JP2014179331A - 照明用光源及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱性に優れた照明用光源を提供する。
【解決手段】長尺状の基台と長尺状の透光性カバーとで外郭部材が構成された照明用光源であって、基台に載置された基板と、基板に配置され、透光性カバーに覆われたLED素子とを備え、基台は、基板を載置するための載置部と、少なくとも一部が外部に露出する外郭部とを有し、載置部と外郭部とで囲まれる中空領域には、ランプ部品が配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、照明用光源及び照明装置に関し、例えば、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の発光素子を有する直管形ランプ及びこれを備えた照明装置に関する。
LEDは、高効率で省スペースな光源として様々な製品に用いられており、中でも、LEDを用いたランプ(LEDランプ)の研究開発が盛んに進められている。
LEDランプとしては、ガラスバルブ内に発光管を備えた電球形蛍光灯やフィラメントコイルを用いた白熱電球に代替する電球形のLEDランプ(電球形LEDランプ)、あるいは、両端部に電極コイルを有する直管形蛍光灯に代替する直管形のLEDランプ(直管形LEDランプ)等がある。例えば、特許文献1には、従来の直管形LEDランプが開示されている。
LEDランプでは、基板上に複数のLEDが実装されてなるLEDモジュールが用いられる。LEDは温度上昇によって光出力が低下することから、LEDモジュールは、ヒートシンクとして機能する金属基台に載置される。
特開2009−043447号公報
直管形LEDランプは、両端部に口金が設けられた長尺円筒状の外郭筐体を備えている。外郭筐体の構造としては種々検討されているが、例えば、半円筒状の樹脂製の透光性カバーと断面半円形の金属製の基台とで外郭筐体を構成する構造が考えられている。LEDモジュールは、この金属製の基台に載置される。
このような構造の直管形LEDランプでは、基台の外面が大気中に露出しているので、LEDモジュールの熱は基台を介して大気中に放熱することができる。
一方、基台には所定の強度が要求されるが、放熱性にも強度にも優れた基台を実現することは難しい。特に、110形のように外郭筐体が非常に長い直管形LEDランプでは、強度の高い基台を構成することが非常に難しい。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、放熱性に優れた照明用光源及び照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明用光源の一態様は、長尺状の基台と長尺状の透光性カバーとで外郭部材が構成された照明用光源であって、前記基台に載置された基板と、前記基板に実装され、前記透光性カバーに覆われた発光素子とを備え、前記基台は、前記基板を載置するための載置部と、少なくとも一部が外部に露出する外郭部とを有し、前記載置部と前記外郭部とで囲まれる中空領域には、ランプ部品が配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、放熱性に優れた照明用光源及び照明装置を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る直管形LEDランプの概観斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る直管形LEDランプの分解斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る直管形LEDランプの断面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る直管形LEDランプにおいて、透光性カバーと基台とを組み合わせるときの様子を説明するための図である。 図5Aは、比較例1に係る直管形LEDランプの断面図である。 図5Bは、比較例2に係る直管形LEDランプの断面図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る照明装置の概観斜視図である。 図7は、本発明の変形例1に係る直管形LEDランプの断面図である。 図8(a)は、本発明の変形例2に係る直管形LEDランプ及び照明器具の構成を示す側面図であり、図8(b)は、(a)のA−A’線における同直管形LEDランプ及び照明器具の断面図である。 図9は、LEDモジュールの変形例の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る照明用光源及び照明装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
以下の実施の形態では、照明用光源の一例として、直管形LEDランプ(直管LEDランプ)について説明する。
[ランプの全体構成]
まず、本発明の実施の形態1に係る直管形LEDランプ1の構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る直管形LEDランプの概観斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る直管形LEDランプの分解斜視図である。
直管形LEDランプ1は、従来の直管形蛍光灯に代替する直管形のLEDランプであって、両端部に口金が設けられた長尺筒状の外郭部材(外郭筐体)を備える。
