JPH06291754A - 同期切替制御方法 - Google Patents

同期切替制御方法

Info

Publication number
JPH06291754A
JPH06291754A JP5079507A JP7950793A JPH06291754A JP H06291754 A JPH06291754 A JP H06291754A JP 5079507 A JP5079507 A JP 5079507A JP 7950793 A JP7950793 A JP 7950793A JP H06291754 A JPH06291754 A JP H06291754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
node device
switching signal
retransmissions
cumulative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5079507A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Saito
裕人 斎藤
Ichiro Watanabe
一郎 渡辺
Hideo Kobayashi
英夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP5079507A priority Critical patent/JPH06291754A/ja
Publication of JPH06291754A publication Critical patent/JPH06291754A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現用・予備用の光ファイバ通信線を切り替え
る両ノード装置が同期切替を行うための同期切替制御方
法に関し、経済的なシステム構成で実現でき、さらに切
替信号の再送制御によって十分な信頼性を確保すること
を目的とする。 【構成】 切替区間の両ノード装置のうち切替信号を送
信するノード装置では、次ノード装置との間で切替信号
の送達確認と再送制御を行うとともに、両ノード装置間
における切替信号の最大伝送時間を求めてその切替タイ
ミングを制御する。切替区間内の各ノード装置では、切
替信号を中継するとともに、次ノード装置との間で切替
信号の送達確認と再送制御を行い、かつ切替信号の再送
に伴う累積再送回数を次ノード装置に伝送する。切替信
号を受信するノード装置では、伝達された累積再送回数
から切替信号を送信したノード装置の切替タイミングに
対する同期誤差時間を求めてその切替タイミングを制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現用および予備用の光
ファイバ通信線を介して縦属に接続される複数のノード
装置のうち、切替区間の両端に配置される両ノード装置
が同期切替を行うための同期切替制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、隣接するノード装置間における
同期切替制御方法の処理手順例を説明する図である。
【0003】図において、隣接するノード装置11a,
11bは、2本の光ファイバ通信線12a,12bと、
制御線13を介して接続される。ここで、図5(a) は光
ファイバ通信線12aを現用とし、光ファイバ通信線1
2bを予備用としている切替前の状態を示し、図5(d)
は現用と予備用を切り替えた状態を示す。現用の光ファ
イバ通信線がサービス提供中である場合には、両ノード
装置11a,11bでこの切り替えを同時に行う必要が
あり、そのために同期切替制御が必要となる。
【0004】以下、図5(b),(c) を参照し、切替信号が
ノード装置11aから制御線13を介してノード装置1
1bに伝送される場合における同期切替制御手順につい
て説明する。
【0005】切替信号の伝送には所定の時間がかかり、
またその送達確認も必要である。ノード装置11aで
は、切替信号の伝送に要する時間と、切替信号の送達確
認に要する時間を考慮し、切替信号の送信後その所要時
間を経てから実際の切り替えを行う。その所要時間は切
替用タイマに設定される。また、切替信号の送達確認は
ノード装置11bからの応答信号によって行うが、応答
信号が所定の再送間隔を越えても受信できない場合に切
替信号の再送を行う。その再送間隔は再送用タイマに設
定される。
【0006】ノード装置11bでは、切替信号を受信し
てから応答信号を送信し、ノード装置11aで送達確認
を行って実際の切り替えが行われるまでの時間を考慮
し、応答信号を送信後その所要時間を経てから実際の切
り替えを行う。その所要時間は切替用タイマに設定され
