JP2014176112A - 絶縁カバー架線取付用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】架線に装着される多種類の絶縁カバーに対応可能としつつ絶縁カバーを確実に挟持して架線に安定した状態で接近させられるようにして、絶縁カバーの架線への取り付けの簡易化を図った絶縁カバー架線取付用装置を提供する。
【解決手段】絶縁カバー架線取付用装置1は、下方が開く絶縁カバー100を架線200に取り付けるためのもので、押え部2と挟持機構3とを各2つ有して構成されている。押え部2は、絶縁カバー100の上部に上方から当接部21、22を当接させることでカバー構成部材101、102の下方を閉じる方向に押圧することができ、挟持機構3は、挟持部材31と挟持部材32とにより、コイルバネ33の付勢力にてカバー構成部材102の下側部位を挟持することができる。そして、押え部2と挟持機構3とは、押え部2で絶縁カバー100の上部を押圧する時に、挟持機構3によるカバー構成部材102の挟持が解除される位置関係になっている。
【選択図】図7

Description

この発明は、引下線・その他の電線等の架線に絶縁カバーを取り付けるために間接活線作業で用いられる先端工具たる絶縁カバー架線取付用装置に関する。
ジャンパスリーブカバー等の所定の絶縁カバーを架線又は架線及びコネクタ等の配電製品に装着する間接活線作業では、例えば特許文献1の図4から図9に示されるカバー押さえ装置が先端工具として用いられる。このカバー押さえ装置は、特許文献1では、板状のカバー押え部と、菊座アダプタと、共用操作棒等の間接活線工具のアタッチメント本体に接続するための接続アダプタとから構成されている。
そして、カバー押え部は、特許文献1の特に図4及び図5に示されるように、略逆U字形状の頂部位と、この頂部部位の端から下方に且つ対称になるように徐々に拡がりつつ延びる一対の拡がり部位とで構成されている。
そして、このような構成のカバー押さえ装置とすることにより、特許文献1の図15及び図16に示されるようなジャンパスリーブカバーでは、絶縁カバーの上部を押え部でガタツキなく挟持してカバー押さえ装置を絶縁カバーに取り付けた後、絶縁カバーが取り付けられたままカバー押さえ装置を架線に接近させて絶縁カバーを架線に乗せ、更に、カバー押え部の拡がり部位を利用して絶縁カバーの側面を押して徐々に閉じてゆき、絶縁カバーの下端部位同士が当接した状態とする。最後に、絶縁カバーの下端に設けた雄型ホックと雌型ホックとを絶縁ヤットコ等で連結することにより、絶縁カバーの閉状態が固定される。
特開2010−4657号公報
もっとも、特許文献1に示される押え装置の押え部を、ジャンパスリーブカバー等のスリーブカバーの上部を挟持するのに最適な形状にした場合には、特許文献1の図11に示されるような高圧引下線用コネクタカバーについては、押え金具の押え部のU字状の頂部位と拡がり部位とで絶縁カバーの上部をガタツキなく確実に挟むことが困難である。このため、前記コネクタカバーを架線に接近させる際に、押え部をスリーブカバーの上部を挟み込むのに最適な形状としたカバー押さえ装置を用いると、前記コネクタカバーが落下するおそれがある。従って、押え部をスリーブカバーの上部を挟み込むのに最適な形状としたカバー押え装置を用いる場合には、スリーブカバー以外の絶縁カバーについては、架線に接近させて架線に乗せる作業を絶縁ヤットコで行う必要が生じている。
そして、スリーブカバー以外の絶縁カバーを架線に接近させて架線に乗せる作業について、絶縁ヤットコで絶縁カバーの把持部を持って行う場合にも、作業者が操作レバーを握り込むことで、固定把持片側に可動把持片が揺動して、固定把持片と可動把持片とで絶縁カバーの把持部を把持するので、作業者の操作レバーを握る力が何らかの理由で緩むと、絶縁カバーが絶縁ヤットコから脱落して落下するおそれもある。
その一方で、絶縁カバーがスリーブカバーであって、押え装置の押え部をこのスリーブカバーの上部を挟むのに最適な形状とした場合でも、押え部の逆U字状の頂部位と拡がり部位という金具で上方からスリーブカバーを挟むのみであるから、スリーブカバーの挟持が必ずしも安定的とは言えず、スリーブカバーが取り付けられたまま押え装置を架線に接近させるときに、スリーブカバーが押え部から外れて落下するおそれがある。
そこで、本発明は、架線に装着される複数の種類の絶縁カバーに対応することが可能で、絶縁カバーを確実に挟んで把持して架線に安定した状態で接近させることができ、しかも絶縁カバーの挟持の解除も容易として、絶縁カバーの架線への取り付けを簡易に行うことができる絶縁カバー架線取付用装置を提供することを目的とする。
