JP2014173296A - 建設機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】動力室内の熱交換器の部位による冷却風量の分布の偏りを抑制し熱交換器の効率向上に寄与することができる建設機械を提供する。
【解決手段】吸気口2及び排気口6を有する動力室1と、この動力室1に配置した駆動源5と、この駆動源5により駆動して動力室1内に吸気口2から排気口6に向かう冷却風の流れを誘起するファン4と、このファン4により誘起される冷却風の流れに対向して配置された熱交換器3と、この熱交換器3の中央部に向かう冷却風の一部を熱交換器3の外周部に導く整風器10とを備える。
【選択図】 図4
【解決手段】吸気口2及び排気口6を有する動力室1と、この動力室1に配置した駆動源5と、この駆動源5により駆動して動力室1内に吸気口2から排気口6に向かう冷却風の流れを誘起するファン4と、このファン4により誘起される冷却風の流れに対向して配置された熱交換器3と、この熱交換器3の中央部に向かう冷却風の一部を熱交換器3の外周部に導く整風器10とを備える。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ラジエータ等の熱交換器の冷却機構を持つ建設機械に関する。
建設機械の動力室(エンジンルーム等)には一般的にファンが設置され、ファンで誘起した冷却風でラジエータ等の熱交換器を冷却している(特許文献1等参照)。
ファンにより誘起される動力室内の気流に着目すると、流路すなわち動力室の断面で見た場合、ファンに対向する領域では風速が速いが、動力室の壁面に近付くほど空気の粘性によって風速が落ちる。動力室の断面内で風速の勾配が大きければ熱交換器の部位によって冷却風量の分布の偏りも大きくなり、これが熱交換器の熱交換効率を低下させる要因となり得る。
本発明の目的は、動力室内の熱交換器の部位による冷却風量の分布の偏りを抑制し熱交換器の効率向上に寄与することができる建設機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、吸気口及び排気口を有する動力室と、この動力室に配置した駆動源と、この駆動源により駆動して前記動力室内に吸気口から前記排気口に向かう冷却風の流れを誘起するファンと、このファンにより誘起される冷却風の流れに対向して配置された熱交換器と、この熱交換器の中央部に向かう冷却風の一部を当該熱交換器の外周部に導く整風器とを備えたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記整風器が、前記吸気口と前記熱交換器との間に位置するように前記動力室の壁面に取り付けた枠型のフレームと、冷却風の流れ方向の下流側に向かって前記熱交換器の外周部に傾斜した姿勢で前記フレームに取り付けた導風板とを備えていることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、前記導風板が複数枚備わっていて、各導風板が冷却風の流れ方向の下流側に向かって角型の前記フレームの各コーナー部側にそれぞれ傾斜していることを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、前記整風器が、前記吸気口と前記熱交換器との間に位置するように前記動力室の壁面に取り付けられ、中央部に設けた中央開口、及びこの中央開口を挟んで設けた少なくとも一対の側部開口を有するフレームと、前記中央開口に張った第1ネットと、前記側部開口に張られ前記第1ネットよりも目が粗い第2ネットとを備えていることを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明において、前記整風器が、前記熱交換器と前記ファンとの間に位置する抵抗体であって、前記動力室の壁面との間に間隙が介在するように流路中央に配置されていることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、前記抵抗体がネットであることを特徴とする。
本発明によれば、動力室内の熱交換器の部位による冷却風量の分布の偏りを抑制し熱交換器の効率向上に寄与することができる。
以下に図面を用いて具体的な実施の形態を説明する。
〔第1の実施の形態〕
1.建設機械
図1は本発明の適用する建設機械の一例である油圧ショベルの全体構成を示す側面図である。
1.建設機械
図1は本発明の適用する建設機械の一例である油圧ショベルの全体構成を示す側面図である。
