を対応付けて撮像装置2に送信し、撮像装置2が、角速度Gzの値と時刻情報とに基づいてテニスラケット300に対するテニスボールBのインパクト時の検出と撮影開始及び撮影終了の判定を行い、当該インパクト時に対応する撮像時情報が関連付けられたフレーム画像を特定する構成としてもよい。
上記第2の実施の形態にあっては、図11のステップS47の処理を用具側端末1Aが行うこととしたが、当該処理を撮像装置2Aが行っても良い。つまり、用具側端末1Aが、検出した加速度gxの値に計時部105が計時した時刻情報を対応付けて撮像装置2Aに送信し、撮像装置2Aが、角速度Gzの値と時刻情報とに基づいてユーザの動作の状態の判定を行い、この動作状態情報を動画ファイルに対応付ける構成としてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態において、用具としてテニスラケット300を例示し、上記第2の実施の形態において、用具としてゴルフクラブ500を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、卓球のラケット、野球のバット等の物体を打つものであれば適宜任意に変更可能である。このとき、用具側端末1,1Aの端末本体は、ユーザにより把持される把持部の延在方向に沿う方向に延在する軸上に取付け固定されているのが好ましい。
また、画像特定システム100,400の構成は、上記第1、第2の実施の形態に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。例えば、所定の通信回線として、無線通信回線を例示して説明したが、用具側端末1,1Aと撮像装置2,2Aとを有線ケーブル等により接続して通信を行う有線通信回線であっても良い。
また、上記第1、第2の実施の形態にあっては、テニス、ゴルフのスポーツを例示したがこれに限らず、事故などの衝突を検出してその瞬間の画像を特定するとか、また連続撮影動画の中から接触(衝突)を検出してその前後の動画(テニスならスイングフォームの動画、事故なら衝突前後の動画)を特定するといったことに適用が可能である。
また、上記第1、第2の実施の形態にあっては、センサ部103を有する用具側端末1,1Aが、テニスラケット300又はゴルフクラブ500に取り付けられる構成としたが、これに限定されるものではない。用具側端末1,1Aが、被写体としてのユーザそのものに取り付けられる構成としてもよい。
さらに、上記第1、第2の実施の形態にあっては、用具側端末1,1Aと撮像装置2,2Aとを備える画像特定システム100,400を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、一の画像特定装置から構成されていても良い。
加えて、上記第1、第2の実施の形態にあっては、第1、第2の撮影制御処理を中央制御部101がプログラムにより実行し、第1、第2の撮影処理を中央制御部201がプログラムにより実行する構成としたが、これに限定されるものではない。用具側端末1,1Aが、第1、第2の撮影制御処理と同様の処理を行うロジック回路等の専用回路を備え、撮像装置2,2Aが、第1、第2の撮影処理と同様の処理を行うロジック回路等の専用回路を備える構成としてもよい。
さらに、上記第1、第2の実施の形態の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMを挙げたが、ハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
また、上記各実施の形態における画像特定システムの各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
撮像手段に撮像される被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報を出力するセンサと、
前記センサにより出力された情報に基づいて、前記撮像手段により撮像された画像における前記被写体の動作の状態を判定する判定手段と、
を備える画像判定装置。
<請求項2>
前記判定手段は、前記センサにより出力された情報に基づいて、前記撮像手段により撮像された1又は複数の画像における前記被写体の動作の状態の種類を判定する請求項1に記載の画像判定装置。
<請求項3>
前記判定手段は、前記センサにより出力された情報の波形の形状に基づいて、前記撮像手段により撮像された1又は複数の画像における前記被写体の動作の状態の種類を判定する請求項2に記載の画像判定装置。
<請求項4>
前記センサは、加速度センサ又は角速度センサであり、加速度又は角速度に関する情報を出力する請求項1から3の何れか一項に記載の画像判定装置。
<請求項5>
前記センサにより出力された情報に基づいて、前記被写体の動作の状態に応じた撮影の開始及び終了のタイミングを特定するタイミング特定手段を更に備える請求項1から4の何れか一項に記載の画像判定装置。
<請求項6>
請求項1から5のいずれか一項に記載の画像判定装置と、
前記判定された画像における前記被写体の動作の状態の種類と、当該画像とを対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