この発明に係る絶縁カバー架線取付用装置は、一対のカバー構成部材を有すると共に前記カバー構成部材が下方に向けて開くようになっている絶縁カバーを架線に取り付けるための絶縁カバー架線取付用装置であって、前記絶縁カバーの上部に上方から当接することで前記開いた状態の一対のカバー構成部材を閉じる方向に押すための押え部と、前記一対のカバー構成部材のいずれかのカバー構成部材の下側部位を挟持するための挟持機構とを備えると共に、前記押え部と前記挟持機構との位置関係は、前記押え部が前記絶縁カバーの上部に当接する際には、前記挟持機構は前記カバー構成部材の下側部位よりも下側に位置し、前記挟持機構が前記カバー構成部材の下側部位を挟持する際には、前記押え部と前記絶縁カバーの上部との間に隙間が生ずるようになっていることを特徴としている(請求項1)。架線は、例えば引下線、高圧配電線等である。また、絶縁カバーは、例えば各種スリーブカバー、引下線用コネクタカバー等である。
これにより、一対のカバー構成部材の下方が開いた状態の絶縁カバーについて、一方のカバー構成部材の下側部位をまず絶縁カバー架線取付用装置の挟持機構で挟持して、絶縁カバーを架線に近接させて、絶縁カバーの一方のカバー構成部材と他方のカバー構成部材との間の所要の位置に架線が位置するようにした後、絶縁カバー架線取付用装置を下方に変位させることで、押え部が絶縁カバーの上部に上方から当接し、更に一対のカバー構成部材の双方を閉じる方向に押すので、本発明の絶縁カバー架線取付用装置を主体的に用いて、開いた状態の絶縁カバーを架線に接近させる作業と絶縁カバーを閉じる作業との一連の作業を行うことができる。しかも、開いた状態の絶縁カバーを架線に接近させて架線に乗せるまでの間、絶縁カバーの上部に押え金具を引き掛けて挟持するのではなく、絶縁カバーの下側部位を挟持するので、安定した状態にて絶縁カバーを架線に接近させることが可能となる。そして、絶縁カバー架線取付用装置を下方に変位させるのみで、挟持機構が絶縁カバーの下側部位よりも下方にずれて絶縁カバーの下側部位の挟持が解除されるので、絶縁カバーの下側部位の挟持を外すための作業が不要となる。
この発明に係る絶縁カバー架線取付用装置についてより具体的には、前記押え部は、前記絶縁カバーの上部に当接して2方向から押すための2つの当接部と前記2つの当接部の一方を下方から支持する支持部とで成ると共に、前記挟持機構は、前記押え部の支持部と連結された不動の第1の挟持部材と、前記第1の挟持部材の軸受けホルダ部に軸部を挿通して前記第1の挟持部材に揺動自在に取り付けられた第2の挟持部材と、一方端が前記第1の挟持部材に連結され、他方端が前記第2の挟持部材に連結された弾性機構とで成り、前記第2の挟持部材は、前記第1の挟持部材とで前記カバー構成部材の下側部位を挟持するための挟持部が前記軸部から延出していると共に、前記挟持部を前記カバー構成部材の下側部位に遠近させるための操作部が前記軸部から前記挟持部の延出方向とは異なる方向に延出しており、前記操作部は、前記把持部が前記第1の挟持部材に近接する方向に付勢されるように、前記弾性機構の他方端と連結されていることを特徴としている(請求項2)。弾性機構は、例えばコイルバネ等である。
これにより、挟持機構の第1の挟持部材がカバー構成部材の側方外面に当接し、挟持機構の第2の挟持部材の挟持部がカバー構成部材の下側部位の合せ面に当接し、更に、挟持機構の弾性機構により第2の挟持部材の把持部を第1の挟持部材側に押圧するので、絶縁カバーの下側部位を第1の挟持部材と第2の把持部材の把持部とで確実に挟持することができる。
ここで、この発明に係る絶縁カバー架線取付用装置は、前記押え部と前記挟持機構とをそれぞれ2つ有して構成された絶縁カバー架線取付用装置であって、前記2つの挟持機構をそれぞれ構成する前記第1の挟持部材の受け部から前記挟持部とは反対側に延出した延出部と、前記挟持機構の間に配置された台部とを有し、前記延出部の第1の挟持部材側とは反対側端が前記台部に固定され、前記台部の延出部が固定された側と反対側に間接活線工具の連結部と連結するための連結部が設けられていることを特徴としている(請求項3)。ここで示される間接活線工具は、例えば共用操作棒等である。
これにより、絶縁カバー架線取付用装置を間接活線工具の先端工具として用いることが可能となると共に、絶縁カバーの下側部位に対し2つの挟持機構により2箇所で挟持することができるので、より安定した状態にて絶縁カバーを架線に接近させ架線に乗せることが可能となる。
そして、この発明に係る絶縁カバー架線取付用装置は、前記2つの挟持機構を構成する一方の第2の挟持部材の操作部と他方の第2の挟持部材の操作部とが一体化されていると共に、前記操作部に間接活線工具で把持することが可能な把持部が設けられていることを特徴としている(請求項4)。ここで示される間接活線工具は、例えば絶縁ヤットコ等の把持用間接活線工具である。
これにより、2つの挟持機構の第2の挟持部材の挟持部が第1の挟持部材から離れる方向に第2の挟持部材を揺動させるときに、2つの挟持機構の操作部を1つに共通化させることで、2つの第2の挟持部材を揺動させる操作を同時に行うことが可能となる。
