JP2014179864A - 制御タイミング同期方法、光伝送システム及び光伝送装置 - Google Patents

制御タイミング同期方法、光伝送システム及び光伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】波長パスの送信端と中継ノードや受信端とにおいてそれぞれの処理の切り替えタイミングを同期させること。
【解決手段】送信端となる第1の光伝送装置は、制御処理内容を通知する情報を主信号に重畳して送信し(S1)、第1の期間待機し(S2)、制御開始タイミングを通知するメッセージを主信号に重畳して送信し(S3)、第2の期間待機し(S4)、自装置の処理を制御処理内容に対応する処理に切り替える(S5)。中継ノードや受信端となる第2の光伝送装置は、制御処理内容を通知する情報を取得し(S11,S21)、自装置で実施する処理がある場合(S12,S22)、制御開始タイミングを通知するメッセージを検出するまで待機し、制御開始タイミングを通知するメッセージを検出すると(S13,S23)第2の期間待機し(S14,S24)、制御処理内容を通知する情報に対応する処理を実行する(S15,S25)。
【選択図】図1

Description

この発明は、制御タイミング同期方法、光伝送システム及び光伝送装置に関する。
フォトニックネットワークの運用中に、波長パスに割り当てられる信号波長を変更したり、変復調方式、非線形補償方式または誤り訂正(Forward Error Correction、FEC)方式を切り替えたり、ネットワーク資源を再配分したりする可能性がある。フォトニックネットワークの運用中であるため、最小限のダウンタイムでこれらの切り替えや再配分を行うのが望ましい。そのためには、送信端、中継ノード及び受信端においてそれぞれの処理を切り替えるタイミングを同期させる必要がある。
従来、主信号のチャンネルに割り当てられる波長帯域外の波長に制御信号のチャンネルを割り当て、主信号のチャンネルと制御信号のチャンネルとを波長多重して送信端から送信することによって、中継ノードや受信端に制御タイミングを通知する方式がある。また、例えばSDH(Synchronous Digital Hierarchy、同期デジタルハイアラーキ)やOTN(Optical Transport Network)などのように、主信号の信号転送用のディジタルフレーム構造に含まれるオーバーヘッドバイトがある場合、これを用いて制御タイミングを通知する方式がある。
ところで、ネットワークの管理や制御を目的として、例えば光信号の強度、周波数または偏波状態を変調することによって主信号に制御信号を重畳して送信する方式がある(例えば、特許文献1〜3、非特許文献1〜3参照)。
米国特許第7580632号明細書 米国特許出願公開第2012/0014695号明細書 米国特許出願公開第2012/0141130号明細書
Fred Heismann、外3名、「Signal Tracking and Performance Monitoring In Multi−Wavelength Optical Networks」、22nd European Conference on Optical Communication − ECOC’96、1996年、p.3.47−3.50 Takahito Tanimura、外9名、「Superimposition and Detection of Frequency Modulated Tone for Light Path Tracing Employing Digital Signal Processing and Optical Filter」、Optical Fiber Communication Conference and Exposition (OFC) and the National Fiber Optic Engineers Conference (NFOEC) 2012、(米国)、2012年3月4日 竹下仁士、外5名、「多方路CDC−ROADM向け偏波変調を用いた誤接続モニタ方式の検討」、2012年電子情報通信学会 通信講演論文集2、(日本)、2012年3月20日、p.436
しかしながら、従来の主信号のチャンネルと制御信号のチャンネルとを波長多重することによって制御タイミングを通知する方式では、主信号と制御信号とで別々の送信器や別々の受信器を用意するため、光伝送路の長さに違いが生じることがある。また、主信号のチャンネルと制御信号のチャンネルとで波長が異なるため、光ファイバの波長分散によって主信号と制御信号との間にスキューが発生する。また、制御信号のチャンネルの波長がEDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)などの光増幅器の帯域外に設定される場合、中継ノードにおいて制御信号のチャンネルの光信号に対して光電変換と電気光変換とを伴う再生中継を行うため、制御信号の中継処理に時間がかかる。これらの原因によって、送信端から送信される主信号及び制御信号が中継ノードや受信端に到達するタイミングにずれが生じたり、時間的に変動したりするため、送信端と中継ノードや受信端との間で制御タイミングの誤差が大きくなるという問題点がある。
一方、従来の主信号のオーバーヘッドバイトを用いて制御タイミングを通知する方式では、変調方式やビットレートなどを正しく設定し、主信号が疎通してからオーバヘッドバイトの読み出しが可能となる。そのため、中継ノードに主信号の受信器を用意したり、主信号が疎通するのを待つ時間が必要になるという問題点がある。
波長パスの送信端における処理の切り替えタイミングと、中継ノードや受信端における処理の切り替えタイミングとを同期させることができる制御タイミング同期方法、光伝送システム及び光伝送装置を提供することを目的とする。
波長パスにおいて送信端となる第1の光伝送装置は、制御処理内容を通知する情報を主信号に重畳して送信し、その送信後、第1の期間待機し、その待機後、制御開始タイミングを通知するメッセージを主信号に重畳して送信する。そして、第1の光伝送装置は、制御開始タイミングを通知するメッセージの送信後、第2の期間待機し、その待機後、自装置の処理を制御処理内容に対応する処理に切り替える。
波長パスにおいて第2の光伝送装置は、第1の光伝送装置からの光信号を受信する。第2の光伝送装置は、第1の光伝送装置から主信号に重畳されて送信される制御処理内容を通知する情報を取得する。そして、第2の光伝送装置は、制御処理内容を通知する情報に基づいて自装置で実施する処理がある場合、第1の光伝送装置から主信号に重畳されて送信される制御開始タイミングを通知するメッセージを検出するまで待機する。第2の光伝送装置は、その待機中に制御開始タイミングを通知するメッセージを検出すると第2の期間待機し、その待機後、制御処理内容を通知する情報に対応する処理を実行する。
制御タイミング同期方法、光伝送システム及び光伝送装置によれば、波長パスの送信端における処理の切り替えタイミングと、中継ノードや受信端における処理の切り替えタイミングとを同期させることができる。
図1は、実施の形態にかかる制御タイミング同期方法の第1の例を示す図である。 図2は、実施の形態にかかる制御タイミング同期方法の第2の例を示す図である。 図3は、実施の形態にかかる送信端となる光伝送装置の一例を示す図である。 図4は、制御回路のハードウェア構成の一例を示す図である。 図5は、制御回路の機能的構成の一例を示す図である。 図6は、実施の形態にかかる中継ノードとなる光伝送装置の一例を示す図である。 図7は、重畳信号復調回路の第1の例を示す図である。 図8は、重畳信号復調回路の第2の例を示す図である。 図9は、重畳信号復調回路の第3の例を示す図である。 図10は、制御回路の機能的構成の一例を示す図である。 図11は、実施の形態にかかる受信端となる光伝送装置の一例を示す図である。 図12は、実施の形態にかかる光伝送システムの一例を示す図である。 図13は、送信端における暗号化回路の一例を示す図である。 図14は、受信端における暗号化回路の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この制御タイミング同期方法、光伝送システム及び光伝送装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。以下の各実施例の説明においては、同様の構成要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
・制御タイミング同期方法の第1の例
図1は、実施の形態にかかる制御タイミング同期方法の第1の例を示す図である。第1の例は、光伝送システムにおいて、ある波長パスの送信端、中継ノード及び受信端における各制御回路のシステムクロックが互いに同期していない場合の例である。
なお、図1において、左端のフローチャートは送信端の制御回路の処理を示し、中央のフローチャートは中継ノードの制御回路の処理を示し、右端のフローチャートは受信端の制御回路の処理を示す。各フローチャート間の点線で示す矢印は時間的な対応関係を表す。
ある波長パスにおいて変調方式、送信波長、主信号の誤り訂正方式もしくは主信号のビットレートの切り替えや、各ノードのスクランブラのスタートまたはリスタートの動作の実行などの処理を行う処理切替コマンドが入力されると、図1に示す処理が開始される。処理切替コマンドは、例えば光伝送システムやネットワークの運用者によって入力されてもよい。
図1に示す処理が開始されると、まず、送信端の制御回路は、入力される処理切替コマンドに応じた制御処理内容を通知する情報を主信号に重畳して送信する制御を行う(ステップS1)。それによって、制御処理内容を通知する情報が主信号に重畳されている光信号が、送信端から例えばパケット転送方式によって送信される。制御処理内容を通知する情報は、例えば送信波長を○○○○nmにするという情報であってもよい。○は任意の数字である。
ステップS1によって光信号が送信されると、送信端の制御回路は、所定のガードタイムが経過するのを待機する(ステップS2)。所定のガードタイムは第1の期間の一例であり、後述するステップS12またはステップS22において中継ノードまたは受信端がそれぞれ自装置で実施すべき処理があるか否かを判断するのに十分な時間である。
所定のガードタイムが経過すると、送信端の制御回路は、制御開始タイミングを通知するメッセージを主信号に重畳して送信する制御を行う(ステップS3)。それによって、制御開始タイミングを通知するメッセージが主信号に重畳されている光信号が、送信端から送信される。制御開始タイミングを通知するメッセージは、例えば△△秒後に処理の切り替えを実行するという情報であってもよい。△は任意の数字である。
