JP2014182264A - 現像剤補給容器及び現像剤補給システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 往復部材と規制部との接触音の低減をする現像剤補給容器及び現像剤補給システムを提供する。
【解決手段】 現像剤収容部2内の現像剤Tを回転に伴い現像剤排出部4cに向けて搬送する搬送部2cと、該搬送部2cを回転させるための回転駆動力を受けるギア部2dと、少なくとも現像剤排出部4cに対して作用するように設けられ往復動に伴いその容積が可変なポンプ部3aと、ギア部2dに入力された回転駆動力をポンプ部3aを動作させる力へ変換する駆動変換部と、該駆動変換部に設けられ、回転駆動力をポンプ部3aを動作させる力へ変換するために往復動する往復部材3bと、該往復部材3bが往復する方向と交差する方向への移動を規制する回転規制部3fと、往復部材3bに設けられ、該往復部材3bを回転規制部3fに向かって付勢する弾性変形可能な付勢部3g1,3g2を有する。
【選択図】 図14
【解決手段】 現像剤収容部2内の現像剤Tを回転に伴い現像剤排出部4cに向けて搬送する搬送部2cと、該搬送部2cを回転させるための回転駆動力を受けるギア部2dと、少なくとも現像剤排出部4cに対して作用するように設けられ往復動に伴いその容積が可変なポンプ部3aと、ギア部2dに入力された回転駆動力をポンプ部3aを動作させる力へ変換する駆動変換部と、該駆動変換部に設けられ、回転駆動力をポンプ部3aを動作させる力へ変換するために往復動する往復部材3bと、該往復部材3bが往復する方向と交差する方向への移動を規制する回転規制部3fと、往復部材3bに設けられ、該往復部材3bを回転規制部3fに向かって付勢する弾性変形可能な付勢部3g1,3g2を有する。
【選択図】 図14
Description
本発明は、現像剤補給装置に着脱可能な現像剤補給容器及びこれらを有する現像剤補給システムに関する。この現像剤補給容器及び現像剤補給システムは、例えば、複写機、ファクシミリ、プリンタ、及びこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置において用いられ得る。
従来、電子写真複写機等の画像形成装置には微粉末の現像剤が使用されている。このような画像形成装置では、画像形成に伴い消費されてしまう現像剤を、現像剤補給容器から補給される構成となっている。
こうした従来の現像剤補給容器として、例えば、特許文献1に記載された装置がある。
特許文献1に記載された装置では、現像剤補給容器に画像形成装置から入力された回転駆動力を回転軸方向の往復動作力へ変換する駆動変換機構を採用している。
更に、特許文献1に記載の装置では、現像剤補給容器に画像形成装置から入力された回転駆動力を回転軸方向の往復動作力へ変換する駆動変換機構と係合する回転軸方向に往復動作する往復部材を採用している。
特許文献1の構成において、往復部材は回転軸方向に移動し易くするために、回転方向への移動を規制し、回転軸方向への往復動作だけに規制する規制部と往復部材との間に僅かな隙間を設けた構成となっている。そして、回転駆動力を往復動作に変換する往復部材の一部には回転方向への力がかかる。回転方向への力の大きさによって往復部材と規制部との衝突が生じることで接触音が生じ易くなる。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、往復部材と規制部との接触音の低減をする現像剤補給容器及び現像剤補給システムを提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る現像剤補給容器の代表的な構成は、現像剤補給装置に着脱可能な現像剤補給容器であって、現像剤を収容する現像剤収容部と、現像剤を排出する排出口を備えた現像剤排出部と、前記現像剤収容部内の現像剤を回転に伴い現像剤排出部に向けて搬送する搬送部と、前記搬送部を回転させるための回転駆動力を受ける駆動受け部と、少なくとも前記現像剤排出部に対して作用するように設けられ往復動に伴いその容積が可変なポンプ部と、前記駆動受け部に入力された回転駆動力を前記ポンプ部を動作させる力へ変換する駆動変換部と、前記駆動変換部に設けられ、回転駆動力を前記ポンプ部を動作させる力へ変換するために往復動する往復部材と、前記往復部材が往復する方向と交差する方向への移動を規制する規制部と、前記往復部材に設けられ、前記往復部材を規制部に向かって付勢する弾性変形可能な付勢部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、往復部材と規制部との接触音の低減をすることができる。
図により本発明に係る現像剤補給容器を有する現像剤補給システムの一実施形態を具体的に説明する。尚、以下において、特段の記載がない限り、発明の思想の範囲内において現像剤補給容器の種々の構成を同様な機能を奏する公知の他の構成に置き換えることが可能である。即ち、特段の記載がない限り、後述する実施形態に記載された現像剤補給容器の構成だけに限定するものではない。
先ず、図1〜図15を用いて本発明に係る現像剤補給容器を有する現像剤補給システムの第1実施形態の構成について説明する。
説明の順序として、先ず、本発明に係る現像剤補給容器1を有する現像剤補給システムを搭載した一例として構成された画像形成装置100について説明する。続いて、この画像形成装置100に搭載された現像剤補給システムを構成する現像剤補給装置201と現像剤補給容器1の構成について順に説明する。
<画像形成装置>
図1を用いてトナーカートリッジからなる現像剤補給容器1が着脱可能(取り外し可能)に装着される現像剤補給装置201が搭載された画像形成装置100の一例として、電子写真方式を採用した複写機(電子写真画像形成装置)の構成について説明する。
図1を用いてトナーカートリッジからなる現像剤補給容器1が着脱可能(取り外し可能)に装着される現像剤補給装置201が搭載された画像形成装置100の一例として、電子写真方式を採用した複写機(電子写真画像形成装置)の構成について説明する。
図1において、画像形成装置100は複写機により構成された一例である。また、原稿101は、原稿台ガラス102の上に置かれる。そして、原稿101の画像情報に応じた光像を光学部103の複数のミラー8とレンズ9により、像担持体となる電子写真感光体からなる感光体104の表面上に結像させることにより静電潜像を形成する。この静電潜像は乾式の一成分現像装置からなる現像装置201aにより現像剤T(乾式粉体)としてのトナー(一成分磁性トナー)を用いて可視化される。
尚、本実施形態では、現像剤補給容器1から補給すべき現像剤Tとして一成分磁性トナーを用いた例について説明するが、このような例だけではなく、後述するような構成としても構わない。
具体的には、一成分非磁性トナーを用いて現像を行う一成分現像装置を用いる場合、現像剤Tとして一成分非磁性トナーを補給することになる。また、磁性キャリアと非磁性トナーを混合した二成分現像剤Tを用いて現像を行う二成分現像装置を用いる場合、現像剤Tとして非磁性トナーを補給することになる。尚、この場合、現像剤Tとして非磁性トナーと共に磁性キャリアも併せて補給する構成としても構わない。
105〜108は記録媒体の一例としてシート7を収容する給送カセットである。これらの給送カセット105〜108に積載されたシート7のうち、画像形成装置100の液晶操作部からユーザが入力したサイズ情報、或いは原稿101のサイズを基に最適な給送カセット105〜108が選択される。
そして、給送分離装置105A〜108Aにより分離搬送された一枚のシート7を搬送部109を経由してレジストローラ110まで搬送する。そして、感光体104の回転と、光学部103のスキャンのタイミングとに同期させてレジストローラ110によりシート7を搬送する。
111は転写帯電器である。また、112は分離帯電器である。ここで、転写帯電器111によって、感光体104の表面上に形成された現像剤像(トナー像)をシート7に転写する。そして、分離帯電器112によって、現像剤像(トナー像)が転写されたシート7を感光体104から分離する。
この後、搬送部113により搬送されたシート7は、定着部114において熱と圧力とによりシート7上の現像剤像を定着させた後、片面コピーの場合には、排出反転部115を通過し、排出ローラ116により排出トレイ117へ排出される。
また、両面コピーの場合には、シート7は排出反転部115を通り、一旦、排出ローラ116によりシート7の一部が画像形成装置100外へ排出される。そして、この後、シート7の後端部がフラッパ118を通過し、排出ローラ116に挟持されているタイミングでフラッパ118を制御すると共に排出ローラ116を逆回転させる。これにより、再度、画像形成装置100内へ搬送される。更に、この後、再給送搬送部119,120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の搬送経路を辿って排出トレイ117へ排出される。
上記構成の画像形成装置100本体において、感光体104の回りには現像手段としての現像装置201a、クリーニング手段としてのクリーナ部202、帯電手段としての一次帯電器203等の画像形成プロセス機器が設置されている。尚、現像装置201aは原稿101の画像情報に基づき光学部103により感光体104に形成された静電潜像に現像剤Tを付着させることにより現像するものである。また、一次帯電器203は、感光体104の表面上に所望の静電潜像を形成するために該感光体104の表面を一様に帯電する。また、クリーナ部202は感光体104の表面上に残留している現像剤Tを除去する。