ここで、この発明に係る絶縁カバー架線取付用装置は、前記押え部と前記挟持機構とをそれぞれ1つ有して構成された絶縁カバー架線取付用装置であって、前記挟持機構を構成する前記第1の挟持部材の受け部から前記挟持部とは反対側に延出した延出部を有し、前記延出部の第1の挟持部材側とは反対側に間接活線工具の連結部と連結するための連結部が設けられていることを特徴としている(請求項5)。
これにより、絶縁カバー架線取付用装置を間接活線工具の先端工具として用いることが可能となると共に、絶縁カバー架線取付用装置の形状が相対的に小さくなるので、作業環境が狭い場所でもの発明に係る絶縁カバー架線取付用装置を用いることが可能となる。
以上のように、この発明の絶縁カバー架線取付用装置によれば、絶縁カバーを架線に接近させる作業の段階では、一対のカバー構成部材の下方が開いた状態の絶縁カバーに対し、一方のカバー構成部材の下側部位を絶縁カバー架線取付用装置の挟持機構で挟持して、絶縁カバーを架線に近接させ、更には、絶縁カバーの一方のカバー構成部材と他方のカバー構成部材との間に架線が位置するようにすることができるので、この発明の絶縁カバー架線取付用装置を主体的に用いながら、安定した状態にて絶縁カバーを架線に接近させて架線に乗せるまでの作業を行うことが可能となる。
次に、絶縁カバーのカバー構成部材を閉じる作業の段階では、絶縁カバー架線取付用装置を下方に変位させることで、押え部が絶縁カバーの上部に上方から当接し、更に一対のカバー構成部材の双方を閉じる方向に押すので、本発明の絶縁カバー架線取付用装置を主体的に用いながら、絶縁カバーの一対のカバー構成部材の下方を閉じる作業を行うことが可能となると共に、絶縁カバー架線取付用装置を下方に変位させるのみで、挟持機構が絶縁カバーの下側部位よりも下方にずれて絶縁カバーの下側部位の挟持が解除されるので、絶縁カバーの下側部位の挟持を外すための作業も不要とすることができる。
特に請求項2に記載の発明によれば、挟持機構の第1の挟持部材をカバー構成部材の側方外面に当接させ、挟持機構の第2の挟持部材の挟持部をカバー構成部材の下側部位の合せ面に当接させ、しかも、挟持機構の弾性機構により第2の挟持部材の把持部に第1の挟持部材側に押圧する付勢力がはたらくので、絶縁カバーの下側部位を第1の挟持部材と第2の把持部材の把持部とで確実に挟持することができる。
また、第2の挟持部材の操作部を操作することで、第2の挟持部材の挟持部を第1の挟持部材から離す方向に揺動させることができるので、カバー構成部材の下側部位を挟持する際に、操作部を持って挟持部の先端が第1の挟持部材から離れる方向に挟持部を傾けた状態とし、カバー構成部材の下側部位の両側に挟持部と第1の挟持部材とが位置した場合に、操作部を離して、弾性機構の付勢力を利用して、挟持部と第1の挟持部材とでカバー構成部材の下側部位を挟持するようにすることが可能となる。
特に請求項3に記載の発明によれば、間接活線工具の連結部と連結するための連結部を有するため、この発明に係る絶縁カバー架線取付用装置を間接活線工具の先端工具として用いることが可能となると共に、2つの挟持機構を有するため絶縁カバーの下側部位を2箇所で挟持することができるので、より安定した状態にて絶縁カバーを架線に接近させ架線に乗せるまでの作業を行うことが可能となり、絶縁カバーが落下する事故を防止することができる。
特に請求項4に記載の発明によれば、2つの挟持機構の第2の挟持部材の挟持部が第1の挟持部材から離れる方向に第2の挟持部材を揺動させるときに、2つの挟持機構の操作部を1つに共通化させることで、2つの第2の挟持部材を揺動させる操作を同時に行うことが可能となるので、絶縁カバーの下側部位をこの発明の絶縁カバー架線取付用装置の挟持機構で挟持する作業を簡略化させることができる。
特に請求項5に記載の発明によれば、絶縁カバー架線取付用装置を間接活線工具の先端工具として用いることが可能となると共に、絶縁カバー架線取付用装置の形状が相対的に小さくなるので、作業環境が狭い場所でもの発明に係る絶縁カバー架線取付用装置を用いることが可能となる。
