JP2014107603A - 振動片、振動子、発振器および電子機器 - Google Patents

振動片、振動子、発振器および電子機器 Download PDF

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明法 山田
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Abstract

【課題】優れた振動特性および耐衝撃性を有する振動片、および、この振動片を備える信頼性に優れた振動子、発振器および電子機器を提供すること。
【解決手段】振動片2は、振動腕5が有底の溝55を有し、振動腕5の延出方向に直交する幅方向に沿って溝55を挟んで並んでいる1対の壁部57a、57bは、それぞれ、基端側に設けられた第1部分51a、51bと、第1部分51a、51bよりも幅が大きい第2部分51c、51dとを含み、第2部分51c、51dの少なくとも基端は、振動腕5の延出方向での所定範囲内に包含されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、振動片、振動子、発振器および電子機器に関するものである。
発振器、ジャイロセンサー等の振動子は、一般に、振動腕を有する振動片を備える。
例えば、特許文献1に記載の振動片は、基部と、この基部から互いに平行となるように延出する2つの振動腕とを有し、2つの振動腕を互いに接近・離間する方向(面内方向)に屈曲振動させる。
この振動片の各振動腕には、各振動腕の横断面が略H字状をなすように、長手方向に沿って1対の溝が形成されている。これにより、熱弾性損失を低減し、振動片の振動特性を優れたものとすることができる。
しかし、従来の振動片では、このような溝の幅が長手方向での全域に亘って一定であるため、熱弾性損失の低減効果を高めるために、溝の長さを長くしたり、溝の幅を大きくしたりすると、振動腕の機械的強度が不足し、耐衝撃性が低下するという問題があった。
すなわち、従来の振動片は、熱弾性損失を低減することと、振動腕の耐衝撃性を高めることとを両立することができなかった。
実開平2−32229号公報
本発明の目的は、優れた振動特性および耐衝撃性を有する振動片、および、この振動片を備える信頼性に優れた振動子、発振器および電子機器を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の振動片は、基部と、
前記基部から延出されている振動腕と、を備え
前記振動腕は、前記振動腕の基端部から先端部側に向けて延びている有底の溝を有し、
前記振動腕の延出方向に直交する幅方向に沿って前記溝を挟んで並んでいる1対の壁部は、それぞれ、基端側に設けられた第1部分と、前記第1部分に対して先端側に設けられ、前記第1部分よりも幅が大きい第2部分とを含み、
前記振動腕の長さをLとし、前記溝の先端と前記振動腕の基端との間の距離をLgとし、前記第2部分の基端と前記振動腕の基端との間の距離をLg1としたとき、
下記式(F)および(F)を満たすことを特徴とする振動片。
0.3≦(Lg/L)≦0.8・・・(F
α≦(Lg1/L)≦β・・・(F
[ただし、前記式(F)において、
α=−1.677×(Lg/L)+1.640×(Lg/L)+7.900×10−2×(Lg/L)+1.229×10−1
β=(Lg/L)
である。]
このように構成された振動片によれば、熱弾性損失を低減することと、振動腕の耐衝撃性を高めることとを両立することができる。
[適用例2]
本発明の振動片は、基部と、
前記基部から延出されている振動腕と、を備え
前記振動腕は、前記振動腕の基端部から先端部側に向けて延びている有底の溝を有し、
前記振動腕の延出方向に直交する幅方向に沿って前記溝を挟んで並んでいる1対の壁部は、それぞれ、基端側に設けられた第1部分と、前記第1部分に対して先端側に設けられ、前記第1部分よりも幅が大きい第2部分とを含み、
前記振動腕の長さをLとし、前記溝の先端と前記振動腕の基端との間の距離をLgとし、前記第2部分の基端と前記振動腕の基端との間の距離をLg1としたとき、
下記式(F)および(F)を満たすことを特徴とする振動片。
0.8<(Lg/L)≦1・・・(F
α≦(Lg1/L)≦β・・・(F
[ただし、前記式(F)において、
α=5.370×10−1×(Lg/L)−1.082×(Lg/L)+9.036×10−1
β=2.275×(Lg/L)−4.176×(Lg/L)+2.686
である。]
このように構成された振動片によれば、熱弾性損失を低減することと、振動腕の耐衝撃性を高めることとを両立することができる。
[適用例3]
本発明の振動片では、前記溝は、前記1対の第2部分同士の間に位置する部分の幅が前記1対の第1部分同士の間に位置する部分の幅よりも狭いことが好ましい。
これにより、振動腕の溝が形成されている部分の幅が一定であっても、第1部分および第2部分を設けることができる。
[適用例4]
本発明の振動片では、前記溝は、前記1対の第1部分同士の間に位置する部分と、前記1対の第2部分同士の間に位置する部分との間に、前記第1部分側から前記第2部分側に向けて、幅が連続的に狭くなる傾斜部を有することが好ましい。
これにより、第1部分と第2部分との間の応力集中を低減することができる。そのため、かかる応力集中による振動腕の損傷および熱弾性損失の増加を防止することができる。
[適用例5]
本発明の振動片では、前記基部および前記振動腕は、水晶で構成されており、
前記傾斜部は、前記水晶の結晶面に沿っていることが好ましい。
これにより、ウェットエッチングにより振動片を形成する場合、傾斜部側面にヒレと呼ばれる不要な形状が形成されることがなく、振動特性に優れた振動片を簡単に製造することができる。
[適用例6]
本発明の振動片では、前記振動腕は、その先端部に基端部よりも幅が広いハンマーヘッドを有し、
前記溝の先端は、前記ハンマーヘッドまで延びていることが好ましい。
これにより、溝の幅が一定であっても、第1部分および第2部分を設けることができる。
[適用例7]
本発明の振動子は、本発明の振動片と、
前記振動片を収納するパッケージと、を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性に優れた振動子を提供することができる。
[適用例8]
