JP2014180184A5 - 直動駆動装置のケーシング構造 - Google Patents
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Description
本発明における直動駆動装置のケーシング構造は、円筒蓋状の外ケース内に収容されたモータとギヤケースを、軸受ハウジングが取着された地板を介して密封する直動駆動装置でありながら、ギヤケースにモータを収容するモータ収容部が形成されているため、モータ収容部の内周面によってモータの外周面を、外ケースの内周面によってギヤ収容部側の外面を確りと被嵌保護した状態で組付け保持することができ、この状態でモータ収容部の開口部に、突設された結線ピンを凹状ブッシュに挿通して被装するだけで、モータケースの結線孔が覆われ、かつ開口部が塞がれて、凹溝部と共に連通する凹状溝をギヤケースに形成することができる。このため、外ケース内にギヤケースを収容する前工程で、凹状ブッシュから突出した結線ピンへの配線基板やコネクタを接続して凹状溝に配設することができ、かつ、リード線との結線作業が容易に行え、組み立て作業を簡素化することができる。しかも、この結線後に外ケースをギヤケースに被嵌するだけで、モータが外ケース底面に支持された状態でモータ収容部内に密封保持され、液状シール剤を流入するための流入路を形成することができると共に、モータ収容部によってカシメ圧接時の圧接力を受け止め支持することができる。
その結果、従来の如く、カシメ部位の外ケースとギヤケースとの周端縁を、外周に段差状に突出形成して、カシメ時に支持受けするリング状の受け部を設ける必要や、カシメ圧着時に介在されるゴムシートを用いる必要が一切なくなり、外ケースの内周面に対して液状シール剤が確りと接着固化することと相まって、ケーシング構造全体の剛性強度の向上と、モータの保持強度、密封度の向上とが同時に確保されて、軸受ハウジングの先端部をワーク側に連結支持した状態で、外部から振動を受けても、ワークへの作動不良を誘発する危惧を解消することができる。
その結果、従来の如く、カシメ部位の外ケースとギヤケースとの周端縁を、外周に段差状に突出形成して、カシメ時に支持受けするリング状の受け部を設ける必要や、カシメ圧着時に介在されるゴムシートを用いる必要が一切なくなり、外ケースの内周面に対して液状シール剤が確りと接着固化することと相まって、ケーシング構造全体の剛性強度の向上と、モータの保持強度、密封度の向上とが同時に確保されて、軸受ハウジングの先端部をワーク側に連結支持した状態で、外部から振動を受けても、ワークへの作動不良を誘発する危惧を解消することができる。
叙述の如く構成された本発明の実施例の形態において、いま、円筒蓋状の外ケース2内に、結線孔11aから突出する結線ピン11bを有するモータ11とギヤケース3を収容して、軸受ハウジング5が取着された地板4を挿着して密封するのであるが、本発明における直動駆動装置1のケーシング構造は、ギヤケース3を、減速ギヤ手段12が配設されるギヤ収容部31と、モータ11が配設されるモータ収容部32とを備えて円筒状に形成し、その任意幅の円弧面を開口して、ギヤ収容部31に断面視凹状の凹溝部311を形成し、モータ収容部32を断面視C字状として開口部321が形成されている。
そして、凹溝部311が面接する地板4の対応部位に、結線ピン11bへ給電するリード線9を外部に引出するためのリード線引出し口41を設けると共に、結線孔11a部位に、この結線孔11aを覆い、かつ、開口部321を塞ぐよう凹状に形成させたゴム質性の凹状ブッシュ6を、結線ピン11bを挿通突出せしめた状態で被装させ、溝部61が凹溝部311と共に連通する凹状溝を形成するよう開口部321に配設し、外ケース2をギヤケース3に被嵌させた状態で、外ケース2の内周面部と凹状ブッシュ6と凹溝部311とによって、リード線引出し口41から液状シール剤7を流入する流入路(流入孔72)を形成すべく構成してある。
そして、凹溝部311が面接する地板4の対応部位に、結線ピン11bへ給電するリード線9を外部に引出するためのリード線引出し口41を設けると共に、結線孔11a部位に、この結線孔11aを覆い、かつ、開口部321を塞ぐよう凹状に形成させたゴム質性の凹状ブッシュ6を、結線ピン11bを挿通突出せしめた状態で被装させ、溝部61が凹溝部311と共に連通する凹状溝を形成するよう開口部321に配設し、外ケース2をギヤケース3に被嵌させた状態で、外ケース2の内周面部と凹状ブッシュ6と凹溝部311とによって、リード線引出し口41から液状シール剤7を流入する流入路(流入孔72)を形成すべく構成してある。