<現像剤補給装置>
次に、図1〜図4を用いて現像剤補給システムの構成要素である現像剤補給装置201の構成について説明する。ここで、図2(a)は現像剤補給装置201の部分断面図である。図2(b)は現像剤補給容器1を装着する装着部10の斜視図である。図2(c)は装着部10の断面図である。また、図3は制御系の構成、並びに、現像剤補給容器1と現像剤補給装置201とを部分的に拡大した断面図である。図4は現像剤補給動作を説明するフローチャートである。
次に、図1〜図4を用いて現像剤補給システムの構成要素である現像剤補給装置201の構成について説明する。ここで、図2(a)は現像剤補給装置201の部分断面図である。図2(b)は現像剤補給容器1を装着する装着部10の斜視図である。図2(c)は装着部10の断面図である。また、図3は制御系の構成、並びに、現像剤補給容器1と現像剤補給装置201とを部分的に拡大した断面図である。図4は現像剤補給動作を説明するフローチャートである。
現像剤補給装置201は、図1に示すように、現像剤補給容器1を取り外し可能(着脱可能)に装着する装着スペースからなる装着部10と、現像剤補給容器1から排出された現像剤Tを一時的に貯留するホッパ10aと、現像装置201aとを有している。現像剤補給容器1は、図2(c)に示すように、装着部10に対して、図2(c)の矢印M方向に装着される構成となっている。
つまり、現像剤補給容器1の長手方向が略この矢印M方向と一致するように装着部10に装着される。また、現像剤補給容器1の装着部10からの取り出し方向はこの矢印M方向とは反対の方向となる。
現像装置201aは、図1及び図2(a)に示すように、現像ローラ201fと、撹拌部材201cと、送り部材201d,201eとを有している。そして、現像剤補給容器1から補給された現像剤は撹拌部材201cにより撹拌され、送り部材201d,201eにより現像ローラ201fに送られて、該現像ローラ201fにより感光体104の表面上に供給される。
尚、現像ローラ201fには、該現像ローラ201fの表面上の現像剤Tのコート量を規制する現像ブレード201gが対向して設けられる。更に、現像ローラ201fと現像装置201aとの間で現像剤Tの漏れを防止するために該現像ローラ201fに接触配置された漏れ防止シート201hが設けられている。
また、装着部10には、図2(b)に示すように、現像剤補給容器1が装着された際に該現像剤補給容器1の図6に示すフランジ部4と当接することで該フランジ部4の回転方向への移動を規制するための規制部となる回転規制部11が設けられている。回転規制部11は往復部材3bが往復する方向と交差する方向への移動を規制する。
そして、図6(b)に示す現像剤補給容器1の排出口となる排出孔4aと連通するための図2(c)に示す現像剤補給容器1から排出された現像剤Tを受入れるための現像剤受入れ部となる現像剤受入れ孔13を有している。そして、現像剤補給容器1の排出孔4aから現像剤Tが現像剤受入れ孔13を通して現像装置201aへと供給される。排出口となる排出孔4aは円筒部からなる搬送部2kにより搬送されてきた現像剤Tを排出する。
尚、本実施形態において、図2(c)に示す現像剤受入れ孔13の直径φは、装着部10内での現像剤Tによる汚れを可及的に防止するために微細口からなるピンホールとして約3mmに設定されている。尚、現像剤受入れ孔13の直径φは排出孔4aから現像剤Tが排出できる直径であれば良い。
また、ホッパ10aは、図3に示すように、現像装置201aへ現像剤Tを搬送するための搬送スクリュー10bと、現像装置201aと連通した開口10cとを有する。更に、ホッパ10a内に収容されている現像剤Tの量を検出する磁気センサからなる現像剤センサ10dを有している。
更に、装着部10は、図2(b),(c)に示すように、駆動部となる駆動ギア300を有している。この駆動ギア300は、駆動モータ500から駆動ギア列を介して回転駆動力が伝達され、装着部10にセットされた状態にある現像剤補給容器1に対して回転駆動力を付与する機能を有している。
また、駆動モータ500は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit;中央演算装置)からなる制御装置600によりその動作を制御される構成となっている。制御装置600は、図3に示すように、現像剤センサ10dから入力された現像剤残量情報に基づき、駆動モータ500の動作を制御する構成となっている。
尚、本実施形態において、図2(b),(c)に示す駆動ギア300は、駆動モータ500の制御を簡易化させるために一方向にのみ回転するように設定されている。つまり、制御装置600は、駆動モータ500について、そのオン(作動)/オフ(非作動)のみを制御する構成となっている。従って、駆動モータ500(駆動ギア300)を正方向と逆方向とに周期的に反転させることで得られる反転駆動力を現像剤補給容器1に付与する構成と比べて、現像剤補給装置201の駆動部の簡易化を図ることができる。駆動モータ500の駆動をオフする上で制御装置600を補助する光センサからなる検知部600aが画像形成装置100に設けられている。
<現像剤補給容器の装着/取り出し方法>
次に、現像剤補給容器1の装着/取り出し方法について説明する。先ず、ユーザが、交換カバーを開き、現像剤補給容器1を現像剤補給装置201の装着部10へ挿入して装着する。この装着動作に伴い、現像剤補給容器1のフランジ部4が現像剤補給装置201に保持固定される。
次に、現像剤補給容器1の装着/取り出し方法について説明する。先ず、ユーザが、交換カバーを開き、現像剤補給容器1を現像剤補給装置201の装着部10へ挿入して装着する。この装着動作に伴い、現像剤補給容器1のフランジ部4が現像剤補給装置201に保持固定される。
その後、ユーザが交換カバーを閉じることで、装着工程が終了する。その後、制御装置600が駆動モータ500を制御することにより、駆動ギア300を適宜のタイミングで回転させる。
一方、現像剤補給容器1内の現像剤Tが空となってしまった場合には、ユーザが、交換カバーを開き、装着部10から現像剤補給容器1を取り出す。そして、予め用意してある新しい現像剤補給容器1を装着部10へと挿入して装着し、交換カバーを閉じることにより、現像剤補給容器1の取り出しから再装着に至る交換作業が終了する。
<現像剤補給装置による現像剤補給制御>
次に、図4を用いて現像剤補給装置201による現像剤補給制御について説明する。この現像剤補給制御は、制御装置600により各種機器を制御することにより実行される。
次に、図4を用いて現像剤補給装置201による現像剤補給制御について説明する。この現像剤補給制御は、制御装置600により各種機器を制御することにより実行される。
本実施形態では、図3に示す現像剤センサ10dの出力に応じて制御装置600が駆動モータ500の作動/非作動の制御を行うことにより、ホッパ10a内に一定量の現像剤Tが収容されるように構成している。
具体的には、先ず、現像剤センサ10dがホッパ10a内の現像剤収容量をチェックする(ステップS100)。そして、現像剤センサ10dにより検出された現像剤収容量が所定量未満であると判定された場合、つまり、現像剤センサ10dにより現像剤Tが検出されなかった場合、駆動モータ500を駆動し、一定時間、現像剤Tの補給動作を実行する(ステップS101)。
この現像剤補給動作の結果、現像剤センサ10dにより検出された現像剤収容量が所定量に達したと判定された場合、つまり、現像剤センサ10dにより現像剤Tが検出された場合がある。その場合、駆動モータ500の駆動をオフし、現像剤Tの補給動作を停止する(ステップS102)。この補給動作の停止により、一連の現像剤補給工程が終了する。
このような現像剤補給工程は、画像形成に伴い現像剤Tが消費されてホッパ10a内の現像剤収容量が所定量未満となると、繰り返し実行される構成となっている。
このように、現像剤補給容器1から排出された現像剤Tを、ホッパ10a内に一時的に貯留し、その後、現像装置201aへ補給する構成以外にも、以下のような現像剤補給装置201の構成としても構わない。
具体的には、図5に示すように、上述したホッパ10aを省略し、現像剤補給容器1から直接的に現像装置201aへ現像剤Tを補給する構成である。図5は現像剤補給装置201として二成分現像装置800を用いた一例である。この二成分現像装置800には、現像剤Tが補給される現像剤撹拌室12と現像スリーブ800aへ現像剤Tを供給する現像室14を有しており、現像剤撹拌室12と現像室14には現像剤搬送方向が互いに逆向きとなる撹拌スクリュー800bが設置されている。
そして、現像剤撹拌室12と現像室14は長手方向(図5の紙面奥側から紙面手前側方向)両端部において互いに連通しており、二成分現像剤Tはこれらの二つの部屋を循環搬送される構成となっている。また、現像剤撹拌室12には現像剤Tのトナー濃度を検出する磁気センサからなる現像剤センサ800cが設置されており、この現像剤センサ800cの検出結果に基づいて制御装置600が駆動モータ500の動作を制御する構成となっている。この場合、現像剤補給容器1から補給される現像剤Tは、非磁性トナー、或いは、非磁性トナー及び磁性キャリアとなる。
<現像剤補給容器>
