JP2017098675A - 光伝送方法および光伝送装置 - Google Patents

光伝送方法および光伝送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017098675A
JP2017098675A JP2015227020A JP2015227020A JP2017098675A JP 2017098675 A JP2017098675 A JP 2017098675A JP 2015227020 A JP2015227020 A JP 2015227020A JP 2015227020 A JP2015227020 A JP 2015227020A JP 2017098675 A JP2017098675 A JP 2017098675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
light source
optical
base station
optical transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015227020A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6739073B2 (ja
Inventor
中沢 正隆
Masataka Nakazawa
正隆 中沢
勝美 岩月
Katsumi Iwatsuki
岩月  勝美
俊彦 廣岡
Toshihiko Hirooka
俊彦 廣岡
吉田 真人
Masato Yoshida
真人 吉田
恵介 葛西
Keisuke Kasai
恵介 葛西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku University NUC
Original Assignee
Tohoku University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku University NUC filed Critical Tohoku University NUC
Priority to JP2015227020A priority Critical patent/JP6739073B2/ja
Publication of JP2017098675A publication Critical patent/JP2017098675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6739073B2 publication Critical patent/JP6739073B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】基地局ベースバンド部とアンテナ無線部との間で無線信号を、光ファイバを介して高速且つ低遅延で伝送でき、簡便な構成で且つ経済性の高い光伝送方法及び光伝送装置を提供する。【解決手段】基地局ベースバンド部1とアンテナ無線部2との間で無線信号を、光ファイバ3を介して伝送させる。基地局ベースバンド部1に配置されたレーザ光源11を、アンテナ無線部2への下り信号の伝送用光源として用いると共に、アンテナ無線部2からの上り信号の受信用局発光源として用いる。アンテナ無線部2に配置されたレーザ光源21を、基地局ベースバンド部1への上り信号の伝送用光源として用いると共に、基地局ベースバンド部1からの下り信号の受信用局発光源として用いる。【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルコヒーレント光伝送技術ならびに光アクセスネットワークを用いて、基地局とアンテナとの間で高速な無線信号を、光ファイバを介して伝送させるための伝送方法及び光伝送装置に関するものである。
モバイルデータトラフィックが今後10年間に1000倍へ増大すると予測されている中で、次世代の5Gに向けてスモールセル化による周波数利用効率とエネルギー利用効率の向上が課題となっている。スモールセル化を実現するためには、各セルに配置された分散アンテナのリモート無線ヘッド(RRH: Remote Radio Head)と基地局の信号処理ユニット(BBU: Base Band Unit)とを光ファイバで結び、無線信号を光に重畳して伝送するモバイルフロントホール伝送技術が重要な基盤となる(例えば、非特許文献1参照)。
無線信号を光に重畳して伝送する手法としては、従来からアナログRoF(Radio over Fiber)が知られている。しかしながら、光ファイバ伝送で生じるフェージングや歪み等による無線信号の劣化によって、その適用範囲が大きく制限されている。また、サブキャリア伝送であるために、大容量伝送が難しい。この欠点を克服したデジタルRoFとして、CPRI(Common Public Radio Interface)方式が無線アクセスのリモート収容に広く用いられている(例えば、非特許文献2参照)。しかしながら、デジタルRoFでは、無線信号をデジタルサンプリングして光ファイバ伝送するため、一般に無線信号速度の16倍以上の光伝送帯域が要求される。10 Gbit/s程度の通信速度が想定される5G等の無線アクセスでは、光伝送帯域が100 Gbit/s以上となり、従来のOOK(On-Off Keying)方式では対応が困難である。