この油圧ショベル15は、走行体16と、走行体16の上に旋回可能に設けた旋回体17とを備えている。旋回体17の前部(同図中の左側部分)には、作業装置18と、運転席を備えたキャビン19とが配置され、キャビン19の後部(同図中の右側部分)には、本発明の適用対象となる動力室(エンジンルーム)1が配置してある。動力室1の後部にはカウンタウェイト7が配置してある。
2.動力室
図2は動力室1内の要部を抜き出して一部断面で模式的に示した平面図である。
図2は動力室1内の要部を抜き出して一部断面で模式的に示した平面図である。
同図に示すように、動力室1には、熱交換器3及び駆動源(エンジン)5が収容されている。駆動源5は作業装置18等の油圧アクチュエータを動力源となる油圧ポンプ(図示せず)の駆動させるものである。熱交換器3と駆動源5との間にはファン4が配置されている。ファン4は、駆動源5の出力軸に連結されていて駆動源5により回転駆動する。以降、本願明細書で単に「上流側」「下流側」といった場合には、ファン4により誘起される冷却風の流れ方向(矢印参照)を基準とすることとする。例えば、この例においては、熱交換器3、ファン4及び駆動源5は、上流側からこの順で並んでいる。動力室1は、上流側を吸気口2、下流側を排気口6とする冷却風の流路を構成する。吸気口2及び排気口6にはそれぞれ金網2a,6aが設けられている。
熱交換器3は、駆動源5の冷却水を冷却風との熱交換により冷却するラジエータを含み、冷却風の流れ方向から見て、動力室1の幅すなわち冷却風の流路幅と同程度の幅を持つ。すなわち、熱交換器3の幅は動力室1の幅の大部分を占めている。なお、ここでいう幅とは、水平方向に採った幅寸法のことをいう。なお、熱交換器3には、駆動源5のターボチャージャ(図示せず)からの過給空気を冷却するインタークーラ、油圧アクチュエータの作動油を冷却するオイルクーラ等も含まれ得る。
上記構成の動力室1においては、ファン4が駆動することによって吸気口2を介して冷却風が流入する。吸気口2から動力室1に流入した冷却風は排気口6に向かって流れ、排気口6を介して動力室1から流出する。熱交換器3はこうして誘起される冷却風の流れに対向して臨んでいる。そして、本実施の形態では、熱交換器3に対する冷却風の流れを整える整風器10が熱交換器3の上流側に設けてある。
3.整風器
図3は本発明の第1の実施の形態に係る整風器を上流側から見た正面図、図4は図3のIV―IV線断面を含む動力室1の部分断面図である。
図3は本発明の第1の実施の形態に係る整風器を上流側から見た正面図、図4は図3のIV―IV線断面を含む動力室1の部分断面図である。
これら図3及び図4に示したように、整風器10は、フレーム8と導風板9とを備えている。フレーム8は、四角形の枠型をした部材であり、動力室1の吸気口2と熱交換器3との間に位置するように動力室1の壁面1aに固定されて取り付けられている。フレーム8の各辺は動力室1の内壁面1aに沿っている。導風板9はフラットバー状の部材であって本例においては4枚備わっていて、フレーム8におけるコーナー部を挟む2辺に斜めに掛け渡すようにして四隅それぞれに配置してある。各導風板9はそれぞれガイド面を冷却風の流れ方向の下流側に向かって熱交換器3の外周部に傾斜させた姿勢でフレーム8に取り付けられている。ガイド面とは、冷却風を受けて流れ方向を変更する面である。特に本実施の形態では、4枚の導風板9はそれぞれ下流側に向かってフレーム8の対応するコーナー部側にそれぞれガイド面を傾斜させている。すなわち、下流に向かって、上流側から見て右上の導風板9は右上に、右下の導風板9は右下に、左上の導風板9は左上に、左下の導風板9は左下に、それぞれガイド面を傾斜させている。このような構成により、熱交換器3の中央部(ファン4との対向部分)に向かう冷却風の一部を図3及び図4に矢印で示したように熱交換器3の外周部、特に本実施の形態では四隅に導くようになっている。
4.効果
仮に整風器10を設けない場合、動力室1内でファン4を駆動して冷却風を誘起したとき、動力室1を冷却風の流路とすると、流路中央に比べて壁面1aに近いほど空気の粘性によって風速が落ちる。その結果、流路断面方向の風速分布に偏りが生じ、熱交換器3の縁部付近を通る冷却風量は中央部を通る冷却風量に比べて少なくなり、これにより熱交換効率が低下し得る。理由は次の通りである。
仮に整風器10を設けない場合、動力室1内でファン4を駆動して冷却風を誘起したとき、動力室1を冷却風の流路とすると、流路中央に比べて壁面1aに近いほど空気の粘性によって風速が落ちる。その結果、流路断面方向の風速分布に偏りが生じ、熱交換器3の縁部付近を通る冷却風量は中央部を通る冷却風量に比べて少なくなり、これにより熱交換効率が低下し得る。理由は次の通りである。