次に、図6〜図8を用いて現像剤補給システムの構成要素である現像剤補給容器1の構成について説明する。ここで、図6(a)は現像剤補給容器1の全体斜視図である。図6(b)は現像剤補給容器1の排出孔4a周辺の部分拡大図である。図6(c)は現像剤補給容器1を現像剤補給装置201の装着部10に着脱可能に装着した状態を示す正面図である。また、図7は現像剤補給容器1の断面斜視図である。図8(a)は伸縮して容積が可変なポンプ部3aが使用上、最大限伸張された状態の部分断面図である。図8(b)はポンプ部3aが使用上、最大限収縮された状態の部分断面図である。
次に、図6〜図8を用いて現像剤補給システムの構成要素である現像剤補給容器1の構成について説明する。ここで、図6(a)は現像剤補給容器1の全体斜視図である。図6(b)は現像剤補給容器1の排出孔4a周辺の部分拡大図である。図6(c)は現像剤補給容器1を現像剤補給装置201の装着部10に着脱可能に装着した状態を示す正面図である。また、図7は現像剤補給容器1の断面斜視図である。図8(a)は伸縮して容積が可変なポンプ部3aが使用上、最大限伸張された状態の部分断面図である。図8(b)はポンプ部3aが使用上、最大限収縮された状態の部分断面図である。
現像剤補給容器1は、図6(a)に示すように、全体が中空円筒状に形成され、内部に現像剤Tを収容する内部空間を備えた現像剤収容部2を有している。本実施形態では、現像剤収容部2内(現像剤収容部内)の現像剤Tを回転に伴い搬送する搬送部2cと、図5に示す現像剤排出部4c、ポンプ部3aが現像剤収容部2として機能する。この搬送部2cは、現像剤収容部2の内面に突出している形状となっている。本実施形態では、現像剤収容部2が回転することで現像剤収容部2と一体に形成された搬送部2cも回転する構成となっている。ここで、現像剤収容部2の長手方向と現像剤収容部(搬送部)2の回転軸線方向は同じである。
現像剤補給容器1は、現像剤収容部2の現像剤搬送方向となる長手方向の一端側に非回転部となるフランジ部4を有している。また、搬送部2cは該フランジ部4に対して相対的に回転可能に構成されている。尚、搬送部2cの断面形状は、現像剤補給工程における回転動作に影響を与えない範囲内において非円形状としても構わない。例えば、断面楕円形状のものや断面多角形状のものを採用しても構わない。
尚、本実施形態では、図8に示すように、現像剤収容部2の全長L1が約460mm、現像剤収容部2の外径直径R1が約60mmに設定されている。また、現像剤排出部4cが設置されている領域の長さL2は約21mmである。また、図8(a)に示すように、ポンプ部3aの使用上の伸縮可能範囲の中で最も伸びた状態における全長L3は約29mmである。また、図8(b)に示すように、ポンプ部3aの使用上の伸縮可能範囲の中で最も縮んだ状態における全長L4は約24mmとなっている。
また、本実施形態では、図6〜図8に示す現像剤補給容器1が図1に示す現像剤補給装置201に装着された状態のとき現像剤収容部2と現像剤排出部4cとが水平方向に並ぶように構成されている。つまり、現像剤収容部2は、その水平方向長さがその鉛直方向長さよりも充分に長く、その水平方向側が現像剤排出部4cと接続された構成となっている。従って、現像剤補給容器1が現像剤補給装置201に装着された状態のとき現像剤排出部4cの鉛直上方に現像剤収容部2が位置するように構成する場合と比べて、排出孔4a上に存在する現像剤Tの量を少なくすることができる。そのため、排出孔4a近傍の現像剤Tが圧密され難く、ポンプ部3aによる吸排気動作を円滑に行うことが可能となる。
<現像剤補給容器の材質>
本実施形態では、後述するように、図7及び図8に示すポンプ部3aにより現像剤補給容器1内の容積を変化させることにより、排出孔4aから現像剤Tを排出させる構成となっている。よって、現像剤補給容器1の材質としては、容積の変化に対して大きく潰れてしまったり、大きく膨らんでしまったりしない程度の剛性を有したものを採用するのが好ましい。
本実施形態では、後述するように、図7及び図8に示すポンプ部3aにより現像剤補給容器1内の容積を変化させることにより、排出孔4aから現像剤Tを排出させる構成となっている。よって、現像剤補給容器1の材質としては、容積の変化に対して大きく潰れてしまったり、大きく膨らんでしまったりしない程度の剛性を有したものを採用するのが好ましい。
また、本実施形態では、現像剤補給容器1は、外部とは排出孔4aを通じてのみ連通しており、該排出孔4aを除き外部から密閉された構成としている。つまり、ポンプ部3aにより現像剤補給容器1の容積を減少、増加させて排出孔4aから現像剤Tを排出する構成を採用していることから、安定した排出性能が保たれる程度の気密性が求められる。
そこで、本実施形態では、現像剤収容部2と現像剤排出部4cの材質をポリスチレン樹脂とし、ポンプ部3aの材質をポリプロピレン樹脂としている。
尚、使用する材質に関して、現像剤収容部2と現像剤排出部4cは容積の変化可能に耐え得る素材であれば良い。例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の他の樹脂を使用することも可能である。また、金属製であっても構わない。
また、ポンプ部3aの材質に関しては、伸縮機能を発揮し、容積の変化によって現像剤補給容器1の容積を変化させることができる材料であれば良い。例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)、ポリスチレン、ポリエステル、ポリエチレン等を肉薄で形成したものでも構わない。また、ゴムや、その他の伸縮性材料等を使用することも可能である。
尚、樹脂材料の厚みを調整する等して、ポンプ部3a、現像剤収容部2、現像剤排出部4cのそれぞれが上述した機能を満たすのであれば、それぞれを同じ材質で、例えば、射出成形法やブロー成形法等を用いて一体的に成形されたものを用いても構わない。
以下、フランジ部4、現像剤収容部2、ポンプ部3a、現像剤補給装置201から搬送部2cを回転させるための回転駆動力が入力される駆動受け部となるギア部2dについて説明する。更に、該駆動受け部となるギア部2dに入力された回転駆動力を回転軸方向に動作させる力に変換する駆動変換部となるカム機構の構成について説明する。
<フランジ部>
フランジ部4には、図7及び図8に示すように、現像剤収容部2から搬送されてきた現像剤Tを一時的に貯留するための中空の排出部となる現像剤排出部4cが設けられている。該現像剤排出部4cの底部には、現像剤補給容器1の外へ現像剤Tの排出を許容する、つまり、現像剤補給装置201へ現像剤Tを補給するための排出孔4aが形成されている。
フランジ部4には、図7及び図8に示すように、現像剤収容部2から搬送されてきた現像剤Tを一時的に貯留するための中空の排出部となる現像剤排出部4cが設けられている。該現像剤排出部4cの底部には、現像剤補給容器1の外へ現像剤Tの排出を許容する、つまり、現像剤補給装置201へ現像剤Tを補給するための排出孔4aが形成されている。
更に、フランジ部4には排出孔4aを開閉するシャッタ4bが設けられている。該シャッタ4bは、現像剤補給容器1の装着部10への装着動作に伴い、該装着部10に設けられた図2(b)に示す突き当て部21と突き当たるように構成されている。従って、シャッタ4bは、現像剤補給容器1の装着部10への装着動作に伴い、図7の矢印M方向とは逆方向へ現像剤補給容器1に対して相対的にスライドする。その結果、シャッタ4bが排出孔4aを覆う位置から退避して該排出孔4aが露出され、開封動作が完了する。
この時点で、図3に示すように、排出孔4aは装着部10の現像剤受入れ孔13と位置が合致しているので互いに連通した状態となり、現像剤補給容器1からの現像剤補給が可能な状態となる。
また、フランジ部4は、現像剤補給容器1が現像剤補給装置201の装着部10に装着されると、現像剤収容部2の回転に対してフランジ部4が回転しないように構成されている。
具体的には、フランジ部4が駆動受け部となるギア部2dの回転方向へ回転しないように、図2(b)に示す回転規制部11が設けられている。従って、現像剤補給容器1が現像剤補給装置201に装着された状態では、フランジ部4に設けられている現像剤排出部4cも回転方向へ回転することが実質的に阻止された状態となる。尚、ガタ程度の移動は許容するものとする。
一方、現像剤収容部2は現像剤補給装置201により回転方向への規制を受けることなく、現像剤補給工程において回転する構成となっている。
<現像剤収容部(円筒部)>
次に、図6〜図8を用いて現像剤収容部2の構成について説明する。本実施形態では、現像剤収容部2は円筒形状(搬送部2k)である。図6〜図8に示すように、搬送部2kの内面には、収容された現像剤Tを自らの回転に伴い、現像剤排出部4c(排出孔4a)に向けて搬送する内部側に螺旋状に突出した搬送部2cが設けられている。また、搬送部2kは、前述した材質の樹脂を用いてブロー成型法により形成されている。
次に、図6〜図8を用いて現像剤収容部2の構成について説明する。本実施形態では、現像剤収容部2は円筒形状(搬送部2k)である。図6〜図8に示すように、搬送部2kの内面には、収容された現像剤Tを自らの回転に伴い、現像剤排出部4c(排出孔4a)に向けて搬送する内部側に螺旋状に突出した搬送部2cが設けられている。また、搬送部2kは、前述した材質の樹脂を用いてブロー成型法により形成されている。
尚、現像剤補給容器1の容積を大きくして現像剤Tの充填量を増やそうとした場合、現像剤収容部2のフランジ部4の容積を高さ方向に大きくする方法が考えられる。しかし、このような構成とすると、現像剤Tの自重により排出孔4a近傍の現像剤Tへの重力作用がより増大してしまう。