一方、近年の光通信では、光の振幅と位相の両方に多値の情報を乗せるデジタルコヒーレント光伝送技術が急速に進展している。例えば、4値の位相を用いるQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式と偏波多重とを組み合わせることにより、25 Gbaudのシンボルレートで100 Gbit/sの伝送容量を実現することが出来る。100 Gbit/sのデジタルコヒーレント伝送システムは既に商用化され、基幹伝送系への導入が始まっている(例えば、非特許文献3参照)。また、デジタルコヒーレント伝送技術は、その復調においてデジタル信号処理回路(DSP: Digital Signal Processor)を用いることから、DSPによりファイバ中の分散・非線形補償あるいは適応等化が容易に実現できるなど、複雑な伝送制御をDSPで実装できる点も優れた特徴である。
このような特徴から、将来予想される光・無線アクセスネットワークのさらなる大容量化・高度化に対応するために、モバイルフロントホールにおいてもデジタルコヒーレント伝送を適用することに高い関心が寄せられている。
China Mobile Research Institute, "C-RAN The Road Towards Green RAN", White Paper CPRI、"Specification 仕様の概略"、[online]、[平成27年11月17日検索]、インターネット〈URL:http://www.cpri.info/jp/spec.html〉 E. Yamazaki, S. Yamanaka, Y. Kisaka, T. Nakagawa, K. Murata, E. Yoshida, T. Sakano, M. Tomizawa, Y. Miyamoto, S. Matsuoka, J. Matsui, A. Shibayama, J. Abe, Y. Nakamura, H. Noguchi, K. Fukuchi, H. Onaka, K. Fukumitsu, K. Komaki, O. Takeuchi, Y. Sakamoto, H. Nakashima, T. Mizuochi, K. Kubo, Y. Miyata, H. Nishimoto, S. Hirano, and K. Onohara, "Fast optical channel recovery in field demonstration of 100-Gbit/s Ethernet over OTN using real-time DSP", Opt. Express, 2011, vol. 19, pp. 13179-13184
デジタルコヒーレント伝送技術をモバイルフロントホールへ適用するためには、要求されるロスバジェット(許容光損失)・伝送距離等の仕様が基幹系とは大きく異なることに留意するとともに、システムの経済性を高めるため、できるだけ簡便な構成で送受信系を構築することが重要となる。低コスト化を図るためには、特に光部品点数をできるだけ削減することが求められる。しかしながら、デジタルコヒーレント伝送は、送信用光源に加えて受信側で局発光源が必要であり、上り回線・下り回線の各送受信を合計すると1チャネルあたり4台の光源が必要となるという問題点が存在する。
また、光・無線アクセスネットワークにおいては、基地局間での複雑で高精度な協調動作が必要とされることから、伝搬ならびに信号処理に伴う遅延を出来るだけ抑制することが要求されている。複雑な伝送制御はDSPによりできるが、その一方で低遅延化・低消費電力化の観点からは、データ信号と局発光との位相同期のような負荷の大きい処理は簡便な光回路で実現することが望ましい。
本発明は、このような課題を解決するためのものであり、簡便な構成で且つ経済性の高い光伝送方法および光伝送装置(超高速モバイルフロントホール伝送システム)を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明に係る光伝送方法は、基地局ベースバンド部とアンテナ無線部との間で無線信号を、光ファイバを介して伝送させるための光伝送方法であって、前記基地局ベースバンド部に配置されたレーザ光源を、前記アンテナ無線部への下り信号の伝送用光源として用いると共に、前記アンテナ無線部からの上り信号の受信用局発光源として用い、前記アンテナ無線部に配置されたレーザ光源を、前記基地局ベースバンド部への上り信号の伝送用光源として用いると共に、前記基地局ベースバンド部からの下り信号の受信用局発光源として用いる。
また、本発明に係る光伝送方法において、前記基地局ベースバンド部および/または前記アンテナ無線部で、注入同期法又は光位相同期ループを用いて、信号光と局発光との間の光位相同期を行ってもよい。さらに、本発明に係る光伝送方法において、信号光の送信側でデータ信号にパイロットトーンを重畳し、前記信号光の受信側で前記パイロットトーンを介して前記信号光と局発光との間の位相を同期させてもよい。
本発明に係る光伝送装置は、基地局ベースバンド部とアンテナ無線部との間で無線信号を光ファイバを介して伝送させるための光伝送装置であって、前記基地局ベースバンド部に配置されたレーザ光源が、前記アンテナ無線部への下り信号の伝送用光源であると共に、前記アンテナ無線部からの上り信号の受信用局発光源であり、前記アンテナ無線部に配置されたレーザ光源が、前記基地局ベースバンド部への上り信号の伝送用光源であると共に、前記基地局ベースバンド部からの下り信号の受信用局発光源である。また、本発明に係る光伝送装置において、前記アンテナ無線部に配置された前記レーザ光源は、外部から光を注入できる構造を有し、注入同期によって信号光と局発光との間の位相を同期するよう構成されていてもよい。さらに、本発明に係る光伝送装置において、前記基地局ベースバンド部及び前記アンテナ無線部のそれぞれに、信号光と局発光との間の位相を同期させるための電圧制御型発振器及び光位相同期ループが配置されていてもよい。