ステップS3によって光信号が送信されると、送信端の制御回路は、所定の待ち時間が経過するのを待機する(ステップS4)。所定の待ち時間は第2の期間の一例であり、制御開始タイミングを通知するメッセージによって指定される△△秒という時間であってもよい。ここで、所定の待ち時間は、予め決められていてもよいし、光伝送システムの構成や環境に応じて送信端の制御回路がその都度設定してもよい。所定の待ち時間が予め決められている場合には、制御開始タイミングを通知するメッセージは、単純なパルス信号であってもよい。
所定の待ち時間が経過すると、送信端の制御回路は、自装置の処理を、ステップS1で送信した制御処理内容に対応する信号処理内容の処理に切り替える制御を行い(ステップS5)、一連の処理を終了する。ステップS2またはステップS4において、ガードタイムまたは待ち時間の計時には、送信端が有する時計が用いられてもよいし、送信端が接続されるネットワークの例えばタイムサーバなどから提供される時刻情報が用いられてもよい。
ステップS1またはステップS3において、送信端は、制御処理内容を通知する情報または制御開始タイミングを通知するメッセージなどの制御信号を、それらの情報またはメッセージに応じて光信号の強度、周波数または偏波状態を変調することによって、主信号に重畳してもよい。これ以降の説明において、光信号の強度、周波数または偏波状態などの特性を変調することによって、主信号に制御信号を重畳することを重畳変調と呼ぶことがある。また、光信号の強度、周波数または偏波状態を変調することによって主信号に制御信号を重畳することを、それぞれ強度重畳変調、周波数重畳変調または偏波重畳変調と呼ぶことがある。
中継ノードは、ステップS1で送信端から送信される光信号を受信すると、主信号に重畳されている制御信号を復調する。そして、中継ノードの制御回路は、復調済みの制御信号から制御処理内容を通知する情報を取得する(ステップS11)。次いで、中継ノードの制御回路は、制御処理内容を通知する情報に基づいて、自装置で実施すべき処理があるか否かを判断する(ステップS12)。この判断は、ステップS2で送信端の制御回路が所定のガードタイムの経過を待機している間に行われる。
判断の結果、実施すべき処理がない場合(ステップS12:No)、中継ノードの制御回路は処理を終了する。一方、実施すべき処理がある場合(ステップS12:Yes)、制御開始タイミングを通知するメッセージを中継ノードが検出するまで、中継ノードの制御回路は待機する。そして、中継ノードは、ステップS3で送信端から送信される光信号を受信し、主信号に重畳されている制御信号を復調することによって、制御開始タイミングを通知するメッセージを検出する(ステップS13)。
次いで、中継ノードの制御回路は、所定の待ち時間が経過するのを待機する(ステップS14)。所定の待ち時間は第2の期間の一例であり、ステップS4で送信端が待機する所定の待ち時間と同じ時間である。所定の待ち時間が経過すると、受信端は、ステップS11で取得した制御処理内容に対応する処理を実行する制御を行い(ステップS15)、一連の処理を終了する。ステップS14において、待ち時間の計時には、受信端が有する時計が用いられてもよいし、受信端が接続されるネットワークの例えばタイムサーバなどから提供される時刻情報が用いられてもよい。
受信端は、ステップS1で送信端から送信される光信号を例えば中継ノードから受信すると、主信号に重畳されている制御信号を復調する。そして、受信端の制御回路は、復調済みの制御信号から制御処理内容を通知する情報を取得する(ステップS21)。次いで、受信端の制御回路は、制御処理内容を通知する情報に基づいて、自装置で実施すべき処理があるか否かを判断する(ステップS22)。この判断は、ステップS2で送信端の制御回路が所定のガードタイムの経過を待機している間に行われる。
判断の結果、実施すべき処理がない場合(ステップS22:No)、受信端の制御回路は処理を終了する。一方、実施すべき処理がある場合(ステップS22:Yes)、制御開始タイミングを通知するメッセージを受信端が検出するまで、受信端の制御回路は待機する。そして、受信端は、ステップS3で送信端から送信される光信号を例えば中継ノードから受信し、主信号に重畳されている制御信号を復調することによって、制御開始タイミングを通知するメッセージを検出する(ステップS23)。
次いで、受信端の制御回路は、所定の待ち時間が経過するのを待機する(ステップS24)。所定の待ち時間は第2の期間の一例であり、ステップS4で送信端が待機する所定の待ち時間と同じ時間である。所定の待ち時間が経過すると、受信端の制御回路は、ステップS21で取得した制御処理内容に対応する処理を実行する制御を行い(ステップS25)、一連の処理を終了する。ステップS24において、待ち時間の計時には、受信端が有する時計が用いられてもよいし、受信端が接続されるネットワークの例えばタイムサーバなどから提供される時刻情報が用いられてもよい。
ここで、光信号が送信端から中継ノードまで伝わるのに要する時間をΔT1とし、光信号が送信端から例えば中継ノードを経由して受信端まで伝わるのに要する時間をΔT2とする。
ステップS4で送信端の制御回路が所定の待ち時間を待機する状態に遷移してからΔT1だけ遅れて、中継ノードの制御回路が所定の待ち時間の待機状態に遷移し、ΔT2だけ遅れて、受信端の制御回路が所定の待ち時間の待機状態に遷移する。従って、送信端において所定の待ち時間が満了するタイミングからΔT1だけ遅れて、中継ノードにおいて所定の待ち時間が満了し、ΔT2だけ遅れて、受信端において所定の待ち時間が満了する。
つまり、送信端においてステップS1で送信した制御処理内容に対応する信号処理内容の処理に切り替わってからΔT1だけ遅れて、中継ノードにおいてステップS11で取得した制御処理内容に対応する処理が実行される。また、送信端においてステップS1で送信した制御処理内容に対応する信号処理内容の処理に切り替わってからΔT2だけ遅れて、受信端においてステップS21で取得した制御処理内容に対応する処理が実行される。
このように、送信端と中継ノードとで制御処理内容に対応する処理の実行にΔT1のずれが生じ、送信端と受信端とでは制御処理内容に対応する処理の実行にΔT2のずれが生じる。しかし、強度重畳変調、周波数重畳変調または偏波重畳変調によって制御信号が主信号に重畳されて主信号と同じ波長で同じ経路で伝送されるため、主信号と制御信号との間には光ファイバの波長分散に起因するスキューが生じない。また、制御信号もEDFAなどの光増幅器によって主信号とともに増幅されるため、中継ノードにおいて制御信号の光信号に対して光電変換及び電気光変換を行う必要がない。
従って、送信端において制御処理内容に対応する処理への切り替え直後に送信端から送信される光信号は、中継ノードにおいて制御処理内容に対応する処理の実行直後に中継ノードに到達するため、何ら問題は生じない。同様に、送信端において制御処理内容に対応する処理への切り替え直後に送信端から送信される光信号は、受信端において制御処理内容に対応する処理の実行直後に受信端に到達するため、何ら問題は生じない。
図1に示す制御タイミング同期方法によれば、送信端において処理が切り替わってから、中継ノードでは送信端から中継ノードまで光信号が到達するのに要する時間だけ遅れて処理が実行され、受信端では送信端から受信端まで光信号が到達するのに要する時間だけ遅れて処理が実行される。つまり、送信端から中継ノードや受信端に光信号が到達するのに要する時間を考慮して、送信端、中継ノード及び受信端における処理の切り替え実行のタイミングを同期させることができる。それによって、光伝送システムにおけるある波長パスのダウンタイムを送信端におけるステップS4の所定の待ち時間で済ませることができるため、ダウンタイムを最小限に抑えることができる。
・制御タイミング同期方法の第2の例
図2は、実施の形態にかかる制御タイミング同期方法の第2の例を示す図である。第2の例は、光伝送システムにおいて、ある波長パスの送信端、中継ノード及び受信端における各制御回路のシステムクロックが互いに同期している場合の例である。
なお、図2においても図1と同様に、3つのフローチャートは、左側から順に送信端、中継ノード及び受信端の各制御回路の処理を示す。各フローチャート間の点線で示す矢印は時間的な対応関係を表す。
例えば運用者によって、ある波長パスにおいて変調方式、送信波長、主信号の誤り訂正方式もしくは主信号のビットレートの切り替えや、各ノードのスクランブラのスタートまたはリスタートの動作の実行などの処理を行う処理切替コマンドが入力されると、図2に示す処理が開始される。
図2に示す処理が開始されると、まず、送信端の制御回路は、強度重畳変調、周波数重畳変調または偏波重畳変調などの重畳変調によって制御チャンネルの送信を開始する制御を行う(ステップS31)。それによって、送信端から中継ノード及び受信端へ、送信端の制御回路のクロックまたはクロックを再生可能な信号が送信される。後述するように、中継ノード及び受信端においては、送信端の制御回路のクロックまたはクロックを再生可能な信号を受信し、それぞれの制御回路のクロックと送信端の制御回路のクロックとの同期を確立する(ステップS41、ステップS51)。
次いで、送信端の制御回路は、入力される処理切替コマンドに応じた制御処理内容を通知する情報を強度重畳変調、周波数重畳変調または偏波重畳変調などの重畳変調によって送信する制御を行う(ステップS32)。それによって、制御処理内容を通知する情報が主信号に重畳されている光信号が、送信端から例えば同期転送方式によって送信される。
ステップS32によって光信号が送信されると、送信端の制御回路は、所定の制御チャンネルクロック周期が経過するのを待機する(ステップS33)。所定の制御チャンネルクロック周期は第1の期間の一例であり、後述するステップS43またはステップS53において中継ノードまたは受信端がそれぞれ自装置で実施すべき処理があるか否かを判断するのに十分な時間である。
所定の制御チャンネルクロック周期が経過すると、送信端の制御回路は、制御開始タイミングを通知するメッセージを強度重畳変調、周波数重畳変調または偏波重畳変調などの重畳変調によって送信する制御を行う(ステップS34)。それによって、制御開始タイミングを通知するメッセージが主信号に重畳されている光信号が、送信端から送信される。
