JP2014179802A - 振動子、発振器、電子機器および移動体 - Google Patents

振動子、発振器、電子機器および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】振動片からパッケージへの振動漏れを小さくすることができる振動子を提供すること、また、この振動子を備える信頼性に優れた発振器、電子機器および移動体を提供すること。
【解決手段】振動子1は、水晶で構成された水晶基板3を含む振動片2と、振動片2を収納するパッケージ9と、を備え、水晶基板3は、基部4と、水晶におけるX軸方向に並ぶとともに基部4から水晶における+Y’軸方向(または−Y’軸方向)に延びている2つの振動腕5、6と、を含み、基部4の水晶における−Z’軸側(振動腕5、6が−Y’軸方向に延びている場合、+Z’軸側)の主面が前記パッケージ9に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動子、発振器、電子機器および移動体に関するものである。
振動子としては、いわゆる2脚音叉型の水晶振動子が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような振動子では、一般に、振動片がパッケージ内に収納されている。
例えば、特許文献1に記載の振動子における振動片は、基部と、この基部から互いに平行となるように延出する2つの振動腕とを有し、2つの振動腕を互いに接近・離間する方向(面内方向)に屈曲振動させる。
このような基部および各振動腕は、水晶で一体に形成されている。水晶は、結晶軸として互いに直交するX軸(電気軸)、Y軸(機械軸)およびZ軸(光軸)を有する。
特許文献1に記載の振動子では、各振動腕が基部から+Y’軸方向に延出し、基部の+Z’軸側の面がパッケージに対して固定されている。ここで、Y’軸およびZ’軸は、それぞれ、Y軸およびZ軸に対してX軸まわりに所定角度回転させることにより設定される軸である。
しかし、このような従来の振動子では、振動片からパッケージへの振動漏れが大きいという問題があった。
特開昭59−171208号公報
本発明の目的は、振動片からパッケージへの振動漏れを小さくすることができる振動子を提供すること、また、この振動子を備える信頼性に優れた発振器、電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の振動子は、水晶で構成された振動体を含む振動片と、
前記振動片を収納しているパッケージと、
を備え、
前記水晶の電気軸としてのX軸、機械軸としてのY軸、光学軸としてのZ軸からなる直交座標系の前記X軸を回転軸として、前記Z軸を前記Y軸の−Y方向へ+Z側が回転するように傾けた軸をZ’軸、前記Y軸を前記Z軸の+Z方向へ+Y側が回転するように傾けた軸をY’軸としたとき、
前記振動体は、
基部と、
前記X軸方向に沿って並び、前記基部から前記Y’軸のプラス方向に延びている2つの振動腕と、
を含み、
前記基部の前記Z’軸のマイナス側の主面が前記パッケージに固定されていることを特徴とする。
このような振動子によれば、振動片からパッケージへの振動漏れを小さくすることができる。
[適用例2]
本発明の振動子は、水晶で構成された振動体を含む振動片と、
前記振動片を収納しているパッケージと、
を備え、
前記水晶の電気軸としてのX軸、機械軸としてのY軸、光学軸としてのZ軸からなる直交座標系の前記X軸を回転軸として、前記Z軸を前記Y軸の−Y方向へ+Z側が回転するように傾けた軸をZ’軸、前記Y軸を前記Z軸の+Z方向へ+Y側が回転するように傾けた軸をY’軸としたとき、
前記振動体は、
基部と、
前記X軸方向に沿って並び、前記基部から前記Y’軸のマイナス方向に延びている2つの振動腕と、
を含み、
前記基部の前記Z’軸のプラス側の主面が前記パッケージに固定されていることを特徴とする。
このような振動子によれば、振動片からパッケージへの振動漏れを小さくすることができる。
[適用例3]
本発明の振動子では、前記基部は、
前記振動腕に接続されている本体部と、
前記パッケージに固定されている固定部と、
前記本体部及び前記固定部を連結している連結部と、
を含んでいることが好ましい。
これにより、振動片からパッケージへの振動漏れを効果的に小さくすることができる。
[適用例4]
本発明の振動子では、前記連結部は、前記本体部から前記2つの振動腕の間に向けて前記振動腕側に延びていることが好ましい。
これにより、2つの振動腕間に連結部を配置することができる。そのため、振動片の小型化、ひいては、振動子の小型化を図ることができる。
[適用例5]
本発明の振動子では、前記固定部は、前記2つの振動腕の間に配置されていることが好ましい。
これにより、振動片の小型化を効果的に図ることができる。
[適用例6]
本発明の振動子では、前記固定部は、前記2つの振動腕に対して前記本体部とは反対側に配置されていることが好ましい。
これにより、振動片からパッケージへの振動漏れをより効果的に小さくすることができる。
[適用例7]
本発明の振動子では、前記連結部は、前記本体部から前記2つの振動腕とは反対側に延びている接続部を含むことが好ましい。
これにより、振動片からパッケージへの振動漏れを効果的に小さくすることができる。
[適用例8]
本発明の振動子では、前記固定部は、前記X軸方向に沿って互いに離間して配置されている2つのアイランド部を含み、
前記2つの振動腕は、前記2つのアイランド部の間に配置され、
前記連結部は、前記接続部から分岐して前記2つのアイランド部に夫々接続されている2つの分岐部を含むことが好ましい。
これにより、振動片からパッケージへの振動漏れをより効果的に小さくすることができる。
[適用例9]
本発明の振動子では、前記固定部は、前記連結部から前記X軸のプラス方向または前記X軸のマイナス方向の一方向に沿って延びていることが好ましい。
これにより、振動片からパッケージへの振動漏れをより効果的に小さくすることができる。
[適用例10]
本発明の振動子では、前記基部は、前記2つの振動腕とは反対側の部分にて、前記振動腕から離れるに従い前記X軸方向に沿った長さが漸減している縮幅部を含んでいることが好ましい。
これにより、振動片からパッケージへの振動漏れを効果的に小さくすることができる。
[適用例11]
本発明の発振器は、本発明の振動子と、
前記振動片に電気的に接続された発振回路と、を備えていることを特徴とする。
これにより、優れた信頼性を有する発振器を提供することができる。
[適用例12]
本発明の電子機器は、本発明の振動子を備えていることを特徴とする。
これにより、優れた信頼性を有する電子機器を提供することができる。
[適用例13]
本発明の移動体は、本発明の振動子を備えていることを特徴とする。
