JP2014027473A - 振動片、振動子、発振器および電子機器 - Google Patents

振動片、振動子、発振器および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】振動漏れを抑制し、優れた振動特性を有する振動片、この振動片を備えた振動子、発振器および電子機器を提供すること
【解決手段】振動片200は、基部220と、基部200から+Y軸方向へ突出し、平面視でY軸方向と交差するX方向に間隔距離をもって並んでいる一対の振動腕230、240と、一対の振動腕230、240の間にあって基部220から+Y軸方向へ突出している支持腕250と、を含んでいる。基部220は、支持腕250が突出している側に対して基部220の中央を境にして反対側であって、かつ前記間隔距離の範囲内に平面視で支持腕250から離れるに従いX軸方向の長さが漸減している第1縮幅部222を含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動片、振動子、発振器および電子機器に関するものである。
水晶発振器等の振動デバイスとしては、複数の振動腕を備える音叉型の振動片を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の振動片は、平面視形状が略矩形の基部と、基部から互いに平行となるように並んで延出する2つの振動腕と、基部から延出し、2つの振動腕の間に位置する支持部とを有している。このような振動片では、2つの振動腕の面内方向への屈曲振動によって基部が変形し易く、この変形によって振動漏れが発生し、Q値が低下するという問題がある。
特開2002−141770号公報
本発明の目的は、振動漏れを抑制し、優れた振動特性を有する振動片、この振動片を備えた振動子、発振器および電子機器を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の振動片は、基部と、
前記基部から同じ側へ突出し、平面視で前記突出の方向と交差する所定方向に間隔距離をもって並んでいる一対の振動腕と、
前記一対の振動腕の間にあって前記基部から前記一対の振動腕と同じ側へ突出している支持腕と、を含み、
前記基部は、前記支持腕が突出している側に対して前記基部の中央を境にして反対側であって、平面視で前記支持腕から離れるに従い前記所定方向の長さが漸減している第1縮幅部を含でいることを特徴とする。
これにより、第1縮幅部によって振動腕の振動が相殺(緩和・吸収)され、振動漏れを抑制することができる。そのため、優れた振動特性を有する振動片が得られる。
[適用例2]
本発明の振動片では、平面視で前記第1縮幅部の輪郭は、平面視で前記所定方向と直交する方向に沿った線を境にして対称形状であると共に前記所定方向に対して互いに逆方向に傾斜した一対の直線状の傾斜部を有していることが好ましい。
これにより、第1縮幅部の形状が簡単なものとなる。
[適用例3]
本発明の振動片では、前記第1縮幅部は、前記一対の傾斜部を辺とした角を備えていることが好ましい。
これにより、第1縮幅部の先端が尖った形状となり、より振動漏れを抑制することができる。
[適用例4]
本発明の振動片では、前記第1縮幅部の輪郭は、平面視で前記所定方向と直交する方向に沿った線を境にして対称形状である円弧状であることが好ましい。
これにより、第1縮幅部の形状が簡単なものとなるとともに、より振動漏れを抑制することができる。
[適用例5]
本発明の振動片では、前記第1縮幅部の前記所定方向の長さの最大は、前記間隔距離よりも大きいことが好ましい。
これにより、より効果的に振動漏れを抑制することができる。
[適用例6]
本発明の振動片では、前記支持腕の前記基部には、その厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されていることが好ましい。
これにより、振動腕の振動が基部を介して支持腕に伝達されることを抑制することができるため、より効果的に、振動漏れを抑制することができる。また、振動腕の同相モードの固有振動周波数を低周波側へシフトさせることもできる。
[適用例7]
本発明の振動片では、前記基部は、前記一対の振動腕の間にあって、前記振動腕の突出する方向に向かうに従い前記所定方向の長さが漸減する第2縮幅部を有し、
前記第2縮幅部から前記支持腕が突出していることが好ましい。
これにより、第1、第2縮幅部の相乗効果によって、より効果的に、振動漏れを抑制することができる。
[適用例8]
本発明の振動子は、本発明の振動片と、
前記振動片を収納するパッケージと、を備え、前記支持腕が前記パッケージに固定されていることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い振動子が得られる。
[適用例9]
本発明の発振器は、本発明の振動片と、
