JP2014177983A - アクチュエータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2サーボバルブのアクチュエータ制御装置で、第1と第2のアクチュエータの間でのフォースファイティングをなくし、同期リンクの回転角度を精度良く制御できるようにする。
【解決手段】第1のアクチュエータ5に対して、ピストン7の変位を検出し、フィードバック制御により当該第1のアクチュエータ5を制御し、第2のアクチュエータ4に対しては、第1と第2のアクチュエータ4,5の両方に発生する力を計測し、その力のアンバランス量で位置制御指令値を補正し、当該補正指令値と、第21のアクチュエータ5の変位位置のフィードバック値との差により第2のアクチュエータ54を制御することにより、フォースファイティングを回避して同期リンク2の回転角度を精度良く制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明はジェットエンジンのファン、コンプレッサ、あるいはタービン等に用いられる可変静翼の角度を調整する2重制御アクチュエータに対するアクチュエータ制御装置に関する。
図4に示すように、ジェットエンジンのファン、コンプレッサ、あるいはタービンの可変静翼101は、負荷状況に応じて角度が可変となっており、可変静翼101の角度を変更するために回転軸102を挟んで相反対側においてリンク103に同一方向の回転力を付与するように第1、第2のアクチュエータとして第1(マスタ側)油圧シリンダ104、第2(スレーブ側)油圧シリンダ105が連結されている。尚、図4において、106,107は油圧シリンダ104,105それぞれのピストンであり、各ピストン106,107の先端にベルクランク108,109の一端が連結され、このベルクランク108,109の他端がリンク103に連結されている。ベルクランク108,109それぞれは固定部材に回転支持されており、そのため、ピストン106,107の進退の動作に連動してベルクランク108,109が回転し、このベルクランク108,109の他端に連結されたリンク103が回転する。その結果として、可変静翼101の回転角度が調整されることになる。尚、図4では、ピストン106,107が押し出される方向(伸長方向)に変位したときのベルクランク108,109、リンク103、可変静翼101の動きを矢印にて示している。
この可変静翼101に対するリンク機構をモデル化したものが、図5である。リンク103は棒状の同軸同期リンクとし、回転軸102にて中心部が軸支され、リンク103の一端に第1(マスタ側)の油圧シリンダ104のピストン106が連結され、リンク103の他端に第2(スレーブ側)の油圧シリンダ105のピストン107が逆向きに連結され、これら2本のピストン106,107が同時に押し出しあるいは引き込みされる時にリンク103に正方向あるいは逆方向の回転力が付与される。尚、図5では、ピストン106,107が押し出される方向(伸長方向)に変位したときのリンク103の動きを矢印にて示している。
図6は、この図5のようにモデル化した同期リンク2に対してその回転角度を制御する従来のアクチュエータ制御装置のブロック図である。この従来のアクチュエータ制御装置は、1サーボバルブ、アクティブ・スンタンバイ方式のものであり、アクチュエータとしての油圧シリンダ4,5は1台のサーボバルブ8を介して作動流体が同時に給排される。Psupはサーボバルブ8に対する作動流体の供給路、Pretは作動流体のリターン路、Qhは油圧シリンダ4,5それぞれのピストンヘッド室Phへの作動流体の給排路、Qrは油圧シリンダ4,5それぞれのピストンロッド室Prへの作動流体の給排路である。油圧シリンダ4,5のピストン6,7には変位センサF_A,F_Bが設置され、ピストン6,7の変位位置を検出してフィードバックする。図6では、変位センサF_Aは同期リンク2の一端(A端)を駆動する油圧シリンダ4のピストン6の変位位置XVSVFB_Aをフィードバックし、変位センサF_Bは同期リンク2の他端(B端)を駆動する油圧シリンダ5のピストン7の変位位置XVSVFB_Bをフィードバックする構成である。