本発明に係る光伝送方法及び光伝送装置は、1台のレーザで送信用光源と局発光源の両方の役割を担わせることにより、光源を有効利用できると同時に、受信器での位相同期を光回路で実現することができる。これにより、BBU-RRH間で高速な無線信号を低遅延で接続することが可能となり、スモールセルを効率よくアクセスネットワークに収容することが可能となる。従って、簡便な構成で且つ経済性の高い光伝送方法および光伝送装置(超高速モバイルフロントホール伝送システム)を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における光伝送装置(ホモダイン方式)を示すブロック構成図である。 本発明の第1の実施の形態における光伝送装置の、下り信号の周波数配置を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態における光伝送装置(ヘテロダイン方式)を示すブロック構成図である。 本発明の第3の実施の形態における光伝送装置(ホモダイン方式)を示すブロック構成図である。 本発明の第3の実施の形態における光伝送装置の、ヘテロダイン方式を用いる変形例を示すブロック構成図である。 図5に示す光伝送装置の、(a)下り信号の周波数配置、(b)RRHにおけるヘテロダイン検波の方法、(c)上り信号の周波数配置、(d)BBUにおけるヘテロダイン検波の方法を示す説明図である。 本発明の第4の実施の形態における光伝送装置(ホモダイン方式)を示すブロック構成図である。 本発明の第4の実施の形態における光伝送装置の、ヘテロダイン方式を用いる変形例を示すブロック構成図である。 本発明の第5の実施の形態における光伝送装置を示すブロック構成図である。 図9に示す光伝送装置の、(a)下り信号の周波数配置、(b)上り信号の周波数配置を示す説明図である。 本発明の第6の実施の形態における光伝送装置を示すブロック構成図である。
コヒーレント伝送における受信方式には、ホモダイン検波とヘテロダイン検波とがある。具体的には、信号光と局発光の周波数が等しい場合をホモダイン検波、異なる場合をヘテロダイン検波と呼ぶ。ホモダイン方式は、中間周波数帯にダウンコンバートした際、その帯域がヘテロダイン方式に比べて半分となり、それに伴い雑音帯域も半分となるため、受信感度がヘテロダイン方式より3 dB改善される。また、光検出器の帯域に関しても、ヘテロダイン方式では信号帯域に加え、セルフビート信号の分だけ広くとる必要があるのに対して、ホモダイン方式では信号帯域の半分だけで良い。一方、ホモダイン方式は、局発光の周波数だけではなく位相も安定化させるために、高精度な位相同期が必要となる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態における光伝送装置の構成を、図1に示す。本実施形態では、コヒーレント検波としてホモダイン方式を用いる。例えば、基地局の信号処理ユニットなどの基地局ベースバンド部(以下、BBUと称する)1は、レーザ光源11、IQ変調器12、光周波数シフタ13、90度光ハイブリッド回路14、平衡光検出器15、A/D変換器16、デジタル信号処理回路(DSP: Digital Signal Processor)17、D/A変換器18を備える。一方、例えば、アンテナのリモート無線ヘッドなどのアンテナ無線部(以下、RRHと称する)2は、レーザ光源21、IQ変調器22、光周波数シフタ23、90度光ハイブリッド回路24、平衡光検出器25、A/D変換器26、デジタル信号処理回路(DSP: Digital Signal Processor)27、D/A変換器28、光増幅器29、光フィルタ30、光サーキュレータ31を備える。
レーザ光源11および21は、それぞれ光周波数f1、f2(f1≠f2)で発振している。レーザ光源11から出力される光は2分岐され、一方はBBU1からRRH2への下り回線用の信号光として、もう一方はRRH2からBBU1へ伝送してきた上り信号の受信に必要な局発光として、それぞれ用いる。前者は、IQ変調器12によってデータ変調される。ここでIQ変調器12は、ベースバンド信号Ix, Qx, Iy, Qyで駆動され、偏波多重機能を備えている。あるいは2台のIQ変調器12を用い、1台をIx, Qx、もう1台をIy, Qyでデータ変調し、その後両者を偏波多重させてもよい。ベースバンド信号は、必要に応じて高周波増幅器で増幅した後、IQ変調器12に供給してもよい。ここで、データ信号からDfだけ離れた周波数にパイロットトーンを立てておく。その結果、信号光は、周波数f1のデータ信号および周波数f2のパイロットトーンで構成される。下り信号のデータとパイロットトーンの周波数配置を、図2に示す。図2では、f1 > f2とし、f1−f2 = Dfとおいているが、f1とf2の大小関係は問わない。
パイロットトーン信号が重畳された信号光は、光ファイバ伝送路3を伝送し、RRH2で受信される。RRH2ではまず、伝送後の信号光を2分岐し、一方は90度光ハイブリッド回路24および平衡光検出器25で構成されるホモダイン検波回路へ入力される。もう一方は、光フィルタ30によってパイロットトーン信号を抽出され、これを必要に応じて光増幅器29で増幅した後、光サーキュレータ31を介してレーザ光源21に注入する。パイロットトーンが十分なパワーを有し、且つその周波数がレーザ光源21の発振周波数に十分近いとき(正確には、パイロットトーンのパワー及び周波数が、レーザ光源21のロッキングレンジの範囲にあるとき)、注入同期現象により、レーザ光源21の位相はパイロットトーンの位相、即ち下り信号光の位相に同期する。