前記振動片と電気的に接続されている発振回路と、を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い発振器が得られる。
[適用例10]
本発明の電子機器は、本発明の振動片を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器が得られる。
本発明の第1実施形態に係る振動片を示す平面図である。 図1中のA−A線断面図である。 シミュレーションに用いた振動片を示す平面図である。 振動漏れ抑制の原理を説明する平面図である。 本発明の第2実施形態に係る振動片の平面図である。 本発明の第3実施形態に係る振動片の平面図である。 本発明の第4実施形態に係る振動片の平面図である。 本発明の第5実施形態に係る振動片の平面図である。 本発明の第6実施形態に係る振動片の平面図である。 本発明の振動子を示す図である。 本発明の発振器を示す図である。 本発明の振動片を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の振動片を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の振動片を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の振動片を備える電子機器を適用した移動体(自動車)の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の振動片、振動子、発振器および電子機器を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.振動片
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動片を示す平面図、図2は、図1中のA−A線断面図、図3は、シミュレーションに用いた振動片を示す平面図、図4は、振動漏れ抑制の原理を説明する平面図である。なお、各図では、説明の便宜上、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸およびZ軸を図示している。また、以下の説明では、説明の便宜上、図1中の上側を「上」、下側を「下」と言う。また、説明の便宜上、Z軸方向から見たときの平面視を単に「平面視」とも言う。
図1および図2に示す振動片200は、振動基板210と、この振動基板210上に形成された駆動用の電極とを有している。
振動基板210は、例えば、水晶、特に、Zカット水晶板で構成されている。これにより、振動片200は、優れた振動特性を発揮することができる。Zカット水晶板とは、水晶のZ軸(光軸)を厚さ方向とする水晶基板である。Z軸は、振動基板210の厚さ方向と一致しているのが好ましいが、常温近傍における周波数温度変化を小さくする観点からは、厚さ方向に対して若干(例えば、15°未満程度)傾けることになる。
振動基板210は、基部220と、基部220から+Y軸方向へ突出し、かつ、X方向に並んで設けられた2つの振動腕230、240と、基部220から+Y軸方向側へ突出するとともに、2つの振動腕230、240の間に位置する支持腕250とを有している。このような振動基板210は、Y軸と平行な対称軸Y’に対して対称となるように形成されている。
基部220は、XY平面に広がりを有し、Z軸方向に厚さを有する略板状をなしている。このような基部220は、腕230、240、250を支持・連結する本体部221と、振動漏れを抑制する第1縮幅部222とを有している。
図1に示すように、本体部221は、その幅(X軸方向の長さ)W’がY軸方向に沿ってほぼ一定である。すなわち、本体部221は、略矩形の平面視形状を有している。そして、本体部221の−Y軸方向側の外縁に、第1縮幅部222が接続されている。すなわち、第1縮幅部222は、本体部221を介して各腕230、240、250と反対側に設けられている。
第1縮幅部222の輪郭は、平面視にて、X軸およびY軸の両軸に対して傾斜する直線状の傾斜部222a、222bで構成されており、これら傾斜部222a、222bの一端(−Y軸方向側の端)同士が対称軸Y’上で接続されている。すなわち、傾斜部222aと222bとは例えば振動腕230と振動腕240との間の中心を通る対称軸Y’を境にして実質的に対象関係である。そのため、第1縮幅部222は、その先端部に、傾斜部222a、222bを辺とする角を有し、尖っている。第1縮幅部222をこのような形状とすることにより、後述するように、振動漏れを効果的に抑制することができるとともに、第1縮幅部222の構成の簡易化を図ることができる。
なお、傾斜部222a、222bとX軸とのなす角度θとしては、特に限定されないが、例えば、第1縮幅部222の過度な大型化を抑制する観点からすると、5°以上、70°以下程度であるのが好ましく、10°以上、50°以下程度であるのがより好ましい。