図1に示すように、本実施の形態の直管形LEDランプ1は、直管状の外郭部材が長尺状の基台(不図示)と長尺状の透光性カバー20とに分離可能に構成された分割型の構造となっている。直管形LEDランプ1は、例えば、110形の直管形LEDランプであって、ランプ全長が約2367mmである。
外郭部材の長手方向の両端部の各々に設けられた口金40は、いずれも外郭部材の内部に配置されたLEDモジュール(不図示)に給電を行うための給電用口金である。つまり、図1に示す直管形LEDランプ1では、LEDモジュールへの給電が両方の口金40から行われる両側給電方式が採用されている。したがって、直管形LEDランプは、照明器具等からの電力を両側の口金40の各々から受電する。
図2に示すように、直管形LEDランプ1は、LEDモジュール10と、透光性カバー20と、基台30と、口金40と、点灯回路(不図示)とを備えている。本実施の形態では、透光性カバー20と基台30とによって、外郭部材としてランプ筐体(外囲器)が構成される。つまり、透光性カバー20と基台30とを組み合わせることによって、外郭部材として、両端部に開口を有する管状の筐体が構成される。このように構成される直管形LEDランプ1は、2つの口金40が照明器具のソケットに取り付けられることで照明器具に支持される。
以下、直管形LEDランプ1の各構成部材について、図2を参照しながら図3を用いて詳述する。図3は、本発明の実施の形態に係る直管形LEDランプの断面図である。
[LEDモジュール]
図2に示すように、LEDモジュール10は、直管形LEDランプ1の光源であり、透光性カバー20によって覆われる形で、基台30の上に当該基台30の長手方向に沿って複数個載置される。本実施の形態では、4つのLEDモジュール10が用いられている。
LEDモジュール10は、表面実装(SMD:Surface Mount Device)型の発光モジュールであって、基板11と、基板11に実装された複数のLED素子12と、複数のLED素子12を電気的に接続するための所定形状にパターン形成された配線(不図示)と、LED素子12を発光させるための電力を受ける電極端子(不図示)とを備える。基板11が基台30の載置面上に載置されることで、LEDモジュール10が基台30の載置面上に配置される。
基板11は、LED素子12を実装するための実装基板である。基板11としては、樹脂をベースとする樹脂基板、金属をベースとするメタルベース基板、又は、ガラスからなるガラス基板等を用いることができる。樹脂基板としては、例えば、ガラス繊維とエポキシ樹脂とからなるガラスエポキシ基板(CEM−3、FR−4等)、紙フェノールや紙エポキシからなる基板(FR−1等)、又は、ポリイミド等からなる可撓性を有するフレキシブル基板を用いることができる。メタルベース基板としては、例えば、表面に絶縁膜が形成された、アルミニウム合金基板、鉄合金基板又は銅合金基板等を用いることができる。基板11の表面及び裏面は、平面視したときに矩形状となっている。
LED素子12は、発光素子の一例であって、基板11上に実装される。本実施の形態では、複数のLED素子12が、基板11の長手方向に沿ってライン状に一列配置される形で実装されている。
各LED素子12は、LEDチップと蛍光体とがパッケージ化された、いわゆるSMD型の発光素子である。各LED素子12は、図3に示すように、パッケージ12aと、パッケージ12aに配置されたLEDチップ12bと、LEDチップ12bを封止する封止部材12cとを備える。LED素子12は、例えば、白色光を発する白色LED素子を用いることができる。
パッケージ12aは、白色樹脂等によって成型された容器であり、逆円錐台形状の凹部(キャビティ)を備える。凹部の内側面は傾斜面となっており、LEDチップ12bからの光を上方に反射させるように構成されている。
LEDチップ12bは、パッケージ12aの凹部の底面に実装されている。LEDチップ12bは、単色の可視光を発するベアチップであり、ダイアタッチ材(ダイボンド材)によって、パッケージ12aの凹部の底面にダイボンダィング実装されている。LEDチップ12bとしては、例えば通電されると青色光を発光する青色LEDチップを用いることができる。
封止部材12cは、光波長変換体である蛍光体を含む蛍光体含有樹脂であって、LEDチップ12bからの光を所定の波長に波長変換(色変換)するとともに、LEDチップ12bを封止してLEDチップ12bを保護する。封止部材12cは、パッケージ12aの凹部に充填されており、当該凹部の開口面まで封入されている。封止部材12cとしては、例えばLEDチップ12bが青色LEDである場合、白色光を得るために、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系の黄色蛍光体粒子をシリコーン樹脂に分散させた蛍光体含有樹脂を用いることができる。これにより、黄色蛍光体粒子は青色LEDチップの青色光によって励起されて黄色光を放出するので、封止部材12cからは、励起された黄色光と青色LEDチップの青色光とによって白色光が放出される。なお、封止部材12cに、シリカ等の光拡散材も含有させても構わない。
このように構成されるLED素子12は、正極及び負極の2つの外部接続端子を有しており、これらの外部接続端子と基板11に形成された配線とが電気的に接続されている。
