JP2014173225A - 木造耐火面部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐火性を有する壁や床を構成可能な木造耐火面部材を提供する。
【解決手段】層全体が木材によって形成された板状の心材層と、前記心材層の一方の表面に形成され、燃え止まり層又は木製の燃え代層を有する第1耐火層と、前記心材層の他方の表面に形成された第2耐火層と、を有する木造耐火面部材。
【選択図】図2

Description

本発明は、壁や床を構成可能な面部材に関する。
近年、国内森林保全等を目的とする積極的な木材の利用が建築分野にも課せられている。しかし、大規模な木造建築や都市部での木造建築等においては、現在の建築基準法により建築物を耐火建築物にする必要があり、建築物を構成する柱、梁、壁、及び床に耐火性が要求される。
柱や梁については、いくつかの耐火部材が提案されている(例えば、特許文献1には、耐火性を有する複合木質構造材を梁として使用する例が開示されている)ので、木造建築を普及させていく上において、耐火性を有する壁や床が求められている。
特開2008−2189号公報
本発明は係る事実を考慮し、耐火性を有する壁や床を構成可能な木造耐火面部材を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、層全体が木材によって形成された板状の心材層と、前記心材層の一方の表面に形成された、燃え止まり層又は木製の燃え代層を有する第1耐火層と、前記心材層の他方の表面に形成された第2耐火層と、を有する木造耐火面部材である。
請求項1に記載の発明では、第1及び第2耐火層によって、火災時の所定時間の間、又は火災時及び火災終了後における心材層の温度上昇を抑制することができる。また、心材層は、層全体が木材によって板状に形成されているので、木造耐火面部材の心材として機能する。
これらにより、火災時の所定時間の間、又は火災時及び火災終了後において、耐火性を有する面部材として木造耐火面部材を機能させることができる。よって、この木造耐火面部材により、耐火性を有する壁や床を構成することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の木造耐火面部材において、前記燃え止まり層は、木質層に形成され筋状又は格子状に配置された凹部に燃え止まり材を塗り付けることによって形成されている。
請求項2に記載の発明では、木質層に形成された凹部に燃え止まり材を塗り付けて充填することによって燃え止まり層を形成する。これにより、燃え止まり部材としてのモルタルバーを木質層に形成された凹部に組み付ける従来の製造方法において必要とされていた、凹部に隙間なくモルタルバーを組み付ける作業や、高い寸法精度でのモルタルバーの製作が不要となる。
すなわち、従来の製造方法よりも効率よく燃え止まり層を形成することができる。これにより、燃え止まり層の形成に係わる作業の工数を減らすことができ、コストダウンに貢献することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の木造耐火面部材において、前記燃え止まり層は、木質層に形成され筋状又は格子状に配置された凹部に燃え止まり材を圧入することによって形成されている。
請求項3に記載の発明では、木質層に形成された凹部に燃え止まり材を圧入して充填することによって燃え止まり層を形成する。これにより、燃え止まり部材としてのモルタルバーを木質層に形成された凹部に組み付ける従来の製造方法において必要とされていた、凹部に隙間なくモルタルバーを組み付ける作業や、高い寸法精度でのモルタルバーの製作が不要となる。
すなわち、従来の製造方法よりも効率よく燃え止まり層を形成することができる。これにより、燃え止まり層の形成に係わる作業の工数を減らすことができ、コストダウンに貢献することができる。
本発明は上記構成としたので、耐火性を有する壁や床を構成可能な木造耐火面部材を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る壁構造を示す正面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態に係る燃え止まり層を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る耐力壁の固定方法を示す側面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る耐力壁の製造方法を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る耐力壁の製造方法を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る耐力壁の製造方法を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るモルタルの圧入方法を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