その結果、排出孔4a近傍の現像剤Tが圧密され易くなり、排出孔4aを介した吸気及び排気の妨げとなる。この場合、排出孔4aからの吸気で圧密された現像剤Tを解す、または、排気で現像剤Tを排出させるためには、ポンプ部3aの容積変化量を更に大きくしなければならなくなる。しかし、その結果、ポンプ部3aを駆動させるための駆動力も増加し、画像形成装置100本体への負荷が大きくなってしまう。
本実施形態では、搬送部2kの軸方向とフランジ部4の軸方向とを水平方向に並べて設置している。このため、現像剤補給容器1内における排出孔4a上の現像剤層の厚さを薄く設定することができる。これにより、重力作用により現像剤Tが圧密され難くなる。このため、画像形成装置100本体へ負荷をかけることなく、安定した現像剤Tの排出が可能になる。
また、搬送部2kは、図8に示すように、フランジ部4の内面に設けられたリング状のシール部材からなるフランジシール5bを圧縮した状態で、フランジ部4に対して相対回転可能に固定されている。
これにより、搬送部2kは、フランジシール5bと摺動しながら回転する。このため、搬送部2kの回転中において現像剤Tが漏れることなく、また、気密性が保たれる。つまり、排出孔4aを介した空気の出入りが適切に行われるようになり、現像剤Tの補給中における現像剤補給容器1の容積の変化可能状態を所望の状態にすることができるようになっている。
<ポンプ部>
次に、図7及び図8を用いて搬送部2kの回転軸方向に往復動作することに伴い、その容積が変化可能なポンプ部3aについて説明する。
次に、図7及び図8を用いて搬送部2kの回転軸方向に往復動作することに伴い、その容積が変化可能なポンプ部3aについて説明する。
本実施形態のポンプ部3aは現像剤補給容器1の内部に連通されている。そして、排出孔4aを介して吸気動作と排気動作を交互に行わせる吸排気機能を有する。言い換えると、ポンプ部3aは、排出孔4aを通して現像剤補給容器1の内部に向かう気流と、現像剤補給容器1から外部に向かう気流とを交互に繰り返し発生させる気流発生機能を有する。
ポンプ部3aは、図8(a)に示すように、現像剤排出部4cから図8(a)の矢印M方向に設けられている。尚、本実施形態のポンプ部3aは現像剤排出部4cと共に搬送部2kの回転方向へ自らが回転することがないように設けられている。
ポンプ部3aは吸気動作時における現像剤Tの流動化に大きな役割を担っている。本実施形態では、ポンプ部3aとして、往復動作に伴いその容積が変化可能な樹脂製の容積変化可能型ポンプ部(蛇腹状ポンプ)を採用している。具体的には、図7及び図8に示すように、蛇腹状のポンプ部3aを採用しており、ポンプ部3aの周面には「山折り部」と「谷折り部」が周期的に交互に複数形成されている。従って、このポンプ部3aは、現像剤補給装置201から受けた駆動力により、圧縮と伸張とを交互に繰り返し行うことができる。尚、本実施形態では、ポンプ部3aの伸縮時の容積変化量は、5cm3(cc)に設定されている。
このようなポンプ部3aを採用することにより、現像剤補給容器1の容積を所定の周期で交互に繰り返し変化させることができる。その結果、現像剤排出部4c内にある現像剤Tを排出孔4aから効率良く、排出させることが可能となる。
<駆動受け部>
次に、現像剤補給装置201から搬送部2kを回転させるための回転駆動力が入力される現像剤補給容器1の駆動受け部となるギア部2dの構成について説明する。
次に、現像剤補給装置201から搬送部2kを回転させるための回転駆動力が入力される現像剤補給容器1の駆動受け部となるギア部2dの構成について説明する。
現像剤補給容器1には、図6(a)に示すように、現像剤補給装置201の駆動部として機能する駆動ギア300と係合して駆動連結可能な駆動受け部として機能するギア部2dが設けられている。このギア部2dは、搬送部2kと一体的に回転可能な構成となっている。
従って、駆動ギア300からギア部2dに入力された回転駆動力は、カム溝2eと突起3cとからなる駆動変換部及び図9(a),(b)に示す搬送部2kの回転軸方向に往復動作する往復部材3bを介してポンプ部3aへ伝達される。本実施形態の蛇腹状のポンプ部3aは、その伸縮動作を阻害しない範囲内で、回転方向へのねじれに強い特性を備えた樹脂材を用いて製造されている。
本実施形態では、搬送部2kの現像剤搬送方向側の端部の外周面にギア部2dを設けているが、これに限定されるものではない。例えば、現像剤収容部2の長手方向における他端側、つまり、現像剤収容部2の最後尾となる現像剤搬送方向と逆方向側に設けても構わない。この場合、ギア部2dに対応する位置に駆動ギア300が設置されることになる。
本実施形態では、現像剤補給容器1の駆動受け部となるギア部2dと、現像剤補給装置201の駆動部となる駆動ギア300と間の駆動連結機構としてギア機構を用いている。他にこれに限定されるものではなく、例えば、公知のカップリング機構を用いるようにしても構わない。具体的には、搬送部2kの駆動受け部として非円形状の凹部を設け、現像剤補給装置201の駆動部として前記凹部と対応した形状の凸部を設け、これらが互いに駆動連結する構成としても構わない。
<駆動変換部>
次に、搬送部2kの駆動受け部となるギア部2dに入力された回転駆動力を搬送部2kの回転軸方向に動作させる力に変換する現像剤補給容器1の駆動変換部について説明する。尚、本実施形態では、駆動変換部の一例としてカム機構を用いた場合について説明する。
次に、搬送部2kの駆動受け部となるギア部2dに入力された回転駆動力を搬送部2kの回転軸方向に動作させる力に変換する現像剤補給容器1の駆動変換部について説明する。尚、本実施形態では、駆動変換部の一例としてカム機構を用いた場合について説明する。
現像剤補給容器1には、駆動受け部となるギア部2dが受けた搬送部2kを回転させるための回転駆動力をポンプ部3aの往復動作力へ変換する駆動変換部となるカム機構が設けられている。
つまり、本実施形態では、搬送部2kの回転と、ポンプ部3aを往復動作(伸縮動作)するための駆動力を一つの駆動受け部となるギア部2dで受ける構成としつつ、該ギア部2dが受けた回転駆動力を現像剤補給容器1側で往復動作力に変換する構成としている。
これは、現像剤補給容器1に駆動受け部を二つ別々に設ける場合と比べて、現像剤補給容器1の駆動受け部の構成を簡易化できる。更に、現像剤補給装置201の一つの駆動ギア300から駆動を受ける構成としたため、現像剤補給装置201の駆動変換部の簡易化にも貢献することができる。
ここで、図9(a)はポンプ部3aが使用上、最大限伸張された状態を示す部分断面図である。図9(b)はポンプ部3aが使用上、最大限収縮された状態を示す部分断面図である。図9(c)はポンプ部3aを正面から見た断面説明図である。
図9(a),(b)に示すように、ギア部2dが受けた回転駆動力をポンプ部3aの往復動作力に変換する駆動変換部をカム機構が構成する。カム機構としては、搬送部2kに連通して設けられた搬送部2k1の外周面に形成されたカム溝2eと、該カム溝2eに係合すると共に往復部材3bに係合する突起3cを有して構成されている。
具体的には、駆動ギア300から回転駆動力を受けた駆動受け部となるギア部2dと一体的に設けられた搬送部2k1の外周面の全周に亘って設けられたカム溝2eがギア部2dの回転と共に回転する。このカム溝2eには、図14(a)に示すように、U字形状の往復部材3bの一対の腕部3hの端部に内側に向かって突出した突起3cが係合している。本実施形態の突起3cは往復部材3bの腕部3hに固定されることに係合されている。
尚、本実施形態では、往復部材3bは、図9(c)に示すように、搬送部2kの回転方向へ規制部となる回転規制部3fによって規制されている。これにより、図14(a)に示すように、U字形で構成された往復部材3bの一対の腕部3hの端部にそれぞれ設けられた突起3cがカム溝2eに嵌り、カム溝2eに沿ってポンプ部3aが伸縮する方向に往復動作するように規制されている。
往復部材3bに係合する突起3cの配置個数については、少なくとも一つ設けられていれば構わない。但し、ポンプ部3aの伸縮時の抗力によりカム溝2eと突起3cとからなる駆動変換部にモーメントが発生し、スムーズな往復動作が行われない場合はカム溝2eに沿って摺動する突起3cを複数個設けるのが好ましい。
尚、本実施形態では往復部材3bに係合する突起3cは、カム溝2eに沿って二箇所で係合するように二個設けられている。具体的には、往復部材3bに係合する突起3cは、搬送部2kの回転軸を中心に180°対向する位置に配置して構成されている。
つまり、駆動ギア300から入力された回転駆動力がギア部2dに伝達され、該ギア部2dと一体的にカム溝2eが回転する。これにより、カム溝2eに沿って往復部材3bに係合する突起3cが図8の矢印M方向、或いは、その逆方向に往復動作する。更に、突起3cと一体的に形成された往復部材3bが搬送部2kの回転軸方向に往復動作を行う。これにより、ポンプ部3aは図8(a)に示す伸張した状態と、図8(b)に示す収縮した状態とを交互に繰り返す。これにより、現像剤補給容器1の容積変化を可能とする。
<駆動変換部の設定条件>
本実施形態では、搬送部2kの回転に伴い現像剤排出部4cへ搬送される単位時間当たりの現像剤Tの搬送量を以下のように設定する。即ち、該現像剤排出部4cからポンプ部3aの作用により現像剤補給装置201へ排出される単位時間当たりの現像剤排出量よりも多くなるようにカム溝2eと突起3cとからなる駆動変換部を構成している。
本実施形態では、搬送部2kの回転に伴い現像剤排出部4cへ搬送される単位時間当たりの現像剤Tの搬送量を以下のように設定する。即ち、該現像剤排出部4cからポンプ部3aの作用により現像剤補給装置201へ排出される単位時間当たりの現像剤排出量よりも多くなるようにカム溝2eと突起3cとからなる駆動変換部を構成している。