ステップS34によって光信号が送信されると、送信端の制御回路は、所定のクロック数が経過するのを待機する(ステップS35)。所定のクロック数は第2の期間の一例であり、制御開始タイミングを通知するメッセージによって指定される□□クロックであってもよい。□は任意の数字である。ここで、所定のクロック数は、予め決められていてもよいし、光伝送システムの構成や環境に応じて送信端の制御回路がその都度設定してもよい。所定のクロック数が予め決められている場合には、制御開始タイミングを通知するメッセージは、単純なパルス信号であってもよい。
所定のクロック数が経過すると、送信端の制御回路は、自装置の処理を、ステップS32で送信した制御処理内容に対応する信号処理内容の処理に切り替える制御を行い(ステップS36)、一連の処理を終了する。
中継ノードは、ステップS31で送信端から送信される光信号を受信すると、送信端の制御回路のクロックまたはクロックを再生可能な信号に基づいて、自装置の制御回路のクロックと送信端の制御回路のクロックとの同期を確立する(ステップS41)。その後、中継ノードは、ステップS32で送信端から送信される光信号を受信すると、主信号に重畳されている制御信号を復調する。そして、中継ノードの制御回路は、復調済みの制御信号から制御処理内容を通知する情報を取得する(ステップS42)。
次いで、中継ノードの制御回路は、制御処理内容を通知する情報に基づいて、自装置で実施すべき処理があるか否かを判断する(ステップS43)。この判断は、ステップS33で送信端の制御回路が所定の制御チャンネルクロック周期の経過を待機している間に行われる。
判断の結果、実施すべき処理がない場合(ステップS43:No)、中継ノードの制御回路は処理を終了する。一方、実施すべき処理がある場合(ステップS43:Yes)、制御開始タイミングを通知するメッセージを中継ノードが検出するまで、中継ノードの制御回路は待機する。そして、中継ノードは、ステップS34で送信端から送信される光信号を受信し、主信号に重畳されている制御信号を復調することによって、制御開始タイミングを通知するメッセージを検出する(ステップS44)。
次いで、中継ノードの制御回路は、所定のクロック数が経過するのを待機する(ステップS45)。所定のクロック数は第2の期間の一例であり、ステップS35で送信端が待機する所定のクロック数と同じである。所定のクロック数が経過すると、中継ノードの制御回路は、ステップS42で取得した制御処理内容に対応する処理を実行する制御を行い(ステップS46)、一連の処理を終了する。
受信端は、ステップS31で送信端から送信される光信号を例えば中継ノードから受信すると、送信端の制御回路のクロックまたはクロックを再生可能な信号に基づいて、自装置の制御回路のクロックと送信端の制御回路のクロックとの同期を確立する(ステップS51)。その後、受信端は、ステップS32で送信端から送信される光信号を例えば中継ノードから受信すると、主信号に重畳されている制御信号を復調する。そして、受信端の制御回路は、復調済みの制御信号から制御処理内容を通知する情報を取得する(ステップS52)。
次いで、受信端の制御回路は、制御処理内容を通知する情報に基づいて、自装置で実施すべき処理があるか否かを判断する(ステップS53)。この判断は、ステップS33で送信端の制御回路が所定の制御チャンネルクロック周期の経過を待機している間に行われる。
判断の結果、実施すべき処理がない場合(ステップS53:No)、受信端の制御回路は処理を終了する。一方、実施すべき処理がある場合(ステップS53:Yes)、制御開始タイミングを通知するメッセージを受信端が検出するまで、受信端の制御回路は待機する。そして、受信端は、ステップS34で送信端から送信される光信号を例えば中継ノードから受信し、主信号に重畳されている制御信号を復調することによって、制御開始タイミングを通知するメッセージを検出する(ステップS54)。
次いで、受信端の制御回路は、所定のクロック数が経過するのを待機する(ステップS55)。所定のクロック数は第2の期間の一例であり、ステップS35で送信端が待機する所定のクロック数と同じである。所定のクロック数が経過すると、受信端の制御回路は、ステップS52で取得した制御処理内容に対応する処理を実行する制御を行い(ステップS56)、一連の処理を終了する。
制御タイミング同期方法の第1の例において説明したように、制御信号が主信号に重畳されて主信号と同じ波長で同じ経路で伝送されるため、主信号と制御信号との間に光ファイバの波長分散に起因するスキューが生じない。また、中継ノードにおいて制御信号の光信号に対して光電変換及び電気光変換を行う必要がないため、制御信号の中継処理に遅れが生じない。
従って、送信端において制御処理内容に対応する処理への切り替え直後に送信端から送信される光信号は、中継ノードにおいて制御処理内容に対応する処理の実行直後に中継ノードに到達するため、何ら問題は生じない。同様に、送信端において制御処理内容に対応する処理への切り替え直後に送信端から送信される光信号は、受信端において制御処理内容に対応する処理の実行直後に受信端に到達するため、何ら問題は生じない。
図2に示す制御タイミング同期方法によれば、第1の例と同様に、送信端、中継ノード及び受信端における処理の切り替え実行のタイミングを同期させることができる。それによって、光伝送システムにおけるある波長パスのダウンタイムを送信端におけるステップS35の所定のクロック数で済ませることができるため、ダウンタイムを最小限に抑えることができる。また、送信端の制御回路のクロックまたはクロックを再生可能な信号を送信端から送信することによって、中継ノードまたは受信端において、それぞれの制御回路のクロックを送信端の制御回路のクロックに同期させることができる。それによって、送信端、中継ノード及び受信端における処理の切り替え実行のタイミングをより高精度に制御することができる。従って、ダウンタイムをさらに短くすることができる。
図1または図2に示す制御タイミング同期方法において、送信端の制御回路の処理は、送信端となる光伝送装置によって実施されてもよい。送信端となる光伝送装置の一例について説明する。
・送信端となる光伝送装置の一例
図3は、実施の形態にかかる送信端となる光伝送装置の一例を示す図である。図3に示すように、送信端となる光伝送装置1は、例えばディジタル信号処理回路2、DAC(ディジタルアナログ変換器)3、変調器ドライバ増幅器4、偏波多重直交光変調器5、制御回路6、重畳変調駆動回路7及び送信光源8を有していてもよい。
制御回路6は、図示省略するコマンド入力端子に接続されている。コマンド入力端子には、処理切替コマンドが入力される。制御回路6は、ディジタル信号処理回路2における信号処理内容を設定するための信号処理内容設定信号を出力する。制御回路6は、処理切替コマンドに応じた制御処理内容を通知する情報を中継ノードまたは受信端に通知するための制御処理内容通知信号を出力する。制御回路6は、制御開始タイミングを通知するメッセージを中継ノードまたは受信端に通知するための制御開始タイミング通知信号を出力する。制御回路6のハードウェア構成及び機能的構成の詳細については後述する。
重畳変調駆動回路7は制御回路6に接続されている。重畳変調駆動回路7は、制御回路6から出力される制御処理内容通知信号に基づいて重畳変調を行うための駆動信号を、制御回路6から出力される制御開始タイミング通知信号に基づくタイミングで、ディジタル信号処理回路2へ出力する。
ディジタル信号処理回路2は、図示省略するデータ入力端子、制御回路6及び重畳変調駆動回路7に接続されている。データ入力端子には、主信号データ列の高速電気信号が入力される。ディジタル信号処理回路2は、制御回路6から出力される信号処理内容設定信号に基づいて、高速電気信号に対してディジタル信号処理を行って、例えば水平信号成分について同相成分I_H及び直交位相成分Q_Hと、垂直信号成分について同相成分I_V及び直交位相成分Q_Vとを出力する。
ディジタル信号処理回路2は、例えば誤り訂正符号化回路11、符号マッピング回路12、搬送波周波数調整回路13、偏波調整回路14及び振幅調整回路15を有していてもよい。誤り訂正符号化回路11は、誤り訂正符号を生成して主信号データ列に付加する。符号マッピング回路12は主信号データ列に符号を割り当てる。
搬送波周波数調整回路13は、周波数重畳変調を行う場合に、重畳変調駆動回路7から出力される駆動信号に基づいて搬送波の周波数を変調する。偏波調整回路14は、偏波重畳変調を行う場合に、重畳変調駆動回路7から出力される駆動信号に基づいて偏波状態を変調する。振幅調整回路15は、強度重畳変調を行う場合に、重畳変調駆動回路7から出力される駆動信号に基づいて振幅を変調する。振幅調整回路15は、振幅調整演算を行う回路での調整倍率を調整することによって振幅を変調してもよい。
DAC3はディジタル信号処理回路2に接続されている。DAC3は、ディジタル信号処理回路2から出力される各信号成分I_H、Q_H、I_V及びQ_Vをそれぞれアナログ信号に変換して出力する。なお、重畳変調駆動回路7から出力される駆動信号に基づいて、DAC3において参照電圧を調整し、DAC3から出力されるアナログ電圧値を変調することによって、強度重畳変調を行ってもよい。
変調器ドライバ増幅器4はDAC3に接続されている。変調器ドライバ増幅器4は、DAC3から出力される信号成分I_H、Q_H、I_V及びQ_Vを、偏波多重直交光変調器5を駆動可能なレベルの信号にそれぞれ増幅する。なお、重畳変調駆動回路7から出力される駆動信号に基づいて、変調器ドライバ増幅器4の利得制御端子によって利得を変調することによって、強度重畳変調を行ってもよい。
送信光源8は光を出力する。送信光源8は例えばレーザーダイオードであってもよい。送信光源8は、例えば図示省略する駆動回路に接続されていてもよい。なお、重畳変調駆動回路7から出力される駆動信号に基づいて送信光源8の光パワーを変調することによって強度重畳変調を行ってもよい。あるいは、重畳変調駆動回路7から出力される駆動信号に基づいて送信光源8をFM変調することによって周波数重畳変調を行ってもよい。