るモルタルの圧入方法を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るモルタルの圧入方法を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るモルタルの圧入方法を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る耐力壁の固定方法を示す平面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る耐力壁の固定方法を示す平面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る床構造を示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る燃え止まり層を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る床版を示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る床版を示す正面断面図である。
図を参照しながら、本発明の第1実施形態を説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る木造耐火面部材について説明する。
図1の正面図には、木製の柱10、12、木製の梁14、及び鉄筋コンクリート製の床スラブ16によって構成された周辺架構18の構面内に、木造耐火面部材としての耐力壁20を設置して構成された壁構造22が示されている。梁14の上には、鉄筋コンクリート製の床スラブ24が設けられている。図1のA−A断面図である図2に示すように、耐力壁20は、心材層としてのせん断力抵抗層26、第1耐火層28、及び第2耐火層30を有している。
せん断力抵抗層26は、米松、唐松、檜、杉、あすなろ等の一般の木造建築に用いられる木材(以下、「一般木材」とする)により形成された板状の心部材92によって層全体が構成された板状の層であり、周辺架構18に作用するせん断力に抵抗する。
第1耐火層28は、心部材92の一方の表面32(せん断力抵抗層26の一方の表面)上に形成された燃え止まり層34と、燃え止まり層34の外側(燃え止まり層34に対してせん断力抵抗層26と逆側)の表面上に形成された木製の燃え代層36とを有している。
第2耐火層30は、心部材92の他方の表面38(せん断力抵抗層26の他方の表面)上に形成された燃え止まり層40と、燃え止まり層40の外側(燃え止まり層40に対してせん断力抵抗層26と逆側)の表面上に形成された木製の燃え代層42とを有している。
燃え代層36、42は、一般木材によって形成されている。せん断力抵抗層26及び燃え代層36、42は、木材によって形成されていればよい。例えば、一般木材を長尺の板状に製材加工した部材同士を接着剤により接着して一体化して形成してもよい。また、燃え代層36、42は、後に説明するように、燃焼して炭化することにより耐力壁20外部からせん断力抵抗層26へ伝達される熱を抑制して所定の耐火性が発揮できる厚さにする。
燃え止まり層34、40は、一般木材を長尺の板状に加工した木質部材86(図5(a)、(d)を参照のこと)により形成された木質部44と、燃え止まり材としてのモルタルMを長尺の板状に硬化させたモルタルバー88(図5(b)、(e)を参照のこと)により形成したモルタル部46とを、耐力壁20の幅方向48(梁14の梁長方向)に対して、心部材92の表面32、38上に交互に複数配置することによって形成されている。
図2のB−B断面図である図3(a)に示すように、木質部44及びモルタル部46は、耐力壁20の高さ方向50(柱10、12の柱長方向)に渡って設けられている。これにより、燃え止まり層34、40には、モルタル部46が離散的に配置されている。
図4(a)の側断面図に示すように、耐力壁20の上部は、梁14に固定されている。梁14は、荷重を支持する木製の心材としての梁心材52と、梁心材52の周囲を取り囲む燃え止まり層54と、燃え止まり層54の周囲を取り囲む木製の燃え代層56とを備えている。梁心材52及び燃え代層56は、一般木材によって形成されている。また、燃え止まり層54は、耐力壁20の燃え止まり層34、40と同じ構成になっている。
耐力壁20の上部は、梁14に取り付けられた接合部材58と、耐力壁20に取り付けられた接合部材60とをボルト62及びナット64により接合することによって、梁14に固定されている。接合部材60は、鋼製のガセットプレート68により構成され、接合部材58は、鋼製のガセットプレート70と鋼製のフランジ72を一体にして構成されている。
接合部材58は、梁14の下面に形成された溝状の切り欠き部66へフランジ72を挿入し、このフランジ72を梁心材52にラグスクリュー74等により固定することによって、梁14に取り付けられている。