搬送部2kに設けられた搬送部2cによる現像剤排出部4cへの現像剤Tの搬送能力に対してポンプ部3aによる現像剤Tの排出能力の方が大きいと、現像剤排出部4cに存在する現像剤Tの量が次第に減少してしまう。つまり、現像剤補給容器1から現像剤補給装置201への現像剤補給に要する時間が長くなってしまう。本実施形態では、上記構成により、これを防止することが出来る。
また、本実施形態では、カム溝2eと突起3cとからなる駆動変換部は、搬送部2kが一回転する間にポンプ部3aが複数回の往復動作をするように構成している。
搬送部2kを現像剤補給装置201内で回転させる構成の場合、駆動モータ500は搬送部2kを常時、安定して回転させるために必要な出力に設定するのが好ましい。
ここで、駆動モータ500に必要な出力は、搬送部2kの回転トルクと回転数とから算出される。従って、駆動モータ500の出力を小さくするためには搬送部2kの回転数を可能な限り低く設定するのが好ましい。
本実施形態の場合、駆動モータ500への負荷を小さくするために搬送部2kの回転数を小さくしてしまうと、単位時間当たりのポンプ部3aの往復動作回数が減ってしまう。このため現像剤補給容器1から単位時間当たりに排出される現像剤Tの量が減ってしまう。つまり、画像形成装置100本体から要求される現像剤Tの補給量を短時間で満足させるには、現像剤補給容器1から排出される現像剤Tの量では不足してしまう場合がある。
そこで、ポンプ部3aの容積変化量を増加させればポンプ部3aの一周期当たりの現像剤Tの排出量を増やすことができる。これにより、画像形成装置100本体から要求される現像剤Tの補給量に応えることが可能となる。しかし、このような対処方法では以下のような問題がある。
即ち、ポンプ部3aの容積変化量を増加させると、排気工程における現像剤補給容器1の内圧(正圧)のピーク値が大きくなる。このため、ポンプ部3aを往復動作させるのに要する負荷が増大してしまう。
このような理由から、本実施形態では、搬送部2kが一回転する間にポンプ部3aを複数周期で往復動作させている。これにより、搬送部2kが一回転する間にポンプ部3aを一周期しか動作させない場合と比べて、ポンプ部3aの容積変化量を大きくすることなく、単位時間当たりの現像剤Tの排出量を増やすことが可能となる。そして、現像剤Tの排出量を増やすことができた分、搬送部2kの回転数を低減することが可能となる。
<駆動変換部の配置位置>
本実施形態では、図9に示すように、カム溝2eと突起3cとからなる駆動変換部を現像剤収容部2の外周部に設けている。つまり、駆動変換部を搬送部2k、ポンプ部3a及びフランジ部4の内部に収容された現像剤Tと接触することが無いように、搬送部2k、ポンプ部3a及びフランジ部4の内部空間から隔てられた位置、即ち、現像剤補給容器1の外側に設けている。
本実施形態では、図9に示すように、カム溝2eと突起3cとからなる駆動変換部を現像剤収容部2の外周部に設けている。つまり、駆動変換部を搬送部2k、ポンプ部3a及びフランジ部4の内部に収容された現像剤Tと接触することが無いように、搬送部2k、ポンプ部3a及びフランジ部4の内部空間から隔てられた位置、即ち、現像剤補給容器1の外側に設けている。
これにより、駆動変換部を構成するカム溝2eと、往復部材3bに係合する突起3cとの摺擦箇所へ現像剤Tが侵入し難くし、駆動変換部の動作不良を低減することができる。
<カム溝の設定条件>
図10を用いてカム溝2eの設定条件について説明する。図10は搬送部2k1の外周面に設けられたカム溝2eの展開図を示す。図10において、矢印A方向は搬送部2kの回転方向(カム溝2eの移動方向)である。図10の矢印B方向はポンプ部3aの伸張方向を示す。図10の矢印C方向はポンプ部3aの圧縮方向を示す。
図10を用いてカム溝2eの設定条件について説明する。図10は搬送部2k1の外周面に設けられたカム溝2eの展開図を示す。図10において、矢印A方向は搬送部2kの回転方向(カム溝2eの移動方向)である。図10の矢印B方向はポンプ部3aの伸張方向を示す。図10の矢印C方向はポンプ部3aの圧縮方向を示す。
また、カム溝2eは、ポンプ部3aを圧縮させる際に使用されるカム溝2gと、ポンプ部3aを伸張させる際に使用するカム溝2hと、ポンプ部3aが往復動作しないポンプ部非動作部を構成するカム溝2iとを有して構成されている。
尚、カム溝2eのポンプ部3aの伸縮方向となる図10の矢印B,C方向におけるポンプ部3aの伸縮長さである振幅は以下の通り設定する。即ち、図8(a)に示すポンプ部3aの最伸状態における全長L3と、図8(b)に示すポンプ部3aの最縮状態における全長L4とを用いて(L3−L4)で表わされる。
ギア部2dの回転に伴ってカム溝2eが図10の矢印A方向に回転すると、図14(a)に示す往復部材3bに係合する突起3cが、図10に示すカム溝2i、カム溝2h、カム溝2i、カム溝2gへと順次推移する。そして、往復部材3bに係合する突起3cに連動し、カム溝2hでは往復部材3bは図10の矢印B方向へ動作し、カム溝2gでは図10の矢印C方向へ動作する。
<現像剤補給工程>
次に、図9及び図10を用いて、ポンプ部3aによる現像剤補給工程について説明する。図10に示すカム溝2g、カム溝2h、カム溝2iにおける現像剤補給工程を以下に説明する。
次に、図9及び図10を用いて、ポンプ部3aによる現像剤補給工程について説明する。図10に示すカム溝2g、カム溝2h、カム溝2iにおける現像剤補給工程を以下に説明する。
本実施形態では、ポンプ部3aの往復動作による図3に示す排出孔4aを介した吸気動作からなる吸気工程と、排出孔4aを介した排気動作からなる排気工程と、ポンプ部3aの非動作による排出孔4aから吸排気が行われない動作停止工程とを有する。カム溝2eと突起3cとからなる駆動変換部によりギア部2dに入力された回転駆動力をポンプ部3aの往復動作力へ変換する。
尚、現像剤Tを排出することのみであればポンプ部3aの非動作による排出孔4aから吸排気が行われない動作停止工程を省くことも可能である。つまり、吸気工程と排気工程のみの構成としても構わない。それに対応して指示部6は、吸気工程または排気工程で制御装置600に駆動モータ500の回転駆動を停止させる指示を出す構成としている。
以下、吸気工程と排気工程と動作停止工程とについて説明する。
<吸気工程>
先ず、排出孔4aを介した吸気動作からなる吸気工程について説明する。カム溝2eと突起3cとからなる駆動変換部(カム機構)によりポンプ部3aが最も縮んだ図9(b)に示す状態からポンプ部3aが最も伸びた図9(a)に示す状態になることで、吸気動作が行われる。つまり、この吸気動作に伴い、現像剤補給容器1の現像剤Tを収容し得るポンプ部3a、搬送部2k及びフランジ部4内の容積が増大する。
先ず、排出孔4aを介した吸気動作からなる吸気工程について説明する。カム溝2eと突起3cとからなる駆動変換部(カム機構)によりポンプ部3aが最も縮んだ図9(b)に示す状態からポンプ部3aが最も伸びた図9(a)に示す状態になることで、吸気動作が行われる。つまり、この吸気動作に伴い、現像剤補給容器1の現像剤Tを収容し得るポンプ部3a、搬送部2k及びフランジ部4内の容積が増大する。
その際、現像剤補給容器1の内部は排出孔4aを除き実質的に密閉された状態となっており、更に、排出孔4aが現像剤Tで実質的に塞がれた状態となっている。そのため、現像剤補給容器1の現像剤Tを収容し得る部分の容積増加に伴い、現像剤補給容器1の内圧が減少する。
このとき、現像剤補給容器1の内圧は大気圧(外気圧)よりも低くなる。そのため、現像剤補給容器1の外のエアーが、現像剤補給容器1内外の圧力差により、排出孔4aを通って現像剤補給容器1内へと移動する。
その際、排出孔4aを通して現像剤補給容器1の外からエアーが取り込まれるため、排出孔4a近傍に位置する現像剤Tを解して流動化させることができる。具体的には、排出孔4a近傍に位置する現像剤Tに対して、エアーを含ませることで嵩密度を低下させ、現像剤Tを適切に流動化させることができる。
更に、この際、エアーが排出孔4aを介して現像剤補給容器1内に取り込まれるため、現像剤補給容器1の内圧はその容積が増加しているにも関わらず大気圧(外気圧)近傍を推移することになる。
このように、現像剤Tを流動化させておくことにより、後述する排気動作時に、現像剤Tが排出孔4aに詰まってしまうことがなく、排出孔4aから現像剤Tをスムーズに排出させることが可能となる。従って、排出孔4aから単位時間当たりに排出される現像剤Tの量を長期に亘り略一定とすることが可能となる。
尚、吸気動作が行われるために、ポンプ部3aが最も縮んだ図9(b)に示す状態から最も伸びた図9(a)に示す状態になるだけに限らない。即ち、ポンプ部3aが最も縮んだ図9(b)に示す状態から最も伸びる状態の途中で停止したとしても、現像剤補給容器1の内圧変化が行われれば吸気動作は行われる。つまり、吸気工程とは、往復部材3bに係合する突起3cが図10に示すカム溝2hに係合している状態のことである。
<排気工程>
次に、排出孔4aを介した排気動作からなる排気工程について説明する。ポンプ部3aが最も伸びた図9(a)に示す状態から、ポンプ部3aが最も縮んだ図9(b)に示す状態になることで、排気動作が行われる。具体的には、この排気動作に伴い現像剤補給容器1の現像剤Tを収容し得る部分であるポンプ部3a、搬送部2k及びフランジ部4内の容積が減少する。