なお、配線は、銅(Cu)等の金属からなる金属配線であり、複数のLED素子12同士を電気的に接続するとともにLED素子12と電極端子とを電気的に接続するために所定形状にパターン形成されている。また、電極端子は、LEDモジュール10の外部から直流電力を受電する外部接続端子である。電極端子が受電した直流電力がLED素子12に供給されることにより、LED素子12が発光する。
さらに、LEDモジュール10の光取り出し効率を向上させるために、基板11の表面に白レジストを形成してもよい。白レジストを形成することによって、基板11の絶縁性(耐圧)を向上させることができるとともに、配線が酸化してしまうことを防止することもできる。
このようにして各LEDモジュール10が構成されている。なお、口金40に最も近い位置のLEDモジュール10は、コネクタ線等によって点灯回路と電気的に接続されている。また、隣り合うLEDモジュール10の電極端子同士をコネクタ線によって電気的に接続することで、複数のLEDモジュール10同士を直列接続することができる。
[透光性カバー]
透光性カバー20は、外郭部材の外面の一部を構成し、透光性を有するカバー部材である。図2に示すように、透光性カバー20は、複数のLEDモジュール10が配置された基台30を覆うように構成されている。つまり、透光性カバー20は、LEDモジュール10を保護している。
図2に示すように、透光性カバー20は、長尺円筒の一部をその長手方向(ランプの管軸方向と平行な方向)に沿って切り欠いて形成された主開口を有する切り欠き円筒部材から構成される。
また、図3に示すように、透光性カバー20の内面及び外面の輪郭形状は、長手方向から見たとき(透光性カバー20の長手方向を法線とする平面で切断したときの断面視)において、真円のリングの一部が切り欠かれた形状となっている。透光性カバー20の主開口は、長手方向からみたときに、透光性カバー20の中心軸を中心として180°より小さい範囲に連続して形成されている。したがって、透光性カバー20は、長手方向から見たときに、透光性カバー20の中心軸を中心として180°以上の範囲に連続して形成されている。なお、透光性カバー20の内面及び外面の輪郭形状は、長手方向から見たときに、楕円の一部が切り欠かれた形状となっていてもよい。
本実施の形態において、透光性カバー20の周方向の両端部(主開口の端部)には、爪部20aが形成されている。爪部20aは、透光性カバー20の周方向の両端部を内方に屈曲させることによって構成されている。爪部20aは、基台30の溝部32bと嵌合する。
透光性カバー20は、LEDモジュール10が発する光をランプ外部に透光する材料で構成されている。透光性カバー20は、例えば、アクリルやポリカーボネート等の樹脂材料又はガラス材料を用いて構成することができる。
なお、透光性カバー20に光拡散部を形成して、透光性カバー20にLEDモジュール10からの光を拡散させるための光拡散機能を持たせてもよい。これにより、LEDモジュール10から放射された光を、透光性カバー20を通過する際に拡散させることができる。例えば、透光性カバー20の内面又は外面に光拡散シート又は光拡散膜を形成すればよい。より具体的には、シリカや炭酸カルシウム等の光拡散材(微粒子)を含有する樹脂や白色顔料を透光性カバー20の内面又は外面に付着させることで、乳白色の光拡散膜を形成することができる。その他の光拡散部として、透光性カバー20の内部又は外部に設けられたレンズ構造物、あるいは、透光性カバー20に形成された凹部又は凸部がある。例えば、透光性カバー20の内面又は外面にドットパターンを印刷したり、透光性カバー20の一部を加工したりすることで、透光性カバー20に光拡散機能を持たせることもできる。あるいは、透光性カバー20そのものを、光拡散材が分散された樹脂材料等を用いて成形することで、透光性カバー20に光拡散機能を持たせることもできる。
[基台]
基台30は、LEDモジュール10を保持(支持)するための支持基台である。また、基台30は、LEDモジュール10で発生する熱を放熱するヒートシンク(放熱体)でもある。したがって、基台30は金属等の高熱伝導性材料によって構成することが好ましい。本実施の形態における基台30は、アルミニウムからなる金属基台である。
図2に示すように、基台30は、長尺状部材であって、基台30には複数のLEDモジュール10が載置及び固定される。LEDモジュール10と基台30とは、例えばネジ止めによって固定することができる。基台30は、透光性カバー20の主開口を塞ぐようにして透光性カバー20と一体化される。なお、LEDモジュール10と基台30との固定方法はネジ止めに限るものではなく、接着剤又はその他の別の固定部材等を用いてLEDモジュール10と基台30とを固定しても構わない。
図3に示すように、基台30と透光性カバー20とが一体化された状態で、基台30を長手方向から見た場合、基台30の露出部分の先端に沿った輪郭線と透光性カバー20の外面に沿った輪郭線とで略真円が構成される。つまり、基台30と透光性カバー20とで構成される外郭部材は、直管形蛍光灯のガラス管(直管)と略同形状である。本実施の形態において、基台30と透光性カバー20とで構成される略円筒状の外郭部材の直径は、φ29.6mmとしている。
図3に示すように、基台30は、LEDモジュール10(基板11)を載置するための載置部31と、少なくとも一部がランプ外部(ランプ外の大気中)に露出する外郭部32と、空洞部分である中空部33と、連結部34とを有する。
載置部31は、略板状に構成されており、LEDモジュール10(基板11)を載置するための載置面を有する。載置部31の載置面は、透光性カバー20の内面に対面している。本実施の形態において、基台30を平面視したときの載置面の形状は、長尺状の矩形である。