注入同期されたレーザ光源21は、その出力をレーザ光源11と同様に2分岐し、一方はRRH2からBBU1への上り回線用の信号光として、もう一方はBBU1からRRH2へ伝送してきた下り信号の受信に必要な局発光として、それぞれ用いる。後者は、光サーキュレータ31および光周波数シフタ23を介してその周波数をf1にシフトさせた後、下り信号光とともに、90度光ハイブリッド回路24および平衡光検出器25で構成されるホモダイン検波回路へ入力する。ホモダイン検波された信号は、A/D変換器26でデジタル信号に変換され、DSP回路27で偏波分離、復調、適応等化等の信号処理を行った後、D/A変換器28で再びアナログ信号へ変換され、データ信号Ix, Qx, Iy, Qyが出力される。
一方上り信号については、RRH2において、BBU1と同様に、レーザ光源21の出力をIQ変調器22によってデータ変調および偏波多重する。なお、このとき、データ信号にはパイロットトーンを重畳させてなくてよい。信号光は、光ファイバ伝送路3を伝送し、BBU1で受信される。BBU1では、レーザ光源11から分岐された周波数f1の光を光周波数シフタ13でf2に変換したものを局発光として、BBU1からRRH2への下り回線用の信号光を、90度光ハイブリッド回路14および平衡光検出器15を用いてホモダイン検波する。2つのレーザ光源11、21は、RRH2における注入同期によって既に位相が互いに同期されているため、BBU1においては、光位相同期回路は不要である。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態における光伝送装置の構成を、図3に示す。本構成は、図1とほぼ同一であるため、図1と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。本構成では、BBU1およびRRH2における局発光は、それぞれレーザ光源11および21から、光周波数シフタ13、23を介さずそのままヘテロダイン検波回路19および32に供給される。即ち、BBU1では信号光および局発光の周波数がそれぞれf1、f2、RRH2ではそれぞれf2、f1となり、ヘテロダイン検波を行っている。
本構成では、光周波数シフタを必要とせず、またコヒーレント検波回路の構成も簡便化できるため、光部品点数が削減され、コストも低減できる。その一方で、ヘテロダイン検波方式は、ホモダイン検波に比べて受信感度が3 dB劣化するため、ロスバジェットの確保に注意を要する。また、上りと下りで信号スペクトルが重ならないようにするためには、復調帯域を信号帯域と比べて少なくともIF周波数(Df)分だけ広げる必要がある。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態における光伝送装置の構成を、図4に示す。本構成は、光位相同期の手法として、注入同期ではなくOVCO(Optical Voltage Controlled Oscillator)方式に基づいた光位相同期ループ(OPLL: Optical Phase-Locked Loop)を用いる。BBU1は、図1の光周波数シフタ13の代わりに、復調されたベースバンド信号からパイロットトーンを抽出するための狭帯域フィルタ42、発振器43、ミキサ44、フィードバック回路45、電圧制御型発振器(VCO: Voltage Controlled Oscillator)46、および光位相変調器41で構成されるOPLL回路、ならびに中心周波数がf2に設定された光フィルタ47を備える。同様にRRH2は、図1の光周波数シフタ23、光増幅器29、光フィルタ30、光サーキュレータ31の代わりに、復調されたベースバンド信号からパイロットトーンを抽出するための狭帯域フィルタ52、発振器53、ミキサ54、フィードバック回路55、VCO56、および光位相変調器51で構成されるOPLL回路、ならびに中心周波数がf1に設定された光フィルタ57を備える。
下り信号をRRH2でホモダイン検波するには、まず予め狭帯域フィルタ52によって復調後のIF信号からパイロットトーンを抽出し、必要に応じてこれを増幅する。IF信号の位相は、ミキサ(DBM: Double Balanced Mixer)54において、基準となる外部発振器53(発振周波数Df)の信号の位相と比較され、その差が誤差電圧信号として検出される。この誤差信号を、フィードバック回路(ループフィルタ)55を介してVCO56に帰還することにより、IF信号は常に基準信号と同期した高安定な信号となる。最後に、レーザ光源21の出力光を、VCO56からの出力信号で駆動される光位相変調器51により位相変調し、そのサイドバンド1本を光フィルタ57で抽出し、これを局発光として用いる。上り信号をBBU1でホモダイン検波する場合も同様に、まず狭帯域フィルタ42によって復調後のIF信号からパイロットトーンを抽出し、必要に応じてこれを増幅する。IF信号の位相は、ミキサ44において、基準となる外部発振器43(発振周波数Df)の信号の位相と比較され、その差が誤差電圧信号として検出される。この誤差信号を、フィードバック回路(ループフィルタ)45を介してVCO46に帰還することにより、IF信号を基準信号と同期させる。最後に、レーザ光源11の出力光を、VCO46からの出力信号で駆動される光位相変調器41により位相変調し、そのサイドバンド1本を光フィルタ47で抽出し、これを局発光として用いる。注入同期を用いた第1の実施形態とは異なり、上り信号は周波数f2の信号光と同時に周波数f1のパイロットトーンを送る必要がある。