また、第1縮幅部222の最大幅(突出方向基端における長さ)Wmaxは、本体部221の幅W’とほぼ等しく、第1縮幅部222は、本体部221の−Y軸方向側の端(角部)と段差なく連続的に形成されている。
また、水晶基板をウェットエッチングすることにより振動基板210をパターニングする場合、振動基板210の輪郭には水晶の結晶面が出現するため、この結晶面と平行な傾斜部222a、222bをフォトマスク上で形成してパターニングしておけば、形状のばらつきが小さくなり、安定した性能を得ることができる。特に水晶のX軸に対して30°や60°を成す結晶面と平行にするとよい。
支持腕250は、基部220から+Y軸方向に延出しており、かつ、振動腕230、240の間に位置している。また、支持腕250は、長手形状をなしており、長手方向の全域に亘って幅(X方向の長さ)が一定となっている。ただし、支持腕250の形状(特に平面視形状)としては、特に限定されず、長手方向の途中に、幅が変化する部分を有していてもよい。また、支持腕250の長さは、振動腕230、240と同じ長さである必要はなく、必要に応じて振動腕230、240より長く、或は短くしてもよい。
振動腕230、240は、所定の間隔距離をもってX方向に並んで設けられており、それぞれ、基部220から+Y方向に突出している。また、振動腕230、240は、それぞれ、その先端部に設けられたハンマーヘッド260、270を有している。ハンマーヘッド260、270を設けることによって、振動片200の小型化を図ることができたり、振動腕230、240の屈曲振動の周波数を低めたりすることができる。なお、ハンマーヘッド260、270は、必要に応じて複数の幅を有していてもよく、省略してもよい。更に、ハンマーヘッド260、270が設けられた場合には、上述した支持腕250の長さは、振動腕230、240の長さからハンマーヘッド260、270の長さを差引いた長さより短くすることで、ハンマーヘッド260とハンマーヘッド270の距離を短くすることができるので、小型化に有利である。
また、振動腕230には、一方の主面231に開放する有底の溝235と、他方の主面232に開放する有底の溝236とが形成されている。同様に、振動腕240には、一方の主面241に開放する有底の溝245と、他方の主面242に開放する有底の溝246とが形成されている。これら溝235、236、245、246は、Y軸方向に延在して設けられており、互いに同じ形状をなしている。そのため、振動腕230、240は、略「H」状の横断面形状をなしている。このような溝235、236、245、246を形成することによって、屈曲振動によって発生する熱が拡散(熱伝導)し難くなり、屈曲振動周波数(機械的屈曲振動周波数)fが熱緩和周波数f0より大きな領域(f>f0)である断熱的領域では、熱弾性損失を抑制することができる。なお、溝235、236、245、246は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。
また、図2に示すように、振動腕230には、第1駆動用電極280と第2駆動用電極290とが形成されている。第1駆動用電極280は、溝235、236の内面に形成されており、第2駆動用電極290は、側面233、234に形成されている。同様に、振動腕240にも、第1駆動用電極280と第2駆動用電極290とが形成されている。第1駆動用電極280は、側面243、244に形成されており、第2駆動用電極290は、溝245、246の内面に形成されている。これら第1、第2駆動用電極280、290間に交番電圧を印加すると、振動腕230、240が互いに接近、離間を繰り返すように面内方向(XY平面方向)に所定の周波数で振動する。
第1、第2駆動用電極280、290の構成は、特に限定されず、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料、酸化インジウムスズ(ITO)等の導電材料を用いることができる。
なお、図示しないが、第1駆動用電極280および第2駆動用電極290は、基部220を介して支持腕250まで引き出されており、支持腕にて、例えば、後述するパッケージ300に形成された接続電極との導通が図られている。
以上、振動片200の構成について簡単に説明した。次に、前述した第1縮幅部222を設けることによって、振動特性が向上することをシミュレーション結果に基づいて証明する。なお、以下では、平面視で振動腕230、240が互いに逆相の屈曲振動の基本モードに於ける屈曲振動周波数(機械的屈曲振動周波数)f=32.768kHz近傍の振動片を用いたシミュレーションを代表して用いるが、平面視で振動腕230、240が互いに逆相で屈曲振動する場合には、屈曲振動周波数fを変更しても、下記に示すシミュレーション結果と同様の傾向となることが、発明者らによって確認されている。