る。
【0007】従来の同期切替制御手順では、ノード装置
11aの切替用タイマおよび再送用タイマを切替信号の
送信と同時にスタートさせ、ノード装置11bからの応
答信号が受信されずに再送用タイマがタイムアウトした
場合に、切替用タイマおよび再送用タイマをリセットし
て切替信号の再送を行う。また、再送用タイマがタイム
アウトする前に応答信号が受信された場合には、切替用
タイマのタイムアウトによって切り替えを行う(図5
(b))。一方、ノード装置11bでは、切替信号を受信
し、応答信号の送信と同時に切替用タイマをスタートさ
せ、切替用タイマのタイムアウトによって切り替えを行
う(図5(c))。したがって、各ノード装置11a,11
bの切替用タイマを適宜設定することにより、ノード装
置11aとノード装置11bは同期切替を行うことが可
能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ファイバ
通信線を介して縦属に接続されるノード装置が複数ある
光ファイバ通信網では、その任意のノード装置間で現用
と予備用の光ファイバ通信線を切り替える必要が生じ
る。光ファイバ通信網は、例えば図6,図7に示すよう
に、複数のノード装置11a〜11eが2本の光ファイ
バ通信線12a,12bを介して接続されるものとす
る。
【0009】このような構成において、任意のノード装
置間における現用と予備用の光ファイバ通信線の同期切
替は、図6に示すように、切替信号を送信する切替制御
装置14に対して複数のノード装置11a〜11eを制
御線13a〜13eを介してスター状に接続し、切替区
間の両端のノード装置(例えば11b,11e)に同時
に切替信号を与え、各ノード装置がその切替信号に応じ
て切り替えを行えば、同期切替が可能となる。なお、図
6(a),(b) は、それぞれ切替前および切替後の状態を示
す。
【0010】しかし、この方法は、制御線がノード装置
の数に比例して多くなり、かつ各制御線の遅延量を正確
に調整する必要もあり、経済性の面から採用することは
難しい状況であった。
【0011】一方、図7に示すように、切替制御装置1
4に対して複数のノード装置11a〜11eを制御線1
3を介して縦属に接続し、切替区間の両端のノード装置
(例えば11b,11e)が切替制御装置14からの指
示に応じて切替信号を送受信し、上述した従来の同期切
替制御手順により切り替えを行う方法が考えられる。な
お、図7(a),(b) は、それぞれ切替前および切替後の状
態を示す。
【0012】しかし、この方法で問題となるのは、切替
区間に配置されるノード装置で切替信号の中継が必要な
ことと、中継を行うノード装置数に応じて切替信号の伝
送時間が変化することである。さらに、隣接するノード
装置間で切替信号の送達確認および再送を行う場合に
は、切替区間の両端のノード装置ではその間のノード装
置における再送状態を確認することができないことであ
る。
【0013】これらのことから、上述した従来の同期切
替制御手順を切替区間の両端のノード装置にそのまま適
用しても、各切替用タイマに設定する時間を確定するこ
とができず同期切替は不可能であった。
【0014】なお、切替信号を中継するノード装置では
切替信号の送達確認および再送を行わず、あくまでも切
替区間の両端のノード装置間で切替信号の送達確認およ
び再送を行う方法もある。しかし、この方法では誤りの
発生箇所に係わらず、切替区間の両端のノード装置間で
切替信号の再送が行われることになり、切替用タイマの
設定時間を長くしなければならない問題がある。すなわ
ち、中継ノード装置数が増えて切替信号の伝送効率が悪
化するのに伴い、同期切替に要する時間が長くなり、ま
た制御線の占有時間も長くなって他の制御に支障をきた
すことがあった。
【0015】本発明は、経済的なシステム構成により切
替区間の両端に配置される2つのノード装置が同期切替
を行うことができるとともに、切替信号の再送制御によ
って十分な信頼性を確保することができる同期切替制御
方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の同期切替制御方
法は、切替区間の両端に配置される2つのノード装置の
うち切替信号を送信するノード装置では、次ノード装置
との間で切替信号の送達確認と再送制御を行うととも
に、2つのノード装置間における切替信号の最大伝送時
間を求めてその切替タイミングを制御する。
【0017】切替区間内の各ノード装置では、切替信号
を中継するとともに、次ノード装置との間で切替信号の
送達確認と再送制御を行い、かつ切替信号の再送に伴う
累積再送回数を次ノード装置に伝送する。
【0018】2つのノード装置のうち切替信号を受信す
るノード装置では、伝達された累積再送回数から切替信