本発明の発振器は、本発明の振動片と、
前記振動片と電気的に接続されている発振回路と、を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性に優れた発振器を提供することができる。
[適用例9]
本発明の電子機器は、本発明の振動片を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性に優れた電子機器を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る振動子を示す平面図である。 図1中のA−A線断面図である。 図1に示す振動子が有する振動片の断面図(図1中のB−B線断面図)である。 振動腕の屈曲振動時の熱伝導について説明するための図である。 Q値とf/fmとの関係を示すグラフである。 ウェットエッチングにより形成された振動腕を示す断面図である。 図1に示す振動子が有する振動片の断面図(図1中のC−C線断面図)である。 図1に示す振動子が有する振動片の振動腕に形成された溝を説明するための拡大平面図である。 振動腕に一定幅の溝を形成したとき、その溝の長さと、衝撃を受けたときの振動腕の歪が最大となる位置との関係を調査するシミュレーションを説明するための図である。 一定幅の溝の長さと、衝撃を受けたときの振動腕の歪が最大となる位置との関係を示すグラフである。 一定幅の溝の長さと、衝撃を受けたときの振動腕の歪が最大に対して半分となる位置との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る振動子が有する振動片の振動腕に形成された溝を説明するための拡大平面図である。 本発明の第3実施形態に係る振動子が有する振動片の振動腕に形成された溝を説明するための拡大平面図である。 本発明の第4実施形態に係る振動子が有する振動片の振動腕に形成された溝を説明するための拡大平面図である。 本発明の発振器の一例を示す断面図である。 本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用した移動体(自動車)を示す斜視図である。
以下、本発明の振動片、振動子、発振器および電子機器を図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明の振動子(本発明の振動片を備える振動子)について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動子を示す平面図、図2は、図1中のA−A線断面図、図3は、図1に示す振動子が有する振動片の断面図(図1中のB−B線断面図)、図4は、振動腕の屈曲振動時の熱伝導について説明するための図、図5は、Q値とf/fmとの関係を示すグラフ、図6は、ウェットエッチングにより形成された振動腕を示す断面図、図7は、図1に示す振動子が有する振動片の断面図(図1中のC−C線断面図)、図8は、図1に示す振動子が有する振動片の振動腕に形成された溝を説明するための拡大平面図、図9は、振動腕に一定幅の溝を形成したとき、その溝の長さと、衝撃を受けたときの振動腕の歪が最大となる位置との関係を調査するシミュレーションを説明するための図、図10は、一定幅の溝の長さと、衝撃を受けたときの振動腕の歪が最大となる位置との関係を示すグラフ、図11は、一定幅の溝の長さと、衝撃を受けたときの振動腕の歪が最大に対して半分となる位置との関係を示すグラフである。
なお、以下では、説明の便宜上、図1〜図4および図6〜図8において、それぞれ、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸およびZ軸を図示しており、その図示した各矢印の先端側を「+側」、基端側を「−側」とする。また、X軸に平行な方向を「X軸方向」、X軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」といい、また、+Z側(図2中の上側)を「上」、−Z側(図2の下側)を「下」ともいう。また、以下の説明では、説明の便宜上、各図に示すX軸、Y軸およびZ軸は、それぞれ、後述する水晶基板3を構成する水晶のX軸(電気軸)、Y軸(機械軸)およびZ軸(光学軸)と一致している。
1.振動子
図1および図2に示す振動子1は、振動片2(本発明の振動片)と、振動片2を収納するパッケージ9とを有している。以下、振動片2およびパッケージ9について、順次詳細に説明する。
(振動片2)
図1、図2および図3に示すように、本実施形態の振動片2は、水晶の基板(水晶基板)3と、水晶基板3上に形成された第1駆動用電極84および第2駆動用電極85とを有している。なお、図1および図2では、説明の便宜上、第1駆動用電極84および第2駆動用電極85の図示を省略している。
水晶基板3は、Zカット水晶板で構成されている。これにより、振動片2は、優れた振動特性を発揮することができる。Zカット水晶板とは、水晶のZ軸(光学軸)を厚さ方向とする水晶基板である。なお、水晶のZ軸は、水晶基板3の厚さ方向と一致しているのが好ましいが、常温近傍における周波数温度変化を小さくする観点からは、厚さ方向に対して若干(例えば、15°未満程度)傾けることになる。
図1に示すように、水晶基板3は、基部4と、基部4から延出する一対の振動腕5、6と、基部4から延出する支持部7とを有している。
基部4は、X軸およびY軸に平行な平面であるXY平面に広がり、Z軸方向を厚さ方向とする板状をなしている。また、支持部7は、基部4から−Y軸方向に延出する接続部71と、接続部71から+X軸方向および−X軸方向に分岐して延出する連結腕72、73と、連結腕72、73の先端部から+Y軸方向に延出する支持腕74、75とを有している。
振動腕5、6は、X軸方向に並び、かつ、互いに平行となるように、それぞれ、基部4から+Y軸方向に延出している。これら振動腕5、6は、それぞれ、長手形状をなし、基部4側の基端が固定端となり、基端から+Y軸方向にある先端が自由端となる。また、振動腕5、6の先端部には、ハンマーヘッド59、69が設けられている。なお、ハンマーヘッド59、69には、周波数調整用の錘部が設けられていてもよい。