また、本シミュレーションで用いた振動片の振動腕230、240のサイズは、それぞれ、長さ(ハンマーヘッド260、270を含む長さ)が1000μm、厚さが150μm、幅が80μmであり、基部220の幅は、500μmである。なお、発見者らによって、振動腕230、240や基部220のサイズを変更しても、下記に示すシミュレーション結果と同様の傾向となることが確認されている。
下記の表1は、第1縮幅部の有無によるQ値の変化を示す表である。なお、表1に示すQ値は、振動漏れのみを考慮した値である。
また、表1中の「SIM/0_1」は、図3(a)に示すように、基部220に第1縮幅部222が設けられておらず、かつ、基部220の長さ(Y方向の長さ)Lが70μmの振動片である。また、「SIM/0_2」は、図3(b)に示すように、基部220に第1縮幅部222が設けられておらず、かつ、基部220の長さLが120μmの振動片である。また、「SIM/1_1」は、図3(c)に示すように、基部220に第1縮幅部222が形成されており、基部220の長さLが120μmであり、かつ、第1縮幅部222の長さL’が50μmの振動片である。すなわち、SIM/0_1およびSIM/0_2は、従来技術に属する振動片であり、SIM/1_1は、本発明に属する振動片である。
Figure 2014027473
表1から明らかなように、「SIM/1_1」の振動片は、「SIM/0_1」および「SIM/0_2」の振動片よりもQ値が顕著に高い。したがって、第1縮幅部222を有し、かつ、振動腕230と振動腕240との間に支持腕250を供えたことにより、支持腕250に伝達されようとした振動漏れが抑制され、優れた振動特性を発揮することができることが解った。また、基部220の長さLが異なる「SIM/0_1」および「SIM/0_2」の振動片が共に低いQ値であること、および、「SIM/1_1」の振動片と同じ長さLの基部220を有する「SIM/0_2」の振動片が低いQ値であることから、Q値は、基部220の長さにほとんど影響されず、第1縮幅部222の有無に大きく影響されることが解った。なお、この理由としては、図4に示すように、振動腕230、240が屈曲振動した際、その振動によって基部220の本体部221が矢印のように変形しようとするが、第1縮幅部222が有する傾斜部222a、222bにつっかえていることによって、いわゆる第1縮幅部222が梁として支えになり、本体部221の変形が抑えられることが考えられ、その結果、振動漏れが抑制され、Q値の向上に繋がると推察される。
以上のように、第1縮幅部222を有することにより振動漏れが抑制されることが解った。次に、第1縮幅部222の大きさ(長さL’)と、Q値の関係について説明する。下記の表2は、第1縮幅部222の長さL’とQ値との関係を示す表である。
Figure 2014027473
表2から明らかなように、本発明に属する「SIM/1_1」ないし「SIM/1_16」の各振動片は、従来技術に属する「SIM/0_1」の振動片よりもQ値が高い。したがって、どのような大きさであっても、第1縮幅部222を有しさえすれば、振動漏れが抑制され、優れた振動特性を発揮することができることが解った。また、θ=6°以上、16°以下、および、30°以上の範囲にて、特に高いQ値(200,000以上)となっていることが解った。
以上のシミュレーション結果から、第1縮幅部222を設けることによって、振動特性が向上することが証明された。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る振動片の平面図である。
以下、第2実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態は、第1縮幅部の構成(形状)が異なる以外は、第1実施形態とほぼ同様である。なお、図5では、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図5に示す振動片200Aでは、第1縮幅部222Aの輪郭は、対称軸Y’を境にして対称形状である円弧状の円弧部222cで構成されており、円弧部222cの両端が、本体部221の−Y軸方向側の各角と接続されている。このような円弧部222cの曲率半径は、その全域にわたって一定となっている。なお、円弧部222cの曲率半径は、一定の場合に限定されず、例えば、−Y軸方向に向けて漸増していてもよいし、反対に、漸減していてもよい。また、水晶基板をウェットエッチングすることにより振動基板210をパターニングする場合、振動基板210の輪郭には水晶の結晶面が出現するため、微視的に見ると、円弧部222cは、短い直線状の部分の集合体となっているとも言えるが、このような場合も「円弧状」に含まれるものとする。また、この場合には、短い直線状の部分の集合体となった円弧部222cよりも内側(本体部221側)に、結晶面が現れない程度に追加でウェットエッチングを施して円弧を形成してもよい。