これにより、優れた信頼性を有する移動体を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る振動子を示す平面図である。 図1中のA−A線断面図である。 図1に示す振動子が有する振動片の断面図(図1中のB−B線断面図)である。 振動腕の延出方向および振動片の固定面と振動漏れとの関係についての解析に用いた振動片を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る振動子を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る振動子を示す平面図である。 図6に示す振動子が有する振動片の基部を説明するための図である。 振動腕のハンマーヘッド占有率と低R1化指数との関係を調査するシミュレーションに用いた振動腕を説明するための図である。 図8に示す振動腕とQ値および固有周波数が等しい平板状の振動腕の幅(実効幅a)を説明するための図である。 ハンマーヘッド占有率と低R1化指数との関係を示すグラフである。 本発明の第4実施形態に係る振動子を示す平面図である。 本発明の第5実施形態に係る振動子を示す平面図である。 本発明の発振器の一例を示す断面図である。 本発明の振動子を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の振動子を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の振動子を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の振動子を備える電子機器を適用した移動体(自動車)の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の振動子、発振器、電子機器および移動体を図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明の振動子について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動子を示す平面図、図2は、図1中のA−A線断面図、図3は、図1に示す振動子が有する振動片の断面図(図1中のB−B線断面図)である。また、図4は、振動腕の延出方向および振動片の固定面と振動漏れとの関係についての解析に用いた振動片を説明するための図である。
なお、図1〜図3には、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y’軸およびZ’軸が図示され、図4には、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸およびZ軸が図示されており、これら図示した各矢印の先端側を「+(プラス)」、基端側を「−(マイナス)」とする。また、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」、Y’軸に平行な方向を「Y’軸方向」、Z’軸に平行な方向を「Z’軸方向」という。また、+Z’側(図2中の上側)を「上」、−Z’側(図2の下側)を「下」ともいう。
また、図4に示すX軸、Y軸およびZ軸は、それぞれ、後述する水晶基板3を構成する水晶のX軸(電気軸)、Y軸(機械軸)およびZ軸(光学軸)に対応しており、図1〜図3に示すX軸は、図4に示すX軸に一致し、図1〜3に示すY’軸およびZ’軸は、それぞれ、図4に示すY軸およびZ軸に対して、X軸まわりに+Y軸側から+Z軸側へ所定角度(例えば、15°未満)回転させることにより設定される軸である。また、Y’軸およびZ’軸は、それぞれ、Y軸およびZ軸に一致していてもよい(すなわち前記所定角度が0°であってもよい)。
1.振動子
図1および図2に示す振動子1は、振動片2と、振動片2を収納するパッケージ9とを有している。以下、振動片2およびパッケージ9について、順次詳細に説明する。
(振動片)
図1、図2および図3に示すように、本実施形態の振動片2は、水晶基板3(振動体)と、水晶基板3上に形成された第1駆動用電極84および第2駆動用電極85とを有している。なお、図1および図2では、説明の便宜上、第1駆動用電極84および第2駆動用電極85の図示を省略している。
水晶基板3は、水晶で構成されている。この水晶基板3は、水晶のZ’軸を厚さ方向とする水晶基板である。ここで、水晶基板3の上面は、水晶の+Z’面であり、水晶基板3の下面は、水晶の−Z’面である。
図1に示すように、水晶基板3は、基部4と、基部4から延出する1対(2つ)の振動腕5、6とを有している。
基部4は、X軸およびY’軸に平行な平面であるXY’平面に広がり、Z’軸方向を厚さ方向とする板状をなしている。ここで、基部4の上面は、水晶の+Z’面であり、基部4の下面は、水晶の−Z’面である。
本実施形態では、基部4は、各振動腕5、6に接続されている本体部41と、パッケージ9に固定されている固定部42、43と、本体部41と固定部42、43とを連結している連結部44と、を含んでいる。これにより、振動片からパッケージへの振動漏れを効果的に小さくすることができる。
ここで、固定部42、43は、1対の振動腕5、6を挟むように、X軸方向に互いに離間して配置されたアイランド部である。
連結部44は、本体部41から−Y’軸方向に延出する接続部441と、接続部441から+X軸方向および−X軸方向に分岐して延出する分岐部442、443(連結腕)とを有する。
接続部441は、本体部41から2つの振動腕5、6とは反対側に延びている。
2つの分岐部442、443は、接続部441から分岐して2つの固定部42、43に接続されている。
固定部42、43は、分岐部442、443の先端部から+Y’軸方向に延出している。なお、固定部42、43の下面421、431は、水晶の−Z’面である。この下面421、431は、後に詳述するように、パッケージ9に固定されている。
そして、2つの固定部42、43(アイランド部)の間には、2つの振動腕5、6が配置される。
このような本体部41、固定部42、43および連結部44を有する基部4によれば、振動片2からパッケージ9への振動漏れをより効果的に小さくすることができる。
振動腕5、6は、X軸方向に並び、かつ、互いに平行となるように、それぞれ、基部4から+Y’軸方向に延出している。これら振動腕5、6は、それぞれ、長手形状をなし、その基端(基部4側の端)が固定端となり、先端(基部4とは反対側の端)が自由端となる。また、振動腕5、6の先端部には、ハンマーヘッド59、69が設けられている。なお、ハンマーヘッド59、69には、周波数調整用の錘部が設けられていてもよい。
図3に示すように、振動腕5は、XY’平面で構成された一対の主面51、52と、Y’Z’平面で構成され、一対の主面51、52を接続する一対の側面53、54とを有している。また、振動腕5は、主面51に開放する有底の溝55と、主面52に開放する有底の溝56とを有している。溝55、56は、それぞれ、Y’軸方向に延在している。このような振動腕5は、溝55、56が形成されている部分では、略H型の横断面形状をなしている。
溝55、56は、図3に示すように、横断面において、振動腕5の厚みを二等分する線分lに対して対称的に形成されているのが好ましい。これにより、振動腕5の不要な振動(具体的には、面外方向成分を有する斜め振動)を抑制でき、振動腕5を効率的に水晶基板3の面内方向に振動させることができる。
振動腕5と同様に、振動腕6は、XY’平面で構成された一対の主面61、62と、Y’Z’平面で構成され、一対の主面61、62を接続する一対の側面63、64とを有している。また、振動腕6は、主面61に開放する有底の溝65と、主面62に開放する有底の溝66とを有している。