図1は、この発明に係る絶縁カバー架線取付用装置のうち、押え部及び挟持部が各1つである実施例1に係る絶縁カバー架線取付用装置の全体構成を示す斜視図である。 図2(a)は、前記実施例1に係る絶縁カバー架線取付用装置の全体構成を示す側面図であり、図2は、前記実施例1に係る絶縁カバー架線取付用装置の挟持部の構成を示す拡大断面図である。 図3は、前記実施例1に係る絶縁カバー架線取付用装置をスリーブカバーに対し挟持部を利用して取り付けた後、前記実施例1に係る絶縁カバー架線取付用装置を架線に向けて接近させようとする状態を示す説明図である。 図4(a)は、前記実施例1に係る絶縁カバー架線取付用装置を、スリーブカバーの構成部材間に架線が配されるように、変位させた状態を示す説明図であり、図4(b)は、前記実施例1に係る絶縁カバー架線取付用装置を下方に変位させて、押え部によりスリーブカバーの構成部材を閉じた状態を示す説明図である。但し、スリーブカバーのホック部は挟持機構を見せるために省略してある。 図5は、この発明に係る絶縁カバー架線取付用装置のうち、押え部及び挟持部が各2つの実施例2に係る絶縁カバー架線取付用装置の全体構成を示す斜視図である。 図6は、前記実施例2に係る絶縁カバー架線取付用装置を引下線用コネクタカバーに対し挟持部を利用して取り付けた後、前記実施例2に係る絶縁カバー架線取付用装置を架線に向けて接近させようとする状態を示す説明図である。 図7(a)は、前記実施例2に係る絶縁カバー架線取付用装置を、引下線用コネクタカバーの構成部材間に架線が配されるように、変位させた状態を示す説明図であり、図7(b)は、前記実施例2に係る絶縁カバー架線取付用装置を下方に変位させて、押え部により引下線用コネクタカバーの構成部材を閉じた状態を示す説明図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図4に示される実施例1では、この発明に係る絶縁カバー架線取付用装置1のうち、下記する押え部2、挟持機構3がそれぞれ1つのタイプの一例が示されている。
この絶縁カバー架線取付用装置1は、図3、図4に示す絶縁カバー100の上部に上方から当接することで開いた状態のカバー構成部材101、102を閉じる方向に押すための押え部2と、カバー構成部材101、102のいずれかのカバー構成部材(この実施例1ではカバー構成部材102)の下側部位を挟持するための挟持機構3とを備えている。
尚、図3、図4に示す絶縁カバー100は、スリーブカバーの一種の高圧分岐スリーブカバーであり、絶縁カバー100の上部に位置するヒンジ部103と、このヒンジ部103に揺動自在に取り付けられて、下方に向けて開くようになっているカバー構成部材101、102と、カバー構成部材101とカバー構成部材102との下側部位を閉じるホック部104とで構成されている。
押え部2は、特に図1及び図2に示されるように、斜め下方に延びる板状の当接部21と、一方端が当接部21の頂部と連接しつつ当接部21とは対称となるように斜め下方に延びる板状の当接部22とを有し、当接部21と当接部22とで略逆V字状の形状を成していると共に、当接部22の下方側と連接する板状の支持部23を更に有したものとなっている。そして、当接部21と当接部22とが交差する部位の角度は、図4(b)に示されるように、絶縁カバー100のヒンジ部103が当接部21と当接部22とが交差する部位の内側面に当接したときに、カバー構成部材101の上部の外面とカバー構成部材102の上部お外面との双方に確実に相対的に広範囲にて当接することができるように設定されている。支持部23は、絶縁カバー100のヒンジ部103に当接部21と当接部22とが交差する部位の内側面が当接した状態のときに下方(より好ましくは真下)に延びるものとなっている。
挟持機構3は、特に図1及び図2に示されるように、押え部2の支持部23の下方側と連結された挟持部材31と、挟持部材31に揺動自在に取り付けられた挟持部材32と、一方端が挟持部材31の下記する傾斜部31bに連結され、他方端が挟持部材32の下記する操作部32cに連結されたコイルバネ33とを有している。
このうち、挟持部材31は、この実施例1では支持部23と連接し且つ支持部23と同じ方向に直線的に延びる板状の立部31aと、立部31aのうち支持部23とは反対側に連接した板状の傾斜部31bと、傾斜部31bのうち立部31aとは反対側に設けられた軸受けホルダ部31c、31cとで構成されているもので、下記する延出部4及び連結部5に対し不動のものとなっている。各軸受けホルダ部31cは、傾斜部31bの端部に一体化されており、他方の軸受けホルダ部31c側に開口した凹部と、下記する軸部32aが軸支される通孔とが形成されている。そして、軸受けホルダ部31cの位置は、絶縁カバー100のヒンジ部103に当接部21と当接部22とが交差する部位の内側面が当接した状態のときに、当接部21と当接部22とが交差する部位の真下になるようになっている。更に、軸受けホルダ部31cと軸受けホルダ部31cとの間は、下記する挟持部32b、操作部32cが突出すると共に軸部32aを回転中心として所要範囲にて回転(揺動)することができるように切り欠かれている。
これに対し、挟持部材32は、特に図2(b)に示されるように、両端が挟持部材31の軸受けホルダ部31c、31cに回転自在に装着される円柱状の軸部32aと、軸部32aの側面から延出した板状の挟持部32bと、軸部32aの側面から延出した板状の操作部32cとで構成されている。