また、図3に示すように、基台30は、基台30を長手方向から見たとき(基台30の長手方向を法線とする平面で切断したときの断面視)において、載置部31(載置面)が透光性カバー20の中心軸(円心軸)と透光性カバー20の主開口との間に位置するように構成されている。これにより、基台30の載置部31(載置面)と透光性カバー20との内面との距離を大きくすることができるので、LED素子12を中心とする光の輝点(つぶつぶ感)を抑制することができる。また、載置部31が透光性カバー20の中心軸と透光性カバー20の主開口との間に位置させることで、連結部34の長さを短くすることができるので、LED素子12の熱引きを向上させることができる。
また、載置部31における基台30の短手方向の両端部には、載置部31の載置面から透光性カバー側(図3の紙面上側方向)に向かって突出する突出部31aが設けられている。突出部31aは、基台30の長手方向の一方の端部から他方の端部にわたって(図3の紙面垂直方向に)延設されている。突出部31aを設けることによって、突出部31aを設けない場合と比べて、基台30の断面二次モーメントを大きくすることができる。これにより、長尺状の基台30の曲げ剛性を高めることができるので、長尺状のランプ筐体の撓みを抑制することができる。なお、本実施の形態において、突出部31aの高さ(載置面から突出部31aの最も高い部分までの高さ)hは、2mmとしている。
なお、突出部31aの高さhは、高くすればするほど基台30の曲げ剛性を大きくすることができるが、突出部31aの高さを高くしすぎるとLEDモジュール10の光を遮る部分が大きくなり、ランプ配光角が小さくなる。そこで、図3に示すように、突出部31aのLEDモジュール側の上端部はテーパ状とし、角部をカットすることが好ましい。
また、突出部31aの幅についても大きくすればするほど断面二次モーメントを大きくすることができるが、突出部31aの幅を大きくしても突出部31aの高さを大きくする場合よりも断面二次モーメントを大きくすることができず、逆に、突出部31aの幅を大きくした分だけ基台30(金属)の重量が増加して基台30の撓み量が増加する。このことを考慮すると、突出部31aの幅はそれほど大きくする必要はなく、幅を大きくするよりも高さを高くする方が基台30の撓みを抑制することができる。
外郭部32は、断面形状が略円弧状であり、略円弧の両端部分の各々が載置部31の両端部の各々に接続されるように構成されている。外郭部32は、ランプ筐体の外面を構成しており、凹凸部32aと、一対の溝部32bと、後退部32cと、ネジ孔部32dとを備える。
凹凸部32aは、外郭部32におけるランプ外部に露出する部分に形成されている。凹凸部32aは放熱フィンとして機能し、凹凸部32aの凸部又は凹部は、基台30の長手方向の一方の端部から他方の端部にわたって連続して形成されている。凹凸部32aを形成することによって基台30の表面積を大きくすることができるので、基台30の放熱性を向上させることができる。なお、凹凸部32aは、連結部34の近傍に設けることが好ましい。これにより、連結部34の熱を効率良く放熱させることができる。
また、一対の溝部32bは、外郭部32の外面(略円弧仮想線)から窪むようにして形成されている。溝部32bは、基台30の長手方向の一方の端部から他方の端部にわたって延設された溝(スライドレール)である。外郭部32において、一対の溝部32bは、2つの凹凸部32aを挟み込むように形成されている。
一対の溝部32bの各々には、透光性カバー20の周方向の両端部(主開口の端部)に設けられた爪部20aの各々が係止される。これにより、基台30と透光性カバー20とを連結して一体化させることができる。具体的には、基台30の長手方向の一方の端部から、透光性カバー20の周方向の端部(爪部20a)を溝部32bに挿入し、図4に示すように、透光性カバー20を基台30の奥にスライドさせていくことにより、透光性カバー20と基台30とを組み合わせることができる。このように、透光性カバー20は、基台30に対してスライド可能な状態で取り付けられている。なお、本実施の形態において、透光性カバー20の周方向の両端部の爪部20aは、溝部32bに嵌合されている。
このように、本実施の形態では、透光性カバー20の周方向の両端部(爪部20a)が外郭部32の溝部32bに嵌め込まれているので、透光性カバー20は、基台30の載置部31だけではなく基台30の外郭部32の一部も覆っている。つまり、基台30を長手方向から見たとき(断面視)において、透光性カバー20の主開口の端部は、LEDモジュール10(基板11)を超えた位置に存在する。なお、基台30のうち透光性カバー20で覆われていない部分がランプ外部に露出している。
後退部32cは、外郭部32の外面(略円弧仮想線)を内側に後退させるようにして形成されている。これにより、基台30(外郭部32)の外面と透光性カバー20の内面とが接触することを抑制することができる。したがって、透光性カバー20を基台30にスライド挿入させる場合に、透光性カバー20と基台30との摩擦を緩和することができるとともに、金属製の基台30から受ける透光性カバー20の歪みを緩和することができる。
ネジ孔部32dは、基台30と口金40とをネジ止めするためのネジ孔である。ネジ孔部32dには、口金40を基台30に固定するときに、ネジ44が挿入される。図3に示すように、本実施の形態では、基台30の断面視において1つのネジ孔部32dが形成されている。なお、ネジ孔部32dは、少なくとも基台30の長手方向の両端部に形成されていればよい。