本実施形態において、コヒーレント検波としてヘテロダイン方式を用いる場合の構成を、図5に示す。尚、本変形例では、図3と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。また、本変形例のデータ信号とパイロットトーンの周波数配置およびレーザ周波数との対応関係を、図6に示す。ホモダイン方式の場合との違いとして、図6(a)、(c)に示すように、データ信号とパイロットトーンとの間には、Dfではなく2Dfの周波数間隔を設けている。RRH2で下り信号をヘテロダイン検波するには、図6(b)に示すように、レーザ光源21を光位相変調器51で位相変調して得られるサイドバンドのうち、周波数f2+Df、即ちf1-Dfの成分を光フィルタ57で抽出し、これを局発光としてヘテロダイン検波を行う。同様に、BBU1で上り信号をヘテロダイン検波するには、図6(d)に示すように、レーザ光源11を光位相変調器41で位相変調して得られるサイドバンドのうち、周波数f1-Df、即ちf2+Dfの成分を光フィルタ47で抽出し、これを局発光として用いる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態における光伝送装置の構成を、図7に示す。本構成は、第3の実施形態(図4)において、OPLLの機能の一部をデジタル信号処理で実現したものである。具体的には、BBU1においては、狭帯域フィルタ42、発振器43、ミキサ44の3つのアナログ回路で実現していた位相比較をDSP17上で行い、得られた誤差信号(デジタル信号)をD/A変換し、フィードバック回路(ループフィルタ)45を介してVCO46に帰還させている。また、RRH2においては、狭帯域フィルタ52、発振器53、ミキサ54の3つのアナログ回路で実現していた位相比較をDSP27上で行い、得られた誤差信号(デジタル信号)をD/A変換し、フィードバック回路(ループフィルタ)55を介してVCO56に帰還させている。これにより、図4と比較して、構成を簡素化することができる。なお、図7はホモダイン方式の例を示しているが、本実施形態においても、第3の実施形態の変形例(図5参照)と同様に、図8のようにヘテロダイン方式で構成することも可能である。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態における光伝送装置の構成を、図9に示す。本実施形態では、1台のBBU1にN台のRRH2が接続されている場合を想定している。そのためBBU1は各RRH2へ送信するためのN台の送信器と、各RRH2からの上り信号を受信するためのN台の受信器を備えている。同図では各送受信器の構成を簡素化して示しているが、具体的には第1〜第4のいずれかの実施形態で示したものを用いればよい。
本構成では、各RRH2にN個の異なる周波数を割り当て、光ファイバ伝送路3中を波長多重(WDM: Wavelength Division Multiplexing)伝送させている。その周波数配置の一例を、図10に示す。下り信号は周波数f1, f2, ・・・, fN、上り信号は周波数f1’, f2’, ・・・, fN’で伝送させている。このとき、必要に応じてパイロットトーン信号を、下りはf1’, f2’, ・・・, fN’、上りはf1, f2, ・・・, fNの周波数で同時に伝送させる。
下り信号は、N台の送信器からWDM合波器4で合波され、光ファイバ伝送路3をWDM伝送し、パワースプリッタ6でN台のRRH2に分配される。各RRH2では、中心周波数がf1, f2, ・・・, fNに設定された光フィルタ7によって所望のWDM信号を選択し、コヒーレント検波回路8で受信する。各RRH2は、周波数f1’, f2’, ・・・, fN’のレーザ光源21を備えており、コヒーレント検波回路8aは、第1〜第4の実施形態で示したいずれかの方法で構成する。コヒーレント検波回路8aは、例えば、図1に示す第1の実施形態の、光周波数シフタ23、90度光ハイブリッド回路24、平衡光検出器25、A/D変換器26、DSP27、D/A変換器28、光増幅器29、光フィルタ30、光サーキュレータ31で構成することができる。光フィルタ7を省略し、コヒーレント検波回路8aにおいてWDM信号の選択と復調とを同時に行うことも可能である。
一方、上り信号は、N台のRRH2からパワースプリッタ6で合波され、光ファイバ伝送路3をWDM伝送し、BBU1中のWDM分波器5でN個の異なる周波数に分離される。各受信器ではレーザ光源11を局発光源として用い、第1〜第4の実施形態で示したいずれかの方法によりコヒーレント検波を行う。この場合のコヒーレント検波回路8bは、例えば、図1に示す第1の実施形態の、光周波数シフタ13、90度光ハイブリッド回路14、平衡光検出器15、A/D変換器16、DSP17、D/A変換器18で構成することができる。
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態における光伝送装置の構成を、図11に示す。本構成は第5の実施形態(図9)において、下り信号の各RRH2への分配をパワースプリッタ6の代わりにWDM分波器9で行っており、各RRH2へは波長ごとに分離された信号が送られる。その結果、各RRH2は、光フィルタ7等の波長選択素子が不要となる。