まず、空冷式の熱交換器では、風速及び風量が大きな部分ほど熱伝達係数が大きくなるが、風量の増大率に比して熱伝達係数の増大率は低い。そのため、風量の大きな部分では、熱交換器の管内流体の温度低下の程度は風量の割に低く、冷却風の出口温度が上昇し難い。また、風速が遅く風量が少ないほど熱伝達係数は低下するが、風量が少ないので冷却風の出口温度の上昇率が高い。そのため、冷却風と管内流体の温度差が小さくなって交換伝熱量が低下する。その結果、総風量が同じでも風速分布に偏りがある場合は分布が均一な場合に比べて熱交換効率が悪くなり、熱交換器の出口で得られる管内流体の全体平均温度も上がってしまう。
それに対し、本実施の形態では、導風板9によって流路中央を流れる冷却風の一部の流れを動力室1の壁面1a側に寄せることで流路の断面方向の速度勾配を緩やかにすることができ、特に本実施の形態の場合は流路の四隅における冷却風量を増やすことができる。このように熱交換器3の縁部、特に四隅の通気量を増やすことができるので、熱交換器3の部位による冷却風量の分布の偏りを抑制し熱交換器3の効率向上に寄与することができる。その結果、必要な冷却性能を確保する上では熱交換器3を小型化することができ、低コスト化、省スペース化等の効果も併せて期待できる。また、冷却風の均一化による冷却効率の向上の効果により、冷却風量を少なくすることができるので、ファン4の小型化及び低廉化の他、動力室1の吸気口2及び排気口6の面積縮小やファン4の低速化が可能となることから騒音抑制の効果も期待できる。
また、例えば4枚の導風板9で囲われた部分(整風器10における冷却風の主流を通す中央開口部分)にネットを張った場合には、流路中央の通風抵抗が増して四隅に流れる冷却風量をより効率的に増やすことができる。また、導風板9の外側の四隅の流路にもネットを張る構成も考えられる。この場合、四隅の流路に張るネットに比べて中央の流路に張るネットの目を細かくして通風抵抗に差を付けることで、四隅の流路の冷却風の流通割合を上げることができる。このように通風抵抗の調整を組み合わせることにより、風量分布を均一化するに当たってより柔軟に冷却風の流れを制御することができる。
なお、本実施の形態では、4枚の導風板9をそれぞれ整風器10の四隅に向かって傾斜させて冷却風を熱交換器3の四隅に積極的に導く構成としたが、例えば流路中央部を挟んでフレーム8の上下の辺に2枚の導風板を縦方向に架け渡し、これら導風板をそれぞれ下流に向かって流路の水平方向の外側に傾斜させる構成としても良い。この場合でも、熱交換器3の水平方向の両側の縁部に積極的に冷却風が導かれ、風量分布の偏りの抑制に寄与する。
〔第2の実施の形態〕
図5は本発明の第2の実施の形態に係る整風器を上流側から見た正面図、図6は図5のVI―VI線断面を含む動力室1の部分断面図である。これらの図において既に説明した部材には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図5は本発明の第2の実施の形態に係る整風器を上流側から見た正面図、図6は図5のVI―VI線断面を含む動力室1の部分断面図である。これらの図において既に説明した部材には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図5及び図6に示したように、本実施の形態は、整風器10Aがフレーム11と防塵ネット12a,12bを備えていて、導風板が省略されている点で第1の実施の形態と相違する。
整風器10Aのフレーム11には、中央開口11a、及び中央開口11aを挟んで水平方向の両側に設けた2つの側部開口11bが開けられている。これら開口11a,11bの形状等は特に限定されないが、本実施の形態ではそれぞれ四角形状に形成してある。中央開口11aは冷却風の流れ方向においてファン4に対応する位置にあり、側部開口11bはそれよりも水平方向両側の壁面1a側に位置している。すなわち、側部開口11bは熱交換器3の水平方向両側の縁部に側部開口11bはそれぞれ対向している。
防塵ネット12aは中央開口11aを、防塵ネット12bは各側部開口11bをそれぞれ覆うようにフレーム11に取り付けられている。また、中央の防塵ネット12aには比較的目の細かいものが、両側の防塵ネット12bには比較的目の粗いものが選択してある。すなわち、防塵ネット12bよりも防塵ネット12aは目が細かくなっている。
フレーム11の位置や取り付け態様を含め、他の構成については第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態によれば、中央開口11aと側部開口11bとの間に防塵ネット12a,12bの目によって通風抵抗に差をつけたことで、通風抵抗が低い防塵ネット12bを張った側部開口11bに冷却風が流れ易くなる。これによって下流側に配置した熱交換器3の縁部に流れる冷却風の流量割合が増えるので、第1の実施の形態と同様、熱交換器3の部位による冷却風量の分布の偏りを抑制し熱交換器3の効率向上に寄与することができる。