挟持部32bは、軸部32aの径方向に沿って直線状に延出しても良いが、この実施例1では、カバー構成部材102の下側部位の合せ面に確実に当接することができるように、軸部32aから径方向に沿って斜めに延出した後、真上に向かって直線状に延出したものとなっている。そして、挟持部32bの先端にはカバー構成部材102の下側部位の合せ面と噛み合うために、例えば略三角形状の突部が複数形成されている。
操作部32cは、挟持部32bが挟持部材31の傾斜部31bよりも上方に位置する場合に、挟持部材31の傾斜部31bよりも下方となるように、軸部32aから当該軸部32aの径方向に沿って直線状に延びているもので、図2(b)に示されるように、挟持部32bとで略L字形状をなしている。そして、この実施例1では、操作部32cの延出方向の先端に絶縁ヤットコ等の把持用間接活線工具で把持することができる把持部6を有している。この把持部6は、絶縁ヤットコ等の把持用間接活線工具で下側から把持しやすくするために、操作部32cが水平又は水平に近い横方向を向いているときに下方に延びるように設けられている。
コイルバネ33は、螺旋状に巻回された形状のもので、特に図2(b)に示されるように、一端が挟持部材31の傾斜部31bの外側面(挟持部32bとは反対側面)に連結されていると共に、他端が挟持部材32の操作部32cの上面(挟持部材31の傾斜部31bの側面)に連結されている。そして、コイルバネ33は、操作部32cを傾斜部31bから離れる方向、すなわち、挟持部32bを挟持部材31の立部31aに近接する方向に付勢したものとなっている。
そして、挟持部材31の軸受けホルダ部31c、31cより下側に向けて延出した延出部4が設けられ、この延出部4の下側端には図3、図4に示される共用操作棒300の連結部と連結するための連結部5が設けられている。
次に、このような構成の絶縁カバー架線取付用装置1を用いて架線200に絶縁カバー100を取り付ける工程について、図3及び図4を用いて説明する。
まず、連結部5に共用操作棒300の連結部を装着してから、把持部6を絶縁ヤットコ(図示せず)で把持して操作部32cを挟持部材31の傾斜部31b側に押して、挟持部32bが挟持部材31の立部31aから離れた状態、すなわち挟持部32bと挟持部材31の立部31aとが開いた状態とし、この挟持部32bと挟持部材31の立部31aとを、カバー構成部材101、カバー構成部材102が下方に向けて開いた状態のカバー100に対し、カバー構成部材102の下側部位の外面と合せ面とに対し両側となる位置に配する。
次に、絶縁ヤットコを外してコイルバネ33の付勢力により挟持部32bと挟持部材31の立部31aとでカバー構成部材102の下側部位を挟持する。このとき、押え部2の当接部21、22は絶縁カバー100の上部に当接しておらず、所要の寸法で隙間が開いている。
そして、図3に示されるように、挟持部32bと挟持部材31の立部31aとでカバー構成部材102の下側部位を挟持したまま、絶縁カバー架線取付用装置1を架線200に接近させ、更に、図4(a)に示されるように、カバー構成部材101とカバー構成部材102との間の所要の位置に架線200が成るように、すなわち、絶縁カバー100が架線200に乗るように、絶縁カバー架線取付用装置1を左右方向等に適宜変位させる。
最後に、図4(a)の白抜き矢印に示されるように、絶縁カバー架線取付用装置1を下方に変位させる。これにより、押え部2の当接部21と当接部22とが絶縁カバー100の上部に当接した後、更に当接部21と当接部22とでカバー構成部材101、102を上方から絶縁カバー100の幅方向の中央に向けて押圧し続けるので、カバー構成部材101、102の下方が閉じていく。そして、挟持機構3の挟持部材32の挟持部32bはカバー構成部材101、102の下側部位よりも下方に変位するので、挟持機構3によるカバー構成部材102の下側部位の挟持も解除される。絶縁カバー架線取付用装置1を下方に変位させるとき、把持部6を絶縁ヤットコ(図示せず)で把持して操作部32cを挟持部材31の傾斜部31b側に押して、挟持部32bと挟持部材31の立部31aとが開いた状態としても良く、これにより、挟持機構3によるカバー構成部材102の下側部位の挟持がより円滑に解除される。
以上によれば、絶縁カバー架線取付用装置1の挟持機構3の挟持部材31の立部31aと挟持部材32の挟持部32bとで、挟持部32bがコイルバネ33の付勢力で間に挟んだ絶縁カバー100のカバー構成部材102の下側部位を立部31a側に押圧するかたちで挟持することができるので、絶縁カバー100を確実に挟持することが可能となり、絶縁カバー100が挟持された状態で絶縁カバー架線取付用装置1を架線200に接近させ、絶縁カバー100を架線200に乗せようとするときに、絶縁カバー100が外れて落下するのを防止することが可能となる。
図5から図7に示される実施例2では、この発明に係る絶縁カバー架線取付用装置1のうち、押え部2が2つ、挟持機構3が2つのタイプの一例が示されている。