接合部材60は、耐力壁20を構成するせん断力抵抗層26の上面に形成されたスリット状の切り欠き部76へガセットプレート68を挿入し、このガセットプレート68をせん断力抵抗層26にピン78等により固定することによって、耐力壁20に取り付けられている。
梁14の下面と耐力壁20の上面の間に形成された目地80、及び切り欠き部66は、目地80及び切り欠き部66に充填され硬化したモルタルMによって塞がれている。これにより、梁14と耐力壁20の接合部の耐火性が確保されている。
また、図4(a)と同様の固定方法で、耐力壁20の下部は、床スラブ16に固定され、耐力壁20の左右端部は、柱10、12に固定されている。すなわち、耐力壁20の下部は、床スラブ16に取り付けられた接合部材58と、耐力壁20の下部に取り付けられた接合部材60をボルト62及びナット64により接合することによって、床スラブ16に固定されている。また、耐力壁20の左右端部は、柱10、12に取り付けられた接合部材58と、耐力壁20の左右端部に取り付けられた接合部材60をボルト62及びナット64により接合することによって、柱10、12に固定されている。
耐力壁20は、例えば、図5(a)〜(f)の方法により製造することができる。まず、図5(a)に示すように、心部材92の表面32上に接着剤等により木質部材86を取り付けて木質部44を形成する。木質部材86は、木質部材86同士の間に凹部82を形成するようにして、幅方向48に間隔をおいて複数配置する。これにより、心部材92の表面32上に、凹部82と木質部44を備えた木質層84が形成される。
次に、図5(b)に示すように、予め工場等で製作されたモルタルバー88を凹部82内に釘等により取り付けて、図5(c)に示すように、モルタル部46を形成する。これにより、心部材92の表面32上に、幅方向48に対して木質部44とモルタル部46が交互に配置されて、燃え止まり層34が形成される。
次に、図5(c)に示すように、燃え止まり層34の上面に燃え代層36を形成する。
次に、図5(d)に示すように、心部材92の上下面が逆になるようにひっくり返した後に、心部材92の表面38上に接着剤等により木質部材86を取り付けて木質部44を形成する。木質部材86は、木質部材86同士の間に凹部82を形成するようにして、幅方向48に間隔をおいて複数配置する。これにより、心部材92の表面38上に、凹部82と木質部44を備えた木質層90が形成される。
次に、図5(e)に示すように、予め工場等で製作されたモルタルバー88を凹部82内に釘等により取り付けて、図5(f)に示すように、モルタル部46を形成する。これにより、心部材92の表面38上に、幅方向48に対して木質部44とモルタル部46が交互に配置されて、燃え止まり層40が形成される。
最後に、図5(f)に示すように、燃え止まり層40の上面に燃え代層42を形成する。これにより、耐力壁20が完成する。
次に、本発明の第1実施形態に係る木造耐火面部材の作用と効果について説明する。
本発明の第1実施形態に係る木造耐火面部材では、図2に示すように、火災が発生したときに火炎が燃え代層36、42に着火し、燃え代層36、42が燃焼する。そして、燃焼した燃え代層36、42は炭化する。これにより、耐力壁20の外部からせん断力抵抗層26への熱伝達を炭化した燃え代層36、42が抑制し、燃え止まり層34、40が吸熱するので、火災時の所定時間の間、又は火災時及び火災終了後におけるせん断力抵抗層26の温度上昇を抑制することができる。
すなわち、第1耐火層28及び第2耐火層30によって、火災時の所定時間の間、又は火災時及び火災終了後のせん断力抵抗層26の温度上昇を抑制することができる。また、せん断力抵抗層26は、層全体が一般木材によって板状に形成されているので、耐力壁20の心材として機能する。これらにより、火災時の所定時間の間、又は火災時及び火災終了後において、耐力壁20を構造部材として機能させることができる。よって、木造耐火面部材(耐力壁20)により、耐火性を有する壁を構成することができる。なお、構造部材とは、建物の常時荷重、地震時荷重、風時荷重などの外力を負担する、建物の骨格となる躯体を意味する。
また、耐力壁20の最外層を、化学薬品の含浸による不燃化処理等が施されていない、一般木材によって形成された燃え代層36、42とすることにより、耐力壁20の壁面を自然な状態での木材表面とすることができ、美観に優れた壁にすることができる。
以上、本発明の第1実施形態について説明した。
なお、第1実施形態では、第1耐火層28を燃え止まり層34と燃え代層36によって構成した例を示したが、第1耐火層28は、燃え止まり層34及び燃え代層36の少なくとも一方を有していればよい。また、第1耐火層28の外側に仕上げ材等を設けてもよい。
また、第1実施形態では、第2耐火層30を燃え止まり層40と燃え代層42によって構成した例を示したが、第2耐火層30は、耐火性を有する層であればよい。例えば、第2耐火層30は、燃え止まり層40及び燃え代層42の少なくとも一方を有する層であってもよいし、コンクリートやモルタルにより形成した層であってもよいし、耐火ボードや耐火被覆であってもよい。また、第2耐火層30の外側に仕上げ材等を設けてもよい。