また図6のアクチュエータ制御装置において、1台のサーボバルブ8は、トルクモータの二重冗長コイルT/M_A,T/M_Bにてスプール9を駆動し、供給・リターンの動作モードの切替と流量調整を行う。そしてこのサーボバルブ8の二重冗長コイルT/M_A,T/M_Bに流す駆動電流の制御を制御部10が行う。サーボバルブドライバ15は、制御部10からの制御電流指令を受けて、二重冗長コイルT/M_A,T/M_Bのうち指令を受けた側の二重冗長コイルに対してトルクモータ駆動電流を流す制御をし、これによってトルクモータを所定角度だけ回転させ、サーボバルブ8のスプール9を所定移動量だけ駆動する。
制御部10は、2系統のうち1系統が故障した場合に正常な他方の系統に切り替えるために、あるいは正常でも当該制御系の起動毎にアクティブにする系統をA,B交互に切り替えるため、電流供給スイッチSW_A,SW_Bが交互にオン(導通)、オフ(開放)を切り替える。以下では、説明の便宜のため、A系統をアクティブ(ATV)にし、B系統をスタンバイ(STB)にした場合のフィードバック制御動作を説明する。減算器11,12のプラス側には制御位置目標値XVSVRREF_A,XVSVREF_B(これらは通常、演算が独立した共通の値である)が入力され、減算器11,12のマイナス側には変位センサF_A,F_Bの変位検出量XVSVFB_A,XVSVFB_Bがフィードバックされる。そして減算器11,12はこれらの入力量を減算し、差値を制御量として出力する。PID制御器13,14は減算器11,12からの差値に対してPID演算し、演算結果を電流指令値として出力する。このPID制御器13,14のゲインはKである。
今、A系統がアクティブ、B系統がスタンバイに設定され、電流供給スイッチSW_Aがオン、電流供給スイッチSW_Bがオフなので、PID制御器13からの電流指令値がサーボバルブドライバ15に入力され、サーボバルブドライバ15はA系統の二重冗長コイルT/M_Aに電流指令値に応じた電流を流してトルクモータを回転させる。スプール9はこのトルクモータの回転により駆動され、両油圧シリンダ4,5のピストンヘッド室Phへの作動流体の同時供給とピストンロッド室Prからの作動流体の同時引き抜き、若しくは両油圧シリンダ4,5のピストンロッド室Prへの作動流体の同時供給とピストンヘッド室Phからの作動流体の同時引き抜きを行う。これにより、理想的には両油圧シリンダ4,5のピストン6,7は同じ変位量だけ押し出されあるいは引き戻され、これを駆動力にして同期リンク2が正方向(図6では左回り)、あるいは逆方向(図6では右回り)に所定角度だけ回転する。これが、従来の1サーボバルブ、アクティブ・スタンバイ方式のアクチュエータ制御装置による同期リンク2のフィードバック制御である。
また、従来のアクチュエータ制御装置には、図7に示す構成の1サーボバルブ、アクティブ・アクティブ方式のものも知られている。図7のアクチュエータ制御装置において、図6に示した従来のアクチュエータ制御装置と共通し若しくは類似する構成要素については同一若しくは類似する符号を付して示してある。
図7に示す1サーボバルブ、アクティブ・アクティブ方式の従来のアクチュエータ制御装置は、制御部10においてA系統、B系統の電流供給スイッチSW_A,SW_Bを同時にオンさせて共にアクティブにし、PID制御器13,14のフィードバックPID制御演算結果によりトルクモータの二重冗長コイルT/M_A,T/M_Bに同時に制御電流を流し、サーボバルブ8を制御する。PID制御器13,14の出力は共に有効とするので、図6の構成と同じ制御性能を得るために、この場合、それぞれのゲインはK/2にしている。
これらの従来の1サーボバルブ、アクティブ・スタンバイ方式、1サーボバルブ、アクティブ・アクティブ方式のいずれのアクチュエータ制御装置にあっても、1台のサーボバルブ8から作動流体給排路Qh,Qrにより2台の油圧シリンダ4,5それぞれのピストンヘッド室Ph、ピストンロッド室Prに同時に作動流体を供給する動作又は引き抜く動作をするのであるが、油圧シリンダ4,5の個体差、また1台のサーボバルブ8から2台の別々の場所に設置されている油圧シリンダ4,5につながる作動流体給排路Qh,Qrの配管長の差、給排路そのものの個体差、同期リンク2を含む構成要素及び接続部の摩擦やガタ等に起因して、両方の油圧シリンダ4,5のピストン6,7が厳密に同時に同一距離だけ同じ力で移動するように制御することはできない。そのため、同期リンク2の両端それぞれに加わる回転力が厳密に一致せず、アンバランスになることがあり、フォースファイティングが発生する問題点があった。