図3に示すように、振動腕5は、XY平面で構成された一対の主面51、52と、YZ平面で構成され、一対の主面51、52を接続する一対の側面53、54とを有している。また、振動腕5は、主面51に開放する有底の溝55と、主面52に開放する有底の溝56とを有している。溝55、56は、それぞれ、Y軸方向に延在している。このような振動腕5は、溝55、56が形成されている部分では、略H型の横断面形状をなしている。
溝55、56は、図3に示すように、横断面において、振動腕5の厚みを二等分する線分Lに対して対称的に形成されているのが好ましく、更に振動腕5の断面重心が振動腕5の形状中心と一致するように形成されているのが好ましい。これにより、振動腕5の不要な振動(具体的には、面外方向成分を有する斜め振動や捩り振動)を抑制でき、振動腕5を効率的に水晶基板3の面内方向に振動させることができる。
振動腕5と同様に、振動腕6は、XY平面で構成された一対の主面61、62と、YZ平面で構成され、一対の主面61、62を接続する一対の側面63、64とを有している。また、振動腕6は、主面61に開放する有底の溝65と、主面62に開放する有底の溝66とを有している。溝65、66は、それぞれ、Y軸方向に延在している。このような振動腕6は、溝65、66が形成されている部分では、略H型の横断面形状をなしている。
溝65、66は、図3に示すように、横断面において、振動腕6の厚みを二等分する線分Lに対して対称的に形成されているのが好ましく、更に振動腕5の断面重心が振動腕5の形状中心と一致するように形成されているのが好ましい。これにより、振動腕6の不要な振動を抑制でき、振動腕6を効率的に水晶基板3の面内方向に振動させることができる。
振動腕5には、一対の第1駆動用電極84と一対の第2駆動用電極85とが形成されている。具体的には、一方の第1駆動用電極84は、溝55の内面に形成されており、他方の第1駆動用電極84は、溝56の内面に形成されている。また、一方の第2駆動用電極85は、側面53に形成されており、他方の第2駆動用電極85は、側面54に形成されている。なお図3は模式図であり、ウエットエッチングにより溝55、56、65、66を形成した場合では、水晶基板3など、基板の材料によってはエッチング速度の異方性により、例えば後述する図6に示すように図3の形状とは異なった略H型の横断面形状になる。
同様に、振動腕6にも、一対の第1駆動用電極84と一対の第2駆動用電極85とが形成されている。具体的には、一方の第1駆動用電極84は、側面63に形成されており、他方の第1駆動用電極84は、側面64に形成されている。また、一方の第2駆動用電極85は、溝65の内面に形成されており、他方の第2駆動用電極85は、溝66の内面に形成されている。
このような第1駆動用電極84と第2駆動用電極85との間に交番電圧を印加すると、振動腕5、6が互いに接近、離間を繰り返すように面内方向(XY平面方向)に所定の周波数で振動する。
第1駆動用電極84および第2駆動用電極85の構成材料としては、それぞれ、特に限定されないが、例えば、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料、酸化インジウムスズ(ITO)等の導電材料により形成することができる。
以上、振動片2について簡単にその構成を説明した。上述したように、振動片2の各振動腕5、6に溝55、56、65、68を形成することによって、熱弾性損失の低減を図ることができ、優れた振動特性を発揮することができる。以下、この点について、詳述する。
振動腕5は、前述したように、第1駆動用電極84と第2駆動用電極との間に交番電圧を印加することにより面内方向に屈曲振動する。図4に示すように、この屈曲振動の際、振動腕5の側面53が収縮すると側面54が伸張し、反対に、側面53が伸張すると側面54が収縮する。振動腕5がGough−Joule効果を発生しない(エネルギー弾性がエントロピー弾性に対して支配的な)場合、側面53、54のうち、収縮する面側の温度は上昇し、伸張する面側の温度は下降するため、側面53と側面54との間、つまり振動腕5の内部に温度差が発生する。このような温度差に起因して側面53と側面54との間に熱伝導が生じると、振動エネルギーの損失が発生し、これにより振動片2のQ値が低下する。このようなQ値の低下を熱弾性効果とも言い、熱弾性効果によるエネルギーの損失を熱弾性損失とも言う。
振動片2のような構成の屈曲振動モードで振動する振動片において、振動腕5の屈曲振動周波数(機械的屈曲振動周波数)fが変化したとき、振動腕5の屈曲振動周波数が熱緩和周波数fmと一致するときにQ値が最小となる。この熱緩和周波数fmは、fm=1/(2πτ)で求めることができる(ただし、式中πは円周率であり、eをネイピア数とすれば、τは温度差が熱伝導によりe−1倍になるのに要する緩和時間である)。
また、平板構造の熱緩和周波数をfm0とすれば、fm0は下式で求めることができる。
fm0=πk/(2ρCpa)‥‥(1)
なお、πは円周率、kは振動腕5の振動方向の熱伝導率、ρは振動腕5の質量密度、Cpは振動腕5の熱容量、aは振動腕5の振動方向の幅である。式(1)の熱伝導率k、質量密度ρ、熱容量Cpに振動腕5の材料そのもの(すなわち水晶)の定数を入力した場合、求まる熱緩和周波数fm0は、振動腕5に溝55、56を設けていない場合の値となる。
図4に示すように、振動腕5では、側面53、54の間に位置するように溝55、56が形成されている。そのため、振動腕5の屈曲振動時に生じる側面53、54の温度差を熱伝導により温度平衡させるための熱移動経路が溝55と溝56との間(溝55、56の底部)を迂回するように形成され、熱移動経路が側面53、54間の直線距離(最短距離)よりも長くなる。そのため、振動腕5に溝55、56を設けていない場合と比較して緩和時間τが長くなり、熱緩和周波数fmが低くなる。
図5は、屈曲振動モードの振動片のQ値のf/fm依存性を表すグラフである。同図において、点線で示されている曲線L1は、振動片2のように振動腕に溝が形成されている場合(振動腕の横断面形状がH型の場合)を示し、実線で示されている曲線L2は、振動腕に溝が形成されていない場合(連結腕の横断面形状が矩形の場合)を示している。
図5に示すように、曲線L1、L2の形状は変わらないが、前述のような熱緩和周波数fmの低下に伴って、曲線L1が曲線L2に対して周波数低下方向へシフトする。したがって、振動片2のように振動腕に溝が形成されている場合の熱緩和周波数をfm1とすれば、f>√(fm0×fm1)の関係を満たせば、常に、振動腕に溝が形成されている振動片のQ値が振動腕に溝が形成されていない振動片のQ値に対して高くなる。