号を送信したノード装置の切替タイミングに対する同期
誤差時間を求めてその切替タイミングを制御する。
【0019】また、隣接するノード装置間で行われる再
送制御では、再送回数および累積再送回数が所定の最大
再送回数および最大累積再送回数を越えない範囲で、切
替信号を送信または転送した後に送達確認がとれないと
きに所定の再送間隔で行うものとし、再送回数が所定の
最大再送回数を越えた場合または累積再送回数が所定の
最大累積再送回数を越えた場合には切替中止とする。
【0020】さらに、切替信号を送信するノード装置で
は、切替信号の再送間隔および最大累積再送回数から求
まる最大累積再送時間と、切替区間内の各ノード装置に
おける切替信号の中継時間およびノード装置数から求ま
る延べ中継時間とを用いて切替信号の最大伝送時間を算
出し、切替信号を受信するノード装置では、最大累積再
送時間と、伝達された累積再送回数および再送間隔から
求まる実際の累積再送時間とを用いて、切替信号を送信
したノード装置の切替タイミングに対する同期誤差時間
を算出する。
【0021】
【作用】切替区間の一端のノード装置から切替信号を送
信し、切替区間内の各ノード装置を中継させ、切替区間
の他端のノード装置に伝送する。
【0022】その際に、隣接するノード装置間で切替信
号の再送制御を行うが、切替区間の最大累積再送回数を
規定し、かつ所定の再送間隔で切替信号の再送を行うこ
とにより、切替区間における切替信号の最大累積再送時
間を算出することができる。また、切替区間内の各ノー
ド装置における切替信号の中継時間とノード装置数とを
用いることにより、切替区間における切替信号の延べ中
継時間を算出することができる。切替区間の一端のノー
ド装置では、この最大累積再送時間と延べ中継時間か
ら、切替区間における切替信号の最大伝送時間を算出す
ることができる。
【0023】一方、切替区間の他端のノード装置では、
伝達された累積再送回数および再送間隔から求まる実際
の累積再送時間を算出することかでき、最大累積再送時
間から実際の累積再送時間を差し引くことにより、切替
信号を送信したノード装置の切替タイミングに対する同
期誤差時間を算出することができる。
【0024】したがって、切替区間の一端のノード装置
では、切替信号の送信タイミングを基準に切替信号の最
大伝送時間によって切替タイミングを制御し、他端のノ
ード装置では、切替信号の受信タイミングを基準に同期
誤差時間によって切替タイミングを制御することによ
り、両端のノード装置において同期切替を実現すること
ができる。
【0025】
【実施例】以下、図7に示す光ファイバ通信網の構成を
例にして本発明の同期切替制御方法について説明する。
すなわち、本実施例の説明では、ノード装置11bとノ
ード装置11eが切替信号を送受信し、現用の光ファイ
バ通信線12aと予備用の光ファイバ通信線12bの同
期切替を行うものとする。
【0026】切替制御装置14は、オペレータの指示に
よって同期切替に必要な切替開始情報を作成し、制御線
13およびノード装置11aを介してノード装置11b
に通知する。ノード装置11bは、この切替開始情報に
応じて作成した切替信号を制御線13に送出し、切替用
タイマをスタートさせる。この切替信号の構成は図1を
参照して説明し、ノード装置11bにおける処理手順は
図2を参照して説明する。
【0027】ノード装置11c,11d,11eは、受
信される切替信号に応じて対応する処理を行う。ノード
装置11c,11dにおける処理手順は図3および図4
を参照して説明する。ノード装置11eにおける処理手
順は図3を参照して説明する。
【0028】図1は、切替信号のフレームフォーマット
の一例および本発明による同期切替の概要を説明する図
である。図において、切替信号は、テキスト開始キャラ
クタSTXとテキスト終結キャラクタETXとの間に、
切替信号の送信元となるノード装置を識別する送信元識
別子(ノード装置11bのアドレス)と、切替信号の送
信先となるノード装置を識別する送信先識別子(ノード
装置11eのアドレス)と、隣接するノード装置間にお
ける切替信号の中継元と中継先を識別する中継元識別子
および中継先識別子と、各ノード装置における再送回数
を累積した累積再送回数その他の情報を有するデータと
を配置し、最後にパリティチェック用のパリティ符号を
配置した構成である。なお、切替信号の中継元識別子お
よび中継先識別子は、切替区間の各ノード装置を中継さ
れていく過程で順次書き替えられる。
【0029】また、切替信号を送信したノード装置では
応答信号の受信によって送達確認を行い、所定時間内に
応答信号が受信されないときに切替信号の再送を行うも
のとする。すなわち、再送間隔を一定とし、送信先から
の再送要求は行わないものとする。なお、隣接するノー