振動腕5には、一対の第1駆動用電極84と一対の第2駆動用電極85とが形成されている。具体的には、一方の第1駆動用電極84は、溝55の内面に形成されており、他方の第1駆動用電極84は、溝56の内面に形成されている。また、一方の第2駆動用電極85は、側面53に形成されており、他方の第2駆動用電極85は、側面54に形成されている。
同様に、振動腕6にも、一対の第1駆動用電極84と一対の第2駆動用電極85とが形成されている。具体的には、一方の第1駆動用電極84は、側面63に形成されており、他方の第1駆動用電極84は、側面64に形成されている。また、一方の第2駆動用電極85は、溝65の内面に形成されており、他方の第2駆動用電極85は、溝66の内面に形成されている。
このような第1駆動用電極84と第2駆動用電極85との間に交番電圧を印加すると、振動腕5、6が互いに接近、離間を繰り返すように面内方向(XY’平面方向)に所定の周波数で振動する。
第1駆動用電極84および第2駆動用電極85の構成材料としては、それぞれ、特に限定されないが、例えば、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、ニッケル(Ni)、ニッケル合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料、酸化インジウムスズ(ITO)等の導電材料により形成することができる。
(パッケージ)
パッケージ9は、上面に開放する凹部911を有する箱状のベース91と、凹部911の開口を塞ぐようにベース91に接合されている板状のリッド92とを有している。このようなパッケージ9は、凹部911がリッド92にて塞がれることにより形成された収納空間を有しており、この収納空間に振動片2が気密的に収納されている。
なお、収納空間内は、減圧(好ましくは真空)状態となっていてもよいし、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。これにより、振動片2の振動特性が向上する。
ベース91の構成材料としては、特に限定されないが、酸化アルミニウム等の各種セラミックスを用いることができる。また、リッド92の構成材料としては、特に限定されないが、ベース91の構成材料と線膨張係数が近似する部材であると良い。例えば、ベース91の構成材料を前述のようなセラミックスとした場合には、コバール等の合金とするのが好ましい。なお、ベース91とリッド92の接合は、特に限定されず、例えば、接着剤を介して接合してもよいし、シーム溶接等により接合してもよい。
また、ベース91の凹部911の底面には、接続端子951、961が形成されている。図示しないが、振動片2の第1駆動用電極84は、固定部42の先端部まで引き出されており、当該部分にて、導電性接着剤11を介して接続端子951と電気的に接続されている。同様に、図示しないが、振動片2の第2駆動用電極85は、固定部43の先端部まで引き出されており、当該部分にて、導電性接着剤11を介して接続端子961と電気的に接続されている。
また、接続端子951は、ベース91を貫通する貫通電極952を介してベース91の底面に形成された外部端子953に電気的に接続されており、接続端子961は、ベース91を貫通する貫通電極962を介してベース91の底面に形成された外部端子963に電気的に接続されている。
接続端子951、961、貫通電極952、962および外部端子953、963の構成としては、それぞれ、導電性を有していれば、特に限定されないが、例えば、Cr(クロム)、W(タングステン)などのメタライズ層(下地層)に、Ni(ニッケル)、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)などの各被膜を積層した金属被膜で構成することができる。
このようなパッケージ9内に収納された振動片2は、固定部42、43の下面421、431の先端部にて、例えば、エポキシ系、アクリル系の樹脂に導電性フィラーを混合した導電性接着剤11を介して凹部911の底面に固定されている(図2参照)。
すなわち、振動腕5、6が+Y’軸方向に延出している振動片2は、基部4の水晶における−Z’軸側の主面がパッケージ9に固定されている。これにより、振動片2からパッケージ9への振動漏れを小さくすることができる。
以下、このような振動漏れが抑制される原理について説明する。
本発明者は、図4に示すような2脚音叉型の振動片2Xについて、振動漏れに関する解析を行った。
振動片2Xは、水晶Z板で構成された水晶基板3Xを有する。
この水晶基板3Xは、平面視形状が略矩形である基部4Xと、基部4Xから+Y軸方向に延出する1対の振動腕5X、6Xとを有している。
ここで、振動腕5X、6Xは、厚さ130μm、幅324μm、長さ1240μmであり、基部4Xは、Y軸方向の長さ1760μmである。
また、振動腕5X、6Xの先端部には、金で構成された厚さ2μmの錘59X、69Xが設けられている。
また、基部4Xは、その下面が−Z面(−Z軸側の面)であり、上面が+Z面(+Z軸側の面)である。本解析では、基部4Xの一方の面の振動腕5X、6Xとは反対側の端部における互いに離間した2つの部分を保持部71、72として設定している。なお、図4では、基部4Xの上面(+Z面)に保持部71、72を設定した場合を図示している。
また、振動片2Xの振動周波数は149kHzである。
また、本解析は、保持部71、72に到達した弾性エネルギーは、保持部71、72の表面に仮想的に設けられた半無限媒体に伝達したまま振動片2Xには帰らない、という計算をしている。半無限媒体に伝達したこのエネルギーは、二度と再び振動片2Xにおいて屈曲振動に寄与することがない。即ち半無限媒体に伝達したこのエネルギーの損失は、振動漏れによる損失である。そしてこの振動漏れによる損失のみを考慮したQ値をQleakとして定義した(振動漏れが大きくなると、Qleakは小さくなる)。
かかる計算は、振動腕5X、6Xが+Y軸方向に延びる場合と−Y軸方向に延びる場合とのそれぞれの場合において、保持部71、72(固定面)を基部4Xの+Z面に設定した場合と−Z面に設定した場合とのそれぞれの場合について行った。
その結果を表1に示す。
Figure 2014179802
表1からわかるように、振動腕5X、6Xが+Y軸方向に延びる場合、保持部71、72を−Z面に設定した方が+Z面に設定した場合よりも振動漏れが小さい。
また、振動腕5X、6Xが−Y軸方向に延びる場合、保持部71、72を+Z面に設定した方が−Z面に設定した場合よりも振動漏れが小さい。
なお、振動腕5X、6Xの延出方向をY’軸方向とし、基部4Xの厚さ方向をZ’軸とする振動片についても、表1と同様の結果が得られることが確認されている。
以下、このような表1に示す結果が得られる理由を説明する。
水晶Z板における応力は、下記(1)に示す式で表される。
Figure 2014179802
ただし、前記(1)に示す式中、自然数I、J=1〜6に対して、Tは「コーシー応力テンソル(Cauchy stress tensor)の成分」、cIJは、「水晶Z板の弾性スチフネス定数」、uは、「水晶のX軸(電気軸)方向の変位ベクトルの成分」、uは、「水晶のY軸(機械軸)方向の変位ベクトルの成分」、uは、「水晶のZ軸(光学軸)方向の変位ベクトルの成分」である。また、xは、「水晶のX軸(電気軸)方向の座標」、xは、「水晶のY軸(機械軸)方向の座標」、xは、「水晶のZ軸(光学軸)方向の座標」に対応しており、以下表記方法に関しては、文献(B.A.Auld,“Acoustic Fields and Waves in Solids”,2nd edition,Krieger Publishing Company,1990.)に従う。