更に、f/fm0>1の関係に限定すれば、より高いQ値を得る事ができる。
なお、図5において、f/fm<1の領域を等温的領域とも言い、この等温的領域ではf/fmが小さくなるにつれてQ値が高くなる。これは、振動腕の機械的周波数が低くなる(振動腕の振動が遅くなる)につれて前述のような振動腕内の温度差が生じ難くなるためである。従って、f/fmを0に限りなく近づけた際の極限では、等温準静操作となって、熱弾性損失は限りなく零に接近する。一方、f/fm>1の領域を断熱的領域とも言い、この断熱的領域ではf/fmが大きくなるにつれてQ値が高くなる。これは、振動腕の機械的周波数が高くなるにつれて、各側面の温度上昇・温度効果の切り替わりが高速となり、前述のような熱伝導が生じる時間がなくなるためである。従って、f/fmを限りなく大きくした際の極限では、断熱操作となって、熱弾性損失は限りなく零に接近する。このことから、f/fm>1の関係を満たすとは、f/fmが断熱的領域にあるとも言い換えることができる。
以上、熱弾性損失について説明した。
振動片2では、fm0=πk/(2ρCpa)としたときにf/fm0>1の範囲を満足し、加えて、振動腕5、6に所定の形状の溝55、56、65、66を形成することにより、従来の振動片よりも高いQ値が得られるように構成されている。
以下、振動腕5、6に形成された溝55、56、65、66の構成について具体的に説明する。
なお、振動腕5、6は、互いに同様の構成であるため、以下では、振動腕5に形成された溝55、56について代表して説明し、振動腕6に形成された溝65、66については、その説明を省略する。
前述したように、振動腕5は、主面51に開放する有底の溝55と、主面52に開放する有底の溝56とを有している。
なお、図3等では、説明の便宜上、振動腕5の横断面形状を簡略的に図示しているが、ウェットエッチングによって材料となる基板材を加工して水晶基板3を形成した場合、溝55、56は、図6に示すように、水晶の結晶面が現れた形状となる。なお、図6では、図1中のB−B線断面に相当する断面を示している。−X軸方向のエッチングレートが+X軸方向のエッチングレートよりも低いため、−X軸方向の側面が比較的なだらかな傾斜となり、+X軸方向の側面が垂直に近い傾斜となる。
溝55、56は、それぞれ、振動腕5の基端部から先端部側に向けて延びている。
このような振動腕5の延出方向(Y軸方向)に直交する幅方向(X軸方向)に沿って溝55を挟んで並んでいる1対の壁部57a、57bは、それぞれ、図3に示す第1部分51a、51bと、図7に示す第2部分51c、51dとを含む。同様に、振動腕5の延出方向(Y軸方向)に直交する幅方向(X軸方向)に沿って溝56を挟んで並んでいる1対の壁部58a、58bは、それぞれ、図3に示す第1部分52a、52bと、図7に示す第2部分52c、52dとを含む。
第1部分51a、51bは、図8に示すように、壁部57a、57bの基端側に設けられている。一方、第2部分51c、51dは、第1部分51a、51bに対して先端側に設けられている。同様に、第1部分52a、52bは、壁部58a、58bの基端側に設けられている。一方、第2部分52c、52dは、第1部分52a、52bに対して先端側に設けられている。
ここで、第2部分51c、51d、52c、52dの幅W2は、第1部分51a、51b、52a、52bの幅W1よりも大きい。このような第2部分51c、51d、52c、52dを設けることにより、溝55、56を有する振動腕5の機械的強度を高めることができる。なお、幅W1は、第1部分51a、51b、52a、52bの頂面(振動腕5の主面51、52)での幅をいう。同様に、幅W2は、第2部分51c、51d、52c、52dの頂面(振動腕5の主面51、52)での幅をいう。
このような第2部分51c、51d、52c、52dの長さを長くするほど、振動腕5の機械的強度は高くなるが、その反面、前述したような熱弾性損失を低減する効果が低くなってしまう。また、熱弾性損失を効率的に低減するためには、第1部分51a、51b、52a、52bが振動腕5の基端側に設けられていることが必要となる。
そこで、本発明に係る振動片2では、第2部分51c、51d、52c、52dを設ける領域を最適化することにより、熱弾性損失を低減することと、振動腕5の耐衝撃性を高めることとを両立している。
具体的に説明すると、第2部分51c、51d、52c、52dの少なくとも基端は、機械的強度を補強すべき振動腕5の延出方向での所定範囲(以下、「補強領域」ともいう)内に包含され、振動腕5の長さをLとし、溝55、56の先端と振動腕5、6の基端との間の距離をLgとし、前記所定範囲の基端と振動腕5、6の基端との間の距離をLbとし、前記所定範囲の先端と振動腕5、6の基端との間の距離をLtとしたとき、
下記式(F)、(F)および(F)のすべて、または、下記式(F)、(F)および(F)のすべてを満たす。
0.3≦(Lg/L)≦0.8・・・(F
(Lb/L)=−1.677×(Lg/L)+1.640×(Lg/L)+7.900×10−2×(Lg/L)+1.229×10−1・・・(F
Lt=Lg・・・(F
0.8<(Lg/L)≦1・・・(F
(Lb/L)=5.370×10−1×(Lg/L)−1.082×(Lg/L)+9.036×10−1・・・(F
(Lt/L)=2.275×(Lg/L)−4.176×(Lg/L)+2.686・・・(F
すなわち、(Lb/L)=αとし、(Lt/L)=βとし、第2部分51c、51d、52c、52dの基端と振動腕5、6の基端との間の距離をLg1としたとき、下記式(F)および(F)を満たすか、または、下記式(F)および(F)を満たす。
0.3≦(Lg/L)≦0.8・・・(F
α≦(Lg1/L)≦β・・・(F
[ただし、前記式(F)において、
α=−1.677×(Lg/L)+1.640×(Lg/L)+7.900×10−2×(Lg/L)+1.229×10−1
β=(Lg/L)
である。]
0.8<(Lg/L)≦1・・・(F
α≦(Lg1/L)≦β・・・(F
[ただし、前記式(F)において、
α=5.370×10−1×(Lg/L)−1.082×(Lg/L)+9.036×10−1