これを解消するものとして、図8に示すような2サーボバルブ、アクティブ・アクティブ方式のアクチュエータ制御装置も知られている。尚、図8のアクチュエータ制御装置において、図6、図7に示した従来のアクチュエータ制御装置と共通し若しくは類似する構成要素については同一若しくは類似する符号を付して示してある。
この図8に示した方式は、2台のサーボバルブ81,82をそれぞれ2台の油圧シリンダ4,5を個別に駆動するために用意し、A系統、B系統それぞれにおいてフィードバック制御により同期リンク2の両端それぞれに与える回転力を同時に、かつ、個別に調整するものである。また、A系統、B系統それぞれにおけるフィードバック制御は、アクティブ・スタンバイ方式を採用していて、各系統の故障時にA系統の電流供給スイッチSW_A1,SW_A2のうち正常なスイッチ側に切り替え、またB系統の電流供給スイッチSW_B1,SW_B2でも正常なスイッチ側に切り替え、あるいは正常な場合でも起動毎にA系統の電流供給スイッチSW_A1,SW_A2、B系統の電流供給スイッチSW_B1,SW_B2をそれぞれ交互にオン、オフ切り替える構成である。またA系統のPID制御器13A,14A、B系統のPID制御器13B,14Bのゲインは共にK/2である。
この方式の従来例の場合、サーボバルブ81,82に対するフィードバックループをA系統、B系統それぞれ個別に構成できるので、作動流体の給排路の配管長をA系統、B系統で揃えることができる。しかしながら、両系統を厳密に同時に作動させることは困難であり、同期リンク2のA端、B端両端に加える回転力の間のフォースファイティングは十分に解消されない問題点があった。
特開2011−127639号公報 特許第4209037号公報 特許第3994208号公報 特開2008−090692号公報 再公表WO07_141839公報
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたもので、2サーボバルブによって同期リンクの回転角度をフィードバック制御するアクチュエータ制御装置であって、第1と第2のアクチュエータの間でのフォースファイティングをなくし、同期リンクの回転角度を精度良く制御できるアクチュエータ制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、同軸同期リンクの回転中心を挟んで互いに反対側の作用点それぞれに連結され、各作用点を押し引き駆動する第1と第2の2個又はそれ以上のアクチュエータそれぞれを制御するアクチュエータ制御装置であって、前記第1と第2のアクチュエータそれぞれのピストンの出入りを個別に駆動する第1と第2の2個のサーボバルブと、前記第1、第2のアクチュエータそれぞれの前記ピストンの変位位置を検出する変位センサと、前記第1と第2のアクチュエータそれぞれに発生する力を計測する力センサと、前記第1、第2のサーボバルブの液流量を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1のアクチュエータに対しては、前記ピストンの変位位置を検出し、フィードバック制御により前記第1のサーボバルブを制御することによって当該第1のアクチュエータのピストンの位置を目標位置の指令値に一致するように制御し、前記第2のアクチュエータに対しては、前記第1と第2のアクチュエータの両方に発生する力を計測し、その力のアンバランス量で当該第2のアクチュエータのピストンの目標位置の指令値を補正し、当該補正指令値と、前記第2のアクチュエータのピストンの変位位置のフィードバック値との差により前記第2のサーボバルブを制御することによって当該第2のアクチュエータのピストンの位置を前記目標位置の補正指令値に一致するように制御するアクチュエータ制御装置を特徴とする。
上記発明のアクチュエータ制御装置において、前記制御部は、前記第2のアクチュエータの目標位置の指令値に代えて前記第1のアクチュエータのピストンの変位位置のフィードバック値を目標位置の指令値として用い、前記第1と第2のアクチュエータの両方に発生する力を計測し、その力のアンバランス量で当該第2のアクチュエータのピストンの目標位置の指令値を補正し、当該補正指令値と、前記第2のアクチュエータのピストンの変位位置のフィードバック値との差により前記第2のサーボバルブを制御することによって当該第2のアクチュエータのピストンの位置を前記目標位置の補正指令値に一致するように制御するものとすることができる。