ド装置間における再送回数は、予め規定される最大再送
回数で制限される。また、切替区間の各ノード装置にお
ける再送回数は累積され、累積再送回数として切替信号
に含めて順次転送される。この累積再送回数も予め規定
される最大累積再送回数により制限される。したがっ
て、各ノード装置で最大再送回数の範囲内で再送が行わ
れていても、累積再送回数が最大累積再送回数を越えた
時点で切替処理は中止となる。
【0030】図2は、本発明の同期切替制御方法におけ
るノード装置11bの処理手順例を示すフローチャート
である。図において、ノード装置11bは切替開始情報
を受信すると、ノード装置11eまで切替信号の伝送に
要する最大伝送時間として、切替信号を送信してから切
り替えを行うまでの待時間(切替用タイマの設定値)を
計算し、それを切替用タイマに設定する。ここで、各ノ
ード装置で切替信号の中継に要する時間t、切替信号の
再送間隔tR 、切替区間で許容される最大累積再送回数
MAX が予め規定されるので、切替区間のノード装置数
nが与えられれば、切替用タイマの設定値TSTは、例え
ば TST=(n・t+RMAX・tR)+XS …(1) に基づいて算出することができる。なお、XS は切替タ
イミング定数であり、最大累積再送回数RMAX ととも
に、応答時間,信頼性の要求条件,切替中止を通知する
通信異常信号の転送時間を見込んで最適値が決められ
る。
【0031】また、切替用タイマの設定値TSTはその都
度計算しなくても、切替制御装置14に切替区間と切替
用タイマの設定値TSTとを対応付けたデータベースを備
え、切替区間に応じて検索し、切替開始情報に含めてノ
ード装置11bに通知するようにしてもよい。
【0032】次に、ノード装置11bは切替信号を作成
する。本実施例では、送信元識別子および中継元識別子
にノード装置11bのアドレスが設定され、送信先識別
子にノード装置11eのアドレスが設定され、中継先識
別子にノード装置11cのアドレスが設定される。ま
た、累積再送回数の初期値として「0」がセットされ
る。
【0033】ノード装置11bはこの切替信号を送信
し、切替用タイマおよび再送用タイマをスタートさせ
る。なお、再送用タイマには、切替信号の再送間隔tR
が設定される。
【0034】この切替信号が次のノード装置11cで正
常に受信され、それに応じてノード装置11cから送信
された応答信号がノード装置11bに受信されると、再
送用タイマをリセットし、切替用タイマのタイムアウト
を監視する。通信異常信号が受信されることなく切替用
タイマがタイムアウトすると、ノード装置11bはその
タイミングで光ファイバ通信線の現用予備用間の切り替
えを行う。
【0035】一方、ノード装置11bにおいて応答信号
が受信される前に再送用タイマがタイムアウトすると、
切替信号の再送となる。このとき、切替用タイマおよび
再送用タイマをリセットし、再送回数に「1」を加え
る。再送制御は、この再送回数が規定された最大再送回
数を越えるまで繰り返される。その間に応答信号が受信
された場合には、同様に切替用タイマのタイムアウトを
待って切り替えを行う。なお、再送ごとに切替用タイマ
がリセットスタートが繰り返されるので、その再送回数
は累積再送回数として次段に通知する必要はなく、ノー
ド装置11bから送信される切替信号に含まれる累積再
送回数は「0」のままである。
【0036】ノード装置11bにおいて再送回数が最大
再送回数を越えた場合、あるいは切替用タイマがタイム
アウトする前に通信異常信号が受信された場合には、切
替用タイマをリセットして切替動作を中止し、切替制御
装置14に通信異常を報告する。以上が切替信号を送信
するノード装置11bにおける同期切替手順である。
【0037】図3,図4は、本発明の同期切替制御方法
におけるノード装置11c,11dの処理手順例を示す
フローチャートである。図3において、ノード装置11
cは切替信号を受信すると、その誤りの有無をチェック
し、誤りがなければ中継先識別子が自装置アドレスか否
かを判定する。中継先識別子が自装置アドレスである場
合には、中継元識別子が示すノード装置11bに応答信
号を送信する。一方、切替信号に誤りがあるか中継先識
別子が自装置アドレスでない場合には、この切替信号を
廃棄する。したがって、切替信号を送信したノード装置
11bでは応答信号が受信されず、上述した再送制御が
行われる。
【0038】応答信号を送信したノード装置11cは、
送信先識別子が自装置アドレスか否かを判定する。送信
先識別子が自装置アドレスでない場合()には、図4
に示す切替信号の中継処理に移行する。すなわち、送信
先識別子は切替処理を行うノード装置11eのアドレス
になっており、ノード装置11cは切替信号の中継処理
のみを行う。
