JP2014172635A - ガラス板の搬送用パレット - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送時にガラス板の破損を防止することが可能なガラス板の搬送用パレットを提供すること。
【解決手段】床部10と、床部の奥側において床部から上方に設けられる背受け部20と、背受け部の上部から前方に設けられる天部30と、背受け部から手前に間隔を置いて設けられる前枠とを備える。前枠は、床部の前面側及び天部の前面側に着脱自在に設けられる縦フレーム410と、縦フレームに沿ってスライド自在に取り付けられるスライド部材420と、積層される最も手前のガラス板の前面側を奥側に向かって押さえるガラス押さえ部材430と、スライド部材のスライドに応じて、スライド部材とガラス押さえ部材との間隔を狭め、又は広げる複数の間隔調整部材440と、ガラス押さえ部材がガラス板を押さえた位置で縦フレームに対するスライド部材の位置を固定する位置固定部材とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、ガラス板の搬送用パレットに関し、具体的には、多数枚重ねられたガラス板の搬送用パレットに関する。
従来から、ガラス板は、製造工場で製造された後、多数枚重ねられた状態で、各地のカッティングセンターに輸送される。このようなガラス板は、カッティングセンターにおいて、何枚か重ねられた状態で切断機まで構内搬送されて、切断機によりそれぞれ所望の寸法に切断される。切断済みのガラス板は、その後、さまざまな用途に向けて出荷される。
上記のような輸送時又は構内搬送時において、何枚か重ねられた状態のガラス板は、鋼鉄製のパレットに縦積みにして荷扱いされる場合がある。このような場合に用いるガラス板の搬送用パレットは、従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたガラス板の搬送用パレットは、パレットの背受けに何枚か重ねて立て掛けられたガラス板を、パレットの前枠にブラケットを介して枢着された押さえ板を用いて、背受け側に向けて押さえる。これにより、ガラス板が搬送時に動かないようにして、ガラス板の破損を防止する。
特開2010−215270号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたガラス板の搬送用パレットにおいて、押さえ板は、その自重によりガラス板を背受け側に向けて押さえるものである。そのため、搬送中にパレットが不規則に振動して、押さえ板の自重が一時的に見掛け上軽くなる場合には、押さえ板がその機能を果たせず、ガラス板がパレット上で動いてしまうことがある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、搬送中にパレットが不規則に振動しても、パレット上に積層されたガラス板を固定することができ、搬送時にガラス板の破損を防止することが可能なガラス板の搬送用パレットを提供することを目的とする。
本発明は、床部と、床部の奥側において床部から上方に設けられる背受け部と、背受け部の上部から前方に設けられる天部と、背受け部から手前に間隔を置いて設けられる前枠と、を備え、複数枚のガラス板を床部上に縦置きし、かつ、背受け部に立て掛けて積層するガラス板の搬送用パレットであって、前枠は、床部の前面側及び天部の前面側に着脱自在に設けられる縦フレームと、縦フレームに沿ってスライド自在に取り付けられるスライド部材と、積層される最も手前のガラス板の前面側を奥側に向かって押さえるガラス押さえ部材と、スライド部材のスライドに応じて、スライド部材とガラス押さえ部材との間隔を狭め、又は広げる複数の間隔調整部材と、ガラス押さえ部材がガラス板を押さえた位置で縦フレームに対するスライド部材の位置を固定する位置固定部材と、を備えることを特徴とする。
複数の間隔調整部材の各々は、上側アーム及び下側アームを備え、上側アームの上部又は下側アームの下部のいずれか一方は、縦フレームに対して、横方向に延びる軸の周りに揺動自在に枢着され、かつ他方は、スライド部材に対して、横方向に延びる軸の周りに揺動自在に枢着され、上側アームの下部及び下側アームの上部は、横方向に延びる軸の周りに互いに揺動自在に連結されることが好ましい。