本発明のアクチュエータ制御装置によれば、第1のアクチュエータに対しては、ピストンの変位を検出し、フィードバック制御により当該第1のアクチュエータを制御し、第2のアクチュエータに対しては、第1と第2のアクチュエータの両方に発生する力を計測し、その力のアンバランス量で位置制御指令値を補正し、当該補正指令値と、第2のアクチュエータの変位位置のフィードバック値との差により第2のアクチュエータを制御するので、フォースファイティングを回避して同期リンクの回転角度を精度良く制御できる。
また、第2のアクチュエータの制御においては、位置制御指令値として第1のアクチュエータの変位位置のフィードバック値を用い、第1と第2のアクチュエータの両方に発生する力のアンバランス量で位置制御指令値を補正し、当該補正指令値と、第2のアクチュエータの変位位置のフィードバック値との差により第2のアクチュエータを制御することによっても、フォースファイティングを回避して同期リンクの回転角度を精度良く制御できる。
本発明の第1の実施の形態のアクチュエータ制御装置の制御ブロック図。 本発明の第2の実施の形態のアクチュエータ制御装置の制御ブロック図。 従来例のアクチュエータ制御装置の制御特性と上記第2の実施の形態のアクチュエータ制御装置の制御特性とを示すグラフ。 ジェットエンジンのファンの可変静翼の駆動機構の説明図。 上記の可変静翼の駆動機構をモデル化した説明図。 従来の1サーボバルブ、アクティブ・スタンバイ方式のアクチュエータ制御装置の制御ブロック図。 従来の1サーババルブ、アクティブ・アクティブ方式のアクチュエータ制御装置の制御ブロック図。 従来の2サーボバルブ、アクティブ・アクティブ方式のアクチュエータ制御装置の制御ブロック図。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
[第1の実施の形態]
図1に示す第1の実施の形態のアクチュエータ制御装置について説明する。本実施の形態のアクチュエータ制御装置は、2サーボバルブ、アクティブ・アクティブ方式のアクチュエータ制御装置であり、2台のアクチュエータである油圧シリンダ4,5を個別に駆動するために2台のサーボバルブ81,82それぞれを用意し、A系統、B系統それぞれにおいてフィードバック制御により同期リンク2の両端それぞれに与える回転力を同時に、かつ、個別に調整するものである。また、A系統、B系統それぞれにおけるフィードバック制御は、アクティブ・スタンバイ方式を採用していて、各系統の故障時にA系統の故障であればそのA系統の電流供給スイッチSW_A1,SW_A2のうち正常なスイッチ側に切り替え、あるいはB系統の故障であればそのB系統の電流供給スイッチSW_B1,SW_B2うち正常なスイッチ側に切り替え、また正常の場合でも起動毎にA系統、B系統それぞれにおいて電流供給スイッチSW_A1,SW_A2、また電流供給スイッチSW_B1,SW_B2をそれぞれ交互にオン、オフ切り替える構成である。ここで、A系統のPID制御器13A,14A、B系統のPID制御器13B,14Bのゲインは共にK/2である。尚、図1において、図8のアクチュエータ制御装置と共通し、若しくは類似する構成要素については共通の若しくは類似する符号を付して示してある。
本実施の形態のアクチュエータ制御装置の特徴は、図8に示した従来例に対して、B系統のフィードバック制御は共通であるが、A系統ではフィードバック制御の制御指令値に対して油圧シリンダ4,5間の力のアンバランス量で補正を掛け、補正後の制御指令値に対してB系統と同様にフィードバック制御する点にある。したがって、本実施の形態においては、B系統の油圧シリンダ5が第1のアクチュエータ、A系統の油圧シリンダ4が第2のアクチュエータに相当する。
本実施の形態のアクチュエータ制御装置では、A系統における力のアンバランス量の補正値の算出のため、油圧シリンダ4のピストンヘッド室Ph、またピストンロッド室Prに圧力センサ21A,22Aそれぞれを設置し、他方の油圧シリンダ5のピストンヘッド室Ph、またピストンロッド室Prに圧力センサ21B,22Bを設置している。また、力演算器23,24それぞれを設置している。尚、圧力センサは各油圧ピストンシリンダのピストンヘッド室Ph及びピストンロッド室Prの差を計測する差圧センサであってもよい。