このような形状の第1縮幅部222Aを設けることによっても、前述した第1実施形態と同様に振動特性が向上することをシミュレーション結果に基づいて証明する。なお、本シミュレーションで用いた振動片は、第1縮幅部の形状が異なる以外は、前述した第1実施形態で用いたものと同様のものである。
下記の表3は、第1縮幅部の形状とQ値の関係を示す表である。なお、表3に示すQ値は、振動漏れのみを考慮した値である。また、表3中の「SIM/2_1」は、本実施形態に属する振動片であって、基部220の長さLが120μm、第1縮幅部222の長さL’が50μmであり、かつ、第1縮幅部222の輪郭が一定の曲率半径を有する円弧部222cで構成された振動片である。
Figure 2014027473
表3から明らかなように、「SIM/2_1」の振動片は、「SIM/1_1」の振動片と同等(それ以上)のQ値を有している。したがって、本実施形態のように、第1縮幅部222Aの輪郭を円弧状としても、従来と比較して、振動漏れが抑制され、優れた振動特性を発揮することができることが解った。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図6は、本発明の第3実施形態に係る振動片の平面図である。
以下、第3実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態は、第1縮幅部の構成(形状)が異なる以外は、第1実施形態とほぼ同様である。なお、図6では、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図6に示す振動片200Bでは、第1縮幅部222Bの最大幅(X軸方向の長さの最大)Wmaxが、本体部221の幅Wよりも小さくなっている。したがって、第1縮幅部222Bは、本体部221の−Y軸方向側の縁(辺)の両端部を除く中央部と接続されるようにして形成されている。
このような第1縮幅部222Bを設けることによっても、前述した第1実施形態と同様に振動特性が向上することをシミュレーション結果に基づいて証明する。なお、本シミュレーションで用いた振動片は、第1縮幅部の形状(幅)が異なる以外は、前述した第1実施形態で用いた「SIM/1_1」と同様である。
下記の表4は、第1縮幅部の幅とQ値との関係を示す表である。なお、表3に示すQ値は、振動漏れのみを考慮した値である。
Figure 2014027473
表4から明らかなように、本実施形態の振動片に属する「SIM/3_1」なしい「SIM/3_11」の振動片は、従来技術に属する「SIM/0_1」および「SIM/0_2」の振動片よりもQ値が高い。したがって、本実施形態のような第1縮幅部222Bを有することによっても、振動漏れが抑制され、優れた振動特性を発揮することができることが解った。
また、全体的に見て、第1縮幅部222Bの幅が大きくなる程、Q値が高くなることが解った。ここで、「SIM/3_1」、「SIM/3_1」、「SIM/3_1」および「SIM/3_1」は、第1縮幅部222Bの両端が振動腕230、240の内側面よりも外側に位置している(図6中の領域S”内に位置している)振動片、すなわち、第1縮幅部222Bの最大幅(X軸方向の長さの最大)Wmaxが、振動腕230、240の離間距離よりも大きい振動片であるが、これら振動片は、いずれも十分に高いQ値を有していることが解る。また、第1縮幅部222の最大幅Wmax>1/2W(D<125)の範囲では、全体的に、高いQ値を有していることが解る。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図7は、本発明の第4実施形態に係る振動片の平面図である。
以下、第4実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4実施形態は、第1縮幅部の構成(形状)が異なる以外は、第1実施形態とほぼ同様である。なお、図7では、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図7に示す振動片200Cでは、第1縮幅部222Cの輪郭は、平面視にて、X軸およびY軸の両軸に対して傾斜する直線状の傾斜部222Ca、222Cbと、傾斜部222Ca、222Cbの−Y軸方向側の端同士を連結し、X軸に平行な連結部222Cdとを有している。
このような第1縮幅部222Bを設けることによっても、前述した第1実施形態と同様に振動特性が向上することをシミュレーション結果に基づいて証明する。なお、本シミュレーションで用いた振動片は、第1縮幅部の形状が異なる以外は、前述した第1実施形態で用いた「SIM/1_1」と同様である。
下記の表5は、第1縮幅部の形状とQ値との関係を示す表である。なお、表5に示すQ値は、振動漏れのみを考慮した値である。また、表5中の「SIM/4_1」は、本実施形態の振動片に属し、基部220の長さLが120μm、第1縮幅部222の長さL’が50μm、かつ、連結部222Cdの長さL”が250μmの振動片である。