偏波多重直交光変調器5は変調器ドライバ増幅器4及び送信光源8に接続されている。偏波多重直交光変調器5は、送信光源8から出力される光を、各変調器ドライバ増幅器4から出力される信号成分I_H、Q_H、I_V及びQ_Vに基づいて偏波多重直交変調して出力する。偏波多重直交光変調器5の一例として、例えばOptical Internetworking ForumのImplementation Agreementである「OIF−PMQ−TX−01.0 − Implementation Agreement for Integrated Polarization Multiplexed Quadrature Modulated Transmitters」(March 2010)に記載されているようなものがある。なお、重畳変調駆動回路7から出力される駆動信号に基づいて、偏波多重直交光変調器5の送信出力の光パワーを例えば光増幅器や光減衰器の利得や損失を変調することによって強度重畳変調を行ってもよい。
図4は、制御回路のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示すように、制御回路6はクロック回路21、プロセッサ22、メモリ23及びインタフェース24を有していてもよい。プロセッサ22、メモリ23及びインタフェース24はバス25に接続されている。クロック回路21はプロセッサ22及びバス25に接続されており、プロセッサ22及びバス25にクロックを供給する。
プロセッサ22は、クロック回路21から供給されるクロックによって動作する。CPU(Central Processing Unit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)はプロセッサ22の一例である。プロセッサ22は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)などのプログラマブルロジックデバイスであってもよい。
メモリ23はブートプログラムを格納していてもよい。メモリ23はプロセッサ22の作業領域として用いられてもよい。プロセッサ22がCPUである場合、メモリ23は上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS1〜ステップS5または第2の例におけるステップS31〜ステップS36を実現するためのプログラムを格納していてもよい。プロセッサ22がFPGAである場合、メモリ23は上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS1〜ステップS5または第2の例におけるステップS31〜ステップS36を実現するためのコンフィギュレーションデータを格納していてもよい。メモリ23はプロセッサ22に内蔵されていてもよい。
インタフェース24は、上述した処理切替コマンドの入力、信号処理内容設定信号の出力、制御処理内容通知信号の出力及び制御開始タイミング通知信号の出力を制御する。
図5は、制御回路の機能的構成の一例を示す図である。図5に示すように、制御回路6は所定期間待機部31、制御処理内容通知信号生成部32、制御開始タイミング通知信号生成部33及び信号処理内容設定部34を有していてもよい。これらの各機能部31〜34は、上述したプロセッサ22が、上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS1〜ステップS5または第2の例におけるステップS31〜ステップS36を実施する処理を行うことによって実現されてもよい。
制御処理内容通知信号生成部32は、入力される処理切替コマンドに応じた制御処理内容通知信号を生成して重畳変調駆動回路7へ出力する。それによって、重畳変調駆動回路7によって例えばディジタル信号処理回路2の搬送波周波数調整回路13、偏波調整回路14または振幅調整回路15が駆動され、制御処理内容を通知する情報が主信号に重畳された光信号が偏波多重直交光変調器5から出力される。制御処理内容通知信号生成部32は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS1または第2の例におけるステップS32の処理を行ってもよい。
制御開始タイミング通知信号生成部33は、所定のガードタイムが満了したという通知を所定期間待機部31から受け取ると、制御開始タイミング通知信号を生成して重畳変調駆動回路7へ出力する。それによって、重畳変調駆動回路7によって例えばディジタル信号処理回路2の搬送波周波数調整回路13、偏波調整回路14または振幅調整回路15が駆動され、制御開始タイミングを通知するメッセージが主信号に重畳された光信号が偏波多重直交光変調器5から出力される。制御開始タイミング通知信号生成部33は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS3または第2の例におけるステップS34の処理を行ってもよい。
信号処理内容設定部34は、所定の待ち時間が満了したという通知を所定期間待機部31から受け取ると、制御処理内容を通知する情報に基づいて信号処理内容設定信号を生成してディジタル信号処理回路2へ出力する。それによって、ディジタル信号処理回路2により実施される処理が、制御処理内容を通知する情報の制御処理内容に対応する処理に設定される。信号処理内容設定部34は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS5または第2の例におけるステップS36の処理を行ってもよい。
所定期間待機部31は、例えば制御処理内容通知信号生成部32から制御処理内容通知信号が出力されると、ディジタル信号処理回路2の動作を停止して所定のガードタイムが経過するのを待機する。また、所定期間待機部31は、所定のガードタイムの経過後、所定のガードタイムが満了したことを制御開始タイミング通知信号生成部33に通知すると、ディジタル信号処理回路2の動作を停止して所定の待ち時間が経過するのを待機する。所定期間待機部31は、所定の待ち時間の経過後、所定の待ち時間が満了したことを信号処理内容設定部34に通知する。所定期間待機部31は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS2もしくはステップS4、または第2の例におけるステップS33もしくはステップS35の処理を行ってもよい。
図3〜図5に示す光伝送装置1によれば、強度重畳変調、周波数重畳変調または偏波重畳変調によって制御処理内容及び制御開始タイミングを主信号に重畳して中継ノードまたは受信端に通知するため、中継ノードまたは受信端における制御処理内容及びその制御処理内容の開始タイミングを制御することができる。中継ノードまたは受信端における制御処理内容の開始タイミングを、自装置における信号処理内容の開始タイミングに合わせるように制御することによって、光伝送システムにおけるある波長パスのダウンタイムを最小限に抑えることができる。
図1または図2に示す制御タイミング同期方法において、中継ノードの制御回路の処理は、中継ノードとなる光伝送装置によって実施されてもよい。中継ノードとなる光伝送装置の一例について説明する。
・中継ノードとなる光伝送装置の一例
図6は、実施の形態にかかる中継ノードとなる光伝送装置の一例を示す図である。図6に示すように、中継ノードとなる光伝送装置41は、例えばビームスプリッター42、光増幅中継回路43、波長分離フィルタ44、重畳信号復調回路45及び制御回路46を有していてもよい。
ビームスプリッター42は、図示省略する光入力ポートに接続されていてもよい。光入力ポートには、光伝送路から例えば複数の波長の光が多重されている波長多重光が入力される。この波長多重光は、例えば送信端または他の中継ノードなどの前段のノードから出力される。この波長多重光には、波長パスごとに主信号と、制御処理内容通知信号または制御開始タイミング通知信号とが含まれている。ビームスプリッター42は、入力される波長多重光を例えば二分岐させて光増幅中継回路43と波長分離フィルタ44とへ出力する。
波長分離フィルタ44はビームスプリッター42に接続されている。波長分離フィルタ44は、ビームスプリッター42から出力される一方の波長多重光のうち制御対象の波長パスの信号光を透過させ、その他の波長パスの信号光を遮断する。波長分離フィルタ44を透過する信号光には、制御対象の波長パスによって伝送される主信号と、制御処理内容通知信号または制御開始タイミング通知信号とが含まれている。
重畳信号復調回路45は波長分離フィルタ44に接続されている。重畳信号復調回路45は、波長分離フィルタ44から出力される光信号から制御処理内容通知信号及び制御開始タイミング通知信号を復調して出力する。重畳信号復調回路45の具体例については後述する。
制御回路46は重畳信号復調回路45に接続されている。制御回路46は、重畳信号復調回路45から出力される制御処理内容通知信号に基づいて、光増幅中継回路43における制御処理内容を設定するための制御処理内容設定信号を生成する。制御回路46は、重畳信号復調回路45から出力される制御開始タイミング通知信号に基づくタイミングで、制御処理内容設定信号を光増幅中継回路43へ出力する。
制御回路46のハードウェア構成は、図4に示す構成と同様であるため、重複する説明を省略する。ただし、プロセッサ22がCPUである場合、メモリ23は上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS11〜ステップS15または第2の例におけるステップS41〜ステップS46を実現するためのプログラムを格納していてもよい。プロセッサ22がFPGAである場合、メモリ23は上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS11〜ステップS15または第2の例におけるステップS41〜ステップS46を実現するためのコンフィギュレーションデータを格納していてもよい。
また、インタフェース24は、上述した制御処理内容設定信号の出力、制御処理内容通知信号の入力及び制御開始タイミング通知信号の入力を制御する。制御回路46の機能的構成の詳細については後述する。
光増幅中継回路43はビームスプリッター42及び制御回路46に接続されている。光増幅中継回路43は、ビームスプリッター42から出力されるもう一方の波長多重光を例えば増幅して出力する。光増幅中継回路43から出力される波長多重光は、図示省略する光出力ポートから光伝送路へ出力されてもよい。光増幅中継回路43は、制御回路46から出力される制御処理内容設定信号に基づいて自装置での制御処理内容を設定する。
なお、光増幅中継回路43は波長クロスコネクトまたは光分岐挿入回路を含んでいてもよい。この場合、光増幅中継回路43には複数の波長多重光が入力し、光増幅中継回路43からは複数の波長多重光が出力される。
図7は、重畳信号復調回路の第1の例を示す図である。図7に示す例は、制御処理内容通知信号及び制御開始タイミング通知信号が強度重畳変調されている場合の重畳信号復調回路45の一例である。図7に示すように、重畳信号復調回路45は光電変換器51を有する。