さらに、第1実施形態では、第1耐火層28を燃え止まり層34と燃え代層36によって構成し、第2耐火層30を燃え止まり層40と燃え代層42によって構成した例を示したが、燃え止まり層34を形成する材料と、燃え止まり層40を形成する材料を異ならせてもよいし、燃え代層36を形成する材料と、燃え代層42を形成する材料を異ならせてもよい。例えば、燃え代層36を形成する一般木材と、燃え代層42を形成する一般木材の種類を異ならせてもよい。
また、第1実施形態では、図3(a)に示すように木質部44及びモルタル部46を複数配置して、燃え止まり層34、40を形成した例を示したが、モルタル部を離散的に配置できれば、木質部及びモルタル部をどのように配置してもよい。また、燃え止まり層34、40の全てをモルタル等の燃え止まり材のみによって形成してもよい。
例えば、図3(b)〜(d)に示すようにモルタル部96、102、108を離散的に配置して燃え止まり層34、40を形成してもよい。図3(b)では、一般木材を長尺の板状に加工して形成された木質部材と、燃え止まり材としてのモルタルを長尺の板状に硬化させて形成したモルタル部材とを、耐力壁20の高さ方向50に対して、心材部92の表面32、38上に交互に複数配置し、これらの木質部材及びモルタル部材を耐力壁20の幅方向48に渡って設けている。これによって、木質部材が木質部94となり、モルタル部材がモルタル部96となって、燃え止まり層34、40が形成されている。
図3(c)では、木質層98が、一般木材をせん断力抵抗層26の表面32、38全体を覆うように板状に加工して形成された木質部材に、耐力壁20の高さ方向50及び幅方向48に対して略等間隔となるように四角柱状の凹部100を設けた構成になっている。そして、燃え止まり材としてのモルタルを硬化させて形成した四角柱状のモルタル部材を凹部100に取り付けてモルタル部102とすることによって、燃え止まり層34、40を形成している。すなわち、木質層98に設けられた凹部100にモルタル部102を設けることによって、燃え止まり層34、40が形成されている。
図3(d)では、木質層104が、一般木材をせん断力抵抗層26の表面32、38全体を覆うように板状に加工して形成された木質部材に、耐力壁20の高さ方向50及び幅方向48に対して略等間隔となるように円柱状の凹部106を設けた構成になっている。そして、燃え止まり材としてのモルタルを硬化させて形成した円柱状のモルタル部材を凹部106に取り付けてモルタル部108とすることによって、燃え止まり層34、40を形成している。すなわち、木質層104に設けられた凹部106にモルタル部108を設けることによって、燃え止まり層34、40が形成されている。
さらに、第1実施形態では、図5(a)〜(f)に示すように、木質層84、90の凹部82内にモルタルバー88を取り付けることによりモルタル部46を形成した例を示したが、例えば図6に示すように、木質層84、90に形成された凹部82に、燃え止まり材としてのモルタルMを流動化した状態でコテ112等により塗り付けて凹部82にモルタルMを充填し、凹部82に充填したモルタルMを硬化させてモルタル部46を形成してもよい。図6に示すように、心部材92の表面32、38から頭部を突出させるようにして心部材92にネジ部材110をねじ込んで固定し、凹部82内にネジ部材110を設けておけば、モルタル部46が凹部82から脱落するのを防ぐことができる。
このように、凹部82にモルタルMを塗り付けてモルタル部46を形成することにより、燃え止まり部材としてのモルタルバーを木質層に形成された凹部に組み付ける従来の製造方法において必要とされていた、凹部に隙間なくモルタルバーを組み付ける作業や、高い寸法精度でのモルタルバーの製作が不要となる。
すなわち、従来の製造方法よりも効率よく燃え止まり層を形成することができる。これにより、燃え止まり層の形成に係わる作業の工数を減らすことができ、コストダウンに貢献することができる。
また、凹部82にモルタルMを塗り付けて充填した後に、燃え止まり層34、40の表面に次の層(第1実施形態では、燃え代層36、42)を形成することができるので、凹部82に燃え止まり材としてのモルタルMが完全に充填されていることを目視で確認することができる。
また、第1実施形態では、図5(a)〜(f)に示すように、木質層84、90の凹部82内にモルタルバー88を取り付けることによりモルタル部46を形成した例を示したが、例えば図7(a)〜(f)に示すように、木質層84、90に形成された凹部82に、燃え止まり材としてのモルタルMを流動化した状態で圧入して凹部82にモルタルMを充填し、凹部82に充填したモルタルMを硬化させてモルタル部46を形成してもよい。
この場合の耐力壁20の製造方法は、まず、図7(a)に示すように、心部材92の表面32に接着剤等により木質部材86を取り付けて木質部44を形成する。木質部材86は、木質部材86同士の間に凹部82を形成するようにして、耐力壁20の幅方向48に間隔をおいて複数配置する。これにより、心部材92の表面32に、凹部82と木質部44を備えた木質層84が形成される。