β=2.275×(Lg/L)−4.176×(Lg/L)+2.686
である。]
これにより、熱弾性損失を低減することと、振動腕5、6の耐衝撃性を高めることとを両立することができる。
以下、図9〜図11に基づいて、前記式(F)、(F)、(F)、(F)、(F)および(F)について、説明する。
本発明者らは、振動腕に形成した溝の長さと、振動腕の伸び変形の最大点との関係をシミュレーションにより調査した。伸び変形最大点を対象としたのは、材料は引張りに弱いという性質をもつからである。
具体的には、図9に示すように、主面に一定幅の溝55X、56Xを有する一定幅の振動腕5Xについて、溝55X、56Xの長さを変えて、振動腕5Xの伸び変形の最大点(以下これを歪最大点と呼ぶ)を調査した。
ここで、溝55X、56Xは、振動腕5Xの一端(基端部)から他端(先端部)側へ延びている。また、振動腕5Xの一方(基端側)の端面を固定するとともに他方(先端側)の端面の一辺(図9にて下側の主面に隣接する辺)を固定し、一方の主面(図9にて上側の主面)側から振動腕5X全体に1[N/m]の体積力を与えた場合の歪最大点(振動腕の端部を除く)を調査している。
また、本シミュレーションでは、Zカット水晶板を用いて振動腕5Xを形成しており、振動腕5Xは、幅100μm、長さ1000μm、厚さ70μmであり、溝55X、56Xは、幅80μm、深さ30μmである。なお、後述するシミュレーション結果(図10、11に示す結果)は、振動腕5の長さに対する溝55X、56Xの長さに起因するものであり(すなわちこれらの比に相関関係を有し)、また、後述するように溝55X、56Xの長さが振動腕5Xの長さで規格化(Lg/L)されているので、これらの数値に限定されるものではなく、他の寸法の振動腕および溝においても、同様のことが言える。
このような調査の結果、溝55X、56Xの長さと、振動腕5Xの歪が最大となる位置との関係は、図10に示すようになることがわかる。
すなわち、振動腕5Xの長さLに対する溝55X、56Xの長さLgの比Lg/Lが0%以上20%以下の範囲Aにおいては、振動腕5Xの歪最大点は、溝55X、56Xが形成されていない領域内に位置する。
また、振動腕5Xの長さLに対する溝55X、56Xの長さLgの比Lg/Lが20%より大きく70%以下の範囲Bにおいては、振動腕5Xの歪最大点は、溝55X、56Xの先端に位置する。すなわち、Lg/Lが20%より大きく70%以下である場合、振動腕5Xの歪最大点と基端との間の距離をLhとしたとき、下記式(f)を満たす。
Lh=Lg・・・(f
また、振動腕5Xの長さLに対する溝55X、56Xの長さLgの比Lg/Lが70%以上100%以下の範囲Cにおいては、振動腕5Xの歪最大点は、溝55X、56Xの途中に位置する。より具体的には、Lg/Lが70%より大きく100%以下である場合、振動腕5Xの歪最大点と基端との間の距離をLmとしたとき、下記式(f)を満たす。
(Lm/L)=−8.188×(Lg/L)+2.305×10×(Lg/L)−2.162×10×(Lg/L)+7.328・・・(f
また、溝55X、56Xの長さと、振動腕5Xの歪の最大値に対して50%以上の歪となる位置との関係は、図11に示すようになることがわかる。
すなわち、振動腕5Xの長さLに対する溝55X、56Xの長さLgの比Lg/Lが30%以上80%以下の範囲Dにおいては、振動腕5Xの歪の最大値に対して50%以上の歪となる位置と振動腕5Xの基端との間の距離をLhとしたとき、下記式(f)を満たす。
−1.677×(Lg/L)+1.640×(Lg/L)+7.900×10−2×(Lg/L)+1.229×10−1≦(Lh/L)≦(Lg/L)・・・(f
したがって、Lg/Lが30%以上80%以下である場合、前記式(f)を満たす領域S1内に前述した第2部分(幅広部)を設けることにより、効率的に振動腕の補強を行うことができる。
すなわち、領域S1を前述した補強領域とすればよい。
このようなことから、前述した式(F)、(F)および(F)が導かれる。
また、振動腕5Xの長さLに対する溝55X、56Xの長さLgの比Lg/Lが80%より大きく100%以下の範囲Eにおいては、振動腕5Xの歪の最大値に対して50%以上の歪となる位置と振動腕5Xの基端との間の距離をLhとしたとき、下記式(f)を満たす。
5.370×10−1×(Lg/L)−1.082×(Lg/L)+9.036×10−1≦2.275×(Lg/L)−4.176×(Lg/L)+2.686・・・(f
したがって、Lg/Lが80%より大きく100%以下である場合、前記式(f)を満たす領域S2内に前述した第2部分(幅広部)を設けることにより、効率的に振動腕の補強を行うことができる。
すなわち、領域S2を前述した補強領域とすればよい。
このようなことから、前述した式(F)、(F)および(F)が導かれる。
以上説明したように、前述したような振動腕5の延出方向での所定範囲に設定された領域S1内または領域S2内に第2部分51c、51d、52c、52dの少なくとも基端が包含されていることにより、振動腕5の溝55が形成された範囲を効果的に補強することができる。
また、領域S1または領域S2に対して基端側に第2部分51c、51d、52c、52dを設けずに第1部分51a、51b、52a、52bを設けることにより、熱弾性損失を効果的に低減することができる。これは、振動腕5の基端側ほど、屈曲振動による歪みが大きく、それに随伴する温度変化も大きいためである。
本実施形態では、図8に示すように、溝55は、1対の第2部分51c、51d同士の間に位置する部分552の幅W4が、1対の第1部分51a、51b同士の間に位置する部分551の幅W3よりも狭い。すなわち、溝55は、幅広な部分551と、部分551よりも幅狭な部分552とを有する。
これにより、振動腕5の溝55が形成されている部分の幅が一定であっても、第1部分51a、51bおよび第2部分51c、51dを設けることができる。なお、溝56も、溝55と同様に、幅広な部分と幅狭な部分とを有する。
また、溝55は、1対の第1部分51a、51b同士の間に位置する部分551と、1対の第2部分51c、51d同士の間に位置する部分552との間に、第1部分51a、51b側から第2部分51c、51d側に向けて、幅が連続的に狭くなる傾斜部553を有する。