位置固定部材は、スライド部材に設けられるスライド側係止部と、スライド側係止部に一方部が係止される連結バーと、縦フレームに設けられ、連結バーの他方部が係止される複数の係止部を有するフレーム側係止部と、を備え、連結バーは、両方部間にターンバックルを有することが好ましい。
本発明によれば、搬送中にパレットが不規則に振動しても、パレット上に積層されたガラス板を固定することができ、搬送時にガラス板の破損を防止することが可能なガラス板の搬送用パレットを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るガラス板の搬送用パレットを示す正面図である。 図1に示すガラス板の搬送用パレットの上面図である。 図1のIII−III線に沿って視た横断平面図である。 前枠の縦フレームの保持構成を示す要部の斜視図である。 ガラス押さえ部材が最前方位置にある状態の図1に示すガラス板の搬送用パレットの拡大側面図である。 図5に示す状態の1本の前枠を示す正面図である。 図6の要部の拡大図である。 ガラス押さえ部材が最後方位置にある状態の図1に示すガラス板の搬送用パレットの拡大側面図である。 図8に示す状態の1本の前枠を示す正面図である。 図9の要部の拡大図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
実施形態の説明において、各部材については図に示す符号を用いて説明する。ここで、同一の部材が複数ある場合において、それらの個数を問題としない場合には、それらを代表する符号(数字のみで表す)で示す。また、個数を問題とする場合には、個別の符号(代表符号と同じ数字にローマ字を添えて表す)で示す。複数ある部材について、その一部のみを図示し、全部を図示していない場合でも、個別に説明することが理解を助けると考えられる場面では、個別の符号で示す。
図1に示すように、ガラス板の搬送用パレット1は、床部10と、背受け部20と、天部30と、前枠40と、を備える。床部10、背受け部20及び天部30は、いずれも鋼鉄製で一体に構成される。前枠40は、鋼鉄製であり、床部10及び天部30に対して着脱自在に構成される。
床部10には、複数枚のガラス板が縦置きされる。床部10の詳細については後述する。
背受け部20は、床部10の奥側において床部10から上方に設けられる。背受け部20は、互いに間隔を置いて平行に配置される複数本の縦材21と、互いに間隔を置いて平行に配置される複数本の横材22とを組み合わせて枠状に構成される。具体的には、背受け部20は、6本の縦材21a〜21fと、2本の横材22a、22bとで構成される。正面から見て左側2本の縦材21a、21b及び右側2本の縦材21e、21fは、全て実質的に同じ長さである。中央の2本の縦材21c、21dは、残りの4本の縦材21a、21b、21e、21fの長さに比べてやや短い。横材22a、22bは、互いに実質的に同じ長さである。
上側の横材22aは、6本の縦材21a〜21fの上端部を揃えた状態で、それらの上端部の下方において全ての縦材21a〜21fに連結される。下側の横材22bは、中央の2本の縦材21c、21dの下端部の高さで、全ての縦材21a〜21fに連結される。そのため、左側2本の縦材21a、21bの下端部及び右側2本の縦材21e、21fの下端部は、下側の横材22bから下方へ延出する。
これらの縦材21a〜21f及び横材22a、22bで構成される背受け部20の前面は、実質的に全て同一平面(すなわち面一)に構成される。この同一平面には、ガラス板G(図1のみ図示)が直接接触しても損傷しにくい緩衝材23(図5参照)が設けられる。
床部10は、背受け部20の下端部から前方に設けられる。床部10は、互いに間隔を置いて平行に配置される複数本の支持材11によって構成される。具体的には、床部10は、背受け部20の左側2本及び右側2本の縦材21a、21b、21e、21fの下端部にそれぞれ連結されて前方へ延びる4本の支持材11a〜11dによって構成される。支持材11a〜11dの上面は、実質的に全て同一平面(すなわち面一)に構成される。この同一平面には、ガラス板が直接接触しても損傷しにくい緩衝材16(図5参照)が設けられる。