力演算器23はA系統の油圧シリンダ4のピストンヘッドに掛かる力(Pha*Ah−Pra*Ar)を演算し、力演算器24はB系統の油圧シリンダ5のピストンヘッドに掛かる力(Phb*Ah−Prb*Ar)を演算して出力するようにしている。そして、減算器25を設けて、A系統の力からB系統の力を減算し、力のアンバランス量ΔFPを出力する。この力のアンバランス量ΔFPは減衰器26により減衰させ、積分器27によって時間積分して距離の単位に変換した後、力のアンバランス量の補正値ΔFtとして、A系統のフィードバックループに新たに設置した減算器28,29のマイナス側にフィードバックするようにしている。この減算器28,29のプラス側には、サーボバルブ81に対する制御位置目標値XVSVREF_Aが入力される。したがって、減算器28,29の出力は、(制御位置目標値XVSVREF_A−補正量ΔFt)の値となり、これがA系統のフィードバック減算器11A,12Aのプラス側に渡される。A系統の減算器11A,12Aそれぞれのマイナス側、またB系統の減算器11B,12Bのマイナス側には、変位センサF_A,F_Bそれぞれの検出するピストンの変位位置XVSVFB_A,XVSVFB_Bがフィードバックされる。
次に、上記構成のアクチュエータ制御装置によるサーボバルブ81,82の制御動作、同期リンク2の回転角度の制御動作について説明する。今回の起動時に、A系統では電流供給スイッチSW_A1がオン、電流供給スイッチSW_A2がオフ、B系統では電流供給スイッチSW_B1がオン、電流供給スイッチSW_B2がオフに設定されたとして説明する。尚、次回の起動時にはスイッチのオン/オフは逆の状態に切り替えられる。また、このフィードバック制御ループは、短い所定周期毎μsecあるいはmsecオーダーにて繰り返し行われる。したがって、積分器27による時間積分は、この制御周期と等しい。
図1に示す状態において、外部からA系統、B系統それぞれに制御位置目標値XVSVREF_A,XVSVREF_Bが入力される。
まず第1のアクチュエータである油圧シリンダ5を制御するB系統の制御から説明する。油圧シリンダ5のピストン位置の変位センサF_Bはピストン位置の変位位置XVSVFB_Bを検出し、制御部10Bの減算器11B,12Bにフィードバックする。減算器11B,12Bは制御位置目標値XVSVREF_Bからフィードバック量XVSVFB_Bを減算し、差値ΔSV_BをPID制御器13B,14Bに入力する。PID制御器13B,14Bは入力される差値ΔSV_Bに対してPID制御演算を行い、電流操作値ΔSVI_Bとして出力する。今、電流供給スイッチSW_B1,SW_B2のうち、SW_B1の方がオンなので、以下、この電流供給スイッチSW_B1を通じてサーボバルブドライバ15Bに電流操作値ΔSVI_Bが入力される。
サーボバルブドライバ15Bはこの電流操作値入力を受けて、二重冗長コイルT/M_B1側に電流操作値ΔSVI_Bの電流を流し、トルクモータを電流に見合った所定の方向に所定角度だけ回転させ、これによってスプール92を所定量だけ移動させ、油圧シリンダ5のピストンヘッド室Phに作動流体を所定量だけ供給し、あるいはピストンロッド室Prに作動流体を所定量だけ供給してピストン7を正又は逆方向に必要量だけ移動させ、ピストン位置を制御目標位置XVSVREF_Bに一致させようとする。そしてこの制御は、制御周期毎に繰り返される。この制御により、ピストン7に連結された同期リンク2の一端(B端)は押されあるいは引かれて所定角度になるまで回転する。
一方、第2のアクチュエータである油圧シリンダ4を制御するA系統においては、位置ベース力補正制御が行われる。油圧シリンダ4のピストンヘッド室Phの圧力センサ21A、ピストンロッド室Prの圧力センサ22Aが圧力検出値Pha,Praを力演算器23に出力し、力演算器23では油圧シリンダ4内のピストンヘッド室Phとピストンロッド室Prとの圧力差を演算して減算器25のプラス側に出力する。ここで圧力差は、油圧シリンダ4のピストンヘッド室Phの断面積Ah、ピストンロッド室Prの断面積Arとして、(Pha*Ah−Pra*Ar)の式によって求めている。