これにより、第1部分51a、51bと第2部分51c、51dとの間の応力集中を低減することができる。そのため、かかる応力集中による振動腕5の損傷および熱弾性損失の増加を防止することができる。なお、溝56も、溝55と同様に、傾斜部を有する。
この傾斜部553は、水晶の結晶面に沿っている。これにより、前述したようなウェットエッチングにより形成される形状の異方性を利用して、傾斜部側面にヒレと呼ばれる不要な形状が形成されることがなく振動特性に優れた振動片2を簡単に製造することができる。
(パッケージ)
パッケージ9は、上面に開放する凹部911を有する箱状のベース91と、凹部911の開口を塞ぐようにベース91に接合されている板状のリッド92とを有している。このようなパッケージ9は、凹部911がリッド92にて塞がれることにより形成された収納空間を有しており、この収納空間に振動片2が気密的に収納されている。振動片2は、支持腕74、75の先端部にて、例えば、エポキシ系、アクリル系の樹脂に導電性フィラーを混合した導電性接着剤11を介して凹部911の底面に固定されている。
なお、収納空間内は、減圧(好ましくは真空)状態となっていてもよいし、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。これにより、振動片2の振動特性が向上する。
ベース91の構成材料としては、特に限定されないが、酸化アルミニウム等の各種セラミックスを用いることができる。また、リッド92の構成材料としては、特に限定されないが、ベース91の構成材料と線膨張係数が近似する部材であると良い。例えば、ベース91の構成材料を前述のようなセラミックスとした場合には、コバール等の合金とするのが好ましい。なお、ベース91とリッド92の接合は、特に限定されず、例えば、接着剤を介して接合してもよいし、シーム溶接等により接合してもよい。
また、ベース91の凹部911の底面には、接続端子951、961が形成されている。図示しないが、振動片2の第1駆動用電極84は、支持腕74の先端部まで引き出されており、当該部分にて、導電性接着剤11を接続端子951と電気的に接続されている。同様に、図示しないが、振動片2の第2駆動用電極85は、支持腕75の先端部まで引き出されており、当該部分にて、導電性接着剤11を介して接続端子961と電気的に接続されている。
また、接続端子951は、ベース91を貫通する貫通電極952を介してベース91の底面に形成された外部端子953に電気的に接続されており、接続端子961は、ベース91を貫通する貫通電極962を介してベース91の底面に形成された外部端子963に電気的に接続されている。
接続端子951、961、貫通電極952、962および外部端子953、963の構成としては、それぞれ、導電性を有していれば、特に限定されないが、例えば、Cr(クロム)、W(タングステン)などのメタライズ層(下地層)に、Ni(ニッケル)、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)などの各被膜を積層した金属被膜で構成することができる。
以上説明したような振動片2によれば、前記式(F)、(F)および(F)のすべて、または、前記式(F)、(F)および(F)のすべてを満たすことにより、すなわち、前記式(F)および(F)を満たすか、または、前記式(F)および(F)を満たすことにより、熱弾性損失を低減することと、振動腕5、6の耐衝撃性を高めることとを両立することができる。
また、このような振動片2を備える振動子1によれば、優れた信頼性を有する。
<第2実施形態>
次に、本発明の振動子の第2実施形態について説明する。
図12は、本発明の第2実施形態に係る振動子が有する振動片の振動腕に形成された溝を説明するための拡大平面図である。
以下、第2実施形態の振動子について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態にかかる振動子は、振動腕に形成した溝の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図12に示すように、本実施形態の振動片に備えられた振動腕5Aは、一方の主面に開放する有底の溝55Aを有する。なお、図示しないが、振動腕5Aは、溝55Aと同様に形成され他方の主面に開放する有底の溝を有する。
この溝55Aは、幅広な部分551、553と、部分551、553間に設けられた幅狭な部分552Aとを有する。
このような振動腕5Aの延出方向(Y軸方向)に直交する幅方向(X軸方向)に沿って溝55Aを挟んで並んでいる1対の壁部57c、57dは、それぞれ、第1部分51a、51bと、第2部分51e、51fと、第3部分51g、51hとを含む。
ここで、第2部分51e、51fの幅W2は、それぞれ、第1部分51a、51bの幅W1よりも大きい。また、第2部分51e、51fの幅W2は、それぞれ、第3部分51g、51hの幅よりも大きい。本実施形態では、第3部分51g、51hの幅は、第1部分51a、51bの幅W1に等しい。
そして、第2部分51e、51fの少なくとも基端は、前述した第1実施形態の補強領域(所定範囲)内に包含され、前記式(F)、(F)および(F)のすべて、または、下記式(F)、(F)および(F)のすべてを満たす。すなわち、前記式(F)および(F)を満たすか、または、前記式(F)および(F)を満たす。
以上説明したような第2実施形態に係る振動片によっても、熱弾性損失を低減することと、振動腕の耐衝撃性を高めることとを両立することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の振動子の第3実施形態について説明する。
図13は、本発明の第3実施形態に係る振動子が有する振動片の振動腕に形成された溝を説明するための拡大平面図である。
以下、第3実施形態の振動子について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態にかかる振動子は、振動腕の先端部の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図13に示すように、本実施形態の振動片に備えられた振動腕5Bは、前述した第1実施形態の振動腕5においてハンマーヘッド59を省略した構成となっている。すなわち、振動腕5Bは、延出方向での全域に亘って幅が一定となっている。