【0039】図4において、ノード装置11cは、切替
信号の送信元識別子および送信先識別子は書き替えず、
中継元識別子をノード装置11cのアドレスに書き替
え、中継先識別子をノード装置11dのアドレスに書き
替える。ノード装置11cはこの切替信号を転送し、再
送用タイマをスタートさせる。なお、この再送用タイマ
にも、切替信号の再送間隔tR が設定される。
【0040】この切替信号が次のノード装置11dで正
常に受信され、それに応じてノード装置11dから送信
された応答信号がノード装置11cに受信されると、再
送用タイマをリセットして中継処理を終了する。
【0041】一方、ノード装置11cにおいて応答信号
が受信される前に再送用タイマがタイムアウトすると、
切替信号の再送となる。このとき、再送用タイマをリセ
ットし、再送回数に「1」を加える。また、切替信号の
累積再送回数に「1」を加えて書き替える。再送制御
は、この再送回数が規定された最大再送回数を越えるま
で、あるいは累積再送回数が規定された最大累積再送回
数を越えるまで繰り返される。その間に応答信号が受信
された場合には、同様に再送用タイマをリセットして中
継処理を終了する。なお、このときノード装置11cか
らノード装置11dに転送される切替信号には、ノード
装置11cにおける累積再送回数が含まれる。
【0042】ノード装置11cにおいて再送回数が最大
再送回数を越えた場合、あるいは累積再送回数が最大累
積再送回数を越えた場合には、切替信号の中継動作を中
止し、通信異常信号をノード装置11b宛に送信する。
なお、ノード装置11cでは、再送回数と累積再送回数
は同じ値を示し、再送回数が最大再送回数を越える前に
累積再送回数が最大累積再送回数を越えることはない。
【0043】ノード装置11dにおいても同様に、ノー
ド装置11eに対して切替信号の中継処理が行われる。
ただし、ノード装置11dでは、再送回数が最大再送回
数を越える前に累積再送回数が最大累積再送回数を越え
ることがある。そのときノード装置11dから送信され
るノード装置11b宛の通信異常信号は、ノード装置1
1cでそのまま中継される。以上が切替信号を転送する
ノード装置11c,11dにおける中継処理手順であ
る。
【0044】図3は、本発明の同期切替制御方法におけ
るノード装置11eの処理手順を示すフローチャートで
ある。図において、ノード装置11eが切替信号を受信
してから、その送信先識別子が自装置アドレスか否かを
判定するまでは上述した通りである。送信先識別子が自
装置アドレスである場合には、切替信号の受信処理に移
行する。すなわち、送信先識別子は切替処理を行うノー
ド装置11eになっており、ノード装置11eは切替信
号に基づく同期切替制御を開始する。
【0045】ノード装置11eは、切替信号から累積再
送回数を検出し、その累積再送回数から求まる累積再送
時間に応じて、切替信号を受信してから切り替えを行う
までの待時間(切替用タイマの設定値)を計算し、それ
を切替用タイマに設定する。すなわち、切替信号を送信
するノード装置11bでは、切替用タイマの設定値の中
に最大累積再送回数から求まる最大累積再送時間(R
MAX・tR)が計上されており、ノード装置11eがノー
ド装置11bと同期切替を行うためには、累積再送回数
から求まる実際の累積再送時間を最大累積再送時間から
差し引いた値を切替用タイマの設定値とすればよい。
【0046】したがって、切替信号の再送間隔tR 、切
替区間で許容される最大累積再送回数RMAX が予め規定
されるので、切替区間における累積再送回数RS を用い
て、切替用タイマの設定値TRTは、例えば TRT=(RMAX−RS)tR +XR …(2) に基づいて算出することができる。なお、XR は切替タ
イミング定数であり、切替信号の送信側のノード装置1
1bとの処理時間の誤差を吸収する値が設定される。以
上が切替信号を受信するノード装置11eにおける同期
切替手順である。
【0047】このように、切替信号を送受信するノード
装置11b,11eにおいて、切替信号の送受信タイミ
ングを基準に、 (1)式および (2)式で求まる切替用タイ
マの設定値TST,TRTに応じてそれぞれの切替タイミン
グを制御することにより、切替区間のノード装置数や各
ノード装置における再送回数に影響されずに同期切替を
行うことができる。
【0048】なお、本実施例では、切替信号を中継する
ノード装置が2つの場合について説明したが、0または
1、または3以上の場合でも予め規定する値を適宜設定
することにより、切替区間の両端のノード装置で同期切
替を行うことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数のノ
ード装置を縦属に接続した光ファイバ通信網において、