支持材11a〜11dの前方には、前枠40の後述する縦フレーム410a〜410dの下端部を収容して保持する箱状の下端保持部12a〜12dがそれぞれ固定される。左側2つの下端保持部12a、12bは、連結材13aによって互いに連結される。連結材13aは、下端保持部12a、12bの底壁及び前壁を構成する。右側2つの下端保持部12c、12dは、連結材13bによって互いに連結される。連結材13bは、下端保持部12c、12dの底壁及び前壁を構成する(図4参照)。下端保持部12a〜12dは、両側壁に通し孔14a〜14dを備える。左側の連結材13aには、左側2つの通し孔14a、14bにそれぞれ挿通されるセットピン15a、15bが設けられる。右側の連結材13bには。右側2つの通し孔14c、14dにそれぞれ挿通されるセットピン15c、15dが設けられる(図4参照)。
縦フレーム410a〜410dの下端部は、下向きに降ろされることにより、下端保持部12a〜12d内に収容される。後述するように、縦フレーム410a〜410dは、下端部付近に、横方向の軸に沿って通し孔412a〜412dを備える。下端保持部12a〜12dに対する縦フレーム410a〜410dの所定の収容状態において、下端保持部12a〜12dの通し孔14a〜14dは、縦フレーム410a〜410dの通し孔412a〜412dと一直線状に連なる。下端保持部12a〜12dの通し孔14a〜14d及び縦フレーム410a〜410dの通し孔412a〜412dにセットピン15a〜15dを挿通することにより、縦フレーム410a〜410dの下端部は、下端保持部12a〜12dから抜けないように固定される。
天部30は、背受け部20の上部から前方に設けられる。天部30は、背受け部20の全ての縦材21a〜21fの上端部に連結されて前方に張り出す枠状の横材31と、背受け部20の左側2本及び右側2本の縦材21a、21b、21e、21fに対応する位置において、横材31にそれぞれ連結されて前方へ延びる4つの上端保持部32a〜32dと、によって構成される。横材31の前方張り出し部の下面及び上端保持部32a〜32dの下面は、実質的に全て同一平面(すなわち面一)に構成される。この同一平面には、ガラス板が直接接触しても損傷しにくい緩衝材35(図5参照)が設けられる。
上端保持部32a〜32dは、左右の壁材で構成され、両壁材間に、所要幅の間隙を有する。この間隙には、前枠40の縦フレーム410a〜410dの上端部が収容される。上端保持部32a〜32dは、両壁材に通し孔33a〜33dを備える。保持ピン34a〜34dは、通し孔33a〜33dに挿通された状態で溶接により固定される。縦フレーム410a〜410dの上端部に設けられた後述するフック411a〜411dは、上方から保持ピン34a〜34dに引っ掛けて保持される。これにより、縦フレーム410a〜410dの上端部は、前後左右に固定される(図4参照)。なお、保持ピン34a〜34dは、使用しない搬送用パレット1を垂直状態で保管するときに、倒れ防止用のロープを掛けるためにも用いる。
前枠40は、背受け部20から手前に間隔を置いて設けられる。前枠40は、4本の前枠部材41a〜41dの集合体として定義される。各前枠部材41a〜41dは、互いに同じものである。前枠部材41は、縦フレーム410と、スライド部材420と、ガラス押さえ部材430と、間隔調整部材440と、位置固定部材450と、を備える。
縦フレーム410は、床部10の前面側及び天部30の前面側に着脱自在に設けられる。縦フレーム410は、上下方向に延びる四角筒状の部材である。縦フレーム410は、上端にフック411を備える。縦フレーム410は、下端付近に通し穴412を備える。縦フレーム410は、上下方向中間部に、上下に所定の間隔を置いて2つの支持ブラケット413a、413bを備える。縦フレーム410は、支持ブラケット413a、413bの中間高さに、支え金具414を備える。縦フレーム410は、下部にフレーム側係止部415を備える。フレーム側係止部415は、上下方向に並んだ複数の係止孔416を備える。