中空部33は、載置部31と外郭部32とで囲まれる蒲鉾形の中空領域に設けられている。中空部33は、基台30の長手方向の一方の端部から他方の端部に連通している。中空部33を設けることによって、基台30を軽量化することができる。これにより、基台30の曲げ剛性を向上させることができる。なお、中空部33には、電源回路等のランプ部品を配置しても構わない。
連結部34は、載置部31と外郭部32とで囲まれる中空領域において、載置部31と外郭部32とを連結するように構成されている。連結部34は、2つの中空部33の間に設けられている。つまり、連結部34は、中空領域を2つの中空部33に二分している。連結部34は、板状の柱部材であり、基台30の長手方向の一方の端部から他方の端部にわたって延設されている。本実施の形態において、基台30における連結部34の高さ(ネジ孔部32dを含めたときの高さ)は、9mmとしている。
図3に示すように、連結部34の一方の端部は載置部31に接続されており、連結部34の他方の端部は外郭部32に接続されている。連結部34は、載置部31と外郭部32とによって挟持されるように構成されており、載置部31と外郭部32との間で載置部31及び外郭部32を支持する支持部材として機能する。このように、載置部31と外郭部32との間に連結部34が橋架されているので、連結部34を設けない場合の構造と比べて、基台30の強度を向上させることができる。
さらに、連結部34は、LED素子12と対向する位置に設けられている。すなわち、連結部34は、LED素子12の直下の位置に設けられている。これにより、LED素子12で発生する熱を、連結部34を介して効率良く外郭部32に伝導させることができる。したがって、連結部34を設けない場合の構造と比べて、基台30の放熱性を向上させることができる。
このように構成される基台30は、押し出し材又は引き抜き材とすることができる。本実施の形態における基台30は、アルミニウムからなる押し出し材である。なお、基台30として、樹脂製の樹脂基台としても構わない。この場合、熱伝導率の高い樹脂材料を用いることが好ましい。
なお、透光性カバー20を基台30にスライド挿入させた後に、必要に応じて透光性カバー20と基台30とを接着剤等によって固着しても構わない。また、本実施の形態では、透光性カバー20の爪部20aと基台30の溝部32bとを嵌合させることによって透光性カバー20と基台30とを一体化させたが、爪部20a及び溝部32bを設けずに、透光性カバー20の内面と基台30の外面とを接着剤等によって固着することによって透光性カバー20と基台30とを一体化させてもよい。
また、本実施の形態において、連結部34は、基台30の長手方向の一方の端部から他方の端部にわたって延設するように形成されているが、これに限らない。基台30の長手方向の一方の端部から他方の端部に向かって、断続的に複数の連結部34を形成してもよい。この場合、各LED素子12の熱引きを効率良く行うために、複数の連結部34の各々は、複数のLED素子12の各々の対応する位置に設けることが好ましい。このように、断続的に複数の連結部34を形成することによって基台30を軽量化することができるので、基台30の曲げ剛性を向上させることができる。
[口金]
口金40は、LEDモジュール10のLED素子12に給電するための給電用口金である。口金40は、LEDモジュール10のLED素子12を点灯させるための電力をランプ外部(商用電源等)から受電する受電用口金でもある。
図2に示すように、一対の口金40の各々は、透光性カバー20と基台30とを一体化することによって構成される外郭部材の長手方向の両端部の各々を蓋するようにキャップ状に設けられている。
本実施の形態における口金40は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の合成樹脂からなる口金本体41と、真ちゅう等の金属材料からなる導電性の一対の給電ピン42とからなる。口金本体41は、略有底円筒形状に構成されている。一対の給電ピン42は、口金本体41の底部から外方に向かって突出するように構成されている。給電ピン42は、LED素子12を点灯させるために給電を行うピンであって、照明器具等の外部機器から所定の電力を受ける受電ピンとして機能する。例えば、口金40を照明器具のソケットに装着させることによって、一対の給電ピン42は照明器具に内蔵された電源装置から電力を受ける状態となる。
この一対の給電ピン42を介して商用の交流電源から受電した交流電力は、ランプ筐体内に内蔵された点灯回路に供給される。点灯回路(不図示)は、LEDモジュール10におけるLED素子12の点灯状態を制御するための駆動回路であって、例えば、入力された交流電力を直流電力に変換する電源回路である。点灯回路は、基台30の載置部31に載置したり、基台30の中空部33内に配置したり、口金40内に配置したりすることができる。なお、電源回路を照明器具に設けて、給電ピン42から直流電力を受電しても構わない。この場合、点灯回路は、受電した直流電力を整流して出力する。
また、図2及び図3に示すように、口金40はネジ孔43を有しており、ネジ孔43にネジ44を挿通することで、口金40は基台30にネジ止めされる。すなわち、透光性カバー20と基台30とを一体化することによって構成された外郭部材の長手方向の両端部に口金40を装着し、ネジ44を口金40のネジ孔43と基台30のネジ孔部32dに挿通させてねじ込むことで、口金40を基台30に固定することができる。