切替区間の一端のノード装置から切替信号を送信し、切
替区間内の各ノード装置を中継させ、切替区間の他端の
ノード装置に伝送する。このとき隣接するノード装置間
で切替信号の再送制御を行うが、切替区間全体にわたる
切替信号の累積再送時間の上限を決め、切替信号を受信
するノード装置に累積再送回数を通知して再送に伴う同
期誤差を吸収することにより、切替区間の両端のノード
装置で切替信号の送受信タイミングを基準にそれぞれの
切替タイミングを同期制御することができる。すなわ
ち、光ファイバ通信網の各ノード装置を接続する制御線
を介して切替信号を順次転送する簡単なシステム構成
で、任意のノード装置間の同期切替を実現することがで
きる。
【0050】また、隣接するノード装置間で切替信号の
再送制御が行われるので、効率的で十分な信頼性を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切替信号のフレームフォーマットの一例および
本発明による同期切替の概要を説明する図。
【図2】本発明の同期切替制御方法におけるノード装置
11bの処理手順例を示すフローチャート。
【図3】本発明の同期切替制御方法におけるノード装置
11c,11d,11eの処理手順例を示すフローチャ
ート。
【図4】本発明の同期切替制御方法におけるノード装置
11c,11dの処理手順例を示すフローチャート。
【図5】隣接するノード装置間における同期切替制御方
法の処理手順例を説明する図。
【図6】光ファイバ通信網における任意のノード装置間
の同期切替例を説明する図。
【図7】光ファイバ通信網における任意のノード装置間
の同期切替例を説明する図。
【符号の説明】
11a〜11e ノード装置 12a,12b 光ファイバ通信線 13 制御線 14 切替制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現用および予備用の光ファイバ通信線を
    介して縦属に接続される複数のノード装置のうち、切替
    区間の両端に配置される2つのノード装置が切替信号を
    送受信し、その送受信タイミングを基準にそれぞれの切
    替タイミングを制御して同期切替を行う同期切替制御方
    法において、 前記2つのノード装置のうち切替信号を送信するノード
    装置では、次ノード装置との間で切替信号の送達確認と
    再送制御を行うとともに、前記2つのノード装置間にお
    ける切替信号の最大伝送時間を求めてその切替タイミン
    グを制御し、 前記2つのノード装置間に配置される各ノード装置で
    は、前記切替信号を中継するとともに、次ノード装置と
    の間で切替信号の送達確認と再送制御を行い、かつ切替
    信号の再送に伴う累積再送回数を次ノード装置に伝送
    し、 前記2つのノード装置のうち切替信号を受信するノード
    装置では、伝達された累積再送回数から切替信号を送信
    したノード装置の切替タイミングに対する同期誤差時間
    を求めてその切替タイミングを制御することを特徴とす
    る同期切替制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の同期切替制御方法にお
    いて、 隣接するノード装置間で行われる再送制御は、再送回数
    および累積再送回数が所定の最大再送回数および最大累
    積再送回数を越えない範囲で、切替信号を送信または転
    送した後に送達確認がとれないときに所定の再送間隔で
    行うものとし、再送回数が所定の最大再送回数を越えた
    場合または累積再送回数が所定の最大累積再送回数を越
    えた場合には切替中止とし、 切替信号を送信するノード装置では、切替信号の再送間
    隔および最大累積再送回数から求まる最大累積再送時間
    と、切替区間内の各ノード装置における切替信号の中継
    時間およびノード装置数から求まる延べ中継時間とを用
    いて切替信号の最大伝送時間を算出し、 切替信号を受信するノード装置では、前記最大累積再送
    時間と、伝達された累積再送回数および前記再送間隔か
    ら求まる実際の累積再送時間とを用いて、切替信号を送
    信したノード装置の切替タイミングに対する同期誤差時
    間を算出することを特徴とする同期切替制御方法。