この絶縁カバー架線取付用装置1は、図6、図7に示す絶縁カバー100の上部に上方から当接することで開いた状態のカバー構成部材101、102を閉じる方向に押すための2つの押え部2、2と、カバー構成部材101、102のいずれかのカバー構成部材(この実施例1ではカバー構成部材102)の下側部位を挟持するための2つの挟持機構3、3とを備えている。
尚、図6、図7に示す絶縁カバー100は、引下線用コネクタカバーであり、絶縁カバー100の上部に位置するヒンジ部103と、このヒンジ部103に揺動自在に取り付けられて、下方に向けて開くようになっているカバー構成部材101、102と、カバー構成部材101とカバー構成部材102との下側部位を閉じるホック部104とで構成されていると共に、カバー構成部材101、102の架線に沿った方向の中央部位に突出部105を有している。
2つの押え部2は、図5に示されるように、いずれも斜め下方に延びる板状の当接部21と、一方端が当接部21の頂部と連接しつつ当接部21とは対称となるように斜め下方に延びる板状の当接部22とを有し、当接部21と当接部22とで略逆V字状の形状を成していると共に、当接部22の下方側と連接する板状の支持部23を更に有したものとなっている。そして、当接部21と当接部22とが交差する部位の角度は、図7(b)に示されるように、絶縁カバー100のヒンジ部103が当接部21と当接部22とが交差する部位の内側面に当接したときに、カバー構成部材101の上部の外面とカバー構成部材102の上部お外面との双方に確実に相対的に広範囲にて当接することができるように設定されている。支持部23は、絶縁カバー100のヒンジ部103に当接部21と当接部22とが交差する部位の内側面が当接した状態のときに下方(真下)に延びるものとなっている。
各挟持機構3は、図5に示されるように、それぞれにおいて、押え部2の支持部23の下方側と連結された挟持部材31、31と、挟持部材31に揺動自在に取り付けられ、少なくとも挟持部32bが別々である挟持部材32、32と、一方端が挟持部材31の下記する傾斜部31bに連結され、他方端が挟持部材32の下記する操作部32cに連結されたコイルバネ33、33とを有している。
このうち、挟持部材31は、この実施例2でも、支持部23と連接し且つ支持部23と同じ方向に直線的に延びる板状の立部31aと、立部31aのうち支持部23とは反対側に連接した板状の傾斜部31bと、傾斜部31bのうち立部31aとは反対側に設けられた軸受けホルダ部31c、31cとで構成されているもので、下記する延出部4及び連結部5に対し不動のものとなっている。そして、軸受けホルダ部31cの形状は、実施例1と同様であると共に、その位置も、実施例1と同様に、絶縁カバー100のヒンジ部103に当接部21と当接部22とが交差する部位の内側面が当接した状態のときに、当接部21と当接部22とが交差する部位の真下になるようになっている。また、一方の挟持部材31の軸受けホルダ部31cと他方の挟持部材31の軸受けホルダ部31cとは、軸棒23cが軸支される孔が同軸線上に並ぶようになっている。更に、軸受けホルダ部31cと軸受けホルダ部31cとの間は、下記する挟持部32b、操作部32cが突出すると共に軸部32aを回転中心として所要範囲にて回転(揺動)することができるように切り欠かれている。
挟持部材32は、両端が挟持部材31の軸受けホルダ部31c、31cに回転自在に装着される円柱状の軸部32aと、軸部32aの側面から延出した板状の挟持部32bと、軸部32aの側面から延出した板状の操作部32cとで構成されている点、並びに、挟持部32bが、それぞれの挟持機構3、3において、カバー構成部材102の下側部位の合せ面に確実に当接することができるように、軸部32aから径方向に沿って斜めに延出した後、真上に向かって直線状に延出したものとなっている点では、実施例1に示される挟持部材32と同様である。
その一方で、軸部32aは、図5に示されるように、一方の挟持機構3が有する挟持部材32と他方の挟持機構3が有する挟持部材32とで共用となるように1の円柱状の棒体となっており、これに伴い、2つの挟持部材31の双方の軸受けホルダ部31cに軸支されている。また、操作部32cは、挟持部32bが挟持部材31の傾斜部31bよりも上方に位置する場合に、挟持部材31の傾斜部31bよりも下方となるように、軸部32aから当該軸部32aの径方向に沿って直線状に延びており、挟持部32bとで略L字形状をなしている点では実施例1と同様であるが、図5に示されるように、一方の挟持機構3が有する挟持部材32と他方の挟持機構3が有する挟持部材32とで1つの板状となるように一体化されている。そして、操作部32cの挟持部32bと挟持部32bとの中間となる部位において、軸部32aからの延出方向の先端に絶縁ヤットコ等の把持用間接活線工具で把持することができる把持部6を1つ有している。この把持部6は、絶縁ヤットコ等の把持用間接活線工具で下側から把持しやすくするために、操作部32cが水平又は水平に近い横方向を向いているときに下方に延びるように設けられている。