次に、心部材92の表面32から頭部を突出させるようにして、心部材92にネジ部材110をねじ込んで固定し、凹部82内にネジ部材110を設ける。これにより、凹部82に充填して硬化させたモルタル部46が、凹部82から脱落するのを防ぐことができる。
次に、図7(b)に示すように、木質層84の上面に燃え代層36を形成する。これによって、凹部82が燃え代層36により覆われて空洞114が形成される。
次に、図7(c)に示すように、燃え止まり材としてのモルタルMを流動化した状態で空洞114(凹部82)に圧入することにより、空洞114(凹部82)にモルタルMを充填する。そして、モルタルMが硬化してモルタル部46となり、心部材92の表面32上に燃え止まり層34が形成される。
モルタルMの空洞114(凹部82)へのモルタルMの充填は、図7(c)のC−C断面図である図8に示すように、耐力壁20の高さ方向50に対する空洞114(凹部82)の両端面を側型枠116等により塞いだ状態で、耐力壁20の高さ方向50に対する空洞114(凹部82)の一方端部に形成された圧入孔118からモルタルMを圧入することによって行なう。耐力壁20の高さ方向50に対する空洞114(凹部82)の他方端部に形成された排気孔120は、モルタルMを圧入する際に空気抜き孔として機能する。また、この排気孔120からのモルタルMの排出により、モルタルMが空洞114(凹部82)内に充填されたことを確認できる。
次に、図7(d)に示すように、心部材92の上下面が逆になるようにひっくり返した後に、心部材92の表面38に接着剤等により木質部材86を取り付けて木質部44を形成する。木質部材86は、木質部材86同士の間に凹部82を形成するようにして、耐力壁20の幅方向48に間隔をおいて複数配置する。これにより、心部材92の表面38に、凹部82と木質部44を備えた木質層90が形成される。
次に、心部材92の表面38から頭部を突出させるようにして、心部材92にネジ部材110をねじ込んで固定し、凹部82内にネジ部材110を設ける。これにより、凹部82に充填して硬化させたモルタル部46が、凹部82から脱落するのを防ぐことができる。
次に、図7(e)に示すように、木質層90の上面に燃え代層42を形成する。これによって、凹部82が燃え代層42により覆われて空洞114が形成される。
次に、図7(f)に示すように、燃え止まり層34を形成したのと同様の方法で、燃え止まり材としてのモルタルMを流動化した状態で空洞114(凹部82)に圧入することにより、空洞114(凹部82)にモルタルMを充填する。そして、モルタルMが硬化してモルタル部46となり、心部材92の表面38上に燃え止まり層40が形成される。これにより、耐力壁20が完成する。
このように、凹部82にモルタルMを圧入してモルタル部46を形成することにより、燃え止まり部材としてのモルタルバーを木質層に形成された凹部に組み付ける従来の製造方法において必要とされていた、凹部に隙間なくモルタルバーを組み付ける作業や、高い寸法精度でのモルタルバーの製作が不要となる。
すなわち、従来の製造方法よりも効率よく燃え止まり層を形成することができる。これにより、燃え止まり層の形成に係わる作業の工数を減らすことができ、コストダウンに貢献することができる。
また、塗り付けにより木質層84、90の凹部82にモルタルMを充填する工程を経て耐力壁20を製造する場合、燃え止まり層34、40の表面に次の層を取り付ける(例えば、燃え代層36、42となる木質ボードを貼り付ける)際に、燃え止まり層34、40の表面に付着したモルタルMを除去して燃え止まり層34、40の表面を平らにする必要があるが、図7(a)〜(f)の方法では燃え止まり層34、40の表面に次の層を設けた後に凹部82に燃え止まり材を圧入することができるので、燃え止まり層34、40の表面を平らにする手間を省くことができる。
さらに、凹部82にモルタルMを圧入する作業を、木質層84、90、及び燃え代層36、42を形成した後にできるので、木質層84、90、及び燃え代層36、42を形成する一般木材を扱う作業をまとめて行うことができ、施工効率をアップさせることができる。
また、凹部82にモルタルMを圧入する作業を、木質層84、90、及び燃え代層36、42を形成した後にできるので、例えば、工場等では、凹部82へのモルタルMの圧入作業は行わずに、木質層84、90、及び燃え代層36、42を形成する製作作業のみを行い(以下、耐力壁20から燃え止まり部46を除いた構成の部材を「未完成壁部材」とする)、現場内の所定の場所に耐力壁20を設置する直前や現場内のヤードで、凹部82にモルタルMを圧入する作業を行えば、耐力壁20よりも軽い未完成壁部材を運搬すればよいので、運搬効率をアップさせることができる。
なお、図6、及び図7(a)〜(f)で示した凹部82は、どのような配置で木質層84、90に形成してもよい。例えば、耐力壁20の正面視又は背面視にて、木質層84、90に筋状に配置されるように凹部を形成してもよいし、木質層84、90に格子状に配置されるように凹部を形成してもよい。