スライド部材420は、縦フレーム410に沿ってスライド自在に取り付けられる。スライド部材420は、縦フレーム410を内側に収容可能な四角筒状の3つの筒状部材421a、421b、421cと、これらの筒状部材421a、421b、421cを上下に所定の間隔を置いて連結する連結棒422とによって構成される。上側の筒状部材421aは、支持ブラケット423aを備える。下側の筒状部材421bは、支持ブラケット423bを備える。上側の支持ブラケット423aと、下側の支持ブラケット423bとは、上下に所定の間隔を置いて配置される。下側の筒状部材421bは、スライド側係止部424を備える。中間の筒状部材421cは、把手425を備える。中間の筒状部材421cは、掛け金具426を備える。掛け金具426は、後述するように、スライド部材420の上限位置において、縦フレーム410の支え金具414によって掛け止められる。
ガラス押さえ部材430は、積層される最も手前のガラス板の前面側を奥側に向かって押さえる。ガラス押さえ部材430は、上下方向に延びる断面コ字状の部材であり、コ字状のうちの中央壁が後方に向けて配置される。ガラス押さえ部材430の中央壁の後面には、ガラス板が直接接触しても損傷しにくい緩衝材432(図5参照)が設けられる。ガラス押さえ部材430のコ字状のうちの両側壁には、上下に所定の間隔を置いて2つの支持孔431a、431bが設けられる。
縦フレーム410の支持ブラケット413a、413bの上下の間隔と、スライド部材420の支持ブラケット423a、422bの上下の間隔と、ガラス押さえ部材430の支持孔431a、431bの上下の間隔とは、互いに全て一致する。
間隔調整部材440は、スライド部材420のスライドに応じて、スライド部材420とガラス押さえ部材430との間隔を狭め、又は広げる。間隔調整部材440は、上下一対の上側アーム441a、441b及び下側アーム442a、442bを備える。下側アーム442a、442bの下端部(図5では左端部)は、縦フレーム410の支持ブラケット413a、413bに、それぞれ横方向に延びる軸の周りに揺動自在に枢着される。下側アーム442a、442bの上端部(図5では右端部)は、ガラス押さえ部材430の支持孔431a、431bにそれぞれ横方向に延びる軸の周りに揺動自在に枢着される。上側アーム441a、441bの上端部(図5では左端部)は、スライド部材420の支持ブラケット423a、422bにそれぞれ横方向に延びる軸の周りに揺動自在に枢着される。上側アーム441a、441bの下端部(図5では右端部)は、ガラス押さえ部材430の支持孔431a、431bにそれぞれ横方向に延びる軸の周りに揺動自在に枢着される。
位置固定部材450は、ガラス押さえ部材430がガラス板を押さえた位置で縦フレーム410に対するスライド部材420の位置を固定する。位置固定部材450は、位置固定部材450は、スライド部材420のスライド側係止部424と、縦フレーム410のフレーム側係止部415と、連結バー451とによって構成される。連結バー451は、スライド側係止部424及びフレーム側係止部415を連結する。連結バー451は、上側板状部に係止孔452を有する。この係止孔452は、スライド側係止部424に例えばボルトで係止される。連結バー451は、下側板状部に上下方向に並んだ複数の係止孔453を有する。これらの係止孔453の適数は、フレーム側係止部415の複数の係止孔416の適数に例えばボルトで係止される。そのため、フレーム側係止部415に対する連結バー451の下端部の係止位置は、上下方向に段階的に選択可能である。連結バー451は、上下方向中間部にターンバックル454を備える。
次に、ガラス板の搬送用パレット1の作用について説明する。
まず、搬送用パレット1にガラス板を荷積みする際には、前枠40を取り外す。具体的には、前枠部材41ごとに、スライド部材420の中間の筒状部材421cの把手425を持って、中間の筒状部材421cの掛け金具426を、縦フレーム410の支え金具414に掛け止める。この状態で、スライド部材420は、ガラス押さえ部材430並びに上側アーム441a、441b及び下側アーム442a、442bと共に、それらの上限位置に固定される。
続いて、床部10の前方に設けられた下端保持部12a〜12dに収容して保持された縦フレーム410a〜410dからセットピン15a〜15dを取り外す。これにより、縦フレーム410a〜410と下端保持部12a〜12dとの固定は解除される。
続いて、縦フレーム410a〜410dを1本ずつ持ち上げることにより、上端部の各フック411a〜411dを、保持ピン34a〜34dを越えて手前に外す。これにより、前枠部材41a〜41dは、下端保持部12a〜12d及び保持ピン34a〜34dから取り外される。