を備える画像判定システム。
<請求項7>
前記記憶制御手段は、前記判定された画像における前記被写体の動作の状態の種類のフォルダに、当該種類に対応する画像を格納して記憶する請求項6に記載の画像判定システム。
<請求項8>
送信側端末と、受信側端末と、を備える画像特定システムであって、
送信側端末は、
撮像手段により撮像される被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報を出力するセンサと、
前記センサの検出に対応する時刻を計時し第1の時刻情報を出力する第1の計時手段と、
前記センサにより出力された情報と前記第1の時刻情報とを対応付けて前記受信側端末に送信する送信手段と、を備え、
前記受信側端末は、
前記送信手段により対応付けて送信された前記センサにより出力された情報と第1の時刻情報とに基づいて、前記撮像手段により撮像された画像から前記被写体の特定の状態に対応する画像を特定する特定手段と、
を備える画像特定システム。
<請求項9>
前記受信側端末は、
前記被写体を撮像した画像から前記被写体の動作の状態を判定する状態判定手段と、
前記撮像手段の撮像に対応する時刻を計時し第2の時刻情報を出力する第2の計時手段を更に備え、
前記特定手段は、更に、前記状態判定手段による判定結果に基づいて、前記画像の第2の時刻情報に前記第1の時刻情報を対応付けることで、前記被写体の特定の状態に対応する画像を特定する請求項8に記載の画像特定システム。
<請求項10>
前記センサは、加速度センサ又は角速度センサであり、加速度又は角速度に関する情報を出力する請求項8又は9に記載の画像特定システム。
<請求項11>
撮像手段により撮像される被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報を出力するセンサと、
前記センサの検出に対応する時刻を計時し時刻情報を出力する計時手段と、
前記センサにより出力された情報と前記時刻情報とを対応付けて受信端末に送信する送信手段と、
を備える送信端末。
<請求項12>
センサにより出力された被写体の動きに対応する情報と、撮像手段による前記被写体の撮像に対応する時刻情報とに基づいて、前記撮像手段により撮像された画像から前記被写体の特定の状態に対応する画像を特定する特定手段を備える受信端末。
<請求項13>
撮像手段により撮像された被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報をセンサにより出力する工程と、
前記センサ工程により出力された情報に基づいて、撮像された画像における前記被写体の動作の状態を判定する工程と、を含む画像判定方法。
<請求項14>
送信側端末と、受信側端末と、を備える画像特定システムにおける画像特定方法であって、
前記送信側端末が、撮像手段により撮像される被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられたセンサにより、当該被写体の動きに対応する情報を出力する工程と、
前記送信側端末が、前記被写体の動作に対応する時刻を計時し時刻情報を出力する工程と、
前記センサにより出力された情報と前記時刻情報とを対応付けて前記受信側端末に送信する工程と、
前記受信側端末が、前記センサにより出力された情報と時刻情報とに基づいて、前記撮像手段により撮像された画像から前記被写体の特定の状態に対応する画像を特定する工程と、を含む画像特定方法。
<請求項15>
コンピュータを、
撮像される被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報をセンサにより出力する出力手段、
前記センサにより出力された情報に基づいて、撮像された画像における前記被写体の動作の状態を判定する判定手段、
として機能させるためのプログラム。
100,400 画像特定システム
1,1A 用具側端末
101 中央制御部
102 メモリ
103 センサ部
105 計時部
106 表示部
107 無線処理部
107a BTモジュール
108 操作入力部
109 バスライン
2,2A 撮像装置
201 中央制御部
202 メモリ
203 無線処理部
203a BTモジュール
203b 無線LANモジュール
204 撮像部
204a レンズ部
204b 電子撮像部
204c 撮像制御部
205 画像データ処理部
206 記録媒体制御部
M 記録媒体
207 計時部
209 表示部
209a 表示パネル
209b 表示制御部
210 操作入力部
211 バスライン

Claims (15)

  1. 撮像手段に撮像される被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報を出力するセンサと、
    前記センサにより出力された情報に基づいて、前記撮像手段により撮像された画像における前記被写体の動作の状態を判定する判定手段と、
    を備える画像判定装置。
  2. 前記判定手段は、前記センサにより出力された情報に基づいて、前記撮像手段により撮像された1又は複数の画像における前記被写体の動作の状態の種類を判定する請求項1に記載の画像判定装置。