次に、排出孔4aを介した排気動作からなる排気工程について説明する。ポンプ部3aが最も伸びた図9(a)に示す状態から、ポンプ部3aが最も縮んだ図9(b)に示す状態になることで、排気動作が行われる。具体的には、この排気動作に伴い現像剤補給容器1の現像剤Tを収容し得る部分であるポンプ部3a、搬送部2k及びフランジ部4内の容積が減少する。
その際、現像剤補給容器1の内部は排出孔4aを除き実質的に密閉されており、現像剤Tが排出されるまでは、排出孔4aが現像剤Tで実質的に塞がれた状態となっている。従って、現像剤補給容器1の現像剤Tを収容し得る部分の容積が減少していくことで現像剤補給容器1の内圧が上昇する。
このとき、現像剤補給容器1の内圧は大気圧(外気圧)よりも高くなるため、現像剤Tは現像剤補給容器1内外の圧力差により、排出孔4aから押し出される。つまり、現像剤補給容器1から現像剤補給装置201へ現像剤Tが排出される。現像剤Tと共に現像剤補給容器1内のエアーも排出されていくため現像剤補給容器1の内圧は低下する。
本実施形態では、一つの往復動作式のポンプ部3aを用いて現像剤Tの排出を効率良く行うことができるので、現像剤Tの排出に要する機構を簡易化することができる。
尚、排気動作が行われるために、ポンプ部3aが最も伸びた図9(a)に示す状態から、最も縮んだ図9(b)に示す状態になるだけに限らない。即ち、ポンプ部3aが最も伸びた図9(a)に示す状態から、最も縮む図9(b)に示す状態の途中で停止したとしても、現像剤補給容器1の内圧変化が行われれば排気動作は行われる。つまり、排気工程とは、往復部材3bに係合する突起3cが図10に示すカム溝2gに係合している状態のことである。
<動作停止工程>
次に、ポンプ部3aが往復動作しない動作停止工程について説明する。ホッパ10aを省略して現像剤補給容器1から直接、現像装置201aに現像剤Tを補給する構成では、現像剤補給容器1から排出される現像剤Tの量がトナー濃度に直接影響を与える。従って、画像形成装置100が必要とする現像剤Tの量を現像剤補給容器1から補給する必要がある。そのため、この構成では現像剤補給容器1から排出される現像剤Tの量を安定させるために、ポンプ部3aは毎回決まった容積変化を行うことが望ましい。
次に、ポンプ部3aが往復動作しない動作停止工程について説明する。ホッパ10aを省略して現像剤補給容器1から直接、現像装置201aに現像剤Tを補給する構成では、現像剤補給容器1から排出される現像剤Tの量がトナー濃度に直接影響を与える。従って、画像形成装置100が必要とする現像剤Tの量を現像剤補給容器1から補給する必要がある。そのため、この構成では現像剤補給容器1から排出される現像剤Tの量を安定させるために、ポンプ部3aは毎回決まった容積変化を行うことが望ましい。
例えば、排気工程と吸気工程のみで構成されたカム溝2eにすると、排気工程、或いは、吸気工程の途中で駆動モータ500を停止させることになる。その際、駆動モータ500が回転停止した後も惰性により搬送部2kが回転し、該搬送部2kが停止するまでカム溝2eに係合して往復部材3bに係合する突起3cが移動し、ポンプ部3aも連動して往復動作し続ける。これにより、駆動モータ500が回転停止した後も惰性により排気工程、或いは吸気工程が行われる。
惰性で搬送部2kが回転する距離は、該搬送部2kの回転速度に依存する。更に、搬送部2kの回転速度は、駆動モータ500へ与えるトルクに依存する。このことから、現像剤補給容器1内の現像剤Tの量によって駆動モータ500へ与えるトルクが変化し、搬送部2kの回転速度も変化する。従って、ポンプ部3aの停止位置を毎回同じにすることが難しい。
そこで、ポンプ部3aを毎回決まった位置で停止させるためには、搬送部2kが回転動作中であってもポンプ部3aが往復動作しない領域となるカム溝2iをカム溝2eに設ける必要がある。本実施形態では、ポンプ部3aを往復動作させないために、図10に示すように、搬送部2kの回転方向(カム溝2eの移動方向)である矢印A方向に平行に配置されたカム溝2iを設けている。
カム溝2iは、搬送部2kの回転方向である矢印A方向に平行に所定の距離でストレート形状溝が掘られており、カム溝2iに往復部材3bに係合する突起3cが係合している間は搬送部2kが回転しても往復部材3bが動かない。つまり、動作停止工程とは、往復部材3bに係合する突起3cがカム溝2iに係合している状態のことである。
また、ポンプ部3aが往復動作しない状態では、排出孔4aから現像剤Tが排出されない。ただし、搬送部2kの回転時の振動等で排出孔4aから自然に落下してしまう現像剤Tは許容するとする。
尚、カム溝2iは、排出孔4aを通じた排気工程、吸気工程が行なわれない構成であれば、搬送部2kの回転方向に対して該搬送部2kの回転軸方向に対して所定の角度傾斜していても構わない。また、カム溝2iの傾斜分に伴うポンプ部3aの往復動作は許容できるものとする。
本実施形態では、駆動モータ500を停止させる際に、往復部材3bに係合する突起3cがカム溝2iに係合するように制御する指示部6を設けている。
<現像剤補給容器の内圧の推移>
次に、現像剤補給容器1の内圧がどのように変化しているかについての検証実験結果について説明する。現像剤補給容器1内の現像剤収容スペースが現像剤Tで満たされるように現像剤Tを充填した上で、ポンプ部3aを5cm3の容積変化量で伸縮させた際の現像剤補給容器1の内圧の推移を測定した。現像剤補給容器1の内圧の測定は、現像剤補給容器1に圧力計(株式会社キーエンス社製、型名:AP−C40)を接続して行った。
次に、現像剤補給容器1の内圧がどのように変化しているかについての検証実験結果について説明する。現像剤補給容器1内の現像剤収容スペースが現像剤Tで満たされるように現像剤Tを充填した上で、ポンプ部3aを5cm3の容積変化量で伸縮させた際の現像剤補給容器1の内圧の推移を測定した。現像剤補給容器1の内圧の測定は、現像剤補給容器1に圧力計(株式会社キーエンス社製、型名:AP−C40)を接続して行った。
現像剤Tを充填した現像剤補給容器1の図6(b)に示すシャッタ4bを開いて排出孔4aを外部のエアーと連通可能とした状態で、ポンプ部3aを伸縮動作させている際の圧力変化の推移を図11に示す。
図11において、横軸は時間を示し、縦軸は基準が1kPaの大気圧に対する現像剤補給容器1内の相対的な圧力を示している。図11の縦軸に示す「+」が外部の大気圧に対して正圧側で、「−」が外部の大気圧に対して負圧側を示す。
現像剤補給容器1の容積が増加し、該現像剤補給容器1の内圧が外部の大気圧に対して負圧になると、その気圧差により排出孔4aから外部のエアーが取り込まれる。また、現像剤補給容器1の容積が減少し、該現像剤補給容器1の内圧が大気圧に対して正圧になると、内部の現像剤Tに圧力が掛かる。このとき、現像剤T及びエアーが排出孔4aから外部に排出された分だけ現像剤補給容器1の内部の圧力が緩和される。
この検証実験により、現像剤補給容器1の容積が増加することで該現像剤補給容器1の内圧が外部の大気圧に対して負圧になり、その気圧差により排出孔4aから外部のエアーが取り込まれることを確認できた。また、現像剤補給容器1の容積が減少することで該現像剤補給容器1の内圧が大気圧に対して正圧になり、内部の現像剤Tに圧力が掛かることで現像剤Tが排出孔4aから外部に排出されることが確認できた。この検証実験では、負圧側の圧力の絶対値は約1.2kPa、正圧側の圧力の絶対値は約0.5kPaであった。
このように、本実施形態の現像剤補給容器1であれば、ポンプ部3aによる吸気動作と排気動作に伴い現像剤補給容器1の内圧が負圧状態と正圧状態とに交互に切り替わり、排出孔4aから現像剤Tの排出を適切に行うことが可能となることが確認された。
以上説明した通り、本実施形態では、現像剤補給容器1に吸気動作と排気動作を行う簡易な構成のポンプ部3aを設けたことで、エアーによる現像剤Tの解し効果を得ながら、エアーによる現像剤Tの排出を安定して行うことができる。
また、本実施形態では、容積変化可能型のポンプ部3aの内部を現像剤収容スペースとして利用する構成としているため、ポンプ部3aの容積を増大させて内圧を減圧させる際に、新たな現像剤収容空間を形成することができる。従って、ポンプ部3aの内部が現像剤Tで満たされている場合であっても、簡易な構成で現像剤Tにエアーを含ませて現像剤Tを流動化させ、嵩密度を低下させることができる。よって、現像剤補給容器1に現像剤Tを従来以上に高密度に充填させることが可能となる。
本実施形態では、搬送部2cが設けられた搬送部2kを回転させる駆動力と、ポンプ部3aを往復動作させるための駆動力とを一つの駆動受け部となるギア部2dで受ける構成としている。従って、現像剤補給容器1の駆動受け部の構成を簡易化することができる。また、現像剤補給装置201に設けられた一つの駆動部となる駆動ギア300により現像剤補給容器1へ駆動力を付与する構成としたため、現像剤補給装置201の駆動部の簡易化にも貢献することができる。
また、本実施形態によれば、搬送部2kを回転させるための現像剤補給装置201から受けた回転駆動力を以下のように設定する。即ち、現像剤補給容器1のカム溝2eと、往復部材3bに係合する突起3cとからなる駆動変換部により駆動変換する構成とした。これにより、ポンプ部3aを適切に往復動作させることが可能となる。
<指示部>
次に、図12を用いて現像剤補給装置201の回転駆動と駆動停止を指示する指示部6の構成について説明する。駆動モータ500は、CPUからなる制御装置600により制御される。そして、回転駆動停止のタイミングを指示部6が制御装置600に指示する構成である。
次に、図12を用いて現像剤補給装置201の回転駆動と駆動停止を指示する指示部6の構成について説明する。駆動モータ500は、CPUからなる制御装置600により制御される。そして、回転駆動停止のタイミングを指示部6が制御装置600に指示する構成である。