続いて、搬送用パレット1にガラス板を荷積みする。すなわち、搬送用パレット1の床部10上に複数枚のガラス板を縦置きすると共に、背受け部20に立て掛けて積層する。
続いて、前枠40を取り付ける。具体的には、前枠部材41a〜41dの各々について、縦フレーム410a〜410dを持って、上端部のフック411a〜411dが保持ピン34a〜34dの上方を後側へ越えた位置で、下端部を床部10の前方の下端保持部12a〜12dに収容する。そして、下端保持部12a〜12dの通し孔14a〜14d及び縦フレーム410a〜410dの通し孔412a〜412dにセットピン15a〜15dを挿通することにより、縦フレーム410a〜410dの下端部を、下端保持部12a〜12dに固定する。これにより、前枠部材41a〜41dは、下端保持部12a〜12d及び保持ピン34a〜34dに固定される。
続いて、ガラス押さえ部材430をガラス板に押し付けてガラス板を押さえる。具体的には、前枠部材41ごとに、スライド部材420の中間の筒状部材421cの把手425を持って、中間の筒状部材421cの掛け金具426を、縦フレーム410の支え金具414から外す。そして、把手425を持ったままスライド部材420を少し下に降ろす。すると、上側アーム441a、441b及び下側アーム442a、442bを介して、ガラス押さえ部材430は、後方かつ下方に少し移動する。すると、ガラス押さえ部材430の後面は、最前方のガラス板の前面に当接する。
続いて、前枠部材41ごとに、位置固定部材450を用いてガラス押さえ部材430の位置を固定する。具体的には、位置固定部材450の連結バー451のターンバックル454を適宜締めつける。これにより、連結バー451の長さを調整する(短くする)ことで、ガラス押さえ部材430の後面による最前方のガラス板の前面に対する当接力を微調整する。
連結バー451のターンバックル454を締めつけても、ガラス押さえ部材430によるガラス板の当接力が効かない場合には、つぎのようにする。すなわち、位置固定部材450の連結バー451の下端部の係止孔453とフレーム側係止部415の係止孔416との係止を一旦外す。そして、連結バー451の下端部の係止孔453を下降させて、それまで係止していたフレーム側係止部415の係止孔416よりも低い位置にある係止孔416と係止させる。これにより、連結バー451の見掛けの長さは短くなる。そのため、ターンバックル454を締めつけることで、ガラス押さえ部材430によるガラス板の当接力は効くようになる。したがって、より確実にガラス板を押さえることができる。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)スライド部材420をスライドさせることにより、間隔調整部材440の上側アーム441a、441b及び下側アーム442a、442bを介して、スライド部材420とガラス押さえ部材430との間隔を狭めることができ、又は広げることができる。
そのため、搬送用パレット1に積層されるガラス板の枚数が多いときも少ないときも、その枚数にかかわらず、積層されている最も手前のガラス板の前面側を奥側に向かって確実に押さえることができる。
しかも、位置固定部材450により、ガラス押さえ部材430がガラス板を押さえた位置でスライド部材420の位置を的確に固定することができる。
(2)縦フレーム410に沿ってスライド部材420が上方向にスライドすると、上側アーム441a、441bの上部と下側アーム442a、442bの下部との距離が遠くなる。これにより、スライド部材420とガラス押さえ部材430との間隔を狭めることができる。
縦フレーム410に沿ってスライド部材420が下方向にスライドすると、上側アーム441a、441bの上部と下側アーム442a、442bの下部との距離が近づく。これにより、スライド部材420とガラス押さえ部材430との間隔を広げることができる。
(3)ガラス押さえ部材430がガラス板を押さえた位置で、連結バー451のターンバックル454を操作することにより、スライド部材420の位置を微調整することができる。