以上詳細に説明したように、本発明は、モバイルフロントホールにおいて、BBUとRRHの間で無線信号を、光ファイバを介して伝送するための高速且つ低遅延な光伝送方法および光伝送装置を提供することができる。本発明は、その光伝送方式としてデジタルコヒーレント伝送技術を用いることを特徴とし、そのコヒーレンスの点で無線信号と高い親和性を有することから、効率的且つ経済性の高い光・無線アクセスネットワークを実現できる。
1 BBU
11 レーザ光源
12 IQ変調器
13 光周波数シフタ
14 90度光ハイブリッド回路
15 平衡光検出器
16 A/D変換器
17 DSP回路
18 D/A変換器
19 ヘテロダイン検波回路
41 光位相変調器
42 狭帯域フィルタ
43 発振器
44 ミキサ
45 フィードバック回路
46 VCO
47 光フィルタ
2 RRH
21 レーザ光源
22 IQ変調器
23 光周波数シフタ
24 90度光ハイブリッド回路
25 平衡光検出器
26 A/D変換器
27 DSP回路
28 D/A変換器
29 光増幅器
30 光フィルタ
31 光サーキュレータ
32 ヘテロダイン検波回路
51 光位相変調器
52 狭帯域フィルタ
53 発振器
54 ミキサ
55 フィードバック回路
56 VCO
57 光フィルタ
3 光ファイバ伝送路
4 WDM合波器
5 WDM分波器
6 パワースプリッタ
7 光フィルタ
8a,8b コヒーレント検波回路
9 WDM分波器

Claims (6)

  1. 基地局ベースバンド部とアンテナ無線部との間で無線信号を、光ファイバを介して伝送させるための光伝送方法において、
    前記基地局ベースバンド部に配置されたレーザ光源を、前記アンテナ無線部への下り信号の伝送用光源として用いると共に、前記アンテナ無線部からの上り信号の受信用局発光源として用い、
    前記アンテナ無線部に配置されたレーザ光源を、前記基地局ベースバンド部への上り信号の伝送用光源として用いると共に、前記基地局ベースバンド部からの下り信号の受信用局発光源として用いることを特徴とする光伝送方法。
  2. 前記基地局ベースバンド部および/または前記アンテナ無線部で、注入同期法又は光位相同期ループを用いて、信号光と局発光との間の光位相同期を行うことを特徴とする請求項1記載の光伝送方法。
  3. 信号光の送信側でデータ信号にパイロットトーンを重畳し、
    前記信号光の受信側で前記パイロットトーンを介して前記信号光と局発光との間の位相を同期させることを
    特徴とする請求項1または2記載の光伝送方法。
  4. 基地局ベースバンド部とアンテナ無線部との間で無線信号を、光ファイバを介して伝送させるための光伝送装置において、
    前記基地局ベースバンド部に配置されたレーザ光源が、前記アンテナ無線部への下り信号の伝送用光源であると共に、前記アンテナ無線部からの上り信号の受信用局発光源であり、
    前記アンテナ無線部に配置されたレーザ光源が、前記基地局ベースバンド部への上り信号の伝送用光源であると共に、前記基地局ベースバンド部からの下り信号の受信用局発光源であることを
    特徴とする光伝送装置。
  5. 前記アンテナ無線部に配置された前記レーザ光源は、外部から光を注入できる構造を有し、注入同期によって信号光と局発光との間の位相を同期するよう構成されていることを特徴とする請求項4記載の光伝送装置。
  6. 前記基地局ベースバンド部及び前記アンテナ無線部のそれぞれに、信号光と局発光との間の位相を同期させるための電圧制御型発振器及び光位相同期ループが配置されていることを特徴する請求項4記載の光伝送装置。


JP2015227020A 2015-11-19 2015-11-19 光伝送方法および光伝送装置 Active JP6739073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015227020A JP6739073B2 (ja) 2015-11-19 2015-11-19 光伝送方法および光伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015227020A JP6739073B2 (ja) 2015-11-19 2015-11-19 光伝送方法および光伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017098675A true JP2017098675A (ja) 2017-06-01
JP6739073B2 JP6739073B2 (ja) 2020-08-12

Family

ID=58817445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015227020A Active JP6739073B2 (ja) 2015-11-19 2015-11-19 光伝送方法および光伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6739073B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018198873A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 国立大学法人東北大学 光伝送方法および光伝送装置
JP2020017849A (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 日本電信電話株式会社 光送受信器及び光送受信器の制御方法