図13は駆動モータ500の回転制御を説明するフローチャートである。図13を用いて現像剤Tの補給工程について説明する。図3及び図5に示すように、現像剤撹拌室12内の現像剤T中のトナー濃度を検出する磁気センサからなる現像剤センサ10d,800cの出力に応じて、制御装置600が駆動モータ500の回転動作を制御している。
具体的には図3及び図5に示す現像剤センサ10d,800cが現像剤撹拌室12内の現像剤T中のトナー濃度をチェックする(ステップS200)。そして、現像剤撹拌室12内の現像剤T中のトナー濃度が薄い場合は、制御装置600に駆動モータ500を回転させるよう指示する(ステップS201)。駆動モータ500の回転駆動によってギア部2dが回転を始める。
次に、ステップS202において、往復部材3bに係合する突起3cが図10に示すカム溝2iに係合してポンプ部3aが動作停止工程である場合は、ステップS203に進んで指示部6が制御装置600に駆動モータ500を停止するように指示する。そして、駆動モータ500の回転駆動停止によってギア部2dの回転が停止される。
前記ステップS202において、ポンプ部3aが動作停止工程でない場合は、前記ステップS201に戻って駆動モータ500は回転し続ける。そして前記ステップS200〜S203の一連の動作を繰り返した後に、再度、図3及び図5に示す現像剤センサ10d,800cが現像剤撹拌室12内の現像剤T中のトナー濃度を検出する(ステップS200)。
前記ステップS200において、現像剤撹拌室12内の現像剤T中のトナー濃度が十分である場合は、この一連の現像剤補給工程が終了する。前記ステップS200において、現像剤撹拌室12内の現像剤T中のトナー濃度が不十分である場合は、再度、前記ステップS200〜S203を繰り返す。
次に図12を用いて駆動モータ500の回転時と回転停止時における指示部6の状態について説明する。図12(a)は現像剤補給容器1と現像剤補給装置201の構成を示す部分断面説明図である。図12(b)は駆動モータ500の回転時の指示部6の状態を示す部分拡大図である。図12(c)は駆動モータ500の回転停止時の指示部6の状態を示す部分拡大図である。
本実施形態では、検知部600aは光学式のフォトセンサを用いており、該検知部600aの光路を遮光部600bが遮る場合に駆動モータ500の回転を停止させる。また、検知部600aの光路を遮光部600bが遮らない場合には駆動モータ500は回転し続ける構成となっている。
図12(b)は、ポンプ部3aが動作停止工程で、搬送部2k1の外周面の一部に突出する指示部6が遮光部600bを持ち上げて検知部600aの光路を遮っている状態である。
図12(c)は、ポンプ部3aが排気工程、或いは、吸気工程であり、動作停止工程でない場合である。指示部6は遮光部600bから外れた位置にあり、該遮光部600bを持ち上げておらず検知部600aの光路が該遮光部600bによって遮られていない状態である。つまり、指示部6によって遮光部600bを持ち上げて検知部600aの光路を遮ることで、制御装置600に駆動モータ500の回転駆動を停止させる指示を出す構成となっている。
本実施形態では、ポンプ部3aが動作停止工程にある場合に駆動モータ500の回転駆動の停止を毎回行う。これにより、ポンプ部3aは毎回決まった容積変化を行うことが可能となっている。尚、本実施形態に限らず、吸気工程や排気工程で回転駆動停止するような構成でも構わない。その際、各工程で停止する位置に指示部6を配置することとなる。
<往復部材>
次に、図14及び図15を用いてポンプ部3aを往復動作させる往復部材3bの構成について説明する。図14(a)は往復部材3bの構成を示す斜視説明図である。図14(b)はU字形状の往復部材3bの両端部に設けられた弾性変形可能な付勢部3g1,3g2の構成を示す部分拡大図である。また、図15は往復部材3bと規制部となる回転規制部3fの構成を示す部分断面図である。
次に、図14及び図15を用いてポンプ部3aを往復動作させる往復部材3bの構成について説明する。図14(a)は往復部材3bの構成を示す斜視説明図である。図14(b)はU字形状の往復部材3bの両端部に設けられた弾性変形可能な付勢部3g1,3g2の構成を示す部分拡大図である。また、図15は往復部材3bと規制部となる回転規制部3fの構成を示す部分断面図である。
図14(a)に示すように、往復部材3bは、突起3cと、ポンプ係合部3dと、腕部3hと、付勢部3g1,3g2とを有して構成される。付勢部3g1,3g2は往復部材3bの一方側に設けられる。また、往復部材3bの他方側には回転規制部3fと当接する当接部3g3,3g4が設けられている。
搬送部2k1の外周面に設けられたカム溝2eは往復部材3bに形成された突起3cと摺動自在に係合している。ポンプ係合部3dはポンプ部3aと係合しており、該ポンプ部3aに搬送部2kの回転軸方向への往復動作を伝達している。往復部材3bの腕部3hは、搬送部2kの回転軸方向に突起3cとポンプ係合部3dとを繋ぐように形成されている。
回転規制部3fは搬送部2kの回転軸方向(ポンプ部3aの伸縮方向)に形成され、一部分を除き往復部材3bの腕部3hを覆うような形状となっている(図9(c)参照)。そして、往復部材3bの腕部3hが回転規制部3fの内側を回転軸方向に摺動して往復動作し得る構成となっている。
本実施形態では、回転規制部3fは、回転軸線方向と直交する方向において往復部材3bの両側に配置されている。そして、回転規制部3fは、往復部材3bの移動を案内するガイド部としての機能も有する。また、往復部材3bの腕部3hと回転規制部3fとの間にはガタ(隙間)があり、図14(b)に示す往復部材3bの腕部3hの幅F1と、図15に示す回転規制部3fの幅F3とは{F1<F3}の関係となっている。ここで、図14(b)に示す幅F1は往復部材3bの腕部3hの幅であり、図15に示す幅F3は往復部材3bを搬送部2kの回転軸方向の往復動作のみに規制する規制部となる図9(c)に示す回転規制部3fの幅である。
尚、図14(b)に示す往復部材3bの腕部3hの幅F1と、図15に示す回転規制部3fの幅F3との関係が{F1≧F3}である。すると、往復部材3bの腕部3hが回転規制部3fに嵌まり、往復部材3bが搬送部2kの回転軸方向(図15の左右方向)に往復動作することができなくなる。
このため、図14(b)に示す往復部材3bの腕部3hの幅F1と、図15に示す回転規制部3fの幅F3とは{F1<F3}の関係である必要がある。更に、往復部材3bが搬送部2kの回転軸方向(図15の左右方向)に往復動作し易いように、往復部材3bの腕部3hと、回転規制部3fとの間に所定の隙間を設けて構成した方が好ましい。
<付勢部>
本実施形態では、現像剤補給容器1に搬送部2kの回転軸方向(図7及び図8の矢印M方向、或いは、矢印M方向と逆方向)へ往復動作する往復部材3bを設けており、往復部材3bには弾性を有する付勢部3g1,3g2を設けている。
本実施形態では、現像剤補給容器1に搬送部2kの回転軸方向(図7及び図8の矢印M方向、或いは、矢印M方向と逆方向)へ往復動作する往復部材3bを設けており、往復部材3bには弾性を有する付勢部3g1,3g2を設けている。
本実施形態では、往復部材3bの腕部3hと、回転規制部3fとのガタ分を弾性を有する付勢部3g1,3g2で埋める構成となっている。つまり、図14(b)に示す往復部材3bの腕部3hにU字形状の付勢部3g1,3g2までを含めた幅F2と、往復部材3bの腕部3hの幅F1との関係が{F1<F2}である。更に、図14(b)に示す往復部材3bの腕部3hにU字形状の付勢部3g1,3g2までを含めた幅F2と、図15に示す回転規制部3fの幅F3との関係が{F2>F3}となるように構成されている。ここで、幅F2は、付勢部3g1,3g2に力がかかっていない状態の長さである。
つまり、往復部材3bの腕部3hと、回転規制部3fとの接触音を低減するため、弾性を有する付勢部3g1,3g2と、回転規制部3fとは常に当接する構成となっている。
尚、本実施形態では、往復部材3bの腕部3hの幅F1を約8.9mmに設定している。往復部材3bの腕部3hに付勢部3g1,3g2までを含めた幅F2を約9.2mmに設定している。回転規制部3fの幅F3を約9.0mmに設定している。
そして、付勢部3g1,3g2の付勢力により回転規制部3fと当接する当接部3g3,3g4は、回転規制部3fに摺擦を続けることになる。当接部3g3,3g4は往復部材3bの腕部3hの一部である。即ち、円筒部からなる搬送部2kの回転軸線方向と直交する方向(往復部材3bの幅方向)において、付勢部3g1,3g2が設けられていない往復部材3bの当接部3g3,3g4が回転規制部3fと安定して摺擦する。これにより、往復部材3bの腕部3hに回転駆動力が入力されても往復部材3bの腕部3hと、回転規制部3fとの間に隙間が生じず、衝突による接触音を低減することができる。
また、本実施形態では、図14(a)に示すように、付勢部3g1,3g2は回転駆動力が入力される突起3cの近傍に設けられている。これは、突起3cが回転駆動力の影響を最も受け易いためである。つまり、突起3cは往復部材3bの中で搬送部2kの回転方向への力の伝達タイミングが最も早く、移動速度も速い。そのため、付勢部3g1,3g2を突起3cの近傍に設けることが望ましい。
以上のように、付勢部3g1,3g2を突起3cの近傍に設けることで、搬送部2kの回転方向への移動速度を低減でき、往復部材3bと、回転規制部3fとの接触音を低減することができる。