そして、振動腕5Bは、一方の主面に開放する有底の溝55を有する。なお、図示しないが、振動腕5Bは、溝55と同様に形成され他方の主面に開放する有底の溝を有する。
このような振動腕5Bの延出方向(Y軸方向)に直交する幅方向(X軸方向)に沿って溝55を挟んで並んでいる1対の壁部57e、57fは、それぞれ、第1部分51a、51bと、第2部分51c、51dとを含む。
以上説明したような第3実施形態に係る振動片によっても、熱弾性損失を低減することと、振動腕の耐衝撃性を高めることとを両立することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の振動子の第4実施形態について説明する。
図14は、本発明の第4実施形態に係る振動子が有する振動片の振動腕に形成された溝を説明するための拡大平面図である。
以下、第4実施形態の振動子について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第4実施形態にかかる振動子は、振動腕の先端側および振動腕に形成した溝の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図14に示すように、本実施形態の振動片に備えられた振動腕5Cは、その先端部に基端部よりも幅が広いハンマーヘッド59Cを有する。
そして、振動腕5Cは、一方の主面に開放する有底の溝55Cを有する。なお、図示しないが、振動腕5Cは、溝55Cと同様に形成され他方の主面に開放する有底の溝を有する。
本実施形態では、溝55Cの幅が長手方向でのほぼ全域で一定となっている。また、溝55Cの先端は、ハンマーヘッド59Cまで延びている。これにより、溝55Cの幅が一定であっても、振動腕5Cの延出方向(Y軸方向)に直交する幅方向(X軸方向)に沿って溝55Cを挟んで並んでいる1対の壁部57g、57hは、それぞれ、第1部分51a、51bと、第1部分51a、51bよりも幅が広い第2部分51i、51jとを含む。
以上説明したような第4実施形態に係る振動片によっても、熱弾性損失を低減することと、振動腕の耐衝撃性を高めることとを両立することができる。
(発振器)
次いで、本発明の振動片を適用した発振器(本発明の発振器)について説明する。
図15に示す発振器10は、振動子1と、振動片2を駆動するためのICチップ(チップ部品)80とを有している。以下、発振器10について、前述した振動子との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
パッケージ9は、凹部911を有する箱状のベース91と、凹部911の開口を塞ぐ板状のリッド92とを有している。
ベース91の凹部911は、ベース91の上面に開放する第1凹部911aと、第1凹部911aの底面の中央部に開放する第2凹部911bと、第2凹部911bの底面の中央部に開放する第3凹部911cとを有している。
第1凹部911aの底面には、接続端子95、96が形成されている。また、第3凹部911cの底面には、ICチップ80が配置されている。ICチップ80は、振動片2の駆動を制御するための駆動回路(発振回路)を有している。ICチップ80によって振動片2を駆動すると、所定の周波数の信号を取り出すことができる。
また、第2凹部911bの底面には、ワイヤーを介してICチップ80と電気的に接続された複数の内部端子93が形成されている。これら複数の内部端子93には、ベース91に形成された図示しないビアを介してパッケージ9の底面に形成された外部端子(実装端子)94に電気的に接続された端子と、図示しないビアやワイヤーを介して接続端子95に電気的に接続された端子と、図示しないビアやワイヤーを介して接続端子96に電気的に接続された端子とが含まれている。
なお、図15の構成では、ICチップ80が収納空間内に配置されている構成について説明したが、ICチップ80の配置は、特に限定されず、例えば、パッケージ9の外側(ベースの底面)に配置されていてもよい。
このような発振器10によれば、前述したような耐衝撃性に優れるとともに熱弾性損失が低い振動片2を備えるため、信頼性に優れる。
(電子機器)
次いで、本発明の振動片を適用した電子機器(本発明の電子機器)について、図16〜図19に基づき、詳細に説明する。
図16は、本発明の振動片を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部100を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する振動子1が内蔵されている。
図17は、本発明の振動片を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部100が配置されている。このような携帯電話機1200には、フィルター、共振器等として機能する振動子1が内蔵されている。
図18は、本発明の振動片を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部は、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなディジタルスチルカメラ1300には、フィルター、共振器等として機能する振動子1が内蔵されている。
図19は、本発明の振動片を備える電子機器を適用した移動体(自動車)の構成を示す斜視図である。この図において、移動体1500は、車体1501と、4つの車輪1502とを有しており、車体1501に設けられた図示しない動力源(エンジン)によって車輪1502を回転させるように構成されている。このような移動体1500には、発振器10(振動片2)が内蔵されている。
このような電子機器によれば、前述したような耐衝撃性に優れるとともに熱弾性損失が低い振動片2を備えているため、優れた信頼性を有する。
なお、本発明の振動片を備える電子機器は、図16のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図17の携帯電話機、図18のディジタルスチルカメラ、図19の移動体の他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