前記(1)に示す式中、水晶Z板の±Z面での応力境界条件に関与するのは、T、TおよびTであり、これらは、下記(2)に示す式で表される。
Figure 2014179802
ここで、振動腕5X、6Xが面内振動する2脚音叉型の振動片2Xでは、水晶基板3Xに生じる振動が略面内振動であるから、前記(2)に示す式中の変位成分uおよびxの微分を無視することができる。よって、前記(2)に示す式を下記(3)に示す式のように簡略化することができる。
Figure 2014179802
そして、水晶基板3Xの基部4Xの固定面(保持部71、72が設定された側の面)について、前記(3)に示す式を解析で得られたものに対して面積分することにより、保持部での応力|Re{T}|、|Re{T}|および|Re{T}|を求めると、
|Re{T}|≒1.45×10−7[Pa]、
|Re{T}|≒8.26×10−7[Pa]、
|Re{T}|≒0.69×10−7[Pa]
となる。なお、損失を含む解析における応力は、複素数になるが、|Re{T}|、|Re{T}|および|Re{T}|は、比較し得るよう実数部のみを用いている。
このような結果から、Tのみを考慮すれば、水晶Z板を用いた水晶基板3Xの保持部における応力の十分によい近似を得られることがわかる。すなわち、水晶Z板を用いた水晶基板3Xの保持部における応力の近似値を求めるには、弾性スチフネス定数c14のみを考慮すればよい。
水晶Z板をY軸まわりに180度回転した場合、または水晶Z板をZ軸まわりに180度回転した場合、弾性スチフネス定数c14のみが正負反転する。
したがって、振動腕5X、6Xが+Y軸方向に延びる場合、振動片2Xの基部4Xの−Z軸側面を保持したときのQleakをQleak−、振動片2Xの基部4Xの+Z軸側面を保持したときのQleakをQleak+とすれば、その差ΔQleak=Qleak−−Qleak+>0は、Y軸まわりの180度回転、またはZ軸まわりの180度回転によって、ΔQleak<0に転じることになる。すなわち、振動腕5X、6Xが+Y軸方向に延びる場合にはΔQleak>0であるのに対して、振動腕5X、6Xが−Y方向に延びる場合にはΔQleak<0に転じるから、振動腕5X、6Xが−Y方向に延びる場合には、+Z軸側面を保持した方が振動漏れが少ない。
振動腕5X、6XがY軸方向に延びる2脚音叉型振動片2Xでは、2つの振動腕5X、6Xの±X軸方向での振動(面内振動)が、基部4Xにおいて相殺されることにより振動漏れを小さくすることができるものの、基部4Xの−Y軸方向側では±Y軸方向の振動漏れが必ず残ることになる。
この±Y軸方向での振動漏れは、振動片2Xの固定面における±Y軸方向の応力を生じさせる。かかる応力は、前述した応力T(Z面上におけるY軸方向の応力)に相当する。
この応力Tは、主に弾性スチフネス定数c14に起因するものであり、弾性スチフネス定数c14は、+Z面における符号と−Z面における符号とが逆符号となる。
実際に計算結果として得られる振動は、後述する仮想仕事の原理を満足するような停溜値が得られる固有振動(振動漏れを含む)であり、これによって振動腕5X、6Xが+Y軸方向に延びる場合には、ΔQleak>0となることが確かめられた。また、上述したような弾性スチフネス定数c14の+Z面における符号と−Z面における符号との相違は、+Z面における振動漏れQleak+と−Z面における振動漏れQleak−との相違となって現れることとなる。
なお、振動片のQ値(Qtotal)は、下記式(4)で表される。
Figure 2014179802
ただし、前記式(4)中、QTEDは、「熱弾性損失のみを考慮したQ値」であり、QVEDは、「粘弾性損失のみを考慮したQ値」であり、Qleakは、「振動漏れのみを考慮したQ値」であり、QAirは、「空気抵抗(空気の粘性抵抗)のみを考慮したQ値」である。
また、仮想仕事の原理は、下記式(5)で表される。
Figure 2014179802
ただし、前記式(5)中、δは、「変分」を表し、ωは、角周波数を表し、j(添え字ではない)は虚数単位であり、Tij(i=1〜3、j=1〜3)は、「コーシー応力テンソル(Cauchy stress tensor)の成分」であり、Sij(i=1〜3、j=1〜3)は、「微小歪テンソル(infinitesimal stress tensor)の成分」であり、ρは、「質量密度」であり、u(i=1〜3)は、「変位ベクトルの成分」であり、n(j=1〜3)は、「外向き法線ベクトルの成分」であり、Ωは、「振動片の体積が占める領域」を表し、Γは、「保持境界」を表している。また、前記式(5)は、圧電性および熱弾性を無視した式であり、左辺第3項
Figure 2014179802
に、仮想的に設けられた半無限媒体の境界条件が適用され、添え字(i、j)に関しては総和規約が適用される。
以上説明したような理由により、表1に示すような結果が得られることとなる。
<第2実施形態>
次に、本発明の振動子の第2実施形態について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る振動子を示す平面図である。
なお、以下では、説明の便宜上、図5中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」という。
以下、第2実施形態の振動子について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態にかかる振動子は、振動片の基部の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図5に示す振動子1Aは、振動片2Aと、振動片2Aを収納するパッケージ9Aとを有する。
振動片2Aは、水晶基板3A(振動体)を有する。
水晶基板3Aは、基部4Aと、基部4Aから延出する1対(2つ)の振動腕5、6とを有している。なお、図示しないが、水晶基板3A上には、振動腕5、6を励振するための第1駆動用電極および第2駆動用電極が設けられている。
基部4Aは、各振動腕5、6に接続されている本体部41と、パッケージ9に固定されている固定部42Aと、本体部41と固定部42Aとを連結している連結部44A(接続部)とを含んでいる。
連結部44Aは、本体部41から2つの振動腕5、6とは反対側に延びている。
固定部42Aは、連結部44Aから+X軸方向の一方向に沿って延びている。すなわち、連結部44Aおよび固定部42Aは、これらがL字状をなすように配置されている。これにより、振動腕5、6が+X軸方向、あるいは−X軸方向に、同一方向に屈曲振動する不要な振動モードの共振周波数を、振動腕5、6が、互いに離間するように屈曲振動する振動モードの共振周波数から離すことができる。これら共振周波数の差は、後者を基準に10%、好ましくは20%離しておくことによってモードが強く結合することを避けることができるので、振動片2Aからパッケージ9Aへの振動漏れをより効果的に小さくすることができる。なお、固定部42Aは、連結部44Aから−X軸方向の一方向に沿って延びていてもよい。