コイルバネ33は、実施例1と同様の螺旋状に巻回された形状をなすもので、それぞれの挟持機構3が備えおり、実施例1と同様に、一端が挟持部材31の傾斜部31bの外側面(挟持部32bとは反対側面)に連結されていると共に、他端が挟持部材32の操作部32cの上面(挟持部材31の傾斜部31bの側面)に連結されている。そして、このコイルバネ33も、操作部32cを傾斜部31bから離れる方向、すなわち、挟持部32bを挟持部材31の立部31aに近接する方向に付勢したものとなっている。
尚、図示しないが、各挟持機構3の挟持部材32が備える軸部32aや操作部32cについて、2つの挟持機構3、3との間で共用化せずに、実施例1での説明と同様に、挟持部材32が別体にて軸部32aや操作部32cを備えるものとしても良い。
そして、双方の挟持部材31の軸受けホルダ部31c、31cよりそれぞれ下側に向けて延出した延出部4が設けられており、この延出部4の下側端は台部7と連結している。すなわち、台部7は、2つの挟持機構3、3間にわたって延びるように架設されている。そして、台部7の延出部4が設けられた反対側には、柱状部材71を介して、図6、図7に示される共用操作棒300の連結部と連結するための連結部5が設けられている。
次に、このような構成の絶縁カバー架線取付用装置1を用いて架線200に絶縁カバー100を取り付ける工程について、図6及び図7を用いて説明する。
まず、連結部5に共用操作棒300の連結部を装着してから、把持部6を絶縁ヤットコで把持して操作部32cを挟持部材31の傾斜部31b側に押して、双方の挟持機構3において、挟持部32bと挟持部材31の立部31aとが開いた状態とする。これにより、2つの挟持部32bを1つの絶縁ヤットコで操作することが可能である。
そして、いずれの挟持部32bと挟持部材31の立部31aとについても、カバー構成部材101、カバー構成部材102が開いた状態の絶縁カバー100に対し、カバー構成部材102の下側部位の外面と合せ面とに対し両側となる位置に配する。
更に、絶縁ヤットコを外してコイルバネ33の付勢力により挟持部32bと挟持部材31の立部31aとでカバー構成部材102の下側部位を挟持する。このとき、カバー構成部材102の下側部位は、2箇所で挟持された状態となる。また、押え部2の当接部21、22は絶縁カバー100の上部に当接しておらず、所要の寸法で隙間が開いた状態にある。
更にまた、図6に示されるように、挟持部32bと挟持部材31の立部31aとでカバー構成部材102の下側部位を2箇所にて挟持したまま、絶縁カバー架線取付用装置1を架線200に接近させ、更に、図7(a)に示されるように、カバー構成部材101とカバー構成部材102との間の所要の位置に架線200が成るように、すなわち、絶縁カバー100が架線200に乗るように、絶縁カバー架線取付用装置1を左右方向等に適宜変位させる。
最後に、図7(a)の白抜き矢印に示されるように、絶縁カバー架線取付用装置1を下方に変位させる。これにより、2つの押え部2のそれぞれの当接部21と当接部22とが絶縁カバー100の上部に当接した後、更にそれぞれの当接部21と当接部22とでカバー構成部材101、102を上方から絶縁カバー100の幅方向の中央に向けて押圧し続けるので、カバー構成部材101、102の下方がより閉じていく。そして、挟持機構3の挟持部材32の挟持部32bは、いずれもカバー構成部材101、102の下側部位よりも下方に変位するので、挟持機構3によるカバー構成部材102の下側部位の挟持も解除される。尚、絶縁カバー架線取付用装置1を下方に変位させるときに、把持部6を絶縁ヤットコで把持して操作部32cを挟持部材31の傾斜部31b側に押して、挟持部32bと挟持部材31の立部31aとが開いた状態としても良く、これにより、挟持機構3によるカバー構成部材102の下側部位の挟持がより円滑に解除される。
以上によれば、実施例2に示す絶縁カバー架線取付用装置1でも、挟持機構3の挟持部材31の立部31aと挟持部材32の挟持部32bとで、挟持部32bがコイルバネ33の付勢力で間に挟んだ絶縁カバー100のカバー構成部材102の下側部位を立部31a側に押圧するかたちで挟持することができるので、絶縁カバー100を確実に挟持することが可能となり、絶縁カバー100が挟持された状態で絶縁カバー架線取付用装置1を架線200に接近させ、絶縁カバー100を架線200に乗せようとするときに、絶縁カバー100が外れて落下するのを防止することが可能となる。