Figure 2014027473
表5から明らかなように、本実施形態の振動片に属する「SIM/4_1」の振動片は、従来技術に属する「SIM/0_1」および「SIM/0_2」の振動片よりもQ値が高い。したがって、本実施形態のような第1縮幅部222Cを有することによっても、振動漏れが抑制され、優れた振動特性を発揮することができることが解った。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図8は、本発明の第5実施形態に係る振動片の平面図である。
以下、第5実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第5実施形態は、基部の構成(形状)が異なる以外は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。なお、図8では、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図8に示す振動片200Dでは、基部220Dは、本体部221と、本体部221の−Y軸方向側に位置する第1縮幅部222と、本体部221の+Y軸方向側に位置し、振動腕230、240の間に位置する第2縮幅部223とを有している。言い換えれば、本実施形態の基部220Dは、本体部221を介して対向配置された2つの縮幅部222、223を有している。
また、第2縮幅部223は、本体部221と支持腕250との間に設けられている。言い換えれば、第2縮幅部223から支持腕250が突出している。このような配置で第2縮幅部223を設けることにより、振動腕230、240の振動が基部220を介して支持腕250に伝達されるのを抑制することができ、より効果的に振動漏れを抑制することができる。具体的には、振動腕230、240の振動は、主に、第1縮幅部222によって相殺(緩和・吸収)されるが、第1縮幅部222によって相殺されなかった振動が支持腕250へ向かう場合がある。このような場合には、その振動を、第2縮幅部223によって相殺(緩和、吸収)することができるため、より効率的に振動漏れを抑制することができる。
本実施形態では、第2縮幅部223の輪郭は、X方向に対向配置され、X軸およびY軸の両軸に対して傾斜する直線状の傾斜部223a、223bによって構成されている。第2縮幅部223をこのような形状とすることにより、第2縮幅部223の構成の簡易化を図ることができる。なお、傾斜部223a、223bとX軸とのなす角θ’は、特に限定されないが、傾斜部222a、222bとX軸とのなす角θとほぼ等しいことが好ましい。
このような第5実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
図9は、本発明の第6実施形態に係る振動片の平面図である。
以下、第6実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第6実施形態は、支持腕に貫通孔が形成されている以外は、前述した第5実施形態とほぼ同様である。なお、図9では、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図9に示す振動片200Eでは、支持腕250の基端部に、その厚さ方向に貫通する貫通孔600が形成されている。このような貫通孔600を設けることにより、振動腕230、240の同相モードの固有振動周波数を低周波側へシフトすることができる。そのため、同相モードの固有振動周波数と、逆相モードの固有振動周波数との差を大きくすることができ、振動片200の振動特性が向上する。
特に、貫通孔600の基端側の輪郭は、傾斜部223aの延長線上に沿って延在する第1延在部601と、傾斜部223bの延長線上に沿って延在する第2延在部602とを有し、これら第1、第2延在部601、602の一端同士が接続された形状に構成されている。このような形状の貫通孔600によれば、貫通孔600よりも基部220側の領域を、第2縮幅部223として機能させることができるため、第2縮幅部223の領域を例えば前述した第5実施形態と比較して増やすことができる。
なお、貫通孔600は基部と後述する導電性接着剤351と接着される固定領域との間に設けている。
このような第6実施形態によっても、前述した第5実施形態と同様、第1縮幅部にて相殺しきれなかった振動を第2縮幅部223に相殺して支持腕250へ伝達されようとする振動を抑圧するので第1実施形態よりも高い振動漏れ防止効果を実現できる。
2.振動子
次に、本発明の振動片を適用した振動子(本発明の振動子)について説明する。
図10に示す振動子100は、振動片200と、振動片200を収納するパッケージ300とを有している。
パッケージ300は、上面に開放する凹部311を有するキャビティ型のベース基板310と、凹部311の開口を覆うようにベース基板310に接合されたリッド(蓋体)320とを有し、その内部空間に振動片200を収納している。また、内部空間は、気密的に形成されている。