同様に、もう一方のB系統の油圧シリンダ5のピストンヘッド室Phの圧力センサ21B、ピストンロッド室Prの圧力センサ22Bが圧力検出値Phb,Prbを力演算器24に出力し、力演算器24では、油圧シリンダ5内のピストンヘッド室Phとピストンロッド室Prとの圧力差を演算して減算器25のマイナス側に出力する。ここでも圧力差は、油圧シリンダ5のピストンヘッド室Phの断面積Ahとし、ピストンロッド室Prの断面積Arとして、(Phb*Ah−Prb*Ar)の式によって求めている。ただし、2本の油圧シリンダ4,5は仕様が同じであるので、断面積Ah,Arは共通の値を用いている。
減算器25は油圧シリンダ4内のピストン6のピストンヘッド、油圧シリンダ5内のピストン7のピストンヘッドそれぞれに掛かっている力の偏差ΔFP(力のアンバランス量となる)を求めて出力する。そして油圧シリンダ4,5の出力する力のアンバランス量ΔFPは減衰器26を通して減衰させた後に積分器27によって時間積分して積分結果ΔFtを出力する。積分器27による時間積分は、力×時間により距離の単位に変換するためである。積分器27の出力ΔFtは減算器28,29それぞれのマイナス側に入力される。
減算器28,29では、制御位置目標値XVSVREF_Aに対する力のアンバランス量の補正値ΔFPsを減算し、補正後の位置指令値XVSVREF_A′を減算器11A,12Aに出力する。これら減算器11A,12Aでは、B系統のフィードバック制御と同様に、補正後の制御位置目標値XVSVREF_A′から変位センサF_Aによるフィードバック量XVSVFB_Aを減算し、差値ΔSV_AをPID制御器13A,14Aに入力する。PID制御器13A,14Aは入力される差値ΔSV_Aに対してPID制御演算を行い、電流操作値ΔSVI_Aとして出力する。ここでも、電流供給スイッチSW_A1,SW_A2のうち、SW_A1の方がオンなので、この電流供給スイッチSW_A1を通じてサーボバルブドライバ15Aに電流操作値ΔSVI_Aが入力される。
サーボバルブドライバ15Aはこの電流操作値入力を受けて、二重冗長コイルT/M_A1側に電流操作値ΔSVI_Aの電流を流し、トルクモータを正方向又は逆方向に所定角度だけ回転させ、これによってスプール91を所定量だけ移動させ、油圧シリンダ4のピストンヘッド室Phに作動流体を所定量だけ供給し、あるいはピストンロッド室Prに作動流体を所定量だけ供給してピストン6を正又は逆方向に必要量だけ移動させ、ピストン位置を力のアンバランス量により補正した後の制御目標位置XVSVREF_A′に一致させようとする。そしてこの制御は、制御周期毎に繰り返される。この制御により、ピストン6に連結された同期リンク2の他端(A端)は押されあるいは引かれて所定角度になるまで回転する。
そして本実施の形態の場合、油圧シリンダ4,5におけるピストン6,7の押し出す力あるいは引き出す力のアンバランスを予めA系統のフィードバック制御によって吸収しているので、A系統、B系統で個別に油圧シリンダ4,5を制御するとしても、両者間の力のアンバランスが発生せず、結果的に同期リンク2の両端に加えられる力は一致し、フォースファイティングを起こさない態様にて同期リンク2の回転角度を制御できることになる。
尚、この第1の実施の形態にあっては、A系統、B系統それぞれにおいては、電流供給スイッチSW_A1,SW_A2、電流供給スイッチSW_B1,SW_B2については片系統の故障又は起動の度に交互にオン/オフするアクティブ・スタンバイ方式にしているが、これに代えて、A系統、B系統それぞれにおいて図7に示したようにアクティブ・アクティブ方式にすることもできる。その場合には、PID制御器13A,13B,14A,14BそれぞれのゲインはK/4に設定される。さらに、PID制御器13A,13B,14A,14BのP制御に代えて、制御性能の良いPI制御方式を採用することも可能である。また、減衰器26及び積分器27で構成される力補正制御器もI制御に代えて、応答性が速いP制御方式を採用することも可能である。
[第2の実施の形態]
図2は第2の実施の形態のアクチュエータ制御装置を示している。本実施の形態は、図1の第1の実施の形態のアクチュエータ制御装置に対して、第2のアクチュエータに相当する油圧シリンダ4を制御するA系統の制御指令値として外部からの制御指令値XVSVREF_Aに代えて、第1のアクチュエータに相当する油圧シリンダ5を制御するB系統の変位センサF_Bの検出量XVSVFB_Bを減算器28,29のプラス側に与えるようにした点が特徴である。その他の構成については第1の実施の形態と共通する。