また、固定部42Aの下面は、水晶の−Z’面である。
このような振動片2Aを収納するパッケージ9Aは、互いに接合されたベース91Aおよびリッド92を有し、これらの間に振動片2Aを収納する収納空間を形成する。
ベース91Aの上面には、接続端子951A、961Aが形成されている。
そして、振動片2Aは、固定部42Aの下面にて、導電性接着剤11Aを介して接続端子951A、961Aに固定されている。
すなわち、振動腕5、6が+Y’軸方向に延出している振動片2Aは、基部4Aの水晶における−Z’軸側の主面がパッケージ9Aに固定されている。
以上説明したような第2実施形態に係る振動子1Aによっても、振動片2Aからパッケージ9Aへの振動漏れを小さくすることができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の振動子の第3実施形態について説明する。
図6は、本発明の第3実施形態に係る振動子を示す平面図、図7は、図6に示す振動子が有する振動片の基部を説明するための図である。また、図8は、振動腕のハンマーヘッド占有率と低R1化指数との関係を調査するシミュレーションに用いた振動腕を説明するための図である。また、図9は、図8に示す振動腕とQ値および固有周波数が等しい平板状の振動腕の幅(実効幅a)を説明するための図、図10は、ハンマーヘッド占有率と低R1化指数との関係を示すグラフである。
なお、以下では、説明の便宜上、図6中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」という。
以下、第3実施形態の振動子について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態にかかる振動子は、主に、振動片の基部の構成、振動腕の延出方向および基部の固定面が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図6に示す振動子1Bは、振動片2Bと、振動片2Bを収納するパッケージ9Bとを有する。
振動片2Bは、水晶基板3B(振動体)を有する。ここで、水晶基板3Bの上面は、水晶の−Z’面であり、水晶基板3Bの下面は、水晶の+Z’面である。
水晶基板3Bは、基部4Bと、基部4Bから延出する1対(2つ)の振動腕5B、6Bとを有している。なお、図示しないが、水晶基板3B上には、振動腕5B、6Bを励振するための第1駆動用電極および第2駆動用電極が設けられている。
基部4Bは、図7に示すように、各振動腕5B、6Bに接続されている本体部41Bを含んでいる。
この本体部41Bの2つの振動腕5B、6Bとは反対側の部分には、振動腕5B、6Bから離れるに従いX軸方向での長さが漸減している縮幅部45が設けられている。これにより、振動片2Bの振動漏れを効果的に抑制することができる。
具体的に説明すると次のようになる。なお、以下では、説明を簡単にするために、振動片の形状は、Y’軸に平行な所定の軸に対して対称であるとする。
まず、図7(a)に示すように、縮幅部45が設けられていない場合(基部4XX)について説明する。
振動腕5B、6Bが互いに離間するように屈曲変形した場合、振動腕5Bが接続されている付近の本体部41Bでは、矢印で示したように時計回りの回転運動に近い変位が発生し、振動腕6Bが接続されている付近の本体部41Bでは、矢印で示したように反時計回りの回転運動に近い変位が発生する(ただし、厳密には回転運動ということができるような運動ではないため、便宜的に回転運動に近い、と表現している)。これらの変位のX軸方向成分は、互いに反対方向を向いているから、本体部41BのX軸方向中央部において相殺され、+Y’軸方向の変位が残ることになる(ただし、厳密にはZ’軸方向の変位も残るが、ここでは省略する)。すなわち、本体部41Bは、X軸方向中央部が+Y’軸方向に変位するような屈曲変形をする。この+Y’軸方向の変位を有する本体部41BのY’軸方向中央部に接着剤を形成し、接着剤を介してパッケージに固定すると、+Y’軸方向変位に随伴する弾性エネルギーが接着剤を介して外部に漏洩する。これが振動漏れという損失であり、Q値の劣化の原因となる(結果としてCI値の劣化となる)。
これに対して、図7(b)に示すように、縮幅部45が設けられている場合(基部4B)では、縮幅部45はアーチ状(曲線状)の輪郭を有していることによって、上述した回転運動に近い変位は、縮幅部45に於いて互いにつっかえることになる。すなわち、縮幅部45のX軸方向中央部においては、本体部41BのX軸方向中央部と同様にX軸方向の変位が相殺され、それと共に、Y’軸方向の変位が抑制されることになる。さらに、縮幅部45の輪郭がアーチ状であるから、本体部41Bで発生しようとする+Y’軸方向の変位をも抑制することになる。この結果、縮幅部45が設けられた場合の基部4BのX軸方向中央部の+Y’軸方向の変位は、縮幅部45が設けられていない場合に比べて遥かに小さくなる。すなわち、振動漏れの小さい振動片を得ることができる。
ここでは縮幅部45の輪郭がアーチ状をしているが、上述のような作用を呈するものであればこれに限るものではない。例えば、輪郭が複数の直線によって、段差状に形成されている縮幅部であってもよい。
振動腕5B、6Bは、X軸方向に並び、かつ、互いに平行となるように、それぞれ、基部4Bから−Y’軸方向に延出している。
また、振動腕5Bは、上面に設けられた有底の溝55Bと、下面に設けられた有底の溝56Bとを有している。これにより、振動腕5Bは、溝55B、56Bが形成されている部分では、略H型の横断面形状をなしている
同様に、振動腕6Bは、上面に設けられた有底の溝65Bと、下面に設けられた有底の溝66Bとを有している。
また、振動腕5B、6Bの先端部には、ハンマーヘッド59B、69Bが設けられている。
ここで、振動腕5B、6Bの全長と、ハンマーヘッド59B、69Bの長さおよび幅の関係について説明する。なお、振動腕5B、6Bは、互いに同様の構成であるため、以下では、振動腕5Bについて代表して説明し、振動腕6Bについては、その説明を省略する。
図6に示すように、振動腕5Bの全長(Y’軸方向の長さ)をLとし、ハンマーヘッド59Bの長さ(Y’軸方向の長さ)をHとしたとき、振動腕5Bは、1.2%<H/L<30.0%なる関係を満足している。この関係を満足していれば、特に限定されないが、さらに、4.6%<H/L<22.3%なる関係を満足しているのが好ましい。このような関係を満足することによって、振動片2BのCI値が低く抑えられるため、振動損失が少なく、優れた振動特性を有する振動片2Bとなる。なお、ここで、振動腕5Bの基端を、一方の側面が基部4Bと接続されている箇所と、他方の側面が基部4Bと接続されている箇所を結んだ線分の、振動腕5Bの幅(X軸方向の長さ)中心に位置する箇所に設定している。
また、振動腕5Bは、振動腕5Bの腕部(ハンマーヘッド59Bよりも基端側の部分)の幅(X軸方向の長さ)をW1とし、ハンマーヘッド59Bの幅(X軸方向の長さ)をW2としたとき、1.5≦W2/W1≦10.0なる関係を満足している。この関係を満足していれば、特に限定されないが、さらに、1.6≦W2/W1≦7.0なる関係を満足しているのが好ましい。このような関係を満足することにより、ハンマーヘッド59Bの幅を広く確保することができる。そのため、ハンマーヘッド59Bの長さHが上述のように比較的短くても(Lの30%未満であっても)、ハンマーヘッド59Bによる質量効果を十分に発揮することができる。したがって、1.5≦W2/W1≦10.0なる関係を満足することによって、振動腕5Bの全長Lが抑えされ、振動片2Bの小型化を図ることができる。