なお、本実施の形態では、両方の口金40から給電を行う両側給電方式としたが、一方の口金40のみから給電を行う片側給電方式としても構わない。この場合、給電を行わない方の口金40は、非給電用口金となり、直管形LEDランプ1を照明器具に取り付けるための取り付け部として機能する。この場合、給電ピン42は、非給電ピンとなる。非給電ピンは、2本ではなく1本にしてもよい。
また、一方の口金40を非給電用口金とする場合、この口金40にアース機能を持たせても構わない。この場合、非給電ピンをアースピンとし、非給電ピンと基台30とをアース接続し、照明器具を介して基台30を接地させる。
また、本実施の形態では、L字形の給電ピン42を有するL形口金としたが、G13口金としても構わない。
(本発明の特徴構成)
次に、本実施の形態に係る直管形LEDランプ1の特徴構成及び作用効果について、図3、図5A及び図5Bを用いて説明する。図5Aは、比較例1に係る直管形LEDランプの断面図であり、図5Bは、比較例2に係る直管形LEDランプの断面図である。
図5Aに示すように、比較例1に係る直管形LEDランプ100Aは、樹脂からなる半円筒状の透光性カバー120Aと、金属からなる半円柱状の基台130Aと、基台130Aに載置されたLEDモジュール10とを備える。比較例1の基台130Aは、中実構造であるので、優れた放熱性を有する。
しかしながら、中実構造の基台130Aは内部に金属が詰まっている分だけ重量が重いことから、透光性カバー120Aと基台130Aとで構成された長尺状の外郭部材(ランプ筐体)が撓んでしまうという問題がある。
例えば、ユーザが直管形LEDランプ100Aを照明器具に装着する場合等で、ユーザが直管形LEDランプ100Aの一方の端部を持ったときに、自重によって他方の端部が落ち込んで直管形LEDランプ100Aが撓んでしまう場合がある。また、直管形LEDランプ1を照明器具に装着した後、自重によって中央部が落ち込むようにして撓んでしまう場合もある。特に、110形の直管形LEDランプは、ランプ全長が非常に長いので、一方の端部を持った場合に、他方の端部では35mm以上の撓み量が発生する。
そこで、図5Bに示すような構造が考えられる。図5Bに示す比較例2に係る直管形LEDランプ100Bは、透光性カバー120Aと、金属からなる基台130Bと、基台130Bに載置されたLEDモジュール10とを備える。比較例2の基台130Bは、中空構造であり、内部に中空部133Bを有するので、比較例1の基台130Aと比べて軽量化されている。これにより、比較例1と比べて、外郭部材(ランプ筐体)の撓みを抑制することができる。
しかしながら、比較例2の基台130Bの構造では、放熱性が低下するとともに強度が低下してしまう。特に、110形のように全長が非常に長い直管形LEDランプでは、強度にも放熱性にも優れた基台を構成することが非常に難しい。
これに対して、図3に示すように、本実施の形態における基台30は、載置部31と外郭部32とで囲まれる中空領域に設けられた連結部34を有し、当該連結部34は、載置部31と外郭部32とに連結されるとともにLED素子12と対向する位置に設けられている。
このように、本実施の形態における直管形LEDランプ1では、基台30には中空領域(中空部33)が設けられており、基台30が軽量化されている。これにより、中空領域(中空部33)を設けない場合と比べて断面二次モーメントを大きくすることができ、基台30の曲げ剛性を向上させることができる。したがって、透光性カバー20と基台30とによって構成される外郭部材(ランプ筐体)が長尺状であっても、外郭部材の撓みを抑制することができる。なお、本実施の形態の構造を用いた110形の直管形LEDランプでは、一方の端部を持った場合に、撓み量を10mm程度にまで抑制することができた。
さらに、本実施の形態における直管形LEDランプ1では、連結部34は載置部31と外郭部32とを連結しており、連結部34が基台30の補強部材として機能する。これにより、基台30の剛性を高くすることができるので、基台30の強度を向上させることができる。
しかも、連結部34がLED素子12と対向する位置に設けられているので、LED素子12で発生する熱を、連結部34を介して効率良く外郭部32に伝導させてランプ外部(外気中)に放熱させることができる。これにより、基台30の放熱性を向上させることができる。
また、本実施の形態において、基台30と透光性カバー20とで構成される略円筒状の外郭部材の直径は、φ29.6mmであって、従来の40形LEDランプの外郭部材の直径φ25.5mmよりも大きくしている。
これにより、基台30の高さ及び幅を大きくすることができるので、基台30の断面二次モーメントが大きくなり基台30の曲げ剛性を向上させることができる。したがって、曲げ剛性が大きくなった分、基台30の載置部31と透光性カバー20との距離を大きくすることが可能となるので、LED素子12の輝点(つぶつぶ感)を抑制することができる。このように、外郭部材の直径を大きくすることによって、基台30の曲げ剛性を確保することができるとともに、LED素子12の輝点(つぶつぶ感)を抑制することもできる。
以上、本実施の形態に係る直管形LEDランプ1によれば、放熱性にも強度にも優れた基台を実現することができる。さらに、外郭部材が長尺状であっても高い曲げ剛性を有するので、撓みを抑制することができる。
(照明装置)
次に、本発明の実施の形態に係る照明装置2について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る照明装置の概観斜視図である。