本実施の形態のアクチュエータ制御装置は、次のように動作する。ここでも、片系統が故障又は起動時に、A系統では電流供給スイッチSW_A1がオン、電流供給スイッチSW_A2がオフ、B系統では電流供給スイッチSW_B1がオン、電流供給スイッチSW_B2がオフに設定されたとして説明する。
図2に示す状態において、外部からB系統には制御位置目標値XVSVREF_Bが減算器11B,12Bのプラス側に入力され、A系統にはB系統のフィードバック値である変位センサF_Bの変位検出値XVSVFB_Bが制御位置目標値として減算器28,29のプラス側に入力される。
B系統の制御は、図1に示した第1の実施の形態におけるB系統のフィードバック制御と同様であり、この制御により、ピストン7に連結された同期リンク2の一端(B端)は押されあるいは引かれて所定角度になるまで回転する。
A系統においては、B系統のフィードバック値に対して位置ベース力補正制御が行われる。減算器28,29のマイナス側に入力される力のアンバランスに対する補正量ΔFtは、第1の実施の形態と同様に演算される。
減算器28,29では、制御位置目標値XVSVFB_Bに対して力のアンバランス量の補正値ΔFtを減算し、補正後の位置指令値XVSVFB_B′を減算器11A,12Aに出力する。これら減算器11A,12Aでは、B系統のフィードバック制御と同様に、補正後の制御位置目標値XVSVFB_B′から変位センサF_Aによるフィードバック量XVSVFB_Aを減算し、差値ΔSV_AをPID制御器13A,14Aに入力する。PID制御器13A,14Aは入力される差値ΔSV_Aに対してPID制御演算を行い、電流操作値ΔSVI_Aとして出力する。ここでも、電流供給スイッチSW_A1,SW_A2のうち、SW_A1の方がオンなので、この電流供給スイッチSW_A1を通じてサーボバルブドライバ15Aに電流操作値ΔSVI_Aが入力される。
サーボバルブドライバ15Aはこの電流操作値入力を受けて、二重冗長コイルT/M_A1側に電流操作値ΔSVI_Aの電流を流し、トルクモータを正方向又は逆方向に所定角度だけ回転させ、これによってスプール91を所定量だけ移動させ、油圧シリンダ4のピストンヘッド室Phに作動流体を所定量だけ供給し、あるいはピストンロッド室Prに作動流体を所定量だけ供給してピストン6を正又は逆方向に必要量だけ移動させ、ピストン位置を力のアンバランス量により補正した後の制御目標位置XVSVREF_A′に一致させようとする。そしてこの制御は、制御周期毎に繰り返される。この制御により、ピストン6に連結された同期リンク2の他端(A端)は押されあるいは引かれて所定角度になるまで回転する。
本実施の形態の場合、第1の実施の形態と同様に、油圧シリンダ4,5におけるピストン6,7の押し出す力あるいは引き出す力のアンバランスを予めA系統のフィードバック制御によって吸収しているので、A系統、B系統で個別に油圧シリンダ4,5を制御するとしても、両者間の力のアンバランスが発生せず、結果的に同期リンク2の両端に加えられる力は一致し、フォースファイティングを起こさない態様にて同期リンク2の回転角度を制御できることになる。加えて、A系統の制御目標値としてB系統のフィードバック値XVSVFB_Bを利用することから、力のアンバランス量の補正と共に、A系統とB系統のフィードバック値間の差に基づくフィードバック制御ができるので、第1の実施の形態の場合よりも同期リンク2の両端に加える力と移動量をより一致させることができ、フォースファイティングの抑制をいっそう効果的に行える。
尚、この第2の実施の形態にあっても、A系統、B系統それぞれにおいては、電流供給スイッチSW_A1,SW_A2、電流供給スイッチSW_B1,SW_B2については起動の度に交互にオン/オフするアクティブ・スタンバイ方式にしているが、これに代えて、A系統、B系統それぞれにおいて図7に示したようにアクティブ・アクティブ方式にすることもできる。その場合には、PID制御器13A,13B,14A,14BそれぞれのゲインはK/4に設定される。さらに、PID制御器13A,13B,14A,14BのP制御に代えて、制御性能の良いPI制御方式を採用することも可能である。また、減衰器26及び積分器27で構成される力補正制御器もI制御に代えて、応答性が速いP制御方式を採用することも可能である。