このように、振動腕5Bでは、1.2%<H/L<30.0%なる関係と、1.5≦W2/W1≦10.0なる関係とを満足することによって、これら2つの関係の相乗効果によって、小型化でCI値が十分に抑えられている振動片2Bが得られる。
次に、1.2%<H/L<30.0%なる関係と、1.5≦W2/W1≦10.0なる関係とを満足することによって、上記効果を発揮することができることをシミュレーション結果に基づいて証明する。
本シミュレーションは、図8に示すような1本の振動腕5Yを用いて行った。
振動腕5Yは、水晶Z板(回転角0°)で構成されている。
また、振動腕5Yは、−Y軸方向に延びており、その先端部には、ハンマーヘッド59Yが設けられている。
また、振動腕5Yの腕部(ハンマーヘッド59Yよりも基端側の部分)には、横断面がH字状をなすように、1対の溝55Y、56Yが設けられている。
本シミュレーションにおいて、振動腕5Yのサイズは、図8に示すように、全長Lが1210μm、厚さDが100μm、腕部の幅W1が98μm、ハンマーヘッド59Yの幅W2が172μm、溝55Y、56Yの深さD1、D2が共に45μm、土手部(溝55Y、56Yの側壁)の幅W3がそれぞれ6.5μmである。
このような振動腕5Yのハンマーヘッド59Yの長さHを変化させてシミュレーションを行った。なお、振動腕5Yのサイズ(L、W1、W2、D、D1、D2、W3)を変更しても、以下に示すシミュレーション結果と同様の傾向となることが本発明者により確認されている。
本シミュレーションでは、次のようにして、各サンプルのCI値を算出している。まず、有限要素法によって、熱弾性損失のみを考慮したQ値を求める。次に、Q値が周波数依存性を有しているため、求められたQ値を32.768kHz時のQ値(F変換後Q値)に換算する。次に、F変換後Q値に基づいて、R1(CI値)を算出する。次に、CI値も周波数依存性を有しているため、求められたR1を32.768kHz時のR1に換算し、その逆数をとり、全てのシミュレーションの中での最大値を1として規格化したものを「低R1化指数」とした。従って、低R1化指数が1に近い程(大きい程)、CI値が小さいことを意味する。
ここで、Q値をF変換後Q値へ換算する方法は、次の通りである。
下記式(A)、(B)を用いて次のような計算を行った。
=πk/(2ρCpa)…(A)
Q={ρCp/(CαH)}×[{1+(f/f}/(f/f)]…(B)
ただし、式(A)、(B)中、πは円周率、kは振動腕5Yの幅方向の熱電導率、ρは質量密度、Cpは熱容量、Cは振動腕5Yの長さ方向の伸縮の弾性スチフネス定数、αは振動腕5Yの長さ方向の熱膨張率、Hは絶対温度、fは固有周波数である。また、aは、振動腕5Yを図9に示すような平板形状として見做したきの幅(実効幅)である。
まず、シミュレーションで用いた振動腕5Yの固有周波数をF1とし、求められたQ値をQ1とし、式(A)、(B)を用いて、f=F1、Q=Q1となるようなaの値を求める。次に、求められたaを用い、また、f=32.768kHzとし、式(B)からQの値を算出する。このようにして得られたQ値がF変換後Q値となる。
以上のようにして計算した結果を表2に示す。
Figure 2014179802
また、図10(a)に、横軸にハンマーヘッド占有率(H/L)、縦軸に低R1化指数をプロットしたグラフを示し、図10(b)に同図(a)の一部を拡大したグラフを示す。
図10に示すように、H/Lが30.0%未満であれば、ハンマーヘッドを設けない場合に比し、低R1化指数を大きくすることができる。
特に、本発明者は、低R1化指数が0.87以上となる振動片2Bを求めている。表2および図10からわかるように、1.2%<H/L<30.0%なる関係を満足するもの(SIM002〜SIM011)では低R1化指数が目標の0.87以上となっている。特に、4.6%<H/L<22.3%なる関係を満足するもの(SIM003〜SIM008)では低R1化指数が0.95を超えており、よりCI値が低くなっていることが分かる。以上のシミュレーション結果から、1.2%<H/L<30.0%なる関係を満足することにより、CI値が十分に抑えられている振動片2Bが得られることが証明された。
また、このような振動片2Bでは、L≦2μm、好ましくはL≦1μmとすることで、携帯型音楽機器やICカードのようなものに搭載する発振器に使用する、小型な振動片2Bを得ることができる。
また、W1≦100μm、好ましくはW1≦50μmとすることで、上記Lの範囲においても、低消費電力を実現する発振回路に使用する、低周波で共振する振動片2Bを得ることができる。
また、断熱的領域であれば、水晶Z板でY’方向に振動腕5B、6Bが延び、X方向に屈曲振動する振動片2Bにおいて、W1≧12.8μmとすることが好ましい。これにより、確実に断熱的領域にすることができるので、溝55B、65Bの形成により熱弾性損失が減少してQ値が向上し、それと共に溝55B、65Bが形成されている領域で駆動することにより、電界効率が高く、駆動面積が稼げるため、CI値を低くすることができる。
このような振動片2Bを収納するパッケージ9Bは、互いに接合されたベース91Bおよびリッド92Bを有し、これらの間に振動片2Bを収納する収納空間を形成する。
ベース91Bの上面には、接続端子951B、961Bが形成されている。
そして、振動片2Bは、基部4Bの下面にて、導電性接着剤11Bを介して接続端子951B、961Bに固定されている。
すなわち、振動腕5B、6Bが−Y’軸方向に延出している振動片2Bは、基部4Bの水晶における+Z’軸側の主面がパッケージ9Bに固定されている。
以上説明したような第3実施形態に係る振動子1Bによっても、振動片2Bからパッケージ9Bへの振動漏れを小さくすることができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の振動子の第4実施形態について説明する。
図11は、本発明の第4実施形態に係る振動子を示す平面図である。
なお、以下では、説明の便宜上、図11中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」という。
以下、第4実施形態の振動子について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第4実施形態にかかる振動子は、振動片の基部の構成が異なる以外は、前述した第3実施形態と同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図11に示す振動子1Cは、振動片2Cと、振動片2Cを収納するパッケージ9Cとを有する。
振動片2Cは、水晶基板3C(振動体)を有する。
水晶基板3Cは、基部4Cと、基部4Cから延出する1対(2つ)の振動腕5B、6Bとを有している。