本実施形態では、U字型の往復部材3bの両端部に二つの突起3cが設けられ、その突起3cの数と同数となる二つの付勢部3g1,3g2をそれぞれの突起3cの近傍に設けた一例である。尚、U字形状で弾性を有する付勢部3g1,3g2は往復部材3bに設けられる突起3cの数と同数以上形成することが望ましい。
本実施形態では、図14(a)に示すように、U字型の往復部材3bの両端部にそれぞれ設けられる二つの付勢部3g1,3g2を有する。そのうち、一方の付勢部3g1は、往復部材3bの回転方向(搬送部2kの回転方向)の下流側(回転方向下流側)に形成されている一例である。
次に、図16を用いて本発明に係る現像剤補給容器を有する現像剤補給システムの第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
前記第1実施形態では、U字型の往復部材3bの両端部にそれぞれ設けられる二つの付勢部3g1,3g2のうち、図14(a)の右側に示した付勢部3g1だけが往復部材3bの回転方向(搬送部2kの回転方向)の下流側に形成された一例を示した。本実施形態では、図16に示すように、U字型の往復部材3bの両端部にそれぞれ設けられる二つの付勢部3g1,3g5の両方が往復部材3bの回転方向(搬送部2kの回転方向)の下流側に形成されたものである。
図16は往復部材3bの付勢部3g1,3g5の両方を該往復部材3bの回転方向(搬送部2kの回転方向)の下流側(回転方向下流側)に形成した構成を示す斜視説明図である。
本実施形態では、往復部材3bの付勢部3g5の形成位置を該往復部材3bの回転方向(搬送部2kの回転方向)の上流側から下流側へ移動させた点が前記第1実施形態と異なる。その他の構成は前記第1実施形態と略同様に構成される。
前述したように、前記第1実施形態では、往復部材3bの腕部3hと、回転規制部3fとのガタ分を弾性を有する付勢部3g1,3g2により埋めることで往復部材3bの腕部3hと、回転規制部3fの接触音を低減している。そのため、付勢部3g1,3g2を含めた往復部材3bの腕部3hの幅F2と、回転規制部3fの幅F3との関係は{F2>F3}となっている。
しかし、この関係の場合、付勢部3g1,3g2を含む往復部材3bの腕部3hが常に回転規制部3fに当接していることで往復部材3bが搬送部2kの回転軸方向へ摺動する際の摩擦力が大きくなり、往復部材3bが往復動作し難くなる可能性がある。
そこで、本実施形態では、往復部材3bが搬送部2kの回転軸方向へ摺動する際の摩擦力を低減することで、往復部材3bが往復動作し易くする。
つまり、U字形状で弾性を有する付勢部3g1,3g5を含めた往復部材3bの腕部3hの幅F2と、回転規制部3fの幅F3とが{F2<F3}の関係とする。その場合であっても、図16に示すように、U字型の往復部材3bの両端部にそれぞれ設けられる二つの付勢部3g1,3g5の両方が往復部材3bの回転方向(搬送部2kの回転方向)の下流側に形成される。これにより、往復部材3bの腕部3hと、回転規制部3fとの接触音を低減することが出来る。
具体的には、付勢部3g1,3g5を含めた往復部材3bの腕部3hの幅F2と、回転規制部3fの幅F3との関係を{F2<F3}としたため、往復部材3bはガタ分だけ搬送部2kの回転方向に移動しようとする。そこで、往復部材3bの腕部3hと、回転規制部3fとが接触する前に、付勢部3g1,3g5を回転規制部3fに接触させる構成とする。
つまり、図16に示すように、U字型の往復部材3bの両端部にそれぞれ設けられる二つの付勢部3g1,3g5の両方を該往復部材3bの回転方向(搬送部2kの回転方向)の下流側(回転方向下流側)に設ける。これにより、付勢部3g1,3g5を除いた往復部材3bの腕部3hと、回転規制部3fとが接触する前に、該往復部材3bの腕部3hと、回転規制部3fとの接触速度を減速でき、接触音を低減することができる。本実施形態では、付勢部3g1,3g5の付勢力により回転規制部3fと当接する当接部3g3,3g6が回転規制部3fに摺擦を続けることになる。
尚、本実施形態では、カム溝2eに往復部材3bの突起3cが嵌る構成であったが、突起形状のカム部に往復部材3bが嵌る構成にしても同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施形態では、回転規制部3fに付勢部3g1,3g5が始めに接触する。これにより、接触音を低減しつつ、前記第1実施形態と比べて往復部材3bが搬送部2kの回転軸方向へ摺動する際の摩擦力を低減する。これにより、往復部材3bが搬送部2kの回転軸方向へ往復動作し易くできる。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
T …現像剤
2 …現像剤収容部
2c …搬送部
2d …ギア部(駆動受け部)
2e …カム溝(駆動変換部)
2k …搬送部
3a …ポンプ部
3b …往復部材
3c …突起(駆動変換部)
3f …回転規制部(規制部)
3g1,3g2,3g5 …付勢部
3g3,3g4,3g6 …当接部
4c …現像剤排出部
2 …現像剤収容部
2c …搬送部
2d …ギア部(駆動受け部)
2e …カム溝(駆動変換部)
2k …搬送部
3a …ポンプ部
3b …往復部材
3c …突起(駆動変換部)
3f …回転規制部(規制部)
3g1,3g2,3g5 …付勢部
3g3,3g4,3g6 …当接部
4c …現像剤排出部
Claims (8)
- 現像剤補給装置に着脱可能な現像剤補給容器であって、
現像剤を収容する現像剤収容部と、
現像剤を排出する排出口を備えた現像剤排出部と、
前記現像剤収容部内の現像剤を回転に伴い現像剤排出部に向けて搬送する搬送部と、
前記搬送部を回転させるための回転駆動力を受ける駆動受け部と、
少なくとも前記現像剤排出部に対して作用するように設けられ往復動に伴いその容積が可変なポンプ部と、
前記駆動受け部に入力された回転駆動力を前記ポンプ部を動作させる力へ変換する駆動変換部と、
前記駆動変換部に設けられ、回転駆動力を前記ポンプ部を動作させる力へ変換するために往復動する往復部材と、
前記往復部材が往復する方向と交差する方向への移動を規制する規制部と、
前記往復部材に設けられ、前記往復部材を規制部に向かって付勢する弾性変形可能な付勢部と、
を有することを特徴とする現像剤補給容器。 - 前記往復部材が往復する方向と交差する方向において前記往復部材の一方側には付勢部が設けられ、他方側には前記規制部と当接する当接部が設けられており、前記規制部は、前記往復部材が往復する方向と交差する方向において往復部材の両側に設けられ、前記付勢部は一方の規制部と当接し、前記当接部は他方の規制部と当接することを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給容器。
- 前記往復部材は複数の腕部を有し、それぞれの腕部に付勢部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の現像剤補給容器。
- 前記駆動受け部の回転方向において、前記付勢部は前記当接部よりも下流側に設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の現像剤補給容器。
- 現像剤補給装置と、前記現像剤補給装置に着脱可能な現像剤補給容器と、を有する現像剤補給システムにおいて、
前記現像剤補給装置は、
前記現像剤補給容器を取り外し可能に装着する装着部と、
前記現像剤補給容器から現像剤を受入れる現像剤受入れ部と、
前記現像剤補給容器へ駆動力を付与する駆動部と、
を有し、
前記現像剤補給容器は、
現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部内の現像剤を回転に伴い搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送されてきた現像剤を排出する排出口を備えた現像剤排出部と、
前記駆動部から前記搬送部を回転させるための回転駆動力を受ける駆動受け部と、
少なくとも前記現像剤排出部に対して作用するように設けられ往復動に伴いその容積が可変なポンプ部と、
前記駆動受け部が受けた回転駆動力を前記ポンプ部を動作させる力へ変換する駆動変換部と、
前記駆動変換部に設けられ、回転駆動力を前記ポンプ部を動作させる力へ変換するために往復動する往復部材と、
前記往復部材が往復する方向と交差する方向への移動を規制する規制部と、
前記往復部材に設けられ、前記往復部材を規制部に向かって付勢する弾性変形可能な付勢部と、
を有することを特徴とする現像剤補給システム。 - 前記往復部材が往復する方向と交差する方向において前記往復部材の一方側には付勢部が設けられ、他方側には前記規制部と当接する当接部が設けられており、
前記規制部は、前記往復部材が往復する方向と交差する方向において往復部材の両側に設けられ、前記付勢部は一方の規制部と当接し、前記当接部は他方の規制部と当接することを特徴とする請求項5に記載の現像剤補給システム。 - 前記往復部材は複数の腕部を有し、それぞれの腕部に付勢部が設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載の現像剤補給システム。
- 前記駆動受け部の回転方向において、前記付勢部は前記当接部よりも下流側に設けられていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の現像剤補給システム。
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