また、圧入孔118及び排気孔120は、空洞114(凹部82)にモルタルMを圧入して充填できれば、どのような位置に設けてもよい。
さらに、図9に示すように、図8に示された空洞114(凹部82)を繋ぎ合わせて連通し、一続きの空洞122(凹部124)を形成してもよい。この場合は、空洞122(凹部124)の一方端部に形成された圧入孔118からモルタルMを圧入し、空洞122(凹部124)の他方端部に形成された排気孔(不図示)から空気を排気して、空洞122(凹部124)にモルタルMを充填する。
また、図3(c)に示したモルタル部102をモルタルMの圧入によって形成する場合には、例えば、図10に示すように、凹部100を覆っている燃え代層36、42の部位の中心部に圧入孔118を形成し、コーナー部に排気孔120を形成して、圧入孔118からモルタルMを圧入すればよい。
さらに、図11に示すように、図10に示された凹部100を繋ぎ合わせて連通し、一続きの凹部126を形成してもよい。この場合は、凹部126の一方端部を構成する凹部100を覆っている燃え代層36、42の部位の中心部に形成された圧入孔118からモルタルMを圧入し、凹部126の他方端部を構成する凹部100を覆っている燃え代層36、42の部位の中心部に形成された排気孔120から空気を排気して、凹部126にモルタルMを充填する。
また、第1実施形態では、接合部材58、60により、耐力壁20を梁14、床スラブ16、及び柱10、12に固定する例を示したが、周辺架構18に作用するせん断力を確実に耐力壁20へ伝達できれば、他の方法で耐力壁20を梁14、床スラブ16、及び柱10、12に固定してもよい。例えば、図4(b)、(c)に示す方法を用いてもよい。
図4(b)には、梁14に取り付けられた接合部材58(ガセットプレート70)の先端部を、耐力壁20の上面に形成されたL字状の切り欠き部128へ挿入し、ガセットプレート70をせん断力抵抗層26にボルト62及びナット64により接合することによって、耐力壁20の上部を梁14に固定している例が示されている。目地80及び切り欠き部66、128は、目地80及び切り欠き部66、128に充填され硬化したモルタルMによって塞がれている。これにより、梁14と耐力壁20との接合部の耐火性が確保されている。
図4(c)には、梁14に取り付けられた接合部材58(ガセットプレート70)の先端部と、耐力壁20に取り付けられた接合部材60(ガセットプレート68)の先端部を、鋼製の重ね継手プレート130にボルト62及びナット64により接合することによって、耐力壁20の上部を梁14に固定している例が示されている。目地80及び切り欠き部66は、目地80及び切り欠き部66に充填され硬化したモルタルMによって塞がれている。これにより、梁14と耐力壁20の接合部の耐火性が確保されている。
図4(a)〜(c)では、目地80及び切り欠き部66、128を硬化したモルタルMにより塞いで、梁14と耐力壁20の接合部の耐火性を確保しているが、目地80及び切り欠き部66、128を硬化したコンクリートで塞いでもよい。耐火性を期待しない場合には、目地80及び切り欠き部66、128を木等の他の材料で塞いでもよい。
さらに、第1実施形態では、梁14、床スラブ16、及び柱10、12に耐力壁20を固定する例を示したが、耐力壁20の上下のみ、又は耐力壁20の左右のみを周辺架構18に固定するようにしてもよい。
また、第1実施形態では、接合部材58、60により、耐力壁20を梁14、床スラブ16、及び柱10、12に固定する例を示したが、図12、13の平断面図に示すように、柱10、12の側面に切り欠き部132、134を形成し、この切り欠き部132、134に耐力壁20の左右端部を係合させて、周辺架構18に耐力壁20を固定するようにしてもよいし、梁14の下面と床スラブ16の上面とに切り欠き部(不図示)を形成し、この切り欠き部に耐力壁20の上下端部を係合させて、周辺架構18に耐力壁20を固定するようにしてもよい。
柱10、12は、荷重を支持する木製の心材としての柱心材136と、柱心材136の周囲を取り囲む燃え止まり層138と、燃え止まり層138の周囲を取り囲む木製の燃え代層140とを備えている。柱心材136及び燃え代層140は、一般木材によって形成されている。また、燃え止まり層138は、耐力壁20の燃え止まり層34、40と同じ構成になっている。図12の切り欠き部132、134は、柱心材136、燃え止まり層138、及び燃え代層140に形成されており、図13の切り欠き部132、134は、燃え止まり層138及び燃え代層140に形成されている(切り欠き部132、134は、柱心材136に形成されていない)。また、図12、13に示すように、周辺架構18に耐力壁20が固定された状態で、せん断力抵抗層26と柱心材136は接触して繋がっており、周辺架構18(柱10、12)に作用するせん断力が確実に耐力壁20に伝達されるようになっている。
さらに、第1実施形態では、木造耐火面部材を耐力壁20とした例を示したが、木造耐火面部材を非構造部材として機能する非耐力壁としてもよい。例えば、木造耐火面部材を、建物の内部空間を仕切る間仕切り壁としてもよいし、火災の延焼を防止する防火壁としてもよい。