図6に示すように、本実施の形態に係る照明装置2は、ベースライト型の照明装置であって、直管形LEDランプ1と照明器具3とを備える。本実施の形態では、図6に示すように、2本の直管形LEDランプ1を用いている。
照明器具3は、直管形LEDランプ1と電気的に接続され、かつ、当該直管形LEDランプ1を保持する一対のソケット4と、当該ソケット4が取り付けられた器具本体5とを備える。器具本体5は、例えばアルミ鋼板をプレス加工等することによって成形することができる。また、器具本体5の内面は、直管形LEDランプ1から発せられた光を所定方向(例えば下方)に反射させる反射面となっている。
このように構成される照明器具3は、例えば天井等に固定具を介して装着される。なお、直管形LEDランプ1を覆うように透光性のカバー部材が設けられていてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る直管形LEDランプ1は、照明装置等として実現することができる。
(変形例)
以下、本実施の形態に係る直管形LEDランプの変形例について説明する。
(変形例1)
まず、本発明の変形例1に係る直管形LEDランプ1Aについて、図7を用いて説明する。図7は、本発明の変形例1に係る直管形LEDランプの断面図である。
図3に示すように、上記の実施の形態において、連結部34は、基台30の載置部31や外郭部32と一体成形となるように構成したが、図7に示す直管形LEDランプ1Aのように、連結部34Aを載置部31や外郭部32と別部材としても構わない。
この場合、基台30Aにおける載置部31及び外郭部32の各々に設けた凸部と、連結部(連結部材)34Aに設けた凹部とを嵌合させることで、載置部31及び外郭部32と連結部34Aとを連結することができる。
このように構成された連結部34Aは、基台30の長手方向の一方の端部から載置部31と外郭部32との間にスライドさせて挿入することができる。なお、連結部34Aの材質は、載置部31や外郭部32と同じ材質にしてもよいが、異なる材質としても構わない。別の材質とする場合は、LED素子12の熱引きを向上させるために、連結部34Aの熱伝導率は、載置部31や外郭部32の熱伝導率よりも大きいことが好ましい。
なお、本変形例では、載置部31及び外郭部32の各々に凸部を設け、連結部34Aに凹部を設けたが、これとは逆に、載置部31及び外郭部32の各々に凹部を設けるとともに連結部(連結部材)に凸部を設けて、凹部と凸部を嵌合するように構成しても構わない。
(変形例2)
次に、本発明の変形例2に係る直管形LEDランプ1B及びこれを備えた照明装置について、図8を用いて説明する。図8(a)は、本発明の変形例2に係る直管形LEDランプ及び照明器具の構成を示す側面図であり、図8(b)は、(a)のA−A’線における同直管形LEDランプ及び照明器具の断面図である。
図8に示すように、本変形例における直管形LEDランプ1Bは、透光性カバー20と基台30とで構成される長尺状の外郭部材を長手方向に直線状に2つ並べて、その外郭部材の境界部分に連結部材50を設けた構成となっている。例えば、40形蛍光灯のガラス管と同程度の長さの透光性カバー20及び基台30を用いて1つの外郭部材を構成し、これを2つ直線状に並べることで実質的に110形の直管形LEDランプと同じ長さのものを構成することができる。なお、外郭部材の各々の基台30には、LEDモジュール10が配置される。
連結部材50は、例えば、円筒部材であり、2つの外郭部材の端部の各々を覆うように構成されている。連結部材50と基台30とは、例えばネジによって固定されている。連結部材50は、非透光性材料によって構成することもできるが、LEDモジュール10の光を遮光せずにランプ外部に透光させるには、透光性材料、特に透明材料によって構成することが好ましい。透光性を有する連結部材50の材料としては、例えば樹脂又はガラスを用いることができる。
また、図8に示すように、本変形例では、照明器具の器具本体5に、フック6が設けられている。フック6は、直管形LEDランプ1Bを挟持するためにC字状の挟持部6aが設けられている。本変形例において、フック6の挟持部6aは、直管形LEDランプ1Bの連結部材50を挟持している。
本変形例によれば、直管形LEDランプ1Bは、照明器具に設けられたフック6によって中央部分が保持される。これにより、直管形LEDランプ1Bが2つの外郭部材の連結部分(ランプ全体の中央部分)で撓むことを抑制することができる。
なお、本変形例では、2つの外郭部材を用いたが、これに限らない。例えば、2つ以上の外郭部材を用いて、各外郭部材の連結部分に連結部材50及びフック6を設けても構わない。また、1つの外郭部材のみに連結部材50を設けても構わない。つまり、実施の形態1における直管形LEDランプ1の中央部分に連結部材50及びフック6を設けても構わない。
また、連結部材50に人感センサを設けてもよい。人感センサを設けることによって、人の存在を検知して直管形LEDランプの点灯及び消灯を制御することができる。なお、連結部材50には、人感センサ以外の電子部品等を設けてもよい。
(その他)
以上、本発明に係る照明用光源及び照明装置について、実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態及び変形例に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態及び変形例では、LEDモジュール10として、パッケージ化されたLED素子12を用いたSMD型のLEDモジュールとしたが、これに限らない。具体的には、図9に示すように、基板11上に複数のLEDチップ12Aが直接実装され、複数のLEDチップを封止部材13(蛍光体含有樹脂)によって一括封止した構成であるCOB(Chip On Board)型のLEDモジュール10Aとしても構わない。