しかも、実施例2に示す絶縁カバー架線取付用装置1では、絶縁カバー100を2箇所で挟持することができるので、絶縁カバー100が引下線用コネクタカバーであって長手方向の中央に突出部105を有していても、この突出部105を避けて挟持することが可能である。また、絶縁カバー100が高圧分岐スリーブカバー等の突出部を有しないスリーブカバーの場合でも、2箇所で挟持することができるので、安定した状態にて絶縁カバー100を架線200に接近させる等の作業を行うことが可能である。
尚、絶縁カバー架線取付用装置1は、絶縁カバーに対し上方からではなく、一方のカバー構成部材の下側部位を挟持機構3で挟持するものとなっているため、上縁が水平方向に対し斜めに延びる高圧引留クランプカバーにおいても、絶縁カバー架線取付用装置1の挟持機構3でクランプカバーの一方のカバー構成部材の下側部位を挟持することが可能であるので、高圧引留クランプカバーを架線200に接近させ架線200に乗せる作業に使用することが可能である。
1 絶縁カバー架線取付用装置
2 押え部
21 当接部
22 当接部
23 支持部
3 挟持機構
31 挟持部材(第1の挟持部材)
31a 立部
31b 傾斜部
32 挟持部材(第2の挟持部材)
32a 軸部
32b 挟持部
32c 操作部
33 コイルバネ(弾性機構)
4 延出部
5 連結部
6 把持部
7 台部
100 絶縁カバー
101 カバー構成部材
102 カバー構成部材
103 ヒンジ部103
104 ホック部
105 突出部
200 架線
300 共用操作棒(間接活線工具)

Claims (5)

  1. 一対のカバー構成部材を有すると共に前記カバー構成部材が下方に向けて開くようになっている絶縁カバーを架線に取り付けるための絶縁カバー架線取付用装置であって、
    前記絶縁カバーの上部に上方から当接することで前記開いた状態の一対のカバー構成部材を閉じる方向に押すための押え部と、前記一対のカバー構成部材のいずれかのカバー構成部材の下側部位を挟持するための挟持機構とを備えると共に、
    前記押え部と前記挟持機構との位置関係は、前記押え部が前記絶縁カバーの上部に当接する際には、前記挟持機構は前記カバー構成部材の下側部位よりも下側に位置し、前記挟持機構が前記カバー構成部材の下側部位を挟持する際には、前記押え部と前記絶縁カバーの上部との間に隙間が生ずるようになっていることを特徴とする絶縁カバー架線取付用装置。
  2. 前記押え部は、前記絶縁カバーの上部に当接して2方向から押すための2つの当接部と前記2つの当接部の一方を下方から支持する支持部とで成ると共に、
    前記挟持機構は、前記押え部の支持部と連結された不動の第1の挟持部材と、前記第1の挟持部材の軸受けホルダ部に軸部を挿通して前記第1の挟持部材に揺動自在に取り付けられた第2の挟持部材と、一方端が前記第1の挟持部材に連結され、他方端が前記第2の挟持部材に連結された弾性機構とで成り、
    前記第2の挟持部材は、前記第1の挟持部材とで前記カバー構成部材の下側部位を挟持するための挟持部が前記軸部から延出していると共に、前記挟持部を前記カバー構成部材の下側部位に遠近させるための操作部が前記軸部から前記挟持部の延出方向とは異なる方向に延出しており、
    前記操作部は、前記把持部が前記第1の挟持部材に近接する方向に付勢されるように、前記弾性機構の他方端と連結されていることを特徴とする請求項1に記載の絶縁カバー架線取付用装置。
  3. 前記押え部と前記挟持機構とをそれぞれ2つ有して構成された絶縁カバー架線取付用装置であって、
    前記2つの挟持機構をそれぞれ構成する前記第1の挟持部材の受け部から前記挟持部とは反対側に延出した延出部と、前記挟持機構の間に配置された台部とを有し、前記延出部の第1の挟持部材側とは反対側端が前記台部に固定され、
    前記台部の延出部が固定された側と反対側に間接活線工具の連結部と連結するための連結部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の絶縁カバー架線取付用装置。
  4. 前記2つの挟持機構を構成する一方の第2の挟持部材の操作部と他方の第2の挟持部材の操作部とが一体化されていると共に、前記操作部に間接活線工具で把持することが可能な把持部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の絶縁カバー架線取付用装置。
  5. 前記押え部と前記挟持機構とをそれぞれ1つ有して構成された絶縁カバー架線取付用装置であって、
    前記挟持機構を構成する前記第1の挟持部材の受け部から前記挟持部とは反対側に延出した延出部を有し、前記延出部の第1の挟持部材側とは反対側に間接活線工具の連結部と連結するための連結部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の絶縁カバー架線取付用装置。
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