また、第1実施形態では、1つの木造耐火面部材によって耐力壁20を構成した例を示したが、複数の木造耐火面部材によって耐力壁20を構成してもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る木造耐火面部材について説明する。
第2実施形態の説明において、第1実施形態と同じ構成のものは、同符号を付すると共に、適宜省略して説明する。図14の正面断面図には、木製の梁142、144に、木造耐火面部材としての床版146を架設して構成された床構造148が示されている。床版146は、心材層としての荷重支持層150、第1耐火層152、及び第2耐火層154を有している。
荷重支持層150は、一般木材により形成された板状の心部材156によって層全体が構成された板状の層であり、床版146に作用する鉛直荷重を支持する。
第1耐火層152は、心部材156の一方の表面158(荷重支持層150の下面)上に形成された燃え止まり層160と、燃え止まり層160の外側の表面(燃え止まり層160の下面)上に形成された木製の燃え代層162とを有している。
第2耐火層154は、心部材156の他方の表面164(荷重支持層150の上面)上に形成された燃え止まり層166と、燃え止まり層166の外側の表面(燃え止まり層166の上面)上に形成された木製の燃え代層168とを有している。
燃え代層162、168は、一般木材によって形成されている。荷重支持層150及び燃え代層162、168は、木材によって形成されていればよい。例えば、一般木材を長尺の板状に製材加工した部材同士を接着剤により接着して一体化して形成してもよい。また、燃え代層162、168は、燃焼して炭化することにより床版146外部から荷重支持層150へ伝達される熱を抑制して所定の耐火性が発揮できる厚さにする。
燃え止まり層160、166は、木質部材により形成された木質部44と、モルタルバーにより形成したモルタル部46を、床版146の長手方向170(梁142、144間方向)に対して、心部材156の表面158、164上に交互に複数配置することによって形成されている。
図14のC−C断面図である図15に示すように、木質部44及びモルタル部46は、床版146の短手方向172(梁142、144の梁長方向)に渡って設けられている。すなわち、燃え止まり層160、166には、モルタル部46が離散的に配置されている。
床版146は、両端部が梁142、144に支持されている。梁142、144は、荷重を支持する木製の心材としての梁心材174と、梁心材174の周囲を取り囲む燃え止まり層176と、燃え止まり層176の周囲を取り囲む木製の燃え代層178とを備えている。梁心材174及び燃え代層178は、一般木材によって形成されている。また、燃え止まり層176は、床版146の燃え止まり層160、166と同じ構成になっている。
床版146と梁142、144は、隣り合って配置された床版146の端部同士の間に形成される隙間Sに、モルタルMを充填し硬化させることにより一体化されている。梁142、144の梁心材174上面、及び床版146の端面には、頭部を突出させるようにして定着部材としてのラグスクリュー74が設けられており、これにより、床版146と梁142、144の一体化が高められている。よって、梁142、144の梁心材174と、床版146の荷重支持層150の間での力の伝達を確実に行うことができる。なお、梁142、144と床版146の間での力の伝達を確実に行うことができれば、他の方法によって梁142、144に床版146を固定してもよい。
床版146は、第1実施形態で示した耐力壁20の製造方法と同様の方法(図5〜11を参照のこと)によって製造することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る木造耐火面部材の作用と効果について説明する。
本発明の第2実施形態に係る木造耐火面部材は、第1実施形態の耐力壁20と同様の作用により耐火性を発揮することができる。すなわち、第1耐火層152及び第2耐火層154によって、火災時の所定時間の間、又は火災時及び火災終了後における荷重支持層150の温度上昇を抑制することができる。また、荷重支持層150は、層全体が一般木材によって板状に形成されているので、床版146の心材として機能する。これらにより、火災時の所定時間の間、又は火災時及び火災終了後において、床版146を構造部材として機能させることができる。よって、木造耐火面部材(床版146)により、耐火性を有する床を構成することができる。
また、床版146の最外層を、化学薬品の含浸による不燃化処理等が施されていない、一般木材によって形成された燃え代層162、168とすることにより、床版146の床面(上下面)を自然な状態での木材表面とすることができ、美観に優れた壁にすることができる。
以上、本発明の第2実施形態について説明した。
なお、第2実施形態では、第1耐火層152を燃え止まり層160と燃え代層162によって構成した例を示したが、第1耐火層152は、燃え止まり層160及び燃え代層162の少なくとも一方を有していればよい。また、第1耐火層152の外側に仕上げ材等を設けてもよい。