以上、本発明の振動片、振動子、発振器および電子機器について図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、振動片としては、例えば、ジャイロセンサーのようなものにも適用することができる。
1‥‥振動子 2‥‥振動片 3‥‥水晶基板 4‥‥基部 5‥‥振動腕 5A‥‥振動腕 5B‥‥振動腕 5C‥‥振動腕 5X‥‥振動腕 6‥‥振動腕 7‥‥支持部 9‥‥パッケージ 10‥‥発振器 11‥‥導電性接着剤 12‥‥錘部 51‥‥主面 51a‥‥第1部分 51b‥‥第1部分 51c‥‥第2部分 51d‥‥第2部分 51e‥‥第2部分 51f‥‥第2部分 51g‥‥第3部分 51h‥‥第3部分 51i‥‥第2部分 51j‥‥第2部分 52‥‥主面 52a‥‥部分 52b‥‥部分 52c‥‥部分 53‥‥側面 54‥‥側面 55‥‥溝 55A‥‥溝 55C‥‥溝 55X‥‥溝 56‥‥溝 56X‥‥溝 57a‥‥壁部 57b‥‥壁部 57c‥‥壁部 57d‥‥壁部 57e‥‥壁部 57f‥‥壁部 57g‥‥壁部 57h‥‥壁部 58a‥‥壁部 58b‥‥壁部 59‥‥ハンマーヘッド 59C‥‥ハンマーヘッド 61‥‥主面 62‥‥主面 63‥‥側面 64‥‥側面 65‥‥溝 66‥‥溝 69‥‥ハンマーヘッド 71‥‥接続部 72‥‥連結腕 73‥‥連結腕 74‥‥支持腕 75‥‥支持腕 80‥‥ICチップ 84‥‥駆動用電極 85‥‥駆動用電極 91‥‥ベース 92‥‥リッド 93‥‥内部端子 94‥‥外部端子 95‥‥接続端子 96‥‥接続端子 100‥‥表示部 551‥‥部分 552‥‥部分 552A‥‥部分 553‥‥傾斜部 911‥‥凹部 911a‥‥凹部 911b‥‥凹部 911c‥‥凹部 951‥‥接続端子 952‥‥貫通電極 953‥‥外部端子 961‥‥接続端子 962‥‥貫通電極 963‥‥外部端子 1100‥‥パーソナルコンピューター 1102‥‥キーボード 1104‥‥本体部 1106‥‥表示ユニット 1200‥‥携帯電話機 1202‥‥操作ボタン 1204‥‥受話口 1206‥‥送話口 1300‥‥ディジタルスチルカメラ 1302‥‥ケース 1304‥‥受光ユニット 1306‥‥シャッターボタン 1308‥‥メモリー 1312‥‥ビデオ信号出力端子 1314‥‥入出力端子 1430‥‥テレビモニター 1440‥‥パーソナルコンピューター 1500‥‥移動体 1501‥‥車体 1502‥‥車輪 A‥‥範囲 B‥‥範囲 C‥‥範囲 D‥‥範囲 E‥‥範囲 L1‥‥曲線 L2‥‥曲線 L‥‥線分 Lg‥‥距離 Lg1‥‥距離 S1‥‥領域 S2‥‥領域 W1‥‥幅 W2‥‥幅 W3‥‥幅 W4‥‥幅

Claims (9)

  1. 基部と、
    前記基部から延出されている振動腕と、を備え
    前記振動腕は、前記振動腕の基端部から先端部側に向けて延びている有底の溝を有し、
    前記振動腕の延出方向に直交する幅方向に沿って前記溝を挟んで並んでいる1対の壁部は、それぞれ、基端側に設けられた第1部分と、前記第1部分に対して先端側に設けられ、前記第1部分よりも幅が大きい第2部分とを含み、
    前記振動腕の長さをLとし、前記溝の先端と前記振動腕の基端との間の距離をLgとし、前記第2部分の基端と前記振動腕の基端との間の距離をLg1としたとき、
    下記式(F)および(F)を満たすことを特徴とする振動片。
    0.3≦(Lg/L)≦0.8・・・(F
    α≦(Lg1/L)≦β・・・(F
    [ただし、前記式(F)において、
    α=−1.677×(Lg/L)+1.640×(Lg/L)+7.900×10−2×(Lg/L)+1.229×10−1
    β=(Lg/L)
    である。]
  2. 基部と、
    前記基部から延出されている振動腕と、を備え
    前記振動腕は、前記振動腕の基端部から先端部側に向けて延びている有底の溝を有し、
    前記振動腕の延出方向に直交する幅方向に沿って前記溝を挟んで並んでいる1対の壁部は、それぞれ、基端側に設けられた第1部分と、前記第1部分に対して先端側に設けられ、前記第1部分よりも幅が大きい第2部分とを含み、
    前記振動腕の長さをLとし、前記溝の先端と前記振動腕の基端との間の距離をLgとし、前記第2部分の基端と前記振動腕の基端との間の距離をLg1としたとき、
    下記式(F)および(F)を満たすことを特徴とする振動片。
    0.8<(Lg/L)≦1・・・(F
    α≦(Lg1/L)≦β・・・(F
    [ただし、前記式(F)において、
    α=5.370×10−1×(Lg/L)−1.082×(Lg/L)+9.036×10−1
    β=2.275×(Lg/L)−4.176×(Lg/L)+2.686
    である。]
  3. 前記溝は、前記1対の第2部分同士の間に位置する部分の幅が前記1対の第1部分同士の間に位置する部分の幅よりも狭い請求項1または2に記載の振動片。
  4. 前記溝は、前記1対の第1部分同士の間に位置する部分と、前記1対の第2部分同士の間に位置する部分との間に、前記第1部分側から前記第2部分側に向けて、幅が連続的に狭くなる傾斜部を有する請求項3に記載の振動片。
  5. 前記基部および前記振動腕は、水晶で構成されており、
    前記傾斜部は、前記水晶の結晶面に沿っている請求項4に記載の振動片。
  6. 前記振動腕は、その先端部に基端部よりも幅が広いハンマーヘッドを有し、
    前記溝の先端は、前記ハンマーヘッドまで延びている請求項1ないし5のいずれか一項に記載の振動片。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の振動片と、
    前記振動片を収納するパッケージと、を備えることを特徴とする振動子。
  8. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の振動片と、
    前記振動片と電気的に接続されている発振回路と、を備えることを特徴とする発振器。
  9. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の振動片を備えることを特徴とする電子機器。
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