ベース基板310は、絶縁性を有する材料で構成されている。このような材料としては、特に限定されず、例えば、酸化物系セラミックス、窒化物系セラミックス、炭化物系セラミックス等の各種セラミックスなどを用いることができる。一方、リッド320は、ベース基板310の構成材料と線膨張係数が近似する部材で構成されている。このような材料としては、例えば、ベース基板310の構成材料を前述したようなセラミックスとした場合には、コバール等の合金を用いることができる。
凹部311の底面には、2つの接続電極331、332が形成されており、これら接続電極331、332は、それぞれ、図示しない貫通電極や層間配線を介して、ベース基板310の下面に形成された図示しない実装電極と電気的に接続されている。
収納空間に収納された振動片200は、支持腕250において、支持腕250の2つの固定領域に一対の導電性接着剤351、352を介してベース基板310に支持、固定されている。一方の導電性接着剤351は、接続電極331と第1駆動用電極280とを電気的に接続するように設けられており、他方の導電性接着剤352は、接続電極332と第2駆動用電極290とを電気的に接続するように設けられている。
3.発振器
次に、本発明の振動片を適用した発振器(本発明の発振器)について説明する。
図11に示す発振器900は、振動片200と、振動片200を収納するパッケージ400と、振動片200を駆動するためのICチップ(チップ部品)500とを有している。
パッケージ400は、ベース基板410と、ベース基板410に接合されたリッド(蓋体)420とを有している。
ベース基板410は、上面に開放する第1凹部411と、下面に開放する第2凹部412とを有している。
第1凹部411の開口は、リッド420によって塞がれており、その内側に、振動片200が収納されている。また、第1凹部411内には、2つの接続電極431、432が形成されている。第1凹部411内の振動片200は、支持腕250において、一対の導電性接着剤451、452を介してベース基板410に支持、固定されている。また、一方の導電性接着剤451は、接続電極431と第1駆動用電極280とを電気的に接続するように設けられており、他方の導電性接着剤452は、接続電極432と第2駆動用電極290とを電気的に接続するように設けられている。
一方、第2凹部412内にはICチップ500が収容されており、このICチップ500は、接着剤を介してベース基板410に固定されている。また、第2凹部412内には、少なくとも2つのIC接続電極433、434が形成されている。IC接続電極433は、ボンディングワイヤーによってICチップ500と電気的に接続されているとともに、図示しない貫通電極や層間配線を介して接続電極431と電気的に接続されている。同様に、IC接続電極434は、ボンディングワイヤーによってICチップ500と電気的に接続されているとともに、図示しない貫通通電極や層間配線を介して接続電極432と電気的に接続されている。また、第2凹部412内には樹脂材料700が充填されており、この樹脂材料700によって、ICチップ500が封止されている。
ICチップ500は、振動片200の駆動を制御するための駆動回路(発振回路)を有しており、このICチップ500によって振動片200を駆動すると、所定の周波数の信号を取り出すことができる。
4.電子機器
次いで、本発明の振動片を適用した電子機器(本発明の電子機器)について、図12〜図15に基づき、詳細に説明する。
図12は、本発明の振動片を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部2000を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、発振器900(振動片200)が内蔵されている。
図13は、本発明の振動片を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部2000が配置されている。このような携帯電話機1200には、発振器900(振動片200)が内蔵されている。
図14は、本発明の振動片を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなディジタルスチルカメラ1300には、発振器900(振動片200)が内蔵されている。
図15は、本発明の振動片を備える電子機器を適用した移動体(自動車)の構成を示す斜視図である。この図において、移動体1500は、車体1501と、4つの車輪1502とを有しており、車体1501に設けられた図示しない動力源(エンジン)によって車輪1502を回転させるように構成されている。このような移動体1500には、発振器900(振動片200)が内蔵されている。