基部4Cは、各振動腕5B、6Bに接続されている本体部41Cと、パッケージ9Cに固定されている固定部42Cと、本体部41Cと固定部42Cとを連結している連結部44C(接続部)とを含んでいる。
連結部44Cは、本体部41Cから2つの振動腕5B、6Bの間に向けて振動腕5B、6B側に延びている。これにより、2つの振動腕5B、6B間に連結部44Cを配置することができる。そのため、振動片2Cの小型化、ひいては、振動子1Cの小型化を図ることができる。
本実施形態では、固定部42Cは、2つの振動腕5B、6Bの間に配置されている。これにより、振動片2CのY’軸方向での長さを抑え、その結果、振動片2Cの小型化を効果的に図ることができる。
このような振動片2Cを収納するパッケージ9Cは、互いに接合されたベース91Cおよびリッド92Bを有し、これらの間に振動片2Cを収納する収納空間を形成する。
ベース91Cの上面には、接続端子951C、961Cが形成されている。
そして、振動片2Cは、固定部42Cの下面にて、導電性接着剤11Cを介して接続端子951C、961Cに固定されている。
すなわち、振動腕5B、6Bが−Y’軸方向に延出している振動片2Cは、基部4Cの水晶における+Z’軸側の主面がパッケージ9Cに固定されている。
以上説明したような第4実施形態に係る振動子1Cによっても、振動片2Cからパッケージ9Cへの振動漏れを小さくすることができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の振動子の第5実施形態について説明する。
図12は、本発明の第5実施形態に係る振動子を示す平面図である。
なお、以下では、説明の便宜上、図12中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」という。
以下、第5実施形態の振動子について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第5実施形態にかかる振動子は、振動片の基部の構成が異なる以外は、前述した第4実施形態と同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図12に示す振動子1Dは、振動片2Dと、振動片2Dを収納するパッケージ9Dとを有する。
振動片2Dは、水晶基板3D(振動体)を有する。
水晶基板3Dは、基部4Dと、基部4Dから延出する1対(2つ)の振動腕5B、6Bとを有している。
基部4Dは、各振動腕5B、6Bに接続されている本体部41Dと、パッケージ9Dに固定されている固定部42Dと、本体部41Dと固定部42Dとを連結している連結部44D(接続部)とを含んでいる。
連結部44Dは、本体部41Dから2つの振動腕5B、6Bの間に向けて振動腕5B、6B側に延びている。
本実施形態では、固定部42Dは、2つの振動腕5B、6Bに対して本体部41Dとは反対側に配置されている。これにより、振動片2Dからパッケージ9Dへの振動漏れをより効果的に小さくすることができる。
このような振動片2Dを収納するパッケージ9Dは、互いに接合されたベース91Dおよびリッド92Dを有し、これらの間に振動片2Dを収納する収納空間を形成する。
ベース91Dの上面には、接続端子951D、961Dが形成されている。
そして、振動片2Dは、固定部42Dの下面にて、導電性接着剤11Dを介して接続端子951D、961Dに固定されている。
すなわち、振動腕5B、6Bが−Y’軸方向に延出している振動片2Dは、基部4Dの水晶における+Z’軸側の主面がパッケージ9Dに固定されている。
以上説明したような第5実施形態に係る振動子1Dによっても、振動片2Dからパッケージ9Dへの振動漏れを小さくすることができる。
(発振器)
次いで、本発明の振動子を適用した発振器(本発明の発振器)について説明する。
図13は、本発明の発振器の一例を示す断面図である。
図13に示す発振器10は、振動子1’と、振動片2を駆動するためのICチップ(チップ部品)80とを有している。以下、発振器10について、前述した振動子との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
パッケージ9は、凹部911を有する箱状のベース91と、凹部911の開口を塞ぐ板状のリッド92とを有している。
ベース91の凹部911は、ベース91の上面に開放する第1凹部911aと、第1凹部911aの底面の中央部に開放する第2凹部911bと、第2凹部911bの底面の中央部に開放する第3凹部911cとを有している。
第1凹部911aの底面には、接続端子95、96が形成されている。また、第3凹部911cの底面には、ICチップ80が配置されている。ICチップ80は、振動片2の駆動を制御するための駆動回路(発振回路)を有している。ICチップ80によって振動片2を駆動すると、所定の周波数の信号を取り出すことができる。
また、第2凹部911bの底面には、ワイヤーを介してICチップ80と電気的に接続された複数の内部端子93が形成されている。これら複数の内部端子93には、ベース91に形成された図示しないビアを介してパッケージ9の底面に形成された外部端子(実装端子)94に電気的に接続された端子と、図示しないビアやワイヤーを介して接続端子95に電気的に接続された端子と、図示しないビアやワイヤーを介して接続端子96に電気的に接続された端子とが含まれている。
なお、図13の構成では、ICチップ80が収納空間内に配置されている構成について説明したが、ICチップ80の配置は、特に限定されず、例えば、パッケージ9の外側(ベースの底面)に配置されていてもよい。
このような発振器10によれば、優れた信頼性を発揮することができる。
(電子機器)
次いで、本発明の振動子を適用した電子機器(本発明の電子機器)について、図14〜図17に基づき、詳細に説明する。
図14は、本発明の振動子を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部100を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する振動子1が内蔵されている。
図15は、本発明の振動子を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部100が配置されている。このような携帯電話機1200には、フィルター、共振器等として機能する振動子1が内蔵されている。
図16は、本発明の振動子を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなディジタルスチルカメラ1300には、フィルター、共振器等として機能する振動子1が内蔵されている。
図17は、本発明の振動子を備える電子機器を適用した移動体(自動車)の構成を示す斜視図である。この図において、移動体1500は、車体1501と、4つの車輪1502とを有しており、車体1501に設けられた図示しない動力源(エンジン)によって車輪1502を回転させるように構成されている。このような移動体1500には、発振器10(振動子1)が内蔵されている。
このような移動体によれば、優れた信頼性を発揮することができる。
なお、本発明の振動片を備える電子機器は、図14のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図15の携帯電話機、図16のディジタルスチルカメラ、図17の移動体の他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