光電変換器51は、波長分離フィルタ44から出力される制御対象の波長パスの光信号を電気信号に変換する。それによって、重畳信号復調回路45は、電気信号のレベルに基づいて、重畳変調されている情報を直接取得することができる。低速で動作するフォトダイオードは光電変換器51の一例である。光電変換器51の後段に低域通過フィルタを設け、低域通過フィルタによって主信号の強度変調成分や雑音成分を除去してもよい。
図8は、重畳信号復調回路の第2の例を示す図である。図8に示す例は、制御処理内容通知信号及び制御開始タイミング通知信号が周波数重畳変調されている場合の重畳信号復調回路45の一例である。図8に示すように、重畳信号復調回路45は波長フィルタ52及び光電変換器53を有する。
波長フィルタ52は、波長依存性を有する光フィルタであり、波長分離フィルタ44から出力される制御対象の波長パスの光信号を強度重畳変調に変換する。周波数重畳変調されている信号を波長フィルタに通すことで周波数重畳変調を強度重畳変調に変換できることについては、非特許文献2に開示されている。なお、波長フィルタ52を省略して波長分離フィルタ44が波長フィルタ52を兼ねるようにしてもよい。
光電変換器53は波長フィルタ52に接続されている。光電変換器53は、強度重畳変調されている光信号を電気信号に変換する。それによって、重畳信号復調回路45は、電気信号のレベルに基づいて、重畳変調されている情報を直接取得することができる。低速で動作するフォトダイオードは光電変換器53の一例である。光電変換器53の後段に低域通過フィルタを設け、低域通過フィルタによって主信号の強度変調成分や雑音成分を除去してもよい。
図9は、重畳信号復調回路の第3の例を示す図である。図9に示す例は、制御処理内容通知信号及び制御開始タイミング通知信号が偏波重畳変調されている場合の重畳信号復調回路45の一例である。図9に示すように、重畳信号復調回路45は偏波アナライザ54及びデコーダ57を有する。偏波アナライザ54は、偏波フィルタ55及び光電変換器アレイ56を有し、SOP(State of Polarization)モニタまたはストークスアナライザとも呼ばれる。
偏波アナライザ54は、波長分離フィルタ44から出力される制御対象の波長パスの光信号を偏波フィルタ55に通し、偏波フィルタ55から出力される複数の光信号を光電変換器アレイ56によってそれぞれ電気信号に変換する。デコーダ57は、偏波アナライザ54から出力される複数の電気信号に基づいて、重畳変調されている情報を復調する。
なお、偏波重畳変調の場合、低速の偏波変動成分の影響を抑圧するために、送信端でマンチェスタ符号化を併用しておいてもよい。この場合、デコーダ57の処理にはマンチェスタ符号化の復号処理が含まれる。光電変換器アレイ56の後段に低域通過フィルタを設け、低域通過フィルタによって主信号の強度変調成分や雑音成分を除去してもよい。
図10は、制御回路の機能的構成の一例を示す図である。図10に示すように、制御回路46は制御処理内容情報取得部61、処理判断部62、制御開始タイミング通知信号待機部63、制御処理内容設定部64及び所定期間待機部65を有していてもよい。これらの各機能部61〜65は、上述したプロセッサ22が、上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS11〜ステップS15または第2の例におけるステップS41〜ステップS46を実施する処理を行うことによって実現されてもよい。
制御処理内容情報取得部61は、重畳信号復調回路45から出力される制御処理内容通知信号に基づいて、制御処理内容を通知する情報を取得する。制御処理内容情報取得部61は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS11または第2の例におけるステップS42の処理を行ってもよい。
処理判断部62は、制御処理内容を通知する情報に基づいて、自装置で実施すべき処理があるか否かを判断する。処理判断部62は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS12または第2の例におけるステップS43の処理を行ってもよい。
制御開始タイミング通知信号待機部63は、処理判断部62によって実施すべき処理があると判断される場合、制御開始タイミング通知信号を検出するまで待機する。制御開始タイミング通知信号待機部63は、待機中に重畳信号復調回路45から制御開始タイミング通知信号が出力されると、制御開始タイミング通知信号を検出する。制御開始タイミング通知信号待機部63は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS13または第2の例におけるステップS44の処理を行ってもよい。
所定期間待機部65は、制御開始タイミング通知信号待機部63が制御開始タイミング通知信号を検出すると、光増幅中継回路43の動作を停止して所定の待ち時間が経過するのを待機する。所定期間待機部65は、所定の待ち時間の経過後、所定の待ち時間が満了したことを制御処理内容設定部64に通知する。所定期間待機部65は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS14または第2の例におけるステップS45の処理を行ってもよい。
制御処理内容設定部64は、所定の待ち時間が満了したという通知を所定期間待機部65から受け取ると、制御処理内容を通知する情報に基づいて制御処理内容設定信号を生成して光増幅中継回路43へ出力する。それによって、光増幅中継回路43により実施される処理が、制御処理内容を通知する情報の制御処理内容に対応する処理に設定される。制御処理内容設定部64は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS15または第2の例におけるステップS46の処理を行ってもよい。
図6〜図10に示す光伝送装置41によれば、強度重畳変調、周波数重畳変調または偏波重畳変調によって制御処理内容及び制御開始タイミングが主信号に重畳されて通知されるため、中継ノードにおける制御処理内容及びその制御処理内容の開始タイミングが送信端によって制御される。中継ノードにおける制御処理内容の開始タイミングを、送信端における信号処理内容の開始タイミングに合わせるように制御されることによって、光伝送システムにおけるある波長パスのダウンタイムを最小限に抑えることができる。また、制御信号チャネルのみを復調すればよいため、構成が簡易になるとともに、主信号の疎通を待たずに高速に制御タイミングを同期させることができる。
図1または図2に示す制御タイミング同期方法において、受信端の制御回路の処理は、受信端となる光伝送装置によって実施されてもよい。受信端となる光伝送装置の一例について説明する。
・受信端となる光伝送装置の一例
図11は、実施の形態にかかる受信端となる光伝送装置の一例を示す図である。図11に示すように、受信端となる光伝送装置71は、例えば局発光源72、イントラダイン受信用偏波ダイバシティ受光フロントエンド73、ADC(アナログディジタル変換器)74、ディジタル信号処理回路75、重畳信号復調回路76及び制御回路77を有していてもよい。
局発光源72は、コヒーレント受信を行うための光を出力する。局発光源72は、例えば図示省略する光伝送路から入力される信号光の波長とほぼ同じ波長の光を出力するレーザーダイオードであってもよい。
イントラダイン受信用偏波ダイバシティ受光フロントエンド73は、局発光源72及び図示省略する光入力ポートに接続されていてもよい。光入力ポートには、光伝送路から例えば波長多重光が入力される。この波長多重光は、例えば送信端または他の中継ノードなどの前段のノードから出力される。この波長多重光には、波長パスごとに主信号と、制御処理内容通知信号または制御開始タイミング通知信号とが含まれている。イントラダイン受信用偏波ダイバシティ受光フロントエンド73は、光入力ポートから入力される信号光と局発光源72から出力される光とをミキシングし、光電変換して各信号成分I_H、Q_H、I_V及びQ_Vを出力する。
イントラダイン受信用偏波ダイバシティ受光フロントエンド73の一例として、例えばOptical Internetworking ForumのImplementation Agreementである「OIF−DPC−RX−01.1 − Implementation Agreement for Integrated Dual Polarization Intradyne Coherent Receivers」(September 2011)に記載されているようなものがある。イントラダイン受信用偏波ダイバシティ受光フロントエンド73は、光電変換後の電気信号を増幅する増幅器、及びこの増幅器に対して利得制御を行う自動利得制御回路を内蔵していてもよい。
ADC74はイントラダイン受信用偏波ダイバシティ受光フロントエンド73に接続されている。ADC74は、イントラダイン受信用偏波ダイバシティ受光フロントエンド73から出力される各信号成分I_H、Q_H、I_V及びQ_Vをそれぞれディジタル信号に変換して出力する。
ディジタル信号処理回路75はADC74及び制御回路77に接続されている。ディジタル信号処理回路75は、制御回路77から出力される制御処理内容設定信号に基づいて、ADC74から出力される各信号成分I_H、Q_H、I_V及びQ_Vに対してディジタル信号処理を行って主信号データ列の高速電気信号を出力する。制御処理内容設定信号は、ディジタル信号処理回路75における制御処理内容を設定するための信号である。ディジタル信号処理回路75から出力される高速電気信号は、図示省略するデータ出力端子から例えば自装置の後段の処理部へ転送されてもよい。
ディジタル信号処理回路75は、線形歪み補償回路81、非線形歪み補償回路82、偏波分離回路83、誤り訂正回路84、搬送波位相復元回路85及び光源周波数ずれ補正回路86を有していてもよい。線形歪み補償回路81は線形歪み補償を補償する。非線形歪み補償回路82は非線形歪み補償を補償する。偏波分離回路83は偏波の変動を検出し、その検出値を出力する。誤り訂正回路84は誤り訂正を行う。搬送波位相復元回路85は搬送波の位相を復元する。光源周波数ずれ補正回路86は光源の周波数のずれを検出し、その検出値を出力する。