この様に構成すると、円筒蓋状の外ケース2内に収容されたモータ11とギヤケース3を、軸受ハウジング5が取着された地板4を介して密封する直動駆動装置1でありながら、ギヤケース3にモータ11を収容するモータ収容部32が一体形成されているため、モータ収容部32の内周面によってモータ11の外周面を、外ケース2の内周面によってギヤ収容部31側の外面を確りと被嵌保護した状態で組付け保持することができ、この状態でモータ収容部32の開口部321に、突設された結線ピン11bを凹状ブッシュ6の結線ピン挿通部612に挿通して被装するだけで、モータケース113の結線孔11aが覆われ、かつ開口部321が塞がれて、溝部61が凹溝部311と共に連通する凹状溝をギヤケース3に形成することができる。このため、外ケース2内にギヤケース3を収容する前工程で、凹状ブッシュ6から突出した結線ピン11bへ配線基板92やコネクタ91を接続して、溝部61と凹溝部311とからなる凹状溝内に配設することができ、かつ、リード線9との結線作業がモータ11の近傍位置で容易に行え、組み立て作業を簡素化することができる。
しかも、受け部62は、外ケース2の周面部21の内周面部と密接し底面部22側(図3では下方)に傾斜して形成されているので、溝部61を受け部62側に拡開状に形成でき、結線ピン11bへの配線基板92の挿着作業や、ハンダ付けによる結線作業がし易くなり、受け部62の傾斜面が、流入される液状シール剤7を配線基板92側に向けて外ケース2の内周面側から充填することができ、気泡の発生を防止すると共に、確りと密着させることができる。
また、凹状ブッシュ6と凹溝部311の底面には、それぞれの底面に跨って結線ピン11bに接続された配線基板92が装着されているので、溝部61と凹溝部311との両側立上り面が、配線基板92をセットする際の案内面として機能し、結線ピン11bの配列(6本)に対応して設けられた配線基板92の通し孔に、結線ピン11bの先端を位置決めすることができ、曲げてしまうことなく容易に挿通させることができ、セット作業を容易に行うことができる。しかも、配線基板92は、凹状ブッシュ6と凹溝部311の両底面に跨って密着した状態で配置されるので、溝部61と凹溝部311とにより形成される凹状溝の給電部材配置領域としての機能を損なうことが無く、流入孔72における流入路を確保した状態で、リード線9やコネクタ91を凹状溝内に納めることができる。
また、外ケース2は、地板4よりも延出する先端縁部を備え、該先端縁部を、その内周面と地板4の上側周面の周縁部位とを離間した状態で内方に傾斜状に折曲して傾斜周縁部23を形成し、該傾斜周縁部23によって地板4を抜け止めすると共に、傾斜周縁部23の内周面と地板4とによって形成される<形状空間域23aを、液状シール剤7の流入域に構成してある。
この様に構成すると、地板4の上面側に、傾斜周縁部23が立ち上がり、液状シール剤7を流し込み充填する受け凹部71を形成することができ、この受け凹部71に液状シール剤7を流し込むだけで、受け凹部71全域を、傾斜周縁部23が立ち上がり幅分の肉厚な厚さ幅をもって接着固化した状態で、確実に密封することができる。従って、<形状空間域23a内に入り込んだ液状シール剤7によって、傾斜周縁部23の内周面と地板4の上部周縁面とが確実に接着密封されるだけでなく、地板4に立設された軸受ハウジング5との接合周縁をも同時に接着密封することができる。
この様に構成すると、地板4の上面側に、傾斜周縁部23が立ち上がり、液状シール剤7を流し込み充填する受け凹部71を形成することができ、この受け凹部71に液状シール剤7を流し込むだけで、受け凹部71全域を、傾斜周縁部23が立ち上がり幅分の肉厚な厚さ幅をもって接着固化した状態で、確実に密封することができる。従って、<形状空間域23a内に入り込んだ液状シール剤7によって、傾斜周縁部23の内周面と地板4の上部周縁面とが確実に接着密封されるだけでなく、地板4に立設された軸受ハウジング5との接合周縁をも同時に接着密封することができる。
Claims (1)
- 請求項1乃至4の何れかにおいて、前記外ケースは、前記地板よりも延出する先端縁部を備え、該先端縁部を、その内周面と地板の上側周面とを離間した状態で内方に傾斜状に折曲して傾斜周縁部を形成し、該傾斜周縁部によって地板を抜け止めすると共に、その内周面と地板とによって形成される<形状空間域を、液状シール剤の流入域に構成してあることを特徴とする直動駆動装置のケーシング構造。
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