以上、本発明の振動子、発振器、電子機器および移動体について図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、振動片としては、発振器に限定されず、例えば、ジャイロセンサーのようなセンサーにも適用することができる。
H‥‥長さ L‥‥全長 W1‥‥幅 W2‥‥幅 W3‥‥幅 1‥‥振動子 1’‥‥振動子 1A‥‥振動子 1B‥‥振動子 1C‥‥振動子 1D‥‥振動子 2‥‥振動片 2A‥‥振動片 2B‥‥振動片 2C‥‥振動片 2D‥‥振動片 2X‥‥振動片 3‥‥水晶基板 3A‥‥水晶基板 3B‥‥水晶基板 3C‥‥水晶基板 3D‥‥水晶基板 3X‥‥水晶基板 4‥‥基部 4A‥‥基部 4B‥‥基部 4C‥‥基部 4D‥‥基部 4X‥‥基部 4XX‥‥基部 5‥‥振動腕 5B‥‥振動腕 5X‥‥振動腕 5Y‥‥振動腕 6‥‥振動腕 6B‥‥振動腕 6X‥‥振動腕 9‥‥パッケージ 9A‥‥パッケージ 9B‥‥パッケージ 9C‥‥パッケージ 9D‥‥パッケージ 10‥‥発振器 11‥‥導電性接着剤 11A‥‥導電性接着剤 11B‥‥導電性接着剤 11C‥‥導電性接着剤 11D‥‥導電性接着剤 41‥‥本体部 41B‥‥本体部 41C‥‥本体部 41D‥‥本体部 42‥‥固定部 42A‥‥固定部 42C‥‥固定部 42D‥‥固定部 43‥‥固定部 44‥‥連結部 44A‥‥連結部 44C‥‥連結部 44D‥‥連結部 45‥‥縮幅部 51‥‥主面 52‥‥主面 53‥‥側面 54‥‥側面 55‥‥溝 55B‥‥溝 55Y‥‥溝 56‥‥溝 56B‥‥溝 56Y‥‥溝 59‥‥ハンマーヘッド 59B‥‥ハンマーヘッド 59Y‥‥ハンマーヘッド 59X‥‥錘 61‥‥主面 62‥‥主面 63‥‥側面 64‥‥側面 65‥‥溝 65B‥‥溝 6X‥‥振動腕 66‥‥溝 66B‥‥溝 69‥‥ハンマーヘッド 69B‥‥ハンマーヘッド 69X‥‥錘 71‥‥保持部 72‥‥保持部 80‥‥ICチップ 84‥‥第1駆動用電極 85‥‥第2駆動用電極 91‥‥ベース 91A‥‥ベース 91B‥‥ベース 91C‥‥ベース 91D‥‥ベース 92‥‥リッド 92B‥‥リッド 92D‥‥リッド 93‥‥内部端子 95‥‥接続端子 96‥‥接続端子 100‥‥表示部 421‥‥下面 431‥‥下面 441‥‥接続部 442‥‥分岐部 443‥‥分岐部 911‥‥凹部 911a‥‥第1凹部 911b‥‥第2凹部 911c‥‥第3凹部 951‥‥接続端子 951A‥‥接続端子 951B‥‥接続端子 951C‥‥接続端子 951D‥‥接続端子 952‥‥貫通電極 953‥‥外部端子 961‥‥接続端子 961A‥‥接続端子 961B‥‥接続端子 961C‥‥接続端子 961D‥‥接続端子 962‥‥貫通電極 963‥‥外部端子 1100‥‥パーソナルコンピューター 1102‥‥キーボード 1104‥‥本体部 1106‥‥表示ユニット 1200‥‥携帯電話機 1202‥‥操作ボタン 1204‥‥受話口 1206‥‥送話口 1300‥‥ディジタルスチルカメラ 1302‥‥ケース 1304‥‥受光ユニット 1306‥‥シャッターボタン 1308‥‥メモリー 1312‥‥ビデオ信号出力端子 1314‥‥入出力端子 1430‥‥テレビモニター 1440‥‥パーソナルコンピューター 1500‥‥移動体 1501‥‥車体 1502‥‥車輪

Claims (13)

  1. 水晶で構成された振動体を含む振動片と、
    前記振動片を収納しているパッケージと、
    を備え、
    前記水晶の電気軸としてのX軸、機械軸としてのY軸、光学軸としてのZ軸からなる直交座標系の前記X軸を回転軸として、前記Z軸を前記Y軸の−Y方向へ+Z側が回転するように傾けた軸をZ’軸、前記Y軸を前記Z軸の+Z方向へ+Y側が回転するように傾けた軸をY’軸としたとき、
    前記振動体は、
    基部と、
    前記X軸方向に沿って並び、前記基部から前記Y’軸のプラス方向に延びている2つの振動腕と、
    を含み、
    前記基部の前記Z’軸のマイナス側の主面が前記パッケージに固定されていることを特徴とする振動子。
  2. 水晶で構成された振動体を含む振動片と、
    前記振動片を収納しているパッケージと、
    を備え、
    前記水晶の電気軸としてのX軸、機械軸としてのY軸、光学軸としてのZ軸からなる直交座標系の前記X軸を回転軸として、前記Z軸を前記Y軸の−Y方向へ+Z側が回転するように傾けた軸をZ’軸、前記Y軸を前記Z軸の+Z方向へ+Y側が回転するように傾けた軸をY’軸としたとき、
    前記振動体は、
    基部と、
    前記X軸方向に沿って並び、前記基部から前記Y’軸のマイナス方向に延びている2つの振動腕と、
    を含み、
    前記基部の前記Z’軸のプラス側の主面が前記パッケージに固定されていることを特徴とする振動子。
  3. 前記基部は、
    前記振動腕に接続されている本体部と、
    前記パッケージに固定されている固定部と、
    前記本体部及び前記固定部を連結している連結部と、
    を含んでいる請求項1または2に記載の振動子。
  4. 前記連結部は、前記本体部から前記2つの振動腕の間に向けて前記振動腕側に延びている請求項3に記載の振動子。
  5. 前記固定部は、前記2つの振動腕の間に配置されている請求項4に記載の振動子。
  6. 前記固定部は、前記2つの振動腕に対して前記本体部とは反対側に配置されている請求項4に記載の振動子。
  7. 前記連結部は、前記本体部から前記2つの振動腕とは反対側に延びている接続部を含む請求項3に記載の振動子。
  8. 前記固定部は、前記X軸方向に沿って互いに離間して配置されている2つのアイランド部を含み、
    前記2つの振動腕は、前記2つのアイランド部の間に配置され、
    前記連結部は、前記接続部から分岐して前記2つのアイランド部に夫々接続されている2つの分岐部を含む請求項7に記載の振動子。
  9. 前記固定部は、前記連結部から前記X軸のプラス方向または前記X軸のマイナス方向の一方向に沿って延びている請求項7に記載の振動子。
  10. 前記基部は、前記2つの振動腕とは反対側の部分にて、前記振動腕から離れるに従い前記X軸方向に沿った長さが漸減している縮幅部を含んでいる請求項1ないし9のいずれか1項に記載の振動子。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の振動子と、
    前記振動片に電気的に接続されている発振回路と、を備えていることを特徴とする発振器。
  12. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の振動子を備えていることを特徴とする電子機器。
  13. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の振動子を備えていることを特徴とする移動体。
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