重畳信号復調回路76はイントラダイン受信用偏波ダイバシティ受光フロントエンド73に接続されていてもよい。重畳信号復調回路76は、例えばイントラダイン受信用偏波ダイバシティ受光フロントエンド73における増幅器の利得設定値に基づいて、強度重畳変調されている制御処理内容通知信号及び制御開始タイミング通知信号を復調して出力してもよい。
または、重畳信号復調回路76は光源周波数ずれ補正回路86に接続されていてもよい。重畳信号復調回路76は、例えば光源周波数ずれ補正回路86における光源周波数のずれ検出値に基づいて、周波数重畳変調されている制御処理内容通知信号及び制御開始タイミング通知信号を復調して出力してもよい。
あるいは、重畳信号復調回路76は偏波分離回路83に接続されていてもよい。重畳信号復調回路76は、例えば偏波分離回路83における偏波変動の検出値に基づいて、偏波重畳変調されている制御処理内容通知信号及び制御開始タイミング通知信号を復調して出力してもよい。
制御回路77は重畳信号復調回路76に接続されている。制御回路77は、重畳信号復調回路76から出力される制御処理内容通知信号に基づいて、ディジタル信号処理回路75に対する制御処理内容設定信号を生成する。制御回路77は、重畳信号復調回路76から出力される制御開始タイミング通知信号に基づくタイミングで、制御処理内容設定信号をディジタル信号処理回路75へ出力する。
制御回路77のハードウェア構成は、図4に示す構成と同様であるため、重複する説明を省略する。ただし、プロセッサ22がCPUである場合、メモリ23は上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS21〜ステップS25または第2の例におけるステップS51〜ステップS56を実現するためのプログラムを格納していてもよい。プロセッサ22がFPGAである場合、メモリ23は上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS21〜ステップS25または第2の例におけるステップS51〜ステップS56を実現するためのコンフィギュレーションデータを格納していてもよい。また、インタフェース24は、上述した制御処理内容設定信号の出力、制御処理内容通知信号の入力及び制御開始タイミング通知信号の入力を制御する。
制御回路77の機能的構成は、図10に示す構成と同様であるため、重複する説明を省略する。ただし、図10に示す構成において各機能部61〜65は、上述したプロセッサ22が、上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS21〜ステップS25または第2の例におけるステップS51〜ステップS56を実施する処理を行うことによって実現されてもよい。
制御処理内容情報取得部61は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS21または第2の例におけるステップS52の処理を行ってもよい。処理判断部62は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS22または第2の例におけるステップS53の処理を行ってもよい。
制御開始タイミング通知信号待機部63は、制御開始タイミング通知信号の待機中に重畳信号復調回路76から制御開始タイミング通知信号が出力されると、制御開始タイミング通知信号を検出する。制御開始タイミング通知信号待機部63は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS23または第2の例におけるステップS54の処理を行ってもよい。
所定期間待機部65は、制御開始タイミング通知信号待機部63が制御開始タイミング通知信号を検出すると、ディジタル信号処理回路75の動作を停止して所定の待ち時間が経過するのを待機する。所定期間待機部65は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS24または第2の例におけるステップS55の処理を行ってもよい。
制御処理内容設定部64は、所定の待ち時間が満了したという通知を所定期間待機部65から受け取ると、制御処理内容を通知する情報に基づいて制御処理内容設定信号を生成してディジタル信号処理回路75へ出力する。それによって、ディジタル信号処理回路75により実施される処理が、制御処理内容を通知する情報の制御処理内容に対応する処理に設定される。制御処理内容設定部64は、例えば上述した制御タイミング同期方法の第1の例におけるステップS25または第2の例におけるステップS56の処理を行ってもよい。
図11に示す光伝送装置71によれば、強度重畳変調、周波数重畳変調または偏波重畳変調によって制御処理内容及び制御開始タイミングが主信号に重畳されて通知されるため、受信端における制御処理内容及びその制御処理内容の開始タイミングが送信端によって制御される。受信端における制御処理内容の開始タイミングを、送信端における信号処理内容の開始タイミングに合わせるように制御されることによって、光伝送システムにおけるある波長パスのダウンタイムを最小限に抑えることができる。また、制御信号チャネルのみを復調すれば制御タイミングを同期させることができるため、構成が簡易になるとともに、主信号の疎通を待たずに高速に制御タイミングを同期させることができる。なお、受信端となる光伝送装置71はコヒーレント受信を行う装置に限らない。
図1もしくは図2に示す制御タイミング同期方法が適用される光伝送システム、または図3〜図11に示す光伝送装置を有する光伝送システムは、例えばフォトニックネットワークのDWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)システムに適用可能である。光伝送システムの一例について説明する。
・フォトニックネットワークの一例
図12は、実施の形態にかかる光伝送システムの一例を示す図である。図12において、制御部91,101は、送信端となる光伝送装置1に対しては送信端となる光伝送装置1における制御回路6であり、また受信端となる光伝送装置71に対しては受信端となる光伝送装置71における制御回路77である。
送信機92,102は、送信端となる光伝送装置1である。送信機92,102は、Tx−DSP(送信側ディジタルシグナルプロセッサ)、DAC、IQ変調器及びLD(レーザーダイオード)を有していてもよい。Tx−DSPはディジタル信号処理回路2である。DACはDAC3である。IQ変調器は偏波多重直交光変調器5である。LDは送信光源8である。重畳変調駆動回路7は省略されている。
光マルチプレクサ93,103は複数の送信機92,102から出力される光を多重して光ファイバなどの光伝送路へ出力する。図12には、一つの光マルチプレクサ93,103に対して送信機92,102が一つずつ示されている。中継ノード94,104は、中継ノードとなる光伝送装置41である。ノードコントローラ95は、例えば中継ノード94,104における波長クロスコネクトなどの動作を制御する。光デマルチプレクサ96,106は、光伝送路から入力する光を受信機97,107ごとに分離する。図12には、一つの光デマルチプレクサ96,106に対して受信機97,107が一つずつ示されている。
受信機97,107は、受信端となる光伝送装置71である。受信機97,107は、LD、コヒーレント受信器、ADC及びRx−DSP(受信側ディジタルシグナルプロセッサ)を有していてもよい。LDは局発光源72である。コヒーレント受信器はイントラダイン受信用偏波ダイバシティ受光フロントエンド73である。ADCはADC74である。Rx−DSPはディジタル信号処理回路75である。重畳信号復調回路76は省略されている。
図12に示す光伝送システムによれば、送信機92,102が、重畳変調によって制御処理内容及び制御開始タイミングを中継ノード94,104または受信機97,107に通知する。そのため、送信機92,102は、中継ノード94,104または受信機97,107における制御処理内容及びその制御処理内容の開始タイミングを制御することができる。従って、光伝送システムにおける波長パスのダウンタイムを最小限に抑えることができる。
・制御タイミング同期方法の第1の適用例
例えば図12に示す光伝送システムにおいて、波長パスを運用している最中に、例えば波長パスの増設及び減設が繰り返された結果、波長利用の断片化が起こり、新しい波長パスをルーティングする自由度が減ってしまうことがある。これを解消するには、波長デフラグメンテーションを行って運用中の波長パスの波長を変更すればよい。波長を変更するにあたっては、波長パスの運用中であるため、波長パスのダウンを起こさないように迅速に行うのが望ましい。
そのためには、送信端、中継ノード及び受信端において、波長を変更する処理を同期させて行うことが要望される(例えば、Kyosuke Soneらによる「First Demonstration of Hitless Spectrum Defragmentation using Real−time Coherent Receivers in Flexible Grid Optical Networks」、ECOC 2012、paper Th.3.D.1、2012年9月19日)。上述した制御タイミング同期方法を実施することによって、送信端、中継ノード及び受信端において、波長を変更する処理の開始タイミングを同期させることができるため、波長パスのダウンタイムを最小限に抑えることができる。
・制御タイミング同期方法の第2の適用例
例えば図12に示す光伝送システムにおいて、波長パスを運用している最中に、例えば別の波長パスを増設したり減設したときに非線形効果やチャンネル間クロストークなどの影響によって波長パスの特性が変化し、最適な変調方式や誤り訂正符号が変わってしまうことがある。また、波長パスの送信波長を変更したときに非線形効果や光SNR(Signal to Noise Ratio)に変化が生じて波長パスの特性が変化し、最適な変調方式や誤り訂正符号が変わってしまうことがある。また、マルチキャスト伝送において、これまでよりも遠いノードまで配信することが要求された場合、最適な変調方式や誤り訂正符号が変わることがある。
変調方式や誤り訂正符号を変更する場合も、運用中の波長パスのダウンを起こさないようにするため、送信端及び受信端において変更する処理を同期させて行うことが要望される。上述した制御タイミング同期方法を実施することによって、送信端及び受信端において、変調方式や誤り訂正符号を変更する処理の開始タイミングを同期させることができるため、波長パスのダウンタイムを最小限に抑えることができる。主信号のビットレートを変更する場合も同様である。
・制御タイミング同期方法の第3の適用例