また、上記の実施の形態及び変形例において、LEDモジュール(LED素子)は、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって白色光を放出するように構成したが、これに限らない。例えば、演色性を高めるために、黄色蛍光体に加えて、さらに赤色蛍光体や緑色蛍光体を混ぜても構わない。また、黄色蛍光体を用いずに、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する蛍光体含有樹脂を用いて、これと青色LEDチップとを組み合わせることによりに白色光を放出するように構成することもできる。
また、上記の実施の形態及び変形例において、LEDチップは、青色以外の色を発光するLEDチップを用いても構わない。例えば、紫外線発光のLEDチップを用いる場合、蛍光体粒子としては、三原色(赤色、緑色、青色)に発光する各色蛍光体粒子を組み合わせたものを用いることができる。さらに、蛍光体粒子以外の波長変換材を用いてもよく、例えば、波長変換材として、半導体、金属錯体、有機染料、顔料など、ある波長の光を吸収し、吸収した光とは異なる波長の光を発する物質を含んでいる材料を用いてもよい。
また、上記の実施の形態及び変形例において、発光素子としてLEDを例示したが、半導体レーザ等の半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)又は無機EL等の固体発光素子を用いてもよい。
その他、実施の形態及び変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態及び変形例における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
本発明は、LED等の発光素子を用いた照明用光源、特に直管形LEDランプ及びこれを備えた照明装置等として広く利用することができる。
1、1A、1B、100A、100B 直管形LEDランプ
2 照明装置
3 照明器具
4 ソケット
5 器具本体
6 フック
6a 挟持部
10、10A LEDモジュール
11 基板
12 LED素子
12a パッケージ
12b LEDチップ
12c、13 封止部材
12A LEDチップ
20、120A 透光性カバー
20a 爪部
30、30A、130A、130B 基台
31 載置部
31a 突出部
32 外郭部
32a 凹凸部
32b 溝部
32c 後退部
32d ネジ孔部
33、133B 中空部
34、34A 連結部
40 口金
41 口金本体
42 給電ピン
43 ネジ孔
44 ネジ
50 連結部材

Claims (10)

  1. 長尺状の基台と長尺状の透光性カバーとで外郭部材が構成された照明用光源であって、
    前記基台に載置された基板と、
    前記基板に実装され、前記透光性カバーに覆われた発光素子とを備え、
    前記基台は、前記基板を載置するための載置部と、少なくとも一部が外部に露出する外郭部とを有し、
    前記載置部と前記外郭部とで囲まれる中空領域には、ランプ部品が配置されている
    照明用光源。
  2. 前記ランプ部品は、電源回路である
    請求項1に記載の照明用光源。
  3. 前記基台は、前記外郭部における外部に露出する部分に凹凸部を形成することで前記中空領域の内方に向かって突出する凸部を有する
    請求項1又は2に記載の照明用光源。
  4. 前記中空領域には、前記基台の長手方向に連通する中空部が設けられている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明用光源。
  5. 前記外郭部における外部に露出する部分には、凹凸部が形成されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明用光源。
  6. 前記基台は、金属からなる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明用光源。
  7. 前記透光性カバーは、長尺円筒の一部を長手方向に沿って切り欠いた主開口を有する切り欠き円筒部材であり、
    前記基台には、前記透光性カバーの前記主開口の端部を係止するための溝部が形成されている
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明用光源。
  8. 前記透光性カバーは、前記基台に対してスライド可能であり、
    前記基台の長手方向の一方の端部から前記透光性カバーの前記主開口の端部が前記基台の前記溝部に挿入されることで、前記透光性カバーと前記基台とが組み合わされている
    請求項7に記載の照明用光源。
  9. 前記基台の長手方向を法線とする平面で切断したときにおける前記外郭部材の断面視において、前記透光性カバーの前記主開口の端部は、前記基板を超えた位置に存在する
    請求項7又は8に記載の照明用光源。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の照明用光源を備える
    照明装置。
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