また、第2実施形態では、第2耐火層154を燃え止まり層166と燃え代層168によって構成した例を示したが、第2耐火層154は、耐火性を有する層であればよい。例えば、燃え止まり層166及び燃え代層168の少なくとも一方を有する層であってもよいし、コンクリートやモルタルにより形成した層であってもよいし、耐火ボードや耐火被覆であってもよい。また、第2耐火層154の外側に仕上げ材等を設けてもよい。
図16には、第1耐火層152を荷重支持層150の下方に位置させ、第2耐火層154を荷重支持層150の上方に位置させて設置された木造耐火面部材としての床版180が示されている。床版180では、第2耐火層154がモルタル、鉄筋コンクリートなどのセメント硬化体によって形成されている。
図17には、第1耐火層152を荷重支持層150の上方に位置させ、第2耐火層154を荷重支持層150の下方に位置させて設置された木造耐火面部材としての床版182が示されている。床版182では、第2耐火層154が耐火ボードによって形成されている。
さらに、第2実施形態では、第1耐火層152を燃え止まり層160と燃え代層162によって構成し、第2耐火層154を燃え止まり層166と燃え代層168によって構成した例を示したが、燃え止まり層160を形成する材料と、燃え止まり層166を形成する材料を異ならせてもよいし、燃え代層162を形成する材料と、燃え代層168を形成する材料を異ならせてもよい。例えば、燃え代層162を形成する一般木材と、燃え代層168を形成する一般木材の種類を異ならせてもよい。
また、第2実施形態では、図15に示すように木質部44及びモルタル部46を複数配置して、燃え止まり層160、166を形成した例を示したが、モルタル部を離散的に配置できれば、木質部及びモルタル部をどのように配置してもよい。また、燃え止まり層160、166の全てをモルタル等の燃え止まり材のみによって形成してもよい。例えば、第1実施形態で示した図3(b)〜(d)のように、モルタル部を配置して燃え止まり層160、166を形成してもよい。この場合、耐力壁20の幅方向48を床版146の長手方向170に置き換え、耐力壁20の高さ方向50を床版146の短手方向172に置き換えて、図3(b)〜(d)を見ればよい。
さらに、第2実施形態で示した床版146は、1つの木造耐火面部材によって構成してもよいし、複数の木造耐火面部材によって構成してもよい。
以上、本発明の第1及び第2実施形態について説明した。
なお、第1及び第2実施形態では、燃え止まり層34、40、160、166を木質部44とモルタル部46によって形成した例を示したが、木質部44は、木材によって形成されていればよい。また、モルタル部46は、モルタルM以外の燃え止まり材によって形成してもよい。燃え止まり部を形成する燃え止まり材は、凹部82に設けられることにより、火炎及び熱の進入を抑えて燃え止まり効果を発揮する燃え止まり層を形成できるものであればよい。例えば、凹部82に設ける燃え止まり材は、流動化した状態のモルタル、繊維補強セメント、石膏等の無機質材料等としてもよい。これらの材料は、一般木材よりも熱容量が大きいので、高い吸熱効果が期待できる。
また、第1及び第2実施形態で示した耐力壁20や床版146は、工場等で製作したものを建物の建設現場へ搬入するようにすれば、建設現場内での作業量が減るので好ましい。
以上、本発明の第1及び第2実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものでなく、第1及び第2実施形態を組み合わせて用いてもよいし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
20 耐力壁(木造耐火面部材)
26 せん断力抵抗層(心材層)
28、152 第1耐火層
30、154 第2耐火層
34、160 燃え止まり層
36、162 燃え代層
82 凹部
84 木質層
146、180、182 床版(木造耐火面部材)
150 荷重支持層(心材層)
M モルタル(燃え止まり材)



Claims (3)

  1. 層全体が木材によって形成された板状の心材層と、
    前記心材層の一方の表面に形成された、燃え止まり層又は木製の燃え代層を有する第1耐火層と、
    前記心材層の他方の表面に形成された第2耐火層と、
    を有する木造耐火面部材。
  2. 前記燃え止まり層は、木質層に形成され筋状又は格子状に配置された凹部に燃え止まり材を塗り付けることによって形成されている
    請求項1に記載の木造耐火面部材。
  3. 前記燃え止まり層は、木質層に形成され筋状又は格子状に配置された凹部に燃え止まり材を圧入することによって形成されている
    請求項1に記載の木造耐火面部材。


































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