デジタルコヒーレントLSI(Large Scale Integration)は、自動イコライズ機能と波長選択機能を有するため、同じメーカーの同じ型番のLSIを搭載する受信機を用意することによって光伝送路の途中での傍受が可能となる。傍受を防ぐには、送信端と受信端とに同一の秘密鍵を設定し、送信端と受信端とを同時に初期化したスクランブル回路を適用すればよい。そうすることによって、初期化以降の傍受を事実上不可能なレベルまで困難にすることができる。
図13は、送信端における暗号化回路の一例を示す図である。図13に示すように、送信端となる光伝送装置において、Tx−DSP(送信側ディジタルシグナルプロセッサ)111は乱数源112、スクランブル回路113および重畳変調回路114を有していてもよい。
乱数源112は、非常に長い周期、例えば25年以上の周期で疑似乱数を生成する疑似乱数源回路であってもよい。Mersenne twister(メルセンヌツイスタ)は乱数源112の一例である。乱数源112には、ネットワークの運用者によって初期シードが設定される。スクランブル回路113は、乱数源112の出力に応じて送信波形データを暗号化する。重畳変調回路114は、スクランブル回路113から出力される暗号化された信号を、DSPではトラッキングできない速度で符号マッピング、位相または偏波などを変調してDACへ出力する。
図14は、受信端における暗号化回路の一例を示す図である。図14に示すように、受信端となる光伝送装置において、Rx−DSP(受信側ディジタルシグナルプロセッサ)121は初期化タイミング抽出回路122、乱数源123、重畳変調復調回路124及びデスクランブル回路125を有していてもよい。
乱数源123は、非常に長い周期、例えば25年以上の周期で疑似乱数を生成する疑似乱数源回路であってもよい。Mersenne twisterは乱数源123の一例である。乱数源123には、ネットワークの運用者によって初期シードが設定される。乱数源123は、初期化パルスの入力によって初期化されて動作をスタートまたはリスタートする。
重畳変調復調回路124には、ADCから、送信端の重畳変調回路114によって変調された信号が入力される。重畳変調復調回路124は、ADCから出力される信号を復調する。デスクランブル回路125は、送信端の乱数源112の出力に応じて、重畳変調復調回路124から出力される信号を復号して復元波形データを出力する。初期化タイミング抽出回路122は、重畳変調復調回路124から出力される信号から初期化のタイミングを抽出し、初期化パルスを乱数源123へ送信する。
ネットワークの運用者は、送信端の乱数源112と受信端の乱数源123とに同じ値の初期シードを設定する。そして、送信端の乱数源112及び重畳変調回路114がタイミングの初期化によって動作をスタートまたはリスタートすると、その初期化のタイミングが受信端の初期化タイミング抽出回路122によって抽出され、初期化パルスによって受信端の乱数源123が動作をスタートまたはリスタートする。
上述した制御タイミング同期方法を実施することによって、送信端の乱数源112及び重畳変調回路114が動作をスタートまたはリスタートするタイミングと、受信端の乱数源123が動作をスタートまたはリスタートするタイミングとを同期させることができる。それによって、傍受を事実上不可能なレベルまで困難にすることができる。
上述した各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)波長パスにおいて送信端となる第1の光伝送装置は、制御処理内容を通知する情報を主信号に重畳して送信し、前記情報の送信後、第1の期間待機し、前記第1の期間の待機後、制御開始タイミングを通知するメッセージを主信号に重畳して送信し、前記メッセージの送信後、第2の期間待機し、前記第2の期間の待機後、自装置の処理を前記制御処理内容に対応する処理に切り替え、前記波長パスにおいて前記第1の光伝送装置からの光信号を受信する第2の光伝送装置は、前記第1の光伝送装置から主信号に重畳されて送信される前記情報を取得し、前記情報に基づいて自装置で実施する処理がある場合、前記第1の光伝送装置から主信号に重畳されて送信される前記メッセージを検出するまで待機し、待機中に前記メッセージを検出すると前記第2の期間待機し、前記第2の期間の待機後、前記情報に対応する処理を実行することを特徴とする制御タイミング同期方法。
(付記2)前記第1の光伝送装置が前記情報を主信号に重畳して送信する前に、前記第1の光伝送装置と前記第2の光伝送装置との間でクロックの同期が確立していることを特徴とする付記1に記載の制御タイミング同期方法。
(付記3)前記第1の光伝送装置は、自装置のクロックまたは自装置のクロックを再生可能な信号を主信号に重畳して前記第2の光伝送装置へ送信することを特徴とする付記2に記載の制御タイミング同期方法。
(付記4)前記第1の光伝送装置は、光信号の強度、周波数または偏波状態を前記情報または前記メッセージに応じて変調することによって主信号に前記情報または前記メッセージを重畳することを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項に記載の制御タイミング同期方法。
(付記5)前記第1の光伝送装置は、前記制御処理内容に対応する処理として変調方式を切り替える処理を実行し、前記第2の光伝送装置は、前記情報に対応する処理として変調方式を切り替える処理を実行することを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の制御タイミング同期方法。
(付記6)前記第1の光伝送装置は、前記制御処理内容に対応する処理として送信波長を切り替える処理を実行し、前記第2の光伝送装置は、前記情報に対応する処理として送信波長を切り替える処理を実行することを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の制御タイミング同期方法。
(付記7)前記第1の光伝送装置は、前記制御処理内容に対応する処理として主信号の誤り訂正方式を切り替える処理を実行し、前記第2の光伝送装置は、前記情報に対応する処理として主信号の誤り訂正方式を切り替える処理を実行することを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の制御タイミング同期方法。
(付記8)前記第1の光伝送装置は、前記制御処理内容に対応する処理として主信号のビットレートを切り替える処理を実行し、前記第2の光伝送装置は、前記情報に対応する処理として主信号のビットレートを切り替える処理を実行することを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の制御タイミング同期方法。
(付記9)前記第1の光伝送装置は、前記制御処理内容に対応する処理として自装置のスクランブラのスタートまたはリスタートの動作を実行し、前記第2の光伝送装置は、前記情報に対応する処理として自装置のスクランブラのスタートまたはリスタートの動作を実行することを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の制御タイミング同期方法。
(付記10)波長パスにおいて送信端となる第1の光伝送装置と、前記波長パスにおいて前記第1の光伝送装置から送信される光信号を受信する第2の光伝送装置とを有し、前記第1の光伝送装置は、制御処理内容を通知する信号を生成する制御処理内容通知信号生成部と、制御開始タイミングを通知する信号を生成する制御開始タイミング通知信号生成部と、所定の期間待機する所定期間待機部と、自装置の処理を前記制御処理内容に対応する処理に設定する信号処理内容設定部と、を有し、前記制御処理内容通知信号生成部によって生成される前記制御処理内容を通知する信号を主信号に重畳して送信し、前記制御処理内容を通知する信号の送信後、前記所定期間待機部によって第1の期間待機し、前記第1の期間の待機後、前記制御開始タイミング通知信号生成部によって生成される前記制御開始タイミングを通知する信号を主信号に重畳して送信し、前記制御開始タイミングを通知する信号の送信後、前記所定期間待機部によって第2の期間待機し、前記第2の期間の待機後、自装置の処理を前記信号処理内容設定部によって設定される処理に切り替え、前記第2の光伝送装置は、主信号に重畳されて送信されてくる前記制御処理内容を通知する信号に基づいて、制御処理内容を通知する情報を取得する制御処理内容情報取得部と、前記制御処理内容情報取得部によって取得される前記情報に基づいて、自装置での処理の有無を判断する処理判断部と、主信号に重畳されて送信されてくる前記制御開始タイミングを通知する信号の検出を待機する制御開始タイミング通知信号待機部と、所定の期間待機する所定期間待機部と、自装置の処理を前記制御処理内容に対応する処理に設定する制御処理内容設定部と、を有し、前記制御処理内容情報取得部によって前記情報を取得し、前記処理判断部によって、前記情報に基づいて自装置での処理の有無を判断し、自装置での処理がある場合、前記制御開始タイミング通知信号待機部によって前記制御開始タイミングを通知する信号の検出を待機し、前記制御開始タイミング通知信号待機部によって待機中であるときに前記制御開始タイミングを通知する信号を検出すると、自装置の前記所定期間待機部によって前記第2の期間待機し、前記第2の期間の待機後、前記制御処理内容設定部によって前記情報に対応する処理を設定して実行することを特徴とする光伝送システム。
(付記11)前記第1の光伝送装置が前記制御処理内容を通知する信号を主信号に重畳して送信する前に、前記第1の光伝送装置と前記第2の光伝送装置との間でクロックの同期が確立していることを特徴とする付記10に記載の光伝送システム。
(付記12)前記第1の光伝送装置は、自装置のクロックまたは自装置のクロックを再生可能な信号を主信号に重畳して前記第2の光伝送装置へ送信することを特徴とする付記11に記載の光伝送システム。
(付記13)制御処理内容を通知する信号を生成する制御処理内容通知信号生成部と、制御開始タイミングを通知する信号を生成する制御開始タイミング通知信号生成部と、所定の期間待機する所定期間待機部と、自装置の処理を前記制御処理内容に対応する処理に設定する信号処理内容設定部と、を有し、前記制御処理内容通知信号生成部によって生成される前記制御処理内容を通知する信号を主信号に重畳して送信し、前記制御処理内容を通知する信号の送信後、前記所定期間待機部によって第1の期間待機し、前記第1の期間の待機後、前記制御開始タイミング通知信号生成部によって生成される前記制御開始タイミングを通知する信号を主信号に重畳して送信し、前記制御開始タイミングを通知する信号の送信後、前記所定期間待機部によって第2の期間待機し、前記第2の期間の待機後、自装置の処理を前記信号処理内容設定部によって設定される処理に切り替えることを特徴とする光伝送装置。