  3. 前記判定手段は、前記センサにより出力された情報の波形の形状に基づいて、前記撮像手段により撮像された1又は複数の画像における前記被写体の動作の状態の種類を判定する請求項2に記載の画像判定装置。
  4. 前記センサは、加速度センサ又は角速度センサであり、加速度又は角速度に関する情報を出力する請求項1から3の何れか一項に記載の画像判定装置。
  5. 前記センサにより出力された情報に基づいて、前記被写体の動作の状態に応じた撮影の開始及び終了のタイミングを特定するタイミング特定手段を更に備える請求項1から4の何れか一項に記載の画像判定装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の画像判定装置と、
    前記判定された画像における前記被写体の動作の状態の種類と、当該画像とを対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    を備える画像判定システム。
  7. 前記記憶制御手段は、前記判定された画像における前記被写体の動作の状態の種類のフォルダに、当該種類に対応する画像を格納して記憶する請求項6に記載の画像判定システム。
  8. 送信側端末と、受信側端末と、を備える画像特定システムであって、
    送信側端末は、
    撮像手段により撮像される被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報を出力するセンサと、
    前記センサの検出に対応する時刻を計時し第1の時刻情報を出力する第1の計時手段と、
    前記センサにより出力された情報と前記第1の時刻情報とを対応付けて前記受信側端末に送信する送信手段と、を備え、
    前記受信側端末は、
    前記送信手段により対応付けて送信された前記センサにより出力された情報と第1の時刻情報とに基づいて、前記撮像手段により撮像された画像から前記被写体の特定の状態に対応する画像を特定する特定手段と、
    を備える画像特定システム。
  9. 前記受信側端末は、
    前記被写体を撮像した画像から前記被写体の動作の状態を判定する状態判定手段と、
    前記撮像手段の撮像に対応する時刻を計時し第2の時刻情報を出力する第2の計時手段を更に備え、
    前記特定手段は、更に、前記状態判定手段による判定結果に基づいて、前記画像の第2の時刻情報に前記第1の時刻情報を対応付けることで、前記被写体の特定の状態に対応する画像を特定する請求項8に記載の画像特定システム。
  10. 前記センサは、加速度センサ又は角速度センサであり、加速度又は角速度に関する情報を出力する請求項8又は9に記載の画像特定システム。
  11. 撮像手段により撮像される被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報を出力するセンサと、
    前記センサの検出に対応する時刻を計時し時刻情報を出力する計時手段と、
    前記センサにより出力された情報と前記時刻情報とを対応付けて受信端末に送信する送信手段と、
    を備える送信端末。
  12. センサにより出力された被写体の動きに対応する情報と、撮像手段による前記被写体の撮像に対応する時刻情報とに基づいて、前記撮像手段により撮像された画像から前記被写体の特定の状態に対応する画像を特定する特定手段を備える受信端末。
  13. 撮像手段により撮像された被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報をセンサにより出力する工程と、
    前記センサ工程により出力された情報に基づいて、撮像された画像における前記被写体の動作の状態を判定する工程と、を含む画像判定方法。
  14. 送信側端末と、受信側端末と、を備える画像特定システムにおける画像特定方法であって、
    前記送信側端末が、撮像手段により撮像される被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられたセンサにより、当該被写体の動きに対応する情報を出力する工程と、
    前記送信側端末が、前記被写体の動作に対応する時刻を計時し時刻情報を出力する工程と、
    前記センサにより出力された情報と前記時刻情報とを対応付けて前記受信側端末に送信する工程と、
    前記受信側端末が、前記センサにより出力された情報と時刻情報とに基づいて、前記撮像手段により撮像された画像から前記被写体の特定の状態に対応する画像を特定する工程と、を含む画像特定方法。
  15. コンピュータを、
    撮像される被写体又は当該被写体が把持する用具に取り付けられ、当該被写体の動きに対応する情報をセンサにより出力する出力手段、
    前記センサにより出力された情報に基づいて、撮像された画像における前記被写体の動作の状態を判定する判定手段、
    として機能させるためのプログラム。
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