また、油圧ショベル15が塵埃の多い環境で稼働する場合、動力室1に吸い込まれる空気には多くの塵埃が伴われる。本実施の形態においては、整風器10Aの開口11a,11bに防塵ネット12a,12bが張られているので、冷却風に同伴する塵埃を防塵ネット12a,12bで捕捉することができる。そのため、熱交換器3における塵埃の詰まりを抑制することができ、熱交換器3の冷却性能の低下を抑制する効果も併せて期待できる。
なお、本実施の形態では中央開口11aの水平方向の両側に側部開口11bを設けた場合を例に挙げて説明したが、側部開口11bは中央開口11aを挟んで一対設けられていれば良く、例えば中央開口11aを挟んで上下両側に設けても良い。勿論、中央開口11aの上下左右、又はフレーム11の四隅に設けても良い。
また、本実施の形態では中央開口11aと側部開口11bの双方に防塵ネット12a,12bを張る構成を例に挙げて説明したが、側部開口11bの防塵ネット12bは省略しても良い。このような構成であっても、中央開口11aの通風抵抗は防塵ネット12aによって側部開口11bよりも高くなるので冷却風の整流効果が期待できる。
〔第3の実施の形態〕
図7は本発明の第3の実施の形態に係る整風器を上流側から見た正面図、図8は図7のVIII―VIII線断面を含む動力室1の部分断面図である。これらの図において既に説明した部材には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図7は本発明の第3の実施の形態に係る整風器を上流側から見た正面図、図8は図7のVIII―VIII線断面を含む動力室1の部分断面図である。これらの図において既に説明した部材には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図7及び図8に示したように、本実施の形態が第1及び第2の実施の形態と相違する点は、整風器10Bが熱交換器3とファン4との間に位置すること等である。整風器10Bは冷却風の通風抵抗となる抵抗体であり、本実施の形態ではフレーム14とこのフレーム14に張ったネット13とで構成してある。フレーム14は4本設けられており、各フレーム14は動力室1の4つの壁面1aのうち隣り合う2つの壁面1aに斜めに架け渡すようにして固定されている。つまり、4本のフレーム14は、それぞれ動力室1の断面内で対応するコーナー部に対向している。ネット13は4本のフレーム14と動力室1の壁面1aとで囲われた流路中央の領域(4本のフレーム14の内法空間)を覆っている。このような構成により、整風器10Bは動力室1の壁面1aの各コーナー部との間に間隙が介在するようにして流路中央に配置されている。
本実施の形態では、通気量の多い流路中央にネット13を配置してその通風抵抗を高くしたことで、塞がれていない流路の四隅に冷却風が流れ易くなる。つまり、整風器10Bの上流側において流路中央から四隅に流れる冷却風の流れを生じさせることができるので、上流側に配置した熱交換器3の四隅を通過する冷却風の流量割合を増やすことができ、前述した各実施の形態のように熱交換器3の部位による冷却風量の分布の偏りを抑制し熱交換器3の効率向上に寄与することができる。
なお、本実施の形態では抵抗体としてネット13を配置する場合を例に挙げて説明したが、要は冷却風の流れの抵抗になれば良いので、抵抗体は板等で代用することもできる。また、本実施の形態では、動力室1の壁面1aと整風器10Bとの間の間隙流路を流路の四隅(動力室1の断面のコーナー部)に確保した場合を例に挙げて説明したが、要するに流路中央の冷却風の一部を壁面1aに寄せる流れを形成できれば良いので、例えば動力室1の断面内において整風器10Bを挟んで水平方向の両側、又は上下両側に間隙流路を確保する構成としても良い。また、間隙流路にネット13よりも目の粗いネットを張る構成とすることもできる。
〔その他〕
また、上記実施の形態では、油圧ショベル15に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明は、例えばホイールローダを含む他の種類の作業機械にも適用可能であり、同様の効果を奏することができる。また、駆動源5としてエンジンを備えた建設機械に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、電動モータで油圧ポンプを駆動する建設機械であってもオイルクーラ等を冷却風による冷却対象として持つものには本発明が適用できる。