なお、本発明の振動片を備える電子機器は、図12のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図13の携帯電話機、図14のディジタルスチルカメラ、図15の移動体の他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
以上、本発明の振動片、振動子、発振器および電子機器について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態の縮幅部の輪郭には、突出部や窪み(切り欠き)が形成されていてもよい。
100……振動子 200、200A、200B、200C、200D、200E……振動片 210……振動基板 220、220D……基部 221……本体部 222、222A、222B、222C……第1縮幅部 222a、222b、222Ca、222Cb……傾斜部 222c……円弧部 222Cd……連結部 223……第2縮幅部 223a、223b……傾斜部 230、240……振動腕 231、232、241、242……主面 233、234、243、244……側面 235、236、245、246……溝 250……支持腕 260、270……ハンマーヘッド 280……第1駆動用電極 290……第2駆動用電極 300……パッケージ 310……ベース基板 311……凹部 320……リッド 331、332……接続電極 351、352……導電性接着剤 400……パッケージ 410……ベース基板 411……第1凹部 412……第2凹部 420……リッド 431、432……接続電極 433、434……IC接続電極 451、452……導電性接着剤 500……ICチップ 600……貫通孔 601……第1延在部 602……第2延在部 700……樹脂材料 900……発振器 1100……パーソナルコンピューター 1102……キーボード 1104……本体部 1106……表示ユニット 1200……携帯電話機 1202……操作ボタン 1204……受話口 1206……送話口 1300……ディジタルスチルカメラ 1302……ケース 1304……受光ユニット 1306……シャッタボタン 1308……メモリー 1312……ビデオ信号出力端子 1314……入出力端子 1430……テレビモニター 1440……パーソナルコンピューター 1500……移動体 1501……車体 1502……車輪 2000……表示部

Claims (10)

  1. 基部と、
    前記基部から同じ側へ突出し、平面視で前記突出の方向と交差する所定方向に間隔距離をもって並んでいる一対の振動腕と、
    前記一対の振動腕の間にあって前記基部から前記一対の振動腕と同じ側へ突出している支持腕と、を含み、
    前記基部は、前記支持腕が突出している側に対して前記基部の中央を境にして反対側であって、平面視で前記支持腕から離れるに従い前記所定方向の長さが漸減している第1縮幅部を含でいることを特徴とする振動片。
  2. 平面視で前記第1縮幅部の輪郭は、平面視で前記所定方向と直交する方向に沿った線を境にして対称形状であると共に前記所定方向に対して互いに逆方向に傾斜した一対の直線状の傾斜部を有している請求項1に記載の振動片。
  3. 前記第1縮幅部は、前記一対の傾斜部を辺とした角を備えている請求項2に記載の振動片。
  4. 前記第1縮幅部の輪郭は、平面視で前記所定方向と直交する方向に沿った線を境にして対称形状である円弧状である請求項1に記載の振動片。
  5. 前記第1縮幅部の前記所定方向の長さの最大は、前記間隔距離よりも大きい請求項1ないし4のいずれか一項に記載の振動片。
  6. 前記支持腕の前記基部には、その厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されている請求項1ないし5のいずれか一項に記載の振動片。
  7. 前記基部は、前記一対の振動腕の間にあって、前記振動腕の突出する方向に向かうに従い前記所定方向の長さが漸減する第2縮幅部を有し、
    前記第2縮幅部から前記支持腕が突出している請求項1ないし6のいずれか一項に記載の振動片。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の振動片と、
    前記振動片を収納するパッケージと、を備え、前記支持腕が前記パッケージに固定されていることを特徴とする振動子。
  9. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の振動片と、
    前記振動片と電気的に接続されている発振回路と、を備えることを特徴とする発振器。
  10. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の振動片を備えることを特徴とする電子機器。
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