また、ガラス押さえ部材430がガラス板を押さえた位置で、連結バー451の長さが長すぎるか又は短すぎる場合には、フレーム側係止部415にある複数の係止孔416の中から適切な係止孔416を選択してその係止孔416に連結バー451の下側板状部の複数の係止孔453を係止することができる。そして、そのうえで連結バー451のターンバックル454を操作することにより、スライド部材420の位置を微調整することができる。したがって、より確実にガラス板を押さえることができる。
<変形例>
上記の実施形態では、縦フレーム410に沿ってスライド部材420が上方向にスライドすると、上側アーム441a、441bの上部と下側アーム442a、442bの下部との距離が遠くなり、一方、縦フレーム410に沿ってスライド部材420が下方向にスライドすると、上側アーム441a、441bの上部と下側アーム442a、442bの下部との距離が近づくように構成される。
しかしながら、本発明は、実施形態のこの構成に制限されない。例えば、縦フレーム410に沿ってスライド部材420が下方向にスライドすると、上側アーム441a、441bの上部と下側アーム442a、442bの下部との距離が遠くなり、一方、縦フレーム410に沿ってスライド部材420が上方向にスライドすると、上側アーム441a、441bの上部と下側アーム442a、442bの下部との距離が近づくように構成されてもよい。
また、上記の実施形態では、1つのガラス押さえ部材430が2つの上側アーム441a、441b及び2つの下側アーム442a、442bにより作動されるように構成される。
しかしながら、本発明は、実施形態のこの構成に制限されない。例えば、2つの上側アーム441a、441b及び2つの下側アーム442a、442bに合わせて、ガラス押さえ部材430を上下2つに分割して、各々のガラス押さえ部材430が1つの上側アーム441a及び1つの下側アーム442a、又は1つの上側アーム441b及び1つの下側アーム442bにより作動されるように構成されてもよい。
1…ガラス板の搬送用パレット
10…床部
20…背受け部
30…天部
40…前枠
410…縦フレーム
415…フレーム側係止部
420…スライド部材
424…スライド側係止部
430…ガラス押さえ部材
440…間隔調整部材
441…上側アーム
442…下側アーム
450…位置固定部材
451…連結バー
454…ターンバックル

Claims (3)

  1. 床部と、
    前記床部の奥側において前記床部から上方に設けられる背受け部と、
    前記背受け部の上部から前方に設けられる天部と、
    前記背受け部から手前に間隔を置いて設けられる前枠と、を備え、
    複数枚のガラス板を前記床部上に縦置きし、かつ、前記背受け部に立て掛けて積層するガラス板の搬送用パレットであって、
    前記前枠は、
    前記床部の前面側及び前記天部の前面側に着脱自在に設けられる縦フレームと、
    前記縦フレームに沿ってスライド自在に取り付けられるスライド部材と、
    前記積層される最も手前のガラス板の前面側を奥側に向かって押さえるガラス押さえ部材と、
    前記スライド部材のスライドに応じて、前記スライド部材と前記ガラス押さえ部材との間隔を狭め、又は広げる複数の間隔調整部材と、
    前記ガラス押さえ部材が前記ガラス板を押さえた位置で前記縦フレームに対する前記スライド部材の位置を固定する位置固定部材と、
    を備える、ガラス板の搬送用パレット。
  2. 前記複数の間隔調整部材の各々は、上側アーム及び下側アームを備え、
    前記上側アームの上部又は前記下側アームの下部のいずれか一方は、前記縦フレームに対して、横方向に延びる軸の周りに揺動自在に枢着され、かつ他方は、前記スライド部材に対して、横方向に延びる軸の周りに揺動自在に枢着され、
    前記上側アームの下部及び前記下側アームの上部は、横方向に延びる軸の周りに互いに揺動自在に連結される、請求項1に記載のガラス板の搬送用パレット。
  3. 前記位置固定部材は、
    前記スライド部材に設けられるスライド側係止部と、
    前記スライド側係止部に一方部が係止される連結バーと、
    前記縦フレームに設けられ、前記連結バーの他方部が係止される複数の係止部を有するフレーム側係止部と、を備え、
    前記連結バーは、両方部間にターンバックルを有する、請求項1又は2に記載のガラス板の搬送用パレット。
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