また、上記実施の形態では、油圧ショベル15に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明は、例えばホイールローダを含む他の種類の作業機械にも適用可能であり、同様の効果を奏することができる。また、駆動源5としてエンジンを備えた建設機械に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、電動モータで油圧ポンプを駆動する建設機械であってもオイルクーラ等を冷却風による冷却対象として持つものには本発明が適用できる。
1 動力室
1a 動力室の壁面
2 吸気口
3 熱交換器
4 ファン
5 駆動源
6 排気口
8 フレーム
9 導風板
10,10A,10B 整風器
11 フレーム
11a 中央開口
11b 側部開口
12a 防塵ネット(第1ネット)
12b 防塵ネット(第2ネット)
13 ネット
15 油圧ショベル(建設機械)
1a 動力室の壁面
2 吸気口
3 熱交換器
4 ファン
5 駆動源
6 排気口
8 フレーム
9 導風板
10,10A,10B 整風器
11 フレーム
11a 中央開口
11b 側部開口
12a 防塵ネット(第1ネット)
12b 防塵ネット(第2ネット)
13 ネット
15 油圧ショベル(建設機械)
Claims (6)
- 吸気口及び排気口を有する動力室と、
この動力室に配置した駆動源と、
この駆動源により駆動して前記動力室内に吸気口から前記排気口に向かう冷却風の流れを誘起するファンと、
このファンにより誘起される冷却風の流れに対向して配置された熱交換器と、
この熱交換器の中央部に向かう冷却風の一部を当該熱交換器の外周部に導く整風器と
を備えたことを特徴とする建設機械。 - 前記整風器が、
前記吸気口と前記熱交換器との間に位置するように前記動力室の壁面に取り付けた枠型のフレームと、
冷却風の流れ方向の下流側に向かって前記熱交換器の外周部に傾斜した姿勢で前記フレームに取り付けた導風板と
を備えていることを特徴とする請求項1の建設機械。 - 前記導風板が複数枚備わっていて、各導風板が冷却風の流れ方向の下流側に向かって角型の前記フレームの各コーナー部側にそれぞれ傾斜していることを特徴とする請求項2の建設機械。
- 前記整風器が、
前記吸気口と前記熱交換器との間に位置するように前記動力室の壁面に取り付けられ、中央部に設けた中央開口、及びこの中央開口を挟んで設けた少なくとも一対の側部開口を有するフレームと、
前記中央開口に張った第1ネットと、
前記側部開口に張られ前記第1ネットよりも目が粗い第2ネットと
を備えていることを特徴とする請求項1の建設機械。 - 前記整風器が、前記熱交換器と前記ファンとの間に位置する抵抗体であって、前記動力室の壁面との間に間隙が介在するように流路中央に配置されていることを特徴とする請求項1の建設機械。
- 前記抵抗体がネットであることを特徴とする請求項5の建設機械。
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JP2013045550A JP2014173296A (ja) | 2013-03-07 | 2013-03-07 | 建設機械 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170167292A1 (en) * | 2015-12-14 | 2017-06-15 | Hamilton Sundstrand Corporation | Variable-sized cooling air flow path |
WO2018221751A1 (ja) | 2018-07-03 | 2018-12-06 | 株式会社小松製作所 | 熱交換器 |
-
2013
- 2013-03-07 JP JP2013045550A patent/JP2014173296A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20170167292A1 (en) * | 2015-12-14 | 2017-06-15 | Hamilton Sundstrand Corporation | Variable-sized cooling air flow path |
US9784126B2 (en) * | 2015-12-14 | 2017-10-10 | Hamilton Sundstrand Corporation | Variable-sized cooling air flow path |
WO2018221751A1 (ja) | 2018-07-03 | 2018-12-06 | 株式会社小松製作所 | 熱交換器 |
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