JP5079507A 1993-04-06 1993-04-06 同期切替制御方法 Pending JPH06291754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5079507A JPH06291754A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 同期切替制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5079507A JPH06291754A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 同期切替制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06291754A true JPH06291754A (ja) 1994-10-18

Family

ID=13691866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5079507A Pending JPH06291754A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 同期切替制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06291754A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013048349A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Fujitsu Telecom Networks Ltd 光伝送装置および光レベル調整方法
JP2014179864A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Fujitsu Ltd 制御タイミング同期方法、光伝送システム及び光伝送装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013048349A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Fujitsu Telecom Networks Ltd 光伝送装置および光レベル調整方法
JP2014179864A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Fujitsu Ltd 制御タイミング同期方法、光伝送システム及び光伝送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE49808E1 (en) Method and apparatus for seamless handover in a wireless communication network
KR100302050B1 (ko) 데이터 단말장치들간의 신호 메시지 교환 제어 장치 및 방법
KR100340720B1 (ko) 오류발생 패킷 데이터의 재전송 장치 및 방법
JP3119870B2 (ja) ファクシミリ―セルラ電話システム用インタフェース
US6097731A (en) Data retransmission method used in confirmation information transmissions
US6081568A (en) Method and system for automatic setting of optimum number of waiting frames in automatic repeat request protocol
JP3727198B2 (ja) ゲートウェイ装置
JPH06291754A (ja) 同期切替制御方法
JPH0522488A (ja) 画像通信装置
JPH0567092B2 (ja)
JP2006191368A (ja) ネットワーク伝送装置
JPH05122278A (ja) 交換機の端末制御方式
JP2934279B2 (ja) 移動通信パケット転送制御方式
KR100678154B1 (ko) 데이터 전송 시스템에서 선택적 자동 재전송 및 수신 방법
JPH0650862B2 (ja) データ通信制御方法
JPS63146635A (ja) デ−タリンク制御方式
KR100251701B1 (ko) 네트웍에서의 채널정보 관리 알고리즘
JP2544481B2 (ja) 通信制御方式
JPS63272240A (ja) 通信システム
JPH04273736A (ja) パケット通信システムおよびパケット再送装置
KR100281089B1 (ko) 교환국과 홈위치등록기 간의 데이터 전송방법
JP2001177560A (ja) データ配信システムならびにデータ配信システムにおける結果通知装置および配信結果通知方法
JPH04124933A (ja) 順次同報データ検証方式
JPS6116651A (ja) マルチリンク通信処理方式
JP2796617B2 (ja) 通信分岐装置