JP2022040904A (ja) * 2020-08-31 2022-03-11 株式会社Kddi総合研究所 ビーム制御装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1443687A1 (en) * 2003-01-29 2004-08-04 Siemens Mobile Communications S.p.A. Improved VCSEL analog optical link
JP2007049597A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コヒーレント光検波方式を用いた光通信装置および双方向光通信システム
JP2007506318A (ja) * 2003-09-16 2007-03-15 イスティテュート スペリオレ マリオ ボエッラ スッレ テクノロジエ デッリンフォルマツィオネ エ デッレ テレコムニカツィオニ 光位相ロックドループ用の光電圧制御発振器
JP2011199645A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 National Institute Of Information & Communication Technology 分周型光位相追尾型復調器
JP2013005065A (ja) * 2011-06-13 2013-01-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光伝送システム及び光伝送方法
JP2013183171A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Oki Electric Ind Co Ltd 光位相同期ループ装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1443687A1 (en) * 2003-01-29 2004-08-04 Siemens Mobile Communications S.p.A. Improved VCSEL analog optical link
JP2007506318A (ja) * 2003-09-16 2007-03-15 イスティテュート スペリオレ マリオ ボエッラ スッレ テクノロジエ デッリンフォルマツィオネ エ デッレ テレコムニカツィオニ 光位相ロックドループ用の光電圧制御発振器
JP2007049597A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コヒーレント光検波方式を用いた光通信装置および双方向光通信システム
JP2011199645A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 National Institute Of Information & Communication Technology 分周型光位相追尾型復調器
JP2013005065A (ja) * 2011-06-13 2013-01-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光伝送システム及び光伝送方法
JP2013183171A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Oki Electric Ind Co Ltd 光位相同期ループ装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
NAKAZAWA M. ET AL.: "256-QAM (64 Gb/s) Coherent Optical Transmission over 160 km with an Optical Bandwidth of 5.4 GHz", PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS, vol. 22, no. 3, JPN6019031242, February 2010 (2010-02-01), US, pages 185 - 187, ISSN: 0004218281 *

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018198873A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 国立大学法人東北大学 光伝送方法および光伝送装置
JP2020017849A (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 日本電信電話株式会社 光送受信器及び光送受信器の制御方法
WO2020022105A1 (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 日本電信電話株式会社 光送受信器及び光送受信器の制御方法
JP7131165B2 (ja) 2018-07-25 2022-09-06 日本電信電話株式会社 光送受信器及び光送受信器の制御方法
JP2022040904A (ja) * 2020-08-31 2022-03-11 株式会社Kddi総合研究所 ビーム制御装置