(付記14)自装置のクロックまたは自装置のクロックを再生可能な信号を主信号に重畳して送信することを特徴とする付記13に記載の光伝送装置。
(付記15)光信号の強度、周波数または偏波状態を情報またはメッセージに応じて変調することによって主信号に前記情報または前記メッセージを重畳することを特徴とする付記13または14に記載の光伝送装置。
(付記16)前記制御処理内容に対応する処理として変調方式、送信波長、主信号の誤り訂正方式もしくは主信号のビットレートを切り替える処理、または自装置のスクランブラのスタートもしくはリスタートの動作を実行することを特徴とする付記13乃至15のいずれか一項に記載の光伝送装置。
(付記17)主信号に重畳されて送信されてくる制御処理内容を通知する信号に基づいて、制御処理内容を通知する情報を取得する制御処理内容情報取得部と、前記制御処理内容情報取得部によって取得される前記情報に基づいて、自装置での処理の有無を判断する処理判断部と、主信号に重畳されて送信されてくる制御開始タイミングを通知する信号の検出を待機する制御開始タイミング通知信号待機部と、所定の期間待機する所定期間待機部と、自装置の処理を前記制御処理内容に対応する処理に設定する制御処理内容設定部と、を有し、前記制御処理内容情報取得部によって前記情報を取得し、前記処理判断部によって、前記情報に基づいて自装置での処理の有無を判断し、自装置での処理がある場合、前記制御開始タイミング通知信号待機部によって前記制御開始タイミングを通知する信号の検出を待機し、前記制御開始タイミング通知信号待機部によって待機中であるときに前記制御開始タイミングを通知する信号を検出すると、前記所定期間待機部によって、送信側が前記制御開始タイミングを通知する信号を送信してから、送信側の処理を前記制御処理内容に対応する処理に切り替えるまでの期間に等しい所定の期間待機し、前記所定の期間の待機後、前記制御処理内容設定部によって前記情報に対応する処理を設定して実行することを特徴とする光伝送装置。
(付記18)主信号に重畳されて送信されてくる、送信側のクロックまたは送信側のクロックを再生可能な信号を受信し、前記送信側のクロックまたは送信側のクロックを再生可能な信号に基づいて送信側との間でクロックの同期を確立することを特徴とする付記17に記載の光伝送装置。
(付記19)光信号の強度、周波数または偏波状態が前記情報またはメッセージに応じて変調されていることによって主信号に前記情報または前記メッセージが重畳されていることを特徴とする付記17または18に記載の光伝送装置。
(付記20)前記情報に対応する処理として変調方式、送信側の送信波長、主信号の誤り訂正方式もしくは主信号のビットレートを切り替える処理、または自装置のスクランブラのスタートもしくはリスタートの動作を実行することを特徴とする付記17乃至19のいずれか一項に記載の光伝送装置。
1 第1の光伝送装置
31,65 所定期間待機部
32 制御処理内容通知信号生成部
33 制御開始タイミング通知信号生成部
34 信号処理内容設定部
41,71 第2の光伝送装置
61 制御処理内容情報取得部
62 処理判断部
63 制御開始タイミング通知信号待機部
64 制御処理内容設定部

Claims (8)

  1. 波長パスにおいて送信端となる第1の光伝送装置は、
    制御処理内容を通知する情報を主信号に重畳して送信し、
    前記情報の送信後、第1の期間待機し、
    前記第1の期間の待機後、制御開始タイミングを通知するメッセージを主信号に重畳して送信し、
    前記メッセージの送信後、第2の期間待機し、
    前記第2の期間の待機後、自装置の処理を前記制御処理内容に対応する処理に切り替え、
    前記波長パスにおいて前記第1の光伝送装置からの光信号を受信する第2の光伝送装置は、
    前記第1の光伝送装置から主信号に重畳されて送信される前記情報を取得し、
    前記情報に基づいて自装置で実施する処理がある場合、前記第1の光伝送装置から主信号に重畳されて送信される前記メッセージを検出するまで待機し、
    待機中に前記メッセージを検出すると前記第2の期間待機し、
    前記第2の期間の待機後、前記情報に対応する処理を実行することを特徴とする制御タイミング同期方法。
  2. 前記第1の光伝送装置が前記情報を主信号に重畳して送信する前に、前記第1の光伝送装置と前記第2の光伝送装置との間でクロックの同期が確立していることを特徴とする請求項1に記載の制御タイミング同期方法。
  3. 前記第1の光伝送装置は、自装置のクロックまたは自装置のクロックを再生可能な信号を主信号に重畳して前記第2の光伝送装置へ送信することを特徴とする請求項2に記載の制御タイミング同期方法。
  4. 波長パスにおいて送信端となる第1の光伝送装置と、前記波長パスにおいて前記第1の光伝送装置から送信される光信号を受信する第2の光伝送装置とを有し、
    前記第1の光伝送装置は、
    制御処理内容を通知する信号を生成する制御処理内容通知信号生成部と、
    制御開始タイミングを通知する信号を生成する制御開始タイミング通知信号生成部と、
    所定の期間待機する所定期間待機部と、
    自装置の処理を前記制御処理内容に対応する処理に設定する信号処理内容設定部と、を有し、
    前記制御処理内容通知信号生成部によって生成される前記制御処理内容を通知する信号を主信号に重畳して送信し、
    前記制御処理内容を通知する信号の送信後、前記所定期間待機部によって第1の期間待機し、
    前記第1の期間の待機後、前記制御開始タイミング通知信号生成部によって生成される前記制御開始タイミングを通知する信号を主信号に重畳して送信し、
    前記制御開始タイミングを通知する信号の送信後、前記所定期間待機部によって第2の期間待機し、
    前記第2の期間の待機後、自装置の処理を前記信号処理内容設定部によって設定される処理に切り替え、
    前記第2の光伝送装置は、
    主信号に重畳されて送信されてくる前記制御処理内容を通知する信号に基づいて、制御処理内容を通知する情報を取得する制御処理内容情報取得部と、
    前記制御処理内容情報取得部によって取得される前記情報に基づいて、自装置での処理の有無を判断する処理判断部と、
    主信号に重畳されて送信されてくる前記制御開始タイミングを通知する信号の検出を待機する制御開始タイミング通知信号待機部と、
    所定の期間待機する所定期間待機部と、
    自装置の処理を前記制御処理内容に対応する処理に設定する制御処理内容設定部と、を有し、
    前記制御処理内容情報取得部によって前記情報を取得し、
    前記処理判断部によって、前記情報に基づいて自装置での処理の有無を判断し、
    自装置での処理がある場合、前記制御開始タイミング通知信号待機部によって前記制御開始タイミングを通知する信号の検出を待機し、
    前記制御開始タイミング通知信号待機部によって待機中であるときに前記制御開始タイミングを通知する信号を検出すると、自装置の前記所定期間待機部によって前記第2の期間待機し、
    前記第2の期間の待機後、前記制御処理内容設定部によって前記情報に対応する処理を設定して実行することを特徴とする光伝送システム。
  5. 制御処理内容を通知する信号を生成する制御処理内容通知信号生成部と、
    制御開始タイミングを通知する信号を生成する制御開始タイミング通知信号生成部と、
    所定の期間待機する所定期間待機部と、
    自装置の処理を前記制御処理内容に対応する処理に設定する信号処理内容設定部と、を有し、
    前記制御処理内容通知信号生成部によって生成される前記制御処理内容を通知する信号を主信号に重畳して送信し、
    前記制御処理内容を通知する信号の送信後、前記所定期間待機部によって第1の期間待機し、
    前記第1の期間の待機後、前記制御開始タイミング通知信号生成部によって生成される前記制御開始タイミングを通知する信号を主信号に重畳して送信し、
    前記制御開始タイミングを通知する信号の送信後、前記所定期間待機部によって第2の期間待機し、
    前記第2の期間の待機後、自装置の処理を前記信号処理内容設定部によって設定される処理に切り替えることを特徴とする光伝送装置。
  6. 自装置のクロックまたは自装置のクロックを再生可能な信号を主信号に重畳して送信することを特徴とする請求項5に記載の光伝送装置。
  7. 主信号に重畳されて送信されてくる制御処理内容を通知する信号に基づいて、制御処理内容を通知する情報を取得する制御処理内容情報取得部と、
    前記制御処理内容情報取得部によって取得される前記情報に基づいて、自装置での処理の有無を判断する処理判断部と、
    主信号に重畳されて送信されてくる制御開始タイミングを通知する信号の検出を待機する制御開始タイミング通知信号待機部と、
    所定の期間待機する所定期間待機部と、
    自装置の処理を前記制御処理内容に対応する処理に設定する制御処理内容設定部と、を有し、
    前記制御処理内容情報取得部によって前記情報を取得し、
    前記処理判断部によって、前記情報に基づいて自装置での処理の有無を判断し、
    自装置での処理がある場合、前記制御開始タイミング通知信号待機部によって前記制御開始タイミングを通知する信号の検出を待機し、
    前記制御開始タイミング通知信号待機部によって待機中であるときに前記制御開始タイミングを通知する信号を検出すると、前記所定期間待機部によって、送信側が前記制御開始タイミングを通知する信号を送信してから、送信側の処理を前記制御処理内容に対応する処理に切り替えるまでの期間に等しい所定の期間待機し、
    前記所定の期間の待機後、前記制御処理内容設定部によって前記情報に対応する処理を設定して実行することを特徴とする光伝送装置。
  8. 主信号に重畳されて送信されてくる、送信側のクロックまたは送信側のクロックを再生可能な信号を受信し、前記送信側のクロックまたは送信側のクロックを再生可能な信号に基づいて送信側との間でクロックの同期を確立することを特徴とする請求項7に記載の光伝送装置。
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