図3(a)は、図8に示した従来の2サーボバルブ、アクティブ・アクティブ方式のアクチュエータ制御装置による応答特性を示し、図3(b)は図2に示した第2の実施の形態の2サーボバルブ、アクティブ・アクティブ、位置ベース力制御方式のアクチュエータ制御装置による応答特性を示している。両グラフにおいて、曲線AはA系統による同期リンク2の回転角度、曲線BはB系統による同期リンク2の回転角度を示してあり、両曲線が重なる場合には両アクチュエータの位置が同期していることを示す。これにより、従来例の場合、A系統とB系統とで回転角度に差があるので同期リンク2にたわみが発生しているが、本実施の形態の場合にはA系統とB系統とでその回転させようとする角度がほぼ一致するので、同期リンク2に作用する油圧シリンダ4,5の力に差がなく、フォースファイティングがほとんど発生していないことが理解できる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の技術的範囲の中での変更、変形が可能である。たとえば、力センサとして、歪ゲージをアクチュエータに設けてもよい。
2 同期リンク
4,5 油圧シリンダ(アクチュエータ)
6,7 ピストン
81,82 サーボバルブ
91,92 スプール
10A,10B 制御部
11A,11B 減算器
12A,12B 減算器
13A,13B PID制御器
14A,14B PID制御器
15A,15B サーボバルブドライバ
21A,21B ピストンヘッド室圧力センサ
22A,22B ピストンロッド室圧力センサ
23,24 力演算器
25 減算器
26 減衰器
27 積分器
28,29 減算器
F_A,F_B 変位センサ

Claims (4)

  1. 同軸同期リンクの回転中心を挟んで互いに反対側の作用点それぞれに連結され、各作用点を押し引き駆動する第1と第2の2個又はそれ以上のアクチュエータそれぞれを制御するアクチュエータ制御装置であって、
    前記第1と第2のアクチュエータそれぞれのピストンの出入りを個別に駆動する第1と第2の2個のサーボバルブと、
    前記第1、第2のアクチュエータそれぞれの前記ピストンの変位位置を検出する変位センサと、
    前記第1と第2のアクチュエータそれぞれに発生する力を計測する力センサと、
    前記第1、第2のサーボバルブの液流量を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記第1のアクチュエータに対しては、前記ピストンの変位位置を検出し、フィードバック制御により前記第1のサーボバルブを制御することによって当該第1のアクチュエータのピストンの位置を目標位置の指令値に一致するように制御し、
    前記第2のアクチュエータに対しては、前記第1と第2のアクチュエータの両方に発生する力を計測し、その力のアンバランス量で当該第2のアクチュエータのピストンの目標位置の指令値を補正し、当該補正指令値と、前記第2のアクチュエータのピストンの変位位置のフィードバック値との差により前記第2のサーボバルブを制御することによって当該第2のアクチュエータのピストンの位置を前記目標位置の補正指令値に一致するように制御することを特徴とするアクチュエータ制御装置。
  2. 前記制御部は、前記第2のアクチュエータの目標位置の指令値に代えて前記第1のアクチュエータのピストンの変位位置のフィードバック値を目標位置の指令値として用い、前記第1と第2のアクチュエータの両方に発生する力を計測し、その力のアンバランス量で当該第2のアクチュエータのピストンの目標位置の指令値を補正し、当該補正指令値と、前記第2のアクチュエータのピストンの変位位置のフィードバック値との差により前記第2のサーボバルブを制御することによって当該第2のアクチュエータのピストンの位置を前記目標位置の補正指令値に一致するように制御することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第1のアクチュエータ、前記第2のアクチュエータそれぞれをアクティブ・スタンバイ方式にて制御し、起動時又は各系統の故障時に交互にアクティブを切り替えることを特徴と請求項1又は2に記載のアクチュエータ制御装置。
  4. 前記制御部は、前記第1のアクチュエータ、前記第2のアクチュエータそれぞれをアクティブ・アクティブ方式にて制御し、起動時又は各系統の故障時に交互にアクティブを切り替えることを特徴と請求項1又は2に記載のアクチュエータ制御装置。
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