JP7354070B2 (ja) 2020-08-31 2023-10-02 株式会社Kddi総合研究所 ビーム制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6739073B2 (ja) 2020-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8526828B2 (en) Optical transmitter and optical transmitter unit
JP5601205B2 (ja) 光受信器および光通信システム
EP3208954B1 (en) Optical up/down-conversion-type optical phase conjugate pair signal transmission/reception circuit
US10673530B2 (en) Free space optical communication system and method
EP3672112B1 (en) Optical signal transmission system and optical signal transmission method
Dat et al. Full-duplex transmission of LTE-A carrier aggregation signal over a bidirectional seamless fiber-millimeter-wave system
WO2018198873A1 (ja) 光伝送方法および光伝送装置
US11342995B2 (en) Communication system for radio transmission
EP2613460A1 (en) Orthogonal frequency division multiplexing method with differential phase shift compensation
CN103516429A (zh) 基于本振广播的w波段宽带毫米波全双工接入方法和系统
Zhu et al. Wavelength resource sharing in bidirectional optical mobile fronthaul
JP6739073B2 (ja) 光伝送方法および光伝送装置
Liu et al. Broad convergence of 32QAM-OFDM ROF and WDM-OFDM-PON system using an integrated modulator for bidirectional access networks
Dat et al. Performance evaluation of full-duplex mimo seamless fiber–wireless system in $ w $-band
JP5710989B2 (ja) コヒーレント光受信装置及び光通信システム
JP6133745B2 (ja) 光伝送システム、光送信装置、無線送信装置及び無線受信装置
Xu et al. Demonstration of 120 Gbit/s full-duplex signal transmission over fiber-wireless-fiber network at W-band
Dat et al. 132 Gb/s $3\times 3$ Full MIMO Fiber-Wireless Seamless System in W Band Using WDM/PDM RoF Transmission
Dat et al. Performance evaluation of LTE signal transmission over a seamlessly integrated radio-over-fiber and millimeter-wave wireless link
Dat et al. 80 Gb/s 2× 2 MIMO fiber–wireless integrated system in W band using IFoF transmission
Kanno et al. All-spectrum fiber-wireless transmission for 5G backhaul and fronthaul links
Bekkali et al. First demonstration of seamless optical and radio transmission with plural W-band wireless sections
Dat et al. Low-latency fiber-millimeter-wave system for future mobile fronthauling
Matsuda et al. Multi-aperture transmission and DSP techniques for beyond-10 Tb/s FSO networks
JP5182154B2 (ja) 光通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20151120

